JP5472718B2 - カプラ - Google Patents

カプラ Download PDF

Info

Publication number
JP5472718B2
JP5472718B2 JP2009272231A JP2009272231A JP5472718B2 JP 5472718 B2 JP5472718 B2 JP 5472718B2 JP 2009272231 A JP2009272231 A JP 2009272231A JP 2009272231 A JP2009272231 A JP 2009272231A JP 5472718 B2 JP5472718 B2 JP 5472718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
coupler
wiring
layer
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009272231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011114829A (ja
Inventor
俊康 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2009272231A priority Critical patent/JP5472718B2/ja
Priority to US12/954,783 priority patent/US8525614B2/en
Publication of JP2011114829A publication Critical patent/JP2011114829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5472718B2 publication Critical patent/JP5472718B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、出力信号の一部をピックアップするディレクショナル・カプラ(Directional Coupler:方向性結合器、以下単にカプラと称する。)に関し、特に、小型薄型化に有利な薄膜プロセスにより形成されたカプラに関する。
無線通信機器は、アンテナ、フィルタ、RFスイッチ、パワーアンプ、カプラ、バラン等の各種高周波素子によって構成される。通常、パワーアンプの出力利得を一定に維持、制御するために出力の一部をピックアップしパワーアンプの入力にフィードバックをかけることを目的として、カプラが使用されている。
近時、携帯電話や携帯端末等の移動体通信機や無線LAN機器等に用いられるカプラとして、更なる小型薄型化が切望されている。このようなカプラとしては、主線路の層と絶縁層を介して配置された副線路の層とにより層間で電磁気的な結合を形成する積層型のカプラが知られている(特許文献1)。
特開2003−69316号公報
しかしながら、カプラを小型薄型化するために、カプラのサイズを小さくした場合には、カプラを形成するコイル等の線路が不可避的に短くなり、カプラとしての結合が小さくなる恐れがある。また、カプラの結合を増大させるべくコイルの巻回数を増やすと、同一層内における同じ線路同士の不要な結合の増大を招くことから、方向性(Directivity)やアイソレーション(Isolation)特性が劣化するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、要求されるカプラの諸特性を維持しつつ、小型薄型化することができるカプラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のカプラは、主線路及び第1接続配線を含む第1線路と、副線路及び第2接続配線を含む第2線路とを有し、主線路及び副線路は、電磁気的な結合をするように、絶縁層を介して互いに異なる階層に配置され、第1接続配線と第2接続配線のうち少なくとも一方が、同一階層内において第1線路及び第2線路が電磁気的な結合をするように、第1線路又は第2線路と同一階層に配置されている。
本発明の構成によれば、第1線路及び第2線路は異なる階層間における電磁気的な結合のみならず、同一階層内における電磁気的な結合をしていることから、結合を増大させることができる。このため、方向性やアイソレーション特性の劣化を抑制しつつ、カプラの結合を増大させることができる。この結果、カプラの所特性を維持しつつ、小型薄型化が可能となる。
例えば、第1接続配線の少なくとも一部が、第2線路の少なくとも一部と同一階層において隣接して配置されている。または、第1接続配線の少なくとも一部が、副線路の少なくとも一部と同一階層において隣接して配置されていてもよい。または、第2接続配線の少なくとも一部が、主線路の少なくとも一部と同一階層において隣接して配置されていてもよい。
好ましくは、平面視したときに同じ配線の一部同士が交差する箇所において、配線の一部同士が直交するように配置されている。このような構成により、第1線路の一部同士の結合、第2線路の一部同士の結合といった不要な結合が回避されることから、方向性やアイソレーション特性の劣化が抑制される。
好ましくは、絶縁層を貫通して主線路又は副線路に接続されたビアをさらに有し、ビアを介して絶縁層の同一面側に第1線路及び第2線路が引き出されている。この場合、例えば、本発明のカプラは、主線路を少なくとも含む第1層と、副線路を少なくとも含む第2層と、第1接続配線及び/又は第2接続配線の一部を少なくとも含む第3層とを備える。このように、ビアを介して絶縁層の同一面側に第1線路及び第2線路が引き出されることにより、第1線路及び第2線路が形成される配線層を共有することができることから、カプラの層数を減少させることができ、カプラの薄型化に寄与することが可能となる。
本発明によれば、第1線路及び第2線路は異なる階層間での電磁気的な結合のみならず、同一階層内においても電磁気的な結合をすることとなり、結合を増大させることができる。このため、要求されるカプラの諸特性を維持しつつ、小型薄型化が可能となる。
本発明のカプラの一実施形態の構成を示す等価回路図である。 カプラの一実施形態の構成を示す垂直断面図である。 カプラ1Aの配線層M1における水平断面図である。 カプラ1Aの絶縁層I1における水平断面図である。 カプラ1Aの配線層M2における水平断面図である。 カプラ1Aの絶縁層I2における水平断面図である。 カプラ1Aの配線層M3における水平断面図である。 カプラ1Aの保護層I3における水平断面図である。 平面視したときのカプラ1Aの配線のレイアウト図である。 カプラ1Bの配線層M1における水平断面図である。 カプラ1Bの絶縁層I1における水平断面図である。 カプラ1Bの配線層M2における水平断面図である。 カプラ1Bの絶縁層I2における水平断面図である。 カプラ1Bの配線層M3における水平断面図である。 平面視したときのカプラ1Bの配線のレイアウト図である。 カプラ1Cの配線層M1における水平断面図である。 カプラ1Cの絶縁層I1における水平断面図である。 カプラ1Cの配線層M2における水平断面図である。 カプラ1Cの絶縁層I2における水平断面図である。 カプラ1Cの配線層M3における水平断面図である。 平面視したときのカプラ1Cの配線のレイアウト図である。 カプラ1Dの配線層M1における水平断面図である。 カプラ1Dの絶縁層I1における水平断面図である。 カプラ1Dの配線層M2における水平断面図である。 カプラ1Dの絶縁層I2における水平断面図である。 カプラ1Dの配線層M3における水平断面図である。 平面視したときのカプラ1Dの配線のレイアウト図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
図1は、本発明のカプラの実施形態の構成を示す等価回路図である。カプラ1は、第1線路L1と、第1線路L1と電磁気的に結合する第2線路L2とを備えている。第1線路L1と第2線路L2との間の電磁気的な結合として、磁気結合Mと、容量結合C1,C2を図1に図解している。
このカプラ1においては、第1線路L1の一端が入力端子T11に接続され、第1線路L1の他端が出力端子T12に接続されている。また、第2線路L2の一端がカップリング端子T21に接続され、第2線路L2の他端がアイソレーション端子T22に接続されている。アイソレーション端子T22は、抵抗Rを介して接地電位Gに固定される。
上述した線路L1〜L2の長さは、カプラ1の仕様に応じて異なり、例えば、対象となる伝送信号の1/4波長(λ/4)共振器回路となるよう設定することができる。また、線路L1〜L2の形状は、上述した電磁的な結合が形成されれば、任意の形状とすることができ、例えば、渦巻状(コイル状)、蛇行状、直線状、曲線状等の形態が挙げられる。
以下に、同図を参照してカプラ1の基本的な動作について説明する。信号は、入力端子T11に入力され、出力端子T12から出力される。入力端子T11に信号が入力されると、第1線路L1には主電流IMが流れる。主電流IMが第1線路L1に流れると、磁気結合Mに基づく誘導電流ILが第2線路L2において一方向に向かって流れるとともに、容量結合C1,C2に基づく変位電流ICが第2線路L2において両側に向かって流れる。第2線路L2を最終的に流れる電流は、磁気結合Mに基づく誘導電流ILと、容量結合C1,C2に基づく変位電流ICの和となり、その結果、磁気結合による誘導電流の方向と一致した方向性をもつ電流がカップリング端子T21に向かって流れることとなる。このように信号がカプラの入力端子T11に入力され出力端子T12から出力されると、当該信号の一部に相当する信号がカップリング端子T21から出力される。
上記のカプラ1は、例えばパワーアンプ(PA)の出力モニタ用に使用される。この場合、カプラ1の入力端子T11がパワーアンプの出力端子に接続され、カプラ1のカップリング端子T21がAGC検波回路を介してパワーアンプの入力端子に接続される。これにより、パワーアンプから出力された信号がカプラ1の入力端子T11に入力されると、この信号の一部に相当する信号がカプラ1のカップリング端子T21から出力され、AGC検波回路を通じてパワーアンプにフィードバック信号が入力される。この結果、パワーアンプの出力利得が一定に維持、制御される。
次に、上記のカプラの一実施形態における配線構造について説明する。図2は、カプラ1の配線構造を概略的に示す垂直断面図である。図2に示すように、例えばアルミナ等からなる絶縁性基板100上に、例えば窒化シリコン膜からなる絶縁層101を介して配線層M1が形成されている。配線層M1上には、絶縁層I1を介して配線層M2が形成されている。配線層M2上には、絶縁層I2を介して配線層M3が形成されており、配線層M3上には保護層I3が形成されている。絶縁層I1,I2の一部には、ビアが形成されており、配線層M1,M2,M3間の必要な接続が確保されている。カプラの周縁部において、配線層M1,M2,M3の積層体により端子T11,T12,T21,T22が形成される。保護層I3は、端子T11,T12,T21,T22を露出するように形成されている。端子T11,T12,T21,T22の表面には、めっき膜102が形成されている。
絶縁層I1,I2及び保護層I3として、例えば、窒化シリコン、酸化アルミニウム、二酸化シリコン等の無機系絶縁体のみならず、ポリイミド、エポキシ樹脂等の有機系絶縁体を使用できる。また、配線層M1,M2,M3として、例えば、Cu,Ag,Pd,Ag−Pd,Ni,Au等を使用できる。配線層M1〜M3は、例えばスパッタリング法、蒸着法、印刷法,フォトリソグラフィ法等の方法により形成される。めっき膜102としては、例えば、Ni/AuめっきやNi/Snめっきが用いられる。このように、カプラ1は、絶縁性基板100上に形成された薄膜多層構造から構成されている。
(実施例1A)
次に、カプラの一実施例における各配線層M1,M2,M3のパターンについて詳細に説明する。以下の実施例は、線路L1,L2を構成する主線路としてコイルを用いたものである。
図3〜図8は、カプラ1Aにおける各層M1〜M3,I1〜I3を概略的に示す水平断面図である。図3〜図8に示す如く、配線層M1〜M3の全ての層に、入力端子T11、出力端子T12、カップリング端子T21、アイソレーション端子T22が形成されており、各端子T11,T12,T21,T22は異なる層間において電気的に接続されている。以下、各層の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、絶縁性基板100上の配線層M1には、コイル状の第1線路L1が形成されている。配線層M1におけるコイル状の第1線路L1の外周端は、出力端子T12に接続されており、第1線路L1の内周端はビアP11に接続されている。ビアP11は、絶縁層I1,I2を貫通して配線層M1から配線層M3まで延在されている。配線層M1における第1線路L1のうち、後述する配線層M2の第2線路L2と対向した部位が主線路L11となる。主線路とは、第1線路L1のうち異なる階層間で第2線路と電磁気的な結合をする部位をいう。
また、図4に示すように、配線層M1上に形成された絶縁層I1には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11に対応する部位にスルーホールHP11が形成されている。なお、本願明細書において、スルーホールとは絶縁層に設けられた開口(孔)を称し、当該スルーホール内に金属が埋め込まれることにより形成された導体をビアと称する。
また、図5に示すように、絶縁層I1上に形成された配線層M2には、コイル状の第2線路L2が形成されている。配線層M2におけるコイル状の第2線路L2の外周端は、アイソレーション端子T22に接続されており、第2線路L2の内周端はビアP21に接続されている。ビアP21は、絶縁層I2を貫通して配線層M2から配線層M3まで延在している。配線層M2における第2線路L2の一部は、配線層M1の第1線路L1と対向しており、この対向した部位が副線路L21となる。副線路とは、第2線路L2のうち異なる階層間で第1線路L1と電磁気的な結合をする部位をいう。また、副線路L21の周囲において、接続配線L12,L22が形成されている。接続配線L12は、第1線路L1の一部であり、その一端が入力端子T11に接続され、他端がビアP12に接続されている。ビアP12は、絶縁層I2を貫通して配線層M3まで延在している。接続配線L22は、第2線路L2の一部であり、その一端がカップリング端子T21に接続され、他端がビアP22に接続されている。ビアP22は、絶縁層I2を貫通して配線層M3まで延在している。
また、図6に示すように、配線層M2上に形成された絶縁層I2には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11,P12,P21,P22に対応する部位にスルーホールHP11,HP12,HP21,HP22が形成されている。
また、図7に示すように、絶縁層I2上に形成された配線層M3には、接続配線L13,L23が形成されている。接続配線L13は、第1線路L1の一部であり、その一端がビアP11に接続され、他端がビアP12に接続されている。接続配線L23は、第2線路L2の一部であり、その一端がビアP21に接続され、他端がビアP22に接続されている。
さらに、図8に示すように、配線層M3上には、保護層I3が形成されている。保護層I3は、端子T11,T12,T21,T22が形成された4隅を除く部位に形成されている。
図9は、平面視したときのカプラ1Aの配線のレイアウト図である。図9に示すように、カプラ1Aは、主線路L11及び接続配線L12,L13(第1接続配線)を含む第1線路L1と、副線路L21及び接続配線L22,L23(第2接続配線)を含む第2線路L2とを有する。図3及び図5に示すように、主線路L11と副線路L12は、異なる階層に配置されており、且つ、絶縁層I1を介して異なる階層間で電磁気的な結合をするように配置されている。
そして、図5及び図9の点線Aに示すように、第1線路L1の接続配線L12は、第2線路L2の副線路L21と同一階層において隣接して平行に配置されており、これにより同一階層内で第1線路L1と第2線路L2との電磁気的な結合が確保されている。電磁気的な結合を増大させるためには、2つの配線が平行に配置されることが好ましいが、隣接していればよい。このような構成により、第1線路L1又は第2線路L2の巻回数を増やさなくても、カプラの結合を増大させることができる。このため、方向性やアイソレーション特性の劣化を抑制しつつ、カプラの結合を増大させることができる。この結果、カプラの諸特性を維持しつつ、小型薄型化が可能となる。
また、図9の点線Bで示すように、第1線路L1の接続配線L13の一部は、第2線路L2の接続配線L23の一部と同一階層において隣接して平行に配置されており、これにより同一階層内で第1線路L1と第2線路L2との電磁気的な結合が確保されている。これにより、さらにカプラの結合を増大させることができる。
本実施例では、平面視したときに同じ配線の一部同士が交差する箇所において、配線の一部同士が直交するように配置されている。すなわち、第1線路同士が交差する箇所又は第2線路同士が交差する箇所では、配線が直交するように配置されている。図9に示す例では、接続配線L13と主線路L11の交差箇所(2箇所)、接続配線L23と副線路L21の交差箇所において、2つの配線が互いに直交するように配置されている。通常、同じ電流が流れる配線同士の電磁気的な結合は不要な結合であることから、このような不要な結合を回避することにより、方向性(Directivity)やアイソレーション(Isolation)特性の劣化が抑制される。
さらに、本実施例では、絶縁層I1を貫通して主線路L11に接続されたビアP11が形成されている。このように、ビアP11により第1線路L1を第2線路L2が形成された配線層M2側に引き出すことにより、第1線路L1及び第2線路L2が形成される配線層を共有することができることから、カプラの層数を減少させることができ、カプラの薄型化に寄与することが可能となる。
(実施例1B)
次に、カプラの実施例1Bの構成について説明する。図10〜図14は、カプラ1Bにおける各層M1〜M3,I1〜I2を概略的に示す水平断面図である。なお、実施例1Bの保護層I3のパターンは、実施例1Aのものと同様である。また、配線層M1〜M3の全ての層に、端子T11,T12,T21,T22が形成されている点については、実施例1と同様である。
図10に示すように、絶縁性基板100上の配線層M1には、コイル状の第1線路L1が形成されている。実施例1Bにおける配線層M1に配置された第1線路L1は、実施例1Aとは巻回数及び内周端の位置が異なっている。このため、実施例1Aでは第1線路L1の内周端に接続されたビアP11がアイソレーション端子T22に近い領域に配置されているのに対して(図3参照)、実施例1Bでは第1線路L1の内周端に接続されたビアP11が4つの端子T11,T12,T21,T22の中央部に配置されている。その他の点については、第1実施形態と同様である。
また、図11に示すように、配線層M1上に形成された絶縁層I1には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11に対応する部位にスルーホールHP11が形成されている。
また、図12に示すように、絶縁層I1上に形成された配線層M2には、コイル状の第2線路L2が形成されている。実施例1Bにおける配線層M2に配置された第2線路L2は、実施例1Aとは巻回数及び内周端の位置が異なっている。このため、実施例1Aでは第2線路L2の内周端に接続されたビアP21がアイソレーション端子T22に近い領域に配置されているのに対して(図5参照)、実施例1BではビアP21が4つの端子T11,T12,T21,T22の中央部に配置されている。また、副線路L21の周囲において、接続配線L12,22が形成されている。接続配線L12,L22の接続関係については、実施例1Aと同様である。
また、図13に示すように、配線層M2上に形成された絶縁層I2には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11,P12,P21,P22に対応する部位にスルーホールHP11,HP12,HP21,HP22が形成されている。
また、図14に示すように、絶縁層I2上に形成された配線層M3には、接続配線L13,L23が形成されている。ビアP11,P21の位置の変更に伴って実施例1Bの接続配線L13,L23の位置は実施例1Aとは異なっているが、その接続関係については、実施例1Aと同様である。
図15は、平面視したときのカプラ1Bの配線のレイアウト図である。図15に示すように、カプラ1Bは、主線路L11及び接続配線L12,L13(第1接続配線)を含む第1線路L1と、副線路L12及び接続配線L22,L23(第2接続配線)を含む第2線路L2とを有する。主線路L11と副線路L12は、異なる階層に配置されており、且つ、絶縁層I1を介して層間で電磁気的な結合をするように配置されている点については、実施例1Aと同様である。
そして、図12及び図15の点線Dに示すように、第1線路L1の接続配線L12は、第2線路L2の副線路L21と同一階層に隣接して平行に配置されており、これにより同一階層内で第1線路L1と第2線路L2との電磁気的な結合が確保されている。上記構成による効果については、実施例1Aにおいて説明した通りである。
本実施例1Bにおいても、実施例1Aと同様に、平面視したときに同じ配線の一部同士が交差する箇所において、配線の一部同士が直交するように配置されている。図15に示す例では、接続配線L13と主線路L11の交差箇所、接続配線L23と副線路L21の交差箇所において、2つの配線が互いに直交するように配置されている。上記構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
さらに、本実施例1Bにおいても、実施例1Aと同様に、絶縁層I1を貫通して主線路L11に接続されたビアP11が形成されている。上記構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
(実施例1C)
次に、カプラの実施例1Cの構成について説明する。図16〜図20は、カプラ1Cにおける各層M1〜M3,I1〜I2を概略的に示す水平断面図である。なお、実施例1Cの保護層I3のパターンは、実施例1Aのものと同様である。また、配線層M1〜M3の全ての層に、端子T11,T12,T21,T22が形成されている点については、実施例1と同様である。
図16に示すように、絶縁性基板100上の配線層M1には、コイル状の第1線路L1が形成されている。実施例1Cにおける配線層M1に配置された第1線路L1は、実施例1Aとは巻回数及び内周端の位置が異なっている。このため、実施例1Aでは第1線路L1の内周端に接続されたビアP11がアイソレーション端子T22に近い領域に配置されているのに対して(図3参照)、実施例1Cでは第1線路L1の内周端に接続されたビアP11が入力端子T11に近い領域に配置されている。その他の点については、第1実施形態と同様である。
また、図17に示すように、配線層M1上に形成された絶縁層I1には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11に対応する部位にスルーホールHP11が形成されている。
また、図18に示すように、絶縁層I1上に形成された配線層M2には、コイル状の第2線路L2が形成されている。実施例1Cにおける配線層M2に配置された第2線路L2は、実施例1Aとは配置、巻回数及び内周端の位置が異なっている。このため、実施例1Aでは第2線路L2の内周端に接続されたビアP21がアイソレーション端子T22に近い領域に配置されているのに対して(図5参照)、実施例1BではビアP21がカップリング端子T21に近い領域に配置されている。また、副線路L21の周囲において、接続配線L12,L22が形成されている。配線層M2を平面視したときに、実施例1Aでは接続配線L12,L22は副線路L21の上下の領域に配置されていたのに対して(図5参照)、実施例1Cでは副線路L21の右側の領域に配置されている。このような接続配線L12,22の配置領域を確保すべく、実施例1Cの第2配線L2は、実施例1Aに比べて中央側にシフトしている。接続配線L12,L22の接続関係については、実施例1Aと同様である。
また、図19に示すように、配線層M2上に形成された絶縁層I2には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11,P12,P21,P22に対応する部位にスルーホールHP11,HP12,HP21,HP22が形成されている。
また、図20に示すように、絶縁層I2上に形成された配線層M3には、接続配線L13,L23が形成されている。接続配線L12及び接続配線L23は、電磁気的な結合を確保すべく互いに隣接して平行に配置されている。ビアP11,P12,P21,P22の位置の変更に伴って実施例1Bの接続配線L13,L23の配置は実施例1Aとは異なっているが、その接続関係については、実施例1Aと同様である。
図21は、平面視したときのカプラ1Cの配線のレイアウト図である。図21に示すように、カプラ1Cは、主線路L11及び接続配線L12,L13(第1接続配線)を含む第1線路L1と、副線路L12及び接続配線L22,L23(第2接続配線)を含む第2線路L2とを有する。主線路L11と副線路L12は、異なる階層に配置されており、且つ、絶縁層I1を介して層間で電磁気的な結合をするように配置されている点については、実施例1Aと同様である。
そして、図20及び図21の点線Eに示すように、第1線路L1の接続配線L13は、第2線路L2の接続配線L23と同一階層において隣接して平行に配置されており、これにより同一階層内で第1線路L1と第2線路L2との電磁気的な結合が確保されている。当該構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
本実施例1Cにおいても、実施例1Aと同様に、平面視したときに同じ配線の一部同士が交差する箇所において、配線の一部同士が直交するように配置されている。図21に示す例では、接続配線L13と主線路L11の交差箇所、接続配線L23と副線路L21の交差箇所において、2つの配線が互いに直交するように配置されている。当該構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
さらに、本実施例1Cにおいても、実施例1Aと同様に、絶縁層I1を貫通して主線路L11に接続されたビアP11が形成されている。当該構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
(実施例1D)
次に、カプラの実施例1Dの構成について説明する。図22〜図26は、カプラ1Dにおける各層M1〜M3,I1〜I2を概略的に示す水平断面図である。なお、実施例1Dの保護層I3のパターンは、実施例1Aのものと同様である。また、配線層M1〜M3の全ての層に、端子T11,T12,T21,T22が形成されている点については、実施例1と同様である。
図22に示すように、絶縁性基板100上の配線層M1には、コイル状の第1線路L1が形成されている。実施例1Dにおける配線層M1に配置された第1線路L1は、実施例1Aとは巻回数及び内周端の位置が異なっている。実施例1Dでは、実施例1Bと同様に、第1線路L1の内周端に接続されたビアP11が、4つの端子T11,T12,T21,T22の中央部に配置されている。さらに、実施例1Dでは、実施例1Aと異なり、配線層M1において、第1線路L1の外側に第2線路L2の一部となる接続配線L22が形成されている。接続配線L22の一端はカップリング端子T21に接続され、他端はビアP22に接続されている。ビアP22は、絶縁層I1,I2を貫通して配線層M3まで延在している。その他の点については、第1実施形態と同様である。
また、図23に示すように、配線層M1上に形成された絶縁層I1には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11,P22に対応する部位にスルーホールHP11,HP22が形成されている。
また、図24に示すように、絶縁層I1上に形成された配線層M2には、コイル状の第2線路L2が形成されている。実施例1Dにおける配線層M2に配置された第2線路L2は、実施例1Aとは巻回数及び内周端の位置が異なっている。このため、実施例1Dでは、実施例1Bと同様に、第2線路L2の内周端に接続されたビアP21が4つの端子T11,T12,T21,T22の中央部に配置されている。また、副線路L21の周囲において、接続配線L12が配置されている点については実施例1Aと同様であるが、配線層M2に接続配線L22が形成されていない点が実施例1Aと異なる。
また、図25に示すように、配線層M2上に形成された絶縁層I2には、各端子T11,T12,T21,T22に対応する部位にスルーホールHT11,HT12,HT21,HT22が形成されている。さらに、絶縁層I1には、ビアP11,P12,P21,P22に対応する部位にスルーホールHP11,HP12,HP21,HP22が形成されている。
また、図26に示すように、絶縁層I2上に形成された配線層M3には、接続配線L13,L23が形成されている。実施例1Dの接続配線L13,L23の配置は実施例1Aとは異なっているが、実施例1Bと同様である。
図27は、平面視したときのカプラ1Dの配線のレイアウト図である。図27に示すように、カプラ1Dは、主線路L11及び接続配線L12,L13(第1接続配線)を含む第1線路L1と、副線路L12及び接続配線L22,L23(第2接続配線)を含む第2線路L2とを有する。主線路L11と副線路L12は、異なる階層に配置されており、且つ、絶縁層I1を介して層間で電磁気的な結合をするように配置されている点については、実施例1Aと同様である。
そして、図27の点線Fに示すように、第1線路L1の接続配線L12は、第2線路L2の副線路L21と同一階層において隣接して平行に配置されており、これにより同一階層内で第1線路L1と第2線路L2との電磁気的な結合が確保されている。さらに、点線Gに示すように、第2線路L2の接続配線L22は、第1線路L1の主線路L11と同一階層において隣接して平行に配置されており、これにより同一階層内で第1線路L1と第2線路L2との電磁気的な結合が確保されている。当該構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
本実施例1Dにおいても、実施例1Aと同様に、平面視したときに同じ配線の一部同士が交差する箇所において、配線の一部同士が直交するように配置されている。図27に示す例では、接続配線L13と主線路L11の交差箇所、接続配線L23と副線路L21の交差箇所において、2つの配線が互いに直交するように配置されている。当該構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
さらに、本実施例1Dにおいても、実施例1Aと同様に、絶縁層I1を貫通して主線路L11に接続されたビアP11が形成されている。当該構成による効果については、実施例1Aで説明した通りである。
なお、上述したとおり、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限度において様々な変形が可能である。例えば、ビアにより第1線路を第2線路側に引き出すのではなく、第2線路を第1線路側に引き出してもよい。また、基板上に積層される配線層の順序に限定はなく、例えば、主線路よりも副線路を基板側に配置してもよい。また、端子T11,T12,T21,T22の位置は変更可能であり、さらに端子の位置の変更に応じて配線のレイアウトも変更可能である。さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々のコイル配置を採用することが可能である。
本発明のカプラによれば、第1線路及び第2線路が層間において電磁気的な結合をするのみならず、同じ層内においても電磁気的な結合をするように接続配線の配置が規定されていることから、結合を増大させることができる。このため、要求されるカプラの結合を維持しつつ、小型薄型化が可能となる。要求されるカプラの諸特性を維持しつつ小型薄型化することができるので、特に、小型薄型化が要求される無線通信機器、装置、モジュール、及びシステム、並びにそれらを備える設備、さらには、それらの製造に広く適用することが可能である。
1,1A〜1D…カプラ1、M1,M2,M3…配線層、I1,I2…絶縁層、I3…保護層、IM…主電流、IL…誘導電流、IC…変位電流、C1,C2…容量結合、M…磁気結合、R…抵抗、G…接地電位、L1…第1線路、L2…第2線路、L11…主線路、L12,L13…接続配線、L21…副線路、L22,L23…接続配線、P11,P12,P21,P22…ビア、HP11,HT11,HT12,HT21,HT22…スルーホール、T11…入力端子、T12…出力端子、T21…カップリング端子、T22…アイソレーション端子、100…絶縁性基板、101…絶縁層。

Claims (6)

  1. 主線路及び第1接続配線を含む第1線路と、
    副線路及び第2接続配線を含む第2線路と
    を有し、
    前記主線路及び前記副線路は、電磁気的な結合をするように、絶縁層を介して互いに異なる階層に配置され、
    前記第1接続配線と前記第2接続配線のうち少なくとも一方が、同一階層内において前記第1線路及び前記第2線路が電磁気的な結合をするように、前記第1線路又は前記第2線路と同一階層に配置されており、
    前記主線路を少なくとも含む第1層と、
    前記副線路を少なくとも含む第2層と、
    前記第1接続配線及び/又は前記第2接続配線の一部を少なくとも含む第3層と
    を備える
    カプラ。
  2. 前記第1接続配線の少なくとも一部が、前記第2線路の少なくとも一部と同一階層において隣接して配置されている、
    請求項1記載のカプラ。
  3. 前記第1接続配線の少なくとも一部が、前記副線路の少なくとも一部と同一階層において隣接して配置されている、
    請求項1記載のカプラ。
  4. 前記第2接続配線の少なくとも一部が、前記主線路の少なくとも一部と同一階層において隣接して配置されている、
    請求項1記載のカプラ。
  5. 平面視したときに同じ配線の一部同士が交差する箇所において、配線の一部同士が直交するように配置されている、
    請求項1〜4のいずれかに記載のカプラ。
  6. 前記絶縁層を貫通して前記主線路又は前記副線路に接続されたビアをさらに有し、
    前記ビアを介して前記絶縁層の同一面側に前記第1線路及び前記第2線路が引き出されている、
    請求項1〜5のいずれかに記載のカプラ。
JP2009272231A 2009-11-30 2009-11-30 カプラ Active JP5472718B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009272231A JP5472718B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 カプラ
US12/954,783 US8525614B2 (en) 2009-11-30 2010-11-26 Coupler

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009272231A JP5472718B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 カプラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011114829A JP2011114829A (ja) 2011-06-09
JP5472718B2 true JP5472718B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44236799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009272231A Active JP5472718B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 カプラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5472718B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9531053B2 (en) 2015-02-24 2016-12-27 Tdk Corporation Directional coupler and wireless communication device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104145367B (zh) 2012-02-27 2016-08-24 Tdk株式会社 耦合器、电子部件以及电子部件的制造方法
WO2016121455A1 (ja) 2015-01-29 2016-08-04 株式会社村田製作所 高周波モジュール

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604431B2 (ja) * 2001-08-27 2011-01-05 株式会社村田製作所 積層型方向性結合器
US6972639B2 (en) * 2003-12-08 2005-12-06 Werlatone, Inc. Bi-level coupler

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9531053B2 (en) 2015-02-24 2016-12-27 Tdk Corporation Directional coupler and wireless communication device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011114829A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6070895B2 (ja) 積層型コイル素子、アンテナモジュール、および、無線通信モジュール
JP5459301B2 (ja) 高周波トランス、高周波部品および通信端末装置
JP4367487B2 (ja) コイル部品
JP5051063B2 (ja) 薄膜バラン
US9263786B2 (en) Coupler, electronic component, and manufacturing method for electronic component
JP2008198929A (ja) バラントランス及びバラントランスの実装構造、並びに、この実装構造を内蔵した電子機器
JP5240669B2 (ja) 薄膜バラン
US8525614B2 (en) Coupler
US8203396B2 (en) Thin film balun
JP2007005498A (ja) 可変インダクタおよびその製造方法
JP6011377B2 (ja) アンテナ、アンテナ装置、及び携帯端末
JP5472717B2 (ja) カプラ
JP5472718B2 (ja) カプラ
US8653904B2 (en) Thin film balun
US11159138B2 (en) Composite electronic component and electronic circuit
US10263324B2 (en) Impedance conversion element and communication device
US11139101B2 (en) Coil component
JP4413687B2 (ja) トランス回路およびその製造方法
JP2008244924A (ja) 方向性結合器および半導体装置
US10950381B2 (en) Surface-mounted LC device
JP6372609B2 (ja) 高周波トランス素子、インピーダンス変換素子およびアンテナ装置
JP5131495B2 (ja) 薄膜バラン
JP2007189396A (ja) バラン
JP2007335492A (ja) 可変受動デバイス及びこれを用いた半導体装置
JP2021132074A (ja) コイル部品及びこれを備える回路基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5472718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150