JP4072733B2 - 被攪拌材の攪拌・脱泡方法とその装置 - Google Patents

被攪拌材の攪拌・脱泡方法とその装置 Download PDF

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Description

本発明は、被攪拌材の攪拌作業と、脱泡作業とに用いる被攪拌材の攪拌・脱泡方法とその装置に関し、特に攪拌脱泡作業時に容器に収納された被攪拌材の温度の上昇を防ぐための被攪拌材の攪拌・脱泡方法とその装置に関するものである。
技術の背景
本発明の対象となる被攪拌材は、医薬用、電子部品関連材料及び液晶用の材料等の気泡を嫌う被攪拌材であり、これら被攪拌材を製造する場合は、一般的に遊星式攪拌脱泡装置が使用されている。
上記遊星式攪拌脱泡装置としては、近年種々の装置が開発されているが、そのもととなる装置として、特許第2711964号(特開平6−71110号)に記載の装置が知られている。この装置の基本的な構成は、容器を装着する容器受けの設けられたアーム体を伝達手段(公転・自転カットベアリング等)を介して公転する駆動源と、アーム体に設けられた容器受けを伝達手段(公転・自転カットベアリング等)を介して自転する駆動源との2個の駆動源が設けられた二軸の構成で、各駆動源によりアーム体の公転数及び容器の自転数をそれぞれ独立制御しながら容器内の被攪拌材を攪拌・脱泡する装置である。
また、上記装置の基本構成(公転・自転カットベアリング等の伝達手段による二軸の構成)をもとに、1個の駆動源でアーム体の公転数に対して、容器の自転数を独立して制御する装置(特許第3213735号(特開平7−289873号))が提案されている。
これらの装置は、アーム体の容器受けに設けられた容器を自転及び公転することで、容器内の被攪拌材に縦方向の対流を与えて被攪拌材を攪拌するとともに被攪拌材を容器への遠心力により容器の側壁に押圧して内在する気泡を押し出して脱泡することで、精度の高い被攪拌材をえるように使用する。
また、被攪拌材の使用目的(例えば、半導体用等)によって数十ミクロン以下の精度の脱泡度を必要とする場合は、攪拌、脱泡作業時に真空圧をかけるべく装置全体を真空チャンバ内に配置し、又は容器内のみを真空にする装置が考えられた。特に、高粘液中の脱泡作用は真空度を制御しながら真空引きして排除する方法が考えられた。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記各装置による攪拌作業及び脱泡作業時においてアーム体及び容器はそれぞれ回転数を独立して制御しているもの高速で回転しているために、装置本体の設けられたチャンバ内及び/又は容器内は温度の急激な上昇が起こり、熱による影響を受けやすい(変質等する場合)被攪拌材においてはこの温度上昇が大きな問題点となっている。
特に、チャンバ内を真空又は容器内を真空した場合のアーム体及び容器の高速回転は大気圧中に比しさらに急激に温度上昇が起こり、被攪拌材は熱による影響を受けやすいという欠点がある。
また、温度上昇に対応すべく自転及び公転の回転数を制御することも考えられるが、容器の自転及びアーム体の公転による各回転数は攪拌作業と脱泡作業において重要な要素であり、回転数の制御だけでは温度の上昇に十分に対応することができない。
そこで、本発明は、容器内の温度上昇を押さえ、熱による影響を受けやすい被攪拌材であっても、最適な状態で攪拌、脱泡することのできる被攪拌材の攪拌・脱泡方法とその装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
即ち、本発明は上記のような課題を解決するために、第1の解決手段として請求項1に記載のように、被攪拌材の収納された容器を嵌入する容器受けを回転することで容器を自転し、該容器受けの設けられたアーム体を公転することで容器に収納された被攪拌材を攪拌・脱泡する被攪拌材の攪拌・脱泡方法であって、容器受けには保冷剤を外周側面及び底面部分に別々に収納すべく凹状空間部の形成されたアダプターを介して容器を嵌入することで容器の外周側面及び底面部分の広い部分に渡って保冷剤を密着させて容器内での被攪拌材の上下の対流が発生する攪拌時、及び遠心力により被攪拌材を内壁に押圧する脱泡時に温度調整しながら攪拌・脱泡することを特徴とする。
具体的な構成としての装置は、請求項に記載のように、被攪拌材の収納された容器と、該容器の嵌入された容器受けと、該容器受けを端部側に設けたアーム体と、容器受けを伝達手段を介して自転及びアーム体を伝達手段を介して公転するための駆動源とから構成された装置本体と、該装置本体を収納するためのチャンバとから構成された被攪拌材の攪拌・脱泡装置において、チャンバには真空ポンプを連結し、容器受けには保冷剤を外周側面及び底面部分に別々に収納するための凹状空間部の形成されたアダプターが設けられ、容器受けにアダプターを介して容器を嵌入することで容器の外周側面及び底面部分の広い部分に渡って保冷剤を密着させて温度調整しながら真空下で攪拌・脱泡することを特徴とする。
発明の作用及び効果
次に、上記のような構成からなる攪拌・脱泡方法及び装置の作用効果について説明する。
先ず、容器内に所定の被攪拌材を収納した後該容器をチャンバを開放して装置本体(容器と容器受けとアーム体と駆動源とから構成)のアーム体に設けられた容器受けに装着する。そして、チャンバを閉塞し駆動源を作動し該駆動源の回転駆動力を伝達手段を介して容器受けの設けられたアーム体に伝達してアーム体を公転駆動するとともに、前記駆動源の回転駆動力を他の伝達手段を介してアーム体に設けられた容器受けに伝達して容器を自転駆動する。
その後、容器受けの自転数及びアーム体の公転数を被攪拌材の種類に応じてそれぞれ独立して制御し、容器内の被攪拌材に最適な縦方向の対流を与えて被攪拌材を攪拌するとともに被攪拌材を容器への遠心力により容器の側壁に押圧して内在する気泡を押し出して脱泡することで、被攪拌材を攪拌、脱泡する。この際、チャンバ内及び容器内は容器受け及びアーム体の高速の回転駆動に伴って温度上昇がおこり、容器内の被攪拌材が熱の影響を受けやすい材料である場合は、容器受けにアダプターを介して形成された保冷剤を収納した凹状空間部により容器の外周側面、底面部分の広い部分に渡って保冷剤を密着させて温度調整し容器内の被攪拌材は熱の影響なく高速で攪拌作業・脱泡作業を連続して行うことができる。
攪拌作業・脱泡作業の精度を上げるべく真空下で各作業を行う場合があり、この場合温度上昇が大気圧中より高くなるために容器内の被攪拌材はより熱の影響を受けることとなる。従って、アダプターを介して形成された保冷剤を収納した凹状空間部により容器の外周側面、底面部分の広い部分に渡って保冷剤を密着させて容器を直接的に冷却して容器内の被攪拌材の温度の上昇を抑える(温度を所望の温度に制御することを含む)ことで、被攪拌材は真空下でも熱の影響を受けることなく最適な状態で攪拌及び脱泡されることとなる。
このように、本発明は、容器受け及びアーム体の高速の回転駆動に発生する温度上昇を温度調整手段により所望の温度に調整することができるために、熱の影響を受けやすい被攪拌材であっても変質することなく攪拌作業・脱泡作業を行うことができる。
また、真空下での攪拌脱泡時においては、温度上昇が大気圧中より高くなるためにより有効に利用することができる。
好ましい実施の態様
以下、本発明の実施の態様を、図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施例である攪拌・脱泡装置を示す概略説明断面図である。
本発明の攪拌・脱泡装置1は、下端側に設けられた公転用の駆動モーター2に連動されて公転駆動する逆アーチ状(両端側が公転軸側に所定の角度で傾斜して形成)のアーム体3と、該アーム体3の両端側近傍に回転自在に設けられた一対の容器受け4と、該容器受け4に載置する上部開口で略円筒状の容器5とから構成された装置本体6と、該装置本体6を内装するチャンバ7とから構成されている。
前記駆動モーター2とアーム体3との伝達手段は、アーム体3の下端縁部に設けられた歯車と、モーター軸に設けられた歯車との螺合で動力を伝達する方法や、モーター軸に直接アーム体3を取り付けることも可能であり、またモーター軸とアーム体3とをベルトを介して伝動することも可能である。
前記アーム体3は、アーム体3を歯車の設けられたドラム部分8と、内側に折曲されたアーチ状で容器受け4の設けられた取付部分9とから形成されている。
前記容器受け4は、アーム体3の取付部分9に回転自在に設けられた支軸10に固定されている。
前記容器受け4の伝達手段は、前記支軸10の下方側で外嵌固定されたプーリー11と、ドラム部8に固着された歯車の上方でベアリング(公転・自転カットベアリイグ機構)を介して回転自在に外嵌された中継プーリー12とをベルト13を介して伝達されている。
前記チャンバ7は装置本体6のアーム体3及び容器受け4部分(駆動モータ2等の駆動部以外)を内置するように設けられ、チャンバ7には温度調整手段が設けられている。温度調整手段としては、チャンバ7内に所定の温度の冷気を挿入してチャンバ7内を冷却する方法や、チャンバ7自体を所定の温度へ冷却する方法(空冷、水冷)等通常考えられる冷却方法をもちいる構成とすることが考えられる。また、チャンバ7内に、温度センサー(図示せず)を設けることで、温度センサーでチャンバ7内の温度を感知しチャンバ7内の温度が一定の温度以上に達した場合に、自動的に温度調整手段が作動すべく制御盤(図示せず)にプログラムすべきことも可能である。
次に、上記構成の脱泡・攪拌装置1を使用して、熱による影響を受けやすい被攪拌材料(例えば、熱硬化性樹脂等)を攪拌、脱泡する場合について説明する。
先ず、攪拌・脱泡する溶剤の種類等に応じて自転数、及び公転数(必要に応してチャンバ7内の適切温度を設定)を制御盤(図示せず)に入力し、容器5内に被攪拌材を収納した後、該容器5をチャンバ7を開放して装置本体6のアーム体3に設けられた容器受け4に装着する。そして、チャンバ7を閉塞し駆動モーター2を作動し該駆動モーター2の回転駆動力を伝達手段を介して容器受け4の設けられたアーム体3に伝達してアーム体3を公転駆動するとともに、前記駆動モーター2の回転駆動力を他の伝達手段を介してアーム体3に設けられた容器受け4を自転駆動する。
この状態で、容器5の自転及びアーム体3の公転の各回転数はそれぞれ制御された状態で回転駆動することとなる。
これにより、容器5内の被攪拌材は容器5が公転軸側に所定の角度傾斜していることと該容器の自転により容器5内で上下の対流が発生し、この対流により攪拌されるとともに、アーム体3の公転により容器5に遠心力が働き、該遠心力により容器5内の被攪拌材は容器3の内壁に押圧されることとなり内在する気泡を外側に押し出して脱泡されることとなる。
この際、アーム体3及び容器5は高速で回転駆動するためにチャンバ7内及び容器5内は温度が上昇し、容器5内の被攪拌材は熱による影響を受けることとなる。従って、チャンバ7内の温度の上昇又は容器5内の温度の上昇を温度センサーで感知し設定された温度に達すると温度調整手段が作動して温度の上昇を抑える。このため容器5内の被攪拌材は熱による影響を受けることなく最適な攪拌作用・脱泡作用が行われることとなる。
このように、本発明は、脱泡・攪拌装置1に温度調整手段が設けられているためにあらゆる種類の被攪拌材を適切に攪拌脱泡することができる。
尚、上記実施例では、チャンバ7内及び容器5内を区別することなく温度調整を行ったが、本発明の脱泡・攪拌装置1は上記実施例に限定されるものでない。他の実施例として容器5のみを冷却する温度調整手段について説明する。この方法は、真空中での使用に対応する場合に特に利用しやすい構成である。先ず図2は温度調整手段が設けられた容器受けを示す説明斜視図であり、図3は図2のA−A線断面図であり、図4は図2のB−B線断面図であり、図5は容器受けに温度調整手段としての保冷剤が設けられた状態を示す説明断面図であり、図6は容器受けに温度調整手段としての水が設けられた状態を示す説明断面図であり、図7はアダプターを介して容器を設けた容器受けを示す概略断面図である。
上部開放の円筒状容器受け4には、その内底面部分に上部開放の凹状空間部4aと、内側面部分に横方向開放の凹状空間部4bとが形成されている。
上記横方向開放の凹状空間部4bの形成は、内側全域に円筒状に形成され、側面全体より容器5を保冷すべく構成されている。尚、凹状空間部4bの形状はこれに限定されるものでなく、例えば、凹状空間部4bを側面に複数の縦長の溝状に形成することも可能であり、また、凹状空間部4bに網目等の蓋を設け、温度調整手段である保冷剤を収納し易く構成することも可能である。
容器受け4内には被攪拌材の収納された容器5が装着され、該容器5の外周側面5a、底面部分5bの広い部分に渡って温度調整手段が密着すべく設けられている。
温度調整手段としての保冷剤は、保冷用媒体(水溶性高分子を水に溶解したゲル状物、水あるいは水を主体とした混合溶媒を吸収した吸水性樹脂のゲル状物、又はこれらに氷点降下物質を添付したゲル状物、又はこれらと水溶解時に吸熱する物質とからなるゲル状物、及び吸水性樹脂と水溶性高分子と水と親水性アルコールからなるゲル状物等)を封入(不透水性のフィルムであれば特に制限がないが、合成樹脂製フィルム、金属製フィルム等が使用される)して構成されている。
先ず、攪拌・脱泡する溶剤の種類等に応じて容器5の自転数及びアーム体3の公転数、真空度を制御盤(図示せず)に入力する。そして、容器5内に被攪拌材を収納し、該容器5をチャンバ7を開放して装置本体6のアーム体3に設けられた容器受け4に装着する。そして、チャンバ7を閉塞し駆動モーター2を作動し該駆動モーター2の回転駆動力を伝達手段を介して容器受け4の設けられたアーム体3に伝達してアーム体3を公転駆動するとともに、前記駆動モーター2の回転駆動力を他の伝達手段を介してアーム体3に設けられた容器受け4を自転駆動する。
この状態で、容器5の自転及びアーム体3の公転の各回転数はそれぞれ制御された状態で回転駆動することとなる。これにより、容器5内の被攪拌材は容器5が公転軸側に所定の角度傾斜していることと該容器の自転により容器5内で上下の対流が発生し、この対流により攪拌されるとともに、アーム体3の公転により容器5に遠心力が働き、該遠心力により容器5内の被攪拌材は容器3の内壁に押圧されることとなり内在する気泡を外側に押し出して脱泡されることとなる。
この際、アーム体3及び容器5は高速で回転駆動するためにチャンバ7内及び容器5内は温度が上昇するが、該容器5には容器受け4の凹状空間部4a、4bにそれぞれに設けられた温度調整手段が密着すべく設けられているために、容器5内の被攪拌材は熱による影響を受けることなく最適な攪拌作用・脱泡作用が行われることとなる。
尚、チャンバ7に真空ポンプ(図示せず)を配管(図示せず)を介して連結し、チャンバ7内を真空にして攪拌、脱泡する場合でも、容器5のみを冷却しているために、大気圧より高い温度で加熱しやすい真空下に曝されても被攪拌材が熱による変質等をおこすことなく攪拌、脱泡を行うことができる。
尚、上記実施例では、容器受け4の凹状空間部4a、4bにそれぞれ温度調整手段としての保冷剤を設けたが、温度調整手段はこれに限定されるものでなく、凹状空間部4aに水やエチレングリコール水溶液等の冷却能力に優れた冷媒を設けることも可能である。この場合は、容器5内に発生する熱を水等が気化し熱をうばって蒸発することで放熱する作用を利用する。このため、例えば、凹状空間部4aのみに水等を設けるのではなく、凹状空間部4bにも水を所望の形状等に封入して設けることで放熱面積を増やすように構成することも可能である。さらに、凹状空間部4bには保冷剤を設け凹状空間部4aには水等を設けるように構成することも可能である。
又、上記実施例では、容器受け4に直接凹状空間部4a、4bを形成したが、凹状空間部4a、4bの形成されたアダプター14を介して容器5を嵌入するように構成することも可能である。
図1は、本発明の一実施例である攪拌・脱泡装置を示す概略説明断面図である。 本発明の他実施例である容器の収納された容器受けを示す説明斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 容器受けに冷却手段としての保冷剤が設けられた状態を示す説明断面図である。 本発明の他実施例であり容器受けに冷却手段としての水等が設けられた状態を示す説明断面図である。 容器受けの他実施例を示す概略断面図である。
符号の説明
3…アーム体、4…容器受け、5…容器、6…装置本体、7…チャンバ

Claims (2)

  1. 被攪拌材の収納された容器を嵌入する容器受けを回転することで容器を自転し、該容器受けの設けられたアーム体を公転することで容器に収納された被攪拌材を攪拌・脱泡する被攪拌材の攪拌・脱泡方法であって、容器受けには保冷剤を外周側面及び底面部分に別々に収納すべく凹状空間部の形成されたアダプターを介して容器を嵌入することで容器の外周側面及び底面部分の広い部分に渡って保冷剤を密着させて容器内での被攪拌材の上下の対流が発生する攪拌時、及び遠心力により被攪拌材を内壁に押圧する脱泡時に温度調整しながら攪拌・脱泡することを特徴とする被攪拌材の攪拌・脱泡方法。
  2. 被攪拌材の収納された容器と、該容器の嵌入された容器受けと、該容器受けを端部側に設けたアーム体と、容器受けを伝達手段を介して自転及びアーム体を伝達手段を介して公転するための駆動源とから構成された装置本体と、該装置本体を収納するためのチャンバとから構成された被攪拌材の攪拌・脱泡装置において、チャンバには真空ポンプを連結し、容器受けには保冷剤を外周側面 及び底面部分に別々に収納するための凹状空間部の形成されたアダプターが設けられ、容器受けにアダプターを介して容器を嵌入することで容器の外周側面及び底面部分の広い部分に渡って保冷剤を密着させて温度調整しながら真空下で攪拌・脱泡することを特徴とする被攪拌材の攪拌・脱泡装置。
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