JP2005188962A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 僅かな動きでも確実に感知し易い携帯型電子機器を提供すること
【解決手段】 扁平な筐体5を備える携帯型電子機器1は、扁平な筐体5の主面に交差する方向に延びた回転中心軸線CのまわりでA1,A2方向に回転可能な回転重錘本体部51及び該回転重錘本体部51に取付けられた磁石52を備えた回転重錘構造体50と、該回転重錘本体部50のA1,A2方向の回転に伴う磁石52のA1,A2方向の動き検出する磁気センサ80とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は携帯型電子機器に係る。
携帯型電子機器では、電源として電池を用いることから、電池の消耗を最低限に抑えることが望まれる。このような状況下で、待機状態における電力消費の大きい電気・電子部品がある場合に、非使用時における電池の消耗を抑えると共に使用開始と共に当該電気・電子部品に対して迅速に所望電力の供給を開始し得るように、携帯型電子機器に傾斜センサを設けておくことは、提案されている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1には、傾斜センサが、携帯型機器本体の傾斜動作に追従して移動する可動子を備えこの可動子が移動する都度オン又はオフ信号を出力することが開示されているけれども、傾斜センサに関して肝心の具体的な構造については開示がなく、例えば、携帯型機器本体が台の上等で実際上水平方向に移動された場合にはその傾斜センサでは、機器本体の動きを検出し難い虞れもある。
なお、振動を検出するものとしては、例えば、歩数計において、球形磁石をコイルバネに吊るした状態で上下方向に延びた円筒状ガイド管内に配置すると共に該ガイド管の外側に磁気感知素子を配置してなるカウンタモジュールが提案されている(特許文献2)。
しかしながら、この特許文献2に開示の技術は、実際上上下方向以外の動きに対する感度が極めて低く、携帯型電子機器の任意の方向の僅かな動きの検出には用いられ難い。
特開2001−183476(段落番号0015の最初の部分等) 特開2001−184477(図1及びその説明部分)
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであってその目的とするところは、僅かな動きでも確実に感知し易い携帯型電子機器を提供することにある。
本発明の携帯型電子機器は、前記目的を達成すべく、扁平な筐体を備えた携帯型電子機器であって、扁平な筐体の主面に交差する方向に延びた回転中心軸線のまわりで回転可能な回転重錘本体部及び該回転重錘本体部に取付けられた磁石を備えた回転重錘構造体と、該回転重錘本体部の回転に伴う磁石の動き検出する磁気センサとを有する。
本発明の携帯型電子機器では、「扁平な筐体の主面に交差する方向に延びた回転中心軸線のまわりで回転可能な回転重錘本体部」が設けられているので、携帯型電子機器の筐体が僅かに動いた場合でも回転重錘本体部がその回転中心軸線のまわりで回転され得る。ここで、原理的には、回転中心軸線の延在方向に対して厳密に平行な方向への移動に対しては回転重錘本体部の回転は生じないけれども、扁平な筐体が回転中心軸線の延在方向に厳密に平行に移動されることは、実際上ないとみなし得るから、携帯型電子機器が実際上どのように動かされても、回転重錘本体部がその回転中心軸線のまわりで回転され得ることになる。また、本発明の携帯型電子機器では、「磁石が回転重錘本体部に取付けられている」ので、携帯型電子機器が実際上どのように動かされても、磁石が回転重錘本体部と共にがその回転中心軸線のまわりで回転され得る。更に、本発明の携帯型電子機器では、「回転重錘本体部の回転に伴う磁石の動き検出する磁気センサ」が設けられているので、携帯型電子機器が実際上どのように動かされても、回転重錘本体部と共に回転中心軸線のまわりで回転される磁石が磁気センサで検出され得る。従って、本発明の携帯型電子機器では、携帯型電子機器が実際上どのように動かされても、該携帯型電子機器(の筐体)が動かされたことが、高感度に検出され得る。
本発明の携帯型電子機器は、典型的には、腕時計や腕に装着されるタイプのウエアラブル電子機器のような腕装着型の携帯型電子機器からなる。この場合、例えば、就寝時などに腕から外して机や棚などに載置しておいたものを、手で手前に引いたり手でつかんで持ち上げようとするだけで、該携帯型電子機器の筐体の水平移動や傾動等が生じ、該水平移動や傾動等に伴う回転重錘本体部の回転に応じた磁石の回転が磁気センサで検出され得る。なお、例えば、携帯型電子機器を腕に装着した状態で仮に腕を動かしていない状態がある程度の時間続いたとしても、該携帯型電子機器の関連する表示等を確認したり該機器を使用しようとして腕を動かしたり該携帯型電子機器に他方の指先等で触れるだけで、該腕又は電子機器の筐体の動きに伴う回転重錘本体部の回転に応じた磁石の回転が磁気センサで検出され得る。
但し、携帯型電子機器は、腕に装着されるタイプのものの代わりに、ポケットに収納されたり、かばんに収納されるようなものであってもよい。いずれの場合でも、収納位置からの取出の如き動きに伴う回転重錘本体部の回転に応じた磁石の回転が磁気センサで検出され得る。
本発明の携帯型電子機器が、ボタン型電池の如き電池を収容する凹部を備えた電池枠、液晶表示パネルの如き表示パネルを収容する凹部を備えたパネル枠、裏ブタ、及び部品が固定される固定板からなる群から選択された少なくとも一つの機械的支持構造体を備える場合、典型的には、回転重錘構造体の回転中心軸が一端部において前記少なくとも一つの支持構造体のうちの一つの支持構造体によって支持される。なお、携帯型電子機器が、電池枠、パネル枠、裏ブタ及び固定板の全てを備える必要はなく、例えば、裏ブタがなくても、パネル枠がなくても、電池枠が他の部品と共通であってもよい。即ち、回転重錘の回転中心軸は、該回転重錘の回転を支えるに十分な剛性及び大きさを備える支持構造体である限り、電池枠やパネル枠の如き収容・保持枠体に支持されても、裏ブタの如き筐体の一部に支持されても、筐体の内部に配置される剛性支持構造体である固定板に支持されてもよい。なお、この場合、回転中心軸は、剛性支持構造体と一体的に形成されても、該剛性支持構造体に固着又は固定されてもよい。
本発明の携帯型電子機器では、磁気センサ及び磁石のうちの少なくとも一方を、複数個備えていてもよい。例えば、磁気センサが磁石の回転経路に対面する複数の箇所に設けられてもよい。この場合、携帯型電子機器の筐体がある特定の方向に極端に傾動される等により回転重錘本体部が回転中心軸線のまわりで一回転されなくても、磁石の動きが確実に検出され得る。但し、回転重錘本体部が傾動等に対して敏感に回転され得るので、多くの場合、一つだけでもよく、複数設ける場合でも、多くの場合、例えば、周方向に等間隔に三箇所又は四箇所にあれば十分である。但し、所望ならば、多数個を周方向に間隔をおいて配置してもよい。また、磁石が回転中心軸線を中心として周方向に間隔をおいて複数個回転重錘本体部に取付けられてもよい。その場合、回転重錘本体部が少し回転されるだけで、磁石が磁気センサの前面を通ることになるから、検出感度が高められ易い。
本発明の携帯型電子機器では、典型的には、回転重錘本体部が、薄肉の扇状部分と、該扇状部分よりも回転中心軸線から遠いところ位置し該扇状部分よりも厚い肉厚部とを有し、磁石が扇状部分に取り付けられ、磁気センサが磁石に対面可能な領域に取付けられる。この場合、占有スペース及び回転重錘本体部の重量を最小限にすることが可能になるだけでなく、回転重錘本体部の慣性モーメントを高くし得るから回転重錘本体部が受ける加速度が比較的小さくても高感度な検出も可能になる。なお、典型的には、磁石は、薄肉の扇状部分と同程度の厚みを有するけれども、磁石が扇状部分よりも厚くても薄くてもよい。
本発明の携帯型電子機器では、典型的には、磁気センサが磁石の近接、離間又は通過を検出した際、該磁気センサによって起動される駆動手段を備える。この場合、携帯型電子機器の傾動に応じて、駆動手段が確実に駆動され得る。駆動手段は、典型的には待機状態における電力消費が大きい電気・電子部品の駆動手段であって、例えば、ELパネルのバックライトの電源を駆動する電源駆動回路や加速度センサの感知動作を開始させる加速度センサ駆動回路や回転ベゼルの如き回転体の回転を検出するロータリスイッチの駆動回路からなる。但し、他の種類の部品の駆動手段でもよい。
磁気センサは、例えば、磁場の作用下でオン状態に設定されるリードスイッチからなるけれども、磁場の検出感度が高く電力消費が小さいものであれば、配置環境に適合する限りどのようなものでもよい。
本発明の好ましい実施の形態のいくつかを添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
図1及び図2には、本発明による好ましい一実施例の腕装着型の携帯型電子機器1が示されている。
この携帯型電子機器1は、例えば、図1において想像線で示したように、胴2と前面のガラス板3と裏ブタ4とからなる扁平な筐体5内に、電子機器1の本体6を構成する各種部品を備える。ここで、説明の簡明化のために、電子機器1に固定された三次元直交座標系(X−Y−Z)を採る。図の面がX−Z面で、機器1の厚さ方向がZ方向である。従って、電子機器1の筐体5は、Z方向に扁平で、X−Y平面に平行な方向に拡がっている。従って、筐体5の主面は、X−Y平面と平行な平面である。筐体5には、例えば、図2において一部を想像線で示したようなバンド7,7が夫々の一端で装着され、該バンド7,7を利用者が腕部ないし手首部(図示せず)のまわりで固定する。
図1の電子機器本体6は、X−Y平面に平行な面に沿って拡がった回路基板10と、回路基板10の背面側に位置し電池(図示せず)を収容する凹部を備えた熱可塑性樹脂製の電池枠20と、回路基板10の前面側に位置しLCD(液晶)パネル31及び該LCDパネル31のバックライトを与えるEL素子32を凹部33内に収容するパネル枠30とを、固定手段としてのバネ8で一体化させてなる。なお、LCDパネル31と回路基板10との間には、コネクタ11が配設されている。
なお、実装に際しては、パネル枠30の凹部33の周壁34の先端折曲部35,35を弾性的にF1方向に起こしておいて、先端開口部(図1では下端の開口部)側からEL素子32及びLCDパネル31を凹部33内に挿入しパネル枠30の凹部33内の支持脚部36,36上に載置し、先端折曲部35をF2方向に図示の位置に戻す。
回路基板10は貫通孔14を備え、電池枠20は回路基板10に対面する側の表面21にY方向に延びた円柱状突起部40を有する。この円柱状突起部40は、回路基板10の貫通孔14を貫通して突出し、該突起部40の突出部41には、回転重錘50が取付けられている。
回転重錘50は、図1及び図2からわかるように、回転重錘本体部51と、該回転重錘本体部51に装着された永久磁石52とからなる。より詳しくは、回転重錘本体部51は、Y方向に長く突起部40の突出部41に嵌合されたハブ部53と、該ハブ部53のうち回路基板10から遠い側の端部からX−Z平面内で半径方向外向きに広がった扇形の板状部54と、慣性モーメントを高めるべく該板状部54の円弧状外周縁部55において回路基板10の対向表面に近接する向きにY方向に延びた外周厚肉部56とを有する。ここで、回転重錘50は、例えば、半径が1cm程度でハブ部53の厚さが2〜3mm程度である。但し、いずれも、より大きくても、より小さくてもよい。永久磁石52は、回転重錘本体部51の扇形板状部54の半径方向外側領域57において該扇形板状部54の周方向Aの中央部に固定されている。図示の例では、永久磁石52が一つだけ取付けられているけれども、周方向ないし回転方向A1,A2に間隔をおいて複数個の永久磁石52が取付けられていてもよい。
なお、突起部40の突出部41のうち回転重錘本体部51のハブ部53を貫通して突出した突出端部42は、大径化されて、ハブ部53の突出部41に対するY方向の位置ズレを規制している。この大径突出端部42は、突起部40が熱可塑性樹脂からなる場合には、例えば、熱カシメにより、形成される。
但し、所望ならば、他の任意の手段で、ハブ部53の突出部41に対するY方向の位置ズレを規制するようにしてもよく、例えば、図3に示したように、突出部を一対の螺合部材60及び70で形成してもよい。一方の螺合部材60は、大径頭部61と軸部62とを備えると共に軸部62の先端で開口した穴63に雌ネジ部64を備える。軸部62は、短い中径軸部65と回路基板10及び回転重錘本体部51のハブ部53を実質上貫通する長さの小径軸部66とを有する。電池枠20は、電池収容凹部25の底壁26に大径孔部27とこれに一列に並んだ中径孔部28とを備える。回路基板10は、該中径孔部28に一列に並ぶ位置にハブ部53の孔と実質上同径の小径孔部14を備える。他方の螺合部材70は、大径頭部71と雄ネジ部を備えた軸部72とを有する。
従って、図3の例の場合、小径軸部66が回路基板10の小径孔部14を貫通し、中径軸部65が電池枠20の中径孔部28に嵌合され、大径頭部61が電池枠20の大径孔部27に嵌合されるように、螺合部材60を孔27,28,14内に挿設した後、螺合部材60の小径軸部66の突出部分に回転重錘本体部51のハブ部53を嵌合し、螺合部材60に螺合部材70を螺着する。勿論、組立て手順は、異なっていてもよい。
いずれの場合においても、ハブ部53が突出部のうち該ハブ部53を貫通する貫通部のまわりでA1,A2方向に回転自在であるように、ハブ部53のY方向の長さは、貫通部の長さよりも僅かに短い。
携帯型電子機器1において、回転重錘50は、回転中心軸線Cを中心としてA1,A2方向に回転自在である。磁石52は、該磁石52のうち中心軸線CからR1だけ離れたところに位置する半径方向外側端部52a及び中心軸線CからR1だけ離れたところに位置する半径方向内側端部52bの描く軌跡である半径R1,R2の円B1,B2により囲まれる環状領域Dに沿って移動可能である。携帯型電子機器1が僅かでも傾動されると、回転重錘50は、その回転中心軸線Cのまわりで、A1方向又はA2方向に回転される。
一方、回路基板10のうち環状領域Dに対応する領域Eには、磁気センサ80が配置されている。磁気センサ80の本体は、直接的には、例えば磁石52が該磁気センサ80に対面する位置にあるか否かを検出する。但し、磁気センサ80は、磁石52の移動を検出できればよいので、実際上、磁石52が該磁気センサ80に対面する領域外から該対面領域に達したか(近接したか)、該対面領域から該対面領域外に出たか(離間したか)又は磁気センサに対面する領域を通過したことを検出すればよい。従って、磁気センサ80は、例えば、センサ本体と該本体の状態変化を検出する検出部とからなる。勿論、検出部は、センサ本体から離れたところにあってもよい。なお、例えば、磁石52が所定時間以上対面領域にある場合には、該磁石52が移動していないとみなすようにしておいてもよい。
磁気センサ80は、例えば、LCDパネル31のバックライトとして働くEL素子32の駆動制御回路81に接続されており、磁気センサ80が回転重錘50の磁石52の回転すなわち携帯型電子機器1の傾動を検出すると、該磁気センサ80が駆動制御回路81を駆動して、EL素子32を発光させ、LCDパネル31の表示を視認可能にする。
なお、携帯型電子機器1は、例えば、EL素子32及びLCDパネル31を凹部33内に収容したパネル枠30を回路基板10及び回転重錘50が一体化された電池枠6とバネ板8によって固定して、電子機器本体6が形成される。
以上の如く構成された腕装着型の携帯型電子機器1の動作について、説明する。
この腕装着型の携帯型電子機器1では、例えば、所定時間以上当該機器1が非使用状態であるときには、磁気センサ80から駆動信号を受けない限りELパネル32への給電を停止するように、駆動制御回路81を構成しておく。
就寝時等において携帯型電子機器1を腕から外して机や棚等に載置しておく場合には、携帯型電子機器1が実際上傾動されることがないから、磁気センサ80から検出信号(駆動信号)が発せられないので、携帯型電子機器1のEL素子32への給電は停止状態(または低レベル)に保たれる。
一方、利用者が電子機器1を手で持ち上げようとして当該電子機器1に触れるたり、電子機器1を机上などで手前に引くと、筐体5が実際上必ず軸線Cの延在方向以外の方向に多少なりとも加速度運動する。該加速度運動は、回転重錘50をA1又はA2方向の回転ないし揺動させる。従って、磁石52も同様にA1又はA2方向の回転ないし揺動され、該回転ないし揺動に伴う磁石52の動きが磁気センサ80によって検出される。従って、磁気センサ80が、駆動回路81を駆動して、EL素子32への給電を開始させ、LCDパネル31の表示を視認可能にする。従って、EL素子32による電力消費が最低限に抑えられ得、電池(図示せず)の寿命が最大限に延ばされ得る。
回転重錘50は、電池枠20の代わりに他の機械的支持構造体材に取付けられてもよく、例えば、図4に示した携帯型電子機器1aのように、回転重錘50が裏ブタ4aに取付けられてもよい。この携帯型電子機器1aについて、図1や図3の携帯型電子機器1と同様な要素ないし部材には同一の符号が付されている。また、携帯型電子機器1aについて、図1や図3の携帯型電子機器1とほぼ同様であるけれども一部が変更されている要素ないし部材には同一の符号の後に添字「a」が付されている。
携帯型電子機器1aでは、裏ブタ4aの内面から突設された突起部40aが、軸部41aと係止大径部42aとを備え、軸部41aに回転重錘50の本体部51のハブ部53が嵌合されている。なお、この例では、例えば、裏ブタ4a及び突起部40aは金属製であり、大径頭部42aを備えたピンの軸部41aの先端部が溶接等により裏ブタ4aの内面に固着されている。図4の携帯型電子機器1aでは、回路基板10aのうち裏ブタ4aに対面する側12に磁気センサ80が実装され、電池枠20aのうち磁気センサ80が磁石52に対面し得る領域には、開口部82が形成されている。なお、図4の例では、磁気センサ80が回路基板10aの一方の主面12に直接取付けられているかの如く示されているけれども、電池枠20aの厚さを考慮して、磁気センサ80と磁石52とのY方向距離をより小さくするように、図4において想像線で示したような高さのある所望のソケットないしコネクタ83を介して回路基板10aに取付けられていてもよい。また、関連する電源ケーブルや信号線を接続する場合やこれらの導体路の一部を裏ブタ4aに形成しておく場合には、磁気センサ80aは、想像線で示したように、裏ブタ4aの内面に配設されてもよい。
この携帯型電子機器1aの場合、回路基板10aに実装されて回路ブロックを形成する回路素子が多数ある場合であっても、回転重錘50の配設が可能になる。また、携帯型電子機器1aでは、裏ブタ4aの中心部分に回転重錘50の回転中心軸線Cを位置せしめることにより、回転重錘50の本体部51の半径を筐体5aに対して最大限大きくすることも可能になる。
なお、図4の携帯型電子機器1aでは、裏ブタ4の内面にブザーの如き発音体として働く薄板状圧電素子13が貼着されており、該圧電素子13の内面側電極14には、電池枠20に形成された貫通孔15に嵌挿されたコイルバネ状接点電極16により回路基板10aから所望の給電が行われている。この例では、回転重錘50の中心軸線Cを裏ブタ4aの中心に位置させていることから、圧電素子13は、裏ブタ4aの中心からズレた領域に配置されている。このような圧電素子13の配設及び該圧電素子13への給電は、図1や図3に示した携帯型電子機器1においても同様に行われ得る。但し、図1や図3の携帯型電子機器1では、圧電素子13は、裏ブタ4の中央領域に配置されてもよい。
また、回転重錘50は、図5に示したように、例えば、固定板として働くバネ板8bに取付けられてもよい。図5の携帯型電子機器1bについて、図1や図3や図4の携帯型電子機器1,1aと同様な要素ないし部材には同一の符号が付されている。また、携帯型電子機器1bについて、図1や図3や図4の携帯型電子機器1,1aとほぼ同様であるけれども一部が変更されている要素ないし部材には同一の数字符号の後に添字「b」が付されている。
携帯型電子機器1bでは、電池枠20bに大きな円形の開口部85が形成され、バネ板8bの大きな平面部91のうち開口部85に臨む領域の中心に軸部41b及び大径係止部42bを備えた突起部40bが形成されている。なお、突起部40bの上端部にも大径係止部45bが形成されている。この突起部40bは、例えば、図3に示した一対の螺合部材60,70でも、熱カシメ可能な樹脂でもよい。この携帯型電子機器1bの場合、厚さが最小限に抑えられ得る。
磁気センサ80は、前述の場合と同様に回路基板10b上に実装される。但し、給電線や信号線の接続を可能にする場合、想像線で示したように、バネ板8bの平面部91に配設されてもよい。
更に、回転重錘50は、図6に示したように、パネル枠30cに取付けられてもよい。図6の携帯型電子機器1cについて、図1の携帯型電子機器1と同様な要素ないし部材には同一の符号が付されている。また、携帯型電子機器1cについて、図1の携帯型電子機器1とほぼ同様であるけれども一部が変更されている要素ないし部材には同一の数字符号の後に添字「c」が付されている。図6の携帯型電子機器1cでは、パネル枠30cのうち回路基板10cに当接される中央平板状部37から突起部40がを突設され、該突起部40cの軸部41cの先端に熱カシメなどにより大径係止部42cが形成されている。
以上のいずれの例においても、回転重錘50のハブ部53の両端面を摺動回転自在に支持するように、該端面自体に及び/又は該端面に当接する領域に摺動面形成材料層又は部材を形成又は配置してもよい。
この携帯型電子機器1cが、図1と携帯型電子機器1と同様に機能し得ることは、明らかであろう。
以上において、磁気センサ80は、配線の都合から、典型的には回路基板10,10a,10b,10cに実装されるけれども、磁気センサ80の配設に関して配線上の制約がない場合には、回転重錘50の外周厚肉部56は、典型的には、磁気センサ80のある側に向かって突出する(図1、図3、図6)。これにより、回転重錘50及び磁気センサ80の全体の厚さを最小限に抑えることが可能になる。
なお、図示した実施例の携帯型電子機器1,1a,1b,1cでは、通常利用状態においては、LCDパネル31のある側が上に位置し裏ブタ4,4a,4bのある側が下に位置することから、重心位置が低くなるように、外周厚肉部56は、通常利用状態で下方に位置する軸部42の取付け側に向かって突出しているけれども、場合によっては、逆でもよい。
以上においては、腕時計型の携帯型電子機器において、磁気センサによりEL素子の駆動制御回路を起動させる例について説明したけれども、磁気センサにより起動される電気・電子回路部品は他のどのようなものでもよく、また、携帯型電子機器は、腕時計型のものに限られない。
本発明による好ましい一実施例の腕時計型の携帯型電子機器の断面説明図。 図1の携帯型電子機器の一部の拡大平面説明図 図1の腕時計型の携帯型電子機器の変形例の一部の断面説明図。 本発明による好ましい別の一実施例の腕時計型の携帯型電子機器の断面説明図。 本発明による好ましい更に別の一実施例の腕時計型の携帯型電子機器の断面説明図。 本発明による好ましい更に別の一実施例の腕時計型の携帯型電子機器についての図1と同様な断面説明図。
符号の説明
1,1a,1b,1c 携帯型電子機器
2 胴(ケース本体)
3 前面ガラス板
4,4a,4b 裏ブタ
5 筐体
6 機器本体部
8,8a,8b バネ板
10,10a,10b,10c 回路基板
11 コネクタ
13,13b 圧電素子
16 接点バネ
20,20a,20b,20c 電池枠
25 電池収容凹部
27,28 孔部
30,30c パネル枠
31 LCDパネル
32 ELパネル
40,40a,40b,40c 突起部
41,41a,41b,41c 軸部
42,42a,42b,42c 大径係止部
50 回転重錘
51 回転重錘本体部
52 永久磁石
53 ハブ部
54 扇形平板状部
56 外周厚肉部
60,70 螺合部材
80 磁気センサ
82,85 開口部
A1,A2 回転方向
C 回転中心軸線

Claims (5)

  1. 扁平な筐体を備えた携帯型電子機器であって、
    扁平な筐体の主面に交差する方向に延びた回転中心軸線のまわりで回転可能な回転重錘本体部及び該回転重錘本体部に取付けられた磁石を備えた回転重錘構造体と、
    該回転重錘本体部の回転に伴う磁石の動き検出する磁気センサと
    を有する携帯型電子機器。
  2. 腕に装着されるように構成された請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 電池を収容する凹部を備えた電池枠、表示パネルを収容する凹部を備えたパネル枠、裏ブタ、及び部品が固定される固定板からなる群から選択された少なくとも一つの機械的支持構造体を備え、前記回転重錘構造体の回転中心軸が一端部において前記少なくとも一つの支持構造体のうちの一つの支持構造体によって支持されている請求項1又は2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記回転重錘本体部が、薄肉の扇状部分と、該扇状部分よりも回転中心軸線から遠いところ位置し該扇状部分よりも厚い肉厚部とを有し、磁石が扇状部分に取り付けられ、前記磁気センサが磁石に対面可能な領域に取付けられている請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の携帯型電子機器。
  5. 前記磁気センサが磁石の近接、離間又は通過を検出した際、該磁気センサによって起動される駆動手段を備える請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の携帯型電子機器。
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