JP2000061207A - 真空式混煉脱泡装置 - Google Patents

真空式混煉脱泡装置

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JP2000061207A
JP2000061207A JP10267185A JP26718598A JP2000061207A JP 2000061207 A JP2000061207 A JP 2000061207A JP 10267185 A JP10267185 A JP 10267185A JP 26718598 A JP26718598 A JP 26718598A JP 2000061207 A JP2000061207 A JP 2000061207A
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JP
Japan
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container
mixed
vacuum
container holder
revolution
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JP10267185A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Imashiro
康隆 今城
Ryusuke Udagawa
竜介 宇田川
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EME KK
Original Assignee
EME KK
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 混煉脱泡後の材料に細かい気泡が残らず、高
粘度の材料でも短時間に安定的に混煉脱泡ができる最適
な混煉脱泡装置を提供する。 【解決手段】 本体容器1の内部に振動吸収体4を介し
て支持板3を取り付け、支持板3に支持される駆動モー
ター9により回転駆動される公転軸5aに公転体5bを
取り付け、該公転体5bの遠心側に、混煉容器蓋付きの
混煉容器を保持する容器ホルダー蓋6b付きの容器ホル
ダー6aを配置する。この容器ホルダー6aは公転軸5
aに対して傾斜した軸線の周りを自転できるように構成
されている。容器ホルダー蓋6b付きの容器ホルダー6
aを密閉真空容器とし回転接手12a2/12a1、公
転軸5a、配管10c、により連結された真空ポンプ1
0aにより真空引きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混煉容器を公転さ
せながら自転させて、被混煉材を混煉し脱泡させるため
の装置に関するものである。
【0002】
〔特許請求の範囲〕
【請求項1】で特許請求している事項は“被混煉材Aを
入れた混煉容器7aを公転させながら自転させる混煉工
程の中の少なくとも一部分の工程で、該混煉容器7a内
に真空圧をかけることを特徴とする混煉脱泡方法”で、
既に混煉容器7a内に真空圧をかけることそれ自体は請
求している。その方法は図示のように本体容器1と本体
容器蓋2で全体の真空容器を構成し、真空ポンプ10a
で真空ポンプ以外の混煉脱泡装置全体を真空に引いてい
た。本案は実際に真空に引く部分を限定した特願平 9
−303248 “混煉脱泡方法とその装置”の改善に
関する混煉脱泡装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の混煉脱
泡方法とその装置を用いて被混煉材を混煉する場合、次
のような決点があつた。 (イ) 混煉脱泡装置全体を真空本体容器1と本体容器
蓋2の内部に配置するために、装置全体の外形が大きく
なつた。 (ロ) 真空本体容器1と本体容器蓋2は真空圧力に耐
える必要がある為の強度が必要で強固な構造となり、重
量が増大した。 (ハ) 真空容器内にモーターが内臓される為に空気の
対流が無く冷却が不十分となり、新たに冷却機を設けた
り、運転条件に制限を加える必要があつた。 (ニ) 真空容器内にモーターの軸受け、その他回転体
の軸受けが内臓される為に、軸受け部の潤滑油の気化が
大気中より低い温度になる為軸受け部の潤滑不足が問題
になつた。
【0004】したがつて、本発明の目的は混煉脱泡装置
全体を真空容器内に収納した場合の技術問題(モーター
の温度上昇の防止、軸受け部の潤滑不足)の解決し,さ
らに混煉脱泡装置全体の大形化と重量の増大を防ぐ装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、混煉脱泡装置
全体を真空容器内に収納せず、混煉容器を収納する“容
器ホルダー”のみを真空に引くものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。 (1) 実施の形態の構成 第2図は、本発明の実施形態の構成を示す断面図であ
る。同図において本体容器1は上部が開口した容器であ
り開閉可能な本体容器蓋2を備えている。
【0007】本体容器1の内部には、バネやゴム等で出
来た振動吸収体4を介して支持板3を取り付ける。該支
持板3には駆動モーター9を取り付け、該駆動モーター
9の公転軸5aには公転体5bを取り付ける。該公転体
5bの遠心側に、混煉容器蓋7b付きの混煉容器7aを
保持する容器ホルダー6aを、該公転軸5aに対し傾斜
した軸線の周りに自転出来るように取り付ける。
【0008】該駆動モーター9が起動し公転軸5aが回
転すると、公転体5bが回転し振動が発生する。その振
動は駆動モーター9を支持している支持板3から本体容
器1に直接伝わらないようにするため、振動吸収体4を
介して支持板3と本体容器1が連結してある。
【0009】容器ホルダー6aは、駆動モーター9か又
は図示しない他の駆動機から、図示しない歯車やベルト
等の伝動装置により駆動力を得て、自転軸受け8で支持
されながら自転する。容器ホルダー6aは、該容器ホル
ダー6aに保持される混煉容器7a内の被混煉材Aを混
煉し易くするため、該容器ホルダー6aの軸線を、前記
の公転軸5aに対し傾斜したり、図示しない揺動機構等
により傾斜角を変化させて自転する。
【0010】自転回転する容器ホルダー6aの容器ホル
ダー軸6a1に、回転接手1回転側12a2を固定し、
公転体5bに回転接手1固定側12a1を固定する。こ
れにより自転回転する容器ホルダー6aと、これに対し
固定側となる公転体5bとの間の真空引きの経路を確立
する。
【0011】公転回転する公転軸5aに、回転接手2回
転側12b2を固定し、支持板3に回転接手2固定側1
2b1を固定する。これにより公転回転する公転体5b
とこれに対し固定側となる支持板3との間の真空引きの
経路を確立する。
【0012】本混煉脱泡装置を用いて被混煉材を混煉脱
泡する方法は、混煉容器7a内に被混煉材Aを入れて混
煉容器蓋7bを閉め、本体容器蓋2を開けて該混煉容器
7aを容器ホルダー6aに装着しする。容器ホルダー蓋
6bを閉め本体容器蓋2を閉め真空ポンプ10aを運転
する。容器ホルダー6a内の空気は回転接手1の12a
2、12a1{固定した配管から回転するシャフトへ空
気(正圧・負圧共)を導入するジョイント}、配管10
c、公転軸5a、回転接手2の12b2、12b1配管
10c、真空ポンプ10aの経路を通じて真空に引かれ
る。運転の条件は、被混煉材Aの種類や要求される条件
(例温度上昇の制限)に合わせて予め設定する。従つて
真空を掛けるタイミング、時間や真空度は最適条件に合
わせる。運転は混煉容器7aが公転と自転をし、必要な
タイミングに真空が掛かる。運転が終了したら容器ホル
ダー6a内に空気を入れて真空を解除し本体容器蓋2を
開き、混煉容器7aを取り出して混煉容器蓋7bを開け
て処理の済んだ内部の被被混煉材Aを取り出す。
【0013】(2) 実施の形態の作用効果 真空圧が掛かる為に強度を必要とする部分は容器ホルダ
ー6aと容器ホルダー蓋6bの部分であり、この部分は
自転の遠心力と公転の遠心力が加わるため元来強度を必
要とする部分であつた。従つて本体容器1と本体容器蓋
2を真空圧が掛かる為に強度を持たせる場合に比較する
と重量の減少と外形の小型化に多大な効果がある。
【0014】真空圧を必要とする部分は容器ホルダー6
aと容器ホルダー蓋6bの部分であり、この部分の空気
を真空に引く容量は本体容器1と本体容器蓋2に囲まれ
た空気を真空に引く容量に比較してはるかに少なくて済
む。従つて真空ポンプ10aの小型化と、空気を真空に
引くために必要な時間の短縮化に効果がある。
【0015】真空の中では空気の対流が無い為に熱の放
散が悪くなるが、真空になる容器ホルダー6aと容器ホ
ルダー蓋6bの内部に発熱する駆動モーター9が無い為
に駆動モーター9の特別な冷却が不要である。
【0016】真空の中では大気圧下より低い温度で潤滑
油が気化し、潤滑油の寿命の減少を防ぐ為に軸受けは特
殊な(真空用潤滑油)潤滑油を使用する、蜜閉構造等の
対策が必要であるが、本案では標準の軸受けを使用する
ことが可能である。
【0017】(3)他の実施の作用形態 第3図に混煉脱泡装置でしばしば問題となる、混煉脱泡
作業中の被混煉材Aの撹拌による温度上昇を押さえる方
法を示す。容器ホルダー6aは自転しているのでこの自
転軸に冷却用ファン13を設ける。自転の回転が冷却用
ファン13を回転させ、冷却の風流14が容器ホルダー
6aと容器ホルダー蓋6bに吹き付け、その結果混煉脱
泡作業中の被混煉材Aが冷却される。
【0018】第4図に真空ポンプ10aと容器ホルダー
6aを公転軸5aに対して対角線上に配置した混煉脱泡
装置を示す。公転軸5aに対して対象の位置に容器ホル
ダー6aと同等の慣性モーメントを持つバランスウエイ
トを取り付ける必要があり、このバランスウエイトの代
品の一部として真空ポンプ10aを乗せ単独のバランス
ウエイトの重量のみの場合に比較しバランスウエイトの
重量を軽減させる効果がある。混煉容器7aが大型化し
容器ホルダー6aが大型になると同等の慣性モーメント
も重量が大きくなるので、本構成は混煉脱泡装置全体の
小型化と重量軽減に効果がある。更に回転接手2の回転
接手2固定側12b1、回転接手2回転側12b2が不
要になる。真空ポンプ10aの電源はバツテリーにする
か、外部からスリツプリングで電気を供給する。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を発揮する。 (1) 混煉脱泡後の被混煉材は、十分混煉され、細か
い気泡が残らない。 (2) 混煉脱泡が短時間で行えて生産性が高い。 (3) 被混煉材の混煉脱泡後の品質にバラツキが小さ
く、安定した材料が各運転毎に得られる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】従来の全体を真空引きする混煉脱泡装置の断
面図
【第2図】本発明の部分を真空引きする混煉脱泡装置の
断面図
【第3図】本発明の応用例で、冷却用ファンを取り付
け、混煉容器を冷却する断面図
【第4図】本発明の応用例で、真空ポンプを公転体の上
に取り付け、真空引きする混煉脱泡装置の断面図
【符号の説明】
1 … 本体容器 2 … 本体容器蓋 3 … 支持板 4 … 振動吸収材 5a… 公転軸 5b… 公転体 6a… 容器ホルダー 6a1…容器ホルダー軸 6b… 容器ホルダー蓋 7a… 混煉容器 7b… 混煉容器蓋 7c… 真空孔 8 … 自転軸受け 9 … 駆動モーター 10a… 真空ポンプ 10b… 真空引き穴 10c… 配管 11 … モーター冷却機器 12a1…回転接手1固定側 12a2…回転接手1回転側 12b1…回転接手2固定側 12b2…回転接手2回転側 13 … 冷却用ファン 14 … 冷却の風流 A … 被混煉材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混煉容器を収納する容器ホルダーに、真
    空圧をかけることを特徴とする混煉脱泡装置。
  2. 【請求項2】 回転接手{固定した配管から回転するシ
    ャフトへ空気(正圧・負圧共)を導入するジョイントで
    カタログ製品で容易に入手可能}を自転回転する容器ホ
    ルダー軸と公転体の間と、公転回転する公転軸と本体容
    器から支持された支持板の2個所に配置し、回転する容
    器ホルダー部を真空に引く混煉脱泡装置。
  3. 【請求項3】 容器ホルダーを冷却させる為に容器ホル
    ダー部に冷却用の風を吹き付ける為の冷却用ファンを設
    けたことを特徴とする混煉脱泡装置。
  4. 【請求項4】 振動する回転部分から空気を引くための
    回転継手、この回転継手を振動吸収体を介した支持板に
    取り付けることを特徴とする混煉脱泡装置。
  5. 【請求項5】 公転体上に容器ホルダーと真空ポンプを
    公転軸に対して軸対象の位置に配置した混煉脱泡装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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