JP2018500164A - 二重遠心分離機のロータに用いる回転ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
しかし多くの場合、遠心分離時の試料容器の確実な取り付けは、受取ユニットが回転ユニットの回転ヘッドに相当程度係合して、受取ユニットが回転時に生成される力によって回転ヘッドから外れるのを防ぐ場合にのみ保証されている。
第1に、このことは全体的なサイズの点で不利である。
第2に、回転ユニットへの確実な取り付けは容易ではないか、または全く不可能である。
なぜなら、ある種の業務では、試料容器を回転ヘッドに水平に挿入することが必要だからである。
受取ユニットと回転ヘッドは相互に積極的に連結されており、それによって、公差に起因する僅かな相対運動が生じ、運用時に追加的な不均衡が生じる。
これらの不均衡は、運用時に大きな摩耗を発生させ、二重遠心分離機の早期破壊につながる。
さらに、結果として、設置空間が少なくて済む。
回転ヘッドは、受取ユニットと共に回転するように該受取ユニットに取り外し可能に連結され、受取ユニットは、試料を含み受取ユニットに挿入される少なくとも1つの試料容器レセプタクルを収容することができる。
受取ユニットと回転ヘッドは、該受取ユニットおよび該回転ヘッドの一部が楔状の態様で相互に係合する摩擦連結により連結され、摩擦連結は、受取ユニットが回転ユニットの回転軸に沿って回転ヘッドに向かう方向で移動するにつれ増大する。
楔状の摩擦連結に必要な条件は、技術的に容易に実装することができる。
よって、利用者は、回転ヘッドと受取ユニットとの間の摩擦連結/締付連結を、いかなる工具も使用せずに、容易に生成および解放することができる。
よって、回転時に発生する力は、受取ユニットの回転ユニットとの楔締めを強化するために使用される。
これは、回転速度に関係なく受取ユニットを回転ユニットに取り付けるための単純かつ確実な方法である。
これにより、楔締め/締付けが本質的には受取ユニットを挿入することによって作り出されるため、楔状の摩擦連結を容易に作り出すことができ、受取ユニットを除去することにより楔状の摩擦連結を解放することができる。
よって、これらのストッパは、回転ヘッドに対する受取ヘッドの移動を、画定された最大範囲までに制限する。
これにより、過剰な楔締め/締付けと、それに起因する不可逆な引っ掛かりが防止されるため、二重遠心分離機の操作の安全性が向上する。
さらに、そのようなストッパは、回転ヘッドでの使用に適していない受取ヘッドが誤って挿入される可能性を低減する。
足は、受取ユニットに設けられ、凹部は、回転ヘッドに設けられている。
または、足が、回転ヘッドに設けられ、凹部が、受取ユニットに設けられている。
さらに、足と凹部の両方を受取ユニットおよび回転ヘッドに設けることも可能である。
足の円錐形状は、良好な楔締め/締付け効果と高いせん断強度を実現し、同時に、凹部の方向に向かって先細りする足の外側輪郭は、凹部内で足を中央揃えするための単純な方法を提供する。
この角度範囲により、足のせん断強度と楔締め/締付けとの間の特に好ましい比率が生まれる。
さらに、足は、受取ユニットが回転ヘッドに挿入されたときに、凹部内で最適に中央揃えされる。
結果として、運用時に足の数および/またはサイズが不十分であることに起因して、楔状の摩擦連結が予期せず解放され、二重遠心分離機を損傷することが防止される。
同時に、安全な運用に求められる最小限の数およびサイズの足が提供されるため、材料コストおよび製造労力を低減することができる。
経験上、これによって、足のせん断強度と摩擦連結の安定性との間の最適な比率が得られることが示された。
これにより、これらの材料の強度、加工性、およびコストの特に良好な比率が得られる。
強度、安定性、重量等に関する要件に応じて、駆動シャフトは、アルミニウムもしくは鋼鉄で作成し、または、鋼鉄で被覆することができる。
加えて、この回転対称な配置により、不均衡が生じるのを防ぐことができる。
これにより、材料への負荷が低減され、回転ヘッドをより安全に運用することができる。
この安全容器は、取り付けられた状態で、詳細には、試料容器レセプタクルに挿入された試料容器を備える受取ユニットを横方向で完全に包囲する。
これにより、たとえば、材料の欠陥により足と凹部の楔締め/締付け動作が失われた場合に、受取ユニットが回転軸に対して横方向で抜け出ることが防止される。
さらに、安全容器が完全に閉じた設計であれば、これによって、たとえば、試料容器が破壊された後に、試料材料が安全容器から漏れることが防止される。
漏れ出した試料材料は、安全溝で受け止められ、安全溝内で分散させられる。
これにより、漏れ出した試料材料が、単一のスポットで収集され、不均衡が生じるのを防ぐことができる。
これにより、試料材料の漏出が防止されるため、回転ヘッドと、詳細には、回転ヘッドに連結された軸受、ならびに、二重遠心分離機のその他の内側空間は、受取ユニットおよび受取ユニットに収容された試料容器が破損した場合に、汚染から保護される。
さらに、蓋は、受取ユニットが抜け出ることを防止し得る。
結果として、受取ユニットは、より確実に安全容器内に取り付けられる。
さらに、これにより、安全容器をより容易に封止することができるため、潜在的な環境汚染に対する安全容器の保護効果が強化される。
これにより、運用中に安全容器が回転ヘッドから外れて二重遠心分離機を損傷することがなくなる。
構成要素の数が減ることで、システムの安定性が向上する。
この実施形態は、安全であると共に、欠陥を生じさせにくい。
よって、受取ユニットと試料容器レセプタクルは、2つの部品として設計される。
これにより、異なる試料容器レセプタクルを受取ユニットに導入することが可能となる。
これにより、さまざまな数の幅広い試料容器を処理すると共に、強力な楔締め/締付け効果により回転ヘッド内で安全に支持される、試料容器用の適切な試料容器レセプタクルを常に利用することが可能となる。
結果として、必要な受取ユニットの数を半分に減らすことができる。
これにより、試料容器が受取ユニットから外れることが防止され、よって、遠心分離時の二重遠心分離機の安全性が向上し、不具合が生じた場合の損傷または汚染の危険性が、最小化される。
よって、試料容器は、第1のストッパと第2のストッパの間で堅く締め付けられる。
これにより、必要な構成要素の数が減少し、試料容器をさらに安全に取り付けることが可能となる。
回転ユニット10は、軸受14が同心に取り付けられた、カップ形状の軸受箱12を有している。
軸受箱12は、その開口側に、周囲全体に延長するフランジ19を有し、フランジ19は、8つの等間隔に設けられた穴20を有する。
これらの穴20は、カバーディスク16の穴18に一致し、カバーディスク16は、円筒ねじ22により軸受箱にねじ連結され、それによって、軸受箱12の開口側を閉じる。
回転ヘッド24の軸受シャフト34が、開口部16aを経由して開口部14aを貫通し、回転ヘッド24を軸受14と同心回転するように軸受14に取り付ける。
これらの底部30および壁28は、閉じた安全容器を形成する。
そして、底部30の壁28に隣接して、円周状の安全溝31が設けられる。
この安全溝31は、運用時の不備に起因して二重遠心分離機から漏れた試料材料を収集する役割を果たす。
底部30には、相互に等間隔に設けられ壁28に隣接して配置された8つの凹部32が設けられている。
位置決めピン29、29aおよび凹部32の役割については、添付の図面を参照しながら後述する。
壁28の全周に沿って歯26が延長し、壁28と共に回転するように壁28に連結されている。
歯26は、遠心分離機の別の回転機構の従来型の歯車駆動装置の歯車と噛み合うが、この歯車は、明確性の観点から図示されていない。
歯車駆動装置をさらなる回転機構として使用することは公知であり、先行技術で既に説明されているので、ここでは、詳しく説明しない。
図2aは、図2の受取ユニット40の底面図である。
図2bは、図2の受取ユニット40の側面図である。
受取ユニット40は、下側42aを備える本質的に円形の底部42と、それぞれが相互に平行に配置され端部56を備える2対の仕切り壁44とを有する。
底部42の円周は、安全容器を備える回転ヘッド24にわずかな隙間を空けて受取ユニット40を挿入することができるように選択されている。
よって、運用時に不備が生じた場合に二重遠心分離機から漏れる試料材料は、底部42の周囲と、図1の回転ヘッド24および壁28の内周との間の間隙から下方に流れ、安全溝31で収集される。
よって、受取ユニット40を回転ヘッド24に導入した後、図3a、図3b、図4a、および図4bを参照して説明する試料容器レセプタクル60、70を受け取るための合計5個の凹部46a、46bができる。
凹部46a、46bは、同じ長さの仕切り壁44の対により横方向で区切られ、回転ヘッド24の壁28により部分的に区切られる。
この壁28は、図2では明確性の観点から省略されている。
二重の十字形状の中央に位置する凹部46aは、仕切り壁44の対により四辺を区切られ、正方形の底部領域を有している。
凹部46aの各辺に隣接して、仕切り壁44の一部により三辺を区切られた凹部46bが存在する。
さらに、それぞれが仕切り壁44の一部により二辺を区切られた4つの凹部46cが、底部30の外周に沿って見た場合に2つの凹部46bの間に位置している。
各凹部46a、46bでは、突起54が、仕切り壁44の少なくとも一部の上に形成されている。
この突起は、試料容器レセプタクル60、70を挿入時に案内する役割を果たす。
これは、仕切り壁44の端部56が、回転ヘッド24の壁28と共に、試料容器レセプタクル60、70が端部56を越えて移動するのを防ぐストッパを形成するからである。
結果として、受取ユニット40は、遠心分離時に最大5つの試料容器レセプタクル60、70を収容するのに適している。
この外壁48は、仕切り壁44の2つの対応する端部56を連結する。
4つの外壁48のそれぞれの中央に位置決め溝48aが取り付けられており、この溝48aは、受取ユニット40が挿入された状態で、回転ヘッド24の壁28に当接する。
受取ユニット40を回転ヘッド24に挿入する際、4つの位置決め溝48aは、さらに、図1に示されている壁28の位置決めピン29と連携し、よって受取ユニット40を案内する役割を果たす。
さらに、位置決め溝48aおよび対応する位置決めピン29が連動して、受取ユニット40を回転ヘッド24内で共に回転するように支持する。
さらに、位置決めピン29aに対応する単一の案内レール49が、4つの外壁48の1つに設けられている。
案内レール49と位置決めピン29aの相互作用により、受取ユニット40が正しく位置合わせされる。
底部42の下側42aで、各先細りピン50の自由端が、回転ヘッド24の底部30の対応する凹部32に一致するように寸法設定された、円錐台状の足52を形成する。
結果として、受取ユニット40を挿入すると、足52および凹部32が、信頼性の高い楔締め/締付け効果を呈する。
この十字形状の構成は、安定性と軽量化の良好な妥協点であることから選択された。
図3bは、試料容器レセプタクル60の平面図である。
この底壁61は、縁部62aと、縁部62aに平行な別の縁部62cと、縁部62bと、縁部62bに平行な別の縁部62dとを有し、これらすべての縁部が同じ長さである。
底壁61対して垂直に延長する4つの縁部62eが存在する。
縁部62aと2つの縁部62eにより定められる挿入側63は、内部に設けられた6つの収納凹部68aを有し、その中に最大6つの遠心分離管を水平に格納することができる。
底壁61に対して平行に、試料容器レセプタクル60の上壁67が配置されている。
この上壁67には、6つの収納凹部68bが設けられており、その中に最大6つの遠心分離管(明確性の観点から図示せず)を垂直に収容することができる。
縁部62bと2つの縁部62eにより定められる側壁66に位置決め溝64が設けられており、この溝64が図2に示す突起54と連携して、試料容器レセプタクル60の挿入時に凹部46a、46bの突起54を正しく位置決めする役割を果たす。
図4bは、試料容器レセプタクル70の平面図である。
他の要件に適した試料容器レセプタクルを容易に製造することができる。
図5aは、図5の受取ユニット80の底面図である。
図5bは、図5の受取ユニット80の側面図である。
また、受取ユニット40と異なり、受取ユニット80は、底部82の外側輪郭を囲むように配置された安全壁88を有する。
受取ユニット80の回転ヘッド24への挿入、および、受取ユニット80の下側82aに設けられた足84と回転ヘッド24に設けられた凹部32との間の楔締め効果について、受取ユニット80は、図2、図2a、図2bを参照しながら説明した内容と異なっていない。
受取空間86の2つの矩形の脚部86aおよび86bが、相互に垂直になるように配置され、第1の脚部86aの表面領域と、第2の脚部86bの表面領域とが同一であり、図6および図7に示す試料容器レセプタクル100、110の表面領域に対応する。
このために、脚部86aの両端の安全壁88に凹部90が設けられており、これらの凹部90が、脚部86aに対して相互に正反対に配置されている。
凹部90は、図6を参照して詳しく後述するように、試料容器が挿入された試料容器レセプタクル100を受取ユニット80に確実に楔締めする役割を果たす。
このために、脚部86bの第1の端部が、安全壁88に凹部92aを有し、脚部86bの第2の端部が、安全壁88に2つの凹部92bを有している。
これらの凹部92a、92bは、図7を参照して詳しく後述するように、試料容器レセプタクル110を受取ユニット80に確実に楔締めする役割を果たす。
これにより、試料容器レセプタクル100、110から受取ユニット80への試料材料の潜在的な漏れを制限することができる。
試料容器レセプタクル100は、図5、図5a、および図5bを参照して説明したように、受取ユニット80の第1の脚部86aで受け取られるようになされている。
これらの開口部は、それぞれが遠心分離管(明確性の観点から図示せず)を受け取って内部に垂直に格納することができる。
各表側102a、102bの開口部104a、104bから突出する遠心分離管の端部(蓋側)は、安全壁88に設けられた対応する凹部90に係合する。
これにより、試料容器レセプタクル100を受取ユニット80に堅く締め付ける楔締め作用が生じる。
これらの開口部114a、114bを使用して、遠心分離管(明確性の観点から図示せず)を内部に垂直に収容するように受け取ることができる。
図6に示す解決策と同様に、各表側112a、112bの開口部114a、114bから突出する遠心分離管の端部は、安全壁88に作成された対応する凹部92a、92bに係合する。
これにより、試料容器レセプタクル110と受取ユニット80との間で、信頼性の高い楔締め作用が生じる。
これにより、安全容器を備える回転ヘッド24に隙間を空けずに受取ユニット120を適合させることができる。
試料容器レセプタクル124が、底部122に水平に設けられ、2つの試料容器(ガラス瓶、ここでは図示せず)を水平姿勢で受け取るようになされている。
試料容器レセプタクル124は、同じ材料から一体に成形された2つの平行な受取管124a、124bを備えている。
受取管124a、124bは、その縦方向で対向する端部に、ガラス瓶を導入することができる受取開口部126をそれぞれ有している。
これらの部材123は、受取ユニット120が回転ヘッド24に導入されるときに受取ユニット120を中央揃えし、完全に挿入された受取ユニット120を安定させるようになされている。
よって、これらの部材は、受取ユニット40の仕切り壁44の端部56に類似する役割を果たす。
この閉鎖プレート128の表面領域は、半円形部分128aと、それに続く矩形部分128bとにより画定される。
この閉鎖プレート128は、図の視点では見ることができない底部122の凹部を利用して、挿入方向132で導入することができる。
この凹部に続いて、受取管124a、124b内の受取開口部126に隣接する領域でそれぞれ延長する溝(この視点では見ることができない)がある。
この溝は、閉鎖プレート128を案内して安定させる役割を果たす。
閉鎖プレート128の厚さと、溝の幅とは、相互に適合するようになされており、矩形部分128bの厚さが挿入方向132と逆方向でわずかに増大している。
これにより、閉鎖プレートを溝に完全に挿入した後、楔締め効果が生じる。
この楔締め効果により、閉鎖プレート128が底部122の凹部から誤って抜け落ちることが防止される。
さらに、完全に挿入された閉鎖プレート128と、導入されたガラス瓶との間で、楔締め効果が生じる。
12 ・・・ 軸受箱
14 ・・・ 軸受
14a ・・・ 同心の開口部
16 ・・・ カバーディスク
16a ・・・ 同心の開口部
18 ・・・ 穴
19 ・・・ フランジ
20 ・・・ 穴
22 ・・・ 円筒ねじ
24 ・・・ 回転ヘッド
26 ・・・ 歯
28 ・・・ 壁
29 ・・・ 位置決めピン
29a ・・・ 位置決めピン
30 ・・・ 底部
31 ・・・ 安全溝
32 ・・・ 凹部
34 ・・・ 軸受シャフト
40 ・・・ 受取ユニット
42 ・・・ 底部
42a ・・・ 下側
44 ・・・ 仕切り壁
46a、46b、46c ・・・ 凹部
48 ・・・ 外壁
48a ・・・ 位置決め溝
49 ・・・ 案内レール
50 ・・・ 先細りピン
52 ・・・ 足
54 ・・・ 突起
56 ・・・ 端部
58 ・・・ 隆起
60 ・・・ 試料容器レセプタクル
61 ・・・ 底壁
62a、62b、62c、62d、62e ・・・ 縁部
63 ・・・ 挿入側
64 ・・・ 位置決め溝
66 ・・・ 側壁
67 ・・・ 上壁
68a、68b ・・・ 収納凹部
70 ・・・ 試料容器レセプタクル
73 ・・・ 挿入側
77 ・・・ 上壁
78a、78b ・・・ 収納凹部
80 ・・・ 受取ユニット
82 ・・・ 底部
82a ・・・ 下側
84 ・・・ 足
86 ・・・ 受取空間
86a ・・・ 第1の脚部
86b ・・・ 第2の脚部
88 ・・・ 安全壁
88a ・・・ 内部プロファイル
90 ・・・ 凹部
92a、92b ・・・ 凹部
100 ・・・ 試料容器レセプタクル
102a、102b・・・ 表側
104a、114b・・・ 開口部
110 ・・・ 試料容器レセプタクル
112a、112b・・・ 表側
114a、114b・・・ 開口部
120 ・・・ 受取ユニット
122 ・・・ 底部
123 ・・・ 壁部材
124 ・・・ 試料容器レセプタクル
124a、124b・・・ 受取管
126 ・・・ 受取開口部
128 ・・・ 閉鎖プレート
128a ・・・ 半円形部分
128b ・・・ 矩形部分
130 ・・・ ウェブ
132 ・・・ 挿入方向
α ・・・ 角度
D ・・・ 回転軸
Claims (25)
- 二重遠心分離機のロータに用いる回転ユニット(10)であって、軸受(14)と、前記軸受(14)に連結されて前記回転ユニット(10)に回転軸を中心に回転するように取り付けられ、前記二重遠心分離機の追加回転機構により前記ロータに対して相対的に駆動される回転ヘッド(24)とを有し、前記回転ヘッド(24)が、受取ユニット(40、80)と共に回転するように該受取ユニット(40、80)に取り外し可能に連結され、前記受取ユニット(40、80)が、少なくとも1つの試料容器用の試料容器レセプタクル(60、70、100、110)を備えた回転ユニット(10)において、
前記受取ユニット(40、80)および回転ヘッド(24)が、該受取ユニット(40、80)および該回転ヘッド(24)の一部が楔状の態様で相互に係合する摩擦連結により連結され、
前記摩擦連結が、前記受取ユニット(40、80)が前記回転ユニット(10)の回転軸に沿って前記回転ヘッド(24)に向かう方向で移動するにつれ増大することを特徴とする、回転ユニット(10)。 - 前記回転ユニット(10)が、前記ロータに傾斜して取り付けられ、
前記受取ユニット(40、80)が、回転の増加により前記摩擦連結に付勢されることを特徴とする、請求項1に記載の回転ユニット(10)。 - 前記受取ユニット(40、80)の下側(42a、82a)と前記回転ヘッド(24)の底部(30)との間に効果的な摩擦連結が存在していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の回転ユニット(10)。
- 前記摩擦連結の方向での移動を制限するストッパ(42a、82a、30)が設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記受取ユニット(40、80)と前記回転ヘッド(24)との摩擦連結が、円錐台状の足(52、84)が対応する凹部(32)に係合することを含み、
前記足(52、84)が前記受取ユニット(40、80)に設けられて前記凹部(32)が前記回転ヘッド(24)に設けられ、
もしくは、前記足(52、84)が前記回転ヘッド(24)に設けられて前記凹部(32)が前記受取ユニット(40、80)に設けられ、
または、前記足(52、84)および前記凹部(32)が前記受取ユニット(40、80)および前記回転ヘッド(24)に設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。 - 前記足(52、84)の縦軸が、前記回転ヘッド(24)の前記回転軸と平行に揃えられ、
前記足(52、84)が、回転対称に設計され、
前記足(52、84)の縦断面において円錐の表面を通る線が、前記回転軸(D)に対して10°から35°まで、詳細には、15°の角度(α)を形成していることを特徴とする、請求項5に記載の回転ユニット(10)。 - 前記足(52、84)および前記受取ユニット(40、80)、または、前記足(52、84)および前記回転ヘッド(24)が、同じ材料から一体に成形されていることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の回転ユニット(10)。
- 前記足(52、84)の数およびサイズが、前記二重遠心分離機の稼働中の交互的な回転応力から生じる力に対する前記足(52、84)の材料のせん断強度に合わせて調整されていることを特徴とする、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記足(52、84)の円錐台の底部領域の直径と同円錐台の高さとの比率が、10:6であることを特徴とする、請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記受取ユニット(40、80)に使用される材料が、プラスチック、詳細には、ポリアミドであり、
前記回転ヘッド(24)および前記試料容器レセプタクルに使用される材料が、アルミニウム、詳細には、アルミニウム合金EN AW−Al Zn5Mg3Cu−T6であることを特徴とする、請求項8または請求項9に記載の回転ユニット(10)。 - 回転対称な態様で配置されて相互に等間隔に設けられた偶数個、すなわち、少なくとも4個の足(52、84)が設けられていることを特徴とする、請求項5から請求項10のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記足(52、84)が、前記受取ユニット(40、80)の縁部に配置されていることを特徴とする、請求項5から請求項11のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記回転ヘッド(24)が、上方に向かって開口した安全容器(28)を有し、
前記安全容器(28)が、取り付けられたときに、詳細には、前記試料容器レセプタクル(60、70、100、110)を備える前記受取ユニット(40、80)を横方向で完全に包囲していることを特徴とする、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。 - 前記回転ヘッド(24)または前記安全容器(28)の底部(30)に円周型の安全溝(31)が設けられ、
該安全溝(31)が、漏れ出した試料材料を受け取るように形成されていることを特徴とする、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。 - 前記安全容器(28)に用いる蓋が設けられ、
前記蓋が、クイックリリースファスナまたはねじ連結を利用して前記安全容器(28)に連結可能であることを特徴とする、請求項14に記載の回転ユニット(10)。 - 前記安全容器(28)の底部(30)が、該底部(30)を前記受取ユニット(40、80)に連結するための前記足(52、84)および/または前記凹部(32)を有していることを特徴とする、請求項14または請求項15に記載の回転ユニット(10)。
- 前記安全容器(28)が、前記回転ヘッド(24)に締結手段を利用して連結され、詳細には、リベット留めされていることを特徴とする、請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記回転ヘッド(24)および前記安全容器(28)が、同じ材料の1つの構成要素として一体に成形されていることを特徴とする、請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記摩擦連結が、前記受取ユニット(40、80)の外側面および前記安全容器(28)の周囲壁に作用することを特徴とする、請求項14から請求項18のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。
- 前記試料容器レセプタクル(60、70、100、110)が、前記受取ユニット(40、80)に挿入可能であり、
前記試料容器レセプタクル(60、70、100、110)が、前記受取ユニット(40、80)に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)。 - 異なる設計の試料容器レセプタクル(60、70、100、110)および/または異なる負荷のための一群の受取ユニット(40、80)が提供され、
各受取ユニット(40、80)が、前記回転ヘッド(24)に選択的に挿入されることを特徴とする、請求項20に記載の回転ユニット(10)。 - 2つの異なる試料容器レセプタクル(100、110)用の2つの脚部(86a、86b)を備えた受取空間(86)を有していることを特徴とする、請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の回転ユニット(10)用の受取ユニット(80)。
- 締付手段が、前記試料容器レセプタクル(100、110)を前記受取空間(86)の所定の位置で隙間を設けずに確実に保持していることを特徴とする、請求項22に記載の受取ユニット(80)。
- 前記受取空間(86)に前記試料容器レセプタクル(100、110)が当接する第1のストッパ(90、92a)が設けられ、
前記第1のストッパ(90、92a)の遠端に第2のストッパ(90、92b)が設けられ、
前記試料容器レセプタクル(100、110)が、前記第1のストッパ(90、92a)と前記第2のストッパ(90、92b)との間で堅く締め付けられていることを特徴とする、請求項22または請求項23に記載の受取ユニット(80)。 - 前記受取ユニット(120)と前記試料容器レセプタクル(124)とが、ワンピース設計であることを特徴とする、請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の回転ユニット用の受取ユニット(120)。
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