JP2016159186A - 攪拌装置及び温度測定ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】収容対象を収容可能な収容容器を保持する保持部と、保持部を自転軸を中心に自転させる自転部と、保持部を自転軸と異なる公転軸を中心に公転させる公転部とを備える攪拌装置において、容易に温度管理を行うことが可能な攪拌装置及び攪拌装置にて使用可能な温度測定ユニットを提供する。【解決手段】攪拌装置1が備える保持部50は、保持する収容容器2の底部の外側の温度を検出する検出部材501cと、検出部材501cを、収容容器2の底部に当接させるべく支持する支持部材501bとを有する温度測定ユニット501を備えている。保持部50は、温度測定ユニット501を介装して収容容器2を保持することにより、検出部材501cが支持部材501bにて収容容器2の底部に押圧されるため、検出部材501cにて収容容器2の温度を測定することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、収容対象を収容可能な収容容器を保持する保持部と、前記保持部を自転軸を中心に自転させる自転部と、前記保持部を自転軸と異なる公転軸を中心に公転させる公転部とを備える攪拌装置、及びそのような攪拌装置にて使用することが可能な温度測定ユニットに関する。
液体状の被処理物を収容した容器を自転及び公転、即ち遊星回転させることにより、被処理物に対する攪拌、脱泡等の処理を行う攪拌・脱泡装置が開示されている。
特開平6−71110号公報
しかしながら、容器を遊星回転させて、被処理物の攪拌、脱泡等の処理を行う場合、物理的、化学的な様々な要因により被処理物の温度が上昇する場合がある。温度の上昇は、被処理物の変性、装置の安全性等の観点での問題が生じる虞がある。そのため温度管理が必要となる場合、処理中に攪拌を停止し、被処理物の温度測定、内部観察等の作業が必要となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、容器の温度を検出することにより、温度管理を容易にする攪拌装置の提供を目的とする。
また、本発明は、本発明に係る攪拌装置を実現するために使用される温度測定ユニットの提供を他の目的とする。
上記課題を解決するために、本願記載の攪拌装置は、収容対象を収容可能な収容容器を保持する保持部と、前記保持部を自転軸を中心に自転させる自転部と、前記保持部を自転軸と異なる公転軸を中心に公転させる公転部とを備える攪拌装置であって、前記保持部は、保持する収容容器の底部の外側の温度を検出する検出部材と、前記検出部材を、前記収容容器の底部の外側に当接させるべく支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記保持部に着脱可能な温度測定ユニットを備え、前記検出部材及び支持部材は、前記温度測定ユニットに含まれていることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記支持部材は、弾性体を用いて形成されていることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記収容容器の底部の外側に当接する前記検出部材の当接面の裏側方向に、空隙又は断熱部を有することを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記検出部材は、前記収容容器の底部の中心から外れた部分の温度を検出するようにしてあることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記検出部材が検出した温度情報を出力する出力部を備えることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記温度測定ユニットは、前記出力部及び前記出力部に給電する電源部を収容する筐体を備え、前記検出部材及び支持部材は、前記筐体の外側に配設されており、前記保持部は、前記筐体を保持可能であることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記保持部の内側に前記筐体の摺動を抑止する抑止部材を備えることを特徴とする。
また、本願記載の攪拌装置は、前記抑止部材は、前記保持部の内側に対して着脱可能であり、前記筐体の外底は、前記保持部に取り付けた前記抑止部材により生じる凹凸に嵌合する形状に形成されていることを特徴とする。
さらに、本願記載の温度測定ユニットは、収容対象を収容可能な収容容器を保持する保持部と、前記保持部を自転軸を中心に自転させる自転部と、前記保持部を自転軸と異なる公転軸を中心に公転させる公転部とを備える攪拌装置にて使用可能な温度測定ユニットであって、前記保持部により保持可能に構成されてあり、前記収容容器の底部の外側の温度を検出する検出部材と、前記検出部材を前記収容容器に当接させるべく支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
したがって、本願記載の攪拌装置及び温度測定ユニットでは、収容容器の外底部の温度に基づき、収容対象の温度管理をすることが可能である。
本願記載の攪拌装置及び温度測定ユニットは、支持部材により支持された検出部により、収容容器の底部の温度を検出する。これにより、収容容器の温度に基づいた収容対象の温度管理を行うことが可能となる等、優れた効果を奏する。
本願記載の攪拌装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の攪拌装置が備える攪拌機構の要部の一例を示す側断面図である。 本願記載の攪拌装置が備える保持部及び収容容器の一例を示す概略図である。 本願記載の攪拌装置が備える保持部の一部及び収容容器の外観の一例を示す概略正面図である。 本願記載の攪拌装置が備える温度測定ユニットの一例を示す概略平面図である。 本願記載の攪拌装置が備える温度測定ユニットの一例を示す概略側断面図である。 本願記載の攪拌装置が備える温度測定ユニットの筐体本体の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の攪拌装置が備える温度測定ユニットの筐体本体の外観の一例を示す概略下面図である。 本願記載の攪拌装置が備える温度測定ユニットの筐体蓋体の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の攪拌装置が備える温度測定ユニットの筐体蓋体の外観の一例を示す概略平面図である。 本願記載の攪拌装置が備える抑止部材の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の攪拌装置が備えるスペーサの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の攪拌装置を用いた攪拌装置システムの制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。 本願記載の攪拌装置において、検出部が検出した温度と、収容容器内部の収容対象の温度の実測値との関係の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について詳述する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術範囲を限定する性格のものではない。
<攪拌装置1>
図1は、本願記載の攪拌装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。攪拌装置1は、液体状の被処理物を収容対象として収容容器2(図2等参照)に収容し、収容対象に対する攪拌、脱泡等の各種処理を行う。収容対象は、例えば、一若しくは複数種の液体、又はこのような液体及び固体の混合物であり、攪拌の対象となる多種の物が該当する。図1に例示する攪拌装置1は、略直方体状をなしている。攪拌装置1の上面には、開閉可能な蓋部3が設けられており、蓋部3を開けることにより、内部が開放され、攪拌装置1により処理する収容対象を出し入れすることができる。また、攪拌装置1の上面の前部には、前面にかけて若干傾斜するように操作パネル4が配設されている。操作パネル4には、操作者の操作を受け付ける各種操作ボタン等の操作部40及び必要な状況を表示すべくLED等の発光素子を用いて構成された表示部41が配設されている。
<攪拌機構5>
図2は、本願記載の攪拌装置1が備える攪拌機構5の要部の一例を示す側断面図である。攪拌装置1の要部は、可動部分となる攪拌機構5であり、攪拌機構5は、収容対象を収容可能な収容容器2をそれぞれ収容する複数の保持部50を備えており、収容容器2は、保持部50により、着脱自在に保持されている。収容容器2は、高密度ポリエチレン(HDPE:High Density Polyethylene)等の樹脂を成形してなる容器であり、上方が開口した有底円筒状をなし、開口部は、蓋体20により閉じられている。保持部50は、保持する収容容器2に係る温度を測定する温度測定ユニット501を介装して収容容器2を保持しており、また、収容容器2及び温度測定ユニット501を安定して保持するための、スペーサ(高さ調整部材)502及び抑止部材503を備えている。収容容器2、並びに温度測定ユニット501、スペーサ502及び抑止部材503を備える保持部50の詳細については後述する。
収容容器2をそれぞれ保持する複数の保持部50は、攪拌機構5の中心に配設された固定軸51にベアリングを介して嵌入され、略水平方向へ放射状に延びるアーム体52の先端部にそれぞれ配設されている。アーム体52の先端部は、固定軸51側へ向けて若干反り返っているため、アーム体52は、全体として断面視略Y字状をなしている。このため、各収容容器2は、保持部50にて保持することにより、開口部が上方から固定軸51側に向けて傾くように配置される。
各保持部50は、アーム体52の略先端に回転自在に軸支された円柱状をなす支軸53に固定されており、支軸53の回転に伴い自転する。支軸53の回転軸となる中心軸と、保持部50に収納している収容容器2の中心軸とは略直線上に位置している。このため、収容容器2と収容容器2を保持する保持部50とは、支軸53及び収容容器2の中心軸を自転軸A1として自転することになる。なお、収容容器2の中心軸と自転軸A1とは必ずしも一致していなくても良い。
アーム体52は、固定軸51により回転自在に軸支されており、固定軸51の下端部には歯が周回するように公転用歯車54が固着している。アーム体52において、公転用歯車54の上方には、ベアリングを介して一対の駆動用プーリー55aが外嵌しており、駆動用プーリー55aの下端側には、保持部50を自転させる駆動力を中継する中継歯車56が一体的に固定されている。
公転用歯車54は、図示しない駆動用モータに連結された駆動用歯車57と歯合している。また、駆動用歯車57には、固定軸51に対して反対側の位置に、中継歯車56に歯合する自転用歯車58が連設されている。
自転用歯車58には、制御用のパウダーブレーキ59が連結されている。そして、パウダーブレーキ59に印可する電圧を高くすると、自転用歯車58の回転数が段階的に低下し、これにより、公転用歯車54に固着するアーム体52の回転数に対して、自転用歯車58の回転数が低下する。また、パウダーブレーキ59に印可する電圧を低くすると、自転用歯車58の回転数が段階的に上昇し、これにより、公転用歯車54に固着するアーム体52の回転数に対して、自転用歯車58の回転数が上昇する。
保持部50に固定された支軸53には、自転用プーリー55bが外嵌しており、自転用プーリー55bと駆動用プーリー55aとの間にはベルト体55cが架設されている。
以上のように構成された攪拌機構5の動作について概要を説明する。駆動用モータを駆動することにより、駆動用歯車57は回転する。駆動用歯車57が回転することにより、アーム体52が回転する。即ち、保持部50は、固定軸51の中心軸を公転軸A2とし、公転軸A2を中心に公転する。
また、アーム体52が回転することにより、歯合している中継歯車56は、自転用歯車58を回転させながら、アーム体52に従って回転する。自転用歯車58が回転することにより、自転用歯車58に一体的に設けられている駆動用プーリー55aもアーム体52に従って回転する。このような状態において、パウダーブレーキ59に印可する電圧を調整することにより、保持部50の自転軸A1を中心とした自転を制御することができる。
自転の制御について説明する。パウダーブレーキ59に印可する電圧が0の場合、自転用歯車58は制動がかからず自由に回転するため、駆動用プーリー55aと自転用プーリー55bとの間に架設されたベルト体55cは回転駆動しない状態となる。このような状態の場合、保持部50は公転軸A2を中心とした公転のみを行う。
パウダーブレーキ59に印可する電圧を高くすることにより、自転用歯車58に制動がかかって回転数が低下し、アーム体52の回転数に比して自転用歯車58に歯合する中継歯車56の回転数が低下する。また、中継歯車56に一体的に設けられた駆動用プーリー55aの回転数が低下する。そして、アーム体52の回転数に比して低下した回転数がベルト体55cを介して自転用プーリー55bに伝達されることにより、保持部50は自転軸A1を中心とした自転を行う。
以上のように、自転用歯車58、パウダーブレーキ59、駆動用プーリー55a、自転用プーリー55b、ベルト体55c等の各種部材は、保持部50を支軸53(自転軸A1)を中心に自転させる自転部として機能する。また、公転用歯車54、アーム体52等の各種部材は、保持部50を自転軸A1と異なる固定軸51(公転軸A2)を中心に公転させる公転部として機能する。即ち、攪拌装置1は、収容対象を収容可能な収容容器2と、収容容器2を保持する保持部50と、保持部50を自転軸A1を中心に自転させる自転部と、保持部50を公転軸A2を中心に公転させる公転部とを備えている。収容容器2を保持部50により保持して自転及び公転、即ち、遊星回転させることにより、収容容器2内に収容された収容対象の攪拌効率を向上させることが可能となる。
<保持部50及び収容容器2>
図3は、本願記載の攪拌装置1が備える保持部50及び収容容器2の一例を示す概略図である。図3(a)は、外観正面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるB−C方向の側断面図である。また、図4は、本願記載の攪拌装置1が備える保持部50の一部及び収容容器2の外観の一例を示す概略正面図である。図4は、図3(a)に示す状態から、保持部50の保持本体部500を外して、温度測定ユニット501、スペーサ502及び抑止部材503、並びに収容容器2を示した概略正面図である。
保持部50の保持本体部500は、上方が開口した有底円筒状をなし、底部は支軸53の上端に固定されている。保持本体部500の内底には、金属製の板状をなす抑止部材503が螺着されている。抑止部材503の上面には、略円柱状をなす温度測定ユニット501が載置され、さらに温度測定ユニット501の上面には収容容器2が載置されている。また、保持本体部500の側壁上には、円筒状をなすスペーサ502が載置されている。保持本体部500の側壁上には、3箇所に突起部が突設されており、スペーサ502の下部に凹設された3箇所の係合凹部502aに係合し、保持本体部500とスペーサ502との間での回転中のずれを防止する。
また、スペーサ502の上には、収容容器2の蓋体20が載置されるように設計されている。スペーサ502の上部には、3箇所に係合凸部502bが突設されており、蓋体20の下部に凹設された3箇所の凹部に係合し、スペーサ502と蓋体20との間での回転中のずれを防止する。
保持本体部500の内径及びスペーサ502の内径は略等しく、温度測定ユニット501及び収容容器2の外径より若干大きく形成されているため、温度測定ユニット501及び収容容器2は、保持本体部500内に嵌挿するようにして載置される。従って、平面視円状の外径をなす保持本体部500、スペーサ502及び温度測定ユニット501は、中心が自転軸A1と略一致するように配置されており、保持部50は、収容容器2の底面の中心が自転軸A1と略一致するように、収容容器2を保持する。
温度測定ユニット501の円柱状の外形は、後述する各種部材を収容する筐体501aによるものである。筐体501aの上面には、合成樹脂発泡体、ゴム、軟質樹脂等の弾性体を用いて形成した、断面直径が10mm、高さが5mm程度の円筒状をなす支持部材501bが載置されている。合成樹脂発泡体としては、例えば、ポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォームを例示することができる。ゴムとしては、例えば、天然ゴム、シリコンゴムを例示することができる。支持部材501bの大きさは特に限定されないが、断面直径が5〜40mm、高さが1〜20mm程度であることが好ましい。支持部材501bの形状は特に限定されないが、円筒、角筒等の筒状が好ましい。支持部材501bの上面には、温度を検出するサーミスタ等の検出部501c1(図5A等参照)を有する検出部材501cが配置されており、検出部材501cは、支持部材501bにより支持されている。温度測定ユニット501の上面に載置される収容容器2の底部は、縁部から中心部にかけて緩やかに内側に凹む凹状に成形されている。収容容器2が温度測定ユニット501の上面に載置された場合、支持部材501bは、凹状に成形された収容容器2の底部の中心近傍に位置し、検出部501c1が収容容器2の底部の外側に当接するように検出部材501cを下方から押圧した状態で支持する。検出部材501cを弾性体を用いて形成した支持部材501bにて支持することにより、収容容器2の底部の形状がどのようなものであっても、検出部501c1を底部の外側に当接させることができる。また、弾性体を用いて形成した支持部材501bは、公転の遠心力によって収容容器2の底面に押しつぶされるようにして変形する。この際、収容容器2の底縁部が筐体蓋体501a2の上面に当接することで、攪拌中の収容容器2は安定して支持される。
なお、図3及び図4では、保持部50が、収容容器2と、筐体501aを有する温度測定ユニット501とを保持する形態を示しているが、温度を測定する必要が無い場合、温度測定ユニット501を外し、収容容器2を保持する形態として使用することも可能である。また、温度測定ユニット501を外す場合、温度測定ユニット501の摺動を抑止する抑止部材503と、温度測定ユニット501の高さ分だけ上昇した収容容器2の蓋体20を固定するためのスペーサ502とは不要となる。即ち、本願記載の攪拌装置1は、温度測定を行う場合に、温度測定ユニット501並びに抑止部材503及びスペーサ502を取り付けて使用し、温度測定を行わない場合には、温度測定ユニット501並びに抑止部材503及びスペーサ502を外して使用することができる。温度測定ユニット501、スペーサ502等の部材を用いない場合、保持本体部500の側壁上に、収容容器2の蓋体20が載置されるようになり、保持本体部500の側壁上に突設された突起部は、蓋体20の下部に凹設された凹部に係合する。
温度測定ユニット501について更に詳述する。図5Aは、本願記載の攪拌装置1が備える温度測定ユニット501の一例を示す概略平面図であり、図5Bは、本願記載の攪拌装置1が備える温度測定ユニット501の一例を示す概略側断面図である。温度測定ユニット501の筐体501aは、硬質樹脂を成形した筐体本体501a1及び筐体蓋体501a2を備えている。なお、図5Aは、内部を視認し易くするため、筐体蓋体501a2を透過して示している。
温度測定ユニット501の筐体本体501a1は、平面視円形状の外形内に、壁面部a10により区切られた平面視長方形状の収容室が設けられている。収容室の四隅は、開放され、通気口となっており、筐体本体501a1内が高温になることを防止している。筐体本体501a1の収容室内には、検出部材501cの一部、測定制御部501d、ユニット電源部501e等の各種部材及び回路が収容されている。
検出部材501cは、扁平な形状をなす検出部501c1と、検出部501c1に接続されている導線501c2とを、保護用の樹脂層にて可撓性を有する帯状に成形したものであり、帯状の略先端に検出部501c1が位置している。検出部501c1にはサーミスタ、熱電対、測温抵抗体等の各種温度センサを用いることができる。例えば、サーミスタを用いて検出部501c1を形成する場合、導線501c2は2本であり、2本の導線501c2を介して測定される検出部501c1の電気抵抗の値に基づいて温度が検出される。検出部501c1としてサーミスタを用いる場合、熱容量が小さい素子を選定することにより、測定精度及び応答速度の向上を見込むことができる。なお、検出部材501cのみを交換することも可能であり、これにより、測定対象に最適な検出部材501cを選択することが可能となる。また、検出部材501cを支持する支持部材501bの当接面のうち、検出部501c1に対応する箇所には、貫通孔が穿設されている。従って、扁平な形状をなす検出部501c1の一面は、収容容器2の外底部に当接し、他面は、他の部材に直接触れず空気に接することとなる。なお、貫通孔に断熱部材を充填し、熱伝導を抑制するようにしても良い。即ち、検出部501c1の当接面の裏側方向は、空隙又は断熱部材を有するように構成することで、他の部材との間の熱伝導を抑制し、温度の測定誤差を可及的に排除することができる。また、検出部材501cは、収容容器2の底部の中心から外れた部分の温度を検出するように、底部の中心から若干離れた位置に支持される。底部の中心から離れた位置の温度を測定することにより、攪拌効率が比較的低い自転の中心を避けることができるので、測定精度の向上が見込まれる。検出部材501cにおいて、筐体蓋体501a2の上に配設された検出部501c1から延伸する導線501c2の一部は、収容室内に収容されており、収容された導線501c2の端部は、測定制御部501dに接続されている。収容容器2の底部の温度を外側から検出すべく検出部材501cの検出部501c1及び支持部材501bは、筐体501aの外側に配設される。なお、必ずしも検出部材501c全体が筐体501aの外側である必要は無く、検出部材501cの一部、例えば、本実施形態のように導線501c2の一部が筐体501aの収容室内に収容されていても良い。
測定制御部501dは、温度測定ユニット501全体を制御し、各演算及び情報の入出力を行う。ユニット電源部501eは、電池B及び電池ソケット501e1を備えている。電池Bは、例えば、IEC(国際電気標準会議)60086にて規定されるCR2032規格のリチウム電池の様に、面部が正極となり、縁部が負極となるボタン型電池等の化学電池が用いられる。電池ソケット501e1は、電池Bの面部に当接する板バネ状の正極端子と、電池Bの縁部に当接する略環状の負極端子とを備えており、電池Bからの電力を測定制御部501dに給電する。このような正極端子及び負極端子を備える電池ソケット501e1を用いることにより、遊星回転時においても電池Bの位置がずれることを防止することができる。なお、これらの各種部材及び回路は適宜設計することが可能であり、例えば、ユニット電源部501eとして、化学電池を用いるのではなく、外部からの電磁誘導による起電力を電源として用いる等、適宜設計することが可能である。
図6Aは、本願記載の攪拌装置1が備える温度測定ユニット501の筐体本体501a1の外観の一例を示す概略斜視図であり、図6Bは、本願記載の攪拌装置1が備える温度測定ユニット501の筐体本体501a1の外観の一例を示す概略下面図である。前述の様に、平面視円形状の筐体本体501a1は、壁面部a10により平面視長方形状の収容室が形成される。壁面部a10は、収容室の四辺に対応するようにそれぞれ設けられており、4の壁面部a10のうちの3の壁面部a10の上面には、筐体蓋体501a2を係止するための係止突起a11が突設されている。また、筐体501aの外底となる筐体本体501a1の下面には、平面視円形状の凹み及び該円から放射状に延びる略十文字の溝からなる嵌合受け部a12が凹設されている。
図7Aは、本願記載の攪拌装置1が備える温度測定ユニット501の筐体蓋体501a2の外観の一例を示す概略斜視図であり、図7Bは、本願記載の攪拌装置1が備える温度測定ユニット501の筐体蓋体501a2の外観の一例を示す概略平面図である。筐体蓋体501a2は、略円板状をなし、縁部に3箇所の切り欠きa21が設けられており、切り欠きa21に筐体本体501a1の係止突起a11を係合させることができる。即ち、筐体本体501a1の上方から筐体蓋体501a2を押下し、係止突起a11と切り欠きa21とを係合させることにより、筐体本体501a1の開口を閉じて、筐体蓋体501a2を筐体本体501a1上に固定することができる。また、筐体蓋体501a2の上面において、中心付近には、支持部材501bを載置して固定する円状の載置部a22が凹設されており、さらにその近傍には、検出部材501cの導線501c2を挿通させる挿通孔a23が開設されている。その他、収容する各種部材及び回路の配置に応じた凹部、貫通孔及び切り欠きが適宜設けられている。
図8は、本願記載の攪拌装置1が備える抑止部材503の外観の一例を示す概略斜視図である。金属製の板状をなす抑止部材503は、平面視で円環状の部分及び該円環の外縁から放射状に延びる略十文字の突起部分を備えて構成されている。このような形状の抑止部材503の外形は、温度測定ユニット501の筐体501aの下面に凹設された嵌合受け部a12に嵌合する形状となっている。また、抑止部分の円環状の部分には、3箇所に螺子を挿通する挿通孔503aが穿設されている。抑止部材503は、保持本体部500の内底面に対し、挿通孔503aに挿通される螺子により螺着することが可能である。抑止部材503を保持本体部500の内底面に螺着することにより、保持本体部500の内底面に、抑止部材503の平面視形状をなす凸部が形成される。そして、抑止部材503を螺着した保持本体部500内に温度測定ユニット501を嵌挿する際、温度測定ユニット501は、筐体501aの下面に凹設された嵌合受け部a12に、抑止部材503による凸部が嵌合するように載置される。即ち、温度測定ユニット501の筐体501aの外底は、保持部50に取り付けた抑止部材503により生じる凹凸に嵌合する。なお、温度測定ユニット501を保持部50に嵌合させるための凹凸は、適宜設計することが可能であり、必ずしも抑止部材503を用いる必要は無い。
図9は、本願記載の攪拌装置1が備えるスペーサ502の外観の一例を示す概略斜視図である。スペーサ502は、外形に対して高さが低い円筒状をなしており、下部には、3箇所の係合凹部502aが凹設されており、上部には、3箇所に係合凸部502bが突設されている。スペーサ502の具体的な使用方法等は、前述の通りである。
以上のように構成された攪拌装置1は、収容対象を収容した収容容器2を遊星回転させることにより、攪拌、脱泡等の処理を行う。そして、攪拌装置1は、収容容器2を遊星回転中に収容容器2の底部の温度を測定することが可能である。しかも、検出部501c1は、収容対象に直接接することが無いため、劣化し難く、長期間の使用が可能である。
<制御系統>
以上のような各種構成部品を用いた保持部50及び収容容器2を備える攪拌装置1の制御系統について更に説明する。図10は、本願記載の攪拌装置1を用いた攪拌装置システムの制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。攪拌装置システムは、攪拌装置1及び攪拌装置1と通信可能なコンピュータを用いた情報処理装置300を備えている。なお、図10では、無線ルータ等の通信装置200を介して攪拌装置1及び情報処理装置300が無線通信する形態を例示している。ただし、攪拌装置1と情報処理装置300との間でピア・ツー・ピアにより直接無線通信するように構成する等、通信形態については適宜設計することが可能である。
<攪拌装置1の制御系統>
攪拌装置1は、制御系統として、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit )等の主制御部6、前述した表示部41及び操作部40、通信部7、主電源部8等の各種構成を備え、主制御部6により、攪拌機構5等の各種機構を制御する。通信部7は、攪拌機構5が備える温度測定ユニット501と各種情報を通信するための回路であり、主制御部6からの命令を送信し、温度測定ユニット501にて測定された温度等の各種情報を受信する。主電源部8は、外部の家庭用又は工業用交流電源から受電し、必要に応じて整流及び変圧を行い、攪拌装置1内の各種回路に給電する。
攪拌機構5は、自転部による自転及び公転部による公転を制御する攪拌制御部9を備えており、攪拌制御部9は、主制御部6からの制御に基づいて、自転部による自転及び公転部による公転を駆動制御し、駆動状況を主制御部6へ伝える。
温度測定ユニット501は、前述の様に検出部501c1、測定制御部501d及びユニット電源部501eを備えており、ユニット電源部501eは、電池Bを有している。測定制御部501dは、温度測定ユニット501全体を制御する回路であり、演算部501d1、内温測定部501d2、出力部501d3等の各種構成を備えている。
演算部501d1は、MPU(Micro-Processing Unit )等のチップを用いて構成されており、各種演算を行う回路である。
内温測定部501d2は、温度測定ユニット501の筐体501a内、特に測定制御部501dの温度を測定する回路である。筐体501a内の各種回路、特に測定制御部501dは、各種処理の実行に伴い発熱する。測定制御部501d等の各種回路の発熱により、筐体501a内が高温になり過ぎると、誤動作等のトラブルを引き起こす虞がある。内温測定部501d2が、温度測定ユニット501内の温度を測定することにより、測定結果に基づく温度管理が可能となる。
出力部501d3は、検出部501c1が検出した温度を示す情報等の各種情報を出力する回路であり、記録部d30、内部通信部d31、外部通信部d32等の各種出力回路を有している。記録部d30は、情報の出力として、フラッシュメモリ等の各種記録媒体Rに各種情報を記録する回路である。なお、情報が記録された記録媒体Rは、適宜取り出すことが可能であり、攪拌終了後に、記録されている情報を処理することが可能である。内部通信部d31は、情報の出力として、攪拌装置1が備える通信部7へ各種情報を無線送信する回路である。外部通信部d32は、情報の出力として、通信装置200を介して情報処理装置300へ各種情報を無線送信する回路である。なお、内部通信部d31及び外部通信部d32の通信方法は、有線通信としても良いが、温度測定ユニット501が遊星回転することを鑑みれば、断線、接触不良等の異常が発生し難い無線通信が好ましい。
このように構成された攪拌装置1では、検出部501c1が検出した収容容器2の底部の温度を示す情報、内温測定部501d2が測定した温度測定ユニット501内の温度を示す情報、更には自転部による自転及び公転部による公転の回転数を示す情報等の各種情報を記録し、また、攪拌装置1の内外へ送信する。攪拌装置1の内部通信部d31から通信部7へ送信された各種情報は、主制御部6により処理される。主制御部6は、受信した各種情報に基づいて、表示部41への温度表示、回転状態の制御等の各種制御を行う。主制御部6による回転状態の制御とは、例えば、検出部501c1が検出した温度、又は内温測定部501d2が測定した温度が予め設定されている上限値を超えた場合、収容対象の変質の防止、装置の保護等の目的のために行う回転速度の減速、停止等の制御である。また、攪拌装置1の外部通信部d32から送信された各種情報は、通信装置200を介して情報処理装置300へ送信される。なお、通信装置200を介さずに、攪拌装置1及び情報処理装置300が直接通信するように構成することも可能である。
<情報処理装置300の制御系統>
情報処理装置300は、制御系統として、制御部301、通信部302、記録部303、表示部304、入力部305等の各種構成を備えている。
制御部301は、装置全体を制御するCPU等の回路である。通信部302は、通信装置200と有線又は無線にて通信する通信アダプタ並びにその付属回路及び制御プログラムを備える機構である。記録部303は、ハードディスク、半導体メモリ等の不揮発性のメモリ及び各種RAM等の揮発性のメモリを用いて構成される機構であり、各種プログラム及びデータ等の情報を記録する他、必要に応じて制御部301にて処理される一時的なデータを記録する機能を有する。表示部304は、各種情報を表示する液晶モニタ等のハードウェア並びにその付属回路及び制御ブログラムを備える機構である。入力部305は、各種情報の入力を受け付けるキーボード、マウス等のハードウェア並びにその付属回路及び制御プログラムを備える機構である。
このように構成された情報処理装置300では、攪拌装置1から通信装置200を介して受信した各種情報を処理し、操作者からの操作に基づく形式で表示部304に様々な情報を表示する。
<検出温度の実験結果>
検出部501c1は、実時間で収容容器2の温度を測定することが可能であるが、その測定値と、収容容器2内に収容された収容対象の実際の温度との関係が問題となる。そこで、収容対象を収容容器2に収容した状態で攪拌装置1を駆動し、適宜、攪拌装置1の駆動を停止して、収容容器2を開けて収容対象の温度を実測し、検出部501c1が検出した温度と比較する実験を行った。なお、攪拌装置1は、自転を780rpm、公転を1420rpmに設定した上で、120秒の攪拌後、停止し、収容対象の温度を実測する制御及び操作を繰り返し行うものとした。
図11は、本願記載の攪拌装置1において、検出部501c1が検出した温度と、収容容器2内部の収容対象の温度の実測値との関係の一例を示すグラフである。図11は、横軸に経過時間をとり、縦軸に温度をとって、検出部501c1が検出した温度及び収容対象の温度実測値を示している。なお、検出部501c1は実時間で継続的に温度測定ができるため、検出した温度を実線で示しており、実測時のみ測定可能な収容対象の温度については、黒四角(■)にて示している。検出部501c1が検出した温度が経時的に上下しているのは、駆動時(遊星回転時)に温度が上昇し、駆動を停止している間に温度が下降するためである。図12に示すように、検出部501c1が検出した温度及び収容対象の温度実測値は、完全に一致するものではないが、検出部501c1が検出した温度が、収容対象の温度実測値の変化に追従していることが推認できる。即ち、本願記載の攪拌装置1は、収容対象の温度変化の傾向の把握に使用することが可能である。なお、検出部501c1が検出した温度と収容対象の実際の温度とは、収容容器2の材質等の仕様、収容対象の粘性等の性質、検出部501c1の当接位置等の要因を適宜設計することにより、その差異をより小さくすることが可能である。
以上詳述した如く、本願記載の攪拌装置1及び攪拌装置システムは、収容容器2の底部の外側の温度を検出することにより、容易に温度管理を行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の色々な形態で実施することが可能である。そのため、かかる実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、上記実施形態では、駆動用モータから駆動用歯車57を介して自転部及び公転部に動力を伝達する形態を示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、自転部及び公転部をそれぞれ独立したモータを用いて構成する等、様々な形態に展開することが可能である。
また、例えば、上記実施形態では、抑止部材503が収容容器2の摺動を下方から抑止する形態を示したが、本発明はこれに限らず、抑止部材503を保持部50の内側部に配置して筐体501aを側方から挟持するようにして摺動を抑止するように構成する等、適宜構成することが可能である。即ち、抑止部材503は、保持部50の内側に対して着脱可能であれば、どのような形態で筐体501aを固定するかは適宜設計することが可能である。また、筐体501aについても、抑止部材503にて側方から挟持しやすいように直方体の箱状に形成する等、適宜設計することが可能である。
また、支持部材501bに貫通孔を穿設する形態を示したが、他の部材からの熱伝導を防止することができるのであれば、必ずしもこのような構成にする必要は無く、例えば支持部材501bの上に断熱部材を介して検出部501c1を配置するようにしても良い。また、支持部材501bに貫通していない穴を穿設するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、抑止部材503、温度測定ユニット501及びスペーサ502を取り外しできる構成としたが、本発明はこれに限らず、抑止部材503及び温度測定ユニット501を保持部50と一体構成する形態であっても良い。なお、抑止部材503、温度測定ユニット501及びスペーサ502を備えていない従来型の攪拌装置1に抑止部材503、温度測定ユニット501及びスペーサ502を取り付けることにより、本願記載の攪拌装置1として構成することが可能である。
1 攪拌装置
2 収容容器
3 蓋部
4 操作パネル
41 表示部
5 攪拌機構
50 保持部
501 温度測定ユニット
501a 筐体
a12 嵌合受け部
501b 支持部材
501c 検出部材
501c1 検出部
501d2 内温測定部
501d3 出力部
d30 記録部
d31 内部通信部
d32 外部通信部
R 記録媒体
B 電池
501e1 電池ソケット
502 スペーサ(高さ調整部材)
503 抑止部材
200 通信装置
300 情報処理装置

Claims (10)

  1. 収容対象を収容可能な収容容器を保持する保持部と、前記保持部を自転軸を中心に自転させる自転部と、前記保持部を自転軸と異なる公転軸を中心に公転させる公転部とを備える攪拌装置であって、
    前記保持部は、
    保持する収容容器の底部の外側の温度を検出する検出部材と、
    前記検出部材を、前記収容容器の底部の外側に当接させるべく支持する支持部材と
    を備えることを特徴とする攪拌装置。
  2. 請求項1に記載の攪拌装置であって、
    前記保持部に着脱可能な温度測定ユニットを備え、
    前記検出部材及び支持部材は、前記温度測定ユニットに含まれている
    ことを特徴とする攪拌装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の攪拌装置であって、
    前記支持部材は、弾性体を用いて形成されている
    ことを特徴とする攪拌装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の攪拌装置であって、
    前記収容容器の底部の外側に当接する前記検出部材の当接面の裏側方向に、空隙又は断熱部を有する
    ことを特徴とする攪拌装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の攪拌装置であって、
    前記検出部材は、
    前記収容容器の底部の中心から外れた部分の温度を検出するようにしてある
    ことを特徴とする攪拌装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の攪拌装置であって、
    前記検出部材が検出した温度情報を出力する出力部を備える
    ことを特徴とする攪拌装置。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の攪拌装置であって、
    前記温度測定ユニットは、前記出力部及び前記出力部に給電する電源部を収容する筐体を備え、
    前記検出部材及び支持部材は、前記筐体の外側に配設されており、
    前記保持部は、前記筐体を保持可能である
    ことを特徴とする攪拌装置。
  8. 請求項7に記載の攪拌装置であって、
    前記保持部の内側に前記筐体の摺動を抑止する抑止部材を備える
    ことを特徴とする攪拌装置。
  9. 請求項8に記載の攪拌装置であって、
    前記抑止部材は、前記保持部の内側に対して着脱可能であり、
    前記筐体の外底は、前記保持部に取り付けた前記抑止部材により生じる凹凸に嵌合する形状に形成されている
    ことを特徴とする攪拌装置。
  10. 収容対象を収容可能な収容容器を保持する保持部と、前記保持部を自転軸を中心に自転させる自転部と、前記保持部を自転軸と異なる公転軸を中心に公転させる公転部とを備える攪拌装置にて使用可能な温度測定ユニットであって、
    前記保持部により保持可能に構成されてあり、
    前記収容容器の底部の外側の温度を検出する検出部材と、
    前記検出部材を前記収容容器に当接させるべく支持する支持部材と
    を備えることを特徴とする温度測定ユニット。
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