JP4917955B2 - 生海苔異物分離装置の回転板機構 - Google Patents

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Description

本発明は、生海苔・海水混合液(生海苔と海水が混合された液「生海苔混合液」とする)から異物(ゴミ、小エビ、小貝、アミ糸屑、その他夾雑物等)を分離除去する生海苔混合液槽における生海苔異物分離装置の回転板機構に関する。
この種の異物分離除去装置としては、特開平8−140637号の生海苔の異物分離除去装置がある。この発明は、筒状混合液タンクの環状枠板部の内周縁に、筒状混合液タンクの立設した回転軸に固定した回転板を、略面一の状態で僅かなクリアランスを介して、内嵌めし、回転軸に固定した回転板の可動と、このクリアランスとを介して、異物分離し、また筒状混合液タンクの異物排出口より異物を排出する構成であり、比重差と遠心力を利用し、効率よく異物を分離除去すること、目詰まりが少ない等の効果があることを意図する。
しかし、この発明では、回転軸に固定した回転板の回転と、内嵌め構造によるクリアランスを介して、異物分離除去する構成であるので、このクリアランスに、生海苔及び/又は異物が、詰まる(目詰まりする)ことがある。この際に、この回転板は昇降できないので、回転板の径の変更を介して隙間調整する構造であり、大変な手間を要し、またこの取替えには、大変困難と、回転板の抜取りに手間及び/又は経験を要すること、さらには回転板を数種類セットする必要があり、合理性及び/又は経済性に問題を抱えていること等の課題がある。そして、この問題は、現場での改良すべき課題となっている。
この解決手段として、本出願人が提案する先行文献があるので、その一例を説明する。この文献(1)は、特開2000−23642の「生海苔異物分離部の回転板機構」であり、その概要は、回転板の昇降手段を、回転板を支持する回転軸に遊嵌したねじを備えたスリーブと、このスリーブに噛合されるねじを内設した冠体と、この冠体とスリーブを係止するねじと、回転軸に昇降自在に設けられた昇降体と、この昇降体と冠体との間に設けたスペーサと、昇降体と回転軸を固止する固定ねじとで構成し、冠体のねじ調整及び/又はスペーサの厚薄調整を介して、回転板を上昇し、クリアランス調整を図ることで、目詰まり解消と、機械加工の誤差による弊害解消を意図する。また文献(2)は、実用新案登録第3060414号の「生海苔の異物分離器及び異物除去装置」であり、その概要は、回転板(回転盤)を、モータと、このモータで回転するカムと、このカムに圧接する回転軸に設けたベアリングケースと、このベアリングケースを昇降するスプリングとで構成し、カムとスプリングを介して、ベアリングケースを昇降する構成であり、前記文献(1)と略同じ内容を意図する。
特開2000−23642 実用新案登録第3060414号
以上の文献(1)、(2)は、原則として、回転板の上昇を介して、クリアランスの調整を図る構成であり、合理的である。しかし、回転板の動きを総合的に考えた場合には、さらなる工夫及び/又は改良、又は装置の構造・寸法(高さ)・クリアランスの視認性の向上、或はこの回転板の上面からの生海苔混合液の動きの確認性の向上等の面からの総合的な改良が望まれると考えられる。
上記に鑑み、本発明は、請求項1〜請求項6に記載の如く、回転板の降下を介して、クリアランスの調整を図り、下記の効果を、確実に達成することを意図する。
(1) クリアランスの目詰まりを解消することで、例えば、この目詰まりに要する処理作業を皆無とすること、又は分離除去作業の停止を回避すること等を図る。
(2) クリアランスを、生海苔の大きさ、厚み、資質、異物の状態等(以下、「生海苔の状況」とする。)に対応して簡便に調整し、異物の分離除去を確実に達成すること、異物分離の効率化を図ること等を意図する。
(3) 装置の構造・寸法(高さ)・クリアランスの視認性の向上、或はこの回転板の上面からの混合液の動きの確認性の向上等を図り、もって、異物分離装置の汎用性と、異物分離作業及び/又は取扱の効率化を達成することを意図する。
(4) 回転板の降下を利用して、異物分離装置の清掃、例えば、作業終了後の清掃の簡便化、異物の取出しの容易化等を図ることを意図する。
(5) 回転板の降下を利用して、回転板のブレ防止、振動の軽減化等を図ることを意図する。
請求項1の発明は、回転板の降下を利用し、クリアランスの調整と、生海苔を、クリアランスの上で旋回流動して、効率的に吸込み可能とすることを意図する。
請求項1は、生海苔混合液槽(2)は、フレーム(A)に立設した枠体(200)と、この枠体(200)に適宜間隔をおいて設けた多数の透孔を有する環状内枠体(201)と、この環状枠体(201)で形成される異物分離部(3)とで構成し、
この異物分離部(3)に設けた固定リング(1000)を備えた選別ケーシング(10)と、この選別ケーシング(10)の上方に設け、かつ前記異物分離部(3)に設けた回転リング(1100)を備えた回転板(11)とでクリアランス(B)を形成し、
このクリアランス(B)の調整を、前記回転板(11)の昇降で行うとともに、この回転板(11)の昇降を前記生海苔混合液槽(2)に設けた昇降手段で行う構成の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
前記選別ケーシング(10)の前記固定リング(1000)の水平面に対して、前記回転板(11)の前記回転リング(1100)の水平面を、下側にセットし、この回転リング(1100)のセット位置を、前記昇降手段で行うとともに、この回転リング(1100)の水平面より下側に向うに従って、前記クリアランス(B)の開度を拡大可能とする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
請求項2の発明は、回転板の昇降に最適な構造を提供すること、また機械加工の公差による調整作業を簡易にすること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
前記昇降手段は、回転軸に遊嵌したスリーブと、このスリーブの先端外面に刻設した第一ねじに噛合する第二ねじを内設した位置調整ナットと、この位置調整ナットの上壁面に設けた第三ねじに噛合する中間部材の下端外面に設けた第四ねじと、この中間部材に設けた、下端外面を備え、かつ回転軸の上端面に接触する上壁を備えたロックナットとで構成し、
この昇降手段のスリーブに、前記回転板を固止する構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
請求項3の発明は、回転軸への生海苔の絡みつきを解消すること、生海苔のムダを失くすこと、回転軸の回転の効率化を図ること等を意図する。
請求項3は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
前記回転板は、そのボス部の下端に、碗状カバー体を設け、この碗状カバー体を、前記選別ケーシングの膨出したボス部に遊嵌可能とする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
請求項4の発明は、クリアランスの開度調整に、最適な構造を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
前記クリアランスの開度調整を、選別ケーシングに設けた環状鍔片の内周面に形成した楔形状の袈裟切り、又は逆袈裟切りと、回転板の環状鍔片の外周面に形成した垂直面の先端部とで行う構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
請求項5の発明は、回転板と、選別ケーシングで構成するクリアランスに可撓性を付与し、目詰まり解消を図ることを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
前記回転板の円周面先端に、クリアランス構成用のリング部材を立設し、このリンク部材が、前記回転板の円周面先端の上面より高くする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
請求項6の発明は、回転板の強度の向上と、生海苔の旋回状態を、合理的に確保することを意図する。
請求項6の発明は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
前記回転板を、断面視して碗形形状とし、この碗形形状の円周面先端に、環状板でなるクリアランス構成用のリング部材を着脱自在に設ける構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
請求項1の発明は、生海苔混合液槽(2)は、フレーム(A)に立設した枠体(200)と、枠体(200)に適宜間隔をおいて設けた多数の透孔を有する環状内枠体(201)と、環状枠体(201)で形成される異物分離部(3)とで構成し、
異物分離部(3)に設けた固定リング(1000)を備えた選別ケーシング(10)と、選別ケーシング(10)の上方に設け、かつ異物分離部(3)に設けた回転リング(1100)を備えた回転板(11)とでクリアランス(B)を形成し、
クリアランス(B)の調整を、回転板(11)の昇降で行うとともに、回転板(11)の昇降を生海苔混合液槽(2)に設けた昇降手段で行う構成の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
選別ケーシング(10)の固定リング(1000)の水平面に対して、回転板(11)の前記回転リング(1100)の水平面を、下側にセットし、回転リング(1100)のセット位置を、昇降手段で行うとともに、回転リング(1100)の水平面より下側に向うに従って、クリアランス(B)の開度を拡大可能とする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
従って、請求項1は、回転板の降下を利用し、クリアランスの調整と、生海苔を、クリアランスの上で旋回流動して、効率的に吸込み可能となる特徴がある。また前述の(1)〜(5)の特徴を発揮できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
昇降手段は、回転軸に遊嵌したスリーブと、スリーブの先端外面に刻設した第一ねじに噛合する第二ねじを内設した位置調整ナットと、位置調整ナットの上壁面に設けた第三ねじに噛合する中間部材の下端外面に設けた第四ねじと、中間部材に設けた、下端外面を備え、かつ回転軸の上端面に接触する上壁を備えたロックナットとで構成し、
昇降手段のスリーブに、回転板を固止する構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構であるである。
従って、請求項2は、請求項1の特徴を発揮できること、また回転板の昇降に最適な構造を提供できること、さらに機械加工の公差による調整作業を簡易に行えること等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
回転板は、ボス部の下端に、碗状カバー体を設け、碗状カバー体を、選別ケーシングの膨出したボス部に遊嵌可能とする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
従って、請求項3は、請求項1の特徴を発揮できること、また回転軸への生海苔の絡みつきを解消できること、生海苔のムダを失くす得ること、回転軸の回転の効率化を図れること等の特徴がある。
請求項4は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
クリアランスの開度調整を、選別ケーシングに設けた環状鍔片の内周面に形成した楔形状の袈裟切り、又は逆袈裟切りと、回転板の環状鍔片の外周面に形成した垂直面の先端部とで行う構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
従って、請求項4は、請求項1の特徴を発揮できること、またクリアランスの開度調整に、最適な構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
回転板の円周面先端に、クリアランス構成用のリング部材を立設し、このリンク部材が、回転板の円周面先端の上面より高くする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
従って、請求項5は、請求項1の特徴を発揮できること、また回転板と、選別ケーシングで構成するクリアランスに可撓性を付与し、目詰まり解消を図ること等を特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
回転板を、断面視して碗形形状とし、この碗形形状の円周面先端に、環状板でなるクリアランス構成用のリング部材を着脱自在に設ける構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構である。
従って、請求項6は、請求項1の特徴を発揮できること、また回転板の強度の向上と、生海苔の旋回状態を、合理的に確保できること等の特徴を有する。
図面の説明をすると、図1は生海苔の異物分離除去装置全体の断面図、図2はクリアランスを構成する回転板と、選別ケーシングに設けた固定リングとの関係を示した拡大断面図、図3は昇降手段の好ましい一例を示した拡大断面図、図4は他の一例であり、クリアランスを構成する回転板と、選別ケーシングに設けた固定リングとの関係を示した拡大断面図である。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は異物分離部を備えた異物分離除去装置で、この異物分離除去装置1は、生海苔混合液をプールする生海苔混合液槽2と、この生海苔混合液槽2に設けた異物分離部3と、選別された生海苔を後工程に送る生海苔排出用のホース連結口4と、前記異物分離部3の回転板を昇降する昇降手段5、並びに前記回転軸の回転を司る駆動装置6と、図示しない異物排出用のホース連結口とを主構成要素とする。
この生海苔混合液槽2は、フレームAに立設した枠体200と、この枠体200に適宜間隔をおいて設けた多数の透孔を有する環状内枠体201と、この環状枠体201に設けた異物分離部3とで構成されており、この環状内枠体201内には、生海苔タンク(図示せず)に連通した生海苔供給管7の開口7aを設ける。また海水、真水等の水を供給する水供給管8の開口8aが設けられている。そして、この生海苔供給管7及び/又は水供給管8に供給用のポンプ(図示せず)を設ける。
そして、前記異物分離部3は、固定リング1000を備えた選別ケーシング10と、この固定リング1000との間に、適宜の開度でなるクリアランスBを介して設けた回転リング1100を備えた碗形形状の回転板11(形状は一例である)とで構成する。そして、このクリアランスBを介して、生海苔と異物を分離する構造であり、このクリアランスBを通過できる生海苔を、図示しない、吸引ポンプを介して、吸込み、水とともに選別ケーシング10に貯留する構造である。この固定リング1000と、回転リング1100の位置関係(水平面での位置関係であり、矢印「イ」で示す)は、図2で示した拡大断面図の如く、回転リング1100に対して、固定リング1000が上側に位置している。また、この例では、固定リング1000の内周面1000aを袈裟切りCとし、この回転リング1100を降下する(降下については、後述する)ことで、クリアランスBの開度を広くすることにより、詰まりを失くすこと、又は生海苔の状況に対応すること、さらには選別分離の正確性を図ること等を意図する。尚、この固定リング1000と、回転リング1100の位置関係は、図4で示した拡大断面図の如く、回転リング1100に対して、固定リング1000が上側に位置している。また、この例では、回転リング1100の内周面1100aを逆袈裟切りC'とし、この回転リング1100を降下する(降下については、後述する)ことで、クリアランスBの開度を広くすることにより、前述の例と同じことを意図する。
次に昇降手段5(昇降装置)は、この一例では、後述する回転軸20の中間部に遊嵌したスリーブ21と、このスリーブ21の先端外面21aに刻設した第一ねじ2100と、この第一ねじ2100に噛合する第二ねじ2200を内設した位置調整ナット22と、この位置調整ナット22の上壁面22aに設けた第三ねじ2201に噛合する第四ねじ2300を中間部材の下端外面に設け、この中間部材に設けた、下端外面23aに備え、かつ回転軸20の上端面20aに接触する下壁23bを備えたロックナット23とで構成される。
続いて、回転板11を降下し、クリアランスBを拡大する動作を説明すると、先ず、ロックナット23を螺戻し、位置調整ナット22をフリー状態にし、かつこの位置調整ナット22の下端22aを、回転軸20の上端面20aより離間する。その後、位置調整ナット22を螺入し、この位置調整ナット22を、下方向に移動し、スリーブ21を降下する。この降下でこのスリーブ21に固止されている回転板11が降下するので、この降下位置で、回転板11を固定するには、ロックナット23を螺入し、位置調整ナット22をフリー状態にし、かつこの位置調整ナット22の下端面22aを、回転軸20の上端面20aより当接する。そして、ロックナット23を緊締することで、この位置調整ナット22と、スリーブ21及び回転板11が固定され、かつクリアランスBの開度が決定される。尚、この開度調整時のロックナット23及び位置調整ナット22の動作の際に、スリーブ21の第一ねじ2100に噛合する固定側リング24と、位置調整ナット22にそれぞれ設けた位置確認用の鍔片25、26を固定する固定ピン27の螺入、螺戻を図る。図中28は、連結板で、回転軸20と、スリーブ21との間に設けられ、この回転軸20の動きをスリーブ21と回転板11に伝える。
前記回転軸20は、生海苔混合液槽2の下部で、選別ケーシング10の下方に設けられたモータ30の出力軸に直結されている。そして、この回転軸20は、選別ケーシング10、及び生海苔混合液槽2に向って貫設されている。図中31は軸受けを示す。
次に、異物分離除去装置1の動きと、生海苔及び/又は水の給排と、この生海苔からの異物分離の一例を説明する。図示しない、生海苔タンクから順次、生海苔混合液槽2に導入された生海苔混合液は、回転板11の降下時において、全体的な水平方向に旋回流動されつつ、吸込み用のポンプにより異物分離部3のクリアランスBに導かれて、このクリアランスB内を通過して分離処理される。この分離処理された生海苔・海水は、選別ケーシング10のケーシング内底面に達した後、吸込み用のホース連結口4及び/又はホース40を経由して良質タンクに導かれる。また生海苔混合液槽2に取り残された異物は、異物排出用の排出口に連設したホースを経由して装置外に導かれる。この異物分離の過程で、前述の如く、回転板11を降下し、クリアランスBの開度を調整する。この本発明では、降下で開度調整を行う構造であり、前述の(1)〜(5)の特徴を発揮できる。
尚、この図1〜図3の実施例の他の一例として、回転リング1100の内周端1100aに、硬質性又は可撓性(薄肉、材質等による)のリング部材41を立設し、このリング部材41が、内周端1100aの上面より高くする構成とし、このリング部材41の内周先端部と、選別ケーシング10の固定リング1000で構成するクリアランスBを介して、異物分離・目詰まり解消を図るか、又は可撓性のリング部材41を付与し、特異な異物分離・目詰まり解消を図ることも可能である。
図中42は碗状カバー体で、この碗状カバー体42は、回転板11は、そのボス部1100bの下端に設け、この碗状カバー体42を、選別ケーシング10の膨出したボス部1000bに遊嵌可能とする構成とし、回転軸20への生海苔の絡みつきを解消すること、生海苔のムダを失くすこと、回転軸20の回転の効率化を図ること等を意図する。
図1は生海苔の異物分離除去装置全体の断面図 図2はクリアランスを構成する回転板と、選別ケーシングに設けた固定リングとの関係を示した拡大断面図 図3は昇降手段の好ましい一例を示した拡大断面図 図4は他の一例であり、クリアランスを構成する回転板と、選別ケーシングに設けた固定リングとの関係を示した拡大断面図
1 異物分離除去装置
2 生海苔混合液槽
200 枠体
201 環状内枠体
3 異物分離部
4 ホース連結口
40 ホース
5 昇降手段
6 駆動装置
7 生海苔供給管
7a 開口
8 水供給管
8a 開口
10 選別ケーシング
1000 固定リング
1000a 内周面
1000b ボス部
11 回転板
1100 回転リング
1100a 内周面
1100b ボス部
20 回転軸
20a 上端面
21 スリーブ
21a 先端外面
2100 第一ねじ
22 位置調整ナット
22a 上壁面
2200 第二ねじ
2201 第三ねじ
23 ロックナット
23a 下端外面
23b 下壁
2300 第四ねじ
24 固定側リング
25 鍔片
26 鍔片
27 固定ピン
28 連結板
30 モータ
31 軸受け
41 リング部材
42 碗状カバー体
A フレーム
B クリアランス
C 袈裟切り
C' 逆袈裟切り

Claims (6)

  1. 生海苔混合液槽(2)は、フレーム(A)に立設した枠体(200)と、この枠体(200)に適宜間隔をおいて設けた多数の透孔を有する環状内枠体(201)と、この環状枠体(201)で形成される異物分離部(3)とで構成し、
    この異物分離部(3)に設けた固定リング(1000)を備えた選別ケーシング(10)と、この選別ケーシング(10)の上方に設け、かつ前記異物分離部(3)に設けた回転リング(1100)を備えた回転板(11)とでクリアランス(B)を形成し、
    このクリアランス(B)の調整を、前記回転板(11)の昇降で行うとともに、この回転板(11)の昇降を前記生海苔混合液槽(2)に設けた昇降手段で行う構成の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
    前記選別ケーシング(10)の前記固定リング(1000)の水平面に対して、前記回転板(11)の前記回転リング(1100)の水平面を、下側にセットし、この回転リング(1100)のセット位置を、前記昇降手段で行うとともに、この回転リング(1100)の水平面より下側に向うに従って、前記クリアランス(B)の開度を拡大可能とする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構。
  2. 請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
    前記昇降手段は、回転軸(10)に遊嵌したスリーブ(2)と、このスリーブ(2)の先端外面(2)に刻設した第一ねじ(2100)に噛合する第二ねじ(2200)を内設した位置調整ナット(22)と、この位置調整ナット(22)の上壁面(22a)に設けた第三ねじ(2201)に噛合する中間部材の下端外面に設けた第四ねじ(2300)と、この中間部材に設けた、下端外面(23a)を備え、かつ回転軸(20)の上端面(20a)に接触する上壁を備えたロックナット(23)とで構成し、
    この昇降手段のスリーブ(21)に、前記回転板(11)を固止する構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構。
  3. 請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
    前記回転板(11)は、そのボス部(2)の下端に、碗状カバー体(2)を設け、この碗状カバー体(2)を、前記選別ケーシング(10)の膨出したボス部(2)に遊嵌可能とする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構。
  4. 請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
    前記クリアランス(B)の開度調整を、選別ケーシング(10)に設けた環状鍔片の内周面(1000a)に形成した楔形状の袈裟切り、又は逆袈裟切りと、回転板(11)の環状鍔片の外周面に形成した垂直面の先端部とで行う構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構。
  5. 請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
    前記回転板(11)の円周面先端に、クリアランス構成用のリング部材(41)を立設し、このリンク部材(41)が、前記回転板(11)の円周面先端の上面より高くする構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構。
  6. 請求項1に記載の生海苔異物分離装置の回転板機構において、
    前記回転板(11)を、断面視して碗形形状とし、この碗形形状の円周面先端に、環状板でなるクリアランス構成用のリング部材(41)を着脱自在に設ける構成とした生海苔異物分離装置の回転板機構。
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