JPH03256720A - 射出成形機の圧力制御方法 - Google Patents

射出成形機の圧力制御方法

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JPH03256720A
JPH03256720A JP5383090A JP5383090A JPH03256720A JP H03256720 A JPH03256720 A JP H03256720A JP 5383090 A JP5383090 A JP 5383090A JP 5383090 A JP5383090 A JP 5383090A JP H03256720 A JPH03256720 A JP H03256720A
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、クランク式射出成形機の圧力制御方法に関す
る。
従来の技術 電動モータ等の回転運動を直線運動に変換するクランク
機構は機械要素として周知であり、電動式射出成形機の
分野においては、例えば、特開昭60−115419号
公報に示されるように、クランクを電動モータで回転さ
せることにより、連節棒に接続された可動盤を直動させ
て型締め動作を行わせるようにした型締め機構が既に公
知である。
この種のクランク機構は単純な構成で回転運動を直線運
動に変換できるという利点を有するが、クランクの回転
角度に応じてクランクの回転速度と連節棒先端の直線運
動速度との比率(連節棒先端の直線運動速度/クランク
の回転速度)が変化するため、クランクに入力された一
定の回転速度や回転トルクを安定して連節棒先端に出力
することができないという欠点がある。
第4図は電動モータでクランクを回転駆動して回転運動
を直線運動に変換するクランク機構の一例として、ピス
トン・クランク機構に関し、クランクの回転角度θ(ク
ランクと該クランクに連結された連節棒先端の滑り直線
とのなる角)を横軸にとり、電動モータの回転トルクを
一定にしてりランクの回転トルクを一定に保持したとき
、連節棒先端の直線運動トルクTsをグラフ化したもの
で、クランク機構による力の増幅度を表している。
この第4図に示されるように、駆動減速比が最大となる
クランクの回転角度0°及び180°の近傍で連節棒先
端の直線運動トルクTsが最大となり、駆動減速比が最
小となるクランクの回転角度80°近傍で連節棒先端の
直線運動トルクTsが最小となる。(なお、第4図では
連節棒先端の滑り直線に偏りのないピストン・クランク
機構について示しており、滑り直線の偏り等によって、
駆動減速比が最大または最小となるクランクの回転角度
の値は様々である。) 従って、クランクを回転駆動する電動モータの回転数や
回転トルクを一定に保つ従来の制御方式では連節棒先端
の直線運動トルクを安定させることが出来ず、射出速度
や射出圧力を精密に制御する必要のある射出成形機の射
出機構としてこの種のクランク機構は利用されてなかっ
た。
しかしながら本願出願人は、クランク機構の出力トルク
(直線運動トルク)がクランクの回転角度に関係なく一
定となるように、サーボモータの出力トルクをクランク
の回転角度に応じて制御し、クランク機構を介してスク
リューを駆動するクランク式射出成形機を提案した(特
願平1−284833号)。
一方、射出成形機の射出圧(保圧)制御においては、射
出圧力が設定圧力になるようにサーボモータの出力トル
クを制御するオープン・ループ制御方式(例えば、特開
平1−288419号公報等参照)と、樹脂に加わる圧
力を検出し、該検出圧力が設定圧力になるようにサーボ
モータの駆動電圧(電流)をフィードバック制御するク
ローズド・ループ制御方式(例えば、特開昭62−97
818号公報、特開昭62−218118号公報等参照
)が知られている。
そして、上述したクランク式射出成形機はオープン・ル
ープ制御方式による射出圧力制御である。
発明が解決しようとする課題 ところで、クランク式射出成形機において、射出圧力(
保圧)をクローズド・ループ制御方式で制御しようとす
る場合、樹脂に加わる圧力を検出して該検出圧力が設定
指令値に一致するようにサーボモータの駆動電圧(電流
)をフィードバック制御することから、クランク機構の
力の増幅に関係な(、射出圧力(保圧)を指令値に一致
させるように制御できるようにみえる。
しかしながら、第4図に示したように、クランクの回転
角度θによっては、クランク機構の出力(直線運動トル
クTs)は大きく異なる。微ずかなりランクの回転角度
の変化で、その出力トルクが大きく変動する部分と、微
すかしか変動しない部分がある。そのため、クランクの
回転角度θの微ずかな変化で大きく出力トルクTsが変
動する部分では、射出圧力を指令値に一致させるように
フィードバック制御すると、サーボモータの出力トルク
がクランク機構によって増幅され、クランク機構の出力
、即ち、スクリューが樹脂を押圧する圧力は急激に増大
、又は減少し、射出圧力は指令値をオーバシュートした
り、アンダーシュートして振動を生じることとなる。
一方、クランクの回転角度θの変化に対し、クランク機
構の出力トルクの変動が少ない部分においては、射出圧
力が指令値に達するまで時間を要し遅れるという現象が
生じる。
そこで、本発明の目的は、クランク式射出成形機におい
て、射出圧力の振動を防止し、遅れの少ないクローズド
・ループ圧力制御方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明はクランク式成形機において、樹脂に加わる圧力
を検出し、該検出圧力が指令射出圧力になるように上記
サーボモータの出力トルクをフィードバック制御し、上
記クランク機構のクランクの回転角度に応じて、フィー
ドバックゲインを変えることによって、上記課題を解決
した。
作用 樹脂に加わる圧力が検出され、この検出圧力が指令射出
圧力(保圧)と一致するようにサーボモータの出力トル
クがフィードバック制御される。
一方、クランク機構のクランクの回転角度を検出し、そ
の回転角度に応じ、回転角度の微ずかな変化でも、クラ
ンク機構の出力トルク(射出圧力)が大きく変化する位
置においては、フィードバックゲインを小さくする。そ
の結果、指令射出圧力と検出圧力との差に応じたサーボ
モータの駆動電圧(電流)の変化は小さくなり、出力ト
ルクの変化も小さい。そのためサーボモータの回転角度
、即ち、クランクの回転角度も小さくなり、射出圧力の
変化は大きく変動せず、実際の射出圧力が指令射出圧力
をオーバシュートしたりアンダーシュートするような振
動は生じない。
一方、クランクの回転角度の変化に応じて、クランクの
出力トルク(射出圧力)が大きく変化しない位置におい
てはフィードバックゲインを大きくする。その結果、指
令射出圧力を検出圧力の差に応じてサーボモータの駆動
電圧(電流)は大きく変化して、出力トルクは大きく変
化しサーボモータは回転するが、クランク機構の出力ト
ルク(射出圧力)の変動は少ないから、射出圧力の変化
も指令値をオーバシュートしたり、アンダーシュートし
て発振することもなく、指令射出圧力へ速やかに達し応
答の遅れは少ない。
実施例 第2図は本発明の方法を実施する一実施例のクランク式
射出成形機及び該射出成形機の制御系要部を示すブロッ
ク図で、符号1は射出用スクリュ、符号2は射出用スク
リュー1を軸方向に駆動するクランク式射出機構である
クランク式射出機構2は、射出用サーボモータ3、該モ
ータ3のモータ軸4に軸着された駆動プーリ5.軸6に
よって回動自在に軸支された従動プーリ7、従動プーリ
7に一体的に固着されたクランク板8.駆動プーリ5と
従動プーリ7に掛は回されたタイミングベルト12、及
び、連節棒9によって構成され、連節棒9の基部はクラ
ンク板8の外周部−側に設けられた軸10に枢着され、
連節棒9の先端は射出用スクリュー1の基部に軸11を
介して枢着されている。即ち、紬6−軸10間の長さが
クランク長として作用する。
なお、従動プーリ7及びクランク板8を軸支する軸6は
射出用スクリュー1の軸線上(以下、滑り直線という)
に位置し、滑り直線に偏りはなく、また、射出用サーボ
モータ3.軸6.射出用スクリュー1のシリンダ15は
射出機構2のケージング(図示せず)に固着されている
射出用スクリュー1の基部には、スクリュー軸方向に作
用する反力によって樹脂圧力を検出するロードセル13
とロードセルアンプ16で構成された射出圧力センサが
設けられ、射出用サーボモータ3にはパルスコーダ14
が装着されている。
符号17は圧力制御回路で、ロードセルアンプ16の出
力である検出射出圧力Pf、後述する数値制御装置11
100の出力回路107から出力される指令射出圧Pc
、ゲイン切換信号SG、閉ループ開始信号SPが入力さ
れ、該圧力制御回路17の出力電圧±Vcはサーボ回路
のトルクリミット回路に入力されている。
又、符号18はロードセルアンプ16の出力Pfをデジ
タル信号に変換するA/D変換器である。
符号100は、射出成形機を制御する数値制御装置(以
下、NC装置という)で、該NC装r11100はNC
用のマイクロプロセッサ(以下、CPUという)101
とプログラマブルマシンコントローラ(以下、PMCと
いう)用のCPU102を有しており、1MC用CPU
102には射出成形機のシーケンス動作を制御するシー
ケンスプログラム等を記憶したROMI 11と演算デ
ータの一時記憶等に用いられるRAM112、及び、射
出圧力の現在値を記憶するためのデータRAM115が
接続されている。
NC用CPUl0Iには射出成形機を全体的に制御する
管理プログラムを記憶したROMI 09及び射出用、
クランプ用、スクリュー回転用、エジェクタ用等の各軸
のサーボモータを駆動制御するサーボ回路がサーボイン
ターフェイス104を介して接続されている。なお、第
2図では射出用サーボモータ3及び該サーボモータ3の
サーボ回路105のみを図示している。また、106は
バブルメモリやCMOSメモリで構成される不揮発性の
共有RAMで、射出成形機の各動作を制御するNCプロ
グラム等を記憶するメモリ部と各種設定値、パラメータ
、マクロ変数等を記憶する設定メモリ部とを有する。
103はバスアービタコントローラ(以下、BACとい
う)で、該BAC103にはNC用cpU101及びP
MC用CPU102.共有RAM106、出力回路10
7.入力回路108の各バスが接続され、該BAC10
3によって使用するバスを制御するようになっている。
また、114はオペレータパネルコントローラ113を
介してBAC103に接続されたCR7表示装置付手動
データ入力装置(以下、CRT/MDIという)であり
、ソフトキーやテンキー等の各種操作キーを操作するこ
とにより様々な指令及び設定データの入力ができるよう
になっている。なお、110はNC用CPUl0Iにバ
ス接続されたRAMで演算データの一時記憶等に利用さ
れるものである。
第2図では、射出成形機の射出軸に関するもの、即ち射
出用スクリュー1を駆動して射出させるための射出用サ
ーボモータ3、射出用サーボモータ3に取付けられ、該
サーボモータの回転角度を検出するパルスコーダ14を
示しており、他の型締軸、スクリュー回転軸、エジェク
タ軸等は省略している。そのため、NC装[11100
内のサーボ回路も射出用サーボモータ3用のもの105
だけを示し、他の軸のサーボ回路は省略している。
サーボ回路105は射出用サーボモータ3に接続され、
パルスコーダ14からのパルス出力がサーボ回路105
及びサーボインタフェイス104にフィードバックされ
る一方、サーボ回路105には、更に、圧力制御回路1
7からの出力±Vcが入力され、該出力±Vcに基づい
て射出用サーボモータ3の出力トルクが制御されるよう
になっている。
以上のような構成において、NC装置100は、共有R
AM106に格納された射出成形機の各動作を制御する
NCプログラム、及び上記設定メモリ部に記憶された各
種成形条件等のパラメータやROMI 11に格納され
ているシーケンスプログラムにより、PMC用cpu1
02がシーケンス制御を行いながら、NC用CPUl0
Iが射出成形機の各軸のサーボ回路へサーボインターフ
ェイス104を介してパルス分配することにより射出成
形機を制御するものであり、制御系のハードウェア構成
は従来のものと路間−である。
第3図は圧力制御回路の詳細なブロック図で、符号51
はNC装置100の出力回路107から出力される指令
射出圧PCをアナログ信号に変換するD/A変換器で、
該D/A変換器51でアナログ信号に変換された指令射
出圧PCは比較回路52及びアナログスイッチASIを
介してクランプ回路55に入力されている。又、比較回
路52にはロードセルアンプ16の出力である検出射出
圧力Pfが調整用ボリュームRV2を介して入力され、
指令射出圧力PCと検出射出圧力Pfとの差を出力する
。該比較回路52の出力は、フィードバックゲインを決
めるボリュームRVIに入力され、該ボリュームRVI
には、複数の接点9本実施例では3つの接点が設けられ
、各接点はアナログスイッチAS3〜SA5を介して、
増幅補償回路53に接続されている。
符号54はNC装置1100の出力回路から出力される
ゲイン切換信号SGを解読するレコーダで、ゲイン切換
信号SGに応じてアナログスイッチAS3〜AS5をオ
ン、オフする。即ち、ゲイン切換信号SGに応じてフィ
ードバックゲインを切換えるものである。
増幅補償回路53はアナログスイッチAS3〜AS5を
介して入力される電圧を増幅し、アナログスイッチAS
2を介してクランプ回路55にその出力を出力している
。クランプ回路55は入力された電圧に応じて正、負の
クランプ電圧上Vcをサーボ回路105のトルクリミッ
ト回路に入力し、サーボモータ3へのトルク指令値を該
クランプ電圧±Vcに制限する。即ち、サーボモータ3
は指令射出圧力PCと検出射出圧力Pfの差に応じ、駆
動電圧(電流)が制限され、出力トルクが制限されるこ
ととなる。
一方、アナログスイッチASI、AS2はNC装置10
0の出力回路107から出力される閉ループ開始信号S
Pによってオン、オフし、該閉ループ開始信号SPが出
力されてないときには、アナログスイッチAS1がオン
、アナログスイッチAS2がオフとなり、クランプ回路
55にはD/A変換器51でアナログ信号に変換された
指令射出圧力Pcが入力され、オープン・ループ制御と
なる。又、閉ループ開始信号SPが出力されると、アナ
ログスイッチASIがオフ、アナログスイッチAS2が
オンし、クランプ回路55の入力は増幅補償回路53の
出力となりクローズド・ループ制御となる。
次に、圧力制御回路17におけるフィードバックゲイン
調整について説明する。
第4図に示すように、クランプ機構の出力トルクTs(
クランプ機構の力の増幅度)はクランプ角度θによって
異なる。又、クランプ角度θはサーボモータ3の回転位
置によって決まるから、サーボモータ3の回転位置に応
じてフィードバックゲインを変える。本実施例では第4
図に示すようにサーボモータの回転位置に対しゲイン切
換位置として設定値SA、SBを設定し、設定値SAよ
り小さいとき、設定値SAと設定値SBの間にあるとき
、及び、設定値SBより大きいときの3領域に応じてフ
ィードバックゲインを変えるようにする。なお、スクリ
ューlが加熱シリンダ15の先端に達した点を原点「0
」としており、しかも後述するように、射出圧力のクロ
ーズド・ループ制御を行うときはスクリュー1を前述さ
せた保圧段階において行うので、フィードバックゲイン
の切換を行う位置を、保圧開始を行うスクリュー位置(
クランクの回転角度)に合わせて、その近傍でさらに、
細かく設定するようにしてもよい。いずれにしても、ク
ランク機構の出力Ts(力の増幅度)の変化度に応じて
フィードバックゲインを切換えるための位置SA、SB
を決め、CRT/MD1114より入力し共有RAMl
06に記憶させておく。
又、従来と同様に成形条件を設定入力し共有RAM10
6に記憶させる。本発明の圧力制御方法に関係して、保
圧各段の圧力SP及び各段の保圧時間tiを設定し、R
AM106に記憶させる。
なお、本実施例では保圧4段とした例を以下述べる。
以上のようにして、成形条件を設定した後、射出成形機
を駆動させる。射出工程に入ると、射出開始から保圧へ
のスクリュー切換位置までは、従来と同様に射出速度制
限が行われる。この射出速度制御区間においては、閉ル
ープ開始信号SPは出力されず、アナログスイッチAS
1がオン、アナログスイッチAS2がオフの状態が保持
される。
そして、圧力指令PCはサーボモータ3が有する最大出
力トルクが指令されている。その結果、この圧力指令P
CがD/A変換器51でアナログ信号(電圧)に変換さ
れ、アナログスイッチASIを介してクランプ回路55
に入力され、クランプ回路55からは、サーボモータ3
の最大出力トルクに対応するクランプ電圧±Vcが出力
され、サーボ回路105で求められるトルク指令値をこ
のクランプ電圧上Vcで制限することとなるが、このク
ランプ電圧上Vcはサーボモータ3の最大出力トルクに
対応しているから出力トルクが制限されるということは
ない。また、特開昭61−248718号公報に示され
るように、射出速度制御区間においてもサーボモータ3
の出力トルクを制限して、最大射出圧力を制御するよう
にしてもよい。
サーボモータ3が駆動され、クランク機構2を介してス
クリュー1が前進(第2図中左方)し、射出が行われ、
サーボモータ3が回転によりパルスコーダ14からパル
スが発生し、該パルスはサーボインタフェイス104に
入力され、サーボモータの回転位置の現在位IWsRが
現在値レジスタに記憶され、この現在値SRはNC用C
PUI 01によって所定周期毎読取られ、BAC10
3を介して共有RAM106に書込まれる。そして、P
MC用CPU102は、この共有RAMI O6に書込
まれた現在値SRをBAC103を介して読出し、共有
RAM106に設定されている保圧開始位置に違してい
るか否か判断しており、保圧開始位置に達すると、第1
図にフローチャートで示す保圧処理を開始する。
まずPMC用CPU102は、BAC103゜出力回路
1.07を介して閉ループ開始信号SPを出力する(ス
テップSL)。その結果アナログスイッチAS2がオン
し、アナログスイッチASIがオフとなり、増幅補償回
路53の出力がアナログスイッチAS2を介してクラン
プ回路55へ入力されるようになる。次に、指標iを「
1」にセットしくステップS2)、共有RAMl06に
設定されている指標iで示される保圧1(=1)段目の
圧力指令PCi  (=PC1)を出力回路107から
出力すると共に、タイマTに、設定されている1(=1
)段目の保圧時間ti(=71)をセットする(ステッ
プS3.S4)。そして、共有RAMI 06に記憶さ
れているサーボモータ3の回転位置の現在値(スクリュ
ーの現在位置、クランクの回転角度に対応する)SRを
読み、該現在値SRが設定されたゲイン切換位置SBよ
り大きいか、ゲイン切換位置SBとSAの間かゲイン切
換位11fsAより小さいか判断し、現在値SRに応じ
てゲイン切換信号SGを出力する。本実施例では、SR
>SBのとき、ゲイン切換信号SGを2進 値で「10
」を出力し、SA≦SR≦5B(7)とき、SG= r
o  OJ出力し、SR<SAのときSG= ro  
1Jを出力する(ステップ85〜511)。
その結果、圧力制御回路17のデコーダ54はこのゲイ
ン切換信号SGを解読し、対応するアナログスイッチA
S3〜AS5をオンにする。
圧力制御回路17ではNC装置から出力された圧力指令
PCi (=PCI)をD/A変換器51でアナログ信
号(電圧)に変換し、この圧力指令Pctとロードセル
アンプ16から出力される検出射出圧力Pfが比較器5
2で比較され、その差が、比較器52から出力されて、
ゲイン調整用のボリウムRVIを介して、オンとなった
1つのアナログスイッチAS3〜AS5を介して増幅補
償回路53に入力される。該増幅補償回路53の出力は
、オンとなったアナログスイッチAS2を介してクラン
プ回路55に入力され、クランプ電圧±Vcが該クラン
プ回路55から出力され、サーボ回路105のトルクリ
ミット回路に入力される。
該クランプ電圧±Vcでサーボモータ3へのトルク指令
値が制限される。即ち、サーボモータの駆動電圧(電流
)が制限される。
保圧段階においては、金型内に樹脂が充満しており、ス
クリュー1を指令位置(シリンダ15の先端位置近傍)
まで移動させるには大きなトルクを必要とする。そのた
め、サーボ回路105は、スクリュー1を指令位置に移
動させようとして、大きなトルク指令値を出力しようと
するが、トルクリミット回路によってこのトルク指令値
が上記クランプ電圧±Vcに制限される結果、クランプ
電圧±Vc以上のトルク指令値を出力できず、サーボモ
ータ3の出力トルクはクランプ電圧±Vcで制限される
こととなる。そして、このクランプ電圧上Vcは、比較
回路52が出力する圧力指令Pctと検出射出圧力Pf
との差によって生じるものであるから、結局、スクリュ
ー1が樹脂に加える射出圧力(保圧)は圧力指令PC4
になるようにサーボモータ3の出力トルクがフィードバ
ック制御されることとなる。
しかも、フィードバックゲインはサーボモータ3の回転
位置(クランクの回転角度)の現在値SRに応じ、クラ
ンク機構2の力の増幅度が大きい位置においては小さく
、増幅度が小さい位置においては大きくするようにゲイ
ン切換信号SGによってアナログスイッチSA3〜AS
5の1つをオンにして、調整される。例えば第4図に示
すように現在値SRがゲイン切換位1i1sA、SB間
のクランク機構2の力の増幅度が小さい間ではアナログ
スイッチAS3がオンとなり、フィードバックゲインを
大きくし、現在値SRがゲイン切換位置SBより大きい
とき又は、ゲイン切換位11isAより小さいときには
、夫々アナログスイッチAS4゜AS5がオンとなり、
クランク機構2の力の増幅度が大きい区間ではフィード
バックゲインを小さくしている。
その結果、実際の射出圧力(検出圧力Pf)が圧力指令
PCiをオーバシュートし、それを修正しようとしてア
ンダーシュート・するような振動が生じることもなく、
又、圧力指令PCiに対して遅れが大きくならないよう
に、フィードバックゲインが自動的に調整されることと
なる。
こうして、サーボモータ3の回転位置の現在値(スクリ
ュー1の現在位置、クランクの回転位置)SRに応じて
フィードバックゲインを調整し、射出圧力(保圧)のク
ローズド・ループ制御が行われる。一方、1MC用CP
U102はタイマTがタイムアツプしたか否か判断しく
ステップ512)、タイムアツプしてなければ、ステッ
プ85〜S12の処理を繰返し、現在値SRに応じてフ
ィードバックゲインの切換調整を行う。
そして、タイマTがタイムアツプすると指標iを「1」
インクリメントしくステップ513)、該指標iが「5
」でなければ(ステップ515)再びステップS3へ戻
り、指標iで示される圧力指令PCiを圧力制御回路1
7へ出力すると共に、タイマTに指標iで示される段の
設定保圧時間tiをセットし、ステップ35〜S12の
処理を行いフィードバックゲインを、現在値SRに応じ
て切換えながら、射出圧力(保圧)のフィードバック制
御を行う。
こうして、設定された保圧4段の制御が終了し、指標i
が「5」になったことがステップS14で検出されると
保圧工程(射出工程)を終了し、次の計量工程へ移行す
る。
上記実施例では圧力制御回路17をアナログ専用回路で
構成したが、この圧力制御回路17の処理をプロセッサ
によってソフトウェア処理させてもよい。この場合、1
MC用CPU102によって行わせてもよく、特に、サ
ーボ回路の処理をプロセッサで行うデジタルサーボ(ソ
フトウェアサーボ)の場合には、このデジタルサーボの
プロセッサで上記圧力制御回路の処理を行わせればよい
発明の効果 本発明は、クランク式射出成形機において、クランク機
構のクランクの回転角度に応じて力の増幅度が異なるこ
とから、クランクの回転角度に応して、圧力フィードバ
ックゲインを調整するようにしたので、フィードバック
ゲインが大きくすぎて実際の射出圧力(保圧)が指令値
に対しオーバシュートし、その結果、そのオーバシュー
トを修正しようとしてアンダーシュートするような振動
が生じる事も無く、又フィードバックゲインが小さすぎ
て、応答の遅れが長くなるということもなく、クランク
機構のクランクの回転角度に対する力の増幅度の非線形
に対し、常に最適なフィードバックゲインを得て、射出
圧力(保圧)をフィードバック制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の保圧制御処理のフローチ
ャート、第2図は同実施例を実施するクランク式射出成
形機の射出機構及び制御装置の要部ブロック図、第3図
は同実施例における圧力制御回路の詳細ブロック図、第
4図はクランク機構のクランク回路とクランク機構の力
の増幅度を示す図である。 1・・・スクリュー、2・・・クランク式射出機構、3
・・・射出用サーボモータ、8・・・クランク板、9・
・・連節棒、12・・・タイミングベルト、13・・・
ロードセル、14・・・パルスコーダ、100・・・数
値制御装置(NC装置)、ASI〜AS5・・・アナロ
グスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  サーボモータの回転運動をクランク機構によって直線
    運動に変換し、スクリューを軸方向に駆動して射出を行
    うクランク式射出成形機において、樹脂に加わる圧力を
    検出し、該検出圧力が指令射出圧力になるように上記サ
    ーボモータの出力トルクをフィードバック制御し、上記
    クランク機構のクランクの回転角度に応じて、フィード
    バックゲインを変えることを特徴とする射出成形機の圧
    力制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT403099B (de) * 1995-05-16 1997-11-25 Engel Gmbh Maschbau Einspritzeinheit einer spritzgiessmaschine
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