JP2007245110A - 温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法 - Google Patents

温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法に関し、簡単な装置構成によって、不所望な水分混入の原因となる結露を防止する。
【解決手段】 被混練材料を収容した収容容器5を保持・固定する容器ホルダ4と、容器ホルダ4を自転する自転機構3と、自転機構3を公転する公転機構2とを閉鎖筐体1に収容するとともに、閉鎖筐体1内に冷却気体7を送り込む冷却機構6と、容器ホルダ4或いは収容容器5の温度を計測する温度センサ8と、閉鎖筐体1内の温度と湿度を計測する温度・湿度センサ9とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法に関するものであり、特に、接着剤等の複合材料を混練・脱泡する際の結露による水分の進入を防止するための構成に特徴のある温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法に関するものである。
従来、各種の技術分野において、研究開発段階や製造段階において、常温の下で液体状或いは粘稠有し、異なった特性を有する材料や粉末状の材料を複数混ぜ合わせて複合材料を作成することが行われている。
この場合、混ぜ合わせた材料を均質な複合材料とするために、攪拌、混練する必要があるとともに、気泡の進入を防止する必要があり、そのためには、公転と自転を伴う混練脱泡装置が用いられている。
このよう混練脱泡装置においては、公転により密閉容器に収容された混合材料を遠心力により密閉容器の内壁に押し付けて自転軸に並行する流れを生じさせる一方、密閉容器の自転に伴って内壁に接触する混合材料を内壁の回転方向に回動させて攪拌及び脱泡が行われることになる。
この時、混合材料に含まれていた気泡や混練初期に取り込まれた気泡は混練によって形成される複合材料より比重が軽いので、混練のための公転や自転に伴う遠心力によって複合材料から押し出されて脱泡されることになる。
この様な混練脱泡工程において、高温の方が混練が容易になる混合材料の場合には加熱を行い、また、粘性に伴う回転摩擦によって熱が発生し、発生した熱が混練により生成される複合材料の特性に不所望な影響を与える場合に冷却を行う等の温度制御が行われている。
このような混練脱泡工程に伴う温度制御工程を簡単にするために、冷媒等を循環させる温度制御用パイプを用いて容器ホルダの加熱・冷却をすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−071264号公報
しかし、温度制御用パイプを用いた加熱・冷却機構の場合には、公転と自転との複雑な回転機構が伴う混練脱泡装置に温度制御用パイプを組み込むために、全体の装置構成が非常に複雑化するという問題がある。
また、温度制御用パイプを用いた加熱・冷却の場合、特に、冷却の場合、容器ホルダ近傍のみが冷却されるため、冷却しすぎて周囲の温度よりかなり低くなった場合には、容器ホルダ表面や、密閉容器が容器ホルダから露出している場合には密閉容器自体の表面に結露が生ずることになる。
この結露によって生じた水滴が、密閉容器を開封する際に、混練脱泡で生成した複合材料に混入する虞があり、特に、電子部品等に用いる複合材料の場合には水分の混入が問題になる。
この様な結露に伴う水分の混入を防止するためには、密閉容器の開封前に乾燥処理したり、或いは、密閉容器の表面に付着した水分を拭き取れば良いが、そうすると工数が増加して作業効率が低下して、製造コストの上昇をもたらすという問題がある。
したがって、本発明は、簡単な装置構成によって、不所望な水分混入の原因となる結露を防止することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、被混練材料を収容した収容容器5を保持・固定する容器ホルダ4と、容器ホルダ4を自転する自転機構3と、自転機構3を公転する公転機構2とを備えた混練脱泡装置であって、自転機構3及び公転機構2を収容する閉鎖筐体1と、閉鎖筐体1内に冷却気体7を送り込む冷却機構6と、容器ホルダ4或いは収容容器5の温度を計測する温度センサ8と、閉鎖筐体1内の温度と湿度を計測する温度・湿度センサ9とを備えたことを特徴とする。
このように、閉鎖筐体1に冷却気体7を送り込む冷却機構6を設けることによって容器ホルダ4或いは収容容器5のみが冷却される構成ではなくなるので、閉鎖筐体1の内部の雰囲気温度との温度差が小さくなって結露が発生しにくくなる。
また、容器ホルダ4或いは収容容器5の温度を計測する温度センサ8を備えることによって、収容容器5の温度を収容した被混練材料に好適な温度に維持することができるので、最適な状態での混練脱泡処理が可能になる。
また、閉鎖筐体1内の温度と湿度を計測する温度・湿度センサ9を設けることによって、閉鎖筐体1内の温度と湿度が結露が発生する温度と湿度であるか否かを常に監視できるので、結露の発生を確実に防止することができる。
この場合、温度センサ8が、非接触型の赤外線温度センサ8を用いることが望ましく、それによって、公転・回転動作している容器ホルダ4或いは収容容器5の温度を簡単な構成によって精度良く計測することができる。
また、温度・湿度センサ9により計測した温度及び湿度に基づいて、容器ホルダ4及び収容容器5のいずれの表面にも結露が生じないように、冷却機構6から送り込む冷却気体7の温度或いは流量の少なくとも一方を制御することによって閉鎖筐体1内の温度制御する温度制御機構を備えることが望ましく、それによって、結露の発生を自動的に抑制することができる。
また、被混練材料を収容した収容容器5を保持・固定する容器ホルダ4を公転・自転させて被混練材料の混練脱泡を行う混練脱泡方法としては、容器ホルダ4或いは収容容器5の温度の計測結果に基づいて閉鎖筐体1内に冷却気体7を送り込んで容器ホルダ4或いは収容容器5の温度を予め設定した温度以下に維持する際に、閉鎖筐体1内の温度及び湿度を測定し、容器ホルダ4及び収容容器5のいずれにも結露が生じないように冷却気体7の温度或いは流量の少なくとも一方を制御する。
この様な構成を採用することによって、収容容器5に結露が生じないので、混練脱泡工程後に被混練材料を収容容器5から取り出す際に、被混練材料に水分が混入することがない。
この場合、冷却気体7による冷却作用で容器ホルダ4或いは収容容器5の温度を予め設定した温度以下に維持すると結露が生ずる場合には、公転或いは自転の少なくとも一方の回転数、典型的には、自転の回転数を低下させることが望ましく、それによって、混練によって発生する摩擦熱を少なくすることができるので、被混練材料に好適な温度での混練脱泡処理が可能になる。
本発明によれば、混練脱泡処理を好適な温度条件で行う場合に、簡単な装置構成及び工数によって収容容器の冷却に伴う結露の発生を自動的に且つ確実に防止することができ、それによって、作業効率の向上及び低コスト化が可能になる。
本発明は、被混練材料を収容した密閉容器を保持・固定する容器ホルダと、容器ホルダを自転する自転機構と、自転機構を公転する公転機構とを閉鎖筐体に収容した混練脱泡装置に、閉鎖筐体内に冷却気体を送り込む冷却機構を設けるとともに、容器ホルダ或いは密閉容器の温度を計測する温度センサ、典型的に被接触型の赤外線温度センサと、閉鎖筐体内の温度と湿度を計測する温度・湿度センサとを備え、温度センサによって密閉容器の温度を収容した被混練材料に好適な温度に維持するように、密閉容器の温度を冷却気体で冷却するとともに、温度・湿度センサによって、閉鎖筐体内の温度と湿度が結露が発生する温度と湿度にならないように温度制御するものである。
また、冷却気体による冷却作用で容器ホルダ或いは収容容器の温度を予め設定した温度以下に維持すると結露が生ずる場合には、公転或いは自転の少なくとも一方の回転数を低下させることによって、混練によって発生する摩擦熱を少なくして被混練材料に好適な温度を維持するものである。
ここで、図2及び図3を参照して、本発明の実施例1の混練脱泡工程を説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1の混練脱泡工程に用いる混練脱泡装置の概念的構成図であり、筐体本体部11と、筐体本体部11に対してパッキン13を介して開閉自在に回動して筐体本体部11を閉鎖する蓋部材12からなる筐体10の内部に公転用回転モータ21に回転自在に支持されるとともに、自転用回転モータ24を回転自在に支持した公転部材22を収容する。
この自転用回転モータ24の回転軸には、被混練材料を収容した密閉容器26を保持・固定する容器ホルダ25が固定されており、自転用回転モータ24の回転に伴って容器ホルダ25が、したがって、密閉容器26が自転することになる。
なお、この場合、自転用回転モータ24の回転軸は公転用回転モータ21の回転軸に対して内側に傾斜させ、公転により密閉容器26に収容された被混練材料を遠心力により密閉容器26の内壁に押し付けて自転軸に並行する流れを生じさせる。
また、この筐体10には冷却気体導入管14が設けられており、この冷却気体導入管14は電磁弁15を介して冷却機16に接続されており、この冷却機16から冷却空気17が筐体10の内部に送り込まれて、密閉容器25を冷却する。
なお、内部に送り込まれた冷却空気17は排気口(図示を省略)を介して外部に排気される。
また、公転部材22の固定部23には、赤外線検出器27が設置されており、容器ホルダ25で発生する赤外線を検出する。
なお、測定された赤外線検出力は、公転部材22の内部及び公転用回転モータ21の回転軸に内部に設けられた配線(図において破線で表示)を介して温度測定器28に伝達されて温度に換算され、換算された容器温度情報は温度制御装置20に出力される。
また、筐体10には、筐体10の温度を測定する温度計29と湿度を測定する湿度計30とが設けられており、その測定結果の筐体内温度情報及び湿度情報は温度制御装置20に出力される。
この容器温度情報と筐体内温度情報及び湿度情報に基づいて、温度制御装置20からの指令により、冷却機16における冷却温度を制御するとともに、電磁弁15の開閉を制御して、筐体10の内部に送り込む冷却気体17の温度と流量とを制御する。
図3参照
図3は、本発明の実施例1の混練脱泡工程のフローチャートであり、
まず、混練する被混練材料を収容した密閉容器26を容器ホルダ25に保持・固定したのち、回転機構を駆動することによって、公転・自転を行って混練脱泡を開始する。
なお、初期状態においては、筐体10の内部の雰囲気は常温・常圧である。
次いで、赤外線検出器27及び温度測定器28によって容器ホルダ25の温度を監視し、被混練材料の回転摩擦によって温度が予め設定した温度を越えた場合には、電磁弁15を開放にして冷却空気17を筐体10の内部に送り込んで密閉容器26を設定温度以下になるように冷却する。
なお、密閉容器26は容器ホルダ25に接しているので、容器ホルダ25の温度で密閉容器25の温度を推定することができる。
この場合の混練脱泡処理を導電性接着材料の製造工程として説明すると、被混練材料として、例えば、熱硬化接着剤とAg粉とを15:85の重量比で混合したものを密閉容器26内に収容し、設定温度を5℃とし、例えば、各2000rpmの回転数で自転と公転とを行う。
この時、温度計29と湿度計30によって、筐体10の内部の雰囲気の温度と湿度を計測し、結露が発生する温度及び湿度であるか否かを監視する。
結露が発生する可能性が高まった時に、冷却空気17の温度を高めたり或いは流量を低減する、或いはその双方を行うことによって、結露の発生を防止する。
図4参照
図4は、飽和水蒸気量の温度依存性を示す図であり、この飽和水蒸気量の温度依存性のデータを温度制御装置20内のメモリ部に格納して、温度計29と湿度計30によって測定した温度と湿度から結露の発生の可能性を判断する。
なお、どの時点で冷却空気17の温度を高めたり或いは流量を低減するかは、実験を繰り返すことによって経験的に定める。
次いで、予め設定した処理時間に達した時点で、混練脱泡処理を終了して、密閉容器26を容器ホルダ25から取外し、取り外した密閉容器26を開封して混練脱泡が終了した導電性接着剤を密閉容器26から取り出して全体の工程が終了する。
この時、密閉容器26或いは容器ホルダ25の表面には結露に伴う水滴が付着していないので、密閉容器26から取り出した導電性接着剤に不所望な水分が混入することがない。
このように、本発明の実施例1においては、冷媒の循環を用いないで筐体10に冷却気体17を直接送り込んでいるので、容器ホルダ25或いは密閉容器26のみが冷却されることがなく、筐体10の内部の雰囲気温度との温度差が小さくなるので結露が発生しにくくなる。
また、容器ホルダ25或いは密閉容器26の温度を常時測定して密閉容器26の温度を収容した被混練材料に好適な温度に維持しているので、最適な状態での混練脱泡処理が可能になる。
さらに、筐体10内の温度と湿度を常に計測して、結露が発生しないように冷却気体17の温度或いは流量の少なくとも一方を制御しているので結露の発生を確実に防止することができ、それによって、出来上がった混練複合材料に水分が混入することがない。
次に、図5を参照して、本発明の実施例2の混練脱泡工程を説明する。
図5参照
図5は、本発明の実施例2の混練脱泡工程のフローチャートであり、
まず、混練する被混練材料を収容した密閉容器26を容器ホルダ25に保持・固定したのち、回転機構を駆動することによって、公転・自転を行って混練脱泡を開始する。
なお、初期状態においては、筐体10の内部の雰囲気は常温・常圧である。
次いで、赤外線検出器27及び温度測定器28によって容器ホルダ25の温度を監視し、被混練材料の回転摩擦によって温度が予め設定した温度を越えた場合には、電磁弁15を開放にして冷却空気17を筐体10の内部に送り込んで密閉容器26を設定温度以下になるように冷却する。
この時、温度計29と湿度計30によって、筐体10の内部の雰囲気の温度と湿度を計測し、結露が発生する温度及び湿度であるか否かを監視する。
次いで、摩擦熱の発生量が多く、密閉容器26の温度を予め設定した温度以下に維持するためにさらなる冷却が必要になり、その結果、結露が発生する条件に達する場合には、温度制御装置20からの指令により公転用回転モータ21或いは自転用回転モータ24の回転数を低下させて、摩擦熱の発生量を低減することによって結露を発生させることなく密閉容器26の温度を予め設定した温度以下に維持する。
なお、通常は、摩擦に与える影響の大きな自転用回転モータ24の回転数を低下させる。
次いで、予め設定した処理時間に達した時点で、混練脱泡処理を終了して、密閉容器26を容器ホルダ25から取外し、取り外した密閉容器26を開封して混練脱泡が終了した被混練材料を混練複合材料として密閉容器26から取り出して全体の工程が終了する。
なお、公転用回転モータ21或いは自転用回転モータ24の回転数を低下させた場合には、充分な混練が行われるように、回転数の低下に応じて処理時間を延長する。
この本発明の実施例2においては、筐体10の内部の温度・湿度情報を公転・自転機構にフィードバックして回転数を落とすことによって摩擦熱の発生量を低減し、それによって、密閉容器26の温度を予め設定した温度以下に常に維持しているので、好適な条件下での混練脱泡処理が可能になる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、上記の各実施例においては、容器ホルダの温度を測定しているが、密閉容器自体の温度を直接測定するようにしても良いものである。
この場合、容器ホルダの底部に開口部を設けて開口部から露出する密閉容器から発生する赤外線を検出するようにすれば良い。
また、この場合、赤外線の検出タイミングを密閉容器の自転に同期して間欠的に測定することによって、密閉容器の温度のみを確実に測定することができる。
また、上記の各実施例においては、容器ホルダ或いは密閉容器の温度を検出する際に、赤外線検出器からの出力を配線を介して温度測定器に導いているが、赤外線検出器に無線通信手段を設けて、ワイヤレスで検出結果を温度測定器に送信しても良いものであり、それによって、可動部に対する配線ケーブル等の配設は不要になる。
また、上記の各実施例においては、温度測定を非接触型の赤外線温度センサを用いて測定しているが、接触型の温度センサを用いても良いものである。
この場合、接触型の温度センサを容器ホルダの底部或いは側面に密着させて、或いは、密閉容器の上面に密着させて、その測定結果をワイヤレスで送信するように構成すれば良い(なお、露光装置等において、可動部に対する配線ケーブル等の配設は不要にするために、測定結果をワイヤレスで送信すること自体は、特開2001−338869号公報等に開示されている)。
また、上記の実施例における公転・回転機構は単なる一例であり、各種の公転・回転機構を備えた混練脱泡装置に適用可能であり、例えば、上記の公知文献1に記載された混練脱泡装置における温度制御用パイプを用いた冷却機構の代わりに本発明の冷却機構を設け、その際に、本発明の結露防止機構或いは結露防止方法を採用すれば良い。
本発明の活用例としては、電子部品用接着剤等の電子部品用複合材料の混練脱泡処理が典型的なものであるが、電子部品用複合材料に限られるものではなく、化学薬品、油脂、染料、顔料、或いは、食品等の他の複合材料の混練脱泡工程にも適用されるものであり、また、素材も液体状或いは粘液状のものに限られるものではなく、パウダーやフィラー状の固形物を含む複合材料の混練脱泡工程にも適用されるものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の混練脱泡工程に用いる混練脱泡装置の概念的構成図である。 本発明の実施例1の混練脱泡工程のフローチャートである。 飽和水蒸気量の温度依存性を示す図である。 本発明の実施例2の混練脱泡工程のフローチャートである。
符号の説明
1 閉鎖筐体
2 公転機構
3 自転機構
4 容器ホルダ
5 収容容器
6 冷却機構
7 冷却気体
8 温度センサ
9 温度・湿度センサ
10 筐体
11 筐体本体部
12 蓋部材
13 パッキン
14 冷却気体導入管
15 電磁弁
16 冷却機
17 冷却空気
20 温度制御装置
21 公転用回転モータ
22 公転部材
23 固定部
24 自転用回転モータ
25 容器ホルダ
26 密閉容器
27 赤外線検出器
28 温度測定器
29 温度計
30 湿度計

Claims (5)

  1. 被混練材料を収容した収容容器を保持・固定する容器ホルダと、前記容器ホルダを自転する自転機構と、前記自転機構を公転する公転機構とを備えた混練脱泡装置であって、前記自転機構及び公転機構を収容する閉鎖筐体と、前記閉鎖筐体内に冷却気体を送り込む冷却機構と、前記容器ホルダ或いは収容容器の温度を計測する温度センサと、前記閉鎖筐体内の温度と湿度を計測する温度・湿度センサとを備えたことを特徴とする温度調整機能付混練脱泡装置。
  2. 上記温度センサが、非接触型の赤外線温度センサであることを特徴とする請求項1記載の温度調整機能付混練脱泡装置。
  3. 上記温度・湿度センサにより計測した温度及び湿度に基づいて、前記容器ホルダ及び収容容器のいずれの表面にも結露が生じないように、上記冷却機構から送り込む冷却気体の温度或いは流量の少なくとも一方を制御することによって上記閉鎖筐体内の温度制御する温度制御機構を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の温度調整機能付混練脱泡装置。
  4. 被混練材料を収容した収容容器を保持・固定する容器ホルダを公転・自転させて被混練材料の混練脱泡を行う混練脱泡方法であって、前記容器ホルダ或いは収容容器の温度の計測結果に基づいて閉鎖筐体内に冷却気体を送り込んで前記容器ホルダ或いは収容容器の温度を予め設定した温度以下に維持する際に、前記閉鎖筐体内の温度及び湿度を測定し、前記容器ホルダ及び収容容器のいずれの表面にも結露が生じないように冷却気体の温度或いは流量の少なくとも一方を制御することを特徴とする混練脱泡方法。
  5. 上記冷却気体による冷却作用で上記容器ホルダ或いは収容容器の温度を予め設定した温度以下に維持すると結露が生ずる場合には、上記公転或いは自転の少なくとも一方の回転数を低下させることを特徴とする請求項4記載の混練脱泡方法。
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