JP2002012678A - 耐火シート並びにそれを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体 - Google Patents
耐火シート並びにそれを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体Info
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Abstract
それを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体を提供
する。 【解決手段】 エポキシ樹脂、中和処理された熱膨張性
黒鉛重量部及び無機充填剤からなる厚み0.3〜6mm
のシート中に、1m2 当たりの重量が25〜2000g
の不燃性繊維状材料からなるネット又はマットが含浸さ
れてなる耐火シートを使用する。
Description
の鉄骨、壁材、防火戸、目地材、区画貫通部材、コンク
リート爆裂防止材、換気部材など、耐火性能が必要な部
位に使用される耐火シート、並びに、それを用いた耐火
鉄骨構造体及び壁用耐火構造体に関する。
構造材として軽量な鉄骨や壁が用いられるようになって
きている。建築物の構造材として用いられる鉄骨や壁に
は、建設省告示第2993号やJIS A 1304に
より耐火性能基準が定められており、その基準を満たす
ために、鉄骨の表面や壁材の裏面を耐火性に優れた材料
で被覆することが一般的に行われている。
して、特開平6−32664号公報には、水ガラスや水
硬性セメントにバーミキュライト、ロックウール等の無
機成分を混合したものが開示されている。しかしなが
ら、このものは、施工時に現場で鉄骨に対して塗布又は
吹き付ける必要があり、施工性が悪かった。また、形成
される耐火被覆層の厚さにムラが生じやすく、ムラが生
じた場合は十分な耐火性を発揮することができなかっ
た。また、形成される耐火被覆層にヒビ割れが発生して
耐火性が低下する場合があった。更には、湿式又は半乾
式により吹き付けた場合は硬化するまで長時間必要であ
り、作業効率が悪かった。
れているが、このような耐火塗料は施工現場において2
種類の塗料を混合する必要があるため、塗りムラが発生
しやすく、鉄骨に対して均一な耐火性を付与することが
困難であった。また、珪酸カルシウム板を鉄骨の回りを
囲むように設置する方法もあるが、厚い珪酸カルシウム
板を使用し、これを大量の釘、ビス等で固定する必要が
あるため、施工性が非常に悪く、また、珪酸カルシウム
板切削時に多量の粉塵が発生するという不都合があっ
た。
料が用いられているが、近年上記の問題点等から耐火性
能を有する樹脂材料が要求されるようになってきた。す
なわち、樹脂材料の耐火被覆材として、特開平8−30
2852号公報には、石油樹脂を主成分とする耐火シー
トが提案されている。しかしながら、このものは、軟化
点の低い石油樹脂を用いているため、火災時に発泡断熱
層を形成する前に樹脂が溶融して流れてしまい、耐火性
能を十分に発揮しない場合があった。
発泡性鉱物と樹脂バインターからなる耐火被覆シートが
開示されている。しかしながら、このものは、火災時に
樹脂バインダーが燃焼し、発泡後の鉱物を結合する成分
が消失して発泡断熱層が崩れるため、耐火性能を十分に
発揮できなかった。
に鑑み、施工性及び耐火性に優れた耐火シート並びにそ
れを用いた耐火鉄骨構造体及び壁用耐火構造体を提供す
ることを目的とする。
を解決すべく鋭意研究をすすめた結果、エポキシ樹脂に
特定の黒鉛、無機充填剤を特定量配合した樹脂組成物に
特定の不燃性材料からなるネット又はマットを含有させ
ることによって、施工性及び耐火性に優れた耐火シート
が得られることを見出し、本発明を完成させた。
(以下、第1発明という)は、エポキシ樹脂100重量
部、中和処理された熱膨張性黒鉛15〜150重量部及
び無機充填剤30〜500重量部からなる厚み0.3〜
6mmのシート中に、1m2 当たりの重量が25〜20
00gの不燃性繊維状材料からなるネット又はマットが
含浸されてなることを特徴とする耐火シートである。
下、第2発明という)は、エポキシ樹脂100重量部、
リン化合物30〜150重量部、中和処理された熱膨張
性黒鉛15〜150重量部及び無機充填剤30〜500
重量部からなる厚み0.3〜6mmのシート中に、1m
2 当たりの重量が25〜2000gの不燃性繊維状材料
からなるネット又はマットが含浸されてなることを特徴
とする耐火シートである。
下、第3発明という)は、第1発明又は第2発明に記載
の不燃性繊維材料からなるネット又はマットが、ガラス
繊維の織布若しくは不織布、セラミック繊維の織布若し
くは不織布、炭素繊維の織布若しくは不織布、ラス又は
金網から形成されることを特徴とする耐火シートであ
る。
下、第4発明という)は、第1発明乃至第3発明のいず
れかに記載の無機充填剤が、含水無機物及び/又は金属
炭酸塩であることを特徴とする耐火シートである。
下、第5発明という)は、第1発明乃至第4発明のいず
れかに記載のエポキシ樹脂が、可撓性を付与されたもの
であることを特徴とする耐火シートである。
下、第6発明という)は、第1発明乃至第5発明のいず
れかに記載の耐火シートが、鉄骨に被覆されてなること
を特徴とする耐火鉄骨構造体である。
下、第7発明という)は、第1発明乃至第5発明のいず
れかに記載の耐火シート及び不燃性材料層からなるなる
ことを特徴とする壁用耐火構造体である。
で用いるエポキシ樹脂は、特に限定されないが、基本的
にはエポキシ基をもつモノマーと硬化剤とを反応させる
ことにより得られる。
2官能のグリシジルエーテル型、グリシジルエステル
型、多官能のグリシジルエーテル型等のものが挙げられ
る。
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポ
リプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール
型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロ
パン型、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、プ
ロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、水添ビスフ
ェノールA型等のモノマーが例示される。
ては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒ
ドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香
酸型等のモノマーが例示される。
ノマーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オ
ルソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジ
シクロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示
される。
いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
挙げられる。重付加型の硬化剤としては、例えば、アミ
ン類、酸無水物、ポリフェノール、ポリメルカプタン等
が例示される。また、上記触媒型の硬化剤としては、例
えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス酸、ルイス
塩基等が例示される。上記硬化剤は単独で用いられても
よく、2種以上が併用されてもよい。
添加されてもよい。他の樹脂の添加量が多くなると、エ
ポキシ樹脂の効果が発現されなくなるので、エポキシ樹
脂1に対して他の樹脂の添加量は5(重量比)以下が好
ましい。
ートの物性を損なわない範囲で、難燃剤、酸化防止剤、
金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟
化剤、顔料、粘着付与樹脂等が添加されてもよい。
付与されてもよく、可撓性を付与する方法としては、次
の方法が挙げられる。
ポキシモノマー及び/又は硬化剤を用いて反応させるこ
とで、架橋点の間の距離が長くなり可撓性を発現させる
方法である。硬化剤として、例えばポリプロピレンジア
ミン等が用いられる。
キシモノマー及び/又は硬化剤を用いて反応させること
により、一定領域の架橋密度を小さくして可撓性を発現
させる方法である。硬化剤として、例えば2官能アミ
ン、エポキシモノマーとして、例えば1官能エポキシ等
が用いられる。
エポキシモノマー及び/又は硬化剤を導入して可撓性を
発現させる方法である。硬化剤として、例えば複素環状
ジアミン、エポキシモノマーとして、例えばアルキレン
ジグリコールジグリシジルエーテル等が用いられる。
性の希釈剤、例えば、DOP、タール、石油樹脂等を添
加する方法である。上記(5)の方法は、エポキシ樹脂
の架橋構造に別の軟質構造をもつ樹脂を導入する相互侵
入網目(IPN)構造で可撓性を発現させる方法であ
る。
ックスに液状又は粒状のゴム粒子を配合分散させる方法
である。エポキシ樹脂マトリックスとしてポリエステル
エーテル等が用いられる。上記(7)の方法は、1μm
以下のミクロボイドをエポキシ樹脂マトリックスに導入
させることにより、可撓性を発現させる方法である。エ
ポキシ樹脂マトリックスとして、分子量1000〜50
00のポリエーテルが添加される。
ることによって、硬い板状物から柔軟性を有するシート
の成形が可能となり、耐火性能が要求される様々な部位
に適応できる。
鉛とは、従来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理
したものである。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラフ
ァイト、熱分解グラファイト、キッシュグラファイト等
の粉末を、濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と、濃硝
酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム
酸塩、過酸化水素等の強酸化剤とで処理することにより
生成するグラファイト層間化合物であり、炭素の層状構
造を維持したままの結晶化合物である。
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、上記中和処理された熱膨張性黒鉛が得られる。
されず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミン等が挙げられる。
金属化合物としては、特に限定されず、例えば、カリウ
ム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム
等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩など
が挙げられる。
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が、200
メッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所
定の膨張断熱層が得られず、また、20メッシュより大
きくなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はある
が、樹脂分と混練する際に分散性が悪くなり、物性の低
下が避けられない。
としては、例えば、東ソー社製「GREP−EG」、U
CAR Carbon社製「GRAFGurad16
0」、「GRAFGurad220」等が挙げられる。
特に限定されず、例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸
化錫、酸化アンチモン、フェライト類等の金属酸化物;
水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、ハイドロタルサイト等の含水無機物;塩基性炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
炭酸亜鉛、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム等の金属
炭酸塩;硫酸カルシウム、石膏繊維、けい酸カルシウム
等のカルシウム塩;シリカ、珪藻土、ドーソナイト、硫
酸バリウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイ
ト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴラ
イト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ
系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化けい
索、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素
バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫
酸マグネシウム「MOS」(商品名)、チタン酸ジルコ
ン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化
けい素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、ス
ラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が挙げられる。
中でも、含水無機物及び金属炭酸塩が好ましい。
アルミニウム等は、加熱時の脱水反応によって生成した
水のために吸熱が起こり、温度上昇が低減されて高い耐
熱性が得られる点、及び、加熱残渣として酸化物が残存
し、これが骨材となって働くことで加熱残渣の強度が向
上する点で特に好ましい。また、水酸化マグネシウムと
水酸化アルミニウムは、脱水効果を発揮する温度領域が
異なるため、併用すると脱水効果を発揮する温度領域が
広がり、より効果的な温度上昇抑制効果が得られること
から、併用することが好ましい。
化合物との反応で膨張を促すと考えられ、特に、リン化
合物として、ポリリン酸アンモニウムを使用した場合
に、高い膨張効果が得られる。また、有効な骨材として
働き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成する。
酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩;炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム等のアルカリ
土類金属炭酸塩;炭酸亜鉛等の周期律表IIb族金属の炭
酸塩が好ましい。
することから、加熱残渣強度の向上や熱容量の増大に寄
与すると考えられる。
400μmが好ましく、より望ましくは約1〜100μ
mである。上記無機充填剤は、添加量が少ないときは、
分散性が性能を大きく左右するため粒径の小さいのが望
ましいが、0.5μm未満では二次凝集が起こり、分散
性が悪くなる。上記無機充填剤の添加量が多いときは、
高充填が進むにつれて、樹脂組成物の粘度が高くなり成
形性が低下するが、粒径を大きくすることで樹脂組成物
の粘度を低下させることができる点から、粒径の大きい
ものが好ましい。粒径が400μmを超えると、成形体
の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下する。
アルミニウムでは、粒径1μmの「H−42M」(昭和
電工社製)、粒径18μmの「H−31」(昭和電工社
製)、及び、炭酸カルシウムである粒径1.8μmの
「ホワイトンSB赤」(備北粉化社製)、粒経8μmの
「BF300」(備北粉化社製)等が挙げられる。
以上を併用しても良い。また、粒径の大きい無機充填剤
と粒径の小さいものを組み合わせて使用することがより
好ましく、組み合わせて用いることによって、耐火シー
トの力学的性能を維持したまま、高充填化することが可
能となる。
分に、さらにリン化合物を添加することにより、膨張断
熱層の形状保持性が向上し、耐火性能がより優れる。
限定されず、例えば、赤リン;トリフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフ
ェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニル
ジフェニルホスフェート等の各種リン酸エステル;リン
酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等
のリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム類;下記一般
式(1)で表される化合物等が挙げられる。これらのう
ち、耐火性の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウ
ム類、及び、下記一般式(1)で表される化合物が好ま
しく、性能、安全性、費用等の点においてポリリン酸ア
ンモニウム類がより好ましい。
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又
は、炭素数6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸
基、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル
基、炭素数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキ
シル基、炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6
〜16のアリールオキシ基を表す。
する。赤リンとしては、市販の赤リンを用いることがで
きるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安全性の
点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティングしたも
の等が好適に用いられる。
に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラ
ミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、取
扱性等の点からポリリン酸アンモニウムが好適に用いら
れる。市販品としては、例えば、クラリアント社製「A
P422」、「AP462」、住友化学工業社製「スミ
セーフP」、チッソ社製「テラージュC80」等が挙げ
られる。
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。中でも、t−ブチルホスホン酸は、
高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。上記
リン化合物は、単独で用いても、2種以上を併用しても
よい。
成分の配合量は、エポキシ樹脂100重量部に対して、
中和処理された熱膨張性黒鉛15〜150重量部及び無
機充填剤30〜500重量部である。
が15重量部未満であると、十分な膨張断熱層の厚みが
確保できず耐火性能が低下する。また150重量部を超
えると、機械的物性の低下が大きくなり、使用に耐えら
れなくなる。
であると、熱容量の低下に伴い十分な耐火性能が得られ
ず、500重量部を超えると、機械的物性の低下が大き
く使用に耐えられなくなる。
成分の配合量は、エポキシ樹脂100重量部に対して、
リン化合物30重量部〜150重量部、中和処理された
熱膨張性黒鉛15〜100重量部及び無機充填剤30〜
500重量部である。
であると、膨張断熱層が形成されないため十分な耐火性
能が得られず、また150重量部を超えると機械的物性
の低下が大きく使用に耐えない。また、リン化合物と熱
膨張性化合物の合計量は20〜200重量部が好まし
い。中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の配合
量は、第1発明と同様の理由により上記範囲となされ
る。
ネット又はマットとしては、無機繊維若しくは金属繊維
状材料からなるものが好ましく、例えば、ガラス繊維の
織布(ガラスクロス、コンティニュアスストランドマッ
ト等)若しくは不織布(チョップドストランドマット
等)、セラミック繊維の織布(セラミッククロス等)若
しくは不織布(セラミックマット等)、炭素繊維の織布
若しくは不織布、ラス又は金網から形成されるネット又
はマットが好適に用いられる。
マットの1m2 当たりの重量は、25〜2000gであ
る。1m2 当たりの重量が25g未満であると、膨張断
熱層の形状保持性を向上させる効果が低下し、2000
gを超えるとエポキシ樹脂組成物中に挿入するのが困難
になる。
マットの厚みは、4mm以下が好ましい。厚さが4mm
を超えると、耐火シートを施工する際曲げ等の変形が困
難になる。
合には、その開き目は0.1〜50mmであることが好
ましい。開き目が0.1mm未満であると、エポキシ樹
脂中に含浸するのが困難になり、50mmを超えると膨
張断熱層の形状保持性を向上させる効果が低くなる。
マットの厚みが耐火シートの厚みより薄い場合は、ネッ
ト又はマットの位置は耐火シートの厚み方向のいずれの
位置であってもよいが、火炎に曝される表面側であるこ
とが好ましい。
キシ樹脂、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤
(第2発明ではさらにリン化合物を添加)からなる組成
物を、不燃性繊維状材料からなるネット又はマットと一
体化して成形することにより得られる。
ある。厚みが0.3mm未満であると、加熱によって形
成される膨張断熱層の厚みが薄くなり、十分な耐火性能
を発揮することができない。また、6mmを超えると耐
火シートの重量が大きくなり、施工性が悪くなる。
予めエポキシ樹脂組成物の混練物を作製しておき、該樹
脂組成物をシート化する段階で不燃性繊維状材料からな
るネット又はマットと一体化する成形方法が挙げられ
る。
各成分を単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサ
ー、ニーダーミキサー、混練ロール、ライカイ機、遊星
式撹拌機等公知の装置を用いて混練することにより得る
ことができる。また、エポキシ基をもつモノマーと硬化
剤とに別々に充填剤を混練しておき、シート成形直前に
スタティックミキサー、ダイナミックミキサー等で混練
してもよい。
形、ロール成形、コーター成形等により上記エポキシ樹
脂混練物をシート化する際、不燃性繊維材料からなるネ
ット又はマットをエポキシ樹脂中に含浸した後、エポキ
シ樹脂を硬化させる方法が挙げられる。上記エポキシ樹
脂の硬化方法は、特に限定されず、プレスやロールによ
る加熱、加熱炉による加熱等公知の方法によって行うこ
とができる。
工性や燃焼残渣の強度を改善する目的で基材層が積層さ
れていてもよい。この基材層に用いられる材料として
は、例えば、布、不織布、クラフト紙、プラスチックフ
ィルム、割布、ガラスクロス、アルミガラスクロス、ア
ルミ箔、アルミ蒸著フィルム、アルミクラフト紙、及
び、これらの材料の積層体等が挙げられる。好ましく
は、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリエステルフィルム等のプラスチックフィルム、又
は、アルミクラフト紙、アルミガラスクロスである。ま
た、上記基材層の厚みは、0.25mm以下が好まし
い。
耐火用途、防火戸、目地材、区画貫通部材、コンクリー
ト爆裂防止材、換気部材等、耐火性能が要求される用途
などに好適に用いられる。
合には、耐火シートを各種鉄骨の周囲に沿わせるように
接着剤等で接着させるか、ビス又は溶接ピン等で固定し
て、耐火鉄骨構造体を形成することが好ましい。また、
鉄骨周囲に軽量鉄骨を設け、耐火シートを軽量鉄骨にビ
スで固定してもよい。ビスで固定する場合には平座金を
併用してもよい。ラス又は金網を含浸させた耐火シート
の場合は、端部にラス又は金網を露出させ、金属部分を
結束させるような形で固定する方法であってもよい。
ートを単独で成形し、この単独シートを施工した後、さ
らにその外側に上記不燃性繊維状材料からなるネット又
はマットを取り付けて施工してもよい。
には、上記耐火シートと不燃材料層との積層体を使用し
て、壁用耐火構造体を形成することが好ましい。不燃材
料としては、特に限定されず、例えば、硬質木片セメン
ト板、木繊維混入セメントケイ酸カルシウム板、繊維補
強セメント板、繊維混入セメント石灰ケイ酸カルシウム
板等の窯業系サイディング;石膏ボード、ダイライト、
パーティクルボード、パーライト等のボード類;鉄板、
ステンレス板、アルミニウム板、アルミ・亜鉛合金メッ
キ鋼板、表面処理鋼板、チタン板、ホーロー鋼板、フッ
素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、銅板等の金属板などが
挙げられる。
みは3〜50mmが好ましい。厚みが3mm未満になる
と耐火性能や形状保持性が不足し、50mmを超えると
重量が重くなり施工性が悪くなる。また、上記金属板の
厚みは0.1〜1.5mmが好ましい。厚みが0.1m
m未満になると防炎性能や形状保持性が不足し、1.5
mmを超えると耐火シートの膨張を阻害し、耐火性能が
低下する。
は、ビス、釘等で固定する方法が用いられてもよく、接
着剤等で固定する方法が用いられてもよい。さらに金属
板と積層させる場合には、耐火シートを成形させる際に
金属板に塗布して硬化させる方法を用いてもよい。
衝材が積層されてもよい。発泡体としては、特に限定さ
れず、例えば、フェノール樹脂、ポリウレタン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、イソシアヌレ
ート系等の樹脂発泡体又は無機系の発泡体などが挙げら
れる。これらの発泡体には、ガラス繊維、無機充填剤、
添加剤などが添加されてもよい。
えば、上記樹脂発泡体の他、ガラスウール、セラミック
ブランケット、ロックウール、各種繊維マット、不織布
などが挙げられる。
もよく、2種以上が併用されてもよい。また、金属板間
にシート発泡体及び/又は緩衝材が積層されたものであ
ってもよい。
樹脂、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤から
なるエポキシ樹脂組成物が用いられることにより、加熱
時に熱膨張性黒鉛が膨張断熱層を形成して熱伝導を抑制
し、耐火性能を発現する。その際、樹脂分として用いら
れるエポキシ樹脂は炭化層を形成して膨張断熱層として
寄与し、また架橋構造をとるため熱膨張後の形状保持性
が優れる。無機充填剤は加熱時に熱容量を増大させる働
きがある。また、不燃性繊維状材料からなるネット又は
マットは、膨張断熱層の形状保持性の向上に寄与し、膨
張断熱層の厚みが増大した場合でも膨張断熱層の脱落を
防止する。第2発明の耐火シートで用いられるリン化合
物は、膨張断熱層の形成保持性を一層向上させる。
に詳しく説明するが、本発明は、実施例に限定されるも
のではない。尚、実施例における性能評価方法は、次の
通りである。
×l00mm×3mm厚に切断して試験片とし、この試
験片を垂直に設置した状態でコーンカロリーメーター
(アトラス社製「CONE2A」)を用いて、50kW
/m2 (垂直方向)の照射熱量を30分間照射して燃焼
させ、試験片の裏面(照射側と反対側)の温度をサーモ
ピュア(日本電子データム社製)を用いて測定した。判
定基準は試験片の裏面の温度が260℃以下のものを
○、260℃を超えるものを×とした。
て、試験終了後膨張断熱層が脱落しなかったものを○、
崩壊して脱落したものを×とした。
した配合量の、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(油化
シェル社製「E807」)、ジアミン系硬化剤(油化シ
ェル社製「EKFL052」)、中和処理された熱膨張
性黒鉛(東ソー社製「GREP−EG」)、水酸化アル
ミニウム(昭和電工社製「H−31」)、炭酸カルシウ
ム(備北粉化社製「ホワイトンBF−300」)、及
び、ポリリン酸アンモニウム(ヘキスト社製「Exol
itAP422」)を混練ロールで混練して、エポキシ
樹脂組成物を得た。得られたエポキシ樹脂組成物を加熱
プレス機にて、ガラス繊維マット〔旭ファイバーグラス
社製「グラスロン・コンテイニュアスストランドマット
M8300」(300g/m2 、厚み1.7mm)、
若しくは、「グラスロン・チョップドストランドマット
CM600」(600g/m2 、厚み1.0m
m)〕、又は、平織金網(光洋金網社製、900g/m
2 、開き目4.33mm)と一体にシート成形し、10
0℃でl時間硬化させ、耐火シートを得た。得られた耐
火シートのサンプルについて、上記(1)及び(2)の
性能評価を行い、その結果を表1に示した。
した配合量の、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(ジャ
パンエポキシレジン社製「エピコート807」又は「エ
ピコート871」)、ジアミン系硬化剤(ジャパンエポ
キシレジン社製「エピキュアFL052」又は「HMD
A」)、中和処理された熱膨張性黒鉛(東ソー社製「G
REP−EG」)、水酸化アルミニウム(昭和電工社製
「H−31」)、炭酸カルシウム(備北粉化社製「ホワ
イトンBF−300」)、及び、ポリリン酸アンモニウ
ム(ヘキスト社製「ExolitAP422」)を混練
ロールで混練して、エポキシ樹脂組成物を得た。得られ
たエポキシ樹脂組成物を加熱プレス機にて、ガラスクロ
ス〔(ユニチカグラスファイバー社製「L90MN10
0FZ」(90g/m2 、厚み0.2mm)若しくは
「L175M100LFH」(175g/m2 、厚み
0.4mm)〕、ガラス繊維マット〔旭ファイバーグラ
ス社製「グラスロン・コンテイニュアスストランドマッ
ト M8300」(300g/m2 、厚み1.7mm)
若しくは「グラスロン・チョップドストランドマット
CM600」(600g/m2、厚み1.0mm)〕、
又は、平織金網(光洋金網社製、900g/m2 、開き
目4.33mm)と一体にシート成形し、100℃でl
時間硬化させ、所定厚みの耐火シートを得た。得られた
耐火シートのサンプルについて、上記(1)及び(2)
並びに下記(3)の性能評価を行い、その結果を表2に
示した。尚、実施例6は加熱プレス時に、さらに0.3
mm厚の溶融亜鉛メッキ鋼板を挿入し、鋼板との積層体
を使用した。
みを任意の5箇所で測定し、その厚みのと耐火シートの
初期厚みから、下記式に従って膨張倍率を測定した。膨
張倍率(倍)=膨張断熱層の厚み平均値/耐火シートの
初期厚み
スフェノールF型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジ
ン社製「エピコート807」)、ジアミン系硬化剤(ジ
ャパンエポキシレジン社製「エピキュアFL05
2」)、中和処理された熱膨張性黒鉛(東ソー社製「G
REP−EG」)、炭酸カルシウム(備北粉化社製「ホ
ワイトンBF−300」)、及び、ポリリン酸アンモニ
ウム(ヘキスト社製「ExolitAP422」)を大
型遊星式撹拌機で混練して、エポキシ樹脂組成物を得
た。得られたエポキシ樹脂組成物をロールコーターに
て、ガラスクロス〔(ユニチカグラスファイバー社製
「L90MN100FZ」(90g/m2 、厚み0.2
m)〕に塗布し、ガラスクロスと反対側にアルミガラス
クロス(ALGC)(日本金属箔工業社製、0.140
g/m2 、厚み0.25mm)を積層した後、100℃
でl時間硬化させて所定厚みの耐火シートを得た。
うにハット型に折り曲げた後、厚み50mmのケイ酸カ
ルシウム板の下面に接着剤で取り付けたH綱梁(サイズ
400mm×200mm×8mm×13mm、長さ12
00mm)の周囲を被覆するように取り付け、図1に示
した耐火鉄骨構造体を作製した。尚、長さ600mmの
耐火シートを2枚接続して長さ1200mmとし、耐火
シート同士の突き合わせ部をアルミテーブで固定した。
また、耐火シートの取り付けには、セルフドリリングビ
スを用いて、耐火シートの両端を折り曲げて設けたフラ
ンジ部をケイ酸カルシウム板へ固定した。
スフェノールF型エポキシ樹脂、ジアミン系硬化剤、中
和処理された熱膨張性黒鉛、水酸化アルミニウム(昭和
電工社製「H−31」)、炭酸カルシウム、及び、ポリ
リン酸アンモニウム大型遊星式撹拌機で混練して、エポ
キシ樹脂組成物を得た。得られたエポキシ樹脂組成物を
加熱プレス機にて、100℃でl時間硬化させ、所定厚
みの耐火シートを得た。
mm×300mm×9mm、長さ1200mm)の周囲
に巻き付けて被覆し、耐火鉄骨構造体を作製した。尚、
長さ600mmの耐火シートを2枚接続して長さ120
0mmとし、耐火シート同士の突き合わせ部をアルミテ
ーブで固定した。さらに、耐火シートの外側を600m
m×1215mmのラス(開き目:10mm×15m
m、線形0.5mm)で被覆し、ラス端部同士を針金で
固定した。
造体について、ISO834に準拠して耐火1時間の試
験を行い、鋼材表面の平均温度及び最高温度を測定し、
表3に示した。
り、加熱時に燃焼残渣による膨張断熱層を形成し、さら
にその膨張断熱層が十分な形状保持性を有することによ
って、優れた耐火性能を発現するので、柱、梁等の鉄
骨、壁材、防火戸、目地材、区画貫通部材、コンクリー
ト爆裂防止材、換気部材等、耐火性能が要求される幅広
い用途に適応可能である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂100重量部、中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛15〜150重量部及び無機充填剤3
0〜500重量部からなる厚み0.3〜6mmのシート
中に、1m2 当たりの重量が25〜2000gの不燃性
繊維状材料からなるネット又はマットが含浸されてなる
ことを特徴とする耐火シート。 - 【請求項2】 エポキシ樹脂100重量部、リン化合物
30〜150重量部、中和処理された熱膨張性黒鉛15
〜150重量部及び無機充填剤30〜500重量部から
なる厚み0.3〜6mmのシート中に、1m2 当たりの
重量が25〜2000gの不燃性繊維状材料からなるネ
ット又はマットが含浸されてなることを特徴とする耐火
シート。 - 【請求項3】 上記不燃性繊維材料からなるネット又は
マットが、ガラス繊維の織布若しくは不織布、セラミッ
ク繊維の織布若しくは不織布、炭素繊維の織布若しくは
不織布、ラス又は金網から形成されることを特徴とする
請求項1又は2記載の耐火シート。 - 【請求項4】 上記無機充填剤が、含水無機物及び/又
は金属炭酸塩であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の耐火シート。 - 【請求項5】 上記エポキシ樹脂が、可撓性を付与され
たものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1項に記載の耐火シート。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐
火シートが、鉄骨に被覆されてなることを特徴とする耐
火鉄骨構造体。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐
火シート及び不燃性材料層からなるなることを特徴とす
る壁用耐火構造体。
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