JP2859615B2 - 射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方法及び装置 - Google Patents
射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方法及び装置Info
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- JP2859615B2 JP2859615B2 JP63001808A JP180888A JP2859615B2 JP 2859615 B2 JP2859615 B2 JP 2859615B2 JP 63001808 A JP63001808 A JP 63001808A JP 180888 A JP180888 A JP 180888A JP 2859615 B2 JP2859615 B2 JP 2859615B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は射出成形機に関し、特に、射出成形機の射出
成形サイクルの各工程で用いられる各種タイマの残り時
間の表示に関する。
成形サイクルの各工程で用いられる各種タイマの残り時
間の表示に関する。
従来の技術 射出成形サイクルの各工程には種々のタイマが用いら
れる。例えば、保圧時間，冷却時間，クランプ開位置保
持時間，エジェクタ前進位置保持時間，エジェクタ後退
位置保持時間，型締完了から射出までの遅延時間，計量
開始遅延時間，射出時間螺各種時間がタイマにより設
定，計時されている。
れる。例えば、保圧時間，冷却時間，クランプ開位置保
持時間，エジェクタ前進位置保持時間，エジェクタ後退
位置保持時間，型締完了から射出までの遅延時間，計量
開始遅延時間，射出時間螺各種時間がタイマにより設
定，計時されている。
発明が解決しようとする課題 上記各種タイマには設定時間を設定することができて
も、該タイマが作動しているとき、すぐにどれだけタイ
マ時間が経過したか、または、タイマ時間の残りはいく
らあるか等といったことは知ることができなかった。特
に、タイマに大きな時間を設定した時など、実際にどれ
くらい消費したかは、オペレータの勘のみで判断するし
か方法がなかった。このように、タイマの実際の消費量
を検知する方法，手段がないため、タイマの設定値を各
工程の最適値に設定することが困難であった。
も、該タイマが作動しているとき、すぐにどれだけタイ
マ時間が経過したか、または、タイマ時間の残りはいく
らあるか等といったことは知ることができなかった。特
に、タイマに大きな時間を設定した時など、実際にどれ
くらい消費したかは、オペレータの勘のみで判断するし
か方法がなかった。このように、タイマの実際の消費量
を検知する方法，手段がないため、タイマの設定値を各
工程の最適値に設定することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、各種の残り時間を表示する
表示方法及び装置を提供することにある。
表示方法及び装置を提供することにある。
課題を解決するための手段と作用 本発明は、射出成形機の動作各工程中、各種タイマが
スタートすると、所定周期毎に該タイマの値を読取る手
段で読取り、タイマに設定された全時間に対するタイマ
の残り時間の割合を算出する手段で算出し、表示手段に
該算出された割合をグラフ表示することによって、上記
課題を解決した。
スタートすると、所定周期毎に該タイマの値を読取る手
段で読取り、タイマに設定された全時間に対するタイマ
の残り時間の割合を算出する手段で算出し、表示手段に
該算出された割合をグラフ表示することによって、上記
課題を解決した。
実施例 第２図は本発明を実施する一実施例の要部ブロック図
で、１は射出成形機本体、10は該射出成形機１を制御す
る数値制御装置（以下、NC装置という）で、該NC装置10
はNC用のマイクロプロセッサ（以下、CPUという）11は
プログラマブルコントローラ（以下、PMCという）用のC
PU12を有しており、PMC用CPU12には射出成形機のシーケ
ンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶した
ROM18が接続され、また、データの一時記憶等に利用さ
れるRAM19が接続されている。NC用CPU11には射出成形機
を全体的に制御する管理プログラムを記憶したROM14及
び射出用，クランプ用，スクリュー回転用，エジェクタ
用等の各軸のサーボモータを駆動制御するサーボ回路17
がサーボインターフェイス16を介して接続されている。
なお、第２図では一軸のサーボ回路のみ示している。ま
た、20はバブルメモリやCMOSメモリで構成される不揮発
性の共有RAMで、射出成形機の各動作を制御するNCプロ
グラム等を記憶するメモリ部と各種設定値，パラメー
タ，マクロ変数を記憶するメモリ部を有する。13はバス
アービタコントローラ（以下、BACという）で、該BAC13
にはNC用CPU11及びPMC用CPU12,共有RAM20,入力回路21,
出力回路22の各バスが接続され、該BAC13によって使用
するバスを制御するようになっている。また、24はオペ
レータパネルコントローラ23を介してBAC13に接続され
たCRT表示装置付手段データ入力装置（以下、CRT/MDIと
いう）であり、表示手段となるCRT表示画面上に各種設
定データを表示出力したり、後述する各種タイマの残り
時間を表示するようになっている。なお、15はNC用CPU1
1にバス接続されたRAMMでデータの一時記憶に利用され
るものである。
で、１は射出成形機本体、10は該射出成形機１を制御す
る数値制御装置（以下、NC装置という）で、該NC装置10
はNC用のマイクロプロセッサ（以下、CPUという）11は
プログラマブルコントローラ（以下、PMCという）用のC
PU12を有しており、PMC用CPU12には射出成形機のシーケ
ンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶した
ROM18が接続され、また、データの一時記憶等に利用さ
れるRAM19が接続されている。NC用CPU11には射出成形機
を全体的に制御する管理プログラムを記憶したROM14及
び射出用，クランプ用，スクリュー回転用，エジェクタ
用等の各軸のサーボモータを駆動制御するサーボ回路17
がサーボインターフェイス16を介して接続されている。
なお、第２図では一軸のサーボ回路のみ示している。ま
た、20はバブルメモリやCMOSメモリで構成される不揮発
性の共有RAMで、射出成形機の各動作を制御するNCプロ
グラム等を記憶するメモリ部と各種設定値，パラメー
タ，マクロ変数を記憶するメモリ部を有する。13はバス
アービタコントローラ（以下、BACという）で、該BAC13
にはNC用CPU11及びPMC用CPU12,共有RAM20,入力回路21,
出力回路22の各バスが接続され、該BAC13によって使用
するバスを制御するようになっている。また、24はオペ
レータパネルコントローラ23を介してBAC13に接続され
たCRT表示装置付手段データ入力装置（以下、CRT/MDIと
いう）であり、表示手段となるCRT表示画面上に各種設
定データを表示出力したり、後述する各種タイマの残り
時間を表示するようになっている。なお、15はNC用CPU1
1にバス接続されたRAMMでデータの一時記憶に利用され
るものである。
そして、各サーボ回路は射出成形機本体の各軸のサー
ボモータに接続され、また。出力回路22,入力回路21は
射出成形機１内の各種アクチュエイタ，各種センサに接
続されている。
ボモータに接続され、また。出力回路22,入力回路21は
射出成形機１内の各種アクチュエイタ，各種センサに接
続されている。
成形条件を設定するには、CRT/MDI24のCRT画面を条件
設定画面に切替え、順次成形条件を設定し、共有RAM20
に格納する。各工程のタイマの設定も同一であり、共有
RAM20内に格納される。
設定画面に切替え、順次成形条件を設定し、共有RAM20
に格納する。各工程のタイマの設定も同一であり、共有
RAM20内に格納される。
こうして成形条件を設定した後、射出成形機を移動さ
せると、NC装置10は共有RAM20に格納されるNCプログラ
ム及びROM18内に格納されているシーケンスプログラム
により、射出成形機１を制御し射出成形動作を開始す
る。
せると、NC装置10は共有RAM20に格納されるNCプログラ
ム及びROM18内に格納されているシーケンスプログラム
により、射出成形機１を制御し射出成形動作を開始す
る。
一方、NC装置10のPMC用CPU12は、第１図に示すタイマ
残り時間表示処理を所定周期毎行う。第１図の例では、
冷却タイマの残り時間表示の例を示している。
残り時間表示処理を所定周期毎行う。第１図の例では、
冷却タイマの残り時間表示の例を示している。
まず、冷却タイマフラグFcがセットされているか否か
判断し（ステップS1）、セットされていなければ、冷却
開始指令が出されているか否か判断し（ステップS2）、
冷却開始指令も出されていなければ他の処理へ移行し、
冷却開始指令が出ていれば冷却タイマフラグFcを「１」
にセットし（ステップS3）、共有RAM20に設定されてい
る冷却時間Tcを読取り（ステップS4）、タイマＲ（Ｔ）
に該冷却時間Tcをセットしスタートさせる（ステップS
5）。
判断し（ステップS1）、セットされていなければ、冷却
開始指令が出されているか否か判断し（ステップS2）、
冷却開始指令も出されていなければ他の処理へ移行し、
冷却開始指令が出ていれば冷却タイマフラグFcを「１」
にセットし（ステップS3）、共有RAM20に設定されてい
る冷却時間Tcを読取り（ステップS4）、タイマＲ（Ｔ）
に該冷却時間Tcをセットしスタートさせる（ステップS
5）。
そして、タイマＲ（Ｔ）の値を読み、該タイマＲ
（Ｔ）の値を冷却時間Tcで除し、割合（％）を求め、CR
T/MDI24のCRT表示装置に第３図に示すようにグラフ表示
する（ステップS6,S7）。なお、ステップS5でタイマＲ
（Ｔ）に設定冷却時間Tcがセットされた直後のステップ
S7での表示は100％となっている。次に、タイマＲ
（Ｔ）の値が「０」か否か判断し、「０」でなければ、
今周期のタイマ残り時間表示処理は終了する。
（Ｔ）の値を冷却時間Tcで除し、割合（％）を求め、CR
T/MDI24のCRT表示装置に第３図に示すようにグラフ表示
する（ステップS6,S7）。なお、ステップS5でタイマＲ
（Ｔ）に設定冷却時間Tcがセットされた直後のステップ
S7での表示は100％となっている。次に、タイマＲ
（Ｔ）の値が「０」か否か判断し、「０」でなければ、
今周期のタイマ残り時間表示処理は終了する。
そして、次の周期では、冷却タイマフラグFcが「１」
にセットされているから、ステップS1からステップS6へ
移行し、タイマＲ（Ｔ）の値を読んで、タイマ残り時間
を設定冷却時間に対する割合（％）で表示する（ステッ
プS6,S7）。以下、各周期毎、同一処理を繰り返し、CRT
画面に冷却時間の残り時間を表示し、タイマＲ（Ｔ）の
値が「０」となり冷却時間が終了すると、冷却タイマフ
ラグFcを「０」にセットし（ステップS8,S9）、冷却タ
イマの残り時間表示を終了する。
にセットされているから、ステップS1からステップS6へ
移行し、タイマＲ（Ｔ）の値を読んで、タイマ残り時間
を設定冷却時間に対する割合（％）で表示する（ステッ
プS6,S7）。以下、各周期毎、同一処理を繰り返し、CRT
画面に冷却時間の残り時間を表示し、タイマＲ（Ｔ）の
値が「０」となり冷却時間が終了すると、冷却タイマフ
ラグFcを「０」にセットし（ステップS8,S9）、冷却タ
イマの残り時間表示を終了する。
なお、上記実施例ではタイマの残り時間をタイマに設
定した設定時間に対する割合で表示するようにしたが、
直接タイマの値、即ち、残り時間を表示してもよく、ま
た、タイマをスタートさせてからの経過時間を表示させ
るようにしてもよい。
定した設定時間に対する割合で表示するようにしたが、
直接タイマの値、即ち、残り時間を表示してもよく、ま
た、タイマをスタートさせてからの経過時間を表示させ
るようにしてもよい。
発明の効果 本発明においては、射出成形機の各工程で使用される
各タイマに設定された全時間に対するタイマの残り時間
の割合がグラフ表示されるので、設定したタイマ時間の
消費量が一目でわかり、射出成形機の現在の稼動状況を
細かく把握することができる。又、射出成形条件調整時
には、各タイマのタイマ時間を一応の値に設定してお
き、射出成形機を稼動させ、各タイマの残り時間を表示
させて射出成形機の状況とタイマの残り時間とより最適
のタイマ設定時間を設定することができる。
各タイマに設定された全時間に対するタイマの残り時間
の割合がグラフ表示されるので、設定したタイマ時間の
消費量が一目でわかり、射出成形機の現在の稼動状況を
細かく把握することができる。又、射出成形条件調整時
には、各タイマのタイマ時間を一応の値に設定してお
き、射出成形機を稼動させ、各タイマの残り時間を表示
させて射出成形機の状況とタイマの残り時間とより最適
のタイマ設定時間を設定することができる。
第１図は、本発明の一実施例の動作処理フローチャー
ト、第２図は、同実施例の要部ブロック図、第３図はCR
T表示装置に表示するタイマ残り時間の表示例を示すも
のである。 １……射出成形機本体、２……数値制御装置。
ト、第２図は、同実施例の要部ブロック図、第３図はCR
T表示装置に表示するタイマ残り時間の表示例を示すも
のである。 １……射出成形機本体、２……数値制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−247537（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−54662（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−88294（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】射出成形機の動作工程において、各工程中
各種タイマがスタートすると、所定周期毎に該タイマの
値を読取り、該タイマに設定された全時間に対するタイ
マの残り時間の割合を表示装置によりグラフ表示するよ
うにした射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方
法。 - 【請求項２】各工程における各種時間を計時するタイマ
を備えた射出成形機における各種工程タイマの残りの時
間表示装置であって、各工程中各種タイマがスタートす
ると所定周期毎に該タイマの値を読取る手段と、該タイ
マに設定された全時間に対するタイマの残り時間の割合
を算出する手段と、該算出された残り時間の割合をグラ
フ表示する表示手段とを備えた射出成形機の各種工程タ
イマの残り時間表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63001808A JP2859615B2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | 射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63001808A JP2859615B2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | 射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01178431A JPH01178431A (ja) | 1989-07-14 |
| JP2859615B2 true JP2859615B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=11511871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63001808A Expired - Fee Related JP2859615B2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | 射出成形機の各種工程タイマの残り時間表示方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2859615B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101099645B1 (ko) | 2009-10-15 | 2011-12-29 | 김명수 | 원그래프를 이용한 디지털 타이머 표시방법 및 그 장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017179730A1 (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 東洋機械金属株式会社 | 表示操作装置および成形機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088294U (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-17 | カシオ計算機株式会社 | 時間計測装置 |
| JPS60247537A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-07 | Toshiba Mach Co Ltd | 射出成形機等のモニタリング値表示方法 |
-
1988
- 1988-01-09 JP JP63001808A patent/JP2859615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101099645B1 (ko) | 2009-10-15 | 2011-12-29 | 김명수 | 원그래프를 이용한 디지털 타이머 표시방법 및 그 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01178431A (ja) | 1989-07-14 |
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