JP2552549B2 - 電動射出成形機における射出・計量制御方法 - Google Patents
電動射出成形機における射出・計量制御方法Info
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/77—Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電動式射出成形機に関し、特に、射出・計
量時の各工程ににおいて、スクリューによって樹脂に加
える圧力の制御方法に関する。
量時の各工程ににおいて、スクリューによって樹脂に加
える圧力の制御方法に関する。
従来の技術 電動式射出成形機において、射出、特に保圧工程時の
樹脂に加わる圧力の制御、及び計量時、樹脂に与える背
圧の制御に、樹脂に加わる圧力をセンサで検出し、この
センサで検出した実際の圧力と設定圧力との差によって
樹脂に加わる圧力が設定圧力になるように制御するクロ
ーズドループ制御(フィードバック制御)がすでに公知
である。例えば、特開昭62−97818号公報参照。
樹脂に加わる圧力の制御、及び計量時、樹脂に与える背
圧の制御に、樹脂に加わる圧力をセンサで検出し、この
センサで検出した実際の圧力と設定圧力との差によって
樹脂に加わる圧力が設定圧力になるように制御するクロ
ーズドループ制御(フィードバック制御)がすでに公知
である。例えば、特開昭62−97818号公報参照。
発明が解決しようとする課題 上述した従来のクローズドループ制御の場合、クロー
ズドループはハードウェアで構成され、そのクローズド
ループのゲインは一通りの固定されたものである。
ズドループはハードウェアで構成され、そのクローズド
ループのゲインは一通りの固定されたものである。
しかし、射出、特に保圧工程のように、実際の機構部
の動作が急激なものは、上記クローズドループのゲイン
を高くして応答性をよくすると系が発振してしまうとい
う問題があり、ゲインを高くすることができない。一
方、計量時の背圧制御の場合には、機構部の動作が緩や
かであるため、保圧工程時に合せたクローズドループの
ゲインにすると、系の応答性が鈍くなり、追従性の悪い
ものとなる。
の動作が急激なものは、上記クローズドループのゲイン
を高くして応答性をよくすると系が発振してしまうとい
う問題があり、ゲインを高くすることができない。一
方、計量時の背圧制御の場合には、機構部の動作が緩や
かであるため、保圧工程時に合せたクローズドループの
ゲインにすると、系の応答性が鈍くなり、追従性の悪い
ものとなる。
そこで、本発明の目的は、樹脂に加わる圧力をクロー
ズドループ制御する制御方式における射出及び計量時の
各工程において、系の安定及び応答性をよくした最適な
樹脂圧力制御が得られる射出・計量制御方法を提供する
ことにある。
ズドループ制御する制御方式における射出及び計量時の
各工程において、系の安定及び応答性をよくした最適な
樹脂圧力制御が得られる射出・計量制御方法を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 樹脂に加わる圧力を検出し、該検出圧力と設定圧力の
差から樹脂に加わる圧力が設定圧力になるようにスクリ
ューを軸方向に駆動するサーボモータのサーボ制御にお
けるトルク指令の制限値を制御し、上記サーボモータの
出力トルクを制限することによって樹脂に加わる圧力を
クローズドループ制御する電動射出成形機において、本
発明は、上記クローズドループ制御のゲインを射出・計
量の各工程に適した値に切換えて制御することによって
上記課題を解決した。
差から樹脂に加わる圧力が設定圧力になるようにスクリ
ューを軸方向に駆動するサーボモータのサーボ制御にお
けるトルク指令の制限値を制御し、上記サーボモータの
出力トルクを制限することによって樹脂に加わる圧力を
クローズドループ制御する電動射出成形機において、本
発明は、上記クローズドループ制御のゲインを射出・計
量の各工程に適した値に切換えて制御することによって
上記課題を解決した。
作用 本発明は、射出・計量の各工程に合せて最適ゲインに
なるようにクローズドループ制御のゲインを切換える。
例えば、保圧工程時にはゲインを小さくして振動が生じ
ないようにし、また、計量時にはゲインを高くして応答
遅れを少なくし、追従性をよくする。その結果、射出,
保圧,計量の各工程において最適制御ができる。
なるようにクローズドループ制御のゲインを切換える。
例えば、保圧工程時にはゲインを小さくして振動が生じ
ないようにし、また、計量時にはゲインを高くして応答
遅れを少なくし、追従性をよくする。その結果、射出,
保圧,計量の各工程において最適制御ができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
図は本発明を採用した一実施例の電動式射出成形機及
び該射出成形機の制御系の要部を示す図で、符号1はス
クリュー、符号3は射出用サーボモータMの回転力を直
線運動に変え、スクリュー1を軸方向に駆動し射出させ
るための射出機構である。なお、Pは射出用サーボモー
タMに装着されスクリュー1の位置を検出するパルスコ
ーダである。また、射出機構3内にはスクリュー1の軸
方向に作用する樹脂からの反力を検出するロードセル等
の圧力センサ4が取付けられており、樹脂の溶融圧力等
をこの圧力センサ4で検出するようになっている。
び該射出成形機の制御系の要部を示す図で、符号1はス
クリュー、符号3は射出用サーボモータMの回転力を直
線運動に変え、スクリュー1を軸方向に駆動し射出させ
るための射出機構である。なお、Pは射出用サーボモー
タMに装着されスクリュー1の位置を検出するパルスコ
ーダである。また、射出機構3内にはスクリュー1の軸
方向に作用する樹脂からの反力を検出するロードセル等
の圧力センサ4が取付けられており、樹脂の溶融圧力等
をこの圧力センサ4で検出するようになっている。
該圧力センサ4で検出された圧力は2つの圧力制御回
路5A,5Bに入力され、圧力制御回路5A,5Bの出力はアナロ
グスイッチ6を介してサーボモータMを制御するサーボ
回路26に入力されている。また、上記圧力制御回路5A,5
Bは後述する数値制御装置20の出力回路から指令圧力
(トルク指令)を受けるように接続されており、これら
圧力制御回路の構成は特開昭62−97818号公報に記載さ
れた圧力制御フィードバック回路(出力回路からの信号
をアナログ信号に変換するD/A変換器も含む)と同一で
あり、指令圧力と圧力センサで検出された圧力との差に
応じてサーボ回路26おけるトルク指令値(電流指令値)
の制限値を制御しサーボモータMの出力トルクを制限す
ることによって圧力をフィードバック制御している(詳
細は特開昭62−97818号公報参照)。
路5A,5Bに入力され、圧力制御回路5A,5Bの出力はアナロ
グスイッチ6を介してサーボモータMを制御するサーボ
回路26に入力されている。また、上記圧力制御回路5A,5
Bは後述する数値制御装置20の出力回路から指令圧力
(トルク指令)を受けるように接続されており、これら
圧力制御回路の構成は特開昭62−97818号公報に記載さ
れた圧力制御フィードバック回路(出力回路からの信号
をアナログ信号に変換するD/A変換器も含む)と同一で
あり、指令圧力と圧力センサで検出された圧力との差に
応じてサーボ回路26おけるトルク指令値(電流指令値)
の制限値を制御しサーボモータMの出力トルクを制限す
ることによって圧力をフィードバック制御している(詳
細は特開昭62−97818号公報参照)。
符号20は射出成形機を制御する制御部としての数値制
御装置(以下、NC装置という)で、該NC装置20はNC用の
マイクロプロセッサ(以下、CPUという)21とプログラ
マブルマシンコントローラ(以下、PMCという)用のCPU
22を有しており、PMC用CPU22には射出成形機のシーケン
ス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶したRO
M27及びPMC用RAM28が接続されている。NC用CPU21には射
出成形機を全体的に制御する管理プログラムを記憶した
ROM23及び射出用,クランプ用,スクリュー回転用,エ
ジェクタ用等の各軸のサーボモータを駆動制御するサー
ボ回路がサーボインターフェイス25を介して接続されて
いる。図では射出用のサーボモータMのサーボ回路26の
み図示している。また、30はバブルメモリやCMOSメモリ
で構成される不発揮性の共有RAMで、射出成形機の各動
作を制御するNCプログラム等を記憶するメモリ部と各種
設定値,パラメータ,マクロ変数を記憶する設定メモリ
部を有する。29はバスアービタコントローラ(以下、BA
Cという)で、該BAC29にはNC用CPU21及びPMC用CPU22,共
有RAM30,入力回路31,出力回路32の各バスが接続され、
該BAC29によって使用するバスを制御するようになって
いる。また、34はオペレータパネルコントローラ33を介
してBAC29に接続されたCRT表示装置付手動データ入力装
置(以下、CRT/MDIという)であり、CRT表示画面上に各
種設定画面や作業メニューを表示したり、各種操作キー
(ソフトキーやテンキー等)を操作することにより様々
な設定データの入力や設定画面の選択ができるようにな
っている。なお、24はNC用CPU21にバス接続されたRAMで
データの一時記憶等に利用されるものである。
御装置(以下、NC装置という)で、該NC装置20はNC用の
マイクロプロセッサ(以下、CPUという)21とプログラ
マブルマシンコントローラ(以下、PMCという)用のCPU
22を有しており、PMC用CPU22には射出成形機のシーケン
ス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶したRO
M27及びPMC用RAM28が接続されている。NC用CPU21には射
出成形機を全体的に制御する管理プログラムを記憶した
ROM23及び射出用,クランプ用,スクリュー回転用,エ
ジェクタ用等の各軸のサーボモータを駆動制御するサー
ボ回路がサーボインターフェイス25を介して接続されて
いる。図では射出用のサーボモータMのサーボ回路26の
み図示している。また、30はバブルメモリやCMOSメモリ
で構成される不発揮性の共有RAMで、射出成形機の各動
作を制御するNCプログラム等を記憶するメモリ部と各種
設定値,パラメータ,マクロ変数を記憶する設定メモリ
部を有する。29はバスアービタコントローラ(以下、BA
Cという)で、該BAC29にはNC用CPU21及びPMC用CPU22,共
有RAM30,入力回路31,出力回路32の各バスが接続され、
該BAC29によって使用するバスを制御するようになって
いる。また、34はオペレータパネルコントローラ33を介
してBAC29に接続されたCRT表示装置付手動データ入力装
置(以下、CRT/MDIという)であり、CRT表示画面上に各
種設定画面や作業メニューを表示したり、各種操作キー
(ソフトキーやテンキー等)を操作することにより様々
な設定データの入力や設定画面の選択ができるようにな
っている。なお、24はNC用CPU21にバス接続されたRAMで
データの一時記憶等に利用されるものである。
上記サーボ回路26の出力は、射出用サーボモータMに
出力され、パルスコーダPの出力はサーボ回路に入力さ
れている。また、アナログスイッチ6の出力はサーボ回
路26に入力されている。また、射出用サーボモータMの
出力トルクをクローズドループ(フィードバック)制御
するようになっている。
出力され、パルスコーダPの出力はサーボ回路に入力さ
れている。また、アナログスイッチ6の出力はサーボ回
路26に入力されている。また、射出用サーボモータMの
出力トルクをクローズドループ(フィードバック)制御
するようになっている。
上記共有RAM30の設定メモリ部には射出,保圧,計量
等の各種成形条件がパラメータで記憶され、NC装置20
は、共有RAM30に格納されたNCプログラム及び上記した
各種成形条件や、ROM27格納されているシーケンスプロ
グラムにより、PMC用CPU22がシーケンス制御を行いなが
ら、NC用CPU21が射出成形機の各軸のサーボ回路へサー
ボインターフェイス25を介してパルス分配し、射出成形
機を制御するものである。
等の各種成形条件がパラメータで記憶され、NC装置20
は、共有RAM30に格納されたNCプログラム及び上記した
各種成形条件や、ROM27格納されているシーケンスプロ
グラムにより、PMC用CPU22がシーケンス制御を行いなが
ら、NC用CPU21が射出成形機の各軸のサーボ回路へサー
ボインターフェイス25を介してパルス分配し、射出成形
機を制御するものである。
上記圧力制御回路5Aは射出,保圧工程のクローズドル
ープ制御に適するように、そのゲインを小さく設定さ
れ、圧力制御回路5Bのゲインは計量工程のクローズドル
ープ制御に適するように大きく設定されている。そし
て、これら圧力制御回路5A,5Bの出力回路32からの切換
信号によって切換えられるアナログスイッチ6を介し
て、射出の保圧工程時には圧力制御回路5Aの出力がサー
ボ回路26に入力され、計量工程時には圧力制御回路5Bの
出力がサーボ回路26に入力されるようになっている。
ープ制御に適するように、そのゲインを小さく設定さ
れ、圧力制御回路5Bのゲインは計量工程のクローズドル
ープ制御に適するように大きく設定されている。そし
て、これら圧力制御回路5A,5Bの出力回路32からの切換
信号によって切換えられるアナログスイッチ6を介し
て、射出の保圧工程時には圧力制御回路5Aの出力がサー
ボ回路26に入力され、計量工程時には圧力制御回路5Bの
出力がサーボ回路26に入力されるようになっている。
次に、本実施例の動作を説明する。
射出工程になると、PMC用CPUはBA29を介して共有RAM3
0に設定された射出圧力(トルク指令値)を読出し、出
力回路32を介して該射出圧力を圧力制御回路5A,5Bに出
力すると共に出力回路32から圧力制御回路5A側への切換
指令をアナログスイッチ6に出力し、アナログスイッチ
6を切換え、圧力制御回路5Aとサーボ回路26を接続す
る。そして、NC用CPU21は射出用サーボモータMに対
し、射出のためのパルス分配を開始し、サーボインター
フェイス25,サーボ回路26を介してサーボモータMを駆
動する。このとき、圧力制御回路5Aは指令射出圧力と圧
力センサ4で検出される検出圧力との差に応じて出力を
出し、サーボ回路26はこの出力に応じてサーボモータM
の駆動電流を制御し、樹脂に加わる圧力が指令射出圧力
になるように制御する。保圧工程に入ったときも同様
で、保圧工程の格段の指令圧力が圧力制御回路5Aに入力
され、この指令圧力と圧力センサ4で検出された圧力と
の差に応じてサーボモータMの出力トルクが制御され、
樹脂に指令圧力がスクリュー1を介して加えられること
となる。
0に設定された射出圧力(トルク指令値)を読出し、出
力回路32を介して該射出圧力を圧力制御回路5A,5Bに出
力すると共に出力回路32から圧力制御回路5A側への切換
指令をアナログスイッチ6に出力し、アナログスイッチ
6を切換え、圧力制御回路5Aとサーボ回路26を接続す
る。そして、NC用CPU21は射出用サーボモータMに対
し、射出のためのパルス分配を開始し、サーボインター
フェイス25,サーボ回路26を介してサーボモータMを駆
動する。このとき、圧力制御回路5Aは指令射出圧力と圧
力センサ4で検出される検出圧力との差に応じて出力を
出し、サーボ回路26はこの出力に応じてサーボモータM
の駆動電流を制御し、樹脂に加わる圧力が指令射出圧力
になるように制御する。保圧工程に入ったときも同様
で、保圧工程の格段の指令圧力が圧力制御回路5Aに入力
され、この指令圧力と圧力センサ4で検出された圧力と
の差に応じてサーボモータMの出力トルクが制御され、
樹脂に指令圧力がスクリュー1を介して加えられること
となる。
この射出(保圧)工程においては、ゲインを小さく設
定されて圧力制御回路5Aを介して、クローズドループ制
御が行われるから、サーボモータMの出力トルクが設定
圧力に対応するトルク以上になることはなく、その結
果、樹脂に加わる圧力が振動するようなことはない。
定されて圧力制御回路5Aを介して、クローズドループ制
御が行われるから、サーボモータMの出力トルクが設定
圧力に対応するトルク以上になることはなく、その結
果、樹脂に加わる圧力が振動するようなことはない。
一方、射出(保圧)工程が終了し、計量工程へ切換わ
る際には、PMC用CPU22はBAC29を介して共有RAM30に設定
された設定背圧を読出し、出力回路32を介して圧力制御
回路5A,5Bに該設定背圧を出力すると共にアナログスイ
ッチ6を切換えて圧力制御回路5Bの出力をサーボ回路26
に入力するようにする。そして、図示しない計量用のモ
ータを駆動し、スクリュー1を回転させ、軽量,混練を
開始させる。
る際には、PMC用CPU22はBAC29を介して共有RAM30に設定
された設定背圧を読出し、出力回路32を介して圧力制御
回路5A,5Bに該設定背圧を出力すると共にアナログスイ
ッチ6を切換えて圧力制御回路5Bの出力をサーボ回路26
に入力するようにする。そして、図示しない計量用のモ
ータを駆動し、スクリュー1を回転させ、軽量,混練を
開始させる。
この計量工程時には、大きなゲインに設定された圧力
制御回路5Bによって背圧のクローズドループ制御が行わ
れるから、サーボモータMが出力するトルク(背圧)は
指令背圧への追従性がよく、正確な背圧を樹脂に加える
ことができる。
制御回路5Bによって背圧のクローズドループ制御が行わ
れるから、サーボモータMが出力するトルク(背圧)は
指令背圧への追従性がよく、正確な背圧を樹脂に加える
ことができる。
以上述べたように、射出、特に保圧工程における保圧
と計量工程における背圧制御をゲインの異なる圧力制御
回路を切換えて使用し、応答性のことなるクローズドル
ープとし、各工程に適した応答が得られるようにしたの
で、最適な射出圧力(背圧),背圧制御を行うことがで
きる。
と計量工程における背圧制御をゲインの異なる圧力制御
回路を切換えて使用し、応答性のことなるクローズドル
ープとし、各工程に適した応答が得られるようにしたの
で、最適な射出圧力(背圧),背圧制御を行うことがで
きる。
なお、上記実施例では、ゲインの異なる圧力制御回路
を2つ設けたが、さらにゲインの異なる圧力制御回路を
設け、射出(背圧),計量の各工程に応じて各工程に適
したゲインの圧力制御回路を選択し、圧力を制御するよ
うにしてもよい。例えば、射出・保圧工程の圧力を多段
に制御する場合、その各段の圧力や特性に合せて、ゲイ
ンが設定された圧力制御回路を設け、各段の圧力制御を
その段に適したゲインの圧力制御回路によってクローズ
ドループ制御を行わせるようにしてもよい。
を2つ設けたが、さらにゲインの異なる圧力制御回路を
設け、射出(背圧),計量の各工程に応じて各工程に適
したゲインの圧力制御回路を選択し、圧力を制御するよ
うにしてもよい。例えば、射出・保圧工程の圧力を多段
に制御する場合、その各段の圧力や特性に合せて、ゲイ
ンが設定された圧力制御回路を設け、各段の圧力制御を
その段に適したゲインの圧力制御回路によってクローズ
ドループ制御を行わせるようにしてもよい。
また、上記実施例ではサーボ回路26をアナログ制御回
路で構成した例を示したが、該サーボ回路をプロセッサ
でサーボ制御を行う、いわゆるデジタルサーボで構成し
た場合には、圧力制御回路の動作もプロセッサで処理す
ることができ、この場合、圧力制御回路等のクローズド
ループ制御のゲインはプロセッサが行う処理におけるパ
ラメータ値、即ち、各ゲインに対応する定数等のパラメ
ータ値を変えてゲイン調整を行って各工程に適したクロ
ーズドループゲインを得るようにすればよい。
路で構成した例を示したが、該サーボ回路をプロセッサ
でサーボ制御を行う、いわゆるデジタルサーボで構成し
た場合には、圧力制御回路の動作もプロセッサで処理す
ることができ、この場合、圧力制御回路等のクローズド
ループ制御のゲインはプロセッサが行う処理におけるパ
ラメータ値、即ち、各ゲインに対応する定数等のパラメ
ータ値を変えてゲイン調整を行って各工程に適したクロ
ーズドループゲインを得るようにすればよい。
発明の効果 本発明は、電動式射出成形機において、射出軸のサー
ボモータをサーボ制御すると共に、該サーボモータの出
力トルクを制限して樹脂に加える圧力をクローズドルー
プで制御する場合、動作特性の異なる射出(保圧),計
量の各段の圧力制御を各工程の特性に合うようにクロー
ズドループのゲインを変えて制御を行うようにしたか
ら、各工程において最適な応答が得られ、射出、特に保
圧時において保圧圧力の振動を防止することができ、か
つ、計量時には応答の遅れを小さくすることができる。
ボモータをサーボ制御すると共に、該サーボモータの出
力トルクを制限して樹脂に加える圧力をクローズドルー
プで制御する場合、動作特性の異なる射出(保圧),計
量の各段の圧力制御を各工程の特性に合うようにクロー
ズドループのゲインを変えて制御を行うようにしたか
ら、各工程において最適な応答が得られ、射出、特に保
圧時において保圧圧力の振動を防止することができ、か
つ、計量時には応答の遅れを小さくすることができる。
図は、本発明を採用した電動射出成形機の構成及びその
制御部の素養部ブロック図である。 1……スクリュー、2……加熱シリンダ、3……射出機
構、4……圧力センサ、M……サーボモータ、P……パ
ルスコーダ、5A,5B……圧力制御回路、6……アナログ
スイッチ、20……数値制御装置。
制御部の素養部ブロック図である。 1……スクリュー、2……加熱シリンダ、3……射出機
構、4……圧力センサ、M……サーボモータ、P……パ
ルスコーダ、5A,5B……圧力制御回路、6……アナログ
スイッチ、20……数値制御装置。
Claims (3)
- 【請求項1】樹脂に加わる圧力を検出し、該検出圧力と
設定圧力の差から樹脂に加わる圧力が設定圧力になるよ
うにスクリューを軸方向に駆動するサーボモータのサー
ボ制御におけるトルク指令の制限値を制御し、上記サー
ボモータの出力トルクを制限することによって樹脂に加
わる圧力をクローズドループ制御する電動射出成形機に
おいて、上記クローズドループ制御のゲインを射出・計
量の各工程に適した値に切換えて制御するようにしたこ
とを特徴とする電動射出成形機における射出・計量制御
方法。 - 【請求項2】上記クローズドループにおける圧力制御回
路を射出・計量の各工程に合わせ複数設け、各工程に適
したゲインの圧力制御回路を選択して各工程のクローズ
ドループ制御を行うようにした請求項1記載の電動射出
成形機における射出・計量制御方法。 - 【請求項3】射出・計量時樹脂に圧力を加えるスクリュ
ーを駆動するサーボモータのサーボ制御をプロセッサで
制御するデジタルサーボで構成し、上記クローズドルー
プ制御を上記プロセッサで制御し、該プロセッサは射出
・計量の各工程に応じてクローズドループのゲインを切
換えて制御することを特徴とする請求項1記載の電動射
出成形機における射出・計量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1179180A JP2552549B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 電動射出成形機における射出・計量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1179180A JP2552549B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 電動射出成形機における射出・計量制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345326A JPH0345326A (ja) | 1991-02-26 |
JP2552549B2 true JP2552549B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16061338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1179180A Expired - Fee Related JP2552549B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 電動射出成形機における射出・計量制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552549B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103158239A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 东芝机械株式会社 | 成型机的控制装置及成型机的控制方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1212916C (zh) * | 2000-02-07 | 2005-08-03 | 株式会社名机制作所 | 注射模塑成形机的控制方法和注射模塑成形机 |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP1179180A patent/JP2552549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103158239A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 东芝机械株式会社 | 成型机的控制装置及成型机的控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0345326A (ja) | 1991-02-26 |
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