JP2016159658A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接近車両が存在しない状況においてドライバの視野を確保しつつ、接近車両が存在する状況において不要な速度超過を抑制する。
【解決手段】車両に搭載される情報表示装置であって、接近判定部(S12)と、車両画像表示部(S15)と、を備える。接近判定部は、車両の後方を至近距離で走行していることを表す接近走行条件を満たす接近車両が存在するか否かを判定する。車両画像表示部は、接近判定部により接近車両が存在すると判定されたことを条件として、車両の運転席からフロントガラス越しに見える景色に、仮想的な先行車両を表す先行車両画像を表示する処理を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載される情報表示装置に関する。
車両の運転席からフロントガラス越しに見える景色に画像を表示し、ドライバの運転支援を行う技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両では、追従すべき先行車両が存在することがドライバの負担軽減になるという観点から、フロントガラス越しに見える景色に仮想的な先行車両が表示される。この仮想的な先行車両は、ドライバが現在位置から目的地までの走行経路を設定し経路誘導が行われている間は常時表示される。
特開2008−37167号公報
ところで、自車両の後方を至近距離で走行する車両(接近車両)が存在する状況(例えば後方から煽り運転が行われている状況)においては、自車両のドライバが不要な速度超過をしてしまうことがある。特許文献1に記載の車両では、仮想的な先行車両の存在により不要な速度超過が抑制される効果が期待できるものの、仮想的な先行車両は接近車両が存在しない状況においても表示されるため、ドライバの視野が不要に遮られるという問題があった。
本発明は、接近車両が存在しない状況においてドライバの視野を確保しつつ、接近車両が存在する状況において不要な速度超過を抑制することを目的とする。
本発明の一側面は、車両に搭載される情報表示装置であって、接近判定部と、車両画像表示部と、を備える。接近判定部は、車両の後方を至近距離で走行していることを表す接近走行条件を満たす接近車両が存在するか否かを判定する。車両画像表示部は、接近判定部により接近車両が存在すると判定されたことを条件として、車両の運転席からフロントガラス越しに見える景色に、仮想的な先行車両を表す先行車両画像を表示する処理を実行する。このような構成によれば、接近車両が存在しない状況においてドライバの視野を確保しつつ、接近車両が存在する状況において不要な速度超過を抑制することができる。
車両の構成を示すブロック図である。 車両の運転席を表す図である。 速度超過抑制処理のフローチャートである。 低速走行警告処理のフローチャートである。 先行車両画像を表す図(1)である。 変位画像を表す図である。 先行車両画像を表す図(2)である。 先行車両画像を表す図(3)である。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。また、下記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、これは本発明の理解を容易にする目的で使用しており、本発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
[1.構成]
図1に示す車両1は、前方カメラ11、後方カメラ12、ソナー13、車速センサ14、車内カメラ15、ステアリングセンサ16、スピーカ17、ヘッドアップディスプレイ(以下「HUD」という。)18、HUD制御装置19及びヒューマンマシンインタフェース・コントロール・ユニット(以下「HCU」という。)20を備える。
前方カメラ11は、車両1の前方を撮像し、撮像した画像を前方画像信号としてHCU20へ出力する。
後方カメラ12は、車両1の後方を撮像し、撮像した画像を後方画像信号としてHCU20へ出力する。
ソナー13は、車両1の後方に超音波を送信するとともにその反射波を受信して、超音波を反射した物標までの距離及び車両1に対する物標の方位等を検出する。ソナー13は、検出結果を表すソナー信号をHCU20へ出力する。
車速センサ14は、車両1の走行速度を検出し、検出結果を表す車速信号をHCU20へ出力する。
車内カメラ15は、車両1を運転するドライバの顔を撮像し、撮像した画像を車内画像信号としてHCU20へ出力する。
ステアリングセンサ16は、ドライバがステアリングホイールを握る際にステアリングホイールに加わる圧力を検出し、検出結果を表すステアリング信号をHCU20へ出力する。
スピーカ17は、車両1の車室内に設けられ、ドライバに対し音を出力する。
HUD18は、車両1のフロントガラスに種々の画像を投影し、これらの画像を車両1の運転席からフロントガラス越しに見える景色に重畳するように表示する装置である。HUD18は、液晶パネル、液晶パネルを透過照明するバックライト、液晶パネルを透過したバックライトの光によって生成される像をフロントガラスに向けて反射する凹面鏡等によって構成される。なお、HUD18は、図2に示すように、車両1のフロントガラスにおける領域であって運転席前方に位置する領域19a越しに見える景色に画像を表示する。
HUD制御装置19は、CPU、ROM及びRAMを中心とする周知のマイクロコンピュータを備え、HCU20からの指令に基づきHUD18に画像を表示させる。また、HUD制御装置19は、前方画像信号を表すデータをHCU20から取得し、取得したデータに基づき、後述する表示最適処理を実行する。
HCU20は、CPU、ROM及びRAMを中心とする周知のマイクロコンピュータを備え、取得した各種信号に基づき、後述する速度超過抑制処理(図3)及び低速走行警告処理(図4)を実行する。HCU20は、速度超過抑制処理の中で、車両1の不要な速度超過を抑制するための画像として仮想的な先行車両を表す画像(以下「先行車両画像」という。図5参照。)をHUD制御装置19に表示させる。また、HCU20は、低速走行警告処理の中で、車両1の加速を促すための画像として車両1の前方へ遠ざかるように変化する画像(以下「変位画像」という。)をHUD制御装置19に表示させる。本実施形態では、変位画像は、猫が車両1を追い越す画像である(図6参照)。
[2.処理]
[2−1.速度超過抑制処理]
次に、HCU20が実行する速度超過抑制処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、速度超過抑制処理は、車両1のイグニッションスイッチがオンにされることで開始される。
まず、HCU20は、S11(Sはステップを表す)で先行車両が存在するか否かを判定する。ここで、HCU20は、前方画像信号に基づき、車両1の同一走行レーンにおける前方を走行する車両が存在すると判定した場合に先行車両が存在すると判定する。一方、HCU20は、そうでない場合に先行車両が存在しないと判定する。なお、車両1の前方の車両が同一走行レーンを走行しているか否かは、前方画像信号に基づき白線を認識して判定される。HCU20は、先行車両が存在すると判定した場合は(S11:YES)、S11の処理を再度実行する。
一方、HCU20は、先行車両が存在しないと判定した場合は(S11:NO)、接近走行条件を満たす車両(接近車両)が存在するか否かを判定する(S12)。ここでいう接近走行条件とは、車両1の後方を至近距離で走行していることを表す条件である。本実施形態では、車両1と同一の走行レーンにおける後方を車両1から第1の判定基準距離(例えば20[m])以内で走行している状態が判定基準時間(例えば20秒間)以上継続していることを、接近走行条件とする。ここで、HCU20は、車両1の後方に車両が存在することを後方画像信号に基づき認識し、認識した車両との距離を後方画像信号及びソナー信号に基づき判定する。なお、車両1の後方の車両が同一走行レーンを走行しているか否かは、後方画像信号に基づき白線を認識して判定されてもよく、ソナー信号の表す車両1に対するその車両の方位に基づき判定されてもよい。HCU20は、接近車両が存在しないと判定した場合は(S12:NO)、前述したS11へ戻り、S11以降の処理を繰り返す。
一方、HCU20は、接近車両が存在すると判定した場合は(S12:YES)、ドライバが緊張している状態(緊張状態)にあるか否かを判定する(S13)。ここで、HCU20は、以下の(1)及び(2)の両方の条件が成立し、かつ、(a)〜(c)のうちの少なくとも1つの条件が成立した場合にドライバが緊張状態にあると判定し、そうでない場合にドライバが緊張状態にないと判定する。
(1)車両1の平均走行速度が、S12で接近車両が存在すると判定された時点から所定値以上上昇している。
この条件は、接近車両の存在によりドライバが緊張状態にある場合にはドライバが車両1の走行速度を上昇させる傾向にあることを鑑みた条件であり、HCU20は車速信号に基づき(1)の条件が成立したか否かを判定する。HCU20は、(1)の条件が成立したか否かを具体的には次のように判定する。すなわち、HCU20は、車両1が1[km]走行するごとに平均走行速度を算出する。そして、HCU20は、S12で接近車両が存在すると判定された時点から平均走行速度を算出する度に、算出した平均走行速度と、判定される前の最新の平均走行速度と、を比較して、走行速度が所定値(例えば20[km/h])以上上昇しているか否かを判定する。
(2)車両1の走行速度が、0[km/h]よりも大きく設定され、かつ、車両1が走行している道路の制限速度以下に設定された第1の判定基準速度Th1[km/h]よりも大きい。
この条件は、接近車両の存在によりドライバが緊張状態にある場合には、ドライバが車両1を制限速度に比べて過剰な低速で走行させない傾向にあることを鑑みた条件であり、HCU20は車速信号に基づき(2)の条件が成立したか否かを判定する。本実施形態では、第1の判定基準速度Th1[km/h]は、制限速度よりも10[km/h]だけ遅い速度(制限速度をv[km/h]としたときTh1=v−10)に設定され、車両1の走行速度が第1の判定基準速度Th1[km/h]以下になると過剰な低速であると判定される。このように、本実施形態では、第1の判定基準速度Th1[km/h]は、車両1が走行している道路の制限速度に応じて変動する。また、第1の判定基準速度Th1[km/h]は0[km/h]よりも大きく設定されるため、車両1が走行していなければ、(2)の条件が成立せず、ひいては、本処理において表示される画像(先行車両画像)は表示されない。このため、信号待ちのような車両1の非走行時(つまり走行速度が0[km/h]のとき)に接近車両が存在するような状況において先行車両画像が表示されないようになっている。なお、(2)の条件は、本処理において表示される先行車両画像と後述する低速走行警告処理(図4の処理)において表示される変位画像とが同時に表示されないための条件にもなっている。
(a)ドライバが所定時間(例えば10秒間)内に所定回数(例えば3回)以上バックミラーを確認する。
この条件は、ドライバのバックミラーの確認回数が多いという条件であり、HCU20は、車内画像信号に基づきドライバの視線を検出することで(a)の条件が成立したか否かを判定する。
(b)ドライバの表情と緊張時の表情との類似性が高い。
HCU20は、車内画像信号に基づきドライバの表情を検出し、検出した表情と予め記憶された緊張時の表情とを比較することで(b)の条件が成立したか否かを判定する。
(c)ステアリングホイールに加わる圧力が所定値以上である。
この条件は、ドライバがステアリングホイールを握る力が強くなっているという条件であり、HCU20はステアリング信号に基づき(c)の条件が成立したか否かを判定する。
HCU20は、上記の(1)、(2)及び(a)〜(c)の条件に基づき、ドライバが緊張状態にあるか否かを判定する。
HCU20は、ドライバが緊張状態にないと判定した場合は(S13:NO)、前述したS11へ戻り、S11以降の処理を繰り返す。一方、HCU20は、ドライバが緊張状態にあると判定した場合は(S13:YES)、S14へ移行する。つまり、HCU20は、先行車両が存在しておらず、かつ、接近車両が存在し、かつ、ドライバが緊張状態にある場合にのみ、S14以降の処理を実行する。
S14で、HCU20は、HUD制御装置19に表示最適化処理を実行させる(S14)。ここでいう表示最適化処理とは、車両1の前方を実際に車両が走行しているとドライバが認識するような画像を表示するための処理であり、具体的には、前方画像信号に基づき、HUD18により表示されるべき先行車両画像の大きさ及び位置を算出する処理である。例えば、HUD制御装置19は、車両1前方の白線を認識し、認識した白線からはみ出さない程度の先行車両画像の大きさを算出する。また、HUD制御装置19は、認識した白線がカーブしている場合は白線に沿って走行しているように見える先行車両画像の位置を算出する。
次に、HCU20は、HUD制御装置19に先行車両画像を所定時間(例えば10秒間)表示させ、スピーカ17に音を出力させる(S15)。本実施形態では、HCU20は、図5に示すように先行車両画像としてパトカーの画像を表示する。また、HCU20は、パトカーの画像とともに、当該パトカーへの追従を促す文字画像(「続け」という文字画像)を表示する。また、HCU20は、車両1の走行速度が道路の制限速度を超えていない場合においてはドライバに安心感を与える音声(例えば「安全運転です」という音声)をスピーカ17に出力させる。HCU20は、S15の処理を実行した後は、前述したS11へ戻り、S11以降の処理を繰り返す。
[2−2.低速走行警告処理]
次に、HCU20が実行する低速走行警告処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、低速走行警告処理は、車両1のイグニッションスイッチがオンにされることで開始される。
まず、HCU20は、前方画像信号に基づき、先行車両が存在するか否かを判定する(S21)。HCU20は、先行車両が存在すると判定した場合は(S21:YES)、S21の処理を再度実行する。
一方、HCU20は、先行車両が存在しないと判定した場合は(S21:NO)、後方画像信号及びソナー信号に基づき、後方走行条件を満たす車両(後続車両)が存在するか否かを判定する(S22)。ここでいう後方走行条件とは、車両1の後方を走行していることを表す条件である。後方走行条件と前述した接近走行条件とは判定基準距離の目安が異なる点で相違し、後方走行条件の判定基準距離(第2の判定基準距離)は第1の判定基準距離よりも長く設定される。本実施形態では、車両1と同一の走行レーンにおける後方を車両1から第2の判定基準距離(例えば100[m])以内で走行している状態が判定基準時間(例えば20秒間)以上継続していることを、後方走行条件とする。HCU20は、この後方走行条件を満たす車両が存在すると判定した場合に後続車両が存在すると判定し、そうでない場合は後続車両が存在しないと判定する。HCU20は、後続車両が存在しないと判定した場合は(S22:NO)、前述したS21へ戻り、S21以降の処理を繰り返す。
一方、HCU20は、後続車両が存在すると判定した場合は(S22:YES)、車速信号に基づき、車両1の走行速度が、0[km/h]よりも大きく、かつ、第2の判定基準速度Th2[km/h]以下であるか否かを判定する(S23)。具体的には、HCU20は、まず、車両1の走行速度が第2の判定基準速度Th2[km/h]以下であるか否かの判定(第1の判定)を行う。そして、HCU20は、第1の判定で肯定判定が得られた場合に、車両1の走行速度が0[km/h]よりも大きいか否かの判定(第2の判定)を行う。HCU20は、第2の判定でも肯定判定が得られた場合は、車両1の走行速度が0[km/h]よりも大きく、かつ、第2の判定基準速度Th2[km/h]以下であると判定する。一方、HCU20は、第1の判定及び第2の判定のいずれかで否定判定が得られた場合は、車両1の走行速度が、0[km/h]よりも大きく、かつ、第2の判定基準速度Th2[km/h]以下である、に該当しない(つまり車両1の走行速度が、0[km/h]である、又は、第2の判定基準速度Th2[km/h]よりも大きい)と判定する。また、本実施形態では、第2の判定基準速度Th2[km/h]は、前述した速度超過抑制処理における緊張状態の判定(図3のS13の判定)の第1の判定基準速度Th1[km/h]と同一の速度に設定される。したがって、本実施形態では、S23の判定は、車両1が制限速度に比べて過剰な低速で走行しているか否かを判定するものになっている。
HCU20は、車両1の走行速度が、0[km/h]である、又は、第2の判定基準速度Th2[km/h]よりも大きい(つまり車両1が走行していない、又は、走行しているが過剰な低速では走行していない)と判定した場合は(S23:NO)、前述したS21へ戻り、S21以降の処理を繰り返す。一方、HCU20は、車両1の走行速度が0[km/h]よりも大きく、かつ、第2の判定基準速度Th2[km/h]以下である(つまり車両1が過剰な低速で走行している)と判定した場合は(S23:YES)、S24へ移行する。つまり、HCU20は、先行車両が存在しておらず、かつ、後続車両が存在し、かつ、車両1が過剰な低速で走行している場合にのみ、S24以降の処理を実行する。なお、車両1の走行速度が0[km/h]である(つまり車両1が走行していない)場合は、S23で否定判定が得られS24以降の処理が実行されないため、本処理において表示される画像(変位画像)は表示されない。そのため、信号待ちのような車両1の非走行時(つまり走行速度が0[km/h]のとき)に後続車両が存在するような状況において変位画像が表示されないようになっている。
S24で、HCU20は、HUD制御装置19に、速度超過抑制処理(図3)のS14と同様の表示最適化処理を実行させる。そして、HCU20は、HUD制御装置19に変位画像を所定時間(例えば10秒間)表示させ、スピーカ17に音を出力させる(S25)。本実施形態では、HCU20は、図6に示すように変位画像として猫が車両1を追い越して車両1の前方へ遠ざかっていくような画像を表示する。また、HCU20は、車両1の加速をドライバに促す音声(例えば「走行速度が遅いです」という音声)をスピーカ17に出力させる。HCU20は、S25の処理を実行した後は、前述したS21へ戻り、S21以降の処理を繰り返す。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態では、HCU20は、速度超過抑制処理において、接近車両が存在するか否かを判定し、接近車両が存在すると判定したことを条件として、先行車両画像をHUD制御装置19に表示させる。つまり、先行車両画像は、接近車両が存在しない状況においては表示されない。また、接近車両が存在する状況においては、先行車両画像の存在により車両1の速度の上昇が妨げられる。したがって、本実施形態では、接近車両が存在しない状況においてドライバの視野を確保しつつ、接近車両が存在する状況において不要な速度超過を抑制することができる。また、現走行速度での走行は先行車両画像によるものである(つまり自分に責任はない)とドライバに思わせることで、ドライバに心理的安心感を与えることができる。
(1b)本実施形態では、HCU20は、速度超過抑制処理において、ドライバが緊張状態にあるか否かを判定し、ドライバが緊張状態にあると判定したことを条件として、先行車両画像をHUD制御装置19に表示させる。そのため、次のような場合にドライバの視野が不要に遮られてしまうことを抑制することができる。すなわち、たとえ接近車両が存在しても先行車両画像を表示せずともドライバが平常な精神状態を保ち、速度超過を行わないときもある。そして、そのようなときに先行車両画像を表示すると不要にドライバの視野を遮ることになる。そこで、本実施形態のようにドライバが緊張度にあることを条件に加えることで、接近車両が存在するが、ドライバが緊張状態にない(つまり速度超過しない傾向にある)ときに先行車両画像が表示されてドライバの視野が不要に遮られてしまうことを抑制することができる。
(1c)本実施形態では、HCU20は、先行車両画像としてパトカーの画像を表示する。パトカーは制限速度以下の走行速度で走行するのが通常であるため、車両1がパトカーに追従することで、先行車両画像がパトカー以外の車両の画像である場合と比較して、ドライバに制限速度内の走行をより促すことができる。また、パトカーの近傍においてはドライバは交通規則を遵守する傾向にあるため、先行車両画像がパトカー以外の車両である場合と比較して、不要な速度超過を更に抑制することができる。
(1d)本実施形態では、HCU20は、低速走行警告処理において、後続車両が存在するか否かを判定し、車両1の走行速度が第2の判定基準速度以下であるか否かを判定する。そして、HCU20は、後続車両が存在すると判定したこと、及び、車両1の走行速度が第2の判定基準速度以下であると判定したこと、を条件として、加速を促すための画像である変位画像をHUD制御装置19に表示させる。したがって、車両1の後方に後続車両が存在し、車両1が低速走行している場合において、ドライバに加速を促すことができ、ひいては、低速走行により後続車両に迷惑を掛けることを抑制することができる。また、変位画像は、車両1の前方へ遠ざかるように変化する画像であるが、物体(具体的には他の車両)が車両1を追い越して車両1の前方へ遠ざかる景色はドライバが日常的に目にする光景である。したがって、本実施形態では、ドライバが日常的に目にする景色により加速を促すため、例えばHUD18により文字メッセージを表示して加速を促す場合等と比較して、ドライバの注意をよりそらさずに加速を促すことができる。
(1e)本実施形態では、前方カメラ11による撮像画像に基づき表示される画像の大きさ及び位置が算出される。前方カメラ11によりその場で道路状況が取得されるため、カーナビゲーション装置等に記憶された道路状況の情報がなくても車両1の前方の道路形状に適した形状の先行車両画像及び変位画像を表示することができる。
[4.特許請求の範囲に記載された用語との対比]
本実施形態では、HCU20が情報表示装置の一例に相当し、S12が接近判定部としての処理の一例に相当し、S13が緊張判定部としての処理の一例に相当し、S15が車両画像表示部としての処理の一例に相当し、S22が後続判定部としての処理の一例に相当する。また、S23が速度判定部としての処理の一例に相当し、S25が変位画像表示部としての処理の一例に相当する。
[5.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(5a)上記実施形態では、HCU20は、先行車両画像及び変位画像として、パトカーの画像や猫の画像を表示したが、これに限られない。HCU20は、例えば、先行車両画像として、大型車両を表示可能であってもよい。大型車両として、例えば、図7に示すトラックや図示しないトレーラ等が表示されてもよい。トラック等の大型車両が表示される場合は、追い抜きたくても追い抜けないとドライバに認識させ、ひいては、車両1の速度を上げられなくても仕方がないと思わせることができる。その結果、ドライバによる不要な速度超過等を回避することができる。また、HCU20は、前述したパトカーや大型車両以外の車両を表示可能であってもよい。
また、HCU20は、例えば、先行車両画像として、図8に示すようにデフォルメされた車両を表示可能であってもよい。デフォルメされた車両が表示される場合は、ドライバが当該車両を視認することによって、現実の車両を表示する場合と比較してより和み、緊張が緩和した状態になり、接近車両の存在による精神的負担をより軽減することができる。また、HCU20は、デフォルメされた車両として、例えば擬人化された車両を表示可能であってもよい。
HCU20は、変位画像として、例えばウサギやカメ等の画像を表示してもよい。また、HCU20は、変位画像として、キャラクターを表示可能であってもよい。ここでいうキャラクターとは、ドライバが運転中に実際に視認しない物を意味し、例えばアニメや漫画の登場人物やデフォルメされた動物などが挙げられる。ドライバの趣向に合ったキャラクターや愛嬌のあるキャラクターを表示することで、ドライバの緊張感を緩和させる効果が期待できる。
なお、変位画像として表示される画像だけでなく先行車両画像として表示される画像も、ドライバの趣向等に合わせて選択可能であっても良い。また、いずれの例においても、HUD18やインジケータ等による視覚的手段やスピーカ17等による聴覚的手段等により車両1の走行速度が法規的に問題ないことを報知してもよい。
(5b)接近走行条件及び後方走行条件は上記実施形態のものに限られない。また、上記実施形態では、ドライバの緊張状態についての判定の条件はドライバの表情と緊張時の表情との類似性が高い等であったが、これに限られない。判定の条件は、例えば、ドライバの発汗量に基づく条件(例えばドライバの発汗量が所定量以上であるといった条件等)であってもよい。また、判定の条件は、ドライバのステアリングホイールの持ち方に基づく条件であってもよい。この場合において、例えばドライバが片手でステアリングホイールを持っているといった条件が成立するとドライバが緊張状態にないと判定されてもよい。また、上記実施形態では、緊張度の判定において、特定の条件(上記(1)及び(2)の条件)をドライバが緊張状態にあるための必要条件(換言すればAND条件)としたが、これに限られず、例えばすべての条件をOR条件としてもよい。
(5c)上記実施形態では、先行車両画像が表示されるための必要条件は、接近車両が存在すること及びドライバが緊張状態にあること等であったが、これに限られない。例えば、接近車両が存在することのみを必要条件としてもよい。つまり、ドライバが緊張状態にあることは必要条件でなくてもよい。同様に、変位画像が表示されるための必要条件は、上記実施形態のものに限られない。
(5d)上記実施形態では、第1の判定基準速度Th1[km/h]及び第2の判定基準速度Th2[km/h]は同一の速度に設定されたが、これに限られず、異なる速度に設定されてもよい。この場合において、上記実施形態のように先行車両画像及び変位画像を同時に表示させないためには、第2の判定基準速度Th2[km/h]は第1の判定基準速度Th1[km/h]よりも低く設定されればよい。また、上記実施形態では、先行車両画像及び変位画像は同時に表示されなかったが、これに限られず、同時に表示されてもよい。また、上記実施形態では、HCU20は、速度超過抑制処理及び低速走行警告処理の両方を実行したが、これに限られず、速度超過抑制処理のみを実行してもよい。
(5e)上記実施形態では、HCU20は、後方カメラ12及びソナー13から車両1後方の状況を取得し、取得した状況に基づき接近車両及び後続車両が存在するか否かを判定したが、これに限られない。HCU20は、例えば、レーザ装置等から車両1後方の状況を取得して上記判定を実行してもよい。
(5f)上記実施形態では、HCU20は、前方カメラ11からドライバの状態を取得し、取得した状態に基づきドライバの緊張状態についての判定を行ったが、これに限られない。HCU20は、例えば、運転席に設置された心電センサ等によりドライバの状態を取得して上記判定を行ってもよい。
(5g)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…車両、11…前方カメラ、12…後方カメラ、13…ソナー、14…車速センサ、15…車内カメラ、16…ステアリングセンサ、17…スピーカ、18…HUD、19…HUD制御装置、19a…領域、20…HCU。

Claims (6)

  1. 車両に搭載される情報表示装置(20)であって、
    前記車両の後方を至近距離で走行していることを表す接近走行条件を満たす接近車両が存在するか否かを判定する接近判定部(S12)と、
    前記接近判定部により前記接近車両が存在すると判定されたことを条件として、前記車両の運転席からフロントガラス越しに見える景色に、仮想的な先行車両を表す先行車両画像を表示する処理を実行する車両画像表示部(S15)と、
    を備える情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の情報表示装置であって、
    前記車両を運転するドライバの緊張の状態を判定する緊張判定部(S13)を更に備え、
    前記車両画像表示部は、前記緊張判定部により前記ドライバが緊張している状態にあると判定されたことを条件として、前記仮想的な先行車両を表示する、情報表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報表示装置であって、
    前記車両画像表示部は、前記仮想的な先行車両としてパトカーを表示可能である、情報表示装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報表示装置であって、
    前記車両画像表示部は、前記仮想的な先行車両として大型車両を表示可能である、情報表示装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報表示装置であって、
    前記車両画像表示部は、前記仮想的な先行車両としてデフォルメされた車両を表示可能である、情報表示装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報表示装置であって、
    前記車両の後方を走行していることを表す後方走行条件を満たす後続車両が存在するか否かを判定する後続判定部(S22)と、
    前記車両の走行速度が、前記車両が走行している道路の制限速度以下に設定された所定の判定基準速度以下であるか否かを判定する速度判定部(S23)と、
    前記後続判定部により前記車両の後続車両が存在すると判定されたこと、及び、前記速度判定部により前記車両の走行速度が前記判定基準速度以下であると判定されたこと、を条件として、前記車両の前方へ遠ざかるように変化する変位画像を前記景色に表示する処理を実行する変位画像表示部(S25)と、
    を更に備える情報表示装置。
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