JP2602737Y2 - 塗料攪拌装置 - Google Patents

塗料攪拌装置

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JP2602737Y2
JP2602737Y2 JP1993061750U JP6175093U JP2602737Y2 JP 2602737 Y2 JP2602737 Y2 JP 2602737Y2 JP 1993061750 U JP1993061750 U JP 1993061750U JP 6175093 U JP6175093 U JP 6175093U JP 2602737 Y2 JP2602737 Y2 JP 2602737Y2
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tank
filter
lid
rotating shaft
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博文 森田
忠 佐々
弘幸 河野
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は塗工装置で用いる塗料の
濃度、比重等の均一性を得るために、塗料を攪拌するた
めの塗料攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗工装置に用いる塗料中には、溶け合っ
ていない固形状のものが混入していることがあり、かか
る塗料は塗工装置に供給するときに円滑に供給できなか
ったり、塗工装置から被塗装物へ均一に塗布することが
できなかったりすることがある。そのため、従来より塗
料を塗工装置へ送る前に十分に攪拌して溶け合わせ濃度
等の均一性を持たせるようにすることが行われている。
【0003】従来の塗料攪拌装置は、図2に一例を示す
如く、攪拌するための塗料2を入れておくためのタンク
1の上部に、途中に供給弁4を備えた塗料供給管3を接
続すると共に、途中に送液弁6を備えた塗料排出管5を
タンク1の底部に接続し、且つ上記タンク1内の塗料2
を攪拌するための攪拌羽根8を上下方向に配した回転軸
7の先端部(下端部)に取り付け、該回転軸7の上端部
を軸受9にて回転自在に支持させ、該回転軸7に固定し
たプーリ12と駆動モーター10の出力軸上のプーリ1
2aとの間に無端のベルト11を掛け回し、駆動モータ
ー10を駆動して動力を回転軸へと伝えることにより攪
拌羽根8が回転して塗料2を攪拌することができるよう
にしてある。
【0004】上記従来の塗料攪拌装置を用いて塗料の攪
拌を行う場合は、供給弁4を開にして塗料供給管3を通
じて塗料2をタンク1内へ供給すると共に、駆動モータ
ー10を稼動させると、該駆動モーター10からの動力
が動力伝達軸機構としてのベルト11、プーリ12a、
12を介して回転軸7へと伝わり、該回転軸7を回転駆
動させるので、回転軸7の先端に取り付けてある攪拌羽
根8によりタンク1内の塗料2を攪拌させることが出来
る。攪拌された塗料2は、送液弁6を開にすることによ
り塗料排出管5を通してタンク1の外部へ取り出し、塗
工装置へと送るようにする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
塗料攪拌装置の場合、塗料2が塗料供給管3を通して、
タンク1内へ供給されるときに、塗料原料が良く溶け合
っていないで、塗料2が固形状になってしまい、あるい
は供給中に塗料2中へ異物が混入した場合、これら塗料
の固形物や異物がタンク1内へ入れられると、タンク1
内の攪拌羽根8で十分に攪拌できないおそれがあり、固
形状態の塗料や異物が混入した塗料2が塗工装置へ送ら
れるおそれがあり、又、従来の攪拌装置では、タンク1
内の塗料表面が空気に触れているため、塗料2をタンク
1内で攪拌させる際に、塗料2に空気が混入して泡状に
なってしまい、塗料の比重が変化してしまうようなこと
があり、更に、塗工装置で塗料を塗布するときに、塗料
中に泡が混入していると塗装面に塗装むらやピンホール
等の欠陥が発生してしまうという問題がある。
【0006】そこで、本考案は、タンク内へ供給される
塗料中に、固形状の塗料や異物が混入していても、これ
ら塗料の固形物や異物を除去し、且つ攪拌中に空気が混
入して泡が発生するようなことをなくすようにした塗料
攪拌装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、上方を開放したタンク本体の頂部に、シ
ール材を挾持させて蓋体を取り付けて、内部を密閉状態
にできるようにしたタンクを構成し、該タンクのタンク
本体上端部に、塗料供給管を接続すると共に、途中に真
空ポンプを備えた排気管を接続し、又、タンク本体下端
部に、塗料排出管を接続し、且つ上記蓋体の中心部に回
転軸を回転自在に且つシール材にて気密性を保持するよ
うに通して下端側をタンク内に挿入し、上記塗料供給管
より供給される塗料を上方から受けて濾すように底板上
に側壁を全周に有する受皿状のフィルターを、タンク内
の上部位置で上記回転軸の途中位置に一体的に取り付
け、該回転軸の下端部に、上記フィルターを通過してタ
ンク下部に溜められた塗料を撹拌するための撹拌羽根を
一体的に取り付け、更に、上記蓋体の上方に、上記回転
体の上端側を回転自在に支持する軸受と、回転体に回転
動力を与える駆動装置を備えた構成とする。
【0008】
【作用】回転軸と共に回転する受皿状のフィルターに受
けられた塗料は、該フィルターにより塗料中に混入して
いた固形状の塗料とか異物は除去されるほか、タンク内
へ供給される塗料をフィルターによりきめ細かく分散さ
せることができ、又、タンクに取り付けられた排気ダク
ト及び真空ポンプの働きによりタンク内を真空にするこ
とにより、タンク内下部に溜められて攪拌されている塗
料に空気が混入することを防止できる。又、塗料内に混
在する気泡を真空中で攪拌することで塗料から分離さ
せ、気泡を除去できる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0010】図1は本考案の一実施例を示すもので、上
端にフランジ部14aを有する所要深さのタンク本体1
4と、蓋体15と、タンク本体14のフランジ部14a
と蓋体15との間に介装させて気密を保持させるシール
材16とからタンク本体14に蓋体15を密閉できるよ
うにしたタンク13を構成し、該タンク13のタンク本
体14の上端部に、排気系として、途中に真空ポンプV
Pを備えた排気管17を接続すると共に、塗料2をタン
ク13内へ供給するための塗料供給管3を接続し、又、
上記タンク13を構成するタンク本体14の下端部に、
塗料2をタンク13外へ排出して塗工装置へ送液するた
めの塗料排出管5と、タンク13内清掃時に用いる排水
管18を接続する。又、上記タンク13の内部には、上
記蓋体15の中心部を貫通させて回転自在に且つシール
材19で気密性を保持するように回転軸7を挿入して、
該回転軸7の上端部を、蓋体15上の軸受9にて回転自
在に支持すると共に、回転軸7の上端に固定したプーリ
12と、蓋体15上の駆動モーター10の出力軸上のプ
ーリ12aとをベルト11で連絡し、駆動モーター10
の駆動により回転軸7が軸受9に支持されて回転するよ
うにし、且つ該回転軸7のタンク13内における途中位
置に、タンク本体14の内径よりも少し小さい直径を有
する受皿状のフィルター20を留め具21により取り付
けて、上記塗料供給管3から供給される塗料が一旦フィ
ルター20内に入れられるようにし、更に上記回転軸7
の下端部には上記フィルター20を通過して溜められた
タンク13内の塗料2を攪拌させるための攪拌羽根8を
取り付けた構成とする。
【0011】図中、図2の塗料攪拌装置と同一のものに
は同一の符号がつけてある。
【0012】タンク本体14内にフィルター20及び攪
拌羽根8を入れた状態でシール材16を挟み蓋体15を
取り付けてタンク13を密閉状態にする。塗料供給管3
を通してタンク13内へ供給された塗料2は、先ずフィ
ルター20上へ放出される。フィルター20は回転軸7
に取り付けられて回転軸7と一体に回転できるようにし
てあるので、フィルター20内に移された塗料2は、該
フィルター20の回転により発生する遠心力と塗料2の
自重により、塗料2はフィルター20を通過してタンク
13の下部に溜められる。これによりフィルター20に
入れられた塗料は、フィルター20を通過させられるこ
とによって塗料全体がきめ細かく分散させられることに
なり、又、同時に、塗料中の固形分や混入した異物等は
フィルター20により取り除かれることになる。
【0013】タンク13内の下部では、回転軸7と共に
回転する攪拌羽根8により塗料2は攪拌されているが、
この攪拌作業中はタンク13内を真空状態に保持させ
る。
【0014】この場合は、真空ポンプVPを稼動させて
排気管17を通してタンク13内の空気を排出してタン
ク13内を真空にする。これによりタンク13内の塗料
2が空気に触れることがなくなり、上記攪拌羽根8によ
り攪拌されている塗料に空気が再度混入して、泡状にな
ってしまうことを防止できる。
【0015】したがって、塗料排出管5より取り出され
る塗料2には気泡の混入はないので、塗工装置で塗料を
塗布するときに、塗装面にピンホール等の欠陥や塗装む
らが生じるようなことを未然に防止できることになる。
【0016】塗料の攪拌作業が終り、フィルター20及
びタンク内を清掃する場合は、タンク本体14から蓋体
15を取り外すと共に、排水管18を利用して残液を排
出することで簡単に行うことができる。
【0017】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、たとえば、駆動モーター10からの動力
を、プーリ12a、ベルト11、プーリ12を経て回転
軸7に伝えるようにした場合を示したが、動力伝達機構
として、プーリ12,12a、ベルト11に代えてギヤ
を用い、ギヤを噛合させて動力を伝達させるようにして
もよく、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の塗料攪拌装置
によれば、上方を開放したタンク本体の頂部に、シール
材を挾持させて蓋体を取り付けて、内部を密閉状態にで
きるようにしたタンクを構成し、該タンクのタンク本体
上端部に、塗料供給管を接続すると共に、途中に真空ポ
ンプを備えた排気管を接続し、又、タンク本体下端部
に、塗料排出管を接続し、且つ上記蓋体の中心部に回転
軸を回転自在に且つシール材にて気密性を保持するよう
に通して下端側をタンク内に挿入し、上記塗料供給管よ
り供給される塗料を上方から受けて濾すように底板上に
側壁を全周に有する受皿状のフィルターを、タンク内の
上部位置で上記回転軸の途中位置に一体的に取り付け、
該回転軸の下端部に、上記フィルターを通過してタンク
下部に溜められた塗料を撹拌するための撹拌羽根を一体
的に取り付け、更に、上記蓋体の上方に、上記回転体の
上端側を回転自在に支持する軸受と、回転体に回転動力
を与える駆動装置を備えた構成としてあるので、タンク
内へ供給される塗料を回転軸とともに回転する受皿状の
フィルターで受けた後、該フィルターの回転により発生
する遠心力と塗料の自重によりフィルターを通過させて
塗料をタンク内下部に溜めるようにすることができて、
塗料をきめ細かく分散させると共に、塗料に混入してい
た塗料の固形分や異物をフィルターで除去することがで
き、更にタンク下部に溜った塗料を攪拌羽根で攪拌する
とき容器内を真空にすることにより容器内の塗料に空気
が混入することを防止でき、又、塗料内に混在する泡の
除去ができ塗料がよく混じり合い、濃度、比重の均一性
が得られ、塗装面の美しい仕上りが可能となる、という
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の塗料攪拌装置の一実施例を示す概要図
である。
【図2】従来の塗料攪拌装置の一実施例を示す概要図で
ある。
【符号の説明】
2 塗料 3 塗料供給管 5 塗料排出管 7 回転軸 8 攪拌羽根 9 軸受 10 駆動モーター(駆動装置) 13 タンク 14 タンク本体 15 蓋体 16 シール材 17 排気ダクト 20 フィルター VP 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−200203(JP,A) 実開 平4−37568(JP,U) 実開 昭54−142879(JP,U) 実開 昭54−142878(JP,U) 実公 平3−8321(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 11/10 - 11/115 B01F 15/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を開放したタンク本体の頂部に、シ
    ール材を挾持させて蓋体を取り付けて、内部を密閉状態
    にできるようにしたタンクを構成し、該タンクのタンク
    本体上端部に、塗料供給管を接続すると共に、途中に真
    空ポンプを備えた排気管を接続し、又、タンク本体下端
    部に、塗料排出管を接続し、且つ上記蓋体の中心部に回
    転軸を回転自在に且つシール材にて気密性を保持するよ
    うに通して下端側をタンク内に挿入し、上記塗料供給管
    より供給される塗料を上方から受けて濾すように底板上
    に側壁を全周に有する受皿状のフィルターを、タンク内
    の上部位置で上記回転軸の途中位置に一体的に取り付
    け、該回転軸の下端部に、上記フィルターを通過してタ
    ンク下部に溜められた塗料を撹拌するための撹拌羽根を
    一体的に取り付け、更に、上記蓋体の上方に、上記回転
    体の上端側を回転自在に支持する軸受と、回転体に回転
    動力を与える駆動装置を備えたことを特徴とする塗料攪
    拌装置。
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