JPH08168742A - 有機系廃棄物の処理装置 - Google Patents

有機系廃棄物の処理装置

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JPH08168742A
JPH08168742A JP6317220A JP31722094A JPH08168742A JP H08168742 A JPH08168742 A JP H08168742A JP 6317220 A JP6317220 A JP 6317220A JP 31722094 A JP31722094 A JP 31722094A JP H08168742 A JPH08168742 A JP H08168742A
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JP
Japan
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tank
chamber
deodorizing
processing chamber
blower
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JP6317220A
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English (en)
Inventor
Fumio Motomura
本村文男
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Sanyo Chiyouriki KK
Original Assignee
Sanyo Chiyouriki KK
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミなどの有機系廃棄物を発酵・乾燥させ
て減容し、また処理中における悪臭の拡散を抑制する。 【構成】 気密性のある装置本体10の中を通路15を
介して連通する上下2つの部屋に区分する。そして、上
段側の部屋に有機系廃棄物を貯溜する調整タンク20
と、この調整タンク20に連通し吐出口31が通路15
に臨む脱水装置30と、一端に吸気口41が開口され他
端に排気用の送風機42が設けられたダクト43の中に
脱臭室を形成した脱臭装置40とを設ける。また、下段
側の部屋には仕切板52にて区分され且つ撹拌羽根56
を備えた複数の槽51a〜51fを設け、その各槽51
a〜51fの下面にヒータHを個別に配設するととも
に、各槽51a〜51fの上方に給気用の送風機Fと連
結され且つ加熱ヒータhを備えた送風管59を敷設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ゴミを主とする有機
系廃棄物を有用物化もしくは無害化するためのものであ
って、特に生ゴミを大幅に減容すると同時に悪臭を抑制
できるようにした有機系廃棄物の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミの排出量が激増して最終処分
場のスペースも限界に達している状況にあって、ゴミの
減量化が死活問題となっている。特に、生ゴミは多量の
水分を含み、また悪臭を伴うこともあって運搬や廃棄に
苦慮している実状にある。
【0003】そこで、そういった生ゴミの悪臭を抑制し
且つそれを減容できるようにした装置が開発されてい
る。その種の装置として、例えば図10に示すような生
ゴミ処理機がある。
【0004】この装置は、密閉された本体1の中を複数
の仕切板2で区画して、汚泥槽3a、一次発酵槽3b、
二次発酵槽3c、および熟成槽3dを横並びに形成し、
また各槽にはモータ4によって回転される回転軸5を貫
通し、この回転軸5に撹拌羽根6を固着している。
【0005】一方、各槽の上方には送風管7を敷設し、
送風機8から当該送風管7を介して各槽に温風を送り込
めるようにしている。
【0006】そして、この生ゴミ処理機によれば、本体
1の開閉蓋9を開放して汚泥槽3aに生ゴミを投入し、
これを撹拌羽根6で撹拌しながら熟成槽3dまで徐々に
搬送すると同時に、送風管7から噴出される温風で生ゴ
ミを発酵・乾燥させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生ゴミ処理機によれば、投入される生ゴミの含水率
が非常に高いために、おが屑などの水分調整剤や乾燥剤
を添加して水分調整を行っているが、それでも発酵・乾
燥が思うように進まず処理に45〜90日程度を要して
いるというのが実状である。
【0008】ところで、その水分調整剤や乾燥剤を添加
すると、生ゴミの含水率を発酵に適する状態にできるも
のの、全体量が水分調整剤や乾燥剤の分だけ増大するた
め、処理後における生ゴミは最大でも30分の1程度に
しか減容することができなかった。
【0009】また、この生ゴミ処理機によれば、排気処
理を施していないので悪臭が周囲に拡散し、周辺地域の
環境を害するという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、気密性のある装置本体の中を一端側に設けた
通路を介して連通する上下2つの部屋に区分し、その上
段側の部屋に有機系廃棄物を貯溜する調整タンクと、こ
の調整タンクに連通し吐出口が前記通路に臨む脱水装置
と、一端に吸気口が開口され他端に排気用の送風機が設
けられたダクトの中に脱臭室を形成した脱臭装置とを設
け、また下段側の部屋には仕切板にて区分され且つ撹拌
羽根を備えた複数の槽を一端側から他端側に向けて順に
設け、その各槽の下面にヒータを個別に配設するととも
に、各槽の上方に給気用の送風機と連結され且つ加熱ヒ
ータを備えた送風管を敷設したことを特徴とする有機系
廃棄物の処理装置を提供するものである。
【0011】特に、前記脱臭室は、吸気口側に設けられ
る一次処理室、二次処理室、および排気用の送風機側に
設けられる三次処理室とにより構成され、前記一次処理
室には蛇行した流路が形成されるとともに脱臭媒液を噴
射するためのパイプが敷設され、前記二次処理室には一
次処理室を通過した気流中に含まれる前記脱臭媒液を除
去するためのフィルタが配設され、また前記三次処理室
には触媒が配設されている。
【0012】
【作用】本発明によれば、調整タンク中の有機系廃棄物
が脱水装置に送り込まれると、この脱水装置にて適度の
水分が除去されることにより、有機系廃棄物の含水率が
60%前後まで低下する。
【0013】その後、有機系廃棄物は脱水装置の吐出口
から通路を経て、下方にある槽内に落下する。そして、
槽内にある撹拌羽根によって撹拌されながら順次隣接す
る槽へ移送される。また同時に送風管より噴出される温
風とヒータの伝導熱にて加熱され、且つ温風と一緒に酸
素が送り込まれることによって、好気性条件下での発酵
を始め、最終的には含水率が30%前後となり、この時
点で有機系廃棄物は150〜200分の1程度まで減容
されるようになる。
【0014】一方、装置本体内の雰囲気は、排気用の送
風機にて吸気口からダクト内に取り込まれ、ダクト中の
脱臭室にて脱臭処理を施された後、排気用の送風機から
外部に排出される。特に、一次処理室にて脱臭媒液に臭
気が吸着され、二次処理室ではフィルタにて気流中に含
まれる脱臭媒液などが分離され、また三次処理室では触
媒にて気流中に含まれる脱臭媒液中の成分と臭気が分解
される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は本発明に係わる有機系廃棄物の処理装置
を示す斜視概略図であり、図中10は装置本体、11〜
14は開閉扉を示す。
【0016】装置本体10はステンレス製の構造物であ
って気密性を有し、開閉扉11〜14はその装置本体1
0に蝶番などを用いて開閉自在に取り付けられている。
特に11は後述する槽の点検用、12と13は各種機器
の点検用、また14は処理後の有機系廃棄物を取り出す
ための開閉扉である。
【0017】次に、図2は同処理装置の内部構造を示
す。図示するように、装置本体10の中は通路15を介
して連通する上下2つの部屋に区分されており、その上
段側に調整タンク20、脱水装置30、および脱臭装置
40が設けられ(図3参照)、下段側には複数の槽51
a〜51fが設けられている。
【0018】調整タンク20は、200〜1000リッ
トルの容量をもつ密閉された矩形の容器であって、上段
側の部屋の片側に設置されている。この調整タンク20
には輸送管21が貫通させてあり、ここから有機系廃棄
物としての生ゴミを投入することができる。なお、輸送
管21は公知の生ゴミ粉砕機と接続可能であって、その
生ゴミ粉砕機にて粉砕された生ゴミが当該輸送管21を
経て調整タンク20の中に投入されるようになってい
る。また、調整タンク20の中にはフロート22と循環
ポンプ23が設けられている。フロート22は調整タン
ク20内の生ゴミの量に応じて上下運動し生ゴミの収容
量を検出する。一方、循環ポンプ23はフロート22が
上昇端にあって始動し、フロート22が下降端に到達す
るまで、すなわち生ゴミの残量が無くなるまで調整タン
ク20内の生ゴミを循環する。
【0019】また、脱水装置30は調整タンク20と配
管E1にて連結、連通されているとともに、脱水処理後
の生ゴミを吐出する吐出口31が通路15に臨む状態で
設置されている。そして、調整タンク20中の生ゴミは
配管E1に組み込まれた輸送ポンプP1にて脱水装置3
0に輸送され、当該脱水装置30にて一定の水分量に調
整された後、吐出口31から後述する一次汚泥槽51a
へ落下される。なお、配管E1の一部は図示する如く調
整タンク20の上段に貫通されていて、脱水装置30の
処理能力に応じ生ゴミを調整タンク20へ還元できるよ
うになっている。なお、この脱水装置30の一例を図4
に示す。
【0020】図4において、32はシリンダ、33はピ
ストン、34はプロペラである。シリンダ32は注入口
35aと排水口35bが設けられている方形状の容器3
5に貫通させてあり、その中にピストン33が摺動自在
に配してある。また、シリンダ32の上部には当該シリ
ンダ32に連通する給送室36が設けられており、その
中にモータM1にて回転されるプロペラ34を設けてい
る。
【0021】そして、この給送室36の中に注入口35
aが貫通されていて、当該注入口35aから給送室36
へ生ゴミが送り込まれ、送り込まれた生ゴミがプロペラ
34にてシリンダ32へ給送されるようにしている。な
お、調整タンク20から延びる配管E1(図2参照)
は、この注入口35aに連結されるのである。
【0022】一方、37は板状を呈するベースであり、
このベース37にはスライドS1,S2、クランクモー
タM2、およびリニアモータM3が固定してある。そし
て、一方のスライドS1がロッドR1に、また他方のス
ライドS2がガイド軸R2にそれぞれ摺動自在に嵌合さ
れている。なお、ロッドR1の一端はピストン33に連
結され、他端はクランクモータM2と図示しないクラン
ク軸を介して連結されている。
【0023】従って、クランクモータM2を起動する
と、ロッドR1が軸線方向に往復運動し、これにピスト
ン33が連動してシリンダ32の中を往復運動するよう
になるのであり、斯くしてピストン33でシリンダ32
に給送された生ゴミが圧搾されて適度の水分が排除され
る。なお、シリンダ32の周壁は多孔状とされており、
ここから圧搾時の水が流出して排出口35bへと向かう
ようになるのである。
【0024】ところで、シリンダ32の先端にて開口す
る吐出口31には加圧蓋38が開閉自在に設けてあり、
この加圧蓋38に取り付けられるウエイトWの働きで生
ゴミに適度の加圧力を付与できるようにしているととも
に、ピストン33にて押し込まれる生ゴミが加圧蓋38
を押し上げて徐々に吐出口31から押し出されるように
している。また、リニアモータM3にはラックLが貫通
させてあり、リニアモータM3を起動することでベース
37がラックLに沿って走行するようにしてある。この
ため、脱水処理後においてリニアモータM3を起動する
と、ベース37がピストン33のストローク以上に前進
するようになるので、シリンダ32の中の生ゴミを残ら
ず外部に排出することができる。
【0025】また、脱臭装置40は通路15側の一端に
吸気口41が開口され、他端に排気用の送風機42が設
けられたダクト43の中に、後述する脱臭室を設けた構
成となっている。
【0026】図5に示すように、脱臭室は吸気口41側
にある一次処理室44aと、この一次処理室44aに連
通する二次処理室44b、および送風機42側にあって
二次処理室44bに連通する三次処理室44cとにより
構成されている。
【0027】一次処理室44aには、複数枚の遮蔽板4
5が交互に垂設されることによって、吸気口41から二
次処理室44bへ繋がる蛇行した流路Qが形成されてい
るとともに、その上方にはパイプ46が貫通されてい
る。なお、そのパイプ46の基端は後述する貯水タンク
に接続されており、そのタンク中にて生成された脱臭媒
液たるオゾン水がパイプ46を経て送り込まれ、一次処
理室44a中にて噴射されるようになっている。従っ
て、吸気口41から取り込まれた装置本体10内の雰囲
気は、流路Qを通過する際に媒液中に溶存しているオゾ
ンの働きによって脱臭されるようになる。なお、一次処
理室44aには調整タンク20から延びる配管E2と貯
水タンクから延びる図示しない配管とが貫通されてお
り、ここで調整タンク20と貯水タンクとの雰囲気も同
時に排気処理できるようにしている。
【0028】また、二次処理室44bには、ダクト43
内の全面に亙ってフィルタ47が設けられている。この
フィルタ47は、図6に示すように略V字形のバッフル
板47aを交互に組み合わせて成る周知のものであっ
て、スリットS中を通過する気流に圧縮と膨張を生じさ
せることによって空気中の油分や水分を除去する働きが
ある。従って、一次側から送り込まれる気流中に含まれ
るオゾン水を分離することができる。
【0029】また、三次処理室44cには、送風機42
の吸い込み口付近に、熱線48を挟み込むような状態で
複数の触媒49が多層状に設けられている。熱線48は
ニッケル系合金などの耐食性に富むU形鋼であり、通電
により650℃程度に加熱される。また、触媒49はマ
ンガン酸化物と酸化チタンを主原料とするハニカム構造
であって、気流に混合されたオゾンを分解し、また脱臭
する能力を有している。なお、熱線48にて排気が加熱
されることで、触媒49によるオゾンの分解能力を向上
させることができる。
【0030】一方、図2の説明に戻れば、装置本体10
の中に形成された下段側の部屋には前述の如く複数の槽
51a〜51fが設けられている。このうち、51aは
一次汚泥槽、51bは二次汚泥槽、51cは一次発酵
槽、51dは二次発酵槽、51eは一次熟成槽、51f
は二次熟成槽とされており、それぞれ離間して設けられ
た仕切板52にて区分されている。
【0031】特に、一端側の一次汚泥槽51aは通路1
5の真下にあり、また他端側の二次熟成槽51fには開
閉扉14(図1参照)にて開閉される取出口まで延びる
スクリュー53が設けられている。また、各槽51a〜
51fには回転軸54,55が貫通されており、その回
転軸54,55には各槽51a〜51f毎に適当数の撹
拌羽根56が固設されている。なお、全ての撹拌羽根5
6は一定のピッチ角を以て固着されており、正転時にあ
って槽中の有機系廃棄物を一次汚泥槽51a側から二次
熟成槽51f側に向けて移送できるようになっている。
【0032】また、一次汚泥槽51aと二次汚泥槽51
bに貫通されている回転軸54はモータ57にて回転さ
れ、他方の回転軸55はモータ58にて回転される。特
に、一方の回転軸54は正逆に15分間程度ずつ交互に
連続して回転され、正転時間がその都度1分程度ずつ延
長されるように制御されている。また、他方の回転軸5
5は6時間程度の間隔で10分間程度、正逆にそれぞれ
5分ずつ程度回転され、この場合も正転時間がその都度
1分程度ずつ延長されるように制御されている。
【0033】一方、各槽51a〜51fの下面にはヒー
タHが個別に設けられており、その各ヒータHを個別に
温度制御することにより、各槽51a〜51f中に滞留
する生ゴミを適温に加熱できるようにしている。例え
ば、汚泥槽51a,51bでは50〜55℃に、発酵槽
51c,51dでは55〜60℃に、また熟成槽51
e,51fでは60〜65℃に加熱され、このとき各槽
51a〜51fの生ゴミの含水率は、それぞれ同順で4
5〜50%、40〜45%、35〜40%と低下し、取
り出し時点では30%以下とされる。
【0034】他方、各槽51a〜51fの上方には、給
気用の送風機Fに連結される送風管59が敷設されてい
る。この送風管59の中には送風機Fの付近に加熱ヒー
タhが内蔵されており、送風機Fにて送り込まれる気流
を温風として各槽51a〜51fの方向に噴出できるよ
うになっている。従って、槽中の生ゴミは、その温風と
ヒータHによる伝導熱にて加熱され、特に送風管59に
て運び込まれる酸素によって、好気性発酵を始めるよう
になる。なお、送風機Fは二次熟成槽51fに隣接する
機械室60に設けられている。
【0035】図7に示すように、その機械室60には送
風機Fの他、オゾン発生器Wと前述の貯水タンクTが設
けられている。そのオゾン発生器Wと貯水タンクTは、
図示しない配管によって連結されており、オゾン発生器
Wにて生成されたオゾンが貯水タンクT中に送り込まれ
て溶解されるようにしてある。また、貯水タンクTに
は、給水ポンプP2を組み込んだパイプ46が接続され
ており、このパイプ46が前述の如く脱臭装置へと延ば
されている。
【0036】一方、図8に示すように、回転軸55(5
4)は並列に二本架設されており、一方側の撹拌羽根5
6と他方側の撹拌羽根56が中心部で交差するようにし
て回転するようにしている。また、ヒータHは各槽51
f(51a〜51e)の下面を取り囲むようにして密着
されており、熱を効率よく伝導できるようになってい
る。
【0037】図9で明確にしているように、ヒータHは
ステンレスなどから成る鋼板ベース71と、この鋼板ベ
ース71の一面に固定されているグラスウールなどの断
熱材72と、鋼板ベース71の他面に固定されている線
状の発熱体73と、鋼板ベース71に固定されているバ
イメタルなどから成る温度センサ74と、発熱体73を
覆うアルミ箔などから成る被覆シート75とにより構成
されている。
【0038】特に、発熱体73は、ガラス芯に巻回され
且つその上にシリコンゴムなどにて絶縁被膜が施されて
おり、鋼板ベース71上に波形状に配置されている。そ
して、このヒータHによれば、各槽51a〜51fに発
熱体73の熱をアルミ箔75を介して効率よく伝達で
き、特に鋼板ベース71の温度変化によって発熱体73
に対する通電をON−OFFするようにしているので、
槽中の生ゴミの状態によって生ずる温度管理の不備(槽
中の生ゴミは常に撹拌される訳ではないので温度を検出
する位置によって温度差が非常に大きい)を防止できる
し、過昇温による発熱体73の焼損も防止することがで
きる。
【0039】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の有機系廃棄物の処理装置は生ゴミの処理だけでな
く、他の有機系廃棄物を処理することもできる。また、
上記実施例によれば、各槽が全部で6槽から構成されて
いるが、4〜8槽の構成とすることも考えられる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、脱水装置を備えること
により、発酵・乾燥の前に有機系廃棄物の含水率を適正
値まで低下させることができるので、有機系廃棄物の発
酵・乾燥が促進し、処理の効率化が図れるようになると
いう効果を得る。
【0041】また、調整タンクを備えることにより、脱
水装置の能力に応じて有機系廃棄物を供給できるので、
連続処理が可能となって処理効率を向上できるという効
果を得る。
【0042】また、仕切板にて区分された複数の槽を備
え、その各槽にヒータが個別に設けられるとともに、各
槽の上方に温風を噴出する送風管が設けられることによ
り、有機系廃棄物の発酵の進行に合わせた繊細な処理を
行うことができる。
【0043】また、脱臭装置を備えることにより、装置
内に蔓延する悪臭を伴った雰囲気を脱臭処理してから排
出できるので、悪臭の拡散を防止できるという優れた効
果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる有機系廃棄物の処理装置を示す
斜視概略図
【図2】同処理装置の内部構造を示す正面図
【図3】同処理装置の平面概略図
【図4】同処理装置に設けられる脱水装置の一例を示す
部分断面図
【図5】同処理装置に設けられる脱臭装置の内部構造を
示す正面図
【図6】脱臭装置における脱臭室中に配されるフィルタ
の断面図
【図7】図3におけるA−A線断面図
【図8】図3におけるB−B線断面図
【図9】各槽の下面にヒータが取り付けられる状態を示
す要部断面図
【図10】従来の生ゴミ処理機の内部構造を示す正面図
【符号の説明】
10 装置本体 15 通路 20 調整タンク 30 脱水装置 31 吐出口 40 脱臭装置 41 吸気口 42 排気用の送風機 43 ダクト 44a 一次処理室 44b 二次処理室 44c 三次処理室 45 遮蔽板 46 パイプ 47 フィルタ 48 熱線 49 触媒 Q 流路 51a 一次汚泥槽 51b 二次汚泥槽 51c 一次発酵槽 51d 二次発酵槽 51e 一次熟成槽 51f 二次熟成槽 52 仕切板 54,55 回転軸 56 撹拌羽根 59 送風管 F 給気用の送風機 h 加熱ヒータ H ヒータ T 貯水タンク W オゾン発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C05F 9/02 D 9356−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密性のある装置本体の中を一端側に設
    けた通路を介して連通する上下2つの部屋に区分し、そ
    の上段側の部屋に有機系廃棄物を貯溜する調整タンク
    と、この調整タンクに連通し吐出口が前記通路に臨む脱
    水装置と、一端に吸気口が開口され他端に排気用の送風
    機が設けられたダクトの中に脱臭室を形成した脱臭装置
    とを設け、また下段側の部屋には仕切板にて区分され且
    つ撹拌羽根を備えた複数の槽を一端側から他端側に向け
    て順に設け、その各槽の下面にヒータを個別に配設する
    とともに、各槽の上方に給気用の送風機と連結され且つ
    加熱ヒータを備えた送風管を敷設したことを特徴とする
    有機系廃棄物の処理装置。
  2. 【請求項2】 脱臭室は、吸気口側に設けられる一次処
    理室、二次処理室、および排気用の送風機側に設けられ
    る三次処理室とにより構成され、前記一次処理室には蛇
    行した流路が形成されるとともに脱臭媒液を噴射するた
    めのパイプが敷設され、前記二次処理室には一次処理室
    を通過した気流中に含まれる前記脱臭媒液を除去するた
    めのフィルタが配設され、また前記三次処理室には触媒
    が配設されている請求項1記載の有機系廃棄物の処理装
    置。
JP6317220A 1994-12-20 1994-12-20 有機系廃棄物の処理装置 Pending JPH08168742A (ja)

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