JP2016158076A - 方向性結合器および無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】副線路と端子間の結合を防ぎ、アイソレーション、方向性及び挿入損失の良好な特性を得る。【解決手段】 入力端子と出力端子を有する主線路と、結合端子とアイソレーション端子を有する副線路とを積層構造体内に備えた方向性結合器で、主線路と副線路は、結合層において電磁界結合するように或る間隔を隔てて平行に且つ主線路が副線路の外周側に位置するようにループ状に延び、主線路より外側に、入力端子、出力端子、結合端子及びアイソレーション端子を配置し、出力端子と副線路との間に主線路が介在されるようにする。アイソレーション端子及び結合端子と副線路との間にも主線路が介在されるようにすることが好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は、方向性結合器および無線通信装置に係り、特に、方向性結合器を構成する積層構造体内における導体パターンの配置等を工夫することによって方向性結合器のアイソレーション特性や方向性を改善し挿入損失を低減させる技術に関する。
伝送線路上を伝搬する電力の一部を取り出す方向性結合器(Directional Coupler/以下「カプラ」と称することがある)は、携帯電話機や無線LAN通信装置、ブルートゥース(Bluetooth/登録商標)規格の通信装置など各種の無線通信機器の送信回路を構成する上で不可欠な部品となっている。
具体的には、カプラは送信信号のレベルが一定になるように制御する調整手段を構成するが、この調整手段は、利得を制御可能な電力増幅器(以下「PA」と言うことがある)と、送信信号のレベルを検出するカプラと、自動出力制御回路(以下「APC回路」と言うことがある)を備える。入力された送信信号は、PAによって増幅された後、カプラを通して出力される。カプラは、PAから出力された送信信号のレベルに対応したレベルのモニタ信号をAPC回路に出力する。APC回路は、モニタ信号のレベル(即ち送信信号のレベル)に応じてPAの出力が一定になるようにPAの利得を制御する。このようなPAのフィードバック制御により送信出力の安定化が図られる。
上記カプラは、電磁界結合するように互いに近接して配置した主線路と副線路とを備え、送信信号を伝送する主線路は一端に入力端子を、他端に出力端子をそれぞれ備え、送信信号のレベルを検出する副線路は一端に結合端子を、他端にアイソレーション端子をそれぞれ備えている。そして、主線路を伝送する送信信号の一部が副線路によって取り出され、結合端子を通じモニタ信号としてAPC回路へ出力される。
またこのようなカプラは一般に、絶縁層を介在させつつ複数の導体層を積層した積層構造体内に上記主線路や副線路、各端子を配置したチップ部品として提供される。
カプラの主要な特性としては挿入損失、結合度、アイソレーションおよび方向性が挙げられる。挿入損失はカプラによって生じる損失であり、低いことが望ましい。結合度は、順方向(主線路の入力端子から出力端子に向けた方向)に伝搬する電力と結合端子に取り出される電力の比である。アイソレーションは、逆方向(主線路の出力端子から入力端子に向けた方向)に伝搬する電力の結合端子への漏れの少なさの程度を示すもので、これは高い(漏れが小さい)ことが望ましい。また方向性は、アイソレーションと結合度の差であり、高い(絶対値が大きい)ほど良好なカプラとされ、検出誤差が小さく良好なAPC回路を形成することが出来る。
また、このようなカプラに関連する文献として下記特許文献がある。
特開2002−280810号公報 特許第3651401号公報 特許第5472717号公報 特許第5472718号公報 特許第4604431号公報
ところで、前述したPAのフィードバック制御では、PAから出力される進行波電力(送信電力)をアンテナ等の後段の回路から生じる反射波成分から分離して検出できる能力がカプラの主要な機能として求められる。したがって、当該能力の高さ(進行波と反射波とを分離できる程度)を示す特性であるアイソレーション(アイソレーションと結合度の差である方向性も同様)は出来るだけ高いことが正確な制御を行う上で望ましい。
このため本発明者等は、アイソレーションと方向性の特性向上を図るために種々の検討を行った。その結果、副線路と端子との間に生じる不要な電磁結合がアイソレーション特性や方向性を劣化させる原因となっており、特に出力端子と副線路間の結合が特性劣化に大きな影響を及ぼしていることを新たに見出した。そしてこの知見に基づいて、積層構造体内における各導体パターン、特に主・副両線路と端子の配置を工夫することにより本発明を完成するに至った。
一方、前記特許文献1(特開2002−280810)および特許文献2(特許第3651401)に記載の発明は、アイソレーションの改善を図るものではあるが、これら文献記載の発明は、主線路と副線路がそれぞれ2層の導体層に亘る構造であるため、線路長が長くなり挿入損失の点で不利な面がある。さらに、主線路と副線路を渦巻状に引き回すときに直角に曲がった角を有する形状パターンを描いていることから当該角部で不要な反射が生じ、その分、アイソレーションと方向性が劣化するおそれもある。
また、特許文献3(特許第5472717)および特許文献4(特許第5472718)に記載の発明はともにカプラの小型薄型化を図るもので、特許文献3に記載の発明では主線路や副線路に接続されたビアホール(以下単に「ビア」と言う)と端子との間の不要な結合を防ぎ、特許文献4に記載の発明ではアイソレーションや方向性の劣化を抑制しながら結合度を高めている。しかしながら、これらの文献(他の特許文献1、2および5も同様)記載の発明は、いずれも副線路と端子との不要な結合やその解決手段を示すものではない。
さらに特許文献5(特許第4604431)に記載の発明では、アイソレーション特性を改善するために、主線路および副線路とそれぞれ直交するように引出し電極を配置する。しかしこの発明では、主線路と副線路の形状をともに直線状の線路を複数接続して長方形の外縁を有する渦巻形状とするとされており、上述した角部における不要反射の問題が生じ得る。またこの特許文献5の発明では、主線路や副線路の形成方法としてスパッタリング法や蒸着法などの薄膜工法が挙げられているものの、主線路と副線路を基板の積層方向に結合させる層間結合構造を採用するため、絶縁層の厚さを高精度に制御する困難性から、同じ層内で主線路と副線路を結合させる面内結合構造を採るカプラと比べれば精度の点で劣る面がある。
したがって、本発明の目的は、副線路と端子間の結合と言う新たに見出した観点から当該結合を防ぎ、アイソレーション、方向性および挿入損失の各々について良好な特性を有するカプラを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係るカプラ(方向性結合器)は、高周波信号を伝送可能な主線路と、主線路の一端部に備えられて当該主線路に高周波信号を入力する入力端子と、主線路の他端部に備えられて当該主線路から高周波信号を出力する出力端子と、主線路と電磁界結合して高周波信号の一部を取り出す副線路と、副線路の一端部に備えられた結合端子と、副線路の他端部に備えられたアイソレーション端子とを、絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層構造体内に備えたものである。
そして、主線路と副線路は、前記複数の導体層のうちの1つである結合層において電磁界結合するように互いに或る間隔を隔てて平行に且つ主線路が副線路の外周側に位置するようにループ状に延び、前記積層構造体の積層方向から見て主線路より外側に、入力端子、出力端子、結合端子およびアイソレーション端子を配置し、前記積層構造体を積層方向から見た場合に、出力端子と副線路との間に主線路が介在されるようにする。
カプラのアイソレーション特性や方向性を劣化させる原因として、各端子のうち特に出力端子と副線路との間の結合の影響が大きいことは先に述べたとおりである。したがって本発明では、出力端子と副線路との間に主線路が介在されるように配置する。これにより、副線路と出力端子との間の不要な電磁結合が主線路によって抑制され、アイソレーションおよび方向性の特性改善を図ることが出来る。また本発明では、従来構造(前記特許文献1,2)のように複数の導体層に亘って主線路を備えることがなく1層の導体層(結合層)内に主線路を収容するから、カプラを薄型化することが出来るとともに、主線路の長さが短いから挿入損失も低く抑えることが出来る。
上記各端子(入力端子、出力端子、結合端子およびアイソレーション端子)は、主線路および副線路と同一の導体層(結合層)に配置されている必要は必ずしもなく、それらのうちのいずれか又は2つ以上の端子が他の導体層に配置されていても良い。なおこの場合、主線路や副線路と、他の導体層に配置された端子との電気的接続は、ビアなどの層間接続導体によって行えば良い。また上記各端子は、後に述べる柱状導電体のように、複数の導体層に現れる(複数の導体層に亘って垂直に延びる)ような端子であっても良い。
本発明のカプラでは、積層構造体を積層方向から見た場合にアイソレーション端子と副線路との間にも主線路が介在されていることが好ましく、さらに結合端子と副線路との間にも主線路が介在されていることが好ましい。
副線路と端子との結合は、出力端子との結合が最も影響が大きいが、他の端子、すなわちアイソレーション端子や結合端子との結合もアイソレーション特性や方向性に悪影響を及ぼす。このため、出力端子と同様にこれらアイソレーション端子および結合端子と副線路との間にも主線路が介在されるようにして結合を抑制することが望ましい。
本発明の典型的な一態様では、前記入力端子の一部である入力端子部と、前記出力端子の一部である出力端子部と、前記結合端子の一部である結合端子部と、前記アイソレーション端子の一部であるアイソレーション端子部とを結合層に備え、これら入力端子部、出力端子部、結合端子部およびアイソレーション端子部を、結合層の面内において主線路を配置した領域より外側に配置し、結合層の面内において出力端子部から最も近い副線路の線路部分を出力端子部から見た場合に、当該副線路の線路部分と出力端子部との間に主線路が介在されている。出力端子部と副線路との結合を主線路によって抑制するためである。
上記態様では、結合層の面内においてアイソレーション端子部から最も近い副線路の線路部分をアイソレーション端子部から見た場合に、当該副線路の線路部分とアイソレーション端子部との間に主線路が介在されているようにすることが望ましい。アイソレーション端子部と副線路との結合を主線路によって抑制するためである。
さらに同様の理由から、結合層の面内において結合端子部から最も近い副線路の線路部分を結合端子部から見た場合に、当該副線路の線路部分と結合端子部との間に主線路が介在されているようにすることが好ましい。
本発明の典型的な別の一態様では、前記積層構造体が方形の平面形状を有し、前記入力端子が、当該積層構造体を積層方向から見たときの第一の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状入力端子を含み、前記入力端子部は、当該柱状入力端子の一部であり、前記出力端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第二の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状出力端子を含み、前記出力端子部は、当該柱状出力端子の一部であり、前記アイソレーション端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第三の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状アイソレーション端子を含み、前記アイソレーション端子部は、当該柱状アイソレーション端子の一部であり、前記結合端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第四の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状結合端子を含み、前記結合端子部は、当該柱状結合端子の一部である。
この別の一態様では、主線路の一端部を入力端子部に接続し、副線路の一端部を結合端子部に接続し、主線路の他端部と、副線路の他端部とを前記結合層の中心部にそれぞれ配置する一方、前記結合層とは別の導体層である接続層に、前記柱状出力端子に一端部を接続した主線路用接続線路と、前記柱状アイソレーション端子に一端部を接続した副線路用接続線路とを備え、主線路の他端部と、主線路用接続線路の他端部とを、第一層間接続導体によって接続するとともに、副線路の他端部と、副線路用接続線路の他端部とを、第二層間接続導体によって接続する。
上記本発明および各態様に係るカプラでは、主線路および副線路は、折れ曲がるように屈曲した角部を有さないように構成することが好ましい。当該角部で不要な反射が生じてアイソレーション特性や方向性に劣化が生じることを防ぐためである。
また上記本発明および各態様に係るカプラでは、主線路と副線路との間隔を、主線路の線路幅の20〜80%の範囲内とすることが好ましい。アイソレーションおよび方向性に関する良好な特性を実現するためである。この点については実施形態の説明において後に詳しく述べる。
本発明に係る無線通信装置は、送信信号を生成可能で、且つ、当該送信信号を増幅するPA(電力増幅器)と当該PAの出力を制御するAPC回路(自動出力制御回路)とを含む送信回路と、受信信号を処理可能な受信回路と、送信信号および受信信号の送受信を行うアンテナと、当該アンテナと送信回路および受信回路との間に接続され、アンテナを通じて受信された受信信号の受信回路への伝送および送信回路から出力された送信信号のアンテナへの伝送を行うスイッチと、PAから出力される送信信号のレベルを検出してその検出信号をAPC回路に出力するカプラとを備え、カプラから入力された検出信号に基づいてPAの出力を制御する無線通信装置であって、当該カプラとして前記本発明またはいずれかの態様に係るカプラを備える。
本発明によれば、副線路と端子間の不要な結合を防ぎ、アイソレーション、方向性および挿入損失の各々について良好な特性を有するカプラを得ることが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基づいて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るカプラを概念的に示す回路図である。 図2は、前記実施形態に係るカプラを示す水平断面図(当該カプラを構成する積層構造体の各導体層および各絶縁層を示す平面図)である。 図3は、前記実施形態に係るカプラの挿入損失、結合度およびアイソレーション並びに比較例のカプラのアイソレーションの各周波数特性を示す線図である。 図4は、前記実施形態に係るカプラにおいて主線路と副線路との間の間隔を主線路の幅に対して変化させたときのアイソレーション特性の変化率を示す線図である。 図5は、本発明に係る無線通信装置の一例を示すブロック図である。
図1に示すように本発明の一実施形態に係るカプラ11は、送信信号を伝送する主線路12と、この主線路12に電磁界結合するように近接して配置した副線路13とを備える。主線路12は、その一端部に入力端子T1を有し、他端部に出力端子T2を有する。一方、副線路13は、その一端部に結合端子T3を有し、他端部にアイソレーション端子T4を有する。またこれら主線路12および副線路13ならびに各端子T1〜T4は、チップ状の電子部品として本実施形態のカプラを構成するため、絶縁層を介在させつつ積層した複数の導体層を備える積層構造体内に配置する。
具体的には、当該積層構造体は図2に示すように長方形の平面形状を有し、順に積層された第1導体層M1、第1絶縁層I1、第2導体層M2、第2絶縁層I2および第3導体層M3を有する。なお、本実施形態に係るカプラは、図2に示した各層以外にも、例えばグランド電極を備えた導体層など図示しない他の導体層や絶縁層を備えていても良い。
積層構造体の四隅(平面から見た場合の4つの角部)には、第1導体層M1から第3導体層M3までに亘って当該構造体を垂直に(積層構造体の積層方向に)貫いて延びる柱状の導電体を備える。これらの導電体は、柱状端子T1〜T4を構成するもので、図2において各層の左下の角部から反時計回りに隣り合う角部を第一から第四の角部とすると、これら4つの角部のうち第一の角部には柱状入力端子T1を、第二の角部には柱状出力端子T2を、第三の角部には柱状アイソレーション端子T4を、第四の角部には柱状結合端子T3を、それぞれ備える。
各柱状端子T1〜T4は、第1導体層M1、第2導体層M2および第3導体層M3において、端子部として現われる。すなわち第1から第3の各導体層M1〜M3において、第一の角部には入力端子部T11,T12,T13が、第二の角部には出力端子部T21,T22,T23が、第三の角部にはアイソレーション端子部T41,T42,T43が、第四の角部には結合端子部T31,T32,T33が、それぞれ現われている。
主線路12と副線路13は第1導体層M1(結合層)に配置する。主線路12は、第1導体層M1の第一の角部から第1導体層M1の中心部に向けループ状に(渦巻状または螺旋状に)延びるように形成する。主線路12の一端は入力端子部T11に、他端は第1導体層の中心部に配置したビアV1(主線路用ビア/第一層間接続導体)にそれぞれ接続する。
一方、副線路13は、第1導体層M1の第四の角部から第一の角部に向け引き回し、第一の角部から主線路12と同様に第1導体層M1の中心部に向けループ状に延びるように且つ主線路12と電磁結合させるため一定の間隔を隔てて主線路12の内側(内周側)を主線路12と並走する(主線路12と平行に延びる)ように形成する。副線路13の一端は第四の角部にある結合端子部T31に接続し、他端は第1導体層M1の中心部に備えた前記主線路用ビアV1とは別のビアV2(副線路用ビア/第二層間接続導体)に接続する。
主線路12と副線路13のいずれも折れ曲がるように屈曲した角部を有さず、直線状または曲線状に延びるように形成する。屈曲した角部で不要な反射が生じて特性を劣化させることを防ぐためである。また、副線路13を主線路12の内周側に配置することで、副線路13と、出力端子部T21、アイソレーション端子部T41および結合端子部T31の各端子部(柱状出力端子T2、柱状アイソレーション端子T4および柱状結合端子T3の各柱状端子)との間に主線路12が介在されることとなるから、端子部T21,T31,T41(柱状端子T2,T3,T4)と副線路13との間に不要な電磁結合が生じてアイソレーション特性や方向性が低下することを防ぐことが出来る。また、主線路12と副線路13との間の間隔(両線路12,13の間隔については後に述べる)を狭くして両線路12,13の結合を強くすることにより1層の導体層M1に主線路12を配置することとしたから主線路12の長さが短く、したがって挿入損失も小さい。
主線路12と柱状出力端子T2、ならびに副線路13と柱状アイソレーション端子T4との接続は、第1絶縁層I1を間に挟んで積層した第2導体層M2(接続層)において行う。すなわち、前記主線路用ビアV1および副線路用ビアV2は、第1絶縁層I1を貫通して第2導体層M2まで延び、第2導体層M2において一端を柱状出力端子T2(第2導体層M2の第二の角部に現れる出力端子部T22)に接続した主線路用接続線路21の他端を、第2導体層M2の中心部において主線路用ビアV1に接続する。また、第2導体層M2において一端を柱状アイソレーション端子T4(第2導体層M2の第三の角部に現れるアイソレーション端子部T42)に接続した副線路用接続線路22の他端を、第2導体層M2の中心部において副線路用ビアV2に接続する。
なお、これら主線路用接続線路21および副線路用接続線路22は、結合層M1に配置した主線路12および副線路13と意図しない結合が生じることを防ぐため、平面から見て主線路12および副線路13と平行にならずに交差して延びるように(平面から見て主線路12および副線路13を横切るように)形成してある。また、これらの接続線路21,22も主線路12および副線路13と同様に不要な反射を防ぐために、折れ曲がるように屈曲した角部を有さない曲線状に延びる形状とした。
図3は、本実施形態に係るカプラの挿入損失、結合度およびアイソレーション並びに比較例のカプラのアイソレーションの各周波数特性に関するシミュレーション結果を示すものである。比較例のカプラは、上記本実施形態と同様にループ状に巻いた主線路12と副線路13を有するが、主線路12と副線路13の配置が実施形態とは逆に副線路13を主線路12の外側に配置したものである。
なお、これら実施形態および比較例ではともに、主線路12の幅を20μm、副線路13の幅を10μm、主線路12と副線路13の間隔を10μm、第1導体層M1の電極膜厚(主線路12および副線路13の厚さ)を8μm、第1絶縁層I1の厚さを6μm、第2導体層M2の電極膜厚(接続線路21,22の厚さ)を6μm、第3導体層M3の電極膜厚および第2絶縁層I2の厚さを6μmに設定した。
図3から分かるように、比較例と比べて本実施形態に係るカプラではアイソレーション特性が改善されている。
さらに図4は、本実施形態に係るカプラにおいて、周波数:5GHzにおける主線路12と副線路13との間の線間ギャップ幅(両線路12,13の間隔)を主線路12の幅に対して変化させたときのアイソレーション特性の変化率を示すもので、線間ギャップ幅がアイソレーション特性に大きな影響を及ぼしていることが分かる。これは、本実施形態では主線路12を副線路13と端子部T21,T31,T41(端子T2,T3,T4)との間に配置することによって副線路13と端子部T21,T31,T41(端子T2,T3,T4)間の不要な結合が抑制されアイソレーション特性が改善されていることによるものであると考えられるが、このアイソレーション特性の改善効果は、副線路13と主線路12の間隔を狭くすることによって顕著になり、特に線間ギャップ幅が主線路幅の80%以下では10%以上の改善効果が得られる。ただし、線間ギャップ幅が主線路幅の20%未満になると逆にアイソレーション特性の劣化が見られる。これは主線路12と副線路13との結合が強くなり過ぎたことが原因であると考えられる。
したがって、線間ギャップ幅は主線路幅の20%以上にすることが好ましく、前記実施形態では50%とした。また本発明では、好ましい態様として線間ギャップ幅を前述のように主線路幅の20〜80%の範囲内と規定した。
図5は、本発明に係る無線通信装置の一例を示すブロック図である。同図に示すようにこの無線通信装置は、送信信号を生成する送信回路201と、受信信号を処理する受信回路103と、送信信号および受信信号の送受信を行うアンテナ101と、アンテナ101と送信回路201および受信回路103との間に接続されてアンテナ101を通じて受信された受信信号の受信回路103への伝送および送信回路201から出力された送信信号のアンテナ101への伝送を行うスイッチ102とを備えている。
送信回路201は、送信信号を増幅するPA(電力増幅器)202と、PA202の出力を制御するAPC回路(自動出力制御回路)203と、PA202から出力される送信信号のレベルを検出するカプラ204を含み、当該カプラ204として前記実施形態に係るカプラを備えた。カプラ204は、PA202から出力される送信信号のレベルを検出してその検出信号をAPC回路203に出力する。APC回路203は、このカプラ204から入力された検出信号に基づいてPA202の出力が一定になるようにPA202の利得を制御する。
本装置では、良好なアイソレーション特性を有する前記実施形態に係るカプラ204を備えるから、PA202のより精度の高い出力制御が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
例えば、前記実施形態では主線路と副線路をほぼ1回転するループ形状を有するものとしたが、当該ループ状の主線路および副線路は、例えばC字形状やU字形状のように1回転していなくても、あるいは1回転以上巻いた渦巻状ないし螺旋状の形状あっても良い。
また端子構造については、前記実施形態では積層構造体の四隅において当該構造体を垂直に貫く柱状の端子を備えたが、このような柱状端子ではなく一般的なビアによって例えば積層構造体底面に備えた外部接続端子に接続するような構造であっても良い。さらに、柱状端子ではなく積層構造体の側面に端子を備え、主線路や副線路、接続線路を積層構造体の外縁に引き出してこのような側面端子に接続するようにしても良い。なお、これらいずれの端子構造とする場合も前記実施形態と同様に、副線路を内側にして主線路と副線路をループ状に形成することにより端子と副線路との間に主線路が介在するようにする。
また本発明の無線通信装置は、図5に示した例に限定されるものではなく、このほかにも例えば複数の周波数帯を利用可能なマルチバンド方式の装置を構成するなど様々な回路構成を採ることが可能である。
11 カプラ(方向性結合器)
12 主線路
13 副線路
101 アンテナ
102 スイッチ
103 受信回路
201 送信回路
202 PA(電力増幅器)
203 APC回路(自動出力制御回路)
204 カプラ
I1 第1絶縁層
I2 第2絶縁層
M1 第1導体層
M2 第2導体層
M3 第3導体層
T1 入力端子
T2 出力端子
T3 結合端子
T4 アイソレーション端子
T11,T12,T13 入力端子部
T21,T22,T23 出力端子部
T31,T32,T33 結合端子部
T41,T42,T43 アイソレーション端子部
V1 主線路用ビア
V2 副線路用ビア

Claims (10)

  1. 高周波信号を伝送可能な主線路と、
    前記主線路の一端部に備えられて当該主線路に前記高周波信号を入力する入力端子と、
    前記主線路の他端部に備えられて当該主線路から前記高周波信号を出力する出力端子と、
    前記主線路と電磁界結合して前記高周波信号の一部を取り出す副線路と、
    前記副線路の一端部に備えられた結合端子と、
    前記副線路の他端部に備えられたアイソレーション端子とを、
    絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層構造体内に備えた方向性結合器であって、
    前記主線路と前記副線路は、前記複数の導体層のうちの1つである結合層において電磁界結合するように互いに或る間隔を隔てて平行に且つ前記主線路が前記副線路の外周側に位置するようにループ状に延び、
    前記積層構造体の積層方向から見て前記主線路より外側に、前記入力端子、前記出力端子、前記結合端子および前記アイソレーション端子を配置し、
    前記積層構造体を積層方向から見た場合に、前記出力端子と前記副線路との間に前記主線路が介在されている
    ことを特徴とする方向性結合器。
  2. 前記積層構造体を積層方向から見た場合に、前記アイソレーション端子と前記副線路との間に前記主線路が介在されている
    請求項1に記載の方向性結合器。
  3. 前記積層構造体を積層方向から見た場合に、前記結合端子と前記副線路との間に前記主線路が介在されている
    請求項1または2に記載の方向性結合器。
  4. 前記入力端子の一部である入力端子部と、前記出力端子の一部である出力端子部と、前記結合端子の一部である結合端子部と、前記アイソレーション端子の一部であるアイソレーション端子部とを前記結合層に備え、
    これら入力端子部、出力端子部、結合端子部およびアイソレーション端子部を、前記結合層の面内において主線路を配置した領域より外側に配置し、
    前記結合層の面内において前記出力端子部から最も近い副線路の線路部分を前記出力端子部から見た場合に、当該副線路の線路部分と出力端子部との間に前記主線路が介在されている
    請求項1に記載の方向性結合器。
  5. 前記結合層の面内において前記アイソレーション端子部から最も近い副線路の線路部分を前記アイソレーション端子部から見た場合に、当該副線路の線路部分とアイソレーション端子部との間に前記主線路が介在されている
    請求項4に記載の方向性結合器。
  6. 前記結合層の面内において前記結合端子部から最も近い副線路の線路部分を前記結合端子部から見た場合に、当該副線路の線路部分と結合端子部との間に前記主線路が介在されている
    請求項4または5に記載の方向性結合器。
  7. 前記積層構造体は方形の平面形状を有し、
    前記入力端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第一の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状入力端子を含み、
    前記入力端子部は、当該柱状入力端子の一部であり、
    前記出力端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第二の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状出力端子を含み、
    前記出力端子部は、当該柱状出力端子の一部であり、
    前記アイソレーション端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第三の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状アイソレーション端子を含み、
    前記アイソレーション端子部は、当該柱状アイソレーション端子の一部であり、
    前記結合端子は、当該積層構造体を積層方向から見たときの第四の角部において当該積層構造体の積層方向に延びる柱状の導電体である柱状結合端子を含み、
    前記結合端子部は、当該柱状結合端子の一部であり、
    前記主線路の一端部を前記入力端子部に接続し、
    前記副線路の一端部を前記結合端子部に接続し、
    前記主線路の他端部と、前記副線路の他端部とを前記結合層の中心部にそれぞれ配置する一方、
    前記結合層とは別の導体層である接続層に、前記柱状出力端子に一端部を接続した主線路用接続線路と、前記柱状アイソレーション端子に一端部を接続した副線路用接続線路とを備え、
    前記主線路の他端部と、前記主線路用接続線路の他端部とを、第一層間接続導体によって接続するとともに、
    前記副線路の他端部と、前記副線路用接続線路の他端部とを、第二層間接続導体によって接続した
    請求項4から6のいずれか一項に記載の方向性結合器。
  8. 前記主線路および前記副線路は、折れ曲がるように屈曲した角部を有さない
    請求項1から7のいずれか一項に記載の方向性結合器。
  9. 前記主線路と前記副線路との前記間隔を、前記主線路の線路幅の20〜80%の範囲内とした
    請求項1から8のいずれか一項に記載の方向性結合器。
  10. 送信信号を生成可能で、且つ、当該送信信号を増幅する電力増幅器と当該電力増幅器の出力を制御する自動出力制御回路とを含む送信回路と、
    受信信号を処理可能な受信回路と、
    前記送信信号および前記受信信号の送受信を行うアンテナと、
    当該アンテナと、前記送信回路および前記受信回路との間に接続され、前記アンテナを通じて受信された受信信号の前記受信回路への伝送および前記送信回路から出力された送信信号の前記アンテナへの伝送を行うスイッチと、
    前記電力増幅器から出力される送信信号のレベルを検出してその検出信号を前記自動出力制御回路に出力する方向性結合器と
    を備え、
    前記方向性結合器から入力された前記検出信号に基づいて前記電力増幅器の出力を制御する無線通信装置であって、
    前記方向性結合器が前記請求項1から9のいずれか一項に記載の方向性結合器である
    無線通信装置。
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