JP2660570B2 - 電動式射出成形機における手動計量方法 - Google Patents

電動式射出成形機における手動計量方法

Info

Publication number
JP2660570B2
JP2660570B2 JP1040367A JP4036789A JP2660570B2 JP 2660570 B2 JP2660570 B2 JP 2660570B2 JP 1040367 A JP1040367 A JP 1040367A JP 4036789 A JP4036789 A JP 4036789A JP 2660570 B2 JP2660570 B2 JP 2660570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
back pressure
molding machine
injection molding
weighing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1040367A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02219623A (ja
Inventor
哲明 根子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUANATSUKU KK
Original Assignee
FUANATSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUANATSUKU KK filed Critical FUANATSUKU KK
Priority to JP1040367A priority Critical patent/JP2660570B2/ja
Publication of JPH02219623A publication Critical patent/JPH02219623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2660570B2 publication Critical patent/JP2660570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電動式射出成形機における背圧制御に関す
る。
従来の技術 電動式射出成形機においては、計量時にスクリュー位
置に応じて射出用のサーボモータのトルクリミット値及
びスクリュー回転速度を変えて背圧,スクリュー回転速
度を多段に制御するものが知られている(例えば特開昭
61−220817号公報,特開昭61−248717号公報等参照)。
また、手動運転時も自動運転時と同一の動作パターン
で動作を行う電動式射出成形機も知られている。すなわ
ち、手動運転時の計量動作をスクリュー位置に応じて、
背圧,スクリュー回転速度を変えて自動運転時と同一動
作パターンで射出成形機を運転するものも知られている
(例えば特開昭特開昭61−249732号公報参照)。
発明が解決しようとする課題 上述した、計量時にスクリュー位置に応じて背圧及び
スクリュー回転速度を多段に制御する技術と、手動運転
時においても自動運転時と同一動作パターンで動作させ
る技術を組合せて電動式射出成形機を構成した場合、手
動運転時の計量の場合にも自動運転時の背圧が樹脂に加
わることになる。通常、手動運転時の計量の場合、ノズ
ルは金型から離されノズル先端は開放されている。その
ため、自動運転時の背圧の設定値が高い場合、その背圧
が手動運転時にも樹脂に加わることになり、開放されて
いるノズル先端から樹脂が流出し、スクリューが後退せ
ず、計量が完了しない場合や、または、手動計量が完了
するのに長時間を要する場合が生じる。
このため、上記欠点をなくすには、ノズル先端を閉鎖
するシャットオフノズル等の閉鎖手段が必要となり、コ
ストを増大させる。
そこで、本発明の目的は、ノズルの閉鎖手段を必要と
せず、かつ、手動運転時における計量時間を長くせず、
確実に計量を完了できる電動式射出成形機における手動
計量方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、手動運転による計量指令が入力されると、
背圧を制御するサーボモータのトルクリミット値を自動
運転時の背圧よりも低く設定された手動運転時の背圧の
トルクリミット値に切換え、スクリュー位置を検出し、
設定記憶されている自動運転時のスクリュー位置に応じ
たスクリュー回転数に基づいて、検出スクリュー位置に
対応するスクリュー回転数でスクリューを回転させ、低
背圧で自動運転時と同一のスクリュー回転数の動作パタ
ーンで計量動作を行うようにすることによって上記課題
を解決した。
作用 成形条件設定時に、自動運転の計量工程における、各
段のスクリュー回転数、背圧、次段へのスクリュー切換
位置を設定すると共に、手動による計量時の背圧も設定
する。この背圧は自動運転時の背圧よりも低い値とす
る。手動運転による計量指令が入力されると、スクリュ
ー位置に応じてスクリュー回転数を変え、自動運転と同
一のスクリュー回転数の動作パターンで駆動するが、背
圧に関しては、自動運転時の背圧よりも低い設定背圧で
行う。その結果、ノズルが開放されていても、スクリュ
ーは後退し計量が完了しないということや、計量時間が
長くなるという事態は生じない。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
第2図は、本発明の一実施例の電動式射出成形機およ
び該射出成形機の制御系要部ブロック図で、1はスクリ
ュー、2は加熱シリンダ、3はスクリュー回転用サーボ
モータM2でスクリュー1を回転させるスクリュー回転機
構、4は射出用サーボモータM1で、スクリュー1を軸方
向に駆動する射出機構、P1,P2はサーボモータM1,M2に取
付けられた位置検出用のパルスコーダである。
符号20は、射出成形機を制御する数値制御装置(以
下、NC装置という)で、該NC装置20はNC用のマイクロプ
ロセッサ(以下、CPUとう)21とプログラマブルマシン
コントローラ(以下、PMCという)用のCPU22を有してお
り、PMC用CPU22には射出成形機のシーケンス動作を制御
するシーケンスプログラム等を記憶したROM23とデータ
の一時記憶に用いられるRAM24が接続されている。
NC用CPU21には射出成形機を全体的に制御する管理プ
ログラムを記憶したROM25および射出用,クランプ用,
スクリュー回転用,エジェクタ用等の各軸のサーボモー
タを駆動制御するサーボ回路がサーボインターフェイス
26を介して接続されている。なお、第2図では射出用サ
ーボモータM1,該サーボモータM1のサーボ回路27,スクリ
ュー回転用のサーボモータM2,該サーボモータM2のサー
ボ回路28のみ図示している。また、29はバブルメモリや
CMOSメモリで構成される不揮発性を共有RAMで、射出成
形機の各動作を制御するNCプログラム等を記憶するメモ
リ部と各種設定値,パラメータ,マクロ変数を記憶する
設定メモリ部とを有している。
30はバスアービタコントローラ(以下、BACという)
で、該BAC30にはNC用CPU21及びPMC用CPU22,共有RAM29,
出力回路31,入力回路32の各バスが接続され、該BAC30に
よって使用するバスを制御するようになっている。ま
た、34はオペレータパネルコントローラ33を介してBAC3
0に接続されたCRT表示装置付手動データ入力装置(以
下、CRT/MDIという)であり、ソフトキーやテンキー等
の各種操作キーを操作することにより様々な指令及び設
定データの入力ができるようになっている。なお、35は
NC用CPU21にバス接続されたRAMでデータの一時記憶等に
利用されるものである。
出力回路31は、射出用サーボモータM1のサーボ回路27
に接続され射出用サーボモータM1の出力トルクを制限す
るトルクリミット値を出力するようになっている。
また、入力回路32には手動操作盤5が接続され、該手
動操作部5には、電源スイッチ,自動運転ボタン,手動
運転ボタン,手動運転時の計量ボタン,型厚調整用のダ
イハイトボタン,クランプボタン等の各指令ボタンを有
している。
以上のような構成において、NC装置20は、共有RAM29
に格納された射出成形機の各動作を制御するNCプログラ
ム及び上記設定メモリ部に記憶された各種成形条件等の
パラメータやROM23に格納されているシーケンスプログ
ラムにより、PMC用CPU22がシーケンス制御を行いなが
ら、NC用CPU21が射出成形機の各軸のサーボ回路へサー
ボインターフェイス26を介してパルス分配し、射出成形
機を制御するものである。
以上述べた、電動式射出成形機の構成及び作用は、従
来から公知のものであり詳細は省略する。
そして、本発明に関連して、自動運転時の計量各段の
背圧(トルクリミット値)BP,スクリュー回転速度Rが
第3図の説明図に示すようにスクリュー位置xに対し設
定されるようになっており、これらの値は、他の成形条
件の設定と共にCRT/MDI34を利用して設定され共有RAM29
中に設けたテーブルTB中に格納されている。
さらに、本発明に関連して、手動運転時の計量動作に
おける背圧をも設定して共有RAM29に格納する。
この手動運転時の背圧は、樹脂が開放されたノズルか
ら流出するときの流出抵抗より小さくするため、ほとん
ど「0」に近い値に設定するもので、通常、スクリュー
1はボールスクリュー,ボールナット等の伝動機構より
なる射出機構を使用して駆動されるから、スクリュー1
の移動には摩擦が生じる。
そのため、スクリュー1に背圧を与える射出用サーボ
モータM1の出力トルクを「0」にしても、この摩擦力に
よって背圧が生じることとなる。そのため、手動運転時
の計量時には、射出用サーボモータM1に背圧として与え
られるトルクリミット値は「0」にしてもよい。また、
特開昭62−119019号公報または特開昭62−117721号公報
に示されるように、この摩擦力を考慮して低い背圧にな
るようにトルクリミット値を設定する。
次に、本実施例の動作を第1図のフローチャートと共
に説明する。
手動操作盤5の電源スイッチが投入されると、PMC用C
PU22は手動操作盤5の手動ボタンが押されONになったか
否か(ステップS1)、または、他のボタンが押されONに
なったか否か(ステップS11)判断し、他のボタンが押
されONになったならば、その押されたボタンの処理を開
始する(ステップS12)。一方、手動ボタンが押されON
になると(ステップS1)、PMC用CPU22は、次に計量ボタ
ンが押されたか否か(ステップS2)判別し、計量ボタン
以外のボタンが押されONになると、前述同様、その押さ
れたボタンの処理を開始する(ステップS12)。なお、
本実施例ではこのステップS1,S2の判断処理で手動運転
時の計量を判別する判別手段を構成している。
計量ボタンが押されONになると、PMC用CPU22は指標i
を「1」にセットし(ステップS3)、共有RAM29に設定
されている手動運転時の背圧(トルクリミット値)を読
出し、出力回路31を介して射出用のサーボモータM1のサ
ーボ回路27に出力し、該サーボ回路27はサーボモータM1
の出力トルク(駆動電流)を制限する(ステップS4)。
次に、PMC用CPU22は共有RAM29内のテーブルTBに設定さ
れているスクリュー回転速度Ri(=R1)を読出し、該回
転数Riでスクリュー1を回転させるよう、BAC30,共有RA
M29を介してNC用CPU21に出力する。NC用CPU21はこの指
令を受けてサーボインタフェイス26,サーボ回路28を介
してスクリュー回転用サーボモータM2を駆動し、回転速
度Ri(=R1)で回転させる(ステップS5)。
次に、PMC用CPU22は共有RAM29内の現在値レジスタに
順次記憶されているスクリュー位置xを読み(ステップ
S6)、読取ったスクリュー位置xがテーブルTBに設定し
たスクリュー位置xiより大きいか否か判別し(ステップ
S7)、大きくなければステップS6,S7の処理を繰返す。
なお、スクリュー位置xを表わす座標系はスクリュー1
が加熱シリンダ2の先端にあるときを「0」とし、スク
リュー1が後退(第2図中右方)する方向をプラス方向
としているので、スクリュー1が回転し、樹脂圧でスク
リュー1が後退すると、スクリュー位置xは増大するこ
とになる。スクリュー1が後退しスクリュー位置xが設
定値xi以上になると、PMC用CPU22は指標iを「1」イン
クリメントし(ステップS8)、テーブルTBに設定された
回転速度Riを読出し、読出した回転速度Riが「0」か否
か判別する(ステップS9)。なお、計量終了の最終段n
のスクリュー回転速度Rnは「0」に設定されている。そ
して、回転数Riが「0」でなければステップS5へ戻り、
PMC用CPU22は、NC用CPU21にスクリュー1の回転速度を
設定値Riにするよう指令し、NC用CPU21はこの回転速度R
iでスクリュー1を回転させる。以下、設定されたスク
リュー回転速度が「0」になるまで、ステップS5〜S9の
処理を繰返し行い、テーブルTBから読出したスクリュー
回転速度が「0」になるとPMC用CPU22はNC用CPU21にス
クリュー回転停止指令を出力し、NC用CPU21はスクリュ
ー回転用サーボモータM2へのパルス分配を停止し、スク
リュー回転を停止させる(ステップS10)。
発明の効果 本発明は、手動運転時の計量動作において、自動運転
時の背圧に較べ、非常に小さい値の背圧にして自動運転
時と同一のスクリュー回転数の動作パターンで計量動作
を行うので、自動運転時の計量動作の段数、スクリュー
回転数のパターンが分かると共に、樹脂が開放されたノ
ズルから流出し、手動計量が完了しなかったり、手動計
量に長時間を要したりすることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の動作処理フローチャー
ト、第2図は同一実施例の要部ブロック図、第3図は同
一実施例における自動運転時の計量動作における各段の
設定値を記憶するテーブルの説明図である。 1……スクリュー、M1……射出用サーボモータ、M2……
スクリュー回転用サーボモータ、P1,P2……パルスコー
ダ、20……数値制御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動式射出成形機において、手動運転によ
    る計量指令が入力されると、背圧を制御するサーボモー
    タのトルクリミット値を自動運転時の背圧よりも低く設
    定された手動運転時の背圧のトルクリミット値に切換
    え、スクリュー位置を検出し、設定記憶されている自動
    運転時のスクリュー位置に応じたスクリュー回転数に基
    づいて、検出スクリュー位置に対応するスクリュー回転
    数でスクリューを回転させ、低背圧で自動運転時と同一
    のスクリュー回転数の動作パターンで計量動作を行うよ
    うにした電動式射出成形機における手動計量方法。
JP1040367A 1989-02-22 1989-02-22 電動式射出成形機における手動計量方法 Expired - Fee Related JP2660570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1040367A JP2660570B2 (ja) 1989-02-22 1989-02-22 電動式射出成形機における手動計量方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1040367A JP2660570B2 (ja) 1989-02-22 1989-02-22 電動式射出成形機における手動計量方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02219623A JPH02219623A (ja) 1990-09-03
JP2660570B2 true JP2660570B2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=12578671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1040367A Expired - Fee Related JP2660570B2 (ja) 1989-02-22 1989-02-22 電動式射出成形機における手動計量方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2660570B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622839B2 (ja) * 1985-04-30 1994-03-30 フアナツク株式会社 数値制御装置で制御される機械の手動運転方式
JPS62198432A (ja) * 1986-02-25 1987-09-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 射出成形機の自動成形運転開始回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02219623A (ja) 1990-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2620108B2 (ja) トグル式型締装置における自動型厚調整方式
JP2608784B2 (ja) 電動式射出成形機
JPS61220817A (ja) 射出成形機の計量混練方式
US5023028A (en) Method and apparatus for controlling a back pressure of a motor-driven injection molding machine
US5251146A (en) Injection compression molding method and an apparatus therefor
JPH07112711B2 (ja) デジタルサ−ボによる射出成形機制御方式
KR960015298B1 (ko) 전동식 사출 성형기에 있어서의 위치 결정방법
JPS6378722A (ja) 電動式直圧型締機構における金型タッチ位置検出方法
JP2660570B2 (ja) 電動式射出成形機における手動計量方法
WO1986006323A1 (en) Control system for injection molding machine driven by servo motors
EP0362395B1 (en) Method and apparatus for injection compression molding
JPS6330226A (ja) 保圧から計量への切換制御方法
JP3366921B2 (ja) 圧縮成形制御方法
JP2759888B2 (ja) 保圧から計量への切換制御方法
JPH0251378B2 (ja)
JPH0691716A (ja) 射出成形機における動作状態グラフィック表示方法
JP2859615B2 (ja) 射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方法及び装置
JP2668428B2 (ja) パージ終了検出方法
JP2525222B2 (ja) 射出成形機の成形制御方法
JP2566534B2 (ja) 射出成形機の成形制御方法
JP2601680B2 (ja) 射出成形機の射出速度・圧力制御方式
JPS623919A (ja) 数値制御装置で制御される射出成形機の手動運転方法
JPS61249733A (ja) 絶対値パルスエンコ−ダ付サ−ボモ−タで駆動される射出成形機
JPS63286314A (ja) 電動式射出成形機
JPH06297531A (ja) 射出成形機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees