JP5630934B2 - 遠心機、及びそれに適用される接続機構 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理材料を公転させながら自転させることによって処理する遠心機に関する。
容器を公転させながら自転させることによって、当該容器に収納された被処理材料を処理する遠心機(自転公転式の遠心機)が知られている。この遠心機は、各種の用途に利用される。この遠心機は、例えば、被処理材料の撹拌処理と脱泡処理とを同時に行う撹拌・脱泡装置として利用される(特許文献1)。又、この遠心機は、被処理材料を粉砕するボールミルとしても利用される(特許文献2参照)。更に、この遠心機は、被処理材料を乳化する乳化装置等としても利用される(特許文献3参照)。
ここで、遠心機には、自転体に対し管体を取り付けて、被処理材料の供給、及び回収や、被処理材料の冷却等を行う熱交換媒体の循環を行う構成を有するものがある(特許文献4)。
日本国特許第4084493号公報 日本国特開2002-143706号公報 日本国特開2010-194470号公報 日本国特許第4422683号公報
ところで、特許文献4に開示される従来の遠心機では、管体が捩れて損傷することを防止するために、公転体と自転体との回転方向を逆とし、かつ、公転体と自転体との回転速度を等速にする必要がある。
一方、遠心機により処理される被処理材料の中には、シリンジ容器(バレル容器等を含むものとする。以下同様である。)と呼ばれる容器に充填され、ディスペンサによって精密に塗布・吐出されることで使用されるものがある。
ここで、従来の遠心機においては、シリンジ容器に充填された状態の被処理材料を処理することが、その粘性が高い場合等に困難となり得る。例えば、従来の遠心機では、被処理材料の撹拌漏れを生じ得る。
本発明は、上記事情を鑑みなされたものである。その第1の目的は、公転体と自転体との回転速度等に制約を求めることなく、管体が捩れて損傷することを防止できる接続機構を有する遠心機を提供することにある。又、第2の目的は、前記接続機構を有して、シリンジ容器に充填された状態の被処理材料を良好に処理できる遠心機を提供することにある。
本発明の一つの実施態様は、公転軸線を中心として回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて、被処理材料を保持する容器を保持し、自転軸線を中心として回転可能な自転体と、前記公転体、及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、前記駆動部による回転力の付与中に、所定の外部機器と前記自転体又は前記容器との間で、媒体又は前記被処理材料の授受を可能とする接続機構と、を備え、前記接続機構は、順次内挿される複数の管体と、最外側に配置される前記管体から最内側に配置される前記管体まで順次対応付けされて設けられる複数の室と、互いに対応する前記管体と前記室とを回動可能に接続する接続部と、を具備する遠心機を提供する。
本遠心機は、接続機構を有している。これにより、本遠心機では、駆動部による公転体と自転体への回転力の付与中に、管体が対応する室に対して回動するので、それらが損傷することを防止できる。従って、本遠心機では、駆動部による公転体と自転体への回転力の付与中に、所定の外部機器と自転体又は容器の間で、媒体又は被処理材料の授受ができる
尚、本願において、直交とは、数学的に厳密なものに限定されず、数学的に厳密な直交に対し、±20度の範囲で誤差を有する場合を含む。又、平行とは、数学的に厳密なものに限定されず、数学的に厳密な平行に対し、±20度の範囲で誤差を有する場合を含む。更に、平行には、2以上の線が重なる場合も含む。
本発明の別の実施態様は、公転軸線を中心として回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて、被処理材料を保持する容器を保持し、前記公転軸線に対し傾斜して交差する自転軸線を中心として回転可能な自転体と、前記公転体、及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、前記駆動部による回転力の付与中に、前記自転軸線に対し直交する回転軸線を中心に、前記容器を所定角度回転させる回転機構と、を備え、前記回転機構は、前記自転体の一部を構成し、前記容器を保持して前記回転軸線を中心に回転させる回転駆動部と、前記回転駆動部を駆動制御する駆動制御部と、前記回転駆動部と前記駆動制御部とを接続して媒体の授受を可能とする接続機構と、を具備し、前記接続機構は、順次内挿される複数の管体と、最外側に配置される前記管体から最内側に配置される前記管体まで順次対応付けされて設けられる複数の室と、互いに対応する前記管体と前記室とを回動可能に接続する接続部と、を具備する遠心機を提供する
本遠心機は、駆動部による公転体と自転体とへの回転力の付与中に、回転機構が、容器を自転軸線に対し直交する回転軸線を中心に所定角度回転させる。これにより、本遠心機では、容器の内壁面に付着している被処理材料を当該被処理材料の液面内に取り込み、適切に処理する。これにより、本遠心機では、被処理材料の粘性が高い場合等であっても、容器に充填された被処理材料を良好に処理することができる
又、本遠心機は、回転機構が接続機構を具備するので、駆動部による公転体と自転体への回転力の付与中に、回転駆動部と駆動制御部との間で媒体を授受できる。これにより、本遠心機では、駆動部による公転体と自転体への回転力の付与中において、回転機構による容器の回転が可能である。
この遠心機において、複数の前記管体のうち、少なくとも1つの前記管体が内挿される選定管体に対応する前記室の内部には、前記選定管体に内挿された前記管体を、当該管体に対応する前記室に接続する前記接続部が設けられてもよい。
本発明の別の実施態様は、順次内挿される複数の管体と、最外側に配置される前記管体から最内側に配置される前記管体まで順次対応付けされて設けられる複数の室と、互いに対応する前記管体と前記室とを回動可能に接続する接続部と、を備え、公転軸線を中心として回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて、被処理材料を保持する容器を保持し、自転軸線を中心として回転可能な自転体と、前記公転体、及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、を具備する遠心機に適用されて、所定の外部機器と前記自転体又は前記容器との間で、媒体又は前記被処理材料の授受を可能とする接続機構を提供する
本接続機構では、遠心機に適用されることで、駆動部による公転体と自転体への回転力の付与中に、管体が対応する室に対して回動する。これにより、本接続機構では、管体が損傷することを防止できる。従って、本接続機構は、駆動部による公転体と自転体への回転力の付与中も、所定の外部機器と自転体又は容器との間における媒体又は被処理材料の授受を可能とする
本発明の他の実施態様は、公転軸線を中心として回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて、前記公転軸線に対し傾斜して交差する自転軸線を中心として回転可能な自転体と、前記自転体に保持されて、被処理材料を保持する容器と、前記公転体と、前記自転体とに回転力を付与する駆動部と、前記駆動部による回転力の付与中に、前記自転軸線に対し直交する回転軸線を中心に、前記容器を所定角度回転させる回転機構と、を備える遠心機を提供する。
本遠心機は、駆動部による公転体と自転体とへの回転力の付与中に、回転機構が、容器を自転軸線に対し直交する回転軸線を中心に所定角度回転させる。これにより、本遠心機では、容器の内壁面に付着している被処理材料を当該被処理材料の液面内に取り込み、適切に処理する。これにより、本遠心機では、被処理材料の粘性が高い場合等であっても、容器に充填された被処理材料を良好に処理することができる。
この遠心機において、前記回転軸線は、前記容器の長手方向に沿った中心線と平行な仮想線に対して直交してもよい。
この遠心機において、前記回転機構は、前記駆動部による回転力の付与終了後において、前記仮想線が前記自転軸線と平行となるように、前記回転軸線を中心に前記容器を回転させてもよい。
この遠心機において、前記回転機構は、前記駆動部による回転力の付与終了後において、前記容器の先端と比べて、前記容器の基端を前記公転軸線に近接させてもよい。
この遠心機において、前記駆動部による回転力の付与前から、前記駆動部による回転力の付与中の間で、前記仮想線と前記自転軸線とは、少なくとも1度直交してもよい。
前記駆動部による回転力の付与前において、前記仮想線と前記自転軸線とは直交してもよい。
この遠心機において、前記回転機構は、前記容器の回転開始後、前記駆動部による回転力の付与中に、前記仮想線と前記自転軸線とを1度直交させてもよい。
この遠心機において、前記駆動部による回転力の付与前において、前記仮想線と前記自転軸線とは平行であってもよい。
この遠心機において、前記回転機構は、前記容器の回転開始後、前記駆動部による回転力の付与中に、前記仮想線と前記自転軸線とを1度又は2度直交させてもよい。
この遠心機において、前記回転軸線は、前記容器の長手方向に沿った中心線と平行な仮想線に対して平行であってよい。
この遠心機において、前記回転機構は、前記回転軸線を中心とした前記容器の最大回転角度を180度としてもよい。
この遠心機において、前記回転機構は、前記自転体に取り付けられて前記容器を保持し、前記回転軸線を中心に前記容器を回転させる回転駆動部と、前記回転駆動部の駆動を駆動制御する駆動制御部と、前記回転駆動部と駆動制御部とを接続して、それらの間での媒体の授受を可能とする接続機構と、を備え、前記接続機構は、順次内挿される複数の管体と、壁部により形成されて、最外側に配設される前記管体から最内側に配設される前記管体まで、順次対応付けて設けられる複数の室と、対応する前記管体と前記室とを、回動可能に接続する接続部と、を具備してもよい。
この遠心機において、前記管体のうち、少なくとも1つの前記管体が内挿されている選定管体に対応する前記室内には、前記選定管体に内挿された前記管体を、前記室に接続する前記接続部が設けられてもよい。
本発明によれば、公転体と自転体との回転速度等に制約を求めることなく、管体が捩れて損傷することを防止できる接続機構を有する遠心機を提供できる。又、本発明によれば、前記接続機構を有して、シリンジ容器に充填された状態の被処理材料を良好に処理できる遠心機を提供できる。
第1の実施の形態に係る遠心機の概略断面図。 接続機構の概略拡大断面図。 容器が初期位置である遠心機を示す要部模式図。 容器が初期位置であり、図3に対し自転体が180度回転した状態の遠心機を示す要部模式図。 容器が初期位置から30度回転した状態の遠心機を示す要部模式図。 容器が初期位置から30度回転した状態であり、図5に対し自転体が180度回転した状態の遠心機を示す要部模式図。 容器が初期位置から90度回転した状態の遠心機を示す要部模式図。 容器が初期位置から90度回転した状態であり、図7に対し自転体が180度回転した状態の遠心機を示す模式図。 変形例に係る遠心機の概略断面図。 第2の実施の形態に係る遠心機。 変形例に係る遠心機の要部概略拡大断面図。 変形例に係る接続機構の拡大概略断面図。
以下、本発明を適用した実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。すなわち、以下の実施の形態で説明するすべての構成が本発明にとって必須であるとは限らない。更に、本発明は、以下の内容を自由に組み合わせたもの、又、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更を加えたものを含む。
(第1の実施の形態)
(1)遠心機1の構成
以下、本実施の形態に係る遠心機1の構成について説明する。遠心機1は、図1に示すように、回転軸10と、回転軸10に固定された公転体20と、公転体20に取り付けられる自転体30、及びバランス錘40とを備える。又、遠心機1は、公転体20と自転体30とを回転させる駆動部50と、被処理材料Mを保持すると共に、自転体30に保持された状態にて回転可能な容器60とを備える。更に、遠心機1は、公転体20、及び自転体30に従動することなく、それらの回転と独立して容器60を回転駆動する回転機構70を備える。
又、遠心機1は、図1に示すように、駆動部50等を支持する支持基板91と、支持基板91等を収納する収納部92とを備える。更に、遠心機1は、支持基板91を支持して、その振動を防止するための、防振ワイヤや防振バネ等により構成される図示しない防振機構を備えてもよい。
ここで、遠心機1は、容器60に収納した被処理材料Mを処理するものである。より具体的に、遠心機1は、容器60を公転させながら自転させることによって、被処理材料Mを撹拌・脱泡、粉砕、乳化等するものである。
回転軸10は、図1に示すように、仮想の直線である公転軸線L1を中心に回転するように構成される。尚、回転軸10は、図示するように鉛直に伸びる公転軸線L1を中心に回転するように構成する。但し、回転軸10は、これに限定されるものでなく、例えば、水平に伸びる公転軸線L1を中心に回転するように構成され得る。
公転体20は、図1に示すように、回転軸10に固定されて、回転軸10と共に公転軸線L1を中心に回転する。この公転体20は、公転軸線L1に対し直交する一方向に延びて途中で屈曲する自転体30を取り付けるための第1アーム22と、第1アーム22と逆方向に延びてバランス錘40を取り付けるための第2アーム24とを備える。
自転体30は、図1に示すように、有底形状で、上端側が開口した自転体本体32と、自転体本体32の底部に取り付けられた自転軸34とを備える。又、自転体30は、自転軸34がベアリング36を介して、公転体20の第1アーム22に取り付けられる。より具体的に、自転体30は、第1アーム22の屈曲した部分を介して公転軸線L1から所定距離離れた位置に、自転体本体32の開口部中心をその底部中心より公転軸線L1側に位置させた状態にて、回転可能に取り付けられる。これにより、自転体30は、公転体20の回転に伴って、公転軸線L1を中心に公転することになる。併せて、自転体30は、公転体20を通る仮想の直線である自転軸線L2を中心に回転(自転)可能となる。
尚、自転体30は、第1アーム22の屈曲した部分を介して公転軸線L1から所定距離離れた位置に取り付けられることに基づき、その自転中心である自転軸線L2が公転軸線L1に対し所定の角度で斜めに交差する。この角度は限定されるものではないが、例えば、45度としてよい。
バランス錘40は、図1に示すように、公転体20の第2アーム24に、公転軸線L1からの距離が変更可能に取り付けられている。このバランス錘40は、公転体20のバランスを調整するものであり、公転軸線L1からの距離を適宜調整することにより、遠心機1を安定して動作させる。
駆動部50は、公転体20と自転体30とに回転力を付与することで、容器60を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させる。駆動部50は、図1に示すように、モータ51、プーリー52、プーリー53、ベルト54、及び自転力付与機構55を備える。
モータ51は、支持基板91に固定されており、その回転軸に固定されたプーリー52、回転軸10に固定されたプーリー53、プーリー52とプーリー53とに掛け回されるベルト54を利用して回転軸10に回転力を付与する。これにより、モータ51は、公転体20を回転させて、公転軸線L1を中心に容器60を公転させる。
自転力付与機構55は、自転体30の自転軸34に固定された自転歯車56と、回転軸10と同心になるように支持基板91に固定された自転力付与歯車57と、自転歯車56、及び自転力付与歯車57間で動力を伝達する自転動力伝達歯車58とを備える。自転動力伝達歯車58は、公転体20にベアリング59を介して回転可能に取り付けられており、自転歯車56と噛み合う第1歯車と、自転力付与歯車57と噛み合う第2歯車とを有する。
上記構成により、自転力付与機構55は、自転動力伝達歯車58によって、自転歯車56、及び自転力付与歯車57の回転角速度が関連付けされ、自転歯車56、及び自転力付与歯車57が遊星歯車機構と同様の挙動を示す。従って、自転力付与機構55は、モータ51により公転体20が回転する回転速度に応じた回転速度にて、自転歯車56を回転させる。これにより、自転力付与機構55は、自転軸線L2を中心として容器60を自転させる。
容器60は、細長い形状をした容器であり、例えばシリンジ容器である。この容器60は、図1に示すように、一端に開口した基端61、及び基端61より小径であり、他端に開口した先端62を具備する。この容器60には、被処理材料Mが充填されている。尚、容器60は、遠心機1による被処理材料Mの処理中において、被処理材料Mが漏れないように、図示しない蓋が基端61、及び先端62に取り付けられている。又、容器60は、先端62が基端61より小径であることを必須としない。
回転機構70は、図1に示すように、容器60を回転させるための回転駆動部72と、回転駆動部72を駆動制御するための駆動制御部74と、回転駆動部72、及び駆動制御部74を接続して、それらの間で媒体の授受を可能にするための接続機構80とを備える。
回転駆動部72は、図1に示すように、自転体本体32に取り付けられている。この回転駆動部72は、容器60を保持する。又、回転駆動部72は、駆動制御部74からの指示に基づき、自転軸線L2に対し直交する仮想の直線である回転軸線L3を中心に、公転体20、及び自転体30の回転と独立して容器60を回転させる。尚、回転駆動部72は、容器60を回転させる駆動源として、任意の媒体により駆動される駆動源を含み構成される。例えば、回転駆動部72は、任意のガス媒体により駆動されるエアーシリンダーを駆動源として含み構成される。
駆動制御部74は、回転駆動部72を駆動制御するものである。この駆動制御部74は、例えば、回転駆動部72が、駆動源としてエアーシリンダーを含み構成される場合において、図1に示すように、接続管76、接続管78、及び接続機構80を介して回転駆動部72に対して任意のガス媒体(例えば、エアー)を供給したり、回転駆動部72からガス媒体を排出したりすることで、回転駆動部72に容器60を回転させる。
接続機構80は、図1、及び図2に示すように、第1管体81と、第1管体81に内挿された第2管体82と、第1管体81に対応して設けられる第1室83と、第2管体82に対応して設けられる第2室84とを備える。又、接続機構80は、第1管体81と第1室83とを回動可能に接続する第1接続部85と、第2管体82と第2室84とを回動可能に接続する第2接続部86とを備える。
この接続機構80は、第1室83等を形成する壁部87が、収納部92の蓋部95に形成された貫通穴に取り付けられる。この際、接続機構80は、第1接続部85、及び第2接続部86の中心を通る仮想の直線である中心線Cが、公転軸線L1と一致する。
第1管体81は、柔軟性を有する材料により構成されて、一端が第1接続部85を介して第1室83に接続されると共に、他端側が回転駆動部72に連結される。
第2管体82は、外壁が第1管体81の内壁に対し離間可能となるように径を設定されて、当該第1管体81に内挿されている。この第2管体82は、第1管体81同様の柔軟性を有する材料により構成されて、一端が第1管体81の一端より突出して、第2接続部86を介して第2室84に接続される。又、第2管体82は、他端側が回転駆動部72に連結される。
第1室83は、壁部87により形成されている。この第1室83は、壁部87に形成された貫通穴83aにより、接続管76を介して駆動制御部74に連結できる。第2室84は、壁部87により第1室83内に形成されている。この第2室84は、壁部87に形成された貫通穴84aにより、接続管78を介して駆動制御部74に連結できる。
第1接続部85は、所謂回転継手により構成することができ、第1管体81の一端と第1室83とを回動自在に接続する。第2接続部86は、第1接続部85同様に、所謂回転継手により構成することができ、第1室83内に配設されて、第2管体82の一端と第2室84とを回動自在に接続する。
収納部92は、図1に示すように、一端に開口部を有して、公転体20等を収納する収納空間93を有する区画体94と、区画体94の開口部を閉塞可能な蓋部95と、区画体94、モータ51、及び支持基板91等を収納する筐体96とを有する。蓋部95は、区画体94に対し着脱可能に構成される。この蓋部95は、開けられることで、自転体本体32を露出させて、自転体本体32に容器60を着脱可能とする。
(2)被処理材料M
本実施の形態に適用可能な被処理材料Mは、流体として挙動するものであればよく、その組成や用途は特に限定されるものではない。被処理材料Mとしては、流体成分(樹脂等)のみを含む材料や、流体成分のほかに粒状成分(粉状成分)を含む材料などを適用することができる。例えば、被処理材料Mとしては、接着剤、シーラント剤、液晶材料、LEDの蛍光体と樹脂とを含む混合材料、半田ペースト、歯科用印象材料、歯科用セメント(穴埋め剤等)、液状の薬剤等の種々の材料を適用することができる。
(3)被処理材料Mの処理方法
以下では、遠心機1における被処理材料Mの処理方法について説明する。まず、利用者は、回転駆動部72を介して自転体本体32に、被処理材料Mを充填された容器60を装着する。この際、容器60は、図3に示すように、その長手方向に沿った中心線に平行な仮想の直線である仮想線L4が、自転軸線L2に対し直交すると共に、容器60の回転中心である回転軸線L3とも直交した状態となる。尚、以下では、この容器60の配置位置を初期位置と呼ぶことにする。又、回転駆動部72は、図示しないエアーシリンダーを駆動源として含むものとする。
続いて、遠心機1は、駆動部50のモータ51を駆動させて、公転体20、及び自転体30を回転させる。これにより、容器60は、公転軸線L1を中心として公転しつつ、自転軸線L2を中心に自転する。
この際、遠心機1においては、回転駆動部72に第1管体81、及びそれに内挿されている第2管体82の他端側が連結されている。これにより、遠心機1では、容器60の自転及び公転に伴って、第1管体81、及び第2管体82に、それらを捩じる力が作用する。
しかし、遠心機1では、第1管体81の一端が第1接続部85を介して回動可能に第1室83に接続されていること、及び第1管体81に内挿された第2管体82の一端が第2接続部86を介して回動可能に第2室84に接続されていることにより、第1管体81、及び第2管体82が前記捩じり力により回動する。これにより、遠心機1では、第1管体81、及び第2管体82が損傷することなく、それらを介して、回転駆動部72に対しエアーを供給したり、回転駆動部72から排出したりすることができる。
又、容器60は、初期位置にて、図3、及び図4に示す状態を繰り返しながら、公転、及び自転させられる。この際、容器60には、被処理材料Mの液面(流体表面)から常に露出する内壁面の領域である露出領域63が生じる。この露出領域63には、付着した被処理材料Mがそのまま残留することが生じ得る。この場合には、被処理材料Mを適切に処理できない。このことは、特に、被処理材料Mの粘性が高い場合において顕在化する。
そこで、遠心機1では、容器60が公転、及び自転を行っている間に、容器60を回転機構70により回転軸線L3を中心に所定角度回転させる。この回転は、駆動制御部74から、接続管76、接続管78、及び接続機構80を介して、回転駆動部72にエアーを供給したり、それよりエアーを排出したりして、それが含むエアーシリンダーを駆動することで行う。
図5、及び図6には、容器60を初期位置に対し回転軸線L3を中心に30度回転させた状態を示す。図6に表れているように、露出領域63の一部が被処理材料Mの液面内となる状態を生じている。
又、図7、及び図8には、容器60を初期位置に対し回転軸線L3を中心に90度回転させた状態、即ち仮想線L4が自転軸線L2に対し平行となった状態を示す。図8に表れているように、露出領域63が、全域にわたり、被処理材料Mの液面内となる状態を生じている。
上記説明したように、仮想線L4が自転軸線L2に対し平行となった状態にて、遠心機1は、所定時間経過後、駆動部50のモータ51の駆動を終了する。以上により、遠心機1による被処理材料Mの処理が完了する。
(4)作用効果
以下、本実施の形態における遠心機1が奏する作用効果を説明する。
遠心機1では、自転体本体32が、回転駆動部72を介して、被処理材料Mを保持した容器60を保持する。この際、仮想線L4は、自転軸線L2、及び回転軸線L3に対し直交した状態とされる。そして、遠心機1では、この状態(容器60が初期位置である状態)にて、まずモータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与を行う。これにより、被処理材料Mは、仮想線L4が自転軸線L2に対し平行となるように容器60を位置させて処理を行った場合と比べて、良好に処理される。
又、遠心機1では、モータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与中において、自転軸線L2に対し直交する回転軸線L3を中心に、回転機構70を用いて容器60を、自転体30の回転と独立して所定角度回転させる。そして、遠心機1では、モータ51による公転体20、及び自転体30のへの回転力の付与終了時に、仮想線L4が自転軸線L2に対し平行とされる。これにより、遠心機1では、初期位置にて、容器60を公転、及び自転させている際に生ずる露出領域63が、全域にわたり、少なくとも所定時間、遠心力が作用している被処理材料Mの液面内に位置する。
以上により、遠心機1では、初期位置において、露出領域63に付着した被処理材料Mが、被処理材料Mの液面内に取り込まれて、適切に処理される。以上により、遠心機1では、被処理材料Mの粘性が高い場合等であっても、容器60に充填された被処理材料Mを良好に処理することができる。併せて、露出領域63にあった空気だまりも除去することができる。
尚、回転機構70による容器60の回転軸線L3を中心とした回転速度は、露出領域63に付着した被処理材料Mが、被処理材料Mの液面内に取り込まれて適切に処理できるように設定する。従って、前記回転速度の最適値は、被処理材料Mの粘性等の性質等に依存するが、通常、自転体30の回転速度より遅く、その具体的な値は、実験結果、シミュレーション結果等を根拠として定めることができる。又、回転機構70による回転軸線L3を中心とした容器60の回転は、連続的に行われるよう構成してよく、途中で停止、回転再開を繰り返しながら行われるように構成してもよい。更に、容器60が初期位置にて、公転、及び自転させられる時間の最適値や、仮想線L4が自転軸線L2に対し平行とされた状態にて、容器60が公転、及び自転させられる時間の最適値も、被処理材料Mの粘性等の性質等に依存する。従って、これらの具体的な値も、実験結果等を根拠として定めることができる。
又、遠心機1では、モータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与終了時に、容器60の基端61が、その先端62と比べて、公転軸線L1に近接する。そのため、遠心機1による被処理材料Mの処理終了時には、被処理材料Mが容器60の先端62側に偏在した状態となる。ここで、容器60は、実使用(被処理材料Mを塗布等するために使用)される際、一般に先端62を吐出口とされる。従って、遠心機1では、容器60をそのまま実使用可能な状態にて、被処理材料Mの処理を完了できる。
又、遠心機1は、接続機構80を有している。そのため、遠心機1では、第1管体81、及び第2管体82に連結された回転駆動部72を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させている際に、第1管体81、及び第2管体82が損傷することを防止できる。
従って、遠心機1では、容器60を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させている間に、エアーシリンダー等の駆動源を含む回転駆動部72に対しエアー等の媒体を供給、及び排出して、回転軸線L3を中心に容器60を回転できる。
(5−1)変形例1
遠心機1は、モータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与中に、回転軸線L3を中心に、回転機構70を用いて容器60を180度回転させてもよい。即ち、遠心機1は、回転機構70による容器60の回転開始後、仮想線L4が自転軸線L2に対し1度直交するまで、容器60を回転させてもよい。このようにすることで、露出領域63が、全域にわたり、少なくとも所定時間、遠心力が作用している被処理材料Mの液面内に位置することを一層確実に実現できる。
ここで、上記場合において、遠心機1は、その後、更に、回転軸線L3を中心に回転機構70を用いて、そのままの方向に、又は、逆方向に容器60を90度回転させることが好ましい。即ち、容器60が、回転機構70により270度回転させられることが好ましい。このようにすることで、モータ51による公転体20、及び自転体30のへの回転力の付与終了時に、仮想線L4は自転軸線L2に対し平行となる。この際、容器60の基端61が、その先端62と比べて公転軸線L1に近接するようにすることが好ましい。
(5−2)変形例2
遠心機1では、駆動部50のモータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与前において、仮想線L4が自転軸線L2に対し直交した状態にて、回転駆動部72を介して自転体本体32に、複数の容器60を保持させてもよい。このようにすることで、遠心機1は、一度に複数の容器60に充填された被処理材料Mを処理できるので効率的である。
(5−3)変形例3
遠心機1では、被処理材料Mの処理を行う際、利用者が、被処理材料Mが充填された容器60を、仮想線L4が自転軸線L2に対し平行となるように、回転駆動部72を介して自転体本体32に装着してもよい。この場合においても、仮想線L4は、回転軸線L3と直交した状態となる。尚、以下では、容器60のこの配置位置を初期位置と呼ぶことにする。
この場合において、遠心機1は、容器60が公転、及び自転を行っている間に、回転機構70により、初期位置に対し回転軸線L3を中心に、自転体30の回転と独立して容器60を90度回転させる。即ち、遠心機1は、回転機構70による容器60の回転開始後、仮想線L4が自転軸線L2に対し1度直交するまで、容器60を回転させる。これにより、遠心機1では、初期位置にて、容器60を公転、及び自転させている際に生ずる露出領域が、全域にわたり、少なくとも所定時間、遠心力が作用している被処理材料Mの液面内に位置する。これにより、遠心機1では、初期位置において生ずる露出領域に付着していた被処理材料Mが、被処理材料Mの液面内に取り込まれて、適切に処理される。
その後、遠心機1は、更に、回転軸線L3を中心に回転機構70を用いて、そのままの方向に、又は、逆方向に容器を90度回転させることが好ましい。このようにすることで、モータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与終了時に、仮想線L4は、自転軸線L2に対し平行となる。この際、容器60の基端61が、その先端62と比べて公転軸線L1に近接するようにすることが好ましい。
(5−4)変形例4
遠心機1では、変形例3と同様の初期位置に容器60を配置した場合において、容器60が公転、及び自転を行っている間に、回転機構70により、容器60を、初期位置に対し回転軸線L3を中心に、自転体30の回転と独立して270度回転させてもよい。即ち、遠心機1は、回転機構70による容器60の回転開始後、仮想線L4が自転軸線L2に対し2度直交するまで、容器60を回転させてもよい。これにより、遠心機1では、初期位置において生ずる露出領域に付着していた被処理材料Mが、一層確実に、被処理材料Mの液面内に取り込まれて、適切に処理される。
その後、遠心機1は、更に、回転軸線L3を中心に回転機構70を用いて、そのままの方向に、又は、逆方向に容器を90度回転させることが好ましい。即ち、容器60は、回転機構70により360度回転させられることが好ましい。このようにすることで、モータ51による公転体20、及び自転体30への回転力の付与終了時に、仮想線L4は、自転軸線L2に対し平行となる。この際、容器60の基端61が、その先端62と比べて公転軸線L1に近接するようにすることが好ましい。
(5−5)変形例5
本発明の遠心機は、図9に示すような遠心機2のように構成してもよい。この遠心機2は、容器60が、回転機構70を用いて仮想線L4に対し平行な仮想の直線である回転軸線L5を中心に回転可能に構成される点で、遠心機1と相違する。従って、そのほかの構成については、遠心機1と同一であるので、同一の符号を付し説明を省略する。
遠心機2における被処理材料Mの処理方法について説明する。まず、利用者が、回転駆動部72を介して自転体本体32に、被処理材料Mを充填された容器60が装着する。この際、容器60は、仮想線L4が、自転軸線L2に対し直交すると共に、上記のように回転軸線L5に対し平行となる。尚、以下ではこの容器60の配置位置を初期位置と呼ぶことにする。
続いて、遠心機2では、駆動部50のモータ51を駆動させて、公転体20、及び自転体30を回転させる。これにより、容器60は、公転軸線L1を中心として公転しつつ、自転軸線L2を中心に自転する。続いて、遠心機2では、容器60が公転、及び自転を行っている間に、回転機構70により容器60を、初期位置に対し回転軸線L5を中心に、自転体30の回転と独立して180度させる。この状態にて所定時間経過後、駆動部50のモータ51の駆動を終了する。以上により、遠心機2による被処理材料Mの処理が完了する。
遠心機2では、初期位置にて、容器60を公転、及び自転させている際に生ずる前記露出領域が、全域にわたり、少なくとも所定時間、遠心力が作用している被処理材料Mの液面内に位置する。以上により、遠心機2では、初期位置において、前記露出領域に付着した被処理材料Mが、被処理材料Mの液面内に取り込まれて、適切に処理される。
(5−6)変形例6
遠心機1、及び遠心機2は、容器60を回転させる駆動源としてモータ等を含むように、回転機構70(回転駆動部72)を構成することも可能である。又、遠心機1、及び遠心機2は、自転力付与機構55を、図示しないプーリーとベルト等を使用して構成することも可能である。
(第2の実施の形態)
(1)遠心機101の構成
以下、本実施の形態に係る遠心機101の構成について説明する。遠心機101は、図10に示すように、容器60が容器160に変更される点で、遠心機1と相違する。又、遠心機101は、回転機構70が、その構成要素である接続機構80のみとされる点で、遠心機1と相違する。そのほかの構成については、原則として遠心機1と同一であるので、同一の符号を付し説明を省略する。この遠心機101は、容器160を、公転軸線L1を中心に公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させることで、被処理材料Mを撹拌、及び脱泡したり、粉砕したり、乳化等したりするものである。
ここで、特許文献4に開示される遠心機は、自転体に対し管体を取り付けて、被処理材料の供給、及び回収や、被処理材料の冷却等を行う熱交換媒体の循環を行う構成を有する。しかし、特許文献4が開示する遠心機では、管体が捩れて損傷することを防止するために、公転体と自転体との回転方向を逆とし、かつ、公転体と自転体との回転速度を等速にする必要がある。
これに対し、遠心機101は、自転体30等に対し第1管体81、及び第2管体82を取り付けて、被処理材料Mの供給、及び回収や、被処理材料Mの冷却等を行う熱交換媒体の循環を行うことが可能であるだけでなく、自転体30と公転体20との回転速度等に制約を求めることなく、第1管体81、及び第2管体82が捩れて損傷することを防止できるという特徴を有したものである。
容器160は、図10に示すように、底部を有する円筒状に形成されて、被処理材料Mを収納可能な本体部162と、本体部162の開口した部分を封止する蓋164とを備える。
本体部162は、樹脂、金属、ガラス、ジルコニア等の材質により構成される。この本体部162は、自転体30の自転体本体32の中空部に、その底部側から挿入されることで、自転体本体32に装着されて、自転体本体32と共に公転軸線L1を中心に公転、かつ、自転軸線L2を中心に自転可能に構成される。
蓋164は、図10に示すように、本体部162の開口した部分に取り付けられる。蓋164は、例えば、本体部162と螺合できるようにする図示しないねじ機構を利用して、本体部162に取り付けられる。
ここで、遠心機101では、上記のように、接続機構80を有している。
この接続機構80は、図10に示すように、一端が第1接続部85を介して第1室83に接続される第1管体81の他端側が蓋164の自転軸線L2が通過する位置に設けられた貫通穴を利用して、容器160に連結される(第1管体81が、容器160に固定されることを含む。以下同様である。)。
又、接続機構80は、一端が第2接続部86を介して第2室84に接続される第2管体82の他端側が容器160に連結される。この第2管体82は、他端が容器160内で第1管体81の側壁から突出している。尚、第2管体82は、他端が第1管体81の他端より突出するように構成してもよい。
(2)作用効果
以下、本実施の形態における遠心機101が奏する作用効果を説明する。
遠心機101では、接続機構80を有している。これにより、遠心機101では、第1管体81、及び第2管体82に連結された容器160を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させている際に、第1管体81、及び第2管体82が、夫々第1室83、及び第2室84に対し回動するので、それらが損傷することを防止できる。
従って、遠心機101では、容器160を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させている間に、処理前の被処理材料Mの供給を行い、又、処理後の被処理材料Mの排出を行う等、容器160に対し何らかの供給、排出等を行うことができる。
例えば、遠心機101では、図10に示すように、外部機器111から、管体112、第1室83、及び第1管体81を介して、容器160内に被処理材料Mを供給すると共に、容器160内から、第2管体82、第2室84、及び管体114を介して外部機器113に処理済みの被処理材料Mを排出するように構成することができる。
又、遠心機101では、第1管体81に内挿される第2管体82を、第1管体81に対応する第1室83内に配設される第2接続部86にて、第2室84に回動可能に接続している。これにより、遠心機101では、第1室83内に突出する第2管体82の一端を、第1室83外に何らかの方法に取り出す構造を設ける必要が無い。そのため、遠心機101は、接続機構80の構造を簡便なものにできる。
又、遠心機101では、第1接続部85と第2接続部86との中心が中心線C上に配置されている。これにより、第1管体81、及び第2管体82は、夫々、円滑に第1室83、及び第2室84に対し回動できる。従って、遠心機101では、容器160を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させている際に、第1管体81、及び第2管体82とが損傷することをより確実に防止できる。
又、遠心機101では、接続機構80が、中心線Cと公転軸線L1とが重なるように配置されている。更に、遠心機101では、第1管体81、及び第2管体82の他端側が、自転軸線L2上に設けられた蓋164の貫通穴を利用して容器160に連結されている。これらにより、遠心機101では、容器160を、公転軸線L1を中心として公転させながら、自転軸線L2を中心として自転させている際に、第1管体81、及び第2管体82とが損傷することを一層確実に防止できる。
(3−1)変形例1
遠心機101は、第1管体81、及び第2管体82が、夫々第1室83、及び第2室84に対し回動でき、損傷しないことを条件に、第1接続部85、及び第2接続部86の位置関係、壁部87の収納部92に対する配設位置、及び第1管体81や第2管体82の自転体30への連結位置等を任意に設定可能である。
(3−2)変形例2
遠心機101では、壁部87を自転体30に取り付け、第1管体81、及び第2管体82を収納部92に連結するように構成してもよい。この場合においても、遠心機101では、容器160を公転させながら自転させている際に、第1管体81、及び第2管体82が、夫々第1室83、及び第2室84に対し回動でき、損傷しないことを条件に、壁部87の自転体30に対する配設位置、及び第1管体81や第2管体82の収納部92への連結位置等を任意に設定可能である。
(3−3)変形例3
遠心機101は、図11に示すように構成してよい。この遠心機101では、自転体本体32の開口部に蓋131が取り付けられるように構成されている。そして、この遠心機101では、第1管体81、及び第2管体82の他端側が、蓋131の自転軸線L2上に設けられた貫通穴を利用して、自転体本体32に連結されている。
この場合においては、例えば、外部機器111により、管体112、第1室83、及び第1管体81を介して自転体本体32内に媒体(液体、気体)を供給する。そして、外部機器113により、自転体本体32内から第2管体82、第2室84、及び管体114を介して前記媒体を排出する。このように構成した遠心機101は、前記媒体を利用して容器160、被処理材料M等を温調できる。
(3−4)変形例4
接続機構80は、壁部87を2つ備えて、第1管体81、及び第2管体82の一端に一方の壁部87を接続し、第1管体81、及び第2管体82の他端に他方の壁部87を接続してもよい。
上記のような接続機構80を採用する場合において、遠心機101では、一方の壁部87を収納部92に取り付け、他方の壁部87を自転体30(容器160を含む。)に取り付ける。この際、第1管体81、及び第2管体82は、柔軟性の低い材料であっても構成できる。又、この場合においても、遠心機101では、容器160を公転させながら自転させている際に、第1管体81、及び第2管体82が、夫々第1室83、及び第2室84に対し回動でき、損傷しないことを条件に、壁部87の収納部92、及び自転体30に対する配設位置等を任意に設定可能である。
(3−5)変形例5
接続機構80は、順次内挿した複数の管体と、最外側に配設される管体から最内側に配設される管体まで、順次対応付けて設けられる複数の室と、対応する管体と室とを、各々回動可能に接続する接続部を有していればよく、管体等の個数に制限はない。この際、管体のうち、少なくとも1つの管体が内挿されている選定管体に対応する室内には、選定管体に内挿された管体を、室に接続する接続部が設けられることが好ましい。ここで、選定管体の材質等は、他の管体と同じである。
例えば、接続機構80は、図12に示すように管体等を3つ備えるように構成してよい。この接続機構80は、柔軟性を有する材料により構成される第1管体81、第2管体82、及び第3管体181が、順次内挿されている。又、この接続機構80は、第1管体81、第2管体82、及び第3管体181に夫々対応する第1室83、第2室84、及び第3室182が設けられている。これら第1室83、第2室84、及び第3室182は、壁部87により形成される。この際、第2室84は第1室83内に形成されると共に、第3室182は第2室84内に形成される。
更に、この接続機構80は、第1管体81の一端と第1室83、第2管体82の一端と第2室84、及び第3管体181の一端と第3室182が、夫々回動可能に、第1接続部85、第2接続部86、及び第3接続部183により接続されている。この際、第2接続部86は第1室83内に設けられると共に、第3接続部183は第2室84内に設けられる。又、第1接続部85、第2接続部86、及び第3接続部183の中心は、中心線C上に配置される。
尚、上記接続機構80における第3室182は、第1室83、及び第2室84同様に、壁部87に形成された貫通穴182aにより、図示しない管体を介して図示しない外部装置に接続できる。
1…遠心機、 2…遠心機、 10…回転軸、 20…公転体、 22…第1アーム、 24…第2アーム、 30…自転体、 32…自転体本体、 34…自転軸、 36…ベアリング、 40…バランス錘、 50…駆動部、 51…モータ、 52…プーリー、 53…プーリー、 54…ベルト、 55…自転力付与機構、 56…自転歯車、 57…自転力付与歯車、 58…自転動力伝達歯車、 59…ベアリング、 60…容器、 61…基端、 62…先端、 63…露出領域、 70…回転機構、 72…回転駆動部、 74…駆動制御部、 76…接続管、 78…接続管、 80…接続機構、 81…第1管体、 82…第2管体、 83…第1室、 83a…貫通穴、 84…第2室、 84a…貫通穴、 85…第1接続部、 86…第2接続部、 87…壁部、 91…支持基板、 92…収納部、 93…収納空間、 94…区画体、 95…蓋部、 96…筐体、 101…遠心機、 111…外部機器、 112…管体、 113…外部機器、 114…管体、 131…蓋、 160…容器、 162…本体部、 164…蓋部、 181…第3管体、 182…第3室、 182a…貫通穴、 183…第3接続部、 C…中心線、 L1…公転軸線、 L2…自転軸線、 L3…回転軸線、 L4…仮想線、 L5…回転軸線、 M…被処理材料

Claims (4)

  1. 公転軸線を中心として回転可能な公転体と、
    前記公転体に保持されて、被処理材料を保持する容器を保持し、自転軸線を中心として回転可能な自転体と、
    前記公転体、及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、
    所定の外部機器と前記自転体又は前記容器との間で、媒体又は前記被処理材料の授受を可能とする接続機構と、
    を備え
    前記接続機構は、
    順次内挿される複数の管体と、
    最外側に配置される前記管体から最内側に配置される前記管体まで順次対応付けされて設けられる複数の室と、
    互いに対応する前記管体と前記室とを回動可能に接続する接続部と、
    を具備する遠心機。
  2. 公転軸線を中心として回転可能な公転体と、
    前記公転体に保持されて、被処理材料を保持する容器を保持し、前記公転軸線に対し傾斜して交差する自転軸線を中心として回転可能な自転体と、
    前記公転体、及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、
    前記駆動部による回転力の付与中に、前記自転軸線に対し直交する回転軸線を中心に、前記容器を所定角度回転させる回転機構と、
    を備え、
    前記回転機構は、
    前記自転体の一部を構成し、前記容器を保持して前記回転軸線を中心に回転させる回転駆動部と、
    前記回転駆動部を駆動制御する駆動制御部と、
    前記回転駆動部と前記駆動制御部とを接続して媒体の授受を可能とする接続機構と、
    を具備し、
    前記接続機構は、
    順次内挿される複数の管体と、
    最外側に配置される前記管体から最内側に配置される前記管体まで順次対応付けされて設けられる複数の室と、
    互いに対応する前記管体と前記室とを回動可能に接続する接続部と、
    を具備する遠心機。
  3. 複数の前記管体のうち、少なくとも1つの前記管体が内挿される選定管体に対応する前記室の内部には、前記選定管体に内挿された前記管体を、当該管体に対応する前記室に接続する前記接続部が設けられる請求項1又は請求項2記載の遠心機。
  4. 順次内挿される複数の管体と、
    最外側に配置される前記管体から最内側に配置される前記管体まで順次対応付けされて設けられる複数の室と、
    互いに対応する前記管体と前記室とを回動可能に接続する接続部と、
    を備え、
    公転軸線を中心として回転可能な公転体と、
    前記公転体に保持されて、被処理材料を保持する容器を保持し、自転軸線を中心として回転可能な自転体と、
    前記公転体、及び前記自転体に回転力を付与する駆動部と、
    を具備する遠心機に適用されて、所定の外部機器と前記自転体又は前記容器との間で、媒体又は前記被処理材料の授受を可能とする接続機構
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