JP6647754B2 - 遠心機、及び駆動機構 - Google Patents
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Description
又、本願において、A方向及びB方向とは、何れか一方が第1方向を意味し、そして他方が第2方向を意味する。そして、A方向及びB方向のうち何れが第1方向であるかは、自転体を回転させる方向に基づき定めることができる。
更に、本願においては、自転軸側を下流側とし、その反対側を上流側とする。
(A)前記維持素子の上流側に配設されて、A方向の回転力が付与された前記回転力伝達素子を空転させる。
(B)前記維持素子の下流側に配設されて、B方向の回転力が付与された前記回転力伝達素子を空転させる。
(C)前記反転素子の上流側に配設されて、B方向の回転力が付与された前記回転力伝達素子を空転させる。
(D)前記反転素子の下流側に配設されて、B方向の回転力が付与された前記回転力伝達素子を空転させる。
本実施の形態に係る遠心機1は、図1に示すように、回転軸10と、回転軸10に取り付けられる公転体20と、公転体20に保持される自転体30、及びバランス錘40とを備える。又、遠心機1は、自転体30に保持される収納容器50と、公転体20及び自転体30に回転力を付与する駆動機構60とを備える。
本実施の形態に適用可能な被処理材料Mは、流体として挙動するものであればよく、その組成や用途を特に限定されない。即ち、被処理材料Mとしては、流体成分(樹脂等)のみを含む材料や、流体成分のほかに粒状成分(粉状成分)を含む材料等を適用できる。例えば、接着剤、シーラント剤、液晶材料、LEDの蛍光体と樹脂とを含む混合材料、半田ペースト、歯科用印象材料、歯科用セメント(穴埋め剤等)、液状の薬剤等の種々の材料は、被処理材料Mとして適用できる。又、粒状(粉状)材料と、これを粉砕するためのメディア(例えばジルコニアボール)とを含む混合材料も、被処理材料Mとして適用できる。更に、乳化処理の対象となる流体も、被処理材料Mとして適用できる。
以下では、遠心機1の動作について、説明する。
駆動源61が、公転体20に第1方向の回転力を付与した時、公転体20は第1方向に回転する。この際、第1プーリー71及び第3プーリー76は、公転体20の第1方向の回転に伴い第1方向に回転しようとする。
駆動源61が、公転体20に第2方向の回転力を付与した時、公転体20は第2方向に回転する。この際、第1プーリー71及び第3プーリー76は、公転体20の第2方向の回転に伴い第2方向に回転しようとする。
以下、本実施の形態における遠心機1が奏する作用効果について説明する。
本変形例に係る遠心機101は、図2に示すように、遠心機1の遮断部80が、維持経路用遮断部181及び反転経路用遮断部182により構成される遮断部180に変更されたものである。これに伴い、遠心機101では、第1プーリー71及び第3プーリー76が、自転力付与部62に固定される。尚、遠心機101において、遠心機1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本変形例に係る遠心機201は、図3に示すように、遠心機101の自転力付与部62が、自転力付与部262に変更されたものである。尚、遠心機201において、遠心機101と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本変形例に係る遠心機301は、図4に示すように、公転体20に副軸321が設けられる点で遠心機1と大きく異なる。尚、遠心機301において、遠心機1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本変形例に係る遠心機401は、図5に示すように、公転体20に副軸421が設けられる点で遠心機1と大きく異なる。尚、遠心機401において、遠心機1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記においては、伝達部63をプーリーとベルトを用いて構成する場合を示したが、他の伝達手段により構成しても良い。例えば、ギヤを使って伝達部63を構成しても良い。即ち、ギヤを使用して、回転力伝達素子(維持素子、及び反転素子を含む)を構成することも可能である。
Claims (4)
- 支持基板を貫通し、公転軸線を中心として回転可能な回転軸と、
該回転軸に取り付けられて、前記公転軸線を中心として回転可能な公転体と、
自転軸を前記公転体に保持されて、自転軸線を中心に自転可能、かつ、被処理材料を保持する収納容器を保持可能な自転体と、
前記公転体と前記自転体とに回転力を付与可能な駆動機構と、を備え、
前記駆動機構は、
前記公転体に、前記回転軸を介して第1方向又は第2方向の回転力を付与可能な駆動源と、
前記公転軸線を中心に前記回転軸を取り囲むように、前記支持基板に取り付けられる自転力付与部と、
前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、前記自転体に伝達する伝達部と、を具備し、
前記伝達部は、
前記自転力付与部に取り付けられるプーリー、前記自転軸に取り付けられるプーリー、及び、2つのプーリーの回転速度を、回転方向を維持して関連付けるベルトを含み構成されて、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、回転方向を維持して前記自転体に伝達し、該自転体を回転させる維持経路部と、
前記自転力付与部に取り付けられるプーリー、前記自転軸に取り付けられるプーリー、及び、2つのプーリーの回転速度を、回転方向を反転して関連付けるベルトを含み構成されて、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、回転方向を反転して前記自転体に伝達し、該自転体を回転させる反転経路部と、
一方向クラッチを含み構成されて、前記公転体の回転方向に応じて、前記維持経路部と前記反転経路部との何れか一方に含まれるプーリーのうち少なくとも1つを空転させることで、当該空転させたプーリーを含む前記維持経路部又は前記反転経路部による、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力の前記自転体への伝達を遮断する遮断部と、
を具備する遠心機。 - 支持基板を貫通し、公転軸線を中心として回転可能な回転軸と、
該回転軸に取り付けられて、前記公転軸線を中心として回転可能な公転体と、
自転軸を前記公転体に保持されて、自転軸線を中心に自転可能、かつ、被処理材料を保持する収納容器を保持可能な自転体と、
前記公転体と前記自転体とに回転力を付与可能な駆動機構と、を備え、
前記駆動機構は、
前記公転体に、前記回転軸を介して第1方向又は第2方向の回転力を付与可能な駆動源と、
記公転軸線を中心に前記回転軸を取り囲むように、前記支持基板に取り付けられる自転力付与部と、
前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、前記自転体に伝達する伝達部と、を具備し、
前記伝達部は、
前記自転力付与部に取り付けられるギヤ、前記自転軸に取り付けられるギヤ、及び、2つのギヤの回転速度を、回転方向を維持して関連付けるギヤを含み構成されて、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、回転方向を維持して前記自転体に伝達し、該自転体を回転させる維持経路部と、
前記自転力付与部に取り付けられるギヤ、前記自転軸に取り付けられるギヤ、及び、2つのギヤの回転速度を、回転方向を反転して関連付けるギヤを含み構成されて、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、回転方向を反転して前記自転体に伝達し、該自転体を回転させる反転経路部と、
一方向クラッチを含み構成されて、前記公転体の回転方向に応じて、前記維持経路部と前記反転経路部との何れか一方に含まれるギヤのうち少なくとも1つを空転させることで、当該空転させたギヤを含む前記維持経路部又は前記反転経路部による、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力の前記自転体への伝達を遮断する遮断部と、
を具備する遠心機。 - 下記(A)と(B)の少なくとも一方の構成を含み、かつ、(C)と(D)の少なくとも一方の構成を含む請求項1記載の遠心機。
(A)前記維持経路部に含まれる、前記自転力付与部に取り付けられるプーリーが、前記遮断部を介して前記自転力付与部に取り付けられて、A方向の回転力を付与された場合に空転する。
(B)前記維持経路部に含まれる、前記自転軸に取り付けられるプーリーが、前記遮断部を介して前記自転軸に取り付けられて、B方向の回転力を付与された場合に空転する。
(C)前記反転経路部に含まれる、前記自転力付与部に取り付けられるプーリーが、前記遮断部を介して前記自転力付与部に取り付けられて、B方向の回転力を付与された場合に空転する。
(D)前記反転経路部に含まれる、前記自転軸に取り付けられるプーリーが、前記遮断部を介して前記自転軸に取り付けられて、B方向の回転力を付与された場合に空転する。 - 支持基板を貫通し、公転軸線を中心として回転可能な回転軸と、該回転軸に取り付けられて、前記公転軸線を中心として回転可能な公転体と、自転軸を前記公転体に保持されて、自転軸線を中心に自転可能、かつ、被処理材料を保持する収納容器を保持可能な自転体と、を備える遠心機に適用されて、前記公転体と前記自転体とに回転力を付与可能な駆動機構であって、
前記公転体に、前記回転軸を介して第1方向又は第2方向の回転力を付与可能な駆動源と、
前記公転軸線を中心に前記自転軸を取り囲むように、前記支持基板に取り付けられる自転力付与部と、
前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、前記自転体に伝達する伝達部と、を備え、
前記伝達部は、
前記自転力付与部に取り付けられるプーリー、前記自転軸に取り付けられるプーリー、及び、2つのプーリーの回転速度を、回転方向を維持して関連付けるベルトを含み構成されて、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、回転方向を維持して前記自転体に伝達し、該自転体を回転させる維持経路部と、
前記自転力付与部に取り付けられるプーリー、前記自転軸に取り付けられるプーリー、及び、2つのプーリーの回転速度を、回転方向を反転して関連付けるベルトを含み構成されて、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力を、回転方向を反転して前記自転体に伝達し、該自転体を回転させる反転経路部と、
一方向クラッチを含み構成されて、前記公転体の回転方向に応じて、前記維持経路部と前記反転経路部との何れか一方に含まれるプーリーのうち少なくとも1つを空転させることで、当該空転させたプーリーを含む前記維持経路部又は前記反転経路部による、前記公転体と前記自転力付与部との回転速度差に起因して生成される回転力の前記自転体への伝達を遮断する遮断部と、
を具備する駆動機構。
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