JP2015167861A - 医療機器用部品の殺菌回数の記録方法及び医療機器用部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、医療機器用部品の殺菌回数を記録する方法であって、この部品がモータ(100,100’)及び/又は手持部品であり、この部品は、この部品が殺菌室(10)内に配置された時のための温度センサ、圧力センサ(102)、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を有する方法に関する。
【解決手段】
本方法は、この部品を殺菌室(10)に投入する工程と、この殺菌室(10)内で、これらの温度センサ、圧力センサ(102)、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上により検知した温度、圧力、湿度及び角度位置の中の一つ以上に基づき殺菌されたことを検出する工程とを有する。この解決策は、従来技術に対して、医療機器用、特に、歯科機器用のモータ(100,100’)及び/又は手持部品の殺菌回数の記録を可能にするとの特別な利点を有する。
【選択図】 図3B

Description

本発明は、医療機器用、特に、歯科機器用の部品、例えば、医療機器用、特に、歯科機器用のモータの殺菌回数を記録する方法に関する。また、本発明は、医療機器用、特に、歯科機器用の部品に関する。
外科システム、特に、歯科システムは、工具、例えば、切削カッタを配備できる手持部品、例えば、コントラアングルと、その工具を駆動する回転モータとを有する器具を備えている。それらの手持部品とモータは、二つの別個の部材として、適切なインタフェースにより相互接続するか、或いは単一の部品を構成することができる。その器具の制御機器は、多くの場合患者の椅子に接続されるとともに、電気配線と空気及び水を通す管とを有する柔軟な接続部により手動器具と接続されている。
そのような形式の器具は、定期的に殺菌する必要が有る。その殺菌は、通常高圧殺菌により実施されるか、或いは一般的に殺菌室内で実施される。
しかし、従来技術は、殺菌回数の計数などの殺菌作業の追跡可能性に関する解決策を有しない。そのような追跡可能性は、アフターサービスが外科器具に関する追加情報を得ることを可能にするとともに、病院内での器具の安全な使用を可能とする。
スイス特許公開第706607号明細書
本発明の課題は、医療機器用のモータ及び/又は手持部品の殺菌回数を記録する方法を提供することである。
本発明の別の課題は、そのような記録を可能とする医療機器用のモータ及び/又は手持部品を提供することである。
本発明では、これらの課題は、特に、医療機器用、特に、歯科機器用の部品の殺菌回数を記録する方法であって、この部品がモータ及び/又は手持部品であり、この部品は、この部品が殺菌室内に配置された時のための温度センサ、圧力センサ、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を有する方法において、この方法が、
この部品を殺菌室に投入する工程と、
この殺菌室10内で、これらの温度センサ、圧力センサ102、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上により検知した温度、圧力、湿度及び角度位置の中の一つ以上に基づき殺菌されたことを検出する工程と、
を有する方法より達成される。
また、本発明は、本発明による方法を実施するための医療機器用、特に、歯科機器用の部品(モータ及び/又は手持部品)に関する。
この解決策は、従来技術に対して、医療機器用のモータ及び/又は手持部品の殺菌回数の記録を可能にするとの特別な利点を有する。
添付図面により図解した記述において、本発明の実施例を提示する。
電子制御機器とのAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)通信が可能なマイクロプロセッサを備えたモータ例の模式図 信号の振幅変調により位置に関する正弦及び余弦情報を電子制御機器に伝える、マイクロプロセッサを備えていないモータ例の模式図 本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサを備えたモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサを備えたモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサを備えたモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサを備えたモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサを備えたモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサを備えたモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の別の実施形態によるマイクロプロセッサを備えていないモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の別の実施形態によるマイクロプロセッサを備えていないモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の別の実施形態によるマイクロプロセッサを備えていないモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の別の実施形態によるマイクロプロセッサを備えていないモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の別の実施形態によるマイクロプロセッサを備えていないモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の別の実施形態によるマイクロプロセッサを備えていないモータの殺菌回数を記録する方法の工程の模式図 本発明の一つの実施形態によるモータ用の圧力センサ例の斜視図Aと、その圧力センサのプリント回路例の斜視図B 図5A,Bの圧力センサとスーパーキャパシタを有する、マイクロプロセッサを備えたモータ例の回路図 図5A,Bの圧力センサとバッテリを有する、マイクロプロセッサを備えたモータ例の回路図 本発明の一つの実施形態によるモータ用の熱電素子例の斜視図 温度差の関数としての熱電素子が発生する電圧のグラフ図 本発明の一つの実施形態による熱電素子を備えたモータ例の断面図 図5A,Bの圧力センサとスーパーキャパシタを有する、マイクロプロセッサを備えていないモータ例の回路図 図5A,Bの圧力センサとバッテリを有する、マイクロプロセッサを備えていないモータ例の回路図
以下における例として提供する記述において、簡略化のために、機器又は外科器具用、特に、歯科器具用のモータに関して説明する。しかし、本発明がモータに限定されず、モータから分離できる、或いはモータと共に単一の部品を構成する手持部品にも関連することを理解されたい。
外科器具用のモータの殺菌は、一般的に殺菌室内、例えば、圧力釜内で実施される。
次の四つの物理量が、そのような殺菌を特徴付ける。
温度: 120°C〜134°C
湿度: 100%
時間: 2分〜20分
圧力: 50ミリバール〜2.2バール
一つの現象を検出して記録するためには、随意に最小限のエネルギーが必要である。殺菌の間、モータは完全に切り離されて、エネルギーを供給されない。そのため、エネルギー源が殺菌の間存在することが必須である。そのため、次の二つの解決策が考えられる。
1.殺菌「雰囲気」内、即ち、殺菌室室内において、モータを動作可能状態に戻した場合に回復可能な情報を発生できる物理量を検知する。
2.殺菌の物理量に対応する「ウェークアップ」信号に反応して組込式マイクロプロセッサに電力を供給するバッテリをモータに配備する。
外科機器、例えば、歯科機器を含む医療機器用の次の三つの形式のモータが有る。
a)マイクロプロセッサを備えたモータ
b)ロータ位置測定用電子機器を備えているが、マイクロプロセッサを備えていないモータ
c)マイクロプロセッサ及びロータ位置測定用電子機器を備えていない、センサレス、即ち、センサを備えていないモータ
図1は、両矢印で表示された、電子制御ユニット400とのAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)通信が可能なマイクロプロセッサ200を備えたモータ100の例を図示している。そのようなモータの例は、本出願人により出願された特許文献1に記載されている。
図2は、ロータRの位置を測定する電子機器300を備え、振幅変調信号又はそれ以外の形式の変調信号を用いて、ロータRの位置に関する正弦及び余弦情報を電子制御ユニット400に伝える、マイクロプロセッサを備えていないモータ100’の例を図示している。好ましい変化形態では、この信号は、200kHz〜600kHzの範囲内、例えば、400kHzの発振周波数を有する。
図1と図2内の符号500は、殺菌の間、モータ100又は100’と電子制御ユニット400の間の通信が最早不可能であることを表す。
図3A〜3Fは、本発明の一つの実施形態によるマイクロプロセッサ200を備えたモータ100の殺菌回数を記録する方法の工程を図示している。
図3Aは、休止状態のモータ100を図示している。このモータは、既に実施された殺菌回数などの正の整数nを保存するように構成されたレジスタ202を有するマイクロプロセッサ200、センサ102及び記憶素子(又は「フラグ」)104を備えている。本発明の文脈において、記憶素子(又は「フラグ」)とは、情報、好ましくは、デジタル情報、例えば、一つの事象(本発明の文脈では、殺菌)が実施されたことを示す一つ以上のビットを保存するように構成された電子コンポーネントを表す。
モータ100は、図3D及び図3Eに図示された工具30、例えば、カッタを駆動するのに適したロータRも有する。
センサ102は、温度センサ及び/又は圧力センサとすることができ、温度と圧力は、殺菌されたことを検出するために使用できる物理量である。実際、モータが動作している時には、これら二つの物理量は、殺菌中に同じモータが示す物理量よりも非常に低い値、例えば、一桁低い値を示し、そのことは、殺菌されたことの誤検出を防止する。
別の変化形態では、センサ102は、湿度センサ(湿度計)である。しかし、そのようなセンサにより提供される情報は、場合によっては、特に、殺菌室外の周囲湿度が高く、100%に近い、例えば、90%以上の場合には、信頼できない可能性が有る。
図3Bでは、モータ100が殺菌室10内、例えば、圧力釜内に投入されている。そのため、センサ102は、殺菌室10内の温度及び/又は圧力を検知して、矢印で表示されている通り、その情報を記憶素子104に伝送する。
一つの変化形態では、この情報は、以下で説明する通り、殺菌が実施されたことの指標を含む。
図3Cでは、モータ100が殺菌室10から取り出されて、フラグ104が、図3Bに図示された工程の間に受け取った情報を保持している。
図3Dでは、モータ100が、矢印20で模式的に表示されている通り、電源を投入される。フラグ104が取り出されて、マイクロプロセッサ200が、マイクロプロセッサ200のメモリのレジスタ202内の殺菌記録をnからn+1に増加する。
図3Eでは、マイクロプロセッサ200が、記憶素子104内のフラグ情報をリセットする。
図3Fは、新たな殺菌の準備が整ったモータ100を図示している。
図4A〜4Fは、図2の電子機器300を備え、マイクロプロセッサを備えていないモータ100’の殺菌回数を記録する方法の工程を図示している。
図4Aは、休止状態のモータ100’を図示している。このモータは、ロータRの位置を測定する電子機器300、センサ102、記憶素子(又は「フラグ」)104及び図4Cと4Dに図示された、工具30、例えば、ストロベリを駆動するのに適したロータRを有する。図3Aのセンサ102、記憶素子(又は「フラグ」)104及びロータRに関して行なった考察は有効である。
図4Bでは、モータ100’が殺菌室10内、例えば、圧力釜内に投入されている。そのため、センサ102は、殺菌室10内の温度及び/又は圧力を検知して、矢印で表示されている通り、その情報を記憶素子104に伝送する。
図4Cでは、モータ100’が殺菌室10から取り出されて、フラグ104が、図4Bに図示された工程の間に受け取った情報を保持している。
図4Dでは、モータ100’が、矢印20で模式的に表示されている通り、電源を投入される。フラグ104が取り出されて、電子発振器300が、時間間隔t1の間第一の周波数f1で信号を発生して、電子機器400が殺菌されたことを記録できるようにしている。
好ましい変化形態では、第一の周波数f1は、600kHz〜1,000kHzの範囲内、例えば、800kHzであり、時間間隔t1は、1ms〜200ms、例えば、10ms又は100msである。一般的に、時間間隔t1は、電子制御ユニット400が殺菌が実施されたことを決定し、それを記録できるのに十分な長さとしなければならない。時間間隔t1は、以下で説明する通り、記憶素子104として使用できるバッテリ又はスーパーキャパシタを再充電する時間も考慮しなければならない。
図4Eは、時間間隔t1の終了後の状況を図示しており、フラグ104がリセットされ、電子発振器300が発生した変調信号の周波数がf1から、好ましい変化形態では、f1よりも低い別の値f2(第二の周波数)に移行している。
好ましい変化形態では、第二の周波数f2は、200kHz〜600kHzの範囲内、例えば、400kHzである。
図4Fは、新たな殺菌の準備が整ったモータ100’を図示している。
考察した通り、モータ100又はモータ100’のセンサ102は、圧力センサとすることができる。図5Aは、圧力センサ102の例を図示している。この圧力センサは、ボタン形状の部分を有する金属部材12で構成される。好ましい変化形態では、この部材は、銅から構成されるか、或いは一般的にそれ以外の導電材料から構成される。図5Aに図示されたボタンは、幅lと高さhを有する。図示された実施形態では、その断面は円形であるが、それ以外の形状(四角形、長方形など)も使用できる。
好ましい変化形態では、その幅は7mm以内、例えば、5mm又は3mmである。別の変化形態では、その高さhは、2mm以内、例えば、1.5mm又は1mmである。
一つの変化形態では、ボタン形状の金属部材12は、殺菌中に一つ以上の電子コンポーネントを保護する、言い換えると、このボタン形状の金属部材12内に一つ以上の電子コンポーネントを配置して、それにより、殺菌中に発生する湿気、蒸気等から保護することができる。
好ましくは、この金属部材12は、図5Aに図示されている通り、窪み16を有する。
この金属部材12は、プリント回路14に半田付けして配置されるか、或いは図5Bに図示されている通り、パッド又は一般的に導電部分18を含む導電パーツを有するように構成される。好ましい変化形態では、この導電部分18は、窪み16に対応する位置に配置される。
有利には、この金属部材12は、大気圧で、即ち、周囲の気圧(約100kPa)で密閉された体積の気体、例えば、一定の体積の空気を有する。殺菌が実施されている時に、この圧力が圧力センサ102の一部12に作用し、そのため、窪み16を含む、その部分12が、プリント回路14の導電部分18と接触する。
この部材12の厚さは、(この部材12の0.1mmの厚さに対応する)0.1バールと(この部材12の0.25mmの厚さに対応する)1.8バールの間で変化する、接触を実現するための圧力値を決定する。
好ましい変化形態では、プリント回路14の部材12とパッド18は、電気接点の耐久性を実現するために色着け又はそれ以外の好適な手法を施される。
一般的に、この圧力センサ102は、検知した圧力が一定の閾値を上回った場合に、電気的な接触を可能にするとともに、殺菌が実施されていることを示すように構成された機器である。
図6は、図5A,Bの圧力センサ102とスーパーキャパシタCapを有する、マイクロプロセッサ200を備えたモータ100の例を図示している。
本発明の文脈において、「スーパーキャパシタ」との用語は、1,000W/kg〜5,000W/kgの電力密度と4Wh/kg〜6Wh/kgのエネルギー密度を有するコンデンサを意味する。好ましい変化形態では、使用されるスーパーキャパシタは、太陽誘電社が販売するPAS3225P3R3113である。
図6のスーパーキャパシタCapは、図3A〜3Fの記憶素子104の一つの実施形態である。このスーパーキャパシタCapは、マイクロプロセッサ200の信号Aを作動すると、電源600からモータ100に電力が供給される(例えば、3.3Vの直流電圧を供給される)毎に系統的に再充電される。(圧力センサ102と関連する矢印で表示されている)殺菌時に、スーパーキャパシタCapは、圧力センサ102の接点への入力により放電される。モータ100が電源投入されると、マイクロプロセッサ200の信号Bが、信号Cから読み取られる、スーパーキャパシタCapの充電状態を測定することを作動する。スーパーキャパシタCapが放電されている場合、殺菌が実施されたこととなる。そして、スーパーキャパシタCapの再充電が行なわれる。
図7は、図5A,Bの圧力センサ102を有する、マイクロプロセッサ200を備えたモータ100の例を図示している。この例でも、モータ100はバッテリBattを備えている。図7のバッテリBattは、図3A〜3Fの記憶素子104の別の変化形態である。バッテリBattの一つの変化形態では、12μAhである。好ましい変化形態では、バッテリBattは、5.0mm×5.0mm×0.9mmの寸法を有するCymbet社のバッテリCBC012−D5C−TR1である。しかし、医療機器に挿入可能な寸法を有する、それ以外のバッテリも使用できる。
この変化形態では、マイクロプロセッサ200の電源電圧は、少なくとも一つの動作モード、例えば、低電力動作モードにおいて、使用されているバッテリBattと互換性を持たなければならない。例えば、マイクロプロセッサ200は、低電力動作で9μAしか消費せず、12μAhのバッテリの使用を可能とする「超低電力ARM Cortex−M3」、例えば、STM32L151C6とすることができる。
図7のバッテリBattは、圧力センサ102の接触時間(50ms以上で十分)の間だけマイクロプロセッサ200に電力を供給し、マイクロプロセッサ200の信号Aは「0」(又は「1」)であり、殺菌回数を保存するマイクロプロセッサ200のレジスタを増加させる。
従って、外気圧の下で(例えば、3.3Vの直流電圧を供給する)電源モジュール600から電力を供給されて、モータ100が動作している時には、信号Aは「1」(又は「0」)であり、マイクロプロセッサ200は、信号Bを作動してバッテリBattを再充電するが、殺菌回数を保存するマイクロプロセッサ200のレジスタを増加させない。
図6と7に図示された解決策は、信頼できて、簡単かつ安価である。
考察した通り、それに代わって、モータ100のセンサ102は、温度センサとすることができる。別の変化形態では、圧力センサと温度センサの両方が使用される。
図8は、本発明の一つの実施形態によるモータ100用の熱電素子の例を図示している。その寸法は、小さく、図8に図示された熱電素子の規模、即ち、2.4mm×3.3mm×1.1mmである。
そのような熱電素子は、例えば、図9のグラフに図示されている通り、二つの材料の接合部に温度差が有る場合に電位差を発生するゼーベック効果に基づき動作する。
図10は、本発明の一つの実施形態による、熱電素子102を有するモータ100の例を図示している。図10に模式的に図示されている通り、熱電素子102の第一の壁面は、モータ100の外の温度Textを検知するためにモータ100の筐体107と接続され、熱電素子102の第二の壁面は、ロータRとコイル106を有する、モータ100の内部の空洞105の内部温度Tintを検知する。
殺菌の間、外部温度Textは、少なくとも120°Cにまで急速に上昇する。他方、モータ100の内部温度Tintは、より緩慢に推移する。言い換えると、外部と内部の温度差(Text−Tint)が数十°Cの規模となる時間が存在する。
組込式マイクロプロセッサ200は、電源電圧が(モータの動作中において)外部電源から来ているのか、或いは(モータの殺菌中において)熱電素子102から来ているのかを検出するようにプログラミングされている。
一つの変化形態では、マイクロプロセッサの最小動作電圧は、図9を参照すると、約2V、例えば、1.8Vであり、50msの間における20°Cの温度差は、そのような電圧を発生させるのに十分である。
しかし、図10の解決策は、図6と7の解決策よりも高価となる。
図示されていない別の変化形態では、モータ100のマイクロプロセッサ200は、殺菌中でも連続して電力を供給される。しかし、その解決策は、十分な監視時間に必要なバッテリのサイズを医療機器用、特に歯科機器用のモータ内に確保できず高価となるので、面倒である。
図11は、位置測定用電子機器300、図5A,Bの圧力センサ102及びスーパーキャパシタCapを有する、マイクロプロセッサを備えていないモータ100’の例を図示している。
(例えば、3.3Vの直流電圧を供給する)電源モジュール600からモータに電力を供給した時、タイマ800が作動される。第一の時間間隔t1、例えば、100msの間に、スーパーキャパシタCapの電圧が閾値V1、例えば、200mVを下回った場合、信号を送出する位置測定電子機器300の発振周波数が、第一の周波数f1、例えば、800kHzとなり、殺菌が実施されたことを図示されていない電子制御ユニット400に提示する。
時間間隔t1後に、送信周波数が第二の周波数f2、例えば、400kHzに移行して、スーパーキャパシタCapが充電状態となる。
図12は、位置測定用電子機器300、図5A,Bの圧力センサ102及びバッテリBattを有する、マイクロプロセッサを備えていないモータ100’の例を図示している。
モータ100’が切り離されて、殺菌を待っている時、それは、充電されたバッテリBattと、トランジスタAと抵抗R2を含む、全て非導通状態のMOSトランジスタとを有する。そのため、このバッテリBattは、充電中となる。
殺菌時に、圧力センサ102は、トランジスタAのゲートをバッテリBattの電圧に繋ぐ。以下において、電圧[A−R1]と称する、トランジスタAのドレイン電圧がゼロに低下して、(図示されている変化形態では、PMOSである)トランジスタBを開放し、圧力センサ102が提供する接触が消失した後でも、そのトランジスタを導通状態に保持する(サイリスタ効果)。この安定した状態は、バッテリBattの放電を緩慢にする。しかし、この効果は、閾値電圧V2、例えば、V2=1Vよりも低い電圧[A−R1]により与えられる殺菌フラグの指標に影響を及ぼさない。
時間間隔t1、例えば、100msの間に、モータ100’が再び電源投入された場合、トランジスタCが導通状態となり、トリガTの電圧がV2よりも低いと、位置信号の周波数はf1、例えば、800kHzとなる。
t1後、この周波数はf2、例えば、400kHzに低下して、トランジスタCは最早導通状態でなくなる。他方、トランジスタDが導通状態となり、バッテリBattの再充電に関与する。トランジスタEも導通状態となり、最早導通状態でないトランジスタAのサイリスタ効果を解除して、このサイクルが再び始動することができる。
図12のトランジスタA〜Eと抵抗R1及びR2の構成は、例示であり、本発明を制限する構成と考えてはならない。前述した通りのバッテリBattを充放電するためのトランジスタ、抵抗及びその他の電子コンポーネントのそれ以外の構成も可能である。
本発明の一つの独立した観点において、モータが、一般的に円筒形の本体を有することと、モータが二回以上連続して同じ角度位置で殺菌室内に配置される確率が非常に低いか、或いはゼロであることとを活用することによって、殺菌室内のモータの角度位置に基づき殺菌が実施されたか否かを検出することが可能である。
言い換えると、モータが殺菌室内に配置される毎に、非常に高い確率で、モータが新たに殺菌室内に配置された時に占めるであろう角度位置と異なる角度位置を占める。
実際、モータは、一般的に、この目的のために特別な筐体内に配置されて、オーブン内のベーキングトレイと同様の、殺菌室の内部に挿入されるトレイ上に配置される。
殺菌室内に配置されると、モータの軸は、圧倒的多数の場合(99.9%の場合)、ほぼ水平となる。
このモータは、その軸上において、ほぼ平衡している。一つの変化形態では、必要な場合、その軸上で平衡するように特に改善することができる。
考察した通り、モータの本体外側は、一般的に円筒形であり、そのため、殺菌室内のモータは、ほとんど同じ角度位置を占めない。
モータがバッグ内に無い場合、モータは、恐らく横揺れして、ランダムにトレイの端に寄り掛かり、トレイの水平性が明らかに完璧でなく、そのため、その角度変化を場合毎に検出することが目的となる。
同じモータの殺菌回数を記録するために、場合毎にモータの角度変化を検出できる角度センサを実現するための異なる手法が有る。
第一の変化形態では、一般的にマイクロプロセッサを備えたモータ100又はマイクロプロセッサを備えていないモータ100’に存在するプリント回路を利用する。このプリント回路は、一般的にモータの軸に対して直角である。本発明の文脈において、「モータの軸」との用語は、モータの本体の円筒軸を表す。
この回路がモータ内に無い(一般的でない)場合、別のプリント回路をモータに追加することができる。
有利には、このプリント回路の片側は、好ましくは、殺菌に耐える弾力性の有る合成材料(例えば、Rython)から成るカバーを有する。別の変化形態では、このカバーは、金属性であり、絶縁材で被覆される。
このカバーは、密閉形態でプリント回路に固定され、その内側部分で一つの体積を規定する。
好ましい変化形態では、このカバーは円筒形であるが、殺菌室内に配置された時のモータの一義的な位置を決定しないような形状に構成されている限り、それ以外の形状とすることもできる。
カバーを固定する前に、この体積内には、室温(例えば、25°C)で固体であり、殺菌温度(120°C〜134°C)で液体又は気体状態に移行する特徴を有する一定量、例えば、一塊の絶縁材が配置される。そのような材料の本発明を制限するものではない例はパラフィンである。
この体積内には、カバーをプリント回路に固定する前に、一定量、例えば、一塊の導電材料、例えば、水も配置される。
この体積内に空気を閉じ込め可能とすることは許容される。
このカバー内に包まれたプリント回路領域は、少なくとも二つの交差する導電接点、例えば、金接点を有する。一つの変化形態では、これらの接点は、カバー内に包まれたプリント回路領域に均一に分散されている。そのような接点の数は、所望の角度検出精度を決定する。これらの接点は、一般的に電子コンポーネントを備えた、カバーを有する面と逆側の集積回路の他方の面に配置されたオーム抵抗測定素子と接続されている。
モータが殺菌室内に配置された場合、絶縁材、例えば、パラフィンが溶けて、重力により、カバーによって規定される体積の上方領域に移動し、水自身は、下方領域の位置を占める。
モータが殺菌室から取り出された場合、一旦固体状態に戻ったパラフィンの位置が殺菌前の位置と同じである確率は非常に低いか、或いはゼロでさえある。
従って、以前の抵抗値を新たな値と比較するとの問題があり、変化が有った場合、例えば、組込式プロセッサの対応するメモリの値を1つ増加することが可能である。
別の変化形態では、モータは、図8に図示されている通りの熱電素子とジャイロスコープを備えることができる。この熱電素子は、図10に図示された通り構成される。この熱電素子は、温度差Tint−Textに応じて、ジャイロスコープの作動に必要な電圧を発生し、それにより、ジャイロスコープが殺菌室内のモータの角度位置を検知できるように構成されている。
別の変化形態では、モータは、可動磁石又は可動磁石部材を含む箱を備えている。この箱も、室温(例えば、25°C)で固体であり、殺菌温度(120°C〜134°C)で液体又は気体状態に移行する特徴を有するパラフィン又はそれ以外の絶縁材を有する。
モータが殺菌室内に置かれず、周囲温度である場合、絶縁材、例えば、パラフィンは、固体であり、可動部分を拘束することにより、可動部分を固定位置に保持する。
モータが殺菌室内に配置された場合、パラフィンは液体と成り、それにより、可動部分を解放し、そのため、その位置を変化させる。
モータが殺菌室から取り出されると、ホールセンサ、磁気抵抗センサ又はそれ以外の好適なセンサが、殺菌後に変化した可動部分の新たな位置を決定することができ、そのため、殺菌されたことを記録することができる。
別の変化形態では、位置センサは、モータの軸の周りを回転可能に配置された不安定な物体と、室温(例えば、25°C)で固体である一方、殺菌温度(120°C〜134°C)で液体又は気体状態に移行する特徴を有する絶縁材、例えば、パラフィンとを有する箱である。一つの変化形態では、この物体は、自動巻き腕時計の揺動物体と同じ形状を有する。
モータが殺菌室内に置かれず、周囲温度である場合、絶縁材、例えば、パラフィンは、固体であり、可動部分を拘束することにより、可動部分を固定位置に保持する。
モータが殺菌室内に配置された場合、パラフィンは液体と成り、それにより、可動部分を解放し、そのため、その位置を変化させる。
モータが殺菌室から取り出されると、近接センサにより、殺菌後に変化した可動部分の新たな位置を決定することができる。一つの変化形態では、この可動部分は、金属から成り、近接センサは、例えば、500kHzを上回る、例えば、1MHz以上の周波数の高周波コイルを備えている。
しかし、モータの角度位置を決定する位置センサの例を説明したが、本発明は、それらの例に限定されず、それ以外の同等の位置センサも含むことを理解されたい。
本発明の別の独立した観点において、殺菌回数の記録が、殺菌室に接続されたRFIDタグと通信する、モータの受動的なRFIDタグによって行なわれる。
ここで述べた全ての変化形態は、上記の温度センサ、圧力センサ、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を用いて、センサの無いモータの殺菌回数を記録するために使用することもできる。その場合、モータは、これらのセンサの中の一つにより検知された情報を保存する記憶素子104(フラグ)を備えなければならない。この情報は、センサの無いモータが電子制御ユニット400に接続されると、電子制御ユニット400により読み出されて処理される。
考察した通り、外科器具、特に、歯科器具は、工具、例えば、切削カッタを配備できる手持部品、例えば、コントラアングルと、その工具を駆動する回転モータとを備えている。これらの手持部品とモータは、二つの別個の部品として、適切なインタフェースにより相互接続するか、或いは単一の部品を構成することができる。
これらの手持部品とモータが単一の部品を構成する場合、以下においてモータに関して述べる全ての考慮は、手持部品とモータの両方で構成される部品にも適用される。
これらの手持部品とモータが二つの別個の部品である場合、本発明は、医療機器、特に、歯科機器のモータの殺菌回数を記録することに限定されず、手持部品が温度センサ、圧力センサ、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を備えている限り、モータから切り離された、そのような手持部品の殺菌回数を記録することも可能である。
従って、本発明は、医療機器用の手持部品の殺菌回数を記録する方法であって、この手持部品は、この手持部品が殺菌室内に配置された時のための温度センサ、圧力センサ、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を備えている方法において、この方法が、この手持部品を殺菌室に投入する工程と、この殺菌室内で、これらの温度センサ、圧力センサ、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上により検知した温度、圧力、湿度及び角度位置の中の一つ以上に基づき殺菌されたことを検出する工程とを有する方法にも関する。
モータから切り離された手持部品が記憶素子を有する場合、この方法は、殺菌が実施されたとの情報をこの記憶素子に保存する工程も有する。
この手持部品がモータから切り離されている場合、本発明は、医療機器用の手持部品であって、この手持部品は、この手持部品が殺菌室内に配置された時のための温度センサ、圧力センサ、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を備えており、これらのセンサの各々が、手持部品の殺菌回数を記録するように構成された手持部品にも関する。
一つの変化形態では、この手持部品は、更に、殺菌が実施されたとの情報を保存する記憶素子を備えている。
10 殺菌室
12 金属部材
14 プリント回路
16 窪み
18 導電部分
20 電源投入
30 工具
100,100’ モータ
102 圧力センサ
104 記憶素子
106 コイル
107 モータの筐体
200 マイクロプロセッサ
202 レジスタ
300 電子モジュール/電子機器
400 電子制御ユニット
500 殺菌の間、モータ100又は100’と電子制御ユニット400の間の通信が最早不可能であることを表す
600 電源供給モジュール
800 タイマ
A〜E トランジスタ
Batt バッテリ
Cap スーパーキャパシタ
f1,f2 周波数
l 幅
h 高さ
t1 時間間隔
R ロータ
R1,R2 抵抗
T トリガ
ΔT 温度差

Claims (20)

  1. 医療機器用の部品の殺菌回数を記録する方法であって、この部品がモータ(100,100’)及び/又は手持部品であり、この部品は、この部品が殺菌室(10)内に配置された時のための温度センサ、圧力センサ(102)、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を有する方法において、
    この部品を殺菌室(10)に投入する工程と、
    この殺菌室(10)内で、これらの温度センサ、圧力センサ(102)、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上により検知した温度、圧力、湿度及び角度位置の中の一つ以上に基づき殺菌されたことを検出する工程と、
    を有する方法。
  2. 当該の部品(100,100’)が、記憶素子(104,Cap,Batt)を有し、
    本方法が、この記憶素子(104,Cap,Batt)に殺菌が実施されたことを示す情報を保存する工程を有する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 当該の殺菌室(10)から当該の部品を取り出す工程と、
    電源モジュール(600)により、当該のモータ(100,100’)に電力を供給する工程と、
    を有する請求項2に記載の方法。
  4. 当該のモータ(100)が、更に、マイクロプロセッサ(200)を有し、このマイクロプロセッサ(200)が、レジスタ(202)を備えており、
    本方法が、
    当該の記憶素子(104,Cap,Batt)の情報に基づき、このレジスタ(202)内のカウンタ(n)を増加する工程と、
    当該の記憶素子(104,Cap,Batt)の情報を消去する工程と、
    を有する、
    請求項3に記載の方法。
  5. 当該のモータ(100)が、当該のモータ(100)のロータ(R)の位置を測定する電子モジュール(300)を有し、この電子モジュール(300)が、発振器を備えており、
    本方法が、
    この発振器が時間間隔(t1)の間第一の周波数(f1)で信号を発生して、この電子モジュール(300)が殺菌されたことを記録する工程と、
    この時間間隔(t1)の終了時に、当該の記憶素子(104,Cap,Batt)の情報を消去して、この発振器が第二の周波数(f2)で信号を発生する工程と、
    を有する、
    請求項3に記載の方法。
  6. 当該の第一の周波数(f1)が、600kHz〜1,00kHzの範囲内、例えば、800kHzであり、当該の第二の周波数(f2)が、200kHz〜600kHzの範囲内、例えば、400kHzであり、当該の時間間隔(t1)が、50ms〜200ms、例えば、100msである請求項5に記載の方法。
  7. 当該の圧力センサ(102)が、金属部材(12)とプリント回路(14)で構成され、この部材(12)が、このプリント回路(14)に半田付けされて配置され、この部材が、大気圧で一定の体積の気体を有し、
    本方法が、この金属部材の外の圧力が殺菌中に上昇する間、この金属部材(12)をプリント回路(14)の導電部分(18)と接触させる工程を有する、
    請求項3に記載の方法。
  8. 当該の記憶素子が、当該の圧力センサ(102)と接続されたスーパーキャパシタ(Cap)で構成されており、
    本方法が、金属部材(12)と当該のプリント回路(14)の導電部分(18)との接触により、このスーパーキャパシタ(Cap)を放電させる工程を有する、
    請求項7に記載の方法。
  9. 当該のモータ(100)に電力を供給している間、当該のマイクロプロセッサ(200)により、スーパーキャパシタ(Cap)の充電状態を測定する工程と、
    この充電状態に基づき、殺菌が実施されたか否かを決定する工程と、
    当該のマイクロプロセッサ(200)により、スーパーキャパシタ(Cap)を再充電する工程と、
    を有する請求項8に記載の方法。
  10. 当該のモータ(100)に電力を供給している間に、当該のモータ(100’)のタイマ(800)を作動する工程と、
    時間間隔(t1)の間のスーパーキャパシタ(Cap)の電圧が閾値(V1)よりも低い場合、発振器において、第一の周波数(f1)で信号を発生して、殺菌が実施されたことを示す工程と、
    時間間隔(t1)後に、第二の周波数(f2)で信号を発生するとともに、スーパーキャパシタ(Cap)を再充電する工程と、
    を有する請求項8に記載の方法。
  11. 当該の記憶素子が、当該の圧力センサ(102)と接続されたバッテリ(Batt)で構成されており、
    本方法が、金属部材(12)と当該のプリント回路(14)の導電部分(18)が接触している間だけ、当該のマイクロプロセッサ(200)に電力を供給する工程を有する、
    請求項7に記載の方法。
  12. 当該の記憶素子が、当該の圧力センサ(102)と接続されたバッテリ(Batt)で構成されており、
    本方法が、当該のモータ(100’)のロータ(R)の位置を測定する当該の電子モジュール(300)の電圧(A−R1)に基づき殺菌されたことを示す工程を有する、
    請求項7に記載の方法。
  13. 当該の温度センサが、ゼーベック効果を有する熱電素子(102)で構成され、この熱電素子が、当該のモータの筐体(107)と接続されて、モータ(100)の外の温度(Text)を検知するように構成された第一の壁面を有し、この熱電素子が、当該のモータ(100)の内部の空洞(105)内の温度(Tint)を検知するように構成された第二の壁面を有し、
    本方法が、当該のモータを殺菌している間に、この熱電素子(102)により当該のマイクロプロセッサ(200)に電力を供給する工程を有する、
    請求項4に記載の方法。
  14. 医療機器用の部品であって、この部品がモータ(100,100’)及び/又は手持部品であり、この部品が殺菌室(10)内に配置された時のための温度センサ、圧力センサ(102)、湿度センサ及び角度位置センサの中の一つ以上を有し、これらのセンサの各々が、この部品の殺菌回数を記録するように構成されている部品。
  15. 殺菌が実施されたとの情報を保存するための記憶素子(104,Cap,Batt)を備えている請求項14に記載の部品。
  16. 本部品がモータ(100)で構成され、このモータ(100)が、更に、マイクロプロセッサ(200)を有し、このマイクロプロセッサ(200)が、レジスタ(202)を有し、このレジスタが、当該の記憶素子(104,Cap,Batt)の情報に基づき増加されるように構成されたカウンタ(n)を有する請求項15に記載の部品。
  17. 本部品がモータ(100’)で構成され、このモータが、このモータのロータの位置を測定する電子モジュール(300)を有し、この電子モジュールが、殺菌されたことを記録するために時間間隔(t1)の間第一の周波数(f1)で信号を発生し、この時間間隔(t1)の終了時に第二の周波数(f2)で信号を発生するように構成された発振器を有する請求項15に記載の部品。
  18. 当該の圧力センサ(102)が、金属部材(12)とプリント回路(14)で構成され、この部材(12)が、このプリント回路(14)に半田付けされて配置され、この部材が、大気圧で一定の体積の気体を有し、この金属部材(12)は、この金属部材の外の圧力が殺菌中に上昇する間、このプリント回路(14)の導電部分(18)と接触するように構成されている請求項14に記載の部品(100,100’)。
  19. 当該の記憶素子が、当該の圧力センサ(102)と接続されたバッテリ(Batt)又はスーパーキャパシタ(Cap)で構成される請求項18に記載の部品(100,100’)。
  20. 当該の温度センサが、当該のモータの筐体(107)と接続されて、モータ(100)の外の温度(Text)を検知するように構成された第一の壁面と、当該のモータ(100)の内部の空洞(105)内の温度(Tint)を検知するように構成された第二の壁面とを備えた、ゼーベック効果を有する熱電素子(102)で構成され、当該のマイクロプロセッサ(200)が、当該のモータを殺菌している間、この熱電素子(102)により電力を供給されるように構成されている請求項16に記載の部品(100)。
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