JP4958644B2 - 混合脱泡装置 - Google Patents

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本発明はペースト状の材料を混合しながら脱泡するための混合脱泡装置に関するものである。
ペースト状の材料を混合しながら脱泡する混合脱泡装置として、従来においても自転公転式のものが案出されている。それは、特許文献1、2に示されているような、内部に混合用容器を保持する容器ホルダが、公転軸線を中心として公転すると共に自転する構成である。
特開平10− 43567号公報 特開昭61−290946号公報
しかし、特許文献1のものにおいては公転用のモータと、この他に各容器ホルダを自転させるための自転用モータが必要であり、もって装置が複雑であり、コストが高くつくことになる。また、各容器ホルダごとに自転用のモータが必要であるから、重量が大きくなり、したがって、これらを支持して回転する回転アームを回転させるためには大きな出力のモータが必要となり、装置も大型になる。
また、特許文献2のものにおいては、容器ホルダの公転と自転を1基のモータによって行うようにしているが、公転軸から自転軸への動力の伝達は歯車等を介して行っているから、動力伝達構造が複雑であり、コストが高くつくと共に耐久性にも問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、公転用と自転用の複数のモータを用いることなく、1基のモータでもって容器ホルダの公転と自転を行うことができ、且つまた自転のためには、従来の如き歯車等の複雑な動力伝達機構によらずに行うことができるようになし、もって上記従来の混合脱泡装置における問題点を悉く解消することができるようになした混合脱泡装置を提供しようとするものである。
而して、本発明の要旨とするところは、支持体に支持された公転モータと、該公転モータの駆動により公転軸線を中心として回転する回転アームと、該回転アームの両端部に枢着された円筒状の容器ホルダ支承体内に回転自在に支承され、下部に前記容器ホルダ支承体から突出する円環状のフランジを一体的に設けた、内部に混合用容器を保持する容器ホルダと、支持体上における前記容器ホルダの外周であって、前記容器ホルダが公転軸線を中心として公転し、遠心力によって該容器ホルダの自転軸線が公転軸線に対して45°の角度に傾斜したときに該容器ホルダに設けた円環状のフランジが接触して転動する位置に設けた円環状のストッパと、前記回転アーム、容器ホルダ及び円環状のストッパを覆い、内部を真空になし得る有蓋密閉室とからなる混合脱泡装置にある。
また、上記構成において、容器ホルダに設けた円環状のフランジにおける外縁の断面形状を、円環状のストッパの断面形状に適合させるようにしてもよい。
また、上記構成において、容器ホルダに設けた円環状のフランジに滑り止め加工を施すようにしてもよい。
本発明は上記の如き構成であるから、公転用と自転用の複数のモータを用いることなく、1基のモータでもって容器ホルダの公転と自転を行うことができるものである。且つまた、用いるモータも大きな出力のものを用いる必要がないものである。したがって、低コストで製造することができると共にコンパクトに構成することができるものである。また、容器ホルダを自転させるための構成を、従来の歯車等による複雑な動力伝達機構によらないで簡素化した構成としたから、低コストで済むと共に耐久性の点でも著しく向上するものである。加えて、遠心力による混合脱泡と真空脱泡とを併用するものであるから、被混合材料内に含まれる気泡の排除をより完全に行うことができ、もって品質を著しく高めることができるものである。
また、容器ホルダに設けた円環状のフランジにおける外縁の断面形状を、円環状のストッパの断面形状に適合させるようにした場合には、円環状のフランジと円環状のストッパとの接触面積を広くすることができ、もって摩擦力を高め、滑って空転することを防止することができるものである。
また、容器ホルダに設けた円環状のフランジに滑り止め加工を施すようにした場合には、上記と同様に摩擦力を高め、滑って空転することを防止することができるものであり、特に、上記容器ホルダに設けた円環状のフランジにおける外縁の断面形状を、円環状のストッパの断面形状に適合させるようになす場合においてこのようになせば、より一層効果的である。
本発明を実施するための最良の形態は、支持体に支持された公転モータと、該公転モータの駆動により公転軸線を中心として回転する回転アームと、該回転アームの両端部に枢着された円筒状の容器ホルダ支承体内に回転自在に支承され、下部に前記容器ホルダ支承体から突出する円環状のフランジを一体的に設けた、内部に混合用容器を保持する容器ホルダと、支持体上における前記容器ホルダの外周であって、前記容器ホルダが公転軸線を中心として公転し、遠心力によって該容器ホルダの自転軸線が公転軸線に対して45°の角度に傾斜したときに該容器ホルダに設けた円環状のフランジが接触して転動する位置に設けた円環状のストッパと、前記回転アーム、容器ホルダ及び円環状のストッパを覆い、内部を真空になし得る有蓋密閉室とをもって構成することにある。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例の一部省略して示した正面図、図2は有蓋密閉室の部分の平面図、図3は蓋を省略して示した有蓋密閉室の部分の平面図、図4は一部省略して示した中央縦断側面図、図5は容器ホルダ及び容器ホルダ支承体の正面側から看た断面図、図6は容器ホルダ及び容器ホルダ支承体の側面側から看た断面図である。
図中、1は支持台であり、2は該支持台1の頂部の板状の支持体である。3は支持部材4、5を介して前記支持体2の中央部に垂直に固設された公転モータである。
6は平行な1対の板6a、6aとこれらに跨がる連結板6bとからなり、前記公転モータ3の駆動により公転軸線6Aを中心として回転する回転アームである。また、該回転アーム6は、前記公転モータ3の回転軸3aに連結されると共に軸受7を介して前記支持体2の中央部に回転自在に支承された回転軸8に固着されている。
9、9は前記回転アーム6の両端部に枢着された円筒状の容器ホルダ支承体である。また、10、10は該容器ホルダ支承体9、9の上端寄りの部分を枢着する枢軸であり、前記公転モータ3の駆動により回転アーム6が水平方向に回転すると、図4において左側に示した状態の如く、遠心力により該枢軸10、10を支点として該容器ホルダ支承体9、9の下部側が外側に振れ、傾斜するものである。
11、11は前記容器ホルダ支承体9、9内に回転自在に支承された容器ホルダである。12、12は前記容器ホルダ支承体9、9と該容器ホルダ11、11との間に設けたベアリングである。また、該容器ホルダ11、11は下部に前記容器ホルダ支承体9、9から突出する円環状のフランジ13、13を一体的に設けている。また、該円環状のフランジ13、13は、その外縁形状を後記円環状のストッパの断面形状に適合させることが望ましく、或いはまたこれに滑り止め加工をすることも望ましい。尚、この滑り止め加工は、表面をゴム等の摩擦材の被膜で覆ったり、ゴム等の摩擦材を混練した材料を用いてフランジを成形する等の適宜の手段によって行うものである。
14、14は混合するペースト状の材料を充填して前記容器ホルダ11、11内に保持する混合用容器である。
15は前記支持体2上における前記容器ホルダ11、11の外周であって、前記容器ホルダ11、11が公転軸線6Aを中心として公転し、遠心力によって該容器ホルダ11、11の自転軸線11Aが公転軸線6Aに対して45°の角度に傾斜したときに該容器ホルダ11、11に設けた円環状のフランジ13が接触して転動する位置に設けた円環状のストッパである。16は該円環状のストッパ15を前記支持体2上に保持固定するための支柱である。
17は前記回転アーム6、容器ホルダ11、11及び円環状のストッパ15を覆い、内部を真空になし得る有蓋密閉室である。また、該有蓋密閉室17は、空気孔18から図示しないパイプを介して真空装置に接続されており、所定のタイミングで内部を真空にすることができるものである。また、19は該有蓋密閉室17の蓋であり、前記支持体2上に立設した支承体20の上端部に枢着されている。尚、20Aは支承体20に連結された、開いた蓋の受け部材、21は枢軸、22、23は開いた状態を保持するための磁石、24は把手である。
次に、上記本施例の作用について説明する。
公転モータ3を駆動すると回転アーム6が水平方向に回転し、容器ホルダ11、11が公転軸線6Aを中心として公転する。そして遠心力によって該容器ホルダ11、11の自転軸線11Aが公転軸線6Aに対して45°の角度に傾斜すると、該容器ホルダ11、11に一体的に設けた円環状のフランジ13、13が円環状のストッパ15に接触し、それ以上の傾斜が阻止される。そしてまた、該円環状のフランジ13は該円環状のストッパ15の下面に接触して転動することになり、該円環状のフランジ13と一体の容器ホルダ11、11が自転することになるものである。そしてまた、これらの動作と同期して有蓋密閉室17の内部を徐々に真空にするものである。

このように1基のモータによって行われる容器ホルダ11、11の公転と自転により、それの内部に保持した混合用容器14、14内のペースト状の材料の混合脱泡を行うものであるから、低コストで済むと共にコンパクトに構成することができるものである。且つまた遠心力による脱泡と真空脱泡とを併用するものであるから、材料内に含まれる気泡の排除をより完全に行うことができ、もって品質を著しく高めることができるものである。また、容器ホルダ11、11を自転させるための構成も、従来の歯車等による動力伝達機構よりも簡素化されているから、低コストで済むと共に耐久性の点でも著しく向上するものである。
本発明の実施例の一部省略して示した正面図である。 有蓋密閉室の部分の平面図である。 蓋を省略して示した有蓋密閉室の部分の平面図である。 本発明の実施例の一部省略して示した中央縦断側面図である。 容器ホルダ及び容器ホルダ支承体の正面側から看た断面図である。 容器ホルダ及び容器ホルダ支承体の側面側から看た断面図である。
符号の説明
2 支持体
3 公転モータ
6 回転アーム
9、9 容器ホルダ支承体
11、11 容器ホルダ
13、13 円環状のフランジ
14、14 混合用容器
15 円環状のストッパ
17 有蓋密閉室

Claims (3)

  1. 支持体に支持された公転モータと、該公転モータの駆動により公転軸線を中心として回転する回転アームと、該回転アームの両端部に枢着された円筒状の容器ホルダ支承体内に回転自在に支承され、下部に前記容器ホルダ支承体から突出する円環状のフランジを一体的に設けた、内部に混合用容器を保持する容器ホルダと、支持体上における前記容器ホルダの外周であって、前記容器ホルダが公転軸線を中心として公転し、遠心力によって該容器ホルダの自転軸線が公転軸線に対して45°の角度に傾斜したときに該容器ホルダに設けた円環状のフランジが接触して転動する位置に設けた円環状のストッパと、前記回転アーム、容器ホルダ及び円環状のストッパを覆い、内部を真空になし得る有蓋密閉室とからなる混合脱泡装置。
  2. 容器ホルダに設けた円環状のフランジにおける外縁の断面形状を、円環状のストッパの断面形状に適合させてなる請求項1記載の混合脱泡装置。
  3. 容器ホルダに設けた円環状のフランジに滑り止め加工を施してなる請求項1又は2記載の混合脱泡装置。
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