JPH08309173A - 温度調節機能を備えたペースト攪拌装置 - Google Patents

温度調節機能を備えたペースト攪拌装置

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JPH08309173A
JPH08309173A JP14815995A JP14815995A JPH08309173A JP H08309173 A JPH08309173 A JP H08309173A JP 14815995 A JP14815995 A JP 14815995A JP 14815995 A JP14815995 A JP 14815995A JP H08309173 A JPH08309173 A JP H08309173A
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JP
Japan
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temperature
control
paste
controller
container
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Application number
JP14815995A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Ueda
俊介 植田
Mitsuhisa Yamaguchi
満久 山口
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Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペースト状材料の一様な攪拌を実現し、攪拌
条件を満たす状態に到達するまでの時間を短くするとと
もに、周囲温度の変化に応ずる攪拌時間の変化を防止す
ること。 【構成】 容器18内に収容されたクリーム半田その他
のペースト状材料を回転運動を利用して攪拌するペース
ト攪拌装置1と、装置本体10壁部に配設され、前記装
置本体10内の温度を制御する温度制御装置2と、該温
度制御装置2を制御する制御信号を出力するコントロー
ラ3とから成る温度調節機能を備えたペースト攪拌装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コントローラから出力
される制御信号に基づき装置本体壁部に配設された温度
制御装置によって、前記装置本体内の温度が制御された
状態において、容器内に収容されたクリーム半田その他
のペースト状材料を攪拌する温度調節機能を備えたペー
スト攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペースト攪拌装置は、クリーム半
田その他のペースト状材料を収容する容器に対して回転
その他の攪拌運動を付与することにより、該容器内の前
記ペースト状材料を攪拌するもので、攪拌によって発生
する熱および周囲の熱によって、攪拌の条件出しを行う
方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のペースト攪
拌装置は、攪拌されるクリーム半田が4°C前後の低温
で保存されているため、攪拌によって発生する熱によっ
て攪拌条件を満たす状態に到達するまでに時間がかかる
とともに、粘度のバラツキがあり、周囲温度の変化に応
じて攪拌時間が変化し、特に周囲温度が低い冬場におい
ては一層長時間の攪拌が必要になるという問題があっ
た。
【0004】そこで本発明者らは、制御信号に基づき装
置本体壁部に配設された温度制御装置によって装置本体
内の温度が制御された状態において、容器内に収容され
たクリーム半田その他のペースト状材料を攪拌するとい
う本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ね
て、粘度のバラツキを抑制し、攪拌条件を満たす状態に
到達するまでの時間を短くするとともに、周囲温度の変
化に応ずる攪拌時間の変化を防止し、特に周囲温度が低
い冬場においても攪拌時間を短くするという目的を達成
する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の温度調節機能を備えたペースト攪拌装置
は、容器内に収容されたクリーム半田その他のペースト
状材料を攪拌するペースト攪拌装置において、装置本体
壁部に配設され、前記装置本体内の温度を制御する温度
制御装置と、該温度制御装置を制御する制御信号を出力
するコントローラとから成るものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)の温
度調節機能を備えたペースト攪拌装置は、第1発明にお
いて、前記温度制御装置が、前記装置本体壁部に配設さ
れた加熱ヒーターと冷却装置によって構成されるもので
ある。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)の温
度調節機能を備えたペースト攪拌装置は、第2発明にお
いて、前記コントローラは、比例制御要素と、積分制御
要素と、微分制御要素とから成り、状況に応じて比例制
御と積分制御と微分制御とを適宜組み合わせてコントロ
ール信号を前記温度制御装置に出力するものである。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)の温
度調節機能を備えたペースト攪拌装置は、第3発明にお
いて、前記コントローラは、前記装置本体内の温度を検
出する温度センサを備え、検出した温度と設定温度との
差に基づきコントロール信号を前記温度制御装置に出力
するものである。
【0009】
【作用】上記構成より成る第1発明の温度調節機能を備
えたペースト攪拌装置は、前記コントローラが前記温度
制御装置を制御する制御信号を出力し、装置本体壁部に
配設された前記温度制御装置が前記制御信号に基づき前
記装置本体内の温度が制御された状態において、前記ペ
ースト攪拌装置によって前記容器内に収容されたクリー
ム半田その他のペースト状材料を攪拌するものである。
【0010】上記構成より成る第2発明の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、前記コントローラが前記
温度制御装置を制御する制御信号を出力し、装置本体壁
部に配設された前記温度制御装置を構成する前記装置本
体壁部に配設された前記加熱ヒーターおよび前記冷却装
置によって前記制御信号に基づき加熱または冷却して前
記装置本体内の温度が制御された状態において、前記ペ
ースト攪拌装置によって前記容器内に収容されたクリー
ム半田その他のペースト状材料を攪拌するものである。
【0011】上記構成より成る第3発明の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、前記比例制御要素と、前
記積分制御要素と、前記微分制御要素とから成る前記コ
ントローラが、状況に応じて比例制御と積分制御と微分
制御とを適宜組み合わせてコントロール信号を前記温度
制御装置に出力し、装置本体壁部に配設された前記温度
制御装置を構成する前記装置本体壁部に配設された前記
加熱ヒーターおよび前記冷却装置によって前記制御信号
に基づき加熱または冷却して前記装置本体内の温度が制
御された状態において、前記ペースト攪拌装置によって
前記容器内に収容されたクリーム半田その他のペースト
状材料を攪拌するものである。
【0012】上記構成より成る第4発明の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、前記比例制御要素と、前
記積分制御要素と、前記微分制御要素とから成る前記コ
ントローラが、前記温度センサが検出した前記装置本体
内の温度と設定温度との差に基づき比例制御と積分制御
と微分制御とを適宜組み合わせてコントロール信号を前
記温度制御装置に出力し、装置本体壁部に配設された前
記温度制御装置を構成する前記装置本体壁部に配設され
た前記加熱ヒーターおよび前記冷却装置によって前記制
御信号に基づき加熱または冷却して前記装置本体内の温
度が制御された状態において、前記ペースト攪拌装置に
よって前記容器内に収容されたクリーム半田その他のペ
ースト状材料を攪拌するものである。
【0013】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の温度調節機
能を備えたペースト攪拌装置は、前記温度制御装置によ
って前記装置本体内の温度が制御された状態において、
前記ペースト攪拌装置によって前記容器内に収容された
クリーム半田その他のペースト状材料を攪拌するので、
粘度のバラツキを抑制し、攪拌条件を満たす状態に到達
するまでの時間を短くするとともに、周囲温度の変化に
応ずる攪拌時間の変化を防止し、特に周囲温度が低い冬
場においても攪拌時間を短くするという効果を奏する。
【0014】上記作用を奏する第2発明の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、前記第1発明の効果に加
え、前記温度制御装置を構成する前記加熱ヒーターおよ
び前記冷却装置によって前記制御信号に基づき加熱また
は冷却して前記装置本体内の温度が適切に制御された状
態における前記クリーム半田その他のペースト状材料の
攪拌を可能にするという効果を奏する。
【0015】上記作用を奏する第3発明の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、上記第2発明の効果に加
えて、前記コントローラが、比例制御と積分制御と微分
制御とを適宜組み合わせることにより、状況に応じた最
適制御を実現するという効果を奏する。
【0016】上記作用を奏する第4発明の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、上記第3発明の効果に加
えて、前記コントローラが、前記温度センサが検出した
前記装置本体内の温度と設定温度との差に基づき制御を
行うので、状況に応じて効率良い制御を実現するという
効果を奏する。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0018】(第1実施例)第1実施例の温度調節機能
を備えたペースト攪拌装置は、図1ないし図4に示すよ
うに容器18内に収容されたクリーム半田その他のペー
スト状材料を回転運動を利用して攪拌するペースト攪拌
装置1と、装置本体10壁部に配設され、前記装置本体
10内の温度を制御する温度制御装置2と、該温度制御
装置2を制御する制御信号を出力するコントローラ3と
から成るものである。
【0019】前記ペースト攪拌装置1は、図1および図
2に示すようにモータ11によって回転駆動される回転
テーブル12の一端に傾斜してクリーム半田その他のペ
ースト状材料が収容された容器18を支持する支持部材
13が配設され、該支持部材13を固定した回転軸14
に配設したスプロケット15が前記モータ11のモータ
軸16に配設されたスプロケット17に巻装されたベル
ト19によって回転駆動される構成よりなる。
【0020】よって前記容器18は、前記モータ軸16
を中心にして公転するとともに、傾斜軸回りに偏心自転
(首振運動)するので、該容器18内に収容されたクリ
ーム半田は、前記公転による回転運動によって遠心力す
なわち外方向の力が作用する状態が維持されたまま、前
記偏心自転による首振り運動をするので、前記容器18
の上部が外側の時クリーム半田は上方向へ移動させ、該
容器の下部が外側の時クリーム半田は上方向へ移動させ
るのである。
【0021】前記温度制御装置2は、図1および図3に
示すように前記ペースト攪拌装置1の本体10の各内壁
に配設されたパネルヒータ21ないし24と、1個の内
壁上部に配設された電子冷却装置25とから成る。
【0022】前記コントローラ3は、図1に示すように
前記ペースト攪拌装置本体10内の温度を検出する温度
センサ30と比例制御要素31と積分制御要素32と、
微分制御要素33と出力回路34とから成り、図4に示
すように目標値(設定値)と前記温度センサ30によっ
て検出された本体10内の温度との差に基づき状況に応
じて比例制御(P動作)と積分制御(I動作)と微分制
御(D動作)とを適宜組み合わせてコントロール信号を
増幅装置4を介して制御対象である前記温度制御装置2
に出力し得る構成より成る。
【0023】前記コントローラ3において、前記比例制
御(P動作)は、図5に示すように安定した制御で、積
分制御(I動作)は、目標値に対するオフセットを解消
する制御で、微分制御(D動作)は、外乱による急激な
変化を速やかに収束させる制御である。
【0024】前記コントローラ3におけるオートチュー
ニングは、図6に示すようにオンオフ動作を数周期繰り
返し、その間の温度変化幅と所要時間を学習して、制御
系に最適なPID値を自動的に設定する。
【0025】前記比例動作は、図7および図8に示すよ
うに設定温度に対して一定の温度幅である比例帯を設
け、この比例帯内において、検出した温度が設定温度よ
り低い時(A)は、制御周期内でオン時間をオフ時間よ
り長くして前記設定値に近づくにしたがってオン時間の
比率を小さくする所謂PWM制御を行う。
【0026】検出した温度が設定温度と等しい時(B)
は、制御周期内でオン時間とオフ時間との比率は、1:
1に制御され、検出した温度が設定温度より高い時
(C)は、制御周期内でオフ時間をオン時間より短くし
て前記設定値から離れるにしたがってオフ時間の比率を
大きくするPWM制御を行う。
【0027】前記積分動作は、図9に示すように前記比
例動作によって制御した結果オフセットが発生すること
があり、このオフセットを自動的に修正するもので、現
在値を設定値に一致させる動作を行い、比例動作と組み
合わせてPI動作として機能させる。
【0028】積分時間を短くすると修正動作が強くな
り、前記オフセットは短時間で解消するが、ハンチング
が発生し易くなり、積分時間を長くすると修正動作が弱
くなり、前記オフセットが解消するまでに時間がかか
る。
【0029】前記微分動作は、図10に示すように前記
積分動作が比例動作の結果に対して働くため、外乱など
による急激な温度変化に対しては応答が遅れがちになる
ので、この急激な温度変化に対し、変化量に応じた操作
量を与え、外乱応答を高める動作を行い、比例動作と組
み合わせてPD動作として機能させる。
【0030】微分時間を長くすると修正動作が強くな
り、急激な温度変化に対する応答が速くなり、修正動作
が強すぎると、わずかな温度変化にも過敏応答してしま
うため、逆にハンチングを起こしやすくなる。立ち上が
り時の急激な温度上昇を抑え込む働きが強くなるため、
設定値までの到達時間は長くなるが、オーバーシュート
量は小さくなる。
【0031】微分時間を短くすると修正動作が弱くな
り、急激な温度変化に対する応答に時間がかかり、立ち
上がり時の急激な温度上昇を抑え込む働きが弱くなるた
め、設定値までの到達時間は短くなるが、オーバーシュ
ート量は大きくなる。
【0032】上記構成より成る第1実施例の温度調節機
能を備えたペースト攪拌装置は、前記コントローラ3
は、図1に示すように前記攪拌装置本体10内に配設さ
れた前記温度センサ30が前記攪拌装置本体10内の温
度を検出して、該検出温度と設定温度との差に基づき状
況に応じて比例制御(P動作)と積分制御(I動作)と
微分制御(D動作)とを適宜組み合わせてコントロール
信号を増幅装置4を介して制御対象である前記温度制御
装置2に出力するものである。
【0033】すなわち、前記比例動作においては、図8
に示すように設定温度に対して一定の温度幅である比例
帯において、検出した温度が設定温度より低い時は制御
周期内でオン時間をオフ時間より長くして前記設定値に
近づくにしたがってオン時間の比率を小さくする所謂P
WM制御を行うコントロール信号を出力する。
【0034】また、検出した温度が設定温度と等しい時
は制御周期内でオン時間とオフ時間との比率は、1:1
に制御され、検出した温度が設定温度より高い時は制御
周期内でオフ時間をオン時間より短くして前記設定値か
ら離れるにしたがってオフ時間の比率を大きくするPW
M制御を行うコントロール信号を出力する。
【0035】つぎに前記積分動作は、前記比例動作によ
って制御した結果オフセットが発生した時に、図9に示
すようにこのオフセットを自動的に修正するもので、前
記検出した現在値を設定値に一致させる動作を行い、比
例動作と組み合わせてPI動作する。
【0036】前記オフセットの静定時間およびハンチン
グの発生状況を考慮して積分時間が設定され、かかる設
定された積分時間によって生じたオフセットを修正する
ための積分動作が行われるためのコントロール信号を出
力する。
【0037】また前記微分動作は、前記積分動作が比例
動作の結果に対して働くため、外乱などによる急激な温
度変化に対しては応答が遅れがちになるので、図10に
示すようにこの急激な温度変化が生じた時には、変化量
に応じた操作量を与え、外乱応答を高める動作を行い、
比例動作と組み合わせてPD動作する。
【0038】過渡応答、ハンチングの発生状況およびオ
ーバーシュート量を考慮して微分時間が設定され、かか
る設定された微分時間に基づき、急激な温度変化に対し
て積分動作が行われるためのコントロール信号を出力す
る。
【0039】前記コントローラ3は、前記温度センサが
検出した前記装置本体内の温度と設定温度との差に基づ
き、前記比例制御要素31と前記積分制御要素32と前
記微分制御要素33との比例制御、積分制御および微分
制御に基づくコントロール信号を適宜組み合わせて前記
出力回路34が最終的コントロール信号を出力する。
【0040】前記コントローラ3の前記前記出力回路3
4によって出力された最終的コントロール信号は、前記
増幅装置4によって電力増幅され、前記温度制御装置2
に出力される。
【0041】前記温度制御装置2は、図1および図3に
示すように前記増幅装置4によって電力増幅されたコン
トロール信号に基づき、前記装置本体内の検出された検
出温度が設定温度より低い時は、前記ペースト攪拌装置
1の本体10の各内壁に配設されたパネルヒータ21な
いし24によって前記ペースト攪拌装置本体10内が加
熱され、逆に検出温度が設定温度より高い時は、前記ペ
ースト攪拌装置本体10の内壁上部に配設された前記電
子冷却装置25によって冷却され、常に前記ペースト攪
拌装置本体10内の温度が前記設定温度になるように制
御される。
【0042】前記ペースト攪拌装置1は、図1および図
2に示すように本体10内の温度が前記設定温度になる
ように制御された状態において、モータ11によって一
端にクリーム半田が収容された前記容器18を前記支持
部材13によって傾斜して支持する回転テーブル12を
回転駆動するとともに、前記モータ11のモータ軸16
に配設された前記スプロケット17およびベルト19を
介して前記容器18を支持する該支持部材13を固定し
た回転軸14に配設された前記スプロケット15が回転
駆動され、前記容器18は前記傾斜軸まわりに回転され
る。
【0043】よって前記容器18は、前記モータ軸16
を中心にして公転するとともに、傾斜軸回りに偏心自転
(首振運動)するので、該容器18内に収容されたクリ
ーム半田は、前記公転による回転運動によって遠心力す
なわち外方向の力が作用する状態が維持されたまま、前
記偏心自転による首振り運動をするので、該容器内にお
いてクリーム半田を上下動させる。
【0044】すなわち前記容器18の上部が外側の時ク
リーム半田を上方向へ移動させ、該容器の下部が外側の
時クリーム半田を下方向へ移動させるので、クリーム半
田は、前記設定温度に制御された前記装置本体10内に
おいて、該容器18内で遠心力方向(外側)および上下
方向の作用力が作用して移動され、十分攪拌される。
【0045】上記作用を奏する第1実施例の温度調節機
能を備えたペースト攪拌装置は、前記温度制御装置2に
よって前記装置本体10内の温度が制御された状態にお
いて、前記ペースト攪拌装置1によって前記容器18内
に収容された前記クリーム半田を攪拌するので、クリー
ム半田の粘度のバラツキを抑制し、攪拌条件を満たす状
態に到達するまでの時間を短くするとともに、周囲温度
の変化に応ずる攪拌時間の変化を防止し、特に周囲温度
が低い冬場においても攪拌時間を短くするという効果を
奏する。
【0046】また第1実施例の温度調節機能を備えたペ
ースト攪拌装置は、前記温度制御装置2を構成する前記
加熱ヒーター21ないし24および前記電子冷却装置2
5によって前記制御信号に基づき加熱または冷却して前
記装置本体内の温度が適切に制御された状態における前
記クリーム半田の攪拌を可能にするという効果を奏す
る。
【0047】さらに第1実施例の温度調節機能を備えた
ペースト攪拌装置は、前記コントローラ3が、比例制御
と積分制御と微分制御とを適宜組み合わせることによ
り、状況に応じた最適な温度制御を実現するという効果
を奏する。
【0048】また第1実施例の温度調節機能を備えたペ
ースト攪拌装置は、前記コントローラ3が、前記温度セ
ンサ30が検出した前記装置本体10内の温度と設定温
度との差に基づき制御を行うので、前記装置本体10内
の温度を前記設定温度に維持するとともに、状況に応じ
て効率良い制御を実現するという効果を奏する。
【0049】さらに第1実施例の温度調節機能を備えた
ペースト攪拌装置は、前記公転による回転運動によって
遠心力すなわち外方向の力が作用する状態において、前
記傾斜軸回りの偏心自転による首振り上下運動をさせる
ので、クリーム半田を十分且つ一様に攪拌して、粘度の
バラツキを抑制することが出来るという効果を奏する。
【0050】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0051】前記第1実施例においては、コントローラ
の一例として比例制御要素、積分制御要素、微分制御要
素いずれも備えた例について説明したが、本発明として
はそれらに限定されるものでは無く、コントローラが比
例制御要素、積分制御要素、微分制御要素の中から必要
度の高いいずれか一つ以上の制御要素を備えた態様も採
用することが出来る。
【0052】また前記第1実施例においては、一様な攪
拌を得るために攪拌装置の一例として公転および自転を
利用する例について説明したが、本発明としてはそれら
に限定されるものでは無く、必要に応じてペースト状材
料を収容した容器の公転、自転、傾斜軸まわりの自転に
より攪拌する態様も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示すブロック図であ
る。
【図2】本第1実施例の攪拌装置の各構成要素を示すを
示す斜視図である。
【図3】本第1実施例の攪拌装置本体の外観を示すを示
す斜視図である。
【図4】本第1実施例の制御ループを示すブロック図で
ある。
【図5】本第1実施例における各制御動作による温度制
御の様子を示す線図である。
【図6】本第1実施例におけるオートチューニングを説
明するための線図である。
【図7】本第1実施例における比例動作の制御の様子を
示す線図である。
【図8】本第1実施例における比例動作の制御の様子を
示す拡大線図である。
【図9】本第1実施例における積分動作の制御の様子を
示す線図である。
【図10】本第1実施例における微分動作の制御の様子
を示す線図である。
【図11】本第1実施例における環境温度17°Cの時
の制御結果を示すを示す線図である。
【図12】本第1実施例における環境温度27.5°C
の時の制御結果を示すを示す線図である。
【符号の説明】
1 ペースト攪拌装置 2 温度制御装置 3 コントローラ 10 装置本体 18 容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に収容されたクリーム半田その他
    のペースト状材料を攪拌するペースト攪拌装置におい
    て、 装置本体壁部に配設され、前記装置本体内の温度を制御
    する温度制御装置と、 該温度制御装置を制御する制御信号を出力するコントロ
    ーラとから成ることを特徴とする温度調節機能を備えた
    ペースト攪拌装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記温度制御装置が、前記装置本体壁部に配設された加
    熱ヒーターと冷却装置によって構成されることを特徴と
    する温度調節機能を備えたペースト攪拌装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記コントローラは、比例制御要素と、積分制御要素
    と、微分制御要素とから成り、状況に応じて比例制御と
    積分制御と微分制御とを適宜組み合わせてコントロール
    信号を前記温度制御装置に出力することを特徴とする温
    度調節機能を備えたペースト攪拌装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記コントローラは、前記装置本体内の温度を検出する
    温度センサを備え、検出した温度と設定温度との差に基
    づきコントロール信号を前記温度制御装置に出力するこ
    とを特徴とする温度調節機能を備えたペースト攪拌装
    置。
JP14815995A 1995-05-22 1995-05-22 温度調節機能を備えたペースト攪拌装置 Pending JPH08309173A (ja)

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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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