JP5351442B2 - 生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置 - Google Patents

生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5351442B2
JP5351442B2 JP2008153436A JP2008153436A JP5351442B2 JP 5351442 B2 JP5351442 B2 JP 5351442B2 JP 2008153436 A JP2008153436 A JP 2008153436A JP 2008153436 A JP2008153436 A JP 2008153436A JP 5351442 B2 JP5351442 B2 JP 5351442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
rotating plate
foreign matter
sleeve
sheath tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008153436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009296915A (ja
Inventor
幹雄 古田
英一 山本
誠 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fulta Electric Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fulta Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fulta Electric Machinery Co Ltd filed Critical Fulta Electric Machinery Co Ltd
Priority to JP2008153436A priority Critical patent/JP5351442B2/ja
Publication of JP2009296915A publication Critical patent/JP2009296915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5351442B2 publication Critical patent/JP5351442B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Edible Seaweed (AREA)

Description

発明の詳細な説明
本発明は、生海苔の異物分離除去装置の回転板(インペラー)加圧及び加圧解除装置に関する。
従来、この種の生海苔の異物分離除去装置の構造は、生海苔と海水が混合した混合液が供給される生海苔混合液槽(混合液槽とする)に回転自在に設けた回転板と、この混合液槽に設けた選別ケーシングの上面との間でクリアランス(隙間)を形成し、このクリアランスの調整を介して、良質な生海苔と異物に分離し(異物分離とする)、この良質な生海苔を、選別ケーシング及び/又はこの選別ケーシングの生海苔取出口より良品タンクに導く構造である。また、分離された異物は、混合液槽に設けた異物排出口より混合液槽外に排出される。
前述した異物分離中において、前記クリアランスに異物、又は不具合のある生海苔(塊状、重なり、ねじれ等の現象、又は前記の複合現象等による不具合となった生海苔)が詰まった場合には、クリアランスを、逆洗し、詰まりを解消する方法(逆洗手段)、又は選別ケーシングと回転板間に、海水の流入、圧送等を介して、回転板を押上げる方法(機械的手段)とがある。そして、この詰まりが解消し、かつ異物等の排除と、水の流れを確保する操作(洗浄)を行ない、洗浄が終了し、元のクリアランスに戻った段階で、再度、異物の分離と、良質な生海苔の吸込み作業を行うのが実状である。
尚、この機械的手段として、特開平10−327820号の「生海苔の異物分離装置」がある(文献1とする)。この発明は、回転板の逆転と、カム手段を介して、この回転板を上下動させ、クリアランスの調整(拡大と復帰)と、目詰まり解消を図る構造である。また本出願人が提案する特開2000−23642の「生海苔異物分離部の回転板機構」がある(文献2とする)。この発明は、回転板にスペーサーを介して、冠体をネジ止めする構造であり、このスペーサーの厚みを変更する(スペーサーの取替え)ことで、クリアランスを調整し、クリアランスの調整と、目詰まり解消を図ることを意図する。また、同出願人の特開2000−232868の「生海苔の異物分離装置の回転板加圧装置」がある(文献3とする)。この発明は、回転板をスプリング等の加圧手段で押圧する構成であって、逆洗を利用し、この回転板を押上げ、クリアランスの調整と、目詰まり解消を図り、目詰まり解消後に、加圧手段を介して、元のクリアランスに戻す構造である。
特開平10−327820号 特開2000−23642 特開2000−232868
前記文献1〜文献3は、クリアランスの調整は可能であるが、二つの操作を介して調整する構造である。この調整は、簡単ではあるが、二つの操作を行なうことから、面倒であることは歪めない。従って、この調整が、一つの操作でできる構造と、また、回転板が、所定の位置に必ず復帰する構造が望まれている。
上記に鑑み、本発明は、少なくとも、前述した二つの要望を満足できる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置を提供することを意図する。
請求項1の発明は、クリアランスの目詰り及び清掃時において、その隙間調整(隙間解放)が、一つの操作でできる構造とすること、また、この隙間調整後において、回転板を、所定の位置に必ず復帰できる構造とすること等を意図する。また、請求項1の発明は、従来の生海苔の異物分離除去装置の回転板、及び回転軸を利用し、この回転板加圧及び加圧解除装置を装着可能とすること(この生海苔の異物分離除去装置の汎用性の向上と、資源の有効利用を図ること)を意図する。
請求項1は、生海苔混合液槽の底部に設けた選別ケーシングにクリアランスをおいて設けた回転板と、回転軸の外側に設け、かつその下端に回転板を設けたスリーブと、このスリーブと前記回転軸を連繋する、この回転軸に設けた連結板と、前記スリーブの上端に設けた環状の中間部材と、前記回転軸の上端に嵌着したロック鞘管と、このロック鞘管の上端に設けた鍔部、及びこの鍔部の直径方向に設けた切欠き部に偏芯して設けた枢軸に枢着した対のロックレバーと、この各ロックレバーの下面隅部に、前記枢軸の軸方向に向かって設けた切欠きと、このロック鞘管を固止する前記回転軸に螺着したロックナットでなる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置において、
前記回転軸の上端のくびれ部に、前記ロック鞘管に垂下して設けた筒部を、嵌着固止する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なロック鞘管を提供すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
前記ロック鞘管は、回転軸の上端に嵌着される筒部と、この筒部の上方に設けた鍔部と、この鍔部に設けた直線状の切欠き部で構成した生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な中間部材を提供すること等を意図する。
請求項3は、請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
前記中間部材は、鍔部と、この鍔部に垂下した筒部で構成するとともに、この筒部に設けた螺子部を、前記スリーブに螺着した位置決め調整ナットの内側螺子部に螺着し、かつこの筒部を前記ロック鞘管の筒部の外周に隙間をおいて設ける構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なスリーブと、クリアランス調整用の冶具を提供すること等を意図する。
請求項4は、請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
前記スリーブの上端の外周面に設けた螺子部に、クリアランス調整用の冶具の螺子部を螺着する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置を提供すること等を意図する。
請求項5は、混合液槽の底部に設けた選別ケーシングにクリアランスをおいて設けた回転板と、この回転板のスリーブが外嵌され、かつこの回転板を架承する回転軸と、この回転板と回転軸を連繋する連結板と、前記回転板のスリーブの上端に接離し、かつ前記回転軸に嵌着、又は遊嵌したロック鞘管と、このロック鞘管の上端に設けた鍔部、及びこの鍔部の直径方向に設けた切欠き部に偏芯して設けた枢軸に枢着した対のロックレバーと、この各ロックレバーの下面隅部に、前記枢軸の軸方向に向かって設けた切欠きと、このロック鞘管を固止する前記回転軸に螺着したロックナットでなる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置において、
前記回転軸の上端のくびれ部に、前記ロック鞘管に垂下して設けた筒部を、嵌着固止する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
請求項1の発明は、生海苔混合液槽の底部に設けた選別ケーシングにクリアランスをおいて設けた回転板と、回転軸の外側に設け、かつ下端に回転板を設けたスリーブと、スリーブと回転軸を連繋する、回転軸に設けた連結板と、スリーブの上端に設けた環状の中間部材と、回転軸の上端に嵌着したロック鞘管と、ロック鞘管の上端に設けた鍔部、及び鍔部の直径方向に設けた切欠き部に偏芯して設けた枢軸に枢着した対のロックレバーと、各ロックレバーの下面隅部に、枢軸の軸方向に向かって設けた切欠きと、ロック鞘管を固止する前記回転軸に螺着したロックナットでなる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置において、
回転軸の上端のくびれ部に、ロック鞘管に垂下して設けた筒部を、嵌着固止する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
従って、請求項1は、クリアランスの目詰り及び清掃時において、その隙間調整(隙間解放)が、一つの操作でできる構造となること、また、この隙間調整後において、回転板を、所定の位置に必ず復帰できる構造となること等の特徴を有する。また、請求項1は、従来の生海苔の異物分離除去装置の回転板、及び回転軸を利用し、この回転板加圧及び加圧解除装置を装着可能となること(この生海苔の異物分離除去装置の汎用性の向上と、資源の有効利用が図れること)等の実益を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
ロック鞘管は、回転軸の上端に嵌着される筒部と、筒部の上方に設けた鍔部と、鍔部に設けた直線状の切欠き部で構成した生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適なロック鞘管をできること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
中間部材は、鍔部と、鍔部に垂下した筒部で構成するとともに、筒部に設けた螺子部を、スリーブに螺着した位置決め調整ナットの内側螺子部に螺着し、かつ筒部をロック鞘管の筒部の外周に隙間をおいて設ける構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な中間部材を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
スリーブの上端の外周面に設けた螺子部に、クリアランス調整用の冶具の螺子部を螺着する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適なスリーブと、クリアランス調整用の冶具を提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、混合液槽の底部に設けた選別ケーシングにクリアランスをおいて設けた回転板と、回転板のスリーブが外嵌され、かつ回転板を架承する回転軸と、回転板と回転軸を連繋する連結板と、回転板のスリーブの上端に接離し、かつ回転軸に嵌着、又は遊嵌したロック鞘管と、ロック鞘管の上端に設けた鍔部、及び鍔部の直径方向に設けた切欠き部に偏芯して設けた枢軸に枢着した対のロックレバーと、各ロックレバーの下面隅部に、枢軸の軸方向に向かって設けた切欠きと、ロック鞘管を固止する回転軸に螺着したロックナットでなる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置において、
回転軸の上端のくびれ部に、ロック鞘管に垂下して設けた筒部を、嵌着固止する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置である。
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1は生海苔の異物分離除去装置全体の断面図(図3のA−A方向の断面)、図2は混合液槽と、この混合液槽に設けた、回転軸、スリーブ、又は回転板、加圧装置(位置決め機構)、並びにクリアランスの調整等を説明する拡大断面図(図3のA−A方向の断面)、図3は加圧装置(位置決め機構)とクリアランスの調整、並びにこのクリアランス調整冶具の関係を説明するさらに拡大した拡大断面図(図3のA−A方向の断面)、図4は図3の平面図、図5は他の実施例を示した要部の断面図である。
図において、1は異物分離部を備えた異物分離除去装置(異物分離装置)で、この異物分離除去装置1には、生海苔混合液をプールする混合液槽2と、この混合液槽2にそれぞれ設けた回転板3及び選別ケーシング4と、異物排出用の異物排出口5を設ける。そして、この回転板3を回転するモータ6(回転伝達手段)を混合液槽2外に設けるとともに、この回転板3は、後述する連結板を介して、混合液槽2に立設した回転軸7に連繋するとともに、この回転板3は、回転軸7がモータ6により回転されることで、同時に回転する。尚、この回転軸7の上部の外周面にはスリーブ10を囲繞し、このスリーブ10の下端には前記回転板3を固止する。
この回転軸7とスリーブ10は、この回転軸7のくびれ部に設けた連結板11を介して、連繋されており、この回転軸7の回転が、スリーブ10に固止した回転板3に伝達される構造である。このスリーブ10の上端10aの外周面に設けた螺子部100に螺着した、回転板3の上下位置を決定する位置決め調整ナット12を介して、環状の中間部材13が、前記回転軸7の外周面に間隔Sをおいて設けられる。この中間部材13は、鍔部13aと、鍔部13aに垂下した筒部13b(孔を備えた)で構成するとともに、筒部13bに設けた螺子部1300は、前記の如く、スリーブ10に螺着した位置決め調整ナット12の内側螺子部1200に螺着し、かつ筒部13bを前記回転軸7の外周面に間隔Sを介して設ける。
また、回転軸7の上端7aのくびれ部には、ロック鞘管15の筒部15aを被嵌固止(嵌着)するとともに、前記間隔S内の回転軸7の上端7aに、この筒部15a(孔を備えた)が嵌着される。この筒部15aには、隙間S1を介して、前記中間部材13の筒部13bが設けられる。そして、このロック鞘管15の筒部15aの上端には、前記中間部材13の鍔部13aと、略同径の鍔片15bが設けられており、この鍔片15bには、直径方向に直線状に亘って、切欠き部1500を設ける。そして、この切欠き部1500には、偏芯して枢軸16、17を介して、ロックレバー18、19(同じ動きであり、一方のロックレバー18で説明する)が可動自在(起伏自在)に設けられている。このロックレバー18は、下面隅部18a(19a)に、その軸方向に向かって切欠いた切欠き1800(1900)を設ける。この切欠き1800は、ロックレバー18を伏した状態から、立設する際の障害回避を図る(可動を可能とする)。即ち、ロックレバー18の枢軸16を偏芯して設けた場合において、その起伏を保障する。尚、この偏芯は、ロックレバー18の立設時において、ロックレバー18の他面18cと、中間部材13の鍔部13aの間にスペースS2が形成されることで、中間部材13が矢印「イ」方向に上昇し、かつ後述するスリーブ10が上方(矢印「イ」)に移動する。このスリーブ10の移動で、スリーブ10に固止した回転板3が上昇するとともに、この回転板3の上昇で、クリアランスAの開きを大きくする構造である。また、この偏芯は、ロックレバー18の伏した状態への移動によって、ロックレバー18の下面18bが、中間部材13の鍔部13aを圧接S3し、中間部材13の矢印「ロ」方向への降下を介して、後述するスリーブ10が下方(矢印「ロ」)に移動する。このスリーブ10の移動で、スリーブ10に固止した回転板3が降下するとともに、この回転板3が降下し、所定の位置に戻ることで、当初のクリアランスAが確保される構造である。尚、このロックレバー18の偏芯効果は、図3に示す如く、ロックレバー18の上面隅部18d(19d)に枢軸16を設け、この枢軸16を支点とし、このロックレバー18が可動することで、達成される。
図中20は、回転軸7の螺子部70に螺着されるロックナットで、前記ロックレバー18、19の伏した状態時に、このロックナット20の軸部20aが、ロック鞘管15の孔に挿入される。20bはロックナット20の螺子部で、この螺子部20bを、回転軸7の螺子部70に螺着する。そして、このロックナット20の軸部20aを避ける位置に、前記枢軸16及び/又はロックナット18が設けられる。また、ロックレバー18、19の他面18c、19cの中心部に、このロックナット20の軸部20aが挿入できる切欠き孔を形成し、このロックナット20を回転軸7に螺着することで、ロック鞘管15、中間部材13、スリーブ10、又は後述するクリアランス調整用の冶具30等を回転軸7に固止できる。
また、図中22は、選別ケーシング4の選別された海苔を搬送するホースで、このホース22を選別ケーシング4の開口4aに接続する。23は生海苔供給管、24は水供給管を示している。
尚、30はクリアランス調整用の冶具で、このクリアランス調整用の冶具30の螺子部30aは、スリーブ10の上端10aの外周面に設けた螺子部100に螺着される。このクリアランス調整用の冶具30は、目盛板31と、複数枚の調整板32と、調整ピン33、並びに止めピン34で構成する。また、このクリアランス調整用の冶具30は、位置決め調整ナット12で連繋したスリーブ10と中間部材13の距離を調整し、ロックレバー18立設時の中間部材13の上昇寸法を調整して、スリーブ10に固定した回転板3の上昇寸法(前述と同じ寸法)を確保し、クリアランスHの調整を図る。
次に、クリアランスHの調整(目詰まり解消)を説明すると、図3に示した実線の位置にあるロックレバー18、19(一方側で説明する)を引上げることで、このロックレバー18を、枢軸16を支点として拡大方向に可動(立設状態へ可動)させる。この拡大方向への可動により、ロックレバー18の下面18bによる、中間部材13の鍔部13aに対する圧接S3を開放する。以上の操作を進めることで、この例では、ロックレバー18の他面18cと、中間部材13の鍔部13aの上面で形成されるスペースS2(移動空間)の寸法(例えば、5mm度(前述の上昇寸法))の範囲内において、中間部材13及びスリーブ10(位置決め調整ナット12を介して連繋)が上昇(矢印「イ」)することで、このスリーブ10に固止された回転板3も同じ寸法(前述の上昇寸法)上昇(矢印「イ」)し、回転板3と選別ケーシング4との間のクリアランスHの隙間が最大となる。即ち、この最大の隙間を介して、目詰まり解消と、異物等を取除く(清掃)構造である。尚、この中間部材13の上昇は、ロックレバー18を偏芯構造としたことと、切欠き1800を設けたことを利用する。また、この目詰まり解消等が終了した段階で、前述の逆の操作で、このロックレバー18を、枢軸16を支点として復帰方向に可動(伏した状態へ可動)する。この操作を介して、ロックレバー18が、最初の状態に戻るとともに、ロックレバー18の下面18bが、中間部材13の鍔部13aを圧接S3する。これによって、スリーブ10は、中間部材13及び位置決め調整ナット12を介して、最初の位置(所定の位置)に復帰(矢印「ロ」の方向に移動)するとともに、このスリーブ10に固止された回転板3も同じ寸法分降下し、回転板3と選別ケーシング4の間のクリアランスHが最初の状態に復帰する構造である。従って、クリアランスHの拡大(一つの操作で、回転板3を、所定の位置に、上昇できる)と、最初の位置への復帰を、ロックレバー13の可動のみ(一つの操作のみ)で、かつ確実に行えること、またこのクリアランスHの隙間を、最初の状態に、確実かつ簡易に復帰できる実益がある(一つの操作で、クリアランスHが、最初の状態に必ず復帰できる)。
また、図5に示した他の実施例では、混合液槽2の底部に設けた選別ケーシング4にクリアランスHをおいて回転板3を設ける。そして、この回転板3のスリーブ10は、混合液槽2の立設した回転軸7に外嵌されるとともに、この回転板3は、連結板11を介して回転軸7と連繋しており、この回転軸7の回転が、回転板3に伝達される構造である。そして、回転軸7にロック鞘管15が、嵌着、又は遊嵌して設けられており、このロック鞘管15に偏芯して枢着したロックレバー18は、回転板3のスリーブ10の上端に接離する。尚、ロックレバー18は、ロック鞘管15の鍔部15bの切欠き部1500に偏芯して枢着されており、ロックレバー18の枢軸16が回転軸7と干渉しない構造となっている。このロックレバー18の構造と、その他の構造は、前述の例に準ずる。図中SSは間隔で、この間隔SSは、ロック鞘管15の鍔部15bの下面と、回転板3のスリーブ10の上端とに形成される上げ代であり、この間隔SSの分、回転板3が上昇する。そして、この例では、ロックレバー18の起伏で、回転板3のスリーブ10の上端(上面)を押圧、又は押圧開放することで、クリアランスHの拡縮と、最初の位置への復帰等を図る構造である。その他の構造は、前述の例に準ずる。尚、前記間隔SSを設けない実施例も採用できるが、構造を変更する必要がある。
図1は生海苔の異物分離除去装置全体の断面図 図2は混合液槽と、この混合液槽に設けた、回転軸、スリーブ、又は回転板、加圧装置(位置決め機構)、並びにクリアランスの調整等を説明する拡大断面図 図3は加圧装置(位置決め機構)とクリアランスの調整、並びにこのクリアランス調整冶具の関係を説明するさらに拡大した拡大断面図 図4は図3の平面図 図5は他の実施例を示した要部の断面図
1 異物分離除去装置
2 混合液槽
3 回転板
4 選別ケーシング
4a 開口
5 異物排出口
6 モータ
7 回転軸
7a 上端
70 螺子部
10 スリーブ
10a 上端
100 螺子部
11 連結板
12 位置決め調整ナット
1200 内側螺子部
13 中間部材
1300 螺子部
13a 鍔部
13b 筒部
15 ロック鞘管
15a 筒部
15b 鍔部
1500 切欠き部
16 枢軸
17 枢軸
18 ロックレバー
18a 下面隅部
18b 下面
18c 他面
18d 上面端部
1800 切欠き
19 ロックレバー
19a 下面隅部
19b 下面
19c 他面
19d 上面端部
1900 切欠き
20 ロックナット
20a 軸部
20b 螺子部
22 ホース
23 生海苔供給管
24 水供給管
30 クリアランス調整用の冶具
30a 螺子部
31 目盛板
32 調整板
33 調整ピン
34 止めピン
H クリアランス
S 間隔
SS 間隔
S1 隙間
S2 スペース
S3 圧接

Claims (5)

  1. 生海苔混合液槽の底部に設けた選別ケーシングにクリアランスをおいて設けた回転板と、回転軸の外側に設け、かつその下端に回転板を設けたスリーブと、このスリーブと前記回転軸を連繋する、この回転軸に設けた連結板と、前記スリーブの上端に設けた環状の中間部材と、前記回転軸の上端に嵌着したロック鞘管と、このロック鞘管の上端に設けた鍔部、及びこの鍔部の直径方向に設けた切欠き部に偏芯して設けた枢軸に枢着した対のロックレバーと、この各ロックレバーの下面隅部に、前記枢軸の軸方向に向かって設けた切欠きと、このロック鞘管を固止する前記回転軸に螺着したロックナットでなる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置において、
    前記回転軸の上端のくびれ部に、前記ロック鞘管に垂下して設けた筒部を、嵌着固止する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置。
  2. 請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
    前記ロック鞘管は、回転軸の上端に嵌着される筒部と、この筒部の上方に設けた鍔部と、この鍔部に設けた直線状の切欠き部で構成した生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置。
  3. 請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
    前記中間部材は、鍔部と、この鍔部に垂下した筒部で構成するとともに、この筒部に設けた螺子部を、前記スリーブに螺着した位置決め調整ナットの内側螺子部に螺着し、かつこの筒部を前記ロック鞘管の筒部の外周に隙間をおいて設ける構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置。
  4. 請求項1に記載の生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置であって、
    前記スリーブの上端の外周面に設けた螺子部に、クリアランス調整用の冶具の螺子部を螺着する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置。
  5. 生海苔混合液槽の底部に設けた選別ケーシングにクリアランスをおいて設けた回転板と、この回転板のスリーブが外嵌され、かつこの回転板を架承する回転軸と、この回転板と回転軸を連繋する連結板と、前記回転板のスリーブの上端に接離し、かつ前記回転軸に嵌着、又は遊嵌したロック鞘管と、このロック鞘管の上端に設けた鍔部、及びこの鍔部の直径方向に設けた切欠き部に偏芯して設けた枢軸に枢着した対のロックレバーと、この各ロックレバーの下面隅部に、前記枢軸の軸方向に向かって設けた切欠きと、このロック鞘管を固止する前記回転軸に螺着したロックナットでなる生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置において、
    前記回転軸の上端のくびれ部に、前記ロック鞘管に垂下して設けた筒部を、嵌着固止する構成とした生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置。
JP2008153436A 2008-06-11 2008-06-11 生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置 Expired - Fee Related JP5351442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153436A JP5351442B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153436A JP5351442B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009296915A JP2009296915A (ja) 2009-12-24
JP5351442B2 true JP5351442B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=41544485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008153436A Expired - Fee Related JP5351442B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5351442B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5843273B1 (ja) * 2015-02-13 2016-01-13 渡邊機開工業株式会社 生海苔の異物分離装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3966528B2 (ja) * 1998-07-09 2007-08-29 フルタ電機株式会社 生海苔異物分離部の回転板機構
JP3065451U (ja) * 1999-07-02 2000-02-02 フルタ電機株式会社 生海苔異物分離装置のクリアランス調整機構
JP4641658B2 (ja) * 2001-05-14 2011-03-02 フルタ電機株式会社 生海苔異物分離除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009296915A (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104096396B (zh) 一种过滤装置
JP5351442B2 (ja) 生海苔の異物分離除去装置の回転板加圧及び加圧解除装置
JP2512511B2 (ja) ホットメルト接着剤用のろ過器
US7520986B2 (en) Filtration device
JP5270988B2 (ja) 生海苔の異物分離除去装置の回転板の昇降装置
WO2022032604A1 (zh) 一种工业污水处理装置
JP2004314130A (ja) スクリュープレス脱水機
JP2005177735A (ja) コインフィルター装着構造
CN116116076B (zh) 一种加氢精制原料油过滤器
CN104923084B (zh) 内外压预涂式动态膜支撑体及动态膜系统
CN108994153A (zh) 一种滤清器壳体上的出油口加工冲孔装置
CN210308115U (zh) 一种清废顶针及使用该顶针的清废模具
JP6560579B2 (ja) ろ過装置
JP3966528B2 (ja) 生海苔異物分離部の回転板機構
JP4917955B2 (ja) 生海苔異物分離装置の回転板機構
CN209934198U (zh) 柔性可变孔径反冲洗过滤器
CN211028188U (zh) 薄壁衬套类零件钻孔工装
CN113522026A (zh) 一种具备泄压机构的超滤设备反冲洗装置
JP3217975U (ja) 濾過装置
JP5620199B2 (ja) 濾過装置およびストレ−ナ
CN210993309U (zh) 肥皂浆料过滤装置
CN108789231A (zh) 快速压紧装置
CN211446385U (zh) 一种造纸用压力筛
JP5101929B2 (ja) 生海苔異物分離部の選別ケーシングと回転板の面圧装置
JPS6110728Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees