JP2016152748A - クリップ付き防護管 - Google Patents
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Abstract
【課題】 曲がった架空線に対しても、容易かつ確実に取り付けることが可能なクリップ付き防護管を提供する。【解決手段】 電線Lに沿って変形自在で、全長にわたってスリット2aが形成された管本体2と、洗濯バサミ状で、挟持部31が管本体2内に位置し操作部32が管本体2外に位置するように設けられたクリップ2と、を備え、クリップ2の操作部32を操作して挟持部31を広げると、スリット2aが広がって開口が形成され、該開口から管本体2内に電線Lを挿入可能となり、管本体2内に電線Lを挿入した状態で、操作部32を操作して挟持部31を閉じると、挟持31部が電線Lを挟持して開口が閉じる。【選択図】 図1
Description
この発明は、電線や通信線を含む架空線に取り付ける保護管に関し、特に、架空線を挟持するクリップを備えたクリップ付き防護管に関する。
活線作業において配電線等の近接限界内に入る際には、配電線等に防護管を取り付ける必要があり、また、間接活線工法において間接機材等による地絡事故を防止するために、配電線等に防護管を取り付けている。この防護管において、電線への取り付けの作業性を向上し得るものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この防護管は、両端開放の管状部を有し、この管状部が、長手方向一端から他端まで連続した切断線部を備えると共に、この切断線部から拡開可能な弾性を有するものである。
しかしながら、従来の防護管は、真っ直ぐな管であるため、機器の縁線や高圧分岐の縁線など3次元的に曲がった電線に取り付けることが困難であった。また、間接活線工法用の絶縁シートを電線に取り付ける場合、取り付けが困難であったり取り付けに手間がかかったりするばかりでなく、風などによって外れてしまうおそれがある。このように、曲がった電線を容易かつ確実、適正に絶縁保護することが困難であった。
そこでこの発明は、曲がった架空線に対しても、容易かつ確実に取り付けることが可能なクリップ付き防護管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、管状で、電線や通信線を含む架空線に沿って変形自在で、全長にわたってスリットが形成された管本体と、洗濯バサミ状で、挟持部が前記管本体内に位置し操作部が前記管本体外に位置するように設けられたクリップと、を備え、前記クリップの前記操作部を操作して前記挟持部を広げると、前記スリットが広がって開口が形成され、該開口から前記管本体内に前記架空線を挿入可能となり、前記管本体内に前記架空線を挿入した状態で、前記操作部を操作して前記挟持部を閉じると、前記挟持部が前記架空線を挟持して前記開口が閉じる、ことを特徴とするクリップ付き防護管である。
この発明のクリップ付き防護管を架空線に取り付けるには、クリップの操作部を操作して管本体に開口を形成し、この開口から架空線を管本体内に挿入して、管本体を架空線に沿って変形させ、クリップの操作部を操作して挟持部で架空線を挟持すればよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載のクリップ付き防護管において、前記クリップが、前記管本体の長手方向に沿って複数設けられている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のクリップ付き防護管において、前記管本体の前記スリットの端縁に、該端縁に沿って延び前記架空線を前記管本体内に案内するガイド部が設けられている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、管本体が架空線に沿って変形自在で、しかも、クリップの挟持部で架空線を挟持するため、曲がった架空線に対しても容易かつ確実、適正に取り付けることが可能となる。さらに、クリップの操作部を操作するだけで、管本体に開口を形成したり架空線を挟持したりできるため、間接活線工法においても容易に取り付けることが可能となる。
請求項2の発明によれば、クリップが管本体の長手方向に沿って複数設けられているため、複数のクリップの挟持部で架空線を挟持することで、より確実、適正にかつ安定して取り付けることが可能となる。
請求項3の発明によれば、管本体のスリットの端縁にガイド部が設けられているため、架空線を管本体内に挿入しやすくなり、より容易かつ適正に取り付けることが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るクリップ付き防護管1を示す正面図(a)と側面図(b)である。このクリップ付き防護管1は、電線や通信線を含む架空線を絶縁保護するために、架空線を覆うように取り付けられる保護管であり、管状の管本体2と、洗濯バサミ状のクリップ3と、を備えている。ここで、架空線が電線(例えば、低圧引込電線)Lの場合について、以下に主として説明する。
管本体2は、電気絶縁性および弾性を有する樹脂で構成され、外周に凹凸が軸線に沿って連続的に形成された蛇腹状の円管で、電線Lの曲がりに沿って変形自在となっている。また、管本体2の側面には、軸線に沿って延びるスリット2a(切れ目)が、全長にわたって形成され、このスリット2aを広げることで、長手方向に沿って延びる開口が形成されるようになっている。
さらに、スリット2aの一端縁には、外側にほぼ垂直に突出して、この端縁に沿って延びる板状のガイド部2bが形成されている。そして、後述するように、このガイド部2bを電線Lに沿わせることで、電線Lを管本体2内に案内して挿入しやすいようになっている。
このような管本体2の内径は、想定される保護対象の電線Lを覆って取り付けられるように設定され、管本体2の長さは、電線Lの保護箇所を適正に覆うように設定されている。
クリップ3は、X状で、洗濯バサミと同様に、開閉軸33を軸心に、操作部(基端部)32を開閉操作することで、挟持部(先端部)31が閉じたり開いたりするようになっており、このようなクリップ3が、管本体2の長手方向に沿って両端部に配設されている。すなわち、管本体2の両端部に挿入孔(図示せず)が形成され、この挿入孔からクリップ3の挟持部31が挿入されて、挟持部31が管本体2内に位置し、操作部32が管本体2外に位置するように管本体2に取り付けられている。
そして、クリップ3の操作部32を閉じて(操作して)挟持部31を広げると、図2に示すように、挟持部31で管本体2が押し広げられて、スリット2aが広がって開口が形成され、この開口から管本体2内に電線Lを挿入可能となる。また、管本体内2に電線Lを挿入した状態で、クリップ3の操作部32を開いて(操作して)挟持部31を閉じると、図3に示すように、挟持部31が電線Lを挟持するとともに、管本体2の開口が閉じるようになっている。
このように、クリップ3の挟持部31の開閉に伴って管本体2の開口(スリット2a)が開閉するとともに、管本体2の開口を閉じた際に挟持部31が電線Lを挟持するようになっている。換言すると、このような開口の開閉や電線Lの挿入、挟持が行えるように、クリップ3の形状や管本体2との配設位置が設定されている。
次に、このような構成のクリップ付き防護管1の取付方法や作用などについて説明する。ここで、間接活線工法で電線Lに取り付ける場合について、主として説明する。
クリップ付き防護管1を電線Lに取り付けるには、まず、間接活線工具のヤットコで一方のクリップ3の操作部32を把持して閉じ、挟持部31および管本体2のスリット2aを広げて開口を形成する。この状態で、図2に示すように、管本体2のガイド部2bを電線Lに沿わせて電線Lを管本体2内に案内して、開口から管本体2内に電線Lを挿入し、間接活線工具のヤットコを広げる(離す)ことでクリップ3の挟持部31を閉じる。これにより、図3に示すように、挟持部31で電線Lが挟持されるとともに、管本体2の開口が閉じる。
次に、間接活線工具のヤットコで他方のクリップ3の操作部32を把持して閉じ、挟持部31および管本体2のスリット2aを広げて開口を形成する。この状態で、管本体2を電線Lに沿って変形させながら、開口から管本体2内に電線Lを挿入する。この際、ガイド部2bを電線Lに沿わせて、管本体2を変形させながら管本体2内に電線Lを挿入する。そして、間接活線工具のヤットコを広げることでクリップ3の挟持部31を閉じる。これにより、挟持部31で電線Lが挟持されるとともに、管本体2の開口が閉じ、管本体2が電線Lを覆った状態で、クリップ付き防護管1が電線Lに取り付けられるものである。また、クリップ付き防護管1を電線Lから取り外すには、取付作業と逆の動作を行えばよい。
以上のように、本クリップ付き防護管1によれば、管本体2が変形自在となっているため、電線Lが曲がっている場合であっても、クリップ付き防護管1を適正かつ容易に取り付けることができる。また、クリップ3で電線Lを挟持した状態でクリップ付き防護管1が取り付けられるため、電線Lにクリップ付き防護管1を確実・強固かつ容易に取り付けることができる。
しかも、クリップ3で電線Lを挟持してクリップ付き防護管1を取り付けた状態では、管本体2の開口が閉じるため、安全性を確保することができる。さらに、クリップ3の操作部32を開閉して、電線Lを挟持したり開放したりするだけで、クリップ付き防護管1を取り付けたり取り外したりできるため、作業性が向上する。
例えば、アレスタ(避雷器)の縁線に接近あるいは接触したカラスの営巣を撤去する際に、アレスタの縁線にクリップ付き防護管1を容易かつ適正、確実に取り付けることができるため、営巣の撤去作業を安全に行うことが可能となる。
さらに、クリップ3の操作部32を操作するだけで、管本体2に開口を形成したり電線Lを挟持したりできるため、上記のように、間接活線工法においても容易に取り付けることが可能となる。しかも、管本体2のスリット2aの端縁にガイド部2bが設けられているため、電線Lを管本体2内に挿入しやすくなり、より容易かつ適正に取り付けることが可能となる。
また、クリップ3が管本体2の長手方向に沿って複数(2つ)設けられているため、複数のクリップ3の挟持部31で電線Lを挟持することで、より確実、適正にかつ安定して取り付けることが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、スリット2aの一端縁にガイド部2bを設けているが、両端縁にガイド部2bを設けてもよく、これにより、挿入方向によらず、電線Lを管本体2内に容易に挿入することができる。
また、2つのクリップ3を管本体2に配設しているが、電線Lを防護する長さや電線Lの曲げ形状などに応じて、3つ以上のクリップ3を配設してもよい。さらに、クリップ3と管本体2とが別体で構成されているが、クリップ3と管本体2とを一体的に形成、構成してもよい。
1 クリップ付き防護管
2 管本体
2a スリット
2b ガイド部
3 クリップ
31 挟持部
32 操作部
33 開閉軸
L 電線(架空線)
2 管本体
2a スリット
2b ガイド部
3 クリップ
31 挟持部
32 操作部
33 開閉軸
L 電線(架空線)
Claims (3)
- 管状で、電線や通信線を含む架空線に沿って変形自在で、全長にわたってスリットが形成された管本体と、
洗濯バサミ状で、挟持部が前記管本体内に位置し操作部が前記管本体外に位置するように設けられたクリップと、を備え、
前記クリップの前記操作部を操作して前記挟持部を広げると、前記スリットが広がって開口が形成され、該開口から前記管本体内に前記架空線を挿入可能となり、前記管本体内に前記架空線を挿入した状態で、前記操作部を操作して前記挟持部を閉じると、前記挟持部が前記架空線を挟持して前記開口が閉じる、
ことを特徴とするクリップ付き防護管。 - 前記クリップが、前記管本体の長手方向に沿って複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のクリップ付き防護管。 - 前記管本体の前記スリットの端縁に、該端縁に沿って延び前記架空線を前記管本体内に案内するガイド部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のクリップ付き防護管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015030593A JP2016152748A (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | クリップ付き防護管 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015030593A JP2016152748A (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | クリップ付き防護管 |
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JP2016152748A true JP2016152748A (ja) | 2016-08-22 |
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JP2015030593A Pending JP2016152748A (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | クリップ付き防護管 |
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JP (1) | JP2016152748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113346433A (zh) * | 2021-06-24 | 2021-09-03 | 广东电网有限责任公司 | 一种架空线路绝缘套管安装工具 |
-
2015
- 2015-02-19 JP JP2015030593A patent/JP2016152748A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN113346433A (zh) * | 2021-06-24 | 2021-09-03 | 广东电网有限责任公司 | 一种架空线路绝缘套管安装工具 |
CN113346433B (zh) * | 2021-06-24 | 2022-05-24 | 广东电网有限责任公司 | 一种架空线路绝缘套管安装工具 |
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