JP2003080207A - 微生物を利用した生ゴミ処理装置 - Google Patents

微生物を利用した生ゴミ処理装置

Info

Publication number
JP2003080207A
JP2003080207A JP2001278070A JP2001278070A JP2003080207A JP 2003080207 A JP2003080207 A JP 2003080207A JP 2001278070 A JP2001278070 A JP 2001278070A JP 2001278070 A JP2001278070 A JP 2001278070A JP 2003080207 A JP2003080207 A JP 2003080207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
garbage
rotary kiln
chambers
cedar chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001278070A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Arikata
和義 有方
Shinjiro Takase
信次郎 高瀬
Susumu Tashiro
晋 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKASE TEKKO KK
Original Assignee
TAKASE TEKKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKASE TEKKO KK filed Critical TAKASE TEKKO KK
Priority to JP2001278070A priority Critical patent/JP2003080207A/ja
Publication of JP2003080207A publication Critical patent/JP2003080207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は微生物を利用して生ゴミを分解する事
を目的とした生ゴミ処理装置に関して,効率的な分解を
可能とする装置を提供するものである。 【構成】架台3に支柱,4.16を取り付け、メタル,ベアリ
ングを介して装入口13を設置した横型ロータリードラム
2を支持し、ドラムを回転させるモーター7及び動力伝
達器具9を有するロータリーキルンにおいて、ドラム内
を2室に分割する隔室鋼鈑18を設置し,装入された菌床で
ある杉チップ及び生ゴミを移動させる複数の攪拌羽根20
により杉チップ及び生ゴミがロータリーキルン内におい
て循環する機能を持ち、温度を制御された空気を送風す
る装置と排気口12を有する生ゴミ処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭・飲食店・食料品店
・給食センター等で発生する生ごみを微生物を利用して
分解あるいは減容するための、生ゴミ処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】家庭・飲食店・食料品店・給食センター
等で発生する生ごみは地方自治体あるいは産業廃棄物業
者により収拾・焼却される。その結果ダイオキシン・NO
X・SOX等の有害物質を微量ではあるが排出している。ま
た近年地球温暖化による種種の弊害が現れてきていて、
ゴミの減量化に真剣に取り組みつつある。これを解決あ
るいは改善するために各種の新技術が開発されていて、
微生物による消滅型生ゴミ処理もその1つの技術であ
る。これを実施するための装置として特開2000‐33442
9、特開平8‐267037、特開平8‐132001、特開平4‐408
4、特開2001‐38334等の特許が提出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】他の特許と異なり特開
2000‐334429はロータリーキルン方式であり、好気性微
生物(以下好気性菌と記す。)が活動するに必要な酸素
を微生物に供給する事に優れている。しかしながら内外
筒を有する2重管構造で複雑であり、また空気を送り込
む通気管も複雑であることから、製造コストが高いとい
う問題点があった。更にロータリードラムを支える主軸
が無いため強度的に弱いという構造的な問題があった。
【0004】またドラム内で空気に触れさせながら単に
回転させるだけであるため中央部に向かって傾斜する攪
拌羽が設けられ、生ゴミは中央部に偏る傾向にあり、そ
のドラムの長さあるいは容積を有効に活用する事が困難
であり、処理能力が少ないという問題点があった。
【0005】本発明はかかる問題点を解決する微生物を
利用した生ゴミ処理装置に関する発明で、簡単な構造で
しかも効率のよい生ゴミ処理を目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】而して外筒のみにより構成され
た回転するドラムを有する横型ロータリーキルンにおい
て、ドラム外筒内部に複数室に分割する隔室鋼鈑を溶接
し、装入された菌床である杉チップ及び生ゴミを循環す
るように移動させる複数の攪拌羽根をドラム外筒内部に
溶接し、これにより杉チップ及び生ゴミがロータリーキ
ルン内において分割された各室を通過しながらドラム内
を循環する機能を持つことを特徴とする。攪拌羽根は例
えば2室に分割する場合、逆方向に傾け設置する。
【0007】また微生物が活動しやすい温度に保持する
事が望ましくまた酸素を供給する観点から20℃〜40
℃に制御された空気を送風する事が望ましい。加熱され
た空気は架台により支持された中心軸である通気管を経
て、その通気管にあけられた複数の穴からドラム内に送
り込まれ、その後排気管・脱臭装置を経て排気される。
温風温度は自動的にコントロールする事が望ましい。加
温はバンドヒーター等の加温機を用いてドラムの外側か
ら行う事も可能である。またドラム外部を保温材で覆い
保温する事が望ましい。
【0008】ドラムには杉チップ及び生ゴミを装入ある
いは排出する1個以上の装入口・排出口を設置する。
【0009】ロータリードラムの回転は間欠的に行う事
で十分な酸素を供給でき、電力消費を軽減するため間歇
運転が望ましく、そのためのタイマーを設置することが
望ましい。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にしたがって説明
する。図1は本発明の生ゴミ処理装置1の1例を示す。架
台・支持装置3,4,5,7、ロータリードラム2、モー
ター7、歯車8,10、チェーン9、通気管6、温風発生
器15、脱臭装置11、排気口12、装入・排出口13により構
成される。モーター7の回転を歯車8、チェーン9を介し
て歯車10に伝え、歯車10に固定されたロータリードラム
2を回転する。
【0011】図2はロータリードラム等の断面模式図を
示す。空気は吸入口14より送風され加熱機15をとおって
通気管6に送られ、噴出し口23よりロータリードラム2
に供給される。噴出し口23の穴径は吸入口14に近いほど
小さく遠いほど大きくし、噴き出し量を一定にしてい
る。また噴出し口23の穴の総面積を通気管6の断面積と
同等にしている。噴出し口23の穴は通気管6の円周方向
に均等に4から6個を設置し、長手方向に約100mmの間隔
で設置している。ロータリードラム2内で発生したガス
及び余剰空気は排気管24をとおって脱臭機17で脱臭した
後、排気口12より排気される。
【0012】空気は加熱機15により排気温度が約30℃に
なるよう制御される。送風は消費電力を考慮して間歇運
転が可能であるが50%以上の時間は送風することが望ま
しい。送風は10分間でロータリードラム内の体積以上の
送風量が望ましい。排気管24の先端は固形物の混入を防
止するためU字管とし、先端を下方に向けている。
【0013】脱臭機17には活性炭等の脱臭剤が充填され
ていて、これにより脱臭する。脱臭機を脱臭装置11に内
蔵し、生ゴミの分解等で発生した水蒸気の結露を防止す
るため過熱・送風される余熱空気で暖める。
【0014】生ゴミは装入・排出口13よりロータリード
ラム2に装入される。ロータリードラム2は隔室板18に
より第1室と第2室に分割されている。第1室に投入され
た生ゴミは菌床である杉チップと混合しながら、ロータ
リードラム2の回転と円周から軸方向に斜めにロータリ
ードラム2に溶接された攪拌羽根20により徐々に移動す
る。装入・排出口13が手前下に回転する場合、即ち脱臭
装置11側のロータリードラム2の側円板を外から見て右
回りに回転する場合、しかも図2の攪拌羽根20の傾斜の
場合、生ゴミおよび菌床である杉チップは第1室では右
側に、第2室では左側に移動する。更にシュート19−aに
より第2室から第1室に、またシュート19−bにより第1室か
ら第2室に移動する。このように生ゴミおよび菌床であ
る杉チップはドラム内を循環しながら移動していく。ま
た遮蔽板21及び遮蔽板22により必要以上に生ゴミおよび
菌床である杉チップが第2室の左側に移動しないように
遮蔽している。
【0015】更に有効にスペースを活用する場合、図3
に示すように攪拌羽根20の傾斜と逆の傾斜を持った攪拌
羽根25を設置する。
【0016】ロータリードラム2の回転数は4から10RPM
で設定する事が望ましく、しかも消費電力を削減するた
め10から60分ごとに4から10回転する間歇運転とするこ
とが望ましい。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明においては、
好気性菌を有効に活用するロータリーキルン方式におい
て、投入された生ゴミ及び菌床である杉チップを混合し
ながらロータリードラム2内を循環しつつ移動し、菌と
生ゴミの遭遇を助ける。したがって生ゴミ処理に要する
時間を短縮する事が可能であり、これにより設備コスト
の削減、設置面積の減少が可能となる。更に構造を簡単
にすることで製造の簡素化、低コスト化が可能となっ
た。
【0018】また従来のロータリーキルン方式に比較し
て生ゴミ及び菌床である杉チップが各部屋ごとに分割さ
れて存在するため回転に要するエネルギィーが少なく、
消費電力を削減できる。更に間歇運転をすることにより
消費電力の削減が可能である等、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ゴミ処理装置の構成を示す説明図で
ある。
【図2】本発明の生ゴミ処理装置の構成を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の生ゴミ処理装置の他の実施例の断面図
である。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理装置、 2 ロータリードラム、 3,
4,5,16 架台・支持装置、 6 通気管、 7 モー
ター、 8,10 歯車、 9 チェーン、 11脱臭装
置、 12 排気口、 13 装入・排出口、 14 吸入
口、 15 温風発生器、 17 脱臭機、 18 隔室板、
19 シュート、 20,25 攪拌羽根、 21,22遮蔽板、
23 噴出し口、 24 排気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA03 CA19 CA22 CA32 CA48 CB09 CB36 CB44 CC08 DA02 DA06 DA13 4G036 AA04 4G037 CA01 EA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するドラムを有する横型ロータリーキ
    ルンにおいて、ドラム内を複数室に分割する隔室鋼鈑を
    有し、装入された菌床である杉チップ及び生ゴミを移動
    させる複数の攪拌羽根により杉チップ及び生ゴミがロー
    タリーキルン内において分割された部屋を通過しながら
    ドラム内を循環する機能を持つ生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】回転するドラムを有する横型ロータリーキ
    ルンにおいて、ドラム内を複数室に分割する隔室鋼鈑を
    有し、装入された菌床である杉チップ及び生ゴミを移動
    させる複数の攪拌羽根により杉チップ及び生ゴミがロー
    タリーキルン内において分割された部屋を通過しながら
    ドラム内を循環する機能を持ち、温度を制御された空気
    を送風する装置と排気口を有する生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】回転するドラムを有する横型ロータリーキ
    ルンにおいて、ドラム内を複数室に分割する隔室鋼鈑を
    有し、装入された菌床である杉チップ及び生ゴミを移動
    させる複数の攪拌羽根により杉チップ及び生ゴミがロー
    タリーキルン内において分割された部屋を通過しながら
    ドラム内を循環する機能を持ち、温度を制御された空気
    を送風する装置と排気口を有し、1個以上の装入・排出
    口を有する生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】回転するドラムを有する横型ロータリーキ
    ルンにおいて、ドラム内を複数室に分割する隔室鋼鈑を
    有し、装入された菌床である杉チップ及び生ゴミを移動
    させる複数の攪拌羽根により杉チップ及び生ゴミがロー
    タリーキルン内において分割された部屋を通過しながら
    ドラム内を循環する機能を持ち、ドラム内を加温あるい
    は冷却する装置を有する生ゴミ処理装置。
  5. 【請求項5】回転するドラムを有する横型ロータリーキ
    ルンにおいて、ドラム内を複数室に分割する隔室鋼鈑を
    有し、装入された菌床である杉チップ及び生ゴミを移動
    させる複数の攪拌羽根により杉チップ及び生ゴミがロー
    タリーキルン内において分割された部屋を通過しながら
    ドラム内を循環する機能を持ち、ドラム外部を保温した
    生ゴミ処理装置。
JP2001278070A 2001-09-13 2001-09-13 微生物を利用した生ゴミ処理装置 Pending JP2003080207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001278070A JP2003080207A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 微生物を利用した生ゴミ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001278070A JP2003080207A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 微生物を利用した生ゴミ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003080207A true JP2003080207A (ja) 2003-03-18

Family

ID=19102497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001278070A Pending JP2003080207A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 微生物を利用した生ゴミ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003080207A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245110A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Fujitsu Ltd 温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245110A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Fujitsu Ltd 温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法
JP4689507B2 (ja) * 2006-03-20 2011-05-25 富士通株式会社 温度調整機能付混練脱泡装置及び混練脱泡方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5630714B2 (ja) 有機性廃棄物処理装置
JPH0451235B2 (ja)
KR101238305B1 (ko) 음식물 쓰레기 소멸기
JP4019187B2 (ja) 発酵或いは乾燥処理機に於ける撹拌移送装置
JP2003080207A (ja) 微生物を利用した生ゴミ処理装置
JP2004113911A (ja) 有機廃棄物処理方法及び処理装置
JP3991974B2 (ja) 有機廃棄物処理装置
JP3300832B2 (ja) 生ゴミ処理機
JP3422947B2 (ja) 生ゴミ分解処理装置
JP3740412B2 (ja) 有機廃棄物処理機
CN220479706U (zh) 一种牲畜尸体无害化处理设备
JP3607109B2 (ja) 生ゴミ等用処理装置
JP2004141791A (ja) 発酵及び乾燥処理機
JPH08168742A (ja) 有機系廃棄物の処理装置
JP2002186943A (ja) 有機廃棄物処理設備及びコンポスト化方法
JPH07171546A (ja) コンポスター
KR102523105B1 (ko) 호열성 복합미생물을 이용한 유기성 폐기물의 고속부숙처리 자원화 장치
JP2011194276A (ja) 被処理物の分解処理装置
JP2003103234A (ja) 厨芥処理機
JP3121182U (ja) 有機物減却再生装置
JPH091112A (ja) 有機廃棄物処理装置及び有機廃棄物の処理方法
JP2000317429A (ja) 生ゴミ処理装置
JP2018171603A (ja) 回転軸なし光触媒有機廃棄物処理装置
JP4721253B2 (ja) 廃棄物処理装置
JP4198094B2 (ja) 廃棄物処理装置