JP2016151001A - 熱膨張性耐火性シート及びその製造方法 - Google Patents

熱膨張性耐火性シート及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016151001A
JP2016151001A JP2015030324A JP2015030324A JP2016151001A JP 2016151001 A JP2016151001 A JP 2016151001A JP 2015030324 A JP2015030324 A JP 2015030324A JP 2015030324 A JP2015030324 A JP 2015030324A JP 2016151001 A JP2016151001 A JP 2016151001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
resin
thermally expandable
fiber
binder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015030324A
Other languages
English (en)
Inventor
倫男 島本
Tomoo Shimamoto
倫男 島本
秀明 矢野
Hideaki Yano
秀明 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2015030324A priority Critical patent/JP2016151001A/ja
Publication of JP2016151001A publication Critical patent/JP2016151001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】耐火性に優れ、かつ燃焼後の残渣が優れた形状保持性を有する熱膨張性耐火シートを提供すること。
【解決手段】熱膨張性耐火シートは、繊維シートに熱膨張性黒鉛を含有するバインダーを含浸させたバインダーシートを備え、バインダーが樹脂、エラストマー、ゴム、又はこれらの組み合わせであることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、熱膨張性耐火性シート及びその製造方法に関する。
建築材料には、耐火性、すなわち、それ自体が燃えにくく断熱性に優れ、更には火炎を裏面に回すことがない性質が要求される。
そこで、樹脂材料の用途拡大に伴って、建築材料として耐火性能を付与された樹脂材料として、樹脂に多量の加熱膨張性の無機質材料を混入した耐火性樹脂シートが用いられるようになってきている。このような耐火性樹脂シートは、加熱により燃焼、膨張して燃焼残渣が耐火断熱層を形成し、耐火断熱性能を発現する。上記耐火性樹脂シートは、建具、柱、壁材等の建築材料に貼り合わせて使用されることが多い。このため、垂直部位に使用する場合には、燃焼時及び燃焼後共に、建具、柱、壁材等から耐火断熱層となる燃焼残渣が崩れ落ちることなく、保持されていることが必要となる。このため、燃焼残渣の強度(形状保持性)が、耐火性能を付与する材料の重要な性能因子となる。
しかしながら、上記耐火性樹脂シート単体では、柔軟過ぎて取扱い性に劣ったり、耐火性樹脂シートの四隅を建築材料に対して留め具で留めたとしても、留め具から離れた箇所では燃焼後に耐火性樹脂シートの燃焼残渣が脱落し、建築材料の裏面への火炎の回り込みを防げないという問題があった。
特許文献1は、難燃性を有し、しかも燃焼後の残渣が十分な形状保持性を有する耐火性樹脂組成物として、エポキシ樹脂100重量部、中和処理された熱膨張性黒鉛15〜40重量部、ガラス成分20〜300重量部、及び、無機充填剤30〜500重量部からなり、かつ、前記中和処理された熱膨張性黒鉛、ガラス成分及び無機充填剤の総量が200〜600重量部であることを特徴とする耐火性樹脂組成物について開示している。
特開第2000−239492号
特許文献1の耐火性樹脂組成物では、ガラス成分として、繊維長さ50mm以下のガラス繊維又はそれを粉末状にしたものを、耐火性樹脂組成物の他の成分と共に混合し、ガラス成分を含まない耐火性樹脂組成物に比べて高い耐火性能と形状保持性を得ているが、ガラス成分は耐火性樹脂組成物中に分散された状態になっている。
建築材料に対して広い面積で施工しても燃焼後の残渣が十分な形状保持性を有することにより、優れた耐火性能を有するさらなる耐火性樹脂シートが必要とされている。
本発明者らは、期せずして、繊維シートにバインダー及び熱膨張性黒鉛を含有する耐火性樹脂組成物を含浸させた樹脂シートを用いた場合でも、繊維シートが燃焼時の樹脂シートの膨張を妨げることなく、かつ樹脂シートの残渣に強度を与えることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]繊維シートにバインダー及び熱膨張性黒鉛を含有する耐火性樹脂組成物を含浸させた樹脂シートを備え、前記バインダーが樹脂、エラストマー、ゴム、又はこれらの組み合わせであることを特徴とする熱膨張性耐火シート。
[2]前記バインダーがエポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、又はブチルゴムであることを特徴とすることを特徴とする項1に記載の熱膨張性耐火シート。
[3]樹脂シートに積層された基材をさらに備えることを特徴とする項1に記載の熱膨張性耐火シート。
[4]前記繊維シートがガラスクロスを含むことを特徴とする項1〜3のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート。
[5]前記繊維シートの空隙率が5〜90%であることを特徴とする項1〜4のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート。
[6]前記耐火性樹脂組成物が、バインダー100重量部に対して、熱膨張性黒鉛50〜500重量部、無機充填材20〜500重量部を含むことを特徴とする項1〜5のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート。
本発明の耐火性樹脂シートは、上述の構成であり、難燃性を有すると共に、加熱時に十分な形状保持性を有することによって、優れた耐火性能を発現するため、これを建具、柱、壁材等の建築材料に被覆あるいは貼付することにより優れた耐火性能を発現し、特には比較的広い面積で垂直方向に施工した場合にも優れた耐火性能を発現する。
本発明の熱膨張性耐火シートの製造例を示す略図。 本発明の熱膨張性耐火シートをドアに施工した例を示す略図。
以下、本発明を熱膨張性耐火シートに具体化した一実施形態について説明する。
本発明の熱膨張性耐火シートは、繊維シートにバインダー及び熱膨張性黒鉛を含有する耐火性樹脂組成物を含浸させた樹脂シートを備え、バインダーが樹脂、エラストマー、ゴム、又はこれらの組み合わせである。
バインダーとしての樹脂は熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であってもよい。
熱可塑性樹脂の例としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ(1−)ブテン系樹脂、ポリペンテン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、これらの組み合わせ等が挙げられる。なかでも、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、ポリエチレン系樹脂がより好ましい。
上記熱可塑性樹脂はいずれも、樹脂組成物としての耐火性能を阻害しない範囲で、架橋、変性して用いてもよい。樹脂の架橋方法についても、特に限定はなく、熱可塑性樹脂の通常の架橋方法、例えば、各種架橋剤、過酸化物を使用する架橋、電子線照射による架橋等が挙げられる。
熱硬化性樹脂の例としてはエポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド等が挙げられる。好ましくはエポキシ樹脂である。
本発明で用いられるエポキシ樹脂は、特に限定されないが、基本的にはエポキシ基をもつモノマーと硬化剤とを反応させることにより得られる。上記エポキシ基をもつモノマーとしては、例えば、2官能のグリシジルエーテル型、グリシジルエステル型、多官能のグリシジルエーテル型等のモノマーが例示される。
上記2官能のグリシジルエーテル型のモノマーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポリプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロパン型、プロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、水添ビスフェノールA型等のモノマーが例示される。
上記グリシジルエステル型のモノマーとしては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香酸型等のモノマーが例示される。
上記多官能のグリシジルエーテル型のモノマーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オルソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジシクロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示される。
これらのエポキシ基をもつモノマーは、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記硬化剤としては、重付加型又は触媒型のものが用いられる。重付加型の硬化剤としては、例えば、ポリアミン、酸無水物、ポリフェノール、ポリメルカプタン等が例示される。また、上記触媒型の硬化剤としては、例えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス酸錯体等が例示される。
エポキシ樹脂の硬化方法は、特に限定されず、公知の方法によって行うことができる。
また、上記エポキシ樹脂は可撓性が付与されたものであってもよい。可撓性を付与するためには次の方法が用いられる。
(1)架橋点間の分子量を大きくする。
(2)架橋密度を小さくする
(3)軟質分子構造を導入する。
(4)可塑剤を添加する。
(5)相互侵入網目(IPN)構造を導入する。
(6)ゴム状粒子を分散導入する。
(7)ミクロボイドを導入する。
(1)は予め分子鎖の長いエポキシモノマー及び/又は硬化剤を用いて反応させることで、架橋点の間の距離が長くなり可撓性を発現させる方法である(例:硬化剤としてポリプロピレンジアミン等を用いる)。(2)は官能基の少ないエポキシモノマー及び/又は硬化剤を用いて反応させることにより、一定領域の架橋密度を小さくして可撓性を発現させる方法である(例:硬化剤として2官能アミン、エポキシモノマーとして1官能エポキシ等を用いる)。(3)は軟質分子構造をとるエポキシモノマー及び/又は硬化剤を導入して可撓性を発現させる方法である(例:硬化剤として複素環状ジアミン、エポキシモノマーとしてアルキレングリコールグルシジルエーテル等を用いる)。
(4)は可塑剤として非反応性の希釈剤を添加する方法である(例:可塑剤としてDOP、タール、石油樹脂等を用いる)。(5)はエポキシ樹脂の架橋構造に別の軟質構造をもつ樹脂を導入する相互侵入網目(IPN)構造で可撓性を発現させる方法である。(6)はエポキシ樹脂マトリックスに液状又は粒状のゴム粒子を配合分散させる方法である(例:エポキシ樹脂マトリックスとしてポリエステルエーテル等を用いる)。(7)は1μm以下のミクロボイドをエポキシ樹脂マトリックスに導入させることで可撓性を発現させる(例:エポキシ樹脂マトリックスとして分子量1000〜5000のポリエーテルを添加する)。
上記エポキシ樹脂の剛性、可撓性を調整することによって、硬い板状物から柔軟性を有するシートの成形が可能となり、液状で流し込む方法によって複雑な形状の成形体を得ることも可能である。
エラストマーの例としてはオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、エステル系エラストマー、アミド系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、これらの組み合わせ等が挙げられる。
ゴムの例の例としては、天然ゴム、シリコーンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等、これらの組み合わせ等が挙げられる。
好ましいバインダーは、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、又はブチルゴムである。
熱膨張性黒鉛は、従来公知の物質であり、天然鱗状グラファイト、熱分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強酸化剤とで処理してグラファイト層間化合物を生成させたもので、炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物である。
熱膨張性黒鉛は任意選択で中和処理されてもよい。つまり、上記のように酸処理して得られた熱膨張性黒鉛を、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和する。上記脂肪族低級アミンとしては、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等が挙げられる。上記アルカリ金属化合物及びアルカリ土類金属化合物としては、例えば、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が挙げられる。中和処理した熱膨張性黒鉛の具体例としては、例えば、日本化成社製「CA−60S」、東ソー社製「GREP−EG」等が挙げられる。
本発明で用いられる熱膨張性黒鉛の粒度は、20〜200メッシュのものが好ましい。粒度が200メッシュより大きいと、黒鉛の膨張度が大きく、望む耐火断熱層が得られ、粒度が20メッシュより小さいと、樹脂と混練する際の、分散性が良好である。
熱膨張性黒鉛の配合量は、バインダー100重量部に対して、50〜500重量部とされる。
耐火性樹脂組成物は、リン化合物、無機充填剤、及びその他の成分をさらに含有してもよい。
上記リン化合物の例としては、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム類;ポリリン酸メラミン、下記一般式(1)で表される化合物;リン酸系可塑剤等が挙げられる。
Figure 2016151001
式中、R1 、R3 は、水素、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素数6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16のアリールオキシ基を表す。
赤リンとしては、市販の赤リンを用いることができるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティングしたもの等が好ましい。
ポリリン酸アンモニウム類としては、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、取扱性等の点から、ポリリン酸アンモニウムが好ましい。市販品としては、ヘキスト社製「AP422」、「AP462」、住友化学工業社製「スミセーフP」、チッソ社製「テラージュC60」が挙げられる。
上記一般式(1)で表される化合物としては、例えば、メチルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン酸等が挙げられる。上記リン化合物は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
リン酸系可塑剤は熱硬化性樹脂等の溶融粘度を調整するために添加される。リン酸系列可塑剤としては、リン酸エステル系化合物、例えばリン酸トリクレジル(TCP)、リン酸クレジルジフェニルなどのアリールエステル;リン酸トリメチルなどのアルキルエステル;ビスフェノール系芳香族縮合リン酸エステル類等が挙げられる。好ましいリン酸系列可塑剤はリン酸トリクレジル(TCP)である。
一実施形態では、リン化合物は、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム類;及びポリリン酸メラミン、下記一般式(1)で表される化合物;からなる群から選択される少なくとも一つであり、リン酸系列可塑剤は任意選択で添加される。
無機充填剤の例としては、例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーンナイト、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム「MOS」、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が候補に挙げられ、本発明では、周期律表II族又はIII族に属する金属の金属塩又は酸化物は、燃焼時に発泡して発泡焼成物を形成する性質を有するため、形状保持性を高めるうえで特に好ましい。具体的には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。
一般的に、上記無機充填剤は、骨材的な働きをすることから、残渣強度の向上や熱容量の増大に寄与すると考えられる。上記無機充填剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記無機充填剤の粒径としては、0.5〜100μmが好ましく、より好ましくは1〜50μmである。無機充填剤は、添加量が少ないときは、分散性が性能を大きく左右するため粒径の小さいものが好ましいが、0.5μm未満では二次凝集が起こり、分散性が悪くなる。上記無機充填剤の添加量が多いときは、高充填が進むにつれて、樹脂組成物粘度が高くなり成形性が低下するが、粒径を大きくすることで樹脂組成物の粘度を低下させることができる点から、上記範囲のなかでも粒径の大きいものが好ましい。粒径が100μmを超えると、成形体の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下する。
上記無機充填剤の中でも、特に水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の含水無機物は、加熱時の脱水反応によって生成した水のために吸熱が起こり、温度上昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、加熱残渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働くことで残渣強度が向上する点で特に好ましい。水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発揮する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発揮する温度領域が広がり、より効果的な温度上昇抑制効果が得られることから、併用することが好ましい。
上記含水無機物の粒径は、小さくなると嵩が大きくなって高充填化が困難となるので、脱水効果を高めるために高充填するには粒径の大きなものが好ましい。具体的には、粒径が18μmでは、1.5μmの粒径に比べて充填限界量が約1.5倍程度向上することが知られている。さらに、粒径の大きいものと小さいものとを組合わせることによって、より高充填化が可能となる。
上記無機充填剤の市販品では、例えば、水酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「H−42M」(昭和電工社製)、粒径18μmの「H−31」(昭和電工社製);炭酸カルシウムとして、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(白石カルシウム社製)、粒径8μmの「BF300」(白石カルシウム社製)等が挙げられる。また、粒径の大きい無機充填剤と粒径の小さいものを組み合わせて使用することがより好ましく、組み合わせることによって、さらに高充填化が可能となる。
無機充填剤の配合量は、バインダー100重量部に対して、20〜500重量部とされる。
耐火性樹脂組成物に含まれる上記その他の成分の例としては、その物性を損なわない範囲で、更に、フェノール系、アミン系、イオウ系等の酸化防止剤、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料等が挙げられる。
繊維シートは、繊維を絡ませてシート形状にしたもので、不燃性料又は準不燃材料のものが好ましい。繊維としては、例えば、ガラス繊維、セラミック繊維、セルロース繊維、ポリエステル繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、熱硬化性樹脂繊維等が挙げられる。ガラス繊維から形成されたガラスクロスが好ましい。
繊維シート中の繊維の空隙率は、特に限定されないが、通常5%〜90%である。空隙率が低い、つまり目が詰まっていると、耐火性樹脂組成物が十分に含浸されないが、空隙率が高いと樹脂シートの形状保持性に寄与しない点で好ましくない。
空隙率は、(1−繊維シートを構成する繊維が占める総体積/繊維シートの体積)×100であり、光学顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡等の顕微鏡を用いて測定することができる。例えば繊維シートが織シートである場合、空隙率は、まず、織布の厚みに面積を乗じたものを織布全体の体積とし、目付け量および嵩高糸の比重から嵩高糸の体積を算出し、織布全体の体積から嵩高糸の体積を差し引いたものを空隙の体積とし、織布全体の体積に対する空隙の体積の比率として算出することができる。
理論に束縛されることは好まないが、本発明の熱膨張性耐火シートでは、シートの第1平面の側から加熱した時、例えば扉の本体にシートが貼付されているとして扉の正面から加熱した時に、繊維シートは熱膨張性黒鉛を含むバインダーの膨張に伴って広がり、繊維シートを含まない場合に比べてバインダーの膨張を規制するものの樹脂シートが燃焼後も脱落せずに形状保持性を有する程度のバインダーの膨張を許容し、かつ繊維シートが燃焼時の樹脂シートの膨張を妨げることなく、かつ第1平面の側の樹脂シートの膨張を遅らせて、樹脂シートを扉により強く固定するように作用することで、形状保持性及びそれに伴う耐火性を発揮しているものと考えられる。
繊維シートは、好ましくは熱膨張性耐火シートの最も広い面の面積全体に延びるが、該面の60%以上、70%以上、80%、90%以上を占めていればよい。また、繊維シートは、一枚の繊維シートであってもよいし、複数枚の繊維シートを重ねてもよい。更には、熱膨張性耐火シートの最も広い面の面積よりも面積が小さい複数枚の繊維シートを熱膨張性耐火シートの延びる方向に並列に並べ、一層の繊維シートを形成するようにしてもよい。
樹脂シートの厚みは特に限定されないが、0.2〜10mmが好ましい。0.2mm以上であると断熱性を発現し、10mm以下であると重量の点で取り扱い性が良好である。
繊維シートの厚みは特に限定されないが、0.01〜1mmが好ましい。0.05mm以上であると熱膨張性耐火シートの形状保持性に寄与し、1mm以下であると製造時のハンドリングに寄与する。
熱膨張性耐火シートは、繊維シートにバインダー及び熱膨張性黒鉛を含有する耐火性樹脂組成物を含浸させた樹脂シートに加えて、基材を備えていてもよい。基材は樹脂シートの片面又は両面に積層される。基材は通常、織布又は不織布であり、上記織布又は不織布に使用される繊維としては、特に限定はされないが、不燃性料又は準不燃材料のものが好ましく、例えば、ガラス繊維、セラミック繊維、セルロース繊維、ポリエステル繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、熱硬化性樹脂繊維等が好ましい。
ここで、不燃材料とは、通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間は、燃焼しない材料である(建築基準法第2条第9号、建築基準法施行令第108条の2第1号参照)。例えば炭素繊維、金属、ガラス等を挙げることができる。「準不燃材料」とは、通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間は、燃焼しない材料(建築基準法施行令第1条第5号参照)である。
次に、熱膨張性耐火シートの製造方法の例を図1を参照しながら説明する。
まず、上記の耐火性樹脂組成物の各成分を混合して、バインダー及び熱膨張性黒鉛を含有する耐火性樹脂組成物1を形成し、これを容器に収容する。ローラー台2には下側基材3bが載せられ、黒印の方向に進められる。同時に、下側基材3bの上方でローラー台2の上には上側基材3aが貼付された繊維シート4が巻き出し、配置される。次に、容器に入れた耐火性樹脂組成物1を繊維シートに向かって吐出し、繊維シート4に含浸させて、樹脂シート5を形成する。次に、上側基材3aが貼付された樹脂シート5及び下側基材3bを、ロール6に通しシート化し、硬化することにより、熱膨張性耐火シート7を製造することができる。耐火性樹脂組成物1の各成分の混合は、例えば単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、ロール等の混練装置を用いた混練により行うことができる。
本発明の熱膨張性耐火シートは、建築材料に耐火性能を与えるために使用することができる。例えば、窓(引き違い窓、開き窓、上げ下げ窓等を含む)、障子、扉(すなわちドア)、戸、ふすま等の建具;柱;鉄骨コンクリート等の壁に配置して、火災や煙の侵入を低減又は防止することができる。特に、本発明の熱膨張性耐火シートは形状保持性に優れているため、例えば図2に示すように熱膨張性耐火シート7をドア10の本体部分12に設置すれば、垂直方向に設置しても燃焼後に燃焼残渣が崩れ落ちることなく、優れた耐火性を発揮する。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1
表1に示した配合量の、ビスフェノールF型エポキシモノマー(油化シェル社製「E807」)又はウレタン変性ビスフェノールA型エポキシモノマー(油化シェル社製「E292」)、ジアミ54ン系硬化剤(油化シェル社製「EKFL052」)、熱膨張性黒鉛(東ソー社製「GREPEG」)、ポリリン酸アンモニウム(スミセーフP、住友化学社製)、ポリリン酸メラミン(MPP−A、株式会社 三和ケミカル)、リン酸トリクレジル(サンソサイザーTCP 新日本理化株式会社製)、及び炭酸カルシウム(備北粉化社製「ホワイトンBF−300」)を混練ロールで混練して、耐火性樹脂組成物を得た。
次に、基材PET不織布(東洋紡社製エクーレ 3301A)を下に敷いた状態で、基材と市販のガラスクロス(厚み0.05mm、空隙率80%)をそれぞれローラーにて同一方向に移動させつつ、耐火性樹脂組成物を上方から、繊維シートの上に適用し、繊維シートに耐火性樹脂組成物を含浸させた。次に、耐火性樹脂組成物を含浸させた繊維シート(つまり樹脂シート)と基材をプレス成形にて150℃で15分間プレスして硬化させ、厚さ1.6mmの熱膨張性耐火シートを得た(実施例1)。比較例1の熱膨張性耐火シートはガラスクロスを含まない以外は、実施例1と同様に製造した。
耐火性評価
厚さ25mmのけい酸カルシウム板に30cm角の上記耐火シートをタッカーにて固定し、耐火炉にてJIS A 1304に準拠して、30分間昇温した後、残渣の脱落の有無と厚みを確認した(表1)。
Figure 2016151001

Claims (6)

  1. 繊維シートにバインダー及び熱膨張性黒鉛を含有する耐火性樹脂組成物を含浸させた樹脂シートを備え、前記バインダーが樹脂、エラストマー、ゴム、又はこれらの組み合わせであることを特徴とする熱膨張性耐火シート。
  2. 前記バインダーがエポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、又はブチルゴムであることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の熱膨張性耐火シート。
  3. 樹脂シートに積層された基材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の熱膨張性耐火シート。
  4. 前記繊維シートがガラスクロスを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート。
  5. 前記繊維シートの空隙率が5〜90%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート。
  6. 前記耐火性樹脂組成物が、バインダー100重量部に対して、熱膨張性黒鉛50〜500重量部、無機充填材20〜500重量部を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱膨張性耐火シート。
JP2015030324A 2015-02-19 2015-02-19 熱膨張性耐火性シート及びその製造方法 Pending JP2016151001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030324A JP2016151001A (ja) 2015-02-19 2015-02-19 熱膨張性耐火性シート及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030324A JP2016151001A (ja) 2015-02-19 2015-02-19 熱膨張性耐火性シート及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016151001A true JP2016151001A (ja) 2016-08-22

Family

ID=56695992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015030324A Pending JP2016151001A (ja) 2015-02-19 2015-02-19 熱膨張性耐火性シート及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016151001A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180038747A (ko) * 2016-10-07 2018-04-17 (주)엘지하우시스 건축용 패널 및 이의 제조방법
WO2018117075A1 (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 積水化学工業株式会社 耐火樹脂組成物及び耐火樹脂成形体
JP2020090056A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 積水化学工業株式会社 耐火多層シート
JP2020119840A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 イビデン株式会社 熱伝達抑制部材及びその使用方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002012678A (ja) * 2000-04-24 2002-01-15 Sekisui Chem Co Ltd 耐火シート並びにそれを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体
JP2003293482A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Sekisui Chem Co Ltd 耐火被覆構造及び該耐火被覆構造の施工方法
JP2004314838A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Sekisui Chem Co Ltd 耐火性隔壁構造、及びエンジンルームの耐火被覆方法
JP2005155200A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Sekisui Chem Co Ltd スクリーンシャッター用封止材およびスクリーンシャッター装置
JP4052752B2 (ja) * 1999-02-19 2008-02-27 積水化学工業株式会社 耐火性樹脂組成物
JP4278564B2 (ja) * 2003-05-26 2009-06-17 積水化学工業株式会社 防火性樹脂サッシ
JP2011052448A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Sekisui Chem Co Ltd 防火区画貫通部構造
JP2012180679A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 断熱性積層体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4052752B2 (ja) * 1999-02-19 2008-02-27 積水化学工業株式会社 耐火性樹脂組成物
JP2002012678A (ja) * 2000-04-24 2002-01-15 Sekisui Chem Co Ltd 耐火シート並びにそれを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体
JP2003293482A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Sekisui Chem Co Ltd 耐火被覆構造及び該耐火被覆構造の施工方法
JP2004314838A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Sekisui Chem Co Ltd 耐火性隔壁構造、及びエンジンルームの耐火被覆方法
JP4278564B2 (ja) * 2003-05-26 2009-06-17 積水化学工業株式会社 防火性樹脂サッシ
JP2005155200A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Sekisui Chem Co Ltd スクリーンシャッター用封止材およびスクリーンシャッター装置
JP2011052448A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Sekisui Chem Co Ltd 防火区画貫通部構造
JP2012180679A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 断熱性積層体

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
炭素材 熱膨張性黒鉛「TEG」 [ONLINE], JPN7019000540, 20 February 2019 (2019-02-20), JP, ISSN: 0004098703 *
長繊維概要 ガラス長繊維の一般的特徴 , JPN7018002880, 9 April 2013 (2013-04-09), JP, ISSN: 0003984022 *

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180038747A (ko) * 2016-10-07 2018-04-17 (주)엘지하우시스 건축용 패널 및 이의 제조방법
KR102142863B1 (ko) * 2016-10-07 2020-08-10 (주)엘지하우시스 건축용 패널 및 이의 제조방법
WO2018117075A1 (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 積水化学工業株式会社 耐火樹脂組成物及び耐火樹脂成形体
JP2018123345A (ja) * 2016-12-19 2018-08-09 積水化学工業株式会社 耐火樹脂組成物及び耐火樹脂成形体
KR20190093120A (ko) * 2016-12-19 2019-08-08 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 내화 수지 조성물 및 내화 수지 성형체
KR102245331B1 (ko) 2016-12-19 2021-04-28 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 내화 수지 조성물 및 내화 수지 성형체
JP2020090056A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 積水化学工業株式会社 耐火多層シート
JP7207980B2 (ja) 2018-12-06 2023-01-18 積水化学工業株式会社 耐火多層シート
JP2020119840A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 イビデン株式会社 熱伝達抑制部材及びその使用方法
JP7299029B2 (ja) 2019-01-25 2023-06-27 イビデン株式会社 熱伝達抑制部材及びその使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6737761B2 (ja) 耐火性樹脂組成物
JP6200622B1 (ja) 耐火性樹脂組成物
JP2007315007A (ja) 防火措置構造
JP2016151001A (ja) 熱膨張性耐火性シート及びその製造方法
JPH11323148A (ja) 耐火性シート状成形体及びシート積層体
JP4908907B2 (ja) 防火区画貫通部構造
JP2011152658A (ja) 積層シート、目地材及び押出製品の製造方法
JP2007332715A (ja) 耐火被覆構造体
JPWO2016117699A1 (ja) 耐火性樹脂組成物
JP2000001927A (ja) 耐火性シ―ト状成形体
JP6849532B2 (ja) 耐火性エポキシ樹脂組成物
JP4781254B2 (ja) 耐火性樹脂組成物からなるシート
JP4052752B2 (ja) 耐火性樹脂組成物
JP3673482B2 (ja) 耐火シート並びにそれを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体
JP2003293482A (ja) 耐火被覆構造及び該耐火被覆構造の施工方法
JP2019189777A (ja) 耐火性樹脂組成物、成形体、巻回体
JP3730817B2 (ja) H型鉄骨梁の耐火構造
JP7084114B2 (ja) 耐火性シート
JP3691945B2 (ja) 耐火断熱多層シート
JP2019131765A (ja) エポキシ樹脂組成物
JP3581597B2 (ja) 耐火被覆鉄骨構造体
JP4052757B2 (ja) 耐火鉄骨被覆体
JP6867166B2 (ja) ドア構造
JP7039203B2 (ja) 耐火性シート
JP2019156945A (ja) 樹脂シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190820

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20191113

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200707

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201117

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210202

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210309

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210309