JP2005106663A - 車両用情報提供装置、車両用情報提供方法及び車両用情報提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、車両が走行すべき走行経路を設定して経路誘導する車両用情報提供装置1であって、所定の条件に基づき、バーチャル先導車46の走行速度を設定する速度設定手段と、この速度設定手段により設定された走行速度で走行しているバーチャル先導車の画像を運転者が視認している現実の風景内に走行経路に対応して表示させる先導車表示手段と、を有する。
【選択図】 図1
Description
また、本発明は、運転者が実際の先導車に追従して進むべき走行経路を走行する場合とほぼ同じ感覚で車両を運転することが出来る車両用情報提供装置、車両用情報提供方法及び車両用情報提供プログラムを提供することを目的としている。
このように構成された本発明においては、バーチャル先導車の画像を運転者が視認している現実の風景内に走行経路に対応して表示しているので、運転者の視線移動を少なくして安全性の向上を図ることが出来ると共に、運転者は、バーチャル先導車に追従していくことにより車両が進行すべき走行経路を確実にたどることが出来る。また、本発明においては、所定の条件に基づき設定された走行速度で走行しているバーチャル先導車を表示するようにしているので、運転者は、自車の走行速度に留意する必要なく、実際の先導車に追従していくような感覚と同じ感覚で車両を運転することが出来る。
このように構成された本発明によれば、車両がカーブを走行中のとき、追従すべきバーチャル先導車の走行速度がカーブの曲率半径の小さいほど小さく設定されているので、運転者は、安全にバーチャル先導車に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、運転者は、カーブに安全な速度で進入しながらバーチャル先導車に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、運転者は、法定速度に応じた適切な速度で走行しながら、バーチャル先導車に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、バーチャル先導車の走行速度が所定の条件に基づいて補正されるので、運転者は、バーチャル先導車に追従することにより、適切な走行速度で走行することが出来る。
このように構成された本発明によれば、バーチャル先導車の走行速度が先行車両の走行速度に応じて補正されるので、運転者は、バーチャル先導車に追従することにより、先行車両と良好な車間距離を保ちながら、安全に、自車を運転することが出来る。
このように構成された本発明によれば、例えば、雪が積もって滑り易い等の路面状態や、例えば、霧が深く視界が悪いような天候状態の場合には、バーチャル先導車の走行速度が補正されるので、運転者は、バーチャル先導車に安全に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、バーチャル先導車体が、自車両の走行性能に応じた走行速度で走行するので、運転者は、バーチャル先導車に安全に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、バーチャル先導車が、運転者の運転レベルに応じた走行速度で走行するので、運転者は、バーチャル先導車に無理なく追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、自車両がバーチャル先導車から離れても、バーチャル先導車の走行速度が小さくなるように補正されるので、運転者は、バーチャル先導車に容易に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、自車両がバーチャル先導車に近づいても、バーチャル先導車のの走行速度が大きくなるように補正されるので、運転者は、バーチャル先導車に容易に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、バーチャル先導車の加減速度が所定範囲内となるようにバーチャル先導車の走行速度が補正されるので、バーチャル先導車用仮想物体の速度が急激に変化せず、そのため、運転者は、バーチャル先導車に容易に追従することが出来る。
このように構成された本発明によれば、例えば先行車両が急ブレーキを踏んだときなどの緊急状態のとき、その先行車両の急ブレーキによる急減速に応じてバーチャル先導車も対応して急減速するので、運転者は、そのバーチャル先導車に追従して急ブレーキを踏む等の適切な運転をすることが出来る。
このように構成された本発明によれば、緊急状態のとき、警報手段が警報を行うので、運転者に注意を喚起することが出来る。
このような構成によれば、車両がバーチャル先導車に所定距離以内に近づいたときに、警報手段が警報を行うので、運転者に注意を喚起することが出来る。
図1は、本発明の実施態様による車両用情報提供装置を示す全体構成図である。本実施形態による車両用情報提供装置は、実際の先導車の代わりに、バーチャル先導車の画像を表示して、運転者に進むべき走行経路に関する経路情報を提供して車両の運転を支援するようにしたものである。
車両用情報提供装置1は、さらに、車両の現在位置を検出するためのGPS受信機14、車速センサ16及びジャイロセンサ18を備えている。
車両用情報提供装置1は、さらに、運転者に対し、自車両が減速(ブレーキ操作等)を行う必要があるときに警報を発するための警報装置32を備えている。
図3に示すように、本実施形態による車両用情報提供装置においては、S1において、
イニシャル設定を行う。このイニシャル設定は、運転者がモニタ画面8の表示に従って操作スイッチ10を操作して行う。このイニシャル設定の詳細は、後述する。
具体的には、まず、「運転レベル」の項で、運転者は、自己の運転レベルを5段階に設定された運転レベルから選択する。また、「車両レベル」の項で、車両(自車両)の加速性能、減速性能及び旋回性能を、それぞれ、5段階のレベルから選択する。いずれも、数字が大きい程レベルが高いものとして設定される。
本実施形態では、「バーチャル先導車表示」の項で「ON」が選択され、さらに、バーチャル先導車として「セダン」が選択されると、実際は、図6に示すように、車両(自車両)のフロントウインドウガラス44越しに、自車両の前方には、先行車両48及び歩行者50のみが存在するが、本実施形態の車両用情報提供装置によれば、図7に示すように、運転者が認識している実際の先行車両48及び歩行者50の風景内に、バーチャル先導車46があたかも車両(自車両)の数メートル前方を走行しているようにバーチャル表示される。
図8は、本実施形態によるバーチャル先導車の走行速度の設定及びバーチャル先導車の表示を行うための制御フローを示すフローチャートである。なお、図8において、Sは各ステップを示している。
ここで、バーチャル先導車と自車両との車間距離が所定範囲内にあるときに「適正」であると判定され、所定範囲を超えているときに「増大」と判定され、所定範囲を下回るときに「減少」と判定されるようになっている。なお、S26における判定においては、バーチャル先導車と自車両との相対速度をも加味して判定してもよく、例えば、車間距離は所定範囲にあるが、バーチャル先導車が自車両から所定以上の相対速度で離れていくときには「拡大」と判定し、一方、車間距離が所定範囲を超えているが、バーチャル先導車が自車両に所定の範囲の相対速度で近づいてくるときに「適正」と判定するようにしても良い。
また、S26において、車間距離が「減少」と判定されたときは、S28に進み、バーチャル先導車の走行速度が大きくなるように補正し、さらに、S29に進み、警報を行う。このように、車間距離が「減少」と判定され、警報を行う場合の例が図9に示されている。図9に示すように、自車両の運転者が眺めているフロントウインドウガラス44の前方に、大きな走行速度に補正されたバーチャル先導車46の画像が表示され、フロントウインドウ44の左上及び右上にそれぞれ、「近接注意」、自車両の走行速度である「55km/h」が警報として表示される(符号56)。また、スピーカ30b(図2参照)にから音声による警報も発せられる。
2 CPU
4 DVD‐ROM
6 HDD記憶装置
8 モニタ画面
10 操作スイッチ
12 送受信装置
14 GPS受信機
16 車速センサ
18 ジャイロセンサ
20 アイカメラ
22 バーチャル画像表示装置
24 CCDカメラ
26 レーザレーダ装置
28 路面μセンサ
30 音声対話装置
32 警報装置
44 フロントウインドウ
46 バーチャル先導車
48 先行車両
50 歩行者
52 ブレーキランプ
54 ウインカー
56 警報
Claims (17)
- 車両が走行すべき走行経路を設定して経路誘導する車両用情報提供装置であって、
所定の条件に基づき、バーチャル先導車の走行速度を設定する速度設定手段と、
この速度設定手段により設定された走行速度で走行している上記バーチャル先導車の画像を運転者が視認している現実の風景内に上記走行経路に対応して表示させる先導車表示手段と、
を有することを特徴とする車両用情報提供装置。 - 上記速度設定手段は、車両がカーブを走行中のとき、カーブの曲率半径の小さいほど上記バーチャル先導車の走行速度を小さく設定する請求項1記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度設定手段は、車両が進入するカーブの入口に近づくほど上記バーチャル先導車の走行速度を小さく設定する請求項1又は請求項2記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度設定手段は、車両が走行する道路の法定速度に応じて上記バーチャル先導車の走行速度を設定する請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
- 更に、所定の条件に基づいて、上記バーチャル先導車の走行速度を補正する速度補正手段を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、上記車両の前方を走行する先行車両の走行速度に応じて、上記バーチャル先導車の走行速度を補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、路面状態及び/又は天候状態に応じて上記バーチャル先導車の走行速度を補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、車両の走行性能に応じて、上記バーチャル先導車の走行速度を補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、予め設定された運転者の運転レベルに応じて、上記バーチャル先導車の走行速度を補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、車両が上記バーチャル先導車から所定距離以上離れたときに、上記バーチャル先導車の走行速度が小さくなるように補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、車両が上記バーチャル先導車に所定距離以内に近づいたときに、上記バーチャル先導車の走行速度が大きくなるように補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、上記バーチャル先導車の加減速度が所定範囲内となるように上記バーチャル先導車の走行速度を補正する請求項5記載の車両用情報提供装置。
- 上記速度補正手段は、緊急状態のとき、上記先行車両の走行速度に応じて上記バーチャル先導車の走行速度を補正して上記バーチャル先導車の減速度が所定値以上となっても、上記バーチャル先導車の減速度が所定値以下となるように走行速度を補正しない請求項6記載のする車両用情報提供装置。
- 更に、緊急状態のとき、警報を行う警報手段を有する請求項13記載の車両用情報提供装置。
- 更に、車両が上記バーチャル先導車に所定距離以内に近づいたときに、警報を行う警報手段を有する請求項1乃至13の何れか1項に記載の車両用情報提供装置。
- 車両が走行すべき走行経路を設定して経路誘導する車両用情報提供方法であって、
所定の条件に基づき、バーチャル先導車の走行速度を設定する速度設定工程と、
この速度設定工程において設定された走行速度で走行している上記バーチャル先導車の画像を運転者が視認している現実の風景内に上記走行経路に対応して表示させる先導車表示工程と、
を有することを特徴とする車両用情報提供方法。 - 車両が走行すべき走行経路を設定して経路誘導するコンピュータのための車両用情報提供プログラムであって、
所定の条件に基づき、バーチャル先導車の走行速度を設定させ、この設定された走行速度で走行している上記バーチャル先導車の画像を運転者が視認している現実の風景内に上記走行経路に対応して表示させるように、上記コンピュータを制御するための車両用情報提供プログラム。
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