JPH0744986Y2 - 電子体温計用ケース - Google Patents

電子体温計用ケース

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JPH0744986Y2
JPH0744986Y2 JP1989113178U JP11317889U JPH0744986Y2 JP H0744986 Y2 JPH0744986 Y2 JP H0744986Y2 JP 1989113178 U JP1989113178 U JP 1989113178U JP 11317889 U JP11317889 U JP 11317889U JP H0744986 Y2 JPH0744986 Y2 JP H0744986Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子体温計用ケースに関する。更に詳しくは、
マグネットリードスイッチを有する電子体温計の電源を
確実にオン・オフさせて、電子体温計を長期間にわたり
使用することが出来る電子体温計用ケースに関する。
〔従来の技術〕
従来の電子体温計は、所定形状の体温計本体内に、体温
情報を電気信号に変換する測温体と、該電気信号を演算
処理可能な信号に変換する測定部と、該変換信号から体
温を求める演算部と、該演算部で求めた体温を表示する
表示部と、前記各部に電力を供給する電池と、前記各部
と該電池との間に設けられたスイッチとが収容されてな
る。そして、このスイッチには通常手動操作式のスライ
ドスイッチ等が使用されている。衛生上の配慮から、電
子体温計は、消毒される場合があり、その際、消毒液が
スライドスイッチ部分から電子体温計内に浸み込み、ス
ライドスイッチの接点不良、電子回路の腐蝕などの故障
を起こしていた。また、スイッチが機械的構造であり、
耐久性・信頼性から一定の大きさが必要になり、電子体
温計の小型化に支障があった。
このような理由から、本出願人は、電子体温計内にマグ
ネットリードスイッチを取り付け、このマグネットリー
ドスイッチのオン・オフ操作を行なう手段として、電子
体温計用ケース内に磁界を作る永久磁石を設けたものを
提供した(特公昭62-51409号参照)。この電子体温計に
よれば、電子体温計用ケース内に電子体温計を収納する
と、電源がオフとなり、該ケース内から外に出すと電源
がオンとなる。
従って、この電子体温計は、体温計本体内を液密にでき
るから、アルコール等の消毒液で消毒しても消毒液が内
部に侵入することがなくて、従来のようにスイッチ接点
の接触不良がなく、体温計本体内のスイッチの収まりが
良くなり、更に小型かつ外面が滑らかであり電子回路の
腐蝕故障を起こす可能性がない。
また、この電子体温計は、小型かつ外面が滑らかで、ス
イッチのオン・オフ操作を磁界のある電子体温計用ケー
スに収容するだけで自動的に行なえて操作性が向上する
と共に、スイッチの切り忘れによる電池の無駄な消耗が
なく、トランジスタスイッチのように暗電流が流れるこ
ともない。
更に、この電子体温計は、マグネットリードスイッチの
耐久性・信頼性が他の同等の大きさの機械的スイッチに
比較して格段に高いため、回路をLSI化することに相俟
って、耐久性・信頼性に富むものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のマグネットリードスイッチを取り
付けた電子体温計をオン・オフするための電子体温計用
ケースは、小型化の要請から肉厚がうすく作られている
ことが多い。このため、磁界を作る磁石は、肉厚の薄く
なった電子体温計用ケースの側壁面に通常嵌め込まれて
いるから、この磁石と外部との距離が少なくなる。この
結果、例えば、鉄板の上に電子体温計を前述の電子体温
計用ケース内に収納した状態で置いてあると、電子体温
計のマグネットリードスイッチに対して磁石による磁界
が弱くなる。マグネットリードスイッチは、常閉接点形
であるから、オフとならずオンの状態のままとなり電池
を消費してしまう。従って、現実に体温を測定しようと
するとき役に立たない場合がある。
そこで、本考案は、上記事情に鑑みて、本出願人による
発明である電子体温計を収納するケースを改良するため
になされたもので、ケース内に電子体温計が収納された
状態であれば、どのような状態に置かれても、電子体温
計のスイッチが確実にオフされている状態を保持するこ
とができる電子体温計用ケースを提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案の電子体温計用ケース
は、マグネットリードスイッチが設けられ、温度表示部
を有する電子体温計を収納する電子体温計用ケースであ
って、該ケースに前記電子体温計を収納した際に前記電
子体温計の温度表示部に対応する位置に設けられ前記電
子体温計の温度表示部が視認できる窓部を備えると共
に、該ケースに設けられ前記電子体温計を収納した際に
前記マグネットリードスイッチを作動させる磁石と、該
磁石よりも外方に位置して前記ケースに設けられた磁気
遮蔽部材とを具備してなるものである。
〔作用〕
上記構成によれば、電子体温計に設けられているマグネ
ットリードスイッチを作動させる磁石の外方に磁気遮蔽
部材があるから、磁石によって形成された磁界は外部に
漏れず、一定の磁界の強さを保ち、マグネットリードス
イッチは常にオフされている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案の電子体温計用ケースと該ケースに収納
される電子体温計を示す斜視図、第2図は電子体温計用
ケースと電子体温計の平面図、第3図は第1図のIII-II
I線に沿う断面図である。図において、1は電子体温計
を示し、該電子体温計1は電子体温計用ケース2に収納
される。この電子体温計1は、これの体温計本体3の一
端に感温部4を取り付け、この体温計本体3内に測定部
5、演算部6、表示部7、電池8及びマグネットリード
スイッチ9を収容してなる。
この体温計本体3は、通常プラスチックによって作ら
れ、先半部が円形断面をした細径部3aに形成され、基半
部が扁平な断面形状、好ましくは楕円形をした大径部3b
に形成され、大径部3bの端部にキャップ3cを有して形成
されている。
前記感温部4は、感温抵抗変化素子であるサーミスター
やその他の感熱センサーが用いられ、体温情報を電気信
号に変換するものである。この感温部4は、前記体温計
本体3の内部が液密となるように体温計本体3の先端に
取り付けてある。
前記測定部5は、例えば、サーミスタ等の感温抵抗変化
素子をその系に含むRC発信回路で、感温抵抗変化素子の
抵抗変化を発信周波数(単位時間あたりのパルス数)の
変化として出力する。また、一般的なアナログ−デジタ
ル信号変換器を用いても良く、感温部4より出力される
アナログ信号をデジタル信号に変換するものであれば良
い。しかし、RC発信回路を用いた場合、他の変換方式に
比較して回路構成が簡単で消費電力が少ないのが有利で
ある。
前記演算部6は、例えば、加算器と感温部4の非直線特
性を直線化するための補正値を書き込んだメモリ(RO
M)とから成っており、測定部5より出力されるデジタ
ル信号を数値として加算器に入力すると共にアドレス信
号としてメモリに入力し、アドレスに対応する補正値を
読み出して加算器に入力し、デジタル信号と補正値とを
加算して直線出力を得て、然る後にセ氏(℃)またはカ
氏(゜F)に演算変換して出力もしくは更に所定時間の温
度上昇率から最終体温を予想演算する回路となってい
る。
なお、演算部6は、直示式の体温計、すなわち感温部4
で得られた体温情報を測温部5を介してそのまま表示部
7に表示するタイプの体温計では省略することも可能で
ある。
前記表示部7は、例えば、液晶等のデジタル表示器が用
いられ、演算部6からのデジタル信号を入力して体温を
デジタル表示するものであり、体温計本体3の大径部3b
の適宜箇所に外部より見通せるように収容されている。
表示器として液晶を用いれば消費電力が少ないので有利
である。
前記電池8は、例えば、円盤状の3VDCリチウム電池が用
いられ、前記各部に電力を供給するためのものであり、
前記体温計本体3の大径部3bに収容されている。そし
て、電池8は、体温計本体3に入れ替え可能とするため
に、体温計本体3の大径部3bのキャップ3c側に備える。
前記マグネットリードスイッチ9は、常閉接点形のもの
が用いられている。この常閉接点形とは、電子体温計用
ケース2に設けられた後述の磁石15からなる磁界発生手
段の磁界内にマグネットリードスイッチ9があるときは
オフ、磁界外にあるときはオンとなるものをいう。この
マグネットリードスイッチ9は、第4図に示すように、
一対の磁性材料から成るリード片9a、9bをガラスチュー
ブ9cの両端より収容し、リード片9a、9bをオーバーラッ
プし、さらにガラスチューブ9c内に不活性ガスを封入し
たもので、従来のスライドスイッチ等に比べてきわめて
小さいものである。常閉接点形のマグネットリードスイ
ッチ9は、リード片9a、9bのオーバーラップ部分同士が
磁界の作用で接触を解かれるものであり、定格電圧、電
流値以内で用いれば1億回以上の作動が出来、一対のリ
ード片9a、9bのオーバーラップをする部分が常閉してい
るB接点スイッチと呼称されているものである。
上述のように概略構成された電子体温計1は、本考案の
電子体温計用ケース2内に収納されたり外に出されたり
することにより、前述のマグネットリードスイッチ9が
オン・オフされる。すなわち、この電子体温計用ケース
2は、プラスチックにて作られ、外観が直方体をなし、
電子体温計1を収納し得る内部空間10を有している。こ
の電子体温計用ケース2の一端には、電子体温計1を挿
出入することが出来る開口部11が設けられている。そし
て、この電子体温計用ケース2内の奥まった底面12に
は、電子体温計1を保持するための保持部材13が設けら
れている。この内部空間10を構成する電子体温計用ケー
ス2の内側壁面14には、磁界発生源としての磁石15が設
けられている。この磁石15は、前述のマグネットリード
スイッチ9をオンするのに必要にして充分な磁界を発生
する永久磁石が使用され、電子体温計用ケース2の内側
壁面14の凹部に嵌められている。そして、電子体温計1
を出し入れするのに支障がないようになっている。この
電子体温計用ケース2の外側壁面16の凹部には、磁石15
を外側から覆うようにして、磁気遮断部材17が嵌められ
ている。この磁気遮断部材17は、鉄、ニッケルなどの金
属板によって作られており、磁石15によって発生する磁
界の強さを電子体温計用ケース2内において、一定に保
持することが出来る。従って、鉄製等の机や保管棚など
に電子体温計1を電子体温計用ケース2に入れた状態で
置いても、電子体温計用ケース2内の磁界の強さには影
響がなく、電子体温計1が電子体温計用ケース2内に収
納されているのにかかわらず、マグネットリードスイッ
チ9がオンして、電池8から各部に電流が流れることが
ない。
更に、この電子体温計用ケース2には軸方向に複数の導
入リブ18が設けられている。これらの導入リブ18が設け
られているため、電子体温計1を内部空間10に導入する
際、電子体温計1と内側壁面14との間に隙間が出来、こ
の隙間により内部空間10に存する空気が容易に抜ける。
従って、電子体温計1は空気抵抗をほとんど受けること
なく内部空間10に挿入され得る。
また、この電子体温計用ケース2の1側壁には、内部空
間10内に挿入された電子体温計1の表示部7を外部から
見ることが出来るように、すなわち、マグネットリード
スイッチ9がオフの状態になっているかどうかを確認す
ることが出来るように、窓19が穿けられている。
次に、上記構成になる電子体温計用ケース2の使用方法
について述べる。
電子体温計1が電子体温計用ケース2に収納されている
状態では、該電子体温計用ケース2内には、磁石15によ
る磁界が磁気遮蔽部材17により一定の強さに保持されて
いるから、マグネットリードスイッチ9のリード9a、9b
は離れ、電池8と各部とは遮断されている。従って、鉄
製の机や整理棚に電子体温計用ケース2内に入っている
電子体温計1が置かれていても、電池8が消費されるこ
とはない。使用時に電子体温計用ケース2から電子体温
計1を取り出すと、マグネットリードスイッチ9は磁石
15の磁界から外れるから、リード9a、9bは常態に戻り接
触し、電池8と各部とは接続され、体温を計ることが出
来る態勢になる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の電子体温計用ケースによ
れば、電子体温計に設けられているマグネットリードス
イッチを作動させる磁石の外方に磁気遮蔽部材があるか
ら、磁石によって形成された磁界は外部に漏れず、一定
の磁界の強さを保つ。このため、マグネットリードスイ
ッチはこの磁界内にあるかぎり常にオフされている。従
って、電子体温計が前述の電子体温計用ケースに収納さ
れた状態であれば、どのような状態になってもマグネッ
トリードスイッチはオフされており、電源を無駄に消費
することがなく、電子体温計を長く使用することが出来
る。
特に、電子体温計をケースに収納した際に電子体温計の
表示窓部と対応する位置に窓部を設けているので、電子
体温計の表示部を外部から容易に見ることが出来ると共
に、マグネットリードスイッチがオフ状態になっている
ことも簡単に確認することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は本考案の
電子体温計用ケースと該ケースに収納される電子体温計
を示す斜視図、第2図は電子体温計用ケースと電子体温
計の平面図、第3図は第1図のIII-III線に沿う断面
図、第4図はマグネットリードスイッチの断面図であ
る。 1……電子体温計 2……電体温計用ケース 15……磁石 17……磁気遮蔽部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネットリードスイッチが設けられ、温
    度表示部を有する電子体温計を収納する電子体温計用ケ
    ースであって、該ケースに前記電子体温計を収納した際
    に前記電子体温計の温度表示に対応する位置に設けられ
    前記電子体温計の温度表示部が視認できる窓部を備える
    と共に、該ケースに設けられ前記電子体温計を収納した
    際にマグネットリードスイッチを作動させる磁石と、該
    磁石よりも外方に位置して前記ケースに設けられた磁気
    遮蔽部材とを具備してなることを特徴とする電子体温計
    用ケース。
JP1989113178U 1989-09-27 1989-09-27 電子体温計用ケース Expired - Lifetime JPH0744986Y2 (ja)

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