JPH06297531A - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

射出成形機の制御装置

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JPH06297531A
JPH06297531A JP10878293A JP10878293A JPH06297531A JP H06297531 A JPH06297531 A JP H06297531A JP 10878293 A JP10878293 A JP 10878293A JP 10878293 A JP10878293 A JP 10878293A JP H06297531 A JPH06297531 A JP H06297531A
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JP
Japan
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speed
injection
screw
loop
servomotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10878293A
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English (en)
Inventor
Masao Kamiguchi
賢男 上口
Tetsuaki Neko
哲明 根子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂の粘性抵抗等の負荷の変動によって射出
成形機の可動部が設定速度以上に駆動されることを防止
する。 【構成】 スクリュー2を移動する射出用サーボモータ
M1の実速度Vfと設定速度Vsとの大小を比較する。
実速度Vfが設定速度Vsを越えると、速度ループの処
理によって求められた電流指令Iから所定量αを減じて
電流指令Iとする。この値に基いて射出用サーボモータ
M1の駆動トルクを制御する。スクリュー2に作用する
樹脂の粘性抵抗の増大等により位置偏差が増大し、射出
用サーボモータM2の駆動トルクが増大した状態で外乱
が減少したような場合であってもスクリュー2の移動速
度の急激な変動を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の制御装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】サーボモータを駆動してスクリュー,エ
ジェクタ,クランプ等を移動させる電動式射出成形機に
おいては、スクリュー等の位置およびその移動速度をフ
ィードバック制御しており、位置ループ制御のマイナー
ループとして速度ループ制御を行っている。移動速度に
対応する所定周期毎の移動量を位置指令として所定周期
毎指令位置に達するまで位置ループの制御手段に入力
し、位置ループ制御では、指令された移動量から実際の
移動量を減じて位置偏差を求め該位置偏差に位置ループ
ゲインを乗じて速度指令を求め該速度指令を速度ループ
への指令とする。速度ループでは該速度指令とフィード
バックされた実際の速度よりPI(比例・積分)制御等
を行いトルク指令(電流指令)を求めてサーボモータを
駆動し、スクリュー,エジェクタ,クランプ等の可動部
を移動させ、位置、速度を制御しながら射出等の成形動
作を行っている。
【0003】特に、スクリューを軸方向に移動させる射
出用のサーボモータが受ける負荷は、樹脂の粘性抵抗等
によって変動する。樹脂の粘性抵抗が高く、指令に対す
るスクリューの追従が遅れるような場合には、位置偏差
が増大し、その結果速度指令も増大するとともにトルク
指令(電流指令)も増大し、サーボモータは大きな力を
発生してスクリューを駆動し、サーボモータの回転速度
及びスクリューの移動速度が上昇する。そして、スクリ
ューの速度が速くなれば、位置偏差は減少し、速度指
令、トルク指令も減少する。このようにして設定速度で
移動するように制御される。設定された速度でスクリュ
ーが移動している定常状態では、位置偏差の変動は少な
く、ほぼ一定な値であり、その結果、速度指令も一定で
ある。
【0004】樹脂の粘性抵抗に変動があり、サーボモー
タの追従が遅れ位置偏差が大きくなり速度指令,電流指
令(トルク指令)も大きくなっている状態で、樹脂の粘
性抵抗が低下すると、サーボモータにかかる負荷が低下
することから、サーボモータは、設定速度以上の速度で
回転され設定速度に比べて速い速度でスクリューが移動
するという現象が生じる。
【0005】スクリューに作用する粘性抵抗等の外乱は
ペレットの状態や射出成形機のシリンダ温度や金型の形
状等により微妙に変化するが、射出中に樹脂の粘性抵抗
が低下するとスクリューが設定速度よりも速い速度で移
動することになる。このように、射出の負荷抵抗が減少
する部分では実射出速度が設定速度を上回るために成形
条件出しが困難になるといった問題が生じる。
【0006】また、プレートのコアに対する成形品のく
いつき状態等の変化によって突出しに必要とされる力が
変動するエジェクタ軸のサーボモータ、および、潤滑油
の粘性抵抗等の変化により可動盤の開閉に必要とされる
力が変動するクランプ軸のサーボモータ等においても、
負荷抵抗の変動により、やはり同じような現象が生じ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の欠点を解消し、射出成形機の可動部の抵抗が
変動したような場合であっても、スクリュー,エジェク
タ,クランプ等の可動部の移動速度の変動を小さくし、
安定した射出成形作業や成形条件出し作業を行うことの
できる射出成形機の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機の制
御装置は、サーボモータもしくは射出成形機の可動部の
実速度と予め設定された速度との大小を比較し、実速度
が設定速度を越えると、速度ループ制御によって求めら
れた電流指令から所定量を減じて電流指令としてサーボ
モータを制御する構成により前記目的を達成した。
【0009】
【作用】与えられた目標位置までの移動量と設定された
移動速度とに基いてパルス分配を行い、設定移動速度に
対応する所定時間当りの移動指令を位置指令として所定
周期毎に位置ループの制御手段に入力し、位置ループ制
御、さらに速度ループ制御を行ってサーボモータを制御
してスクリュー等の可動部を駆動させる。可動部の抵抗
が大きい場合には可動部を駆動するサーボモータの負荷
が増大するので、位置偏差が増大する。この結果、速度
指令も増大し速度ループ処理によって求められる電流指
令(トルク指令)も増大し、可動部を駆動するサーボモ
ータの駆動力が増大する。
【0010】一方、射出成形機の制御装置は、サーボモ
ータもしくは可動部の実速度を常時検出して予め設定さ
れた速度との大小を比較しており、実速度が設定速度を
越えると、速度ループの制御手段によって求められた電
流指令から所定量を減じ、この値を電流指令としてサー
ボモータを駆動制御する。
【0011】従って、位置偏差が増大した状態、即ち、
可動部を駆動するサーボモータの駆動力が増大した状態
で可動部の抵抗が減少した場合、サーボモータ及び射出
成形機の可動部はその速度を増大しようとするが、サー
ボモータが予め設定された設定速度に漸近収束する方向
にサーボモータの駆動力が修正され、可動部の移動速度
の極端な変動が防止される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の制御装置を適用した一実施例の射
出成形機の要部を示すブロック図で、符号1は射出成形
機の射出シリンダ、符号2はスクリューである。スクリ
ュー2は、駆動源の軸回転を射出軸方向の直線運動に変
換するための駆動変換機5を介して射出用サーボモータ
M1により射出軸方向に駆動され、また、歯車機構3を
介してスクリュー回転用サーボモータM2により計量回
転されるようになっている。スクリュー2の基部には圧
力検出器4が設けられ、スクリュー2の軸方向に作用す
る樹脂圧力、即ち、射出保圧工程における射出保圧圧力
や計量混練り工程におけるスクリュー背圧が検出され
る。射出用サーボモータM1にはスクリュー2の位置や
移動速度(モータM1の回転速度)を検出するためのパ
ルスコーダP1が配備され(なお、このパルスコーダに
代えて、スクリューの位置・速度を検出する位置・速度
検出器を用いてもよい)、また、スクリュー回転用サー
ボモータM2にはスクリュー2の回転速度を検出するた
めのパルスコーダP2が配備されている。
【0013】射出成形機の制御装置10は、数値制御用
のマイクロプロセッサであるCNC用CPU25,プロ
グラマブルマシンコントローラ用のマイクロプロセッサ
であるPMC用CPU18,サーボ制御用のマイクロプ
ロセッサであるサーボCPU20および射出保圧圧力や
スクリュー背圧のサンプリング処理を行うための圧力モ
ニタ用CPU17を有し、バス22を介して相互の入出
力を選択することにより各マイクロプロセッサ間での情
報伝達が行えるようになっている。
【0014】PMC用CPU18には射出成形機のシー
ケンス動作を制御するシーケンスプログラムや製品の良
否判別を行うための制御プログラム等を記憶したROM
13および演算データの一時記憶等に用いられるRAM
14が接続されている。一方、CNC用CPU25には
射出成形機を全体的に制御するプログラム等を記憶した
ROM27および演算データの一時記憶等に用いられる
RAM28が接続されている。
【0015】また、サーボCPU20および圧力モニタ
用CPU17の各々には、サーボ制御専用の制御プログ
ラムを格納したROM21やデータの一時記憶に用いら
れるRAM19、および、成形データのサンプリング処
理等に関する制御プログラムを格納したROM11やデ
ータの一時記憶に用いられるRAM12が接続されてい
る。更に、サーボCPU20には、該CPU20からの
指令に基いてクランプ(型締め)用,エジェクタ用(図
示せず)および射出用,スクリュー回転用等の各軸のサ
ーボモータを駆動するサーボアンプ15が接続され、射
出用サーボモータM1に配備したパルスコーダP1およ
びスクリュー回転用サーボモータM2に配備したパルス
コーダP2等からの出力の各々がサーボCPU20に帰
還される。
【0016】不揮発性メモリ24は射出成形作業に関す
る成形条件(射出速度,計量混練り時のスクリュー回転
数等)と各種設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶
する成形データ保存用のメモリである。
【0017】インターフェイス23は射出成形機の各部
に配備したリミットスイッチや操作盤からの信号を受信
したり射出成形機の周辺機器等に各種の指令を伝達した
りするための入出力インターフェイスである。また、デ
ィスプレイ付手動データ入力装置29はCRT表示回路
26を介してバス22に接続され、モニタ表示画面や機
能メニューの選択および各種データの入力操作等が行え
るようになっており、数値データ入力用のテンキーおよ
び各種のファンクションキー等が設けられている。
【0018】そして、CNC用CPU25がROM27
の制御プログラムに基いて各軸のサーボモータに対して
パルス分配を行い、サーボCPU20は各軸に対してパ
ルス分配された移動指令とパルスコーダP1,P2等の
検出器で検出された位置のフィードバック信号および速
度のフィードバック信号に基いて、従来と同様に位置ル
ープ制御,速度ループ制御さらには電流ループ制御等の
サーボ制御を行い、いわゆるディジタルサーボ処理を実
行する。
【0019】図2は位置ループ,速度ループ,電流ルー
プの各制御を実行するサーボCPU20のディジタルサ
ーボ機能の概略を射出用サーボモータM1の駆動制御を
例にとって示す機能ブロック図であり、該CPU20
は、不揮発性メモリ24に成形条件として設定された各
種データ、例えば、射出速度の切替に対応するスクリュ
ー位置や射出各段の設定射出速度等のデータに基いてC
NC用CPU25から出力される所定時間当りの移動指
令、即ち、位置指令となる分配パルスを受け、所定周期
毎に位置ループ,速度ループ,電流ループの各ソフトウ
ェア処理を行って射出用サーボモータM1を駆動制御す
る。つまり、位置ループの処理においては、従来と同
様、CNC用CPU25から入力される位置指令の分配
パルスを順次積算記憶すると共に、パルスコーダP1か
ら帰還される位置の帰還信号をこの値から減じて位置偏
差を求め、この位置偏差に位置ループゲインを乗じて速
度指令Vcを求め速度ループの処理に渡す。また、速度
ループの処理では速度指令VcとパルスコーダP1から
帰還される速度の帰還信号Vfとに基いてPI(比例積
分)制御等の処理を行い電流指令(トルク指令)Iを求
め、更に、必要に応じてこの値Iを補正した後(詳しく
は後述)、電流指令Iを電流ループの処理に渡す。電流
ループの処理では、従来と同様、サーボモータM1に流
れる実電流に対応する電流帰還と速度ループからの電流
指令Iとに基づいてPI制御等を行って各相駆動電流を
求めサーボアンプ15を介して射出用サーボモータM1
の駆動トルクを制御する。
【0020】設定された速度に基づいて移動指令が分配
され、設定速度に射出用サーボモータM1が追従するま
で、位置偏差は増大し、射出用サーボモータM1の回転
速度が設定速度に達したときは、そのときの位置偏差に
基づく速度指令が設定速度に対応し、この速度に速度フ
ィードバック値が一致するように電流指令Iが出力され
て射出用サーボモータM1は回転することになる。この
ように動作している途中において、何等かの理由で樹脂
の粘性抵抗等が大きくなり、サーボモータに加わる負荷
が大きくなると、射出用サーボモータM1が出力するト
ルクでは設定速度を維持できなくなり、射出用サーボモ
ータM1の速度は低下し、位置偏差が増大し、それに伴
って速度指令,電流指令も増大する。このような状態に
おいて、樹脂の粘性抵抗が低下すると、射出用サーボモ
ータM1にかかる負荷が低下するから、サーボモータは
急激に回転し、設定速度以上に回転することになり好ま
しくない。
【0021】特に、成形条件を決定する途中において
は、加熱シリンダの各加熱体の設定温度、射出速度、ス
クリュー回転数等が最適に決められておらず、設定温度
が低く樹脂の粘性抵抗が高い状態で低い射出速度で射出
を行ったとき等において、上述した現象が生じ、設定速
度以上の速度で射出が行われるような場合には、成形条
件出しに不都合をおよぼす。
【0022】図3は、このような欠点を解消するために
本実施例が採用した速度ループ処理の概略を示すフロー
チャートであり、この処理はサーボCPU20により速
度ループ処理の処理周期毎に実行される(図2に示され
る速度ループのブロックに対応する処理)。
【0023】速度ループの処理を開始したサーボCPU
20は、まず、スクリュー2(射出用サーボモータM
1)の実速度Vfに対応する速度ループのフィードバッ
ク信号を読取り(ステップS1)、位置ループの処理で
位置偏差に基いて算出されている速度指令Vcと該実速
度Vfとによって従来と同様の速度ループ処理を行い電
流指令(トルク指令)Iを求める(ステップS2)。次
いで、サーボCPU20は、現スクリュー位置に対応す
る射出速度として不揮発性メモリ24の成形条件に記憶
されている設定速度Vsを読み込み、実速度Vfが設定
速度Vsを越えているか否かを判別し(ステップS
3)、実速度Vfが設定速度Vsを越えていれば電流指
令の候補値Iから所定値α(但し、α>0)を減じる補
正操作を行って、この値を電流ループの処理に渡す電流
指令値Iとし(ステップS4)、また、実速度Vfが設
定速度Vsを越えていなければステップS2の処理で算
出した電流指令Iをそのまま電流指令値Iとする(補正
操作は行わない)。そして、サーボCPU20は電流指
令Iを電流ループの処理へと引き渡し(ステップS
5)、この処理周期における速度ループ制御を終了す
る。なお、電流ループの処理では、射出用サーボモータ
M1に流れる実電流に対応する電流帰還と速度ループか
らの電流指令Iとによって、従来と同様にして、電流ル
ープ制御が行われ、射出用サーボモータM1の駆動トル
クが制御される。
【0024】以下、サーボCPU20は、CNC用CP
U25のパルス分配処理が終了するまでの間、前記と同
様にして位置,速度,電流の各ループに関するディジタ
ルサーボ制御を繰り返し実行する。
【0025】従って、樹脂の粘性抵抗等の外乱によりス
クリュー2を駆動する射出用サーボモータM1の回転が
阻害されたような場合には、まず、位置ループの制御手
段における位置偏差が徐々に増大することにより速度指
令Vcおよび電流指令(トルク指令)Iが共に増大し、
射出用サーボモータM1は、スクリュー2の移動速度を
予め設定された射出速度Vsに加速すべく駆動制御され
る。この間、スクリュー2の移動速度が設定速度Vsを
超えなければ実速度の帰還信号Vfの値も増大しないの
でVf>Vsの条件は成立せず、速度ループからの電流
指令Iには制限が加えられない。よって、最終的に、射
出用サーボモータM1の駆動トルクは樹脂の粘性抵抗等
の外乱に打ち勝ち、スクリュー2の移動速度を予め設定
された射出速度Vsに向け加速する(位置偏差が増大し
た状態)。この状態で樹脂の粘性抵抗等が変化して外乱
が減少すると、強力な駆動トルクで移動されるスクリュ
ー2の移動速度が設定射出速度Vsの値を越えるような
現象が一時的に生じることもあるが、このような場合に
はVf>Vsの条件が成立して速度ループから出力され
る電流指令Iの値に規制が加えられるため、サーボモー
タM1の駆動トルクが減少し、スクリュー2の移動速度
は予め設定された設定速度Vsに向けて漸近収束する。
【0026】以上、一実施例として射出動作時における
射出用サーボモータM1の駆動制御の場合を例にとって
説明したが、樹脂の粘性抵抗等による外乱の影響を受け
るスクリュー回転用サーボモータM2を制御する場合に
おいても、この制御を位置・速度ループ制御によって行
う場合には上記方法を適用することができる。また、プ
レートのコアに対する成形品のくいつき状態等の変化に
よって突出しに必要とされる力が変動するエジェクタ軸
のサーボモータ、および、潤滑油の粘性抵抗等の変化に
より可動盤の開閉に必要とされる力が変動するクランプ
軸のサーボモータ等においても同様であって、前記と同
様の方法を適用することによりエジェクタピンや可動盤
等の移動速度を安定化することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明による射出成形機の制御装置は、
サーボモータもしくは射出成形機の可動部の実速度と設
定速度との大小を比較し、実速度が設定速度を越える
と、速度ループ制御によって求められた電流指令から所
定量を減じ、この値を電流指令としてサーボモータを駆
動制御するようにしたから、位置ループ及び速度ループ
制御によりスクリュー等の可動部を駆動するサーボモー
タを制御する射出成形機において、可動部に作用する各
種抵抗等の外乱により位置偏差が増大した状態で外乱が
減少したような場合であっても、可動部の速度の急激な
変動が防止される。よって、抵抗等の外乱に多少の変動
があった場合でも安定した条件で各種の可動部を作動さ
せて射出成形作業を行うことができ、また、射出速度等
に関する微妙な調整を必要とされる条件出し等の作業も
効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を適用した一実施例の射出成
形機の要部を示すブロック図である。
【図2】同実施例のサーボCPUによるディジタルサー
ボ制御の概略を示す機能ブロック図である。
【図3】同実施例のサーボCPUによるディジタルサー
ボ制御の内、速度ループの処理の概略を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 射出シリンダ 2 スクリュー 15 サーボアンプ 20 サーボCPU 21 ROM 22 バス 24 不揮発性メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置・速度ループ制御を行ってサーボモ
    ータを制御して射出成形機の可動部を駆動する電動式射
    出成形機において、サーボモータもしくは可動部の実速
    度と予め設定された速度との大小を比較し、実速度が設
    定速度を越えると、速度ループ制御によって求められた
    電流指令から所定量を減じて電流指令としてサーボモー
    タを制御することを特徴とした射出成形機の制御装置。
JP10878293A 1993-04-13 1993-04-13 射出成形機の制御装置 Pending JPH06297531A (ja)

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