JP6562207B2 - 絶縁防具 - Google Patents

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本発明は、架空配電線に取り付けられる絶縁防具に関する。
間接活線作業においては、作業者の感電事故を防止するため、絶縁防具が架空配電線に被覆されて作業が行われている。
このような絶縁防具としては、例えば、取り付ける電線の長さに応じて防具本体の長さを調節することが可能な伸縮式絶縁防具が開示されている(特許文献1参照)。
具体的には、引用文献1の絶縁防具は、伸縮可能に蛇腹状に形成された防具本体と、防具本体の両端に設けられた一対のクリップと、クリップ間に設けられたガイド部材とから構成されている。
特開2013−192302号公報
ところで、絶縁防具の設置箇所となる電柱の縁線部分は、架空配電線が湾曲して設けられていることに加えて、装柱複雑及び高圧がいし等が混在し、狭いスペースでの絶縁防具の取り付け、撤去作業が余儀なくされる。
しかしながら、特許文献1に記載の絶縁防具は、取り付ける電線の長さに応じて防具本体の長さを調節することを目的としたものであるため、湾曲した電線に沿って絶縁防具を設置することや、狭いスペースにおいての作業性に問題がある。
すなわち、特許文献1の絶縁防具のガイド部材は、リングバネで構成されたバネ部材をリング部材に挿通して構成されるもので、バネ部材は、防具本体が軸方向に最も縮んだ状態においても収縮する力が常時かかっているようになっている。
このため、バネ部材の張力によりガイド部材は直線的な形状を維持するようにされているため、架空配電が湾曲して設けられている箇所に絶縁防具を設けると、バネ部材の反力により架空配電線の設置形態に沿って設置することが困難である。
したがって、絶縁防具の取付状態の不良が生じ、地絡、感電事故が生じるリスクが高くなるおそれがある。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、架空配電線の設置形態に沿って設置することが可能な絶縁防具を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る絶縁防具は、単一のシート状絶縁素材で筒状に形成されると共に、架空配電線の施設方向の両端部を除く中間部が全長に亘って蛇腹状に形成されている防具本体を備え、
前記防具本体は、内部に前記架空配電線を収容するための収容口が径方向の一部を切欠いて形成され、
前記防具本体の前記両端部は、クリップの挟持片を収容するクリップ収容部が設けられ、
前記収容口の互いに対峙する面は、径方向の外側に向かって突出して形成された鍔部を有することを特徴としている。
したがって、作業者は、架空配電線を収容口から差し入れ、電線の湾曲に沿って電線の施設方向の両端部を互いに近づくように移動させて蛇腹を変形させるだけで、架空配電線の湾曲等の設置形態に沿って絶縁防具を設けることが可能となる。
尚、本発明の絶縁防具は、鍔部を有するため、防具本体が軸方向の前後に伸縮するものではない。
即ち、本絶縁防具は、架空配電線の設置形態に沿って蛇腹を変形させたときに元の形態に戻ろうとする反力が生じないため、湾曲等を有する架空配電線においても確実に取り付けることができる。
また、防具本体は、内部に収容された架空配電線の抜けを防止する返し部が内部に形成され、前記返し部は、前記収容口の一部を塞ぐように前記収容口の一方の開口端から他方の開口端に向かって突出して形成されているようにしてもよい。
防具本体は、内部に返し部が形成されることにより、架空配電線が防具本体から抜けにくくすると共に、防具本体が架空配電線の湾曲方向(収容口の軸方向の開口端同士が垂直方向に円弧を描くように近接する方向)の折り曲がりを許容するものの、この方向に対して直角方向(収容口の軸方向の開口端同士が水平方向に円弧を描くようにして近接する方向)に対して曲がることを防止することができる。
さらに、クリップ収容部は、クリップの一方の挟持片の先端を収容する受け部と、一方の挟持片の中間部を覆う留め部と、から構成されるようにしてもよい。
クリップ収容部が受け部と、留め部と、から構成されることにより、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具で架空配電線に脱着作業する場合においても、クリップが防具本体からずれることを防止することができる。
さらにまた、防具本体は、間接活線用工具で把持可能な把持部を備えることようにしてもよい。
防具本体が把持部を備えることにより、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具で絶縁防具を把持することが可能となる。
また、クリップ収容部にクリップの挟持片を収容して実施することが好ましい。
以上述べたように、本発明に係る絶縁防具によれば、架空配電線を収容口から差し入れ、電線の湾曲に沿って両端を移動させて蛇腹を変形させるだけで、架空配電線の設置形態に沿って絶縁防具を設けることが可能となる。
また、本発明の絶縁防具は、防具本体が伸縮するものではないため、他の部材の反力により元の形態に戻ろうとする反力は生じない。このため、湾曲した架空配電線であっても架空配電線の設置形態に沿って、容易に絶縁防具を取り付けることができ、安全性を確実に確保することが可能となる。
クリップ収容部が受け部と、留め部と、から構成されることにより、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具で架空配電線に脱着作業する場合においても、クリップが防具本体から外れることを防止することができ、確実な操作が可能となる。
防具本体が把持部を備えることにより、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具で防具本体を把持することが可能となり、作業の自由度を高めることが可能となる。
図1は、本発明の絶縁防具の全体構成を示す斜視図である。 図2は、防具本体におけるクリップの取付状態を示す一部拡大斜視図である。 図3は、本発明の絶縁防具の側面図である。 図4は、絶縁防具を架空配電線に取り付けた状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る絶縁防具について図面を参照しながら説明する。
図1において、絶縁防具1は、架空配電線2の周囲を覆うように筒状に形成される絶縁性の防具本体3を備えて構成されている。
防具本体3は、シート状の絶縁素材を中空の筒状に形成したもので、架空配電線2の施設方向(軸方向)の一端側に形成される先端部30と、他端側に形成される基端側に形成される基端部31と、の間に中間部32が形成されている。
先端部30と基端部31は、クリップ4の挟持片40を収容するクリップ収容部36と、を備えている。
クリップ収容部36は、図2にも示すように、クリップ4の一方の挟持片40の先端を収容する受け部36aと、一方の挟持片40の中間部32を覆う留め部36bと、から構成されるもので、それぞれ防具本体3と同一の素材で形成されている。
受け部36aは、クリップ4の挟持片40の先端を収容可能に袋状に形成されたもので、当該挟持片40の先端側の形状に沿って暫時基端側に狭まるようにRが付けられて形成されている。
留め部36bは、帯状に形成された一対の締結部37から構成されている。
一対の締結部37は、先端にそれぞれ対となる面ファスナ(ループ面及びフック面)が設けられており、互いの先端を密着させることにより締結することが可能になっている。
中間部32は、全周に亘って蛇腹状に形成されるもので、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具(図示せず)で把持可能な把持部38を備えている。
把持部38は、後述する収容口33の対峙する位置の略中央から径方向の外側に向かってコ字状に突出して形成されたもので、防具本体3と同一素材で形成されている。
また、防具本体3は、内部に架空配電線2を収容するための収容口33が、先端部30から基端部31にかけて径方向の一部を切欠いて形成されている。
収容口33の互いに対峙する面は、径方向の外側に向かって平坦に突出して形成された一対の鍔部35が設けられている。
すなわち、この鍔部35は、蛇腹の端部において先端部30から基端部31にかけて形成されているため、防具本体3が架空配電線2の施設方向に対しての伸縮を制限するものである。
さらに、防具本体3の架空配電線2を収容する内部には、収容された架空配電線2の抜けを防止する返し部34が形成されている。
返し部34は、図3にも示すように、収容口33の一部を塞ぐように収容口33の一方の開口端33a(図中において上側に位置する開口端)から他方の開口端33b(図中において下側に位置する開口端)に向かって、軸方向の基端から先端(基端部31から先端部30)にかけて突出して形成されている。
この返し部34により、内部に収容した架空配電線2を外れにくくすると共に、収容口33の軸方向の開口端同士が水平方向に円弧を描くようにして近接する方向に対して防具本体3が折れ曲がることを防止することができる。
以上で説明した絶縁防具1を架空配電線2に取り付ける場合には、図4に示すように、クリップ4の挟持片40を2箇所のクリップ収容部36にそれぞれ固定し、絶縁ヤットコでクリップ4を把持しながら電線にアプローチする。
次いで、設置個所の架空配電線2を収容口33から内部へ差し入れ、架空配電線2の湾曲に沿うように先端部30と基端部31を引き合わせるようにして、収容口33の軸方向の開口端33a,33b同士が垂直方向に円弧を描くように近接する方向に防具本体3を折り曲げ、先端部30及び基端部31に設けられたクリップ4で架空配電線2を挟持する。
以上のように、本絶縁防具1によれば、架空配電線2を収容口33から差し入れ、架空配電線2の湾曲(設置形態)に沿って先端部30及び基端部31を移動させて中間部32の蛇腹を変形させるだけで、架空配電線2の設置形態に沿って絶縁防具1を設けることが可能となる。
また、本発明の絶縁防具1は、防具本体3が伸縮するものではないため、他の部材の反力により元の形態に戻ろうとする反力は生じない。このため、湾曲した架空配電2であっても架空配電線2の設置形態に沿って、容易に絶縁防具1を取り付けることができ、安全性を確実に確保することが可能となる。
クリップ収容部36が受け部36aと、留め部36bと、から構成されることにより、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具で架空配電線2に脱着作業する場合においても、クリップ4が防具本体3から外れることを防止することができ、確実な操作が可能となる。
防具本体3が把持部38を備えることにより、絶縁ヤットコ等の間接活線用工具で防具本体3を把持することが可能となり、作業の自由度を高めることが可能となる。
1 絶縁防具
2 架空配電線
3 防具本体
30 先端部
31 基端部
32 中間部
33 収容口
34 返し部
35 鍔部
36 クリップ収容部
36a 受け部
36b 留め部
38 把持部
4 クリップ
40 挟持片

Claims (5)

  1. 単一のシート状絶縁素材で筒状に形成されると共に、架空配電線の施設方向の両端部を除く中間部が全長に亘って蛇腹状に形成されている防具本体を備え、
    前記防具本体は、内部に前記架空配電線を収容するための収容口が径方向の一部を切欠いて形成され、
    前記防具本体の前記両端部は、クリップの挟持片を収容するクリップ収容部が設けられ、
    前記収容口の互いに対峙する面は、径方向の外側に向かって突出して形成された鍔部を有することを特徴とする絶縁防具。
  2. 前記防具本体は、内部に収容された架空配電線の抜けを防止する返し部が内部に形成され、
    前記返し部は、前記収容口の一部を塞ぐように前記収容口の一方の開口端から他方の開口端に向かって突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁防具。
  3. 前記クリップ収容部は、クリップの一方の挟持片の先端を収容する受け部と、前記一方の挟持片の中間部を覆う留め部と、から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁防具。
  4. 前記防具本体は、間接活線用工具で把持可能な把持部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の絶縁防具。
  5. 前記クリップ収容部にクリップの挟持片を収容したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の絶縁防具。
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