JP2019084511A - 遠心機及び処理容器 - Google Patents

遠心機及び処理容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019084511A
JP2019084511A JP2017216081A JP2017216081A JP2019084511A JP 2019084511 A JP2019084511 A JP 2019084511A JP 2017216081 A JP2017216081 A JP 2017216081A JP 2017216081 A JP2017216081 A JP 2017216081A JP 2019084511 A JP2019084511 A JP 2019084511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
processing container
revolving
treated
autorotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017216081A
Other languages
English (en)
Inventor
正宏 笈川
Masahiro Oikawa
正宏 笈川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thinky Corp
Original Assignee
Thinky Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thinky Corp filed Critical Thinky Corp
Priority to JP2017216081A priority Critical patent/JP2019084511A/ja
Publication of JP2019084511A publication Critical patent/JP2019084511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/02Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type
    • B29B7/06Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices
    • B29B7/10Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary
    • B29B7/106Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary using rotary casings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/80Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29B7/84Venting or degassing ; Removing liquids, e.g. by evaporating components
    • B29B7/845Venting, degassing or removing evaporated components in devices with rotary stirrers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

【課題】 簡便な構造で、被処理材料の温度調整を可能とする処理容器を提供する。【解決手段】 公転軸線L1を中心に公転しながら、自転軸線L2を中心に自転する自転体に装着可能な処理容器100であって、断熱性を有する壁部111を有し、被処理材料Mを収容する第1容器102と、少なくとも一部が第1容器102に内挿され、被処理材料Mの温度を調整するための温調材料MCを収容する第2容器104と、開口した第1容器102の第1端側に、第2容器104を位置決めする位置決め部106と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、被処理材料を自転及び公転させることによって処理する遠心機、及び該遠心機で使用される処理容器に関する。
処理容器を公転させながら自転させることによって、当該処理容器に収容された被処理材料を処理する遠心機が知られている。この遠心機は、各種の用途に利用され、例えば、被処理材料の撹拌処理と脱泡処理とを同時に行う撹拌・脱泡装置として利用される(特許文献1)。また、この遠心機は、被処理材料を粉砕するボールミルとしても利用される(特許文献2参照)。さらに、この遠心機は、被処理材料を乳化する乳化装置等としても利用される(特許文献3参照)。
特許第4084493号公報 特開2002-143706号公報 特開2010-194470号公報
上記のような遠心機において処理される被処理材料の中には、処理中の温度の調整を必要とするものがある。例えば、被処理材料の中には、遠心機による処理により生じる撹拌熱の影響を受けやすいものがある。そのような被処理材料を処理する場合には、処理中の温度上昇を小さくする必要がある。
本発明は、上記事情を鑑みなされたものである。その目的は、簡便な構造で、被処理材料の温度調整を可能とする処理容器、及び該処理容器を使用する遠心機を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、以下に示す発明特定事項乃至は技術的特徴を含んで構成される。
(1)すなわち、ある観点に従う発明は、所定の公転軸線を中心に公転しながら、所定の自転軸線を中心に自転する自転体に装着可能な処理容器であって、断熱性を有する壁部を有し、被処理材料を収容する第1容器と、少なくとも一部が前記第1容器に内挿され、前記被処理材料の温度を調整するための温調材料を収容する第2容器と、開口した前記第1容器の第1端側に、前記第2容器を位置決めする位置決め部と、を含む処理容器である。
(2)上記(1)の処理容器において、前記第1容器の前記壁部は、外側部と、前記被処理材料に当接可能な内側部と、前記外側部と、前記内側部との間に形成される断熱層と、を含み得る。
(3)上記(2)の処理容器において、前記内側部と前記第2容器とに接触することで、当該内側部及び当該第2容器を熱的に接触させる熱接触部、を更に含み得る。
(4)上記(1)〜(3)の何れかの処理容器において、前記第1容器と前記第2容器との間の空間を、当該処理容器の外部に接続する第1経路部を有して、前記第1容器の前記第1端に取り付けられる蓋部、を更に含み得る。
(5)上記(4)の処理容器において、前記蓋部は、前記第2容器の内部空間を、当該処理容器の外部に接続する第2経路部、を更に含み得る。
(6)上記(4)又は(5)の処理容器において、管体の第1端を前記第1経路部に回転可能に接続する継手部、を更に含み得る。
(7)ある観点に従う発明は、上記(1)〜(3)の何れかの処理容器を保持可能に構成されて、前記自転軸線を中心に自転可能な前記自転体と、前記自転体を保持して、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、前記公転体及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、を含む遠心機である。
(8)ある観点に従う発明は、上記(4)又は(5)の処理容器を保持可能に構成されて、前記自転軸線を中心に自転可能な前記自転体と、前記自転体を保持して、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、前記公転体及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、前記公転体の外部に設けられて、前記第1経路部に第1端を接続された管体の第2端が回転可能に接続され、所定の機器との中継を行う中継部と、を含む遠心機である。
(9)ある観点に従う発明は、上記(6)の処理容器を保持可能に構成されて、前記自転軸線を中心に自転可能な前記自転体と、前記自転体を保持して、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、前記公転体及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、前記公転体の外部に設けられて、前記管体の第2端が接続され、所定の機器との中継を行う中継部と、を含む遠心機である。
本発明によれば、簡便な構造で、被処理材料の温度調整を可能とする処理容器、及び該処理容器を使用する遠心機を提供できる。
本発明の一実施形態に係る遠心機の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る処理容器の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る材料処理方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る処理容器の概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(例えば各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る遠心機の概略構成を示す断面図である。同図に示すように、遠心機1は、回転軸10と、公転体20と、自転ユニット30と、バランス錘40と、駆動部50と、支持基板60と、区画体70と、筐体80と、処理容器100と、接続ユニット120とを含み構成される。
回転軸10は、支持基板60等を貫通して、仮想の直線である公転軸線L1を中心として回転するように構成されている。回転軸10は、図示するように鉛直に延びる公転軸線L1を中心として回転するように構成されてよい。ただし、回転軸10は、これに限定されるものでなく、例えば、水平方向に延びる公転軸線L1を中心として回転するように構成されてよい。
公転体20は、第1アーム22と、第2アーム24とを含み構成される。公転体20は、回転軸10に取り付けられて、該回転軸10と共に公転軸線L1を中心として回転するように構成される。
第1アーム22は、公転軸線L1に直交する第1の方向に延びて、途中で屈曲するように構成され、自転ユニット30を取り付けられる。第2アーム24は、第1の方向と反対方向である第2の方向に延びて、バランス錘40を取り付けられる。
自転ユニット30は、自転軸32と、自転体34とを含み構成される。
自転軸32は、ベアリング36を介して、公転体20の第1アーム22に回転可能に取り付けられる。自転軸32が取り付けられる位置は、第1アーム22の屈曲した部分を挟んで、公転軸線L1と反対側である。これにより、自転軸32は、公転体20の回転に伴って、公転軸線L1を中心に公転する。併せて、自転軸32は、公転体20を通る仮想の直線である自転軸線L2を中心として自転可能となる。
自転体34は、一方の端部が開口した有底形状であり、その底部を自転軸32の第1端に取り付けられる。これにより、自転体34は、自転軸32と共に、公転軸線L1を中心に公転し、自転軸線L2を中心に自転する。また、自転体34は、開口した部分より処理容器100を受け入れて保持する。
バランス錘40は、公転体20の第2アーム24に、公転軸線L1からの距離を変更可能に取り付けられる。バランス錘40は、公転体20のバランスを調整するものであり、遠心機1を安定して動作させることに寄与する。
駆動部50は、駆動源51と、第1プーリー52と、第2プーリー53と、ベルト54と、自転駆動機構55とを含み構成される。駆動部50は、回転軸10と自転ユニット30の自転軸32とを回転させる。
駆動源51は、支持基板60に固定されており、当該駆動源51の駆動軸に固定される第1プーリー52、回転軸10に固定される第2プーリー53、及び、第1プーリー52と第2プーリー53とに掛け回されるベルト54を利用して、回転軸10に回転力を付与する。
自転駆動機構55は、自転ギヤ56と、自転力付与ギヤ57と、中間ギヤ58とを含み構成される。
自転ギヤ56は、自転ユニット30の自転軸32の第2端側に固定されている。自転力付与ギヤ57は、回転軸10と同心となるように支持基板60に固定されている。中間ギヤ58は、ベアリング59を介して回転可能に公転体20に取り付けられている。中間ギヤ58は、自転ギヤ56と自転力付与ギヤ57との間で回転力の伝達を行う。
自転ギヤ56、自転力付与ギヤ57、及び中間ギヤ58が上記のように構成されていることに基づき、自転ギヤ56及び自転力付与ギヤ57の回転角速度は関連付けられる。これにより、自転ギヤ56及び自転力付与ギヤ57は遊星歯車機構と同様の挙動を示す。したがって、自転ギヤ56は、駆動源51が駆動して回転軸10を回転させた際に回転し、自転ユニット30の自転軸32を回転させる。
区画体70は、区画体本体72と、蓋体74とを含み構成される。
区画体本体72は、第1端側に開口部を有して、公転体20等を収容する。蓋体74は、区画体本体72の開口部を閉塞する。また、蓋体74は、自転ユニット30の自転体34に処理容器100を着脱する場合等に、区画体本体72から取り外される。
処理容器100は、第1容器102と、第2容器104と、位置決め部106と、蓋部108と、継手部110とを含み構成される。処理容器100の詳細については後述する。
接続ユニット120は、管体122と、中継部124とを含み構成される。接続ユニット120は、第1容器102と第2容器104との間の空間を、第2管体130を介して、機器132に接続する。
管体122は、第1端を処理容器100の継手部110に接続され、第2端を中継部124に接続され、柔軟性を有した材料により構成される。また、管体122は、処理容器100の公転及び自転に際し、変形して閉塞することを回避できる剛性を有する。
中継部124は、例えば、区画体70の蓋体74に取り付けられ、管体122の第2端と、機器132に第1端を接続される第2管体130の第2端とを接続する。中継部124は、当該中継部124に対する管体122の回転を許容するものであり、例えば、回転継手を利用して構成される。
なお、中継部124は、公転軸線L1上に位置することが好ましい。ただし、自転ユニット30の自転体34に保持された処理容器100の公転及び自転時に、管体122を介した、処理容器100の継手部110と、中継部124との接続を維持できるのであれば、中継部124は、区画体本体72等、公転体20の外部の任意の部材に取り付けて良い。
機器132は、任意の装置であってよい。例えば、機器132は、第1容器102と第2容器104との間の空間の排気を行う真空ポンプである。また、例えば、機器132は、被処理材料Mを、第1容器102と第2容器104との間の空間に供給すると共に、同空間から排出する材料輸送装置である。
被処理材料Mは、処理容器100の第1容器102内に収容されるものであり、流体として挙動するものであればよく、その組成や用途を特に限定されない。例えば、被処理材料Mは、流体成分(樹脂等)のみを含む材料、流体成分のほかに粒状成分(粉状成分)を含む材料、粒状(粉状)材料及び該粒状材料を粉砕するためのメディア(例えばジルコニアボール)を含む材料、並びに、乳化処理の対象となる流体を含む材料等である。被処理材料Mの具体例としては、接着剤、シーラント剤、液晶材料、LEDの蛍光体と樹脂とを含む混合材料、半田ペースト、歯科用印象材料、歯科用セメント(穴埋め剤等)、及び、液状の薬剤等が挙げられる。
温調材料MCは、処理容器100の第2容器104内に収容されるものであり、処理容器100内で、被処理材料Mの温度を調整するための材料である。例えば、温調材料MCとして、ドライアイス、液体窒素、氷等を用いることで、被処理材料Mの温度上昇を抑制できる。また、例えば、温調材料MCとして発熱材料を用いることで、被処理材料Mを加温できる。
図2は、本発明の一実施形態に係る処理容器の概略断面図である。同図に示すように、処理容器100は、第1容器102と、第2容器104と、位置決め部106と、蓋部108と、継手部110とを含み構成される。
第1容器102は、断熱性を有する壁部111を有して、第1端側に開口した有底筒状に形成されており、被処理材料Mを収容する。例えば、第1容器102は、有底円筒形状である。第1容器102は、その中心を通る仮想の直線である中心軸CLが、自転軸線L2と重なるように、自転ユニット30の自転体34に保持される。
壁部111は、外側部112と、内側部113と、断熱層114とを含み構成される。
外側部112は、第1容器102の外側面を形成する。内側部113は、第1容器102の内側面を形成する。これにより、内側部113は、被処理材料Mと当接可能である。また、内側部113は、断熱層114と比べて熱伝導率の高い材料で構成される。例えば、内側部113は、金属(特に、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属)により構成される。断熱層114は、外側部112と内側部113との間に形成された空間に位置し、例えば、該空間を真空とした真空断熱層として形成される。また、例えば、断熱層114は、当該空間を充填する断熱材料による層として形成される。
第2容器104は、胴部104aと、鍔部104bとを含み構成される。第2容器104は、断熱層114と比べて熱伝導率の高い材料で構成される。例えば、第2容器104は、金属(特に、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属)により構成される。また、第2容器104は、少なくとも一部を第1容器102に内挿されて、該第1容器102の第1端側に位置決め部106により位置決めされる。
胴部104aは、第1端側に開口した有底筒形状である。例えば、胴部104aは、有底円筒形状である。鍔部104bは、胴部104aの第1端の外周面から突出する。
位置決め部106は、胴部106aと、鍔部106bとを含み構成される。
胴部106aは、第2容器104の胴部104aを挿入できるように環状に形成される。胴部106aは、胴部104aを挿入されることで、第1端面106cが第2容器104の鍔部104bに当接する。
鍔部106bは、胴部106aの第1端の外周面から突出し、第1容器102の第1端面102aに当接する。
以上により、位置決め部106は、第1容器102の第1端側に第2容器104を位置決めする。
なお、胴部106aは、第1経路部106dを含んでいる。第1経路部106dは、位置決め部106を貫通し、第1端が第1容器102と第2容器104との間の空間に接続される。
蓋部108は、第1容器102の第1端に、気密性を保持するための図示しないシール部材(例えばOリング)等を介して取り付けられる。これにより、第2容器104及び位置決め部106は、蓋部108及び第1容器102により形成される空間内に収容される。また、蓋部108は、第2容器104と比べて熱伝導率の低い材料で構成される。又は、蓋部108は、図示しない断熱層を含むように構成される。さらに、蓋部108は、第1経路部108aと、第2経路部108bとを含み構成される。
第1経路部108aは、蓋部108を貫通して、第1端が第1経路部106dの第2端と接続し、第2端が継手部110に接続する。第2経路部108bは、第1経路部108aと干渉しないことを条件として蓋部108を貫通し、第1端が第2容器104の内部空間に接続し、第2端が処理容器100の外部に接続する。
継手部110は、蓋部108に取り付けられ、第1経路部108aの第2端と、接続ユニット120の管体122の第1端とを接続する。例えば、継手部110は、一般的な継手を利用して構成できる。又は、継手部110は、回転継手を利用して構成できる。回転継手を用いて継手部110を構成した場合、当該継手部110は、自身に対する管体122の回転を許容する。なお、この場合において、接続ユニット120の中継部124は、一般的な継手により構成され得る。
図4は、本発明の一実施形態にかかる材料処理方法を説明するためのフローチャートである。かかる材料処理方法は、遠心機1において実行される。
まず、遠心機1のユーザは、処理容器100を組み立てる。本工程において、まず、ユーザは、第1容器102に所定量の被処理材料Mを収容し、第2容器104に所定量の温調材料MCを収容する(S301)。続いて、ユーザは、位置決め部106を利用して、第2容器104を、第1容器102の第1端側に位置決めする。この際、第2容器104は、少なくとも一部が第1容器102内に内挿される。続いて、ユーザは、第1容器102の第1端に蓋部108を取り付ける。この際、位置決め部106の第1経路部106dと、蓋部108の第1経路部108aとは接続される。以上により、処理容器100の組み立てが完了する。
なお、処理容器100の組立て作業は、ユーザに代わり、所定のロボットを用いて自動的に行っても良い。以下の各工程においても、同様に、ユーザが行う作業は、該ユーザに代わり、所定のロボットを用いて自動的に行っても良い。
次に、ユーザは、蓋体74を区画体本体72から取り外して、自転ユニット30の自転体34に、処理容器100を装着する(S302)。処理容器100は、蓋部108と反対側の端部から、自転体34の開口端に挿入されることにより自転体34に装着される。
次に、ユーザは、接続ユニット120の管体122の第1端を、処理容器100の継手部110に接続する(S303)。これにより、機器132、及び、第1容器102と第2容器104との間の空間は、気密性を有して接続される。このことから、機器132を真空ポンプとした場合において、第1容器102と第2容器104との間の空間は、機器132により排気できるようになる。
次に、ユーザは、蓋体74を区画体本体72に取り付け、遠心機1及び機器132を動作させる(S304)。遠心機1が動作することにより、処理容器100は、公転軸線L1を中心に回転しながら、自転軸線L2を中心に自転する。これにより、被処理材料Mは処理される。なお、機器132を真空ポンプとした場合において、機器132が動作することにより、第1容器102と第2容器104との間の空間は排気される。この場合、被処理材料Mは、真空(減圧)環境下で処理されることとなる。
ここで、第2容器104は、断熱層114と比べて熱伝導率の高い材料、例えば、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属により構成されている。そのため、第2容器104は、温調材料MCと同等の温度とされている。このことから、処理中の被処理材料Mは、第2容器104からの放射、及び/又は、第1容器102と第2容器104との間の空間に存在する気体の対流によって、温調材料MCによる温度の調節をなされる。
また、第1容器102は、断熱性を有する壁部111を有している。このことから、処理容器100の外部温度の影響は低減され、処理中の被処理材料Mは、効率よく温調材料MCによる温度の調整をなされる。特に、断熱層を含むように蓋部108を構成することで、処理容器100の外部温度の影響は一層低減される。
また、第2容器104は、位置決め部106により、第1容器102の第1端側に位置決めされている。このことから、被処理材料Mの処理中において、該被処理材料Mが第2容器104に接触し、付着することを抑制できる。
また、蓋部108は、第2容器104の内部空間を、処理容器100の外部に接続する第2経路部108bを有している。このことから、温調材料MCが気化すること等により生じたガスは、第2容器104の内部空間から、第2経路部108bを介して処理容器100の外部に放出される。
また、処理容器100の継手部110及び接続ユニット120の中継部124の少なくとも一方は、管体122を回転可能に接続している。このことから、被処理材料Mの処理中において、管体122は、処理容器100の公転及び自転に関わらず、機器132、及び、第1容器102と第2容器104との間の空間の気密性を有した接続を維持できる。
被処理材料Mの処理完了後、ユーザは、遠心機1及び機器132を停止させる(S305)。その後、ユーザは、遠心機1より処理容器100を取り出し、該処理容器100を分解して第1容器102を取り出すことで、第1容器102に収容された処理済みの被処理材料Mを利用できる。
上記各実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができる。
例えば、本明細書に開示される方法においては、その結果に矛盾が生じない限り、ステップ、動作又は機能を並行して又は異なる順に実施しても良い。説明されたステップ、動作及び機能は、単なる例として提供されており、ステップ、動作及び機能のうちのいくつかは、発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略でき、また、互いに結合させることで一つのものとしてもよく、また、他のステップ、動作又は機能を追加してもよい。
また、処理容器100は、熱接触部115を更に備えるように構成しても良い。図4は、熱接触部115を更に備える処理容器100の概略断面図である。
熱接触部115は、第2容器104の胴部104aを挿入できるように環状に形成される。熱接触部115は、胴部104aを挿入されることで、第1容器102の内側部113と第2容器104とに当接する。また、熱接触部115は、断熱層114と比べて熱伝導率の高い材料で構成される。例えば、熱接触部115は、金属(特に、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属)により構成される。これにより、第1容器102の内側部113及び第2容器104は、熱接触部115を介して熱的に接触する。
ここで、第1容器102の内側部113及び第2容器104も、断熱層114と比べて熱伝導率の高い材料で構成されている。例えば、第1容器102の内側部113及び第2容器104は、金属(特に、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属)により構成されている。したがって、温調材料MCの温度は、第2容器104及び熱接触部115を介して、第1容器102の内側部113に伝えられる。当該内側部113は、被処理材料Mに直接接触することから、処理中の被処理材料Mは、一層効率的に、温調材料MCによる温度の調節をなされる。
なお、熱接触部115は、第1経路部115aを含み構成される。第1経路部115aは、熱接触部115を貫通して、第1端が第1容器102と第2容器104との間の空間に接続し、第2端が位置決め部106の第1経路部106dの第1端に接続する。これにより、機器132、及び、第1容器102と第2容器104との間の空間は、気密性を有して接続可能となる。
また、処理容器100では、位置決め部106を、断熱層114と比べて熱伝導率の高い材料、例えば金属(特に、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属)により構成しても良い。位置決め部106は、第1容器102の内側部113と第2容器104とに当接するものであることから、上記のように構成することで、熱接触部としても機能する。
また、本明細書では、さまざまな実施形態が開示されているが、一の実施形態における特定のフィーチャ(技術的事項)を、適宜改良しながら、他の実施形態に追加し、又は該他の実施形態における特定のフィーチャと置換することができ、そのような形態も本発明の要旨に含まれる。
本発明は、自転公転式の遠心機の分野に広く利用することができる。
1…遠心機
10…回転軸
20…公転体
22…第1アーム
24…第2アーム
30…自転ユニット
32…自転軸
34…自転体
36…ベアリング
40…バランス錘
50…駆動部
51…駆動源
52…第1プーリー
53…第2プーリー
54…ベルト
55…自転駆動機構
56…自転ギヤ
57…自転力付与ギヤ
58…中間ギヤ
59…ベアリング
60…支持基板
70…区画体
72…区画体本体
74…蓋体
80…筐体
100…処理容器
102…第1容器
102a…第1端面
111…壁部
112…外側部
113…内側部
114…断熱層
104…第2容器
104a…胴部
104b…鍔部
106…位置決め部
106a…胴部
106b…鍔部
106c…第1端面
106d…第1経路部
108…蓋部
108a…第1経路部
108b…第2経路部
110…継手部
115…熱接触部
115a…第1経路部
120…接続ユニット
122…管体
124…中継部
130…第2管体
132…機器

Claims (9)

  1. 所定の公転軸線を中心に公転しながら、所定の自転軸線を中心に自転する自転体に装着可能な処理容器であって、
    断熱性を有する壁部を有し、被処理材料を収容する第1容器と、
    少なくとも一部が前記第1容器に内挿され、前記被処理材料の温度を調整するための温調材料を収容する第2容器と、
    開口した前記第1容器の第1端側に、前記第2容器を位置決めする位置決め部と、
    を含む処理容器。
  2. 前記第1容器の前記壁部は、
    外側部と、
    前記被処理材料に当接可能な内側部と、
    前記外側部と、前記内側部との間に形成される断熱層と、
    を含む請求項1に記載の処理容器。
  3. 前記内側部と前記第2容器とに接触することで、当該内側部及び当該第2容器を熱的に接触させる熱接触部、
    を更に含む、請求項2に記載の処理容器。
  4. 前記第1容器と前記第2容器との間の空間を、当該処理容器の外部に接続する第1経路部を有して、前記第1容器の前記第1端に取り付けられる蓋部、
    を更に含む、請求項1〜3の何れか一項に記載の処理容器。
  5. 前記蓋部は、前記第2容器の内部空間を、当該処理容器の外部に接続する第2経路部、
    を更に含む、請求項4記載の処理容器。
  6. 管体の第1端を前記第1経路部に回転可能に接続する継手部、
    を更に含む、請求項4又は5に記載の処理容器。
  7. 請求項1〜3の何れか一項に記載の処理容器を保持可能に構成されて、前記自転軸線を中心に自転可能な前記自転体と、
    前記自転体を保持して、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、
    前記公転体及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、
    を含む遠心機。
  8. 請求項4又は5に記載の処理容器を保持可能に構成されて、前記自転軸線を中心に自転可能な前記自転体と、
    前記自転体を保持して、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、
    前記公転体及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、
    前記公転体の外部に設けられて、前記第1経路部に第1端を接続された管体の第2端が回転可能に接続され、所定の機器との中継を行う中継部と、
    を含む遠心機。
  9. 請求項6に記載の処理容器を保持可能に構成されて、前記自転軸線を中心に自転可能な前記自転体と、
    前記自転体を保持して、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、
    前記公転体及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、
    前記公転体の外部に設けられて、前記管体の第2端が接続され、所定の機器との中継を行う中継部と、
    を含む遠心機。
JP2017216081A 2017-11-09 2017-11-09 遠心機及び処理容器 Pending JP2019084511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216081A JP2019084511A (ja) 2017-11-09 2017-11-09 遠心機及び処理容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017216081A JP2019084511A (ja) 2017-11-09 2017-11-09 遠心機及び処理容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019084511A true JP2019084511A (ja) 2019-06-06

Family

ID=66761834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017216081A Pending JP2019084511A (ja) 2017-11-09 2017-11-09 遠心機及び処理容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019084511A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250739A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Gogyo Co Ltd 携帯型保温容器
WO2014007037A1 (ja) * 2012-07-04 2014-01-09 株式会社シンキー 遠心機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250739A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Gogyo Co Ltd 携帯型保温容器
WO2014007037A1 (ja) * 2012-07-04 2014-01-09 株式会社シンキー 遠心機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8092075B2 (en) Agitation/deaeration device
US9044717B2 (en) Centrifugal device
US20100265791A1 (en) Mixing and degassing apparatus
JP2011218300A (ja) 遊星回転混合装置
JP5138432B2 (ja) 材料充填装置
JP2009208026A (ja) 攪拌脱泡装置
JPH11290668A (ja) 攪拌脱泡装置
CN113652645A (zh) 一种旋转镀膜设备
JP5630934B2 (ja) 遠心機、及びそれに適用される接続機構
JP2007245110A (ja) 温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法
JP2019084511A (ja) 遠心機及び処理容器
JP2001246236A (ja) 攪拌脱泡装置
JP2009273959A (ja) 攪拌脱泡装置の停止方法及び攪拌脱泡装置
JP2015186795A (ja) 遠心機、及び温調機構
US6820503B2 (en) High-speed rotation testing apparatus
JP2021094512A (ja) 撹拌・脱泡装置
JP5575344B1 (ja) 遠心機、及び送受信機構
JP2016101576A (ja) 遠心機、及び装着機構
JPS6167701A (ja) 粉末混合装置
JP6618405B2 (ja) 撹拌脱泡機
JP7303529B2 (ja) 充填装置、及び充填済み容器製造方法
KR20170098525A (ko) 교반 및 탈포 장치
JP2004074130A (ja) 溶剤等の攪拌・脱泡方法とその装置
JP2001276592A (ja) 攪拌脱泡装置
JP2013252516A (ja) 遠心機、及び処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181001

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20181017

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211207