JP2001276592A - 攪拌脱泡装置 - Google Patents

攪拌脱泡装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納容器を保持する構成を大幅に簡略化した
自転公転式の攪拌脱泡装置を提供する。 【解決手段】 公転軸線(公転軸10)と、公転軸線の
周りに回転可能な回転体20と、回転体の遠心側に位置
する自転軸線30と、回転体の遠心側に設けられ、収納
容器の側面に嵌合し、収納容器を自転軸線の周りに回転
可能に保持する第一の回転保持手段(側部軸受45)
と、収納容器の底面に嵌合し、収納容器を支持する支持
体50と、回転体の遠心側に設けられ、支持体を自転軸
線の周りに回転可能に保持する第二の回転保持手段(底
部軸受55)と、を備える攪拌脱泡装置1を構成し、従
来のような上部軸受及び下部軸受や容器ホルダを不要と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転公転式の攪拌
脱泡装置に係り、特に収納容器を保持する構成を大幅に
簡略化した攪拌脱泡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自転公転式の攪拌脱泡装置と
して、例えば図5に示すように、被混練材料W’を収納
した収納容器40’を容器ホルダ103’内に保持し、
容器ホルダ103’を公転させながら自転させることに
より、被混練材料W’の攪拌(以下「混練」を含む。)
及び脱泡を行う攪拌脱泡装置1’が知られている。
【0003】この攪拌脱泡装置1’は、有底筒状を呈す
る筐体2’と、筐体2’の内部にばね4’を介して水平
に支持される基板5’と、基板5’の中央下面に垂直に
支持されるモータ6’と、モータ6’の回転軸に直結さ
れて回転可能な公転軸10’と、公転軸10’の上端に
固設されて回転可能な回転体20’と、回転体20’の
一方の遠心側において上部軸受101’及び下部軸受1
02’を介して保持されて回転可能な自転軸30’と、
自転軸30’の上端に固設されて回転可能な金属製の容
器ホルダ103’とを備える。
【0004】また攪拌脱泡装置1’は、公転軸10’に
軸受を介して嵌装され基板5’に固定されて回転不能な
公転軸プーリ11’と、回転体10’の他方の遠心側に
おいて軸受を介して保持されて回転可能な上下二段の自
転力付与プーリ104’と、容器ホルダ10’の底部外
周に形成されて回転可能な自転軸プーリ51’と、公転
軸プーリ11’と自転力付与プーリ104’の下段との
間に掛け回される下部ベルト105’と、自転力付与プ
ーリ104’の上段と自転軸プーリ51’との間にアイ
ドラ21’を介して掛け回される上部ベルト106’と
を備え、一種の遊星減速機構を構成している。
【0005】この攪拌脱泡装置1’によれば、被混練材
料W’を収納した収納容器40’を容器ホルダ103’
内に保持した状態で、モータ6’を駆動すると、回転体
20’が回転することにより、容器ホルダ103’が公
転軸10’の周りに、例えば回転速度2000rpmで
反時計回り方向に公転すると共に、遊星減速機構の原理
により、容器ホルダ103’が自転軸30’の周りに、
例えば回転速度800rpmで時計回り方向に自転す
る。すると、収納容器40’の公転によって内部の被混
練材料W’に遠心力が働き、その遠心力で被混練材料
W’が収納容器40’の内壁に押圧されて脱泡され、さ
らに収納容器40’の自転によって内部の被混練材料
W’が攪拌され混練される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
攪拌脱泡装置1’において、収納容器40’は、自転軸
30’を回転可能に保持する上部軸受101’及び下部
軸受102’と、金属製の容器ホルダ103’と、を介
して回転体20’に保持されていたため、収納容器4
0’を保持する構成が比較的重く大型であった。そのた
め、モータ6’の負担が大きく、回転半径が大きいため
装置の大型化を招き、上部軸受101’の負担が大きい
ため破損を招く場合がある、という不都合を生じてい
た。
【0007】具体的には、上部軸受101’と下部軸受
102’とは、図4(b)に示すように、攪拌脱泡時に
おける被混練材料W’の重心G’よりさらに遠心側の位
置に備えられている。ここで、作用点となる上部軸受1
01’の位置をA’点とし、支点となる下部軸受10
2’の位置をB’点とした場合に、B’G’間の距離は
B’A’間の距離の約2倍であるため、上部軸受10
1’は被混練材料W’の約2倍の質量の遠心力を負担し
ていることになり、従って破損を招く場合があるため、
破損しないように比較的丈夫な軸受を用いる必要があ
る。
【0008】ここで、収納容器を保持する構成を簡略化
することができれば、モータの負担が軽減され、回転半
径の縮小により装置の小型化に寄与し、軸受の負担の軽
減により破損が防止される、という様々なメリットを享
受することができる。
【0009】そこで、本発明は、収納容器を保持する構
成を大幅に簡略化した自転公転式の攪拌脱泡装置を提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決すべく構成されるものであり、その請求項1に係る発
明は(例えば図2参照)、『被混練材料Wを収納した収
納容器40を保持して公転させながら自転させることに
より、該被混練材料の攪拌及び脱泡を行う装置であっ
て、/公転軸線(公転軸10)と、/前記公転軸線の周
りに回転可能な回転体20と、/前記回転体の遠心側に
位置する自転軸線30と、/前記回転体の遠心側に設け
られ、前記収納容器の側面に嵌合し、該収納容器を前記
自転軸線の周りに回転可能に保持する第一の回転保持手
段(側部軸受45)と、を備えることを特徴とする、攪
拌脱泡装置1』である。これによれば、収納容器はその
側面において第一の回転保持手段で保持され、従来の攪
拌脱泡装置1’のような上部軸受101’及び下部軸受
102’や容器ホルダ103’が不要であるため、収納
容器を保持する構成を大幅に簡略化することができ、従
って、モータの負担が軽減され、回転半径の縮小により
装置の小型化に寄与する。
【0011】また、その請求項2に係る発明は(例えば
図2参照)、『前記収納容器40の底部に形成された凹
凸部(嵌合凸部40b)と嵌合し、該収納容器を支持す
る支持体50と、/前記回転体20の遠心側に設けら
れ、前記支持体を前記自転軸線30の周りに回転可能に
保持する第二の回転保持手段(底部軸受55)と、を備
えることを特徴とする、請求項1に記載の攪拌脱泡装置
1』である。これによれば、収納容器はその底部におい
て支持体に嵌合支持され、その支持体は第二の回転保持
手段で保持されるため、収納容器の空転を防止しなが
ら、収納容器を前記第一の回転保持手段と支持体により
二点で安定して保持することができる。
【0012】また、その請求項3に係る発明は(例えば
図2参照)、『自転駆動力が前記支持体50に伝達され
ることを特徴とする、請求項2に記載の攪拌脱泡装置
1』である。これによれば、例えば支持体の外周に自転
軸プーリ51を形成し、公転軸プーリ11と自転軸プー
リとの間に伝動ベルト22を掛け回すことで、支持体を
介して自転駆動力を収納容器40に伝達することができ
る。
【0013】さらに、その請求項4に係る発明は(例え
ば図4(a)参照)、『前記第一の回転保持手段(側部
軸受45)と前記第二の回転保持手段(底部軸受55)
とが、攪拌脱泡時における前記被混練材料Wの重心Gを
挟んで対称となる位置に備えられることを特徴とする、
請求項2又は請求項3に記載の攪拌脱泡装置1』であ
る。これによれば、側部軸受と底部軸受の負担が均等に
なり、負担が軽減されるため、軸受の破損を防止するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る攪拌脱泡装置
における好適な実施の形態に関し、図面を参照しつつ詳
細に説明する。
【0015】1.攪拌脱泡装置の構成 攪拌脱泡装置1は、図1及び図2に示すように、被混練
材料Wを収納した収納容器40を保持して公転させなが
ら自転させることにより、被混練材料Wの攪拌及び脱泡
を行う装置である。ここで「被混練材料W」は、半田ペ
ースト,歯科用印象材料,油脂,樹脂,顔料,各種粉体
などのような流動性を有する材料(供試体)である。ま
た、収納容器40は、図2及び図3に示すように、カッ
プ状を呈する専用の容器である。この収納容器40に
は、図2に示すように、必要に応じて内部に使い捨て容
器41が装着され、図3に示すように、中段側面に鉛直
状の嵌合段部40aが形成され、下段側面に複数の嵌合
凸部40bが形成されている。なお、嵌合凸部40b
は、収納容器40の底部(底面及び又は底面近傍の下段
側面)に形成された凹凸部(凹部及び又は凸部)の一形
態である。
【0016】この攪拌脱泡装置1は、図1及び図2に示
すように、有底筒状を呈する筐体2と、筐体2の内底面
に立設される複数の支柱3と、支柱3に防振ワイヤ4を
介して水平に支持される基板5と、基板5の中央下面に
垂直に支持されるモータ6とを備える。なお、防振ワイ
ヤ4に代えてばねを用いても良い。また、筐体2の内底
面とモータ6の底面との間には防振ゴム7が介設されて
いる。
【0017】また、攪拌脱泡装置1は、(1)公転軸線
である公転軸10と、(2)回転体20と、(3)自転
軸線30と、(4)第一の回転保持手段である側部軸受
45と、(5)支持体50と、(6)第二の回転保持手
段である底部軸受55とを備える。以下、各構成につい
て詳細に説明する。
【0018】(1)公転軸線は、攪拌脱泡装置1の略中
心に位置する回転軸線であり、ここではモータ6の回転
軸に直結されて回転可能な公転軸10である。この公転
軸10には、軸受を介して公転軸プーリ11が嵌装され
ており、この公転軸プーリ11は、基板5に固定されて
回転不能である。
【0019】(2)回転体20は、公転軸線の周りに回
転可能なものであり、ここでは公転軸10の上端に固設
されている。この回転体20は、基端部20aから一方
の遠心側に向けて斜め45゜の方向に延出する中段部2
0bと下段部20cとを有する二股形状を呈する。この
基端部20aの側面には、水平な軸の周りに回転可能な
アイドラ21が設けられている。また中段部20bと下
段部20cとの間は、特に図1に示すように、空間Sに
なっている。さらに回転体20の他方の遠心側には、お
もり23aを移動することにより回転バランスを調節す
るバランス調節機構23が設けられている。なお、この
回転体20に収納容器40を装着する作業を容易にする
ために、空間Sを囲繞するカバー(図示外)を設けても
良い。
【0020】(3)自転軸線30は、回転体20の遠心
側に位置する回転軸線であり、ここでは独立した軸部材
ではなく仮想の線である。この自転軸線30は、中段部
20b及び下段部20cと直交するように、内側に向け
て斜め45゜の方向に傾斜している。なお、自転軸線3
0の傾斜角度は任意に設定することができる。
【0021】(4)第一の回転保持手段は、回転体20
の遠心側に設けられ、収納容器40の側面に嵌合し、収
納容器40を自転軸線30の周りに回転可能に保持する
ものであり、ここでは側部軸受45である。この側部軸
受45は、特に図1に示すように、中段部20bに形成
された貫通孔に自転軸線30と同軸に取り付けられ、そ
の外輪は中段部20bに固定されて回転不能であり、そ
の内輪は収納容器40を保持して回転可能である。ここ
で、収納容器40は、特に図3に示すように、その中段
側面に形成された嵌合段部40aにおいて側部軸受45
の内輪と密着嵌合して、側部軸受45に保持されるよう
になっている。なお、収納容器40と側部軸受45とが
嵌合する位置は、収納容器40の側面であれば、上段側
面でも下段側面でも良い。また、収納容器40と側部軸
受45との嵌合は、密着嵌合には限られず、凸部と凹部
の係合嵌合でも良い。さらに、第一の回転保持手段は、
前記の作用を奏するものであれば、側部軸受45には限
られない。
【0022】(5)支持体50は、収納容器40の底部
に形成された凹凸部と嵌合し、収納容器40を支持する
ものであり、ここでは外周に鍔を有する薄型の有底円筒
である。この支持体50は、特に図1に示すように、中
段部20bと下段部20cとの空間Sに自転軸線30と
同軸に設けられ、特に図3に示すように、その内部が支
持部50aとされ、その支持部50aの内壁面に複数の
嵌合凹部50bが形成されている。ここで、収納容器4
0は、特に図3に示すように、その下段側面に形成され
た凹凸部である嵌合凸部40bが嵌合凹部50bと係合
嵌合し、空転を防止されながら、支持体50に支持され
るようになっている。なお、収納容器40と支持体50
との嵌合は、収納容器40の下段側面における嵌合には
限られず、収納容器40の底面における嵌合でも良く、
また嵌合凸部40bと嵌合凹部50bの係合嵌合には限
られず、凹凸が逆の関係であっても良い。
【0023】この支持体50は、自転駆動力が伝達され
るように構成することもできる。具体的には、支持体5
0の外周の鍔に自転軸プーリ51を形成し、公転軸プー
リ11と自転軸プーリ51との間にアイドラ21を介し
て伝動ベルト22を掛け回すことで一種の遊星減速機構
を形成し、支持体50を介して自転駆動力を収納容器4
0に伝達するように構成することができる。なお、自転
及び公転の機構はベルト伝動には限られず、例えば歯車
伝動でも良く、その場合には支持体50の外周を歯車状
に形成すれば良い。また、自転を停止したり自転速度を
可変し得るように構成することも可能である。
【0024】(6)第二の回転保持手段は、回転体20
の遠心側に設けられ、支持体50を自転軸線30の周り
に回転可能に保持するものであり、ここでは底部軸受5
5である。この底部軸受55は、特に図1に示すよう
に、下段部20cの上面に自転軸線30と同軸に取り付
けられ、その内輪は下段部20cに固定されて回転不能
であり、その外輪は支持体50の底面に嵌合されて回転
可能である。なお、第二の回転保持手段は、前記の作用
を奏するものであれば、底部軸受55には限られない。
【0025】ここで、側部軸受45と底部軸受55と
は、図4(a)に示すように、攪拌脱泡時における被混
練材料Wの重心Gを挟んで対称となる位置に備えられる
のが好ましい。これによれば、側部軸受45の位置をA
点とし、底部軸受55の位置をB点とした場合に、AG
間の距離とBG間の距離が等しいため、側部軸受45及
び底部軸受55は被混練材料Wの半分の質量の遠心力を
負担すれば足りることになり、従って破損を招くことは
ないため、比較的簡易な構成の軸受を用いることができ
る。
【0026】これを、図4(b)に示す従来の攪拌脱泡
装置1’と比較した場合、側部軸受45及び底部軸受5
5が負担する遠心力は、上部軸受101’が負担する遠
心力の約1/4で済むことになる。また、本発明に係る
攪拌脱泡装置1の回転半径Rは、従来の攪拌脱泡装置
1’の回転半径R’よりも小さくて済むことになる。
【0027】以上の構成を備える攪拌脱泡装置1によれ
ば、従来の攪拌脱泡装置1’のような上部軸受101’
及び下部軸受102’や容器ホルダ103’が不要であ
るため、収納容器40を保持する構成を大幅に簡略化す
ることができる。
【0028】2.攪拌脱泡装置の作用 攪拌脱泡装置1においては、以下の手順により被混練材
料Wの攪拌及び脱泡が行われる。
【0029】(1)収納容器の保持 まず、被混練材料Wを収納した収納容器40を回転体2
0に装着して保持する。具体的には、図1に示す状態
で、収納容器40を側部軸受45及び支持体50に挿入
し、嵌合段部40aを側部軸受45の内輪に密着嵌合す
ると共に、嵌合凸部40bを嵌合凹部50bに係合嵌合
して、図2に示す状態とする。ここで、収納容器40
は、空転を防止されながら、側部軸受45と支持体50
により二点で安定して保持される。
【0030】(2)装置の作動 次に、モータ6を駆動すると、回転体20が回転するこ
とにより、収納容器40が公転軸10の周りに、例えば
回転速度2000rpmで反時計回り方向に公転すると
共に、遊星減速機構の原理により、収納容器40が自転
軸線30の周りに、例えば回転速度800rpmで時計
回り方向に自転して、被混練材料Wが攪拌脱泡される。
ここで、収納容器40を保持する構成は、大幅に簡略化
されているので、従来と比べてモータ6の負担が軽減さ
れる。また、側部軸受45と底部軸受55は、図4
(a)に示すように配置されているので、両軸受の負担
が均等になり、従来と比べて負担が軽減されるため、軸
受の破損が防止される。さらに、従来と比べて回転半径
Rが縮小されるため、装置の小型化に寄与する。
【0031】3.その他 以上に説明した実施の形態においては、収納容器40
を、側面と底部で保持する構成としているが、一箇所の
側面で保持する構成とすることや、二箇所以上の側面
(及び必要に応じて底面)で保持する構成とすることも
可能である。即ち、収納容器40を少なくとも一箇所の
側面で保持する構成であれば、本発明の範囲に含まれ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように構成される本発明に係る攪
拌脱泡装置によれば、収納容器を保持する構成を大幅に
簡略化した自転公転式の攪拌脱泡装置を提供することが
できる、という顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る攪拌脱泡装置を表す部分断面正面
図である。
【図2】収納容器を保持した状態を表す部分断面正面図
である。
【図3】収納容器と側部軸受及び支持体との嵌合の状態
を表す分解斜視図である。
【図4】収納容器を保持する構成を模式的に表す断面正
面図であり、(a)は本発明に係る攪拌脱泡装置、
(b)は従来の攪拌脱泡装置を表す。
【図5】従来の攪拌脱泡装置を表す部分断面正面図であ
る。
【符号の説明】
1 攪拌脱泡装置 2 筐体 3 支柱 4 防振ワイヤ 5 基板 6 モータ 7 防振ゴム 10 公転軸(公転軸線) 11 公転軸プーリ 20 回転体 20a 基端部 20b 中段部 20c 下段部 21 アイドラ 22 伝動ベルト 23 バランス調節機構 23a おもり 30 自転軸線 40 収納容器 40a 嵌合段部 40b 嵌合凸部(凹凸部) 41 使い捨て容器 45 側部軸受(第一の回転保持手段) 50 支持体 50a 支持部 50b 嵌合凹部 51 自転軸プーリ 55 底部軸受(第二の回転保持手段) S 空間 W 被混練材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被混練材料を収納した収納容器を保持して
    公転させながら自転させることにより、該被混練材料の
    攪拌及び脱泡を行う装置であって、 公転軸線と、 前記公転軸線の周りに回転可能な回転体と、 前記回転体の遠心側に位置する自転軸線と、 前記回転体の遠心側に設けられ、前記収納容器の側面に
    嵌合し、該収納容器を前記自転軸線の周りに回転可能に
    保持する第一の回転保持手段と、を備えることを特徴と
    する、攪拌脱泡装置。
  2. 【請求項2】前記収納容器の底部に形成された凹凸部と
    嵌合し、該収納容器を支持する支持体と、 前記回転体の遠心側に設けられ、前記支持体を前記自転
    軸線の周りに回転可能に保持する第二の回転保持手段
    と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の攪拌
    脱泡装置。
  3. 【請求項3】自転駆動力が前記支持体に伝達されること
    を特徴とする、請求項2に記載の攪拌脱泡装置。
  4. 【請求項4】前記第一の回転保持手段と前記第二の回転
    保持手段とが、攪拌脱泡時における前記被混練材料の重
    心を挟んで対称となる位置に備えられることを特徴とす
    る、請求項2又は請求項3に記載の攪拌脱泡装置。
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