JP6098842B2 - 方向性結合器および無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、方向性結合器および無線通信装置に係り、特に、方向性結合器を構成する積層構造体内の導体パターンを特有のものとすることにより方向性結合器の特性改善を図る技術に関する。
伝送線路上を伝搬する電力の一部を取り出す方向性結合器(Directional Coupler/以下単に「カプラ」と称することがある)は、携帯電話機や無線LAN通信装置、ブルートゥース(Bluetooth/登録商標)規格の通信装置など各種の無線通信機器の送信回路を構成する上で不可欠な部品となっている。
具体的には、カプラは送信信号のレベルが一定になるように制御する調整手段を構成するが、この調整手段は、利得を制御可能な電力増幅器(以下「PA」と言うことがある)と、送信信号のレベルを検出するカプラと、自動出力制御回路(以下「APC回路」と言うことがある)を備える。入力された送信信号は、PAによって増幅された後、カプラを通して出力される。カプラは、PAから出力された送信信号のレベルに対応したレベルのモニタ信号をAPC回路に出力する。APC回路は、モニタ信号のレベル(即ち送信信号のレベル)に応じてPAの出力が一定になるようにPAの利得を制御する。このようなPAのフィードバック制御により送信出力の安定化が図られる。
上記カプラは、電磁界結合するように互いに近接して配置した主線路と副線路を備え、送信信号を伝送する主線路は一端に入力端子を、他端に出力端子をそれぞれ備え、送信信号のレベルを検出する副線路は一端に結合端子を、他端にアイソレーション端子をそれぞれ備えている。そして、主線路を伝送する送信信号の一部が副線路によって取り出され、結合端子を通じてモニタ信号としてAPC回路へ出力される。
またこのようなカプラは一般に、絶縁層を介在させつつ複数の導体層を積層した積層構造体内に主線路や副線路、各端子等を配置したチップ部品として提供される。
カプラの主要な特性としては挿入損失、結合度、アイソレーションおよび方向性が挙げられる。挿入損失はカプラによって生じる損失であり、低いことが望ましい。結合度は、順方向(主線路の入力端子から出力端子に向けた方向)に伝搬する電力と結合端子に取り出される電力の比である。アイソレーションは、逆方向(主線路の出力端子から入力端子に向けた方向)に伝搬する電力の結合端子への漏れの少なさの程度を示すもので、これは高い(漏れが小さい)ことが望ましい。方向性は、アイソレーションと結合度の差であり、高い(絶対値が大きい)ほど良好なカプラとされ、検出誤差が小さく良好なAPC回路を形成することが出来る。
また、このようなカプラに関連する文献として下記特許文献がある。
特開2002−280810号公報
ところで、前述したPAのフィードバック制御では、PAから出力される進行波電力(送信電力)をアンテナ等の後段の回路から生じる反射波成分から分離して検出できる能力がカプラの主要な機能として求められる。したがって、当該能力の高さ(進行波と反射波とを分離できる程度)を示す特性であるアイソレーションは出来るだけ高いことが正確な制御を行う上で望ましい。
また、電子部品としてカプラを提供するにあたっては、ユーザからの特性要求(当該カプラへの要求仕様)を満たす必要があり、良好な結合度を確保しながらアイソレーション特性について例えば周波数の低域側と高域側に設定された2つの要求仕様(後に述べる図9,図11,図13の符号S1,S2参照)を満足させる必要が生じることがある。
ところが、電子部品に対する近年の小型薄型化および高機能化の要請、ならびに量産時に品質精度にばらつき無く良好な生産性を実現する必要性から、結合度とアイソレーションの特性要求を同時に満足させることは必ずしも容易ではない。この点について具体的に述べれば次のとおりである。
図6は本発明の比較対象として構成したカプラ(比較例)を示す回路図であり、図7は当該比較例に係るカプラの水平断面図(各導体層および各絶縁層を示す平面図)である。これらの図に示すように比較例のカプラ10は、入力端子T1と出力端子T2間に接続した主線路12と、結合端子T3とアイソレーション端子T4間に接続した副線路13を電磁界結合させるように積層構造体内に備えたものである。積層構造体は、順に積層した第1導体層M1、第1絶縁層I1、第2導体層M2、第2絶縁層I2および第3導体層M3を有し、第1導体層M1に主線路12と副線路13を配置する。
なお、積層構造体内の各層の構造については、後述する実施形態のカプラ11が主線路(主線路部12a,12b)と副線路(副線路部13a,13b)を配置した導体層を2層(第1導体層M1と第2導体層M2)備えているのに対して、比較例のカプラ10は1層のみ(第1導体層M1)を備えている点で相違し、他の点は実施形態のカプラ11と同様であり(同一又は相当する部分に同一の符号を付す)、後に実施形態の説明において各層の構造について詳しく述べるからここでの説明は省略する。
図8および図9は、上記比較例のカプラにおいて主線路および副線路(これらを合わせて「結合線路」または「両線路」と言うことがある)の線路長を変えた場合の結合度(図8)とアイソレーション(図9)の周波数特性をそれぞれ示す線図である。これらの同図中、黒色の破線は両線路が標準の線路長(680μm)を有する場合を、一点鎖線は標準の線路長から両線路を30μm短くした場合を、灰色の破線は標準の線路長から両線路を30μm長くした場合をそれぞれ示す。またこれら図8および図9(後述の図10〜図13も同様)では、後に述べる実施形態のカプラの特性(実線で示す)も併せて図示している。さらにアイソレーションの特性図には、低域側の要求仕様S1(2.4GHz〜2.5GHzの周波数範囲で35dB以上)と、高域側の要求仕様S2(5.15GHz〜5.85GHzの周波数範囲で32dB以上)を示した。
図8および図9から分かるように、結合線路を長くすると、結合度は高くなるが、アイソレーションの減衰極(共振点)は低域側(周波数が低い側)へ移動する。このため、結合度を高めるために線路長を長くすると、高域側(周波数が高い側)に設定されたアイソレーションに関する要求仕様S2を満たすことが難しくなる。逆に、結合線路を短くすればアイソレーションの減衰極が高域側へ移動して高域側の要求仕様S2は満たしやすくなるが、結合度が低下してしまう。このように、線路長の変更だけでは結合度とアイソレーションの双方を満足させることは難しい。
図10および図11は、比較例のカプラにおいて結合線路の厚さを変えた場合の結合度(図10)とアイソレーション(図11)の周波数特性をそれぞれ示す線図で、同図中、黒色の破線は両線路の厚さを5μmとした場合を、一点鎖線は当該厚さを10μmとした場合を、灰色の破線(実線で示した実施形態と重なっている)は当該厚さを15μmとした場合をそれぞれ示す。
図10および図11から分かるように、結合線路を厚くすると、結合度は高くなり、アイソレーションの減衰極は、前述した線路長を変えた場合とは逆に高域側へ移動する(図11中の二点鎖線の矢印参照)。したがって、結合線路の長さと厚さの両方を調整すればアイソレーションの減衰極の周波数位置を自由に設定して要求仕様S1,S2を満たすことが可能とも考えられる。
しかしながら、結合線路を厚くするには成膜に時間がかかり、製造効率が悪化する。また、膜厚が厚くなるほど個々の製品ごとの厚さのばらつきが大きくなり、製造歩留まりが低下する。このように結合線路を厚くするのにも製造面からの限界がある。
図12および図13は比較例のカプラにおいて結合線路の間隔を狭めた場合の結合度(図12)とアイソレーション(図13)の周波数特性をそれぞれ示す線図で、同図中、黒色の破線は当該間隔が10μmの場合を、一点鎖線は当該間隔を5μmとした場合を、灰色の破線は2.5μmとした場合をそれぞれ示す。なお、前記図8〜図11では両線路の間隔は10μmとした。
図12および図13から分かるように、結合線路の間隔を狭めると、結合度は高くなり、アイソレーションの減衰極は高域側へ移動する。したがって線路間隔についても前述した厚さと同様に、両線路の長さと間隔の両方を調整すれば、結合度とアイソレーションの双方を自由に調整することが可能とも考えられる。
ところがこの場合も製造面からの限界がある。なぜなら、線路間隔を狭くするほど両線路間に短絡が生じるおそれが増大するからである。また図13から分かるように線路間隔を狭くするほど減衰極の移動量が大きくなるから、周波数が高くなるほど高精度の調整が難しくなり、品質にばらつきが生じやすくなる。
一方、前記特許文献1(特開2002−280810)に記載の発明は、カプラの小型化に伴って主線路と副線路(特に副線路)の自己インダクタンス値が十分でなくなるとアイソレーションが悪化する問題を解決するもので、副線路の線路幅を主線路の線路幅より相対的に小さくし、さらに挿入損失を抑えるために主線路の厚さを副線路より厚くする。しかしながらこの文献記載の発明は、結合度とアイソレーションを同時に調整できるものではない。またこの特許文献1記載の発明のように主線路の厚さを厚くすると、前述した製造上の問題、すなわち、成膜に時間がかかり製造効率が悪化するとともに、膜厚が厚くなるほど個々の製品ごとの厚さのばらつきが大きくなって製造歩留まりが低下する問題が生じ得る。
したがって、本発明の目的は、結合度およびアイソレーションを良好に調整可能な生産性に優れた新たなカプラ構造を得ることにある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係るカプラ(方向性結合器)は、高周波信号を伝送可能な主線路と、主線路の一端部に備えられて当該主線路に高周波信号を入力する入力端子と、主線路の他端部に備えられて当該主線路から高周波信号を出力する出力端子と、主線路と電磁界結合して高周波信号の一部を取り出す副線路と、副線路の一端部に備えられた結合端子と、副線路の他端部に備えられたアイソレーション端子とを、絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層構造体に備えている。
また主線路は、複数の導体層のうちの第一導体層に形成した第一主線路部と、複数の導体層のうちの第二導体層に形成した第二主線路部とを含み、これら第一主線路部と第二主線路部を、互いに電気的に並列に入力端子と出力端子との間に接続する。一方、副線路は、第一導体層に形成した第一副線路部と、第二導体層に形成した第二副線路部とを含み、これら第一副線路部と第二副線路部を、互いに電気的に並列に結合端子とアイソレーション端子との間に接続する。そして、第一主線路部と第一副線路部とを互いに近接して配置することにより電磁界結合させるとともに、第二主線路部と第二副線路部とを互いに近接して配置することにより電磁界結合させる。
本発明のカプラでは、上記のように主線路と副線路を並列に接続した2つの線路部を含むように構成して各線路部同士を結合させるが、このような構造とすれば、後に実施形態の説明において示すように、個々の線路部の厚さを変えなくても両線路の厚さを厚くしたのと同等の結合度とアイソレーション特性を得ることが出来る。また、別々の導体層に配置した複数の線路部によって結合線路を構成するから、個々の線路部の厚さは厚くする必要が無く、このため前述した製造上の問題(成膜の長時間化や厚さのばらつき)が生じることを防ぐことが出来る。したがって、高精度なカプラを効率良く且つ歩留まり良く量産することが可能となる。さらに、主線路が並列に接続された複数本の線路部からなるから、挿入損失も低く抑えられる。
上記主線路部および副線路部の典型的な形態として、本発明の一態様では、第一主線路部と第二主線路部とが略同一の平面形状を有するものとし且つこれら第一主線路部と第二主線路部とが平面から見て重なるように配置する。また同様に、第一副線路部と第二副線路部とが略同一の平面形状を有するものとし且つこれら第一副線路部と第二副線路部とが平面から見て重なるように配置する。
さらに本発明または上記態様では、第一主線路部の入力端子側の端部と、第二主線路部の入力端子側の端部とを、積層構造体の積層方向に延びる第一層間接続導体によって電気的に接続し、第一主線路部の出力端子側の端部と、第二主線路部の出力端子側の端部とを、積層構造体の積層方向に延びる第二層間接続導体によって電気的に接続し、第一副線路部の結合端子側の端部と、第二副線路部の結合端子側の端部とを、積層構造体の積層方向に延びる第三層間接続導体によって電気的に接続し、第一副線路部のアイソレーション端子側の端部と、第二副線路部のアイソレーション端子側の端部とを、積層構造体の積層方向に延びる第四層間接続導体によって電気的に接続することがある。
また本発明の別の一態様では、アイソレーションの周波数特性において減衰極を形成し、この減衰極が高域側の要求仕様に係る周波数範囲内に位置するようにして低域側の要求仕様と高域側の要求仕様の双方を満足させる。このような態様によれば、アイソレーションが特に低下しやすい高い周波数領域において高いアイソレーションを得ることができ、当該カプラに求められる低域側の要求仕様と高域側の要求仕様の双方を良好に満たすことが可能となる。
なお、減衰極の周波数位置を調整するには、各線路部の厚さを調整すれば良いが、本発明または前記各態様によれば、結合線路を、別々の導体層に配置した複数の線路部によって構成するから、個々の線路部の厚さは変えないか或いは変えるにしてもさほど厚くする必要が無く、このため前記製造上の問題(成膜の長時間化や厚さのばらつき)が生じることを防ぐことも出来る。
本発明に係る無線通信装置は、送信信号を生成可能で、且つ、送信信号を増幅するPA(電力増幅器)と当該PAの出力を制御するAPC回路(自動出力制御回路)とを含む送信回路と、受信信号を処理可能な受信回路と、送信信号および受信信号の送受信を行うアンテナと、当該アンテナと送信回路および受信回路との間に接続され、アンテナを通じて受信された受信信号の受信回路への伝送および送信回路から出力された送信信号のアンテナへの伝送を行うスイッチと、PAから出力される送信信号のレベルを検出してその検出信号をAPC回路に出力するカプラとを備え、カプラから入力された検出信号に基づいてPAの出力を制御する無線通信装置であって、当該カプラとして前記本発明または各態様のいずれかのカプラを備える。
本発明によれば、結合度およびアイソレーションを良好に調整可能な生産性に優れた新たなカプラを実現することが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基づいて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るカプラを概念的に示す回路図である。 図2は、前記実施形態に係るカプラを示す水平断面図(当該カプラを構成する積層構造体の各導体層および各絶縁層を示す平面図)である。 図3は、本発明に係る無線通信装置の一例を示すブロック図である。 図4は、前記実施形態に係るカプラの別の構成例を概念的に示す回路図である。 図5は、前記別の構成例のカプラを示す水平断面図(当該カプラを構成する積層構造体の各導体層および各絶縁層を示す平面図)である。 図6は、比較例に係るカプラを概念的に示す回路図である。 図7は、前記比較例に係るカプラを示す水平断面図(当該カプラを構成する積層構造体の各導体層および各絶縁層を示す平面図)である。 図8は、前記比較例に係るカプラにおいて主線路と副線路の線路長を変えた場合の結合度の周波数特性を示す線図である。 図9は、前記図8と同様に比較例のカプラにおいて主線路と副線路の線路長を変えた場合のアイソレーションの周波数特性を示す線図である。 図10は、前記比較例に係るカプラにおいて主線路と副線路の厚さを変えた場合の結合度の周波数特性を示す線図である。 図11は、前記図10と同様に比較例に係るカプラにおいて主線路と副線路の厚さを変えた場合のアイソレーションの周波数特性を示す線図である。 図12は、前記比較例に係るカプラにおいて主線路と副線路の間の間隔を狭めた場合の結合度の周波数特性を示す線図である。 図13は、前記図12と同様に比較例に係るカプラにおいて主線路と副線路の間の間隔を狭めた場合のアイソレーションの周波数特性を示す線図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るカプラ11は、送信信号を伝送する主線路と、この主線路に電磁界結合する副線路とを備えるが、主線路は入力端子T1と出力端子T2との間に並列に接続した第一主線路部12aと第二主線路部12bとからなり、副線路は結合端子T3とアイソレーション端子T4との間に並列に接続した第一副線路部13aと第二副線路部13bとからなる。また、第一主線路部12aと第一副線路部13aを近接して配置することによりこれらを互いに電磁界結合させ、同様に第二主線路部12bと第二副線路部13bを近接して配置することによりこれらを電磁界結合させる。
上記主線路部12a,12bおよび副線路部13a,13bならびに各端子T1〜T4は、チップ状の電子部品として本実施形態のカプラ11を構成するため、絶縁層を介在させつつ積層した複数の導体層を備える積層構造体内に配置する。
具体的には、当該積層構造体は図2に示すように長方形の平面形状を有し、順に積層された第1導体層M1、第1絶縁層I1、第2導体層M2、第2絶縁層I2、第3導体層M3、第3絶縁層I3および第4導体層M4を有する。なお、本実施形態に係るカプラ11は、図2に示した各層以外にも、例えばグランド電極を備えた導体層など図示しない他の導体層や絶縁層を備えていても良い。
積層構造体の四隅(平面から見た場合の4つの角部)には、第1導体層M1から第4導体層M4までに亘って当該構造体を垂直に(積層構造体の積層方向に)貫いて延びる柱状の導電体を備える。これらの導電体は、各導体層M1〜M4に現れる端子部T11〜T14,T21〜T24,T31〜T34,T41〜T44と、絶縁層を貫くビアVとを含んで柱状端子T1〜T4を構成するもので、図2において各層の左下の角部から反時計回りに隣り合う角部を第一から第四の角部とすると、これら4つの角部のうち第一の角部には柱状入力端子T1を、第二の角部には柱状出力端子T2を、第三の角部には柱状アイソレーション端子T4を、第四の角部には柱状結合端子T3を、それぞれ備える。
各柱状端子T1〜T4は、第1導体層M1、第2導体層M2、第3導体層M3および第4導体層M4において、端子部として現われる。すなわち第1から第4の各導体層M1〜M4において、第一の角部には入力端子部T11,T12,T13,T14が、第二の角部には出力端子部T21,T22,T23,T24が、第三の角部にはアイソレーション端子部T41,T42,T43,T44が、第四の角部には結合端子部T31,T32,T33,T34が、それぞれ現われている。各導体層の対応する端子部(例えば入力端子部T11,T12,T13,T14同士/他の端子部についても同様)は、絶縁層を垂直に貫く角形のビアVによって電気的に接続する。
主線路を構成する第一主線路部12aと、副線路を構成する第一副線路部13aは、第1導体層M1に配置する。すなわち第一主線路部12aは、第1導体層M1の第一の角部から第1導体層M1の中心部に向け渦巻状に延びるように形成する。第一主線路部12aの一端は入力端子部T11に、他端は第1導体層M1の中心部に配置した主線路引出用端子T51(主線路を出力端子T2に接続するための端子)にそれぞれ接続する。
一方、第一副線路部13aは、第1導体層M1の第四の角部から第一の角部に向け引き回し、第一の角部から第一主線路部12aと同様に第1導体層M1の中心部に向け渦巻状に延びるように且つ第一主線路部12aと電磁結合させるため一定の間隔を隔てて第一主線路部12aの内側(内周側)を第一主線路部12aと並走する(第一主線路部12aと平行に延びる)ように形成する。
なお、このように第一副線路部13aを第一主線路部12aの内側に配置すれば、第一副線路部13aと端子部(出力端子部T21、アイソレーション端子部T41および結合端子部T31)との間に第一主線路部12aが介在することとなるから第一副線路部13aと端子部T21,T31,T41(特に影響の大きい出力端子部T21)との不要な電磁結合を抑制することができ、アイソレーション特性の劣化を防ぐことが出来る(後述の第二副線路部13bについても同様)。この点については先に出願を行っている(特願2015−34066)。
第一副線路部13aは、第四の角部にある結合端子部T31に一端を接続し、第1導体層M1の中心部に備えた前記主線路引出用端子T51とは別の端子(副線路引出用端子)T61に他端を接続する。
前記第一主線路部12aとともに主線路を構成する第二主線路部12b、ならびに、前記第一副線路部13aとともに副線路を構成する第二副線路部13bは、第1絶縁層I1を介して積層した第2導体層M2に配置するが、第2導体層M2は第1導体層M1と同一の導体パターンを有している。したがって、第二主線路部12bは第一主線路部12aと、また第二副線路部13bは第一副線路部13aとそれぞれ同一の平面形状を有しており、平面(積層体の積層方向)から見て第一主線路部12aと第二主線路部12bが丁度重なり、第一副線路部13aと第二副線路部13bとが丁度重なる。また各端子部T11,T12,T21,T22,T31,T32,T41,T42,についても同様に第1導体層M1と第2導体層M2とで同一の平面形状を有し、平面から見て丁度重なることとなる。
なお、積層構造体の各層の厚さは、本実施形態では、第4導体層M4を除き、各導体層M1〜M3(したがって各主線路部12a,12bおよび各副線路部13a,13bも)および各絶縁層I1〜I3の厚さを総て5μmとした。第4導体層M4の厚さは20μmである。
第1導体層M1の入力端子部T11と第2導体層M2の入力端子部T12は、ビアV(第一層間接続導体)によって接続する。これにより第一主線路部12aの入力端子側の端部と、第二主線路部12bの入力端子側の端部とが電気的に接続される。同様に、第1導体層M1の主線路引出用端子T51と第2導体層M2の主線路引出用端子T52をビアV(第二層間接続導体)によって接続し、これにより第一主線路部12aの出力端子側の端部と、第二主線路部12bの出力端子側の端部とを電気的に接続する。
さらに、第1導体層M1の結合端子部T31と第2導体層M2の結合端子部T32をビアV(第三層間接続導体)によって接続することより、第一副線路部13aの結合端子側の端部と、第二副線路部13bの結合端子側の端部とを電気的に接続する。同様に、第1導体層M1の副線路引出用端子T61と第2導体層M2の副線路引出用端子T62をビアV(第四層間接続導体)によって接続することにより、第一副線路部13aのアイソレーション端子側の端部と、第二副線路部13bのアイソレーション端子側の端部とを電気的に接続する。
各主線路部12a,12bと柱状出力端子T2、ならびに各副線路部13a,13bと柱状アイソレーション端子T4との接続は、第2絶縁層I2を間に挟んで積層した第3導体層M3において行う。すなわち、第3導体層M3の中心部には、第2導体層M2に配置した主線路引出用端子T52と平面から見て同じ位置に主線路引出用端子T53を同様に備え、これら第2導体層M2と第3導体層M3にそれぞれ備えた主線路引出用端子T52,T53同士を、第2絶縁層I2を垂直に貫くビアVによって接続する。同様に、第3導体層M3の中心部において、第2導体層M2に配置した副線路引出用端子T62と平面から見て同じ位置に副線路引出用端子T63を備え、これら第2導体層M2と第3導体層M3にそれぞれ備えた副線路引出用端子T62,T63同士を、第2絶縁層M2を垂直に貫く別のビアVによって接続する。
そして、第3導体層M3において一端を柱状出力端子T2(第3導体層M3の第二の角部に現れる出力端子部T23)に接続した主線路用接続線路21の他端を、第3導体層M3の中心部において前記主線路引出用端子T53に接続する。また、第3導体層M3において一端を柱状アイソレーション端子T4(第3導体層M3の第三の角部に現れるアイソレーション端子部T43)に接続した副線路用接続線路22の他端を、第3導体層M3の中心部において前記副線路引出用端子T63に接続する。
このような本実施形態のカプラによれば、図10および図11から分かるように、両線路の厚さを15μmに増大させた比較例(図10および図11において実施形態を示す実線と、厚さを15μmとした比較例を示す灰色の破線は重なっている)と同等の結合度を確保しながら、低域側要求仕様S1および高域側要求仕様S2を満たす良好なアイソレーション特性を実現することが出来る。しかも、各線路部12a,12b,13a,13bの厚さは5μmであり特に厚くする必要はないから、前述した製造上の問題が生じることがなく、ばらつきの小さい高精度のカプラを効率良く生産することが出来る。また、主線路を並列に接続した2つの主線路部12a,12bで構成しているから、挿入損失も小さく抑えることが出来る。
図3は、本発明に係る無線通信装置の一例を示すブロック図である。同図に示すようにこの無線通信装置は、送信信号を生成する送信回路201と、受信信号を処理する受信回路103と、送信信号および受信信号の送受信を行うアンテナ101と、アンテナ101と送信回路201および受信回路103との間に接続されてアンテナ101を通じて受信された受信信号の受信回路103への伝送および送信回路201から出力された送信信号のアンテナ101への伝送を行うスイッチ102とを備えている。
送信回路201は、送信信号を増幅するPA(電力増幅器)202と、PA202の出力を制御するAPC回路(自動出力制御回路)203と、PA202から出力される送信信号のレベルを検出するカプラ204を含み、当該カプラ204として前記実施形態に係るカプラを備えた。カプラ204は、PA202から出力される送信信号のレベルを検出してその検出信号をAPC回路203に出力する。APC回路203は、このカプラ204から入力された検出信号に基づいてPA202の出力が一定になるようにPA202の利得を制御する。
本装置ではカプラ204として、良好なアイソレーション特性を有する前記実施形態に係るカプラ11を備えるから、PA202のより精度の高い出力制御が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
例えば、前記実施形態では主線路と副線路を2本の線路部によりそれぞれ構成したが、本発明では、3本あるいは4本以上の線路部によって両線路を構成することも可能である。 図4〜図5は線路部を3本ずつ備えた例を示すもので、この例では、入力端子T1と出力端子T2との間に並列に接続した3本の主線路部(第一主線路部12a、第二主線路部12bおよび第三主線路部12c)と、結合端子T3とアイソレーション端子T4との間に並列に接続した3本の副線路部(第一副線路部13a、第二副線路部13bおよび第三副線路部13c)とを、第1導体層M1、第2導体層M2および第3導体層M3の各層においてそれぞれ結合させている。
また本発明の無線通信装置は、図3に示した例に限定されるものではなく、このほかにも例えば複数の周波数帯を利用可能なマルチバンド方式の装置を構成するなど様々な回路構成を採ることが可能である。
10 比較例のカプラ
11 実施形態のカプラ
12 主線路
12a 第一主線路部
12b 第二主線路部
12c 第三主線路部
13 副線路
13a 第一副線路部
13b 第二副線路部
13c 第三副線路部
21 主線路用接続線路
22 副線路用接続線路
101 アンテナ
102 スイッチ
103 受信回路
201 送信回路
202 PA(電力増幅器)
203 APC回路(自動出力制御回路)
204 カプラ
I1 第1絶縁層
I2 第2絶縁層
I3 第3絶縁層
I4 第4絶縁層
M1 第1導体層
M2 第2導体層
M3 第3導体層
M4 第4導体層
M5 第5導体層
T1 入力端子
T2 出力端子
T3 結合端子
T4 アイソレーション端子
T11,T12,T13,T14,T15 入力端子部
T21,T22,T23,T24,T25 出力端子部
T31,T32,T33,T34,T35 結合端子部
T41,T42,T43,T44,T45 アイソレーション端子部
T51,T52,T53,T54 主線路引出用端子
T61,T62,T63,T64 副線路引出用端子
V ビア

Claims (3)

  1. 高周波信号を伝送可能な主線路と、
    前記主線路の一端部に備えられて当該主線路に前記高周波信号を入力する入力端子と、
    前記主線路の他端部に備えられて当該主線路から前記高周波信号を出力する出力端子と、
    前記主線路と電磁界結合して前記高周波信号の一部を取り出す副線路と、
    前記副線路の一端部に備えられた結合端子と、
    前記副線路の他端部に備えられたアイソレーション端子とを、
    絶縁層を介して積層した複数の導体層を有する積層構造体に備えた方向性結合器であって、
    前記主線路は、前記複数の導体層のうちの第一導体層に形成した第一主線路部と、前記複数の導体層のうちの第二導体層に形成した第二主線路部とを含むとともに、
    これら第一主線路部と第二主線路部は、互いに電気的に並列に前記入力端子と前記出力端子との間に接続してあり、
    前記副線路は、前記第一導体層に形成した第一副線路部と、前記第二導体層に形成した第二副線路部とを含むとともに、
    これら第一副線路部と第二副線路部は、互いに電気的に並列に前記結合端子と前記アイソレーション端子との間に接続してあり、
    前記第一主線路部と前記第一副線路部とを、互いに近接して配置することにより電磁界結合させ、
    前記第二主線路部と前記第二副線路部とを、互いに近接して配置することにより電磁界結合させ
    前記第一主線路部の入力端子側の端部と、前記第二主線路部の入力端子側の端部とが、前記積層構造体の積層方向に延びる第一層間接続導体によって電気的に接続され、
    前記第一主線路部の出力端子側の端部と、前記第二主線路部の出力端子側の端部とが、前記積層構造体の積層方向に延びる第二層間接続導体によって電気的に接続され、
    前記第一副線路部の結合端子側の端部と、前記第二副線路部の結合端子側の端部とが、前記積層構造体の積層方向に延びる第三層間接続導体によって電気的に接続され、
    前記第一副線路部のアイソレーション端子側の端部と、前記第二副線路部のアイソレーション端子側の端部とが、前記積層構造体の積層方向に延びる第四層間接続導体によって電気的に接続されている
    ことを特徴とする方向性結合器。
  2. 前記第一主線路部と前記第二主線路部とは、略同一の平面形状を有し、且つ、平面から見て重なるように配置されており、
    前記第一副線路部と前記第二副線路部とは、略同一の平面形状を有し、且つ、平面から見て重なるように配置されている
    請求項1に記載の方向性結合器。
  3. 送信信号を生成可能で、且つ、当該送信信号を増幅する電力増幅器と当該電力増幅器の出力を制御する自動出力制御回路とを含む送信回路と、
    受信信号を処理可能な受信回路と、
    前記送信信号および前記受信信号の送受信を行うアンテナと、
    当該アンテナと、前記送信回路および前記受信回路との間に接続され、前記アンテナを通じて受信された受信信号の前記受信回路への伝送および前記送信回路から出力された送信信号の前記アンテナへの伝送を行うスイッチと、
    前記電力増幅器から出力される送信信号のレベルを検出してその検出信号を前記自動出力制御回路に出力する方向性結合器と
    を備え、
    前記方向性結合器から入力された前記検出信号に基づいて前記電力増幅器の出力を制御する無線通信装置であって、
    前記方向性結合器は、前記請求項1または2に記載の方向性結合器である
    ことを特徴とする無線通信装置。
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