JP2016150640A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型のファンを用いて消費電力、重量、および費用を低減可能なエンジンの冷却装置を提案する。
【解決手段】エンジン11の冷却装置51は、背面側へ凸に湾曲するラジエータコア71と、ラジエータコア71の背面に配置されてラジエータコア71の端部側に偏倚し、かつラジエータコア71の端部側よりも中央部側でラジエータコア71との隙間が広いファン72と、ファン72を支持するファンステイ73と、ファンステイ73に一体成形されてラジエータコア71の中央部とファン72との隙間を覆うシュラウド75と、を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エンジンの冷却装置に関する。
背面側へ凸に湾曲するラジエータコアと、ラジエータコアの背面に配置される一対のファンと、を備えるエンジンの冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−83349号公報
湾曲するラジエータコアの背面にファンを配置すると、ラジエータコアとファンとの間には隙間が生じる。従来のエンジンの冷却装置は、ファンの回転半径を小さくすることでラジエータコアとファンとの隙間を極力狭くして冷却効率を高める一方で、ファンの小型化にともなうラジエータコアの冷却不足を補うために、ラジエータコアのそれぞれの側端部に複数、具体的には左右一対のファンを設けてあり、ラジエータコアを1つのファンで冷却する場合に比べて消費電力の増加、重量の増加、および費用の増加を招いている。
そこで、本発明は、大型のファンを用いて消費電力、重量、および費用を低減可能なエンジンの冷却装置を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係るエンジンの冷却装置は、背面側へ凸に湾曲するラジエータコアと、前記ラジエータコアの背面に配置されて前記ラジエータコアの端部側に偏倚し、かつ前記ラジエータコアの端部側よりも中央部側で前記ラジエータコアとの隙間が広いファンと、前記ファンを支持するファンステイと、前記ファンステイに一体成形されて前記ラジエータコアの中央部と前記ファンとの隙間を覆うシュラウドと、を備えている。
本発明によれば、大型のファンを用いて消費電力、重量、および費用を低減可能なエンジンの冷却装置を提案できる。
本実施形態に係るエンジンの冷却装置が適用される自動二輪車の左側面図。 本実施形態に係るエンジンの冷却装置の正面図。 本実施形態に係るエンジンの冷却装置の左側面図。 本実施形態に係るエンジンの冷却装置の右側面図。 本実施形態に係る冷却装置のラジエータの平面図。 本実施形態に係る冷却装置のラジエータの背面図。 本実施形態に係る冷却装置のラジエータの左側面図。 本実施形態に係る冷却装置のラジエータの右側面図。
以下、本発明に係るエンジンの冷却装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジンの冷却装置が適用される自動二輪車の左側面図である。
なお、本実施形態における前後、上下、左右の表現は、自動二輪車1の乗員を基準にする。
図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、車両の前後に延びる車体フレーム2と、車体フレーム2の前方に配置される前輪5と、車体フレーム2の前端部に配置されて前輪5を回転自在に支えるステアリング機構6と、車体フレーム2の後方に配置される後輪7と、車体フレーム2の後部に配置されて後輪7を回転自在に支えるスイングアーム8と、車体フレーム2に搭載されるエンジン11と、を備えている。
また、自動二輪車1は、車体フレーム2の前半部上方に配置されてエンジン11へ供給される燃料を貯蔵する燃料タンク12と、車体フレーム2の後半部上方に配置されて搭乗者を着座させるシート13と、車体フレーム2の一部を覆い隠す車体カバー15と、を備えている。
車体フレーム2は、車体の前半部を担う左右一対のメインフレーム21と、車体の後半部を担うリヤフレーム22と、を備えている。また、車体フレーム2は、左右のメインフレーム21の前端部に設けられるヘッドパイプ23と、左右のメインフレーム21の後端部から下方に延びる左右一対のセンターフレーム25と、を備えている。
メインフレーム21からセンターフレーム25に渡って、複数、例えば3つの懸架ブラケット26a、26b、26cが左右一対に設けられている。これら懸架ブラケット26a、26b、26cは、エンジン11を懸架する。
センターフレーム25の中央部には、ピボット部27が設けられている。
リヤフレーム22は、左右一対のシートレール28と、シートレール28を補強する左右一対のサイドフレーム29と、を備えている。シートレール28およびサイドフレーム29は、管状の鋼製部材である。
シートレール28は、メインフレーム21の後端部から後ろ斜め上方に延びている。
サイドフレーム29は、センターフレーム25の上端部後部から後ろ斜め上方へ延びてシートレール28に合流し、接合されている。
ステアリング機構6は、ヘッドパイプ23内に回転自在に配置されるステアリングシャフト(図示省略)と、ステアリングシャフトの上端部に設けられるアッパーブラケット31と、ステアリングシャフトの下端部に設けられるアンダーブラケット32と、を備えている。また、ステアリング機構6は、サスペンション機構(図示省略)が内装されて、前輪5を回転自在に支持する左右一対のフロントフォーク33と、前輪5の上方に覆い被さるフロントフェンダ(図示省略)と、フロントフォーク33の頂部に接続するハンドル36と、を備えている。
フロントフォーク33は、アッパーブラケット31およびアンダーブラケット32に固定されている。
ハンドル36は、アッパーブラケット31に固定されている。
前輪5は、左右のフロントフォーク33に挟まり、左右のフロントフォーク33の下端部に架設される車軸を中心に回転する。
スイングアーム8の前端部は、ピボット部27によって揺動自在に支持されている。スイングアーム8の後端部には、後輪7を回転自在に支持する車軸が設けられている。車体フレーム2とスイングアーム8との間には、リアクッションユニット37が架設されている。リアクッションユニット37は、リンク機構38を介してスイングアーム8に接続されている。リアクッションユニット37は、後輪7から車体フレーム2に伝わる力を緩衝するとともに後輪7の接地力を高める。
後輪7は、エンジン11との間に巻掛かるドライブチェーン(図示省略)を介してエンジン11から駆動力を得る。
燃料タンク12は、ヘッドパイプ23の直後からシートレール28の前端部近傍に渡って膨らみ、もっぱらメインフレーム21に支持されている。
シート13は、燃料タンク12の後方に配置されて、左右のシートレール28に跨がり、シートレール28の後端部へ至る。
車体カバー15は、それぞれ合成樹脂製のフロントカバー15aと、左右一対のサイドカバー15bと、リアカバー15cと、を含んでいる。
フロントカバー15aは、ハンドル36の前方からヘッドパイプ23、メインフレーム21の前端部、およびエンジン11の一部を覆っている。
サイドカバー15bは、燃料タンク12の後部下方に連接し、メインフレーム21、シートレール28およびサイドフレーム29に渡って逆三角形に拡がり、左右から挟み込む。
リアカバー15cは、シート13の後半部の左右両側面の下端部にそれぞれ連接して後方へ拡がり、シート13の後方まで延びて合流する。
次いで、本実施形態に係るエンジンの冷却装置について説明する。
図2は、本実施形態に係るエンジンの冷却装置の正面図である。
図3は、本実施形態に係るエンジンの冷却装置の左側面図である。
図4は、本実施形態に係るエンジンの冷却装置の右側面図である。
図2から図4に示すように、本実施形態に係るエンジン11は、車体フレーム2に搭載されている状態で前傾するシリンダブロック41およびシリンダヘッド42と、シリンダブロック41の下方に配置されるクランクケース43と、クランクケース43内に回転自在に支持されるクランクシャフト45と、クランクケース43の正面下部に設けられるオイルフィルタ46と、を備えている。
シリンダヘッド42には、排気管48が接続されている。排気管48は、エンジン11の前方を通過してエンジン11の下方へ潜り込んでいる。
そして、エンジン11の冷却装置51は、クランクケース43の下部左側部に設けられてクランクシャフト45によって駆動されるウォータポンプ52と、エンジン11の前方に配置されるラジエータ53と、ウォータポンプ52からシリンダブロック41のウォータージャケット(図示省略)へ冷却水を案内する給水ホース55と、ウォータージャケットで加熱された冷却水をラジエータ53へ案内する第一戻ホース56と、ラジエータ53で冷却された冷却水をウォータポンプ52へ案内する第二戻ホース57と、を備えている。
冷却装置51は、ウォータポンプ52で昇圧した冷却水を給水ホース55からウォータージャケットへ供給してシリンダブロック41およびシリンダヘッド42を冷却し、加熱された冷却水を第一戻ホース56からラジエータ53へ導き、ラジエータ53で冷却水を冷却して第二戻ホース57からウォータポンプ52へ導いて冷却水を循環させている。
また、冷却装置51は、オイルフィルタ46とクランクケース43との間に設けられるオイルクーラー61と、ウォータポンプ52で昇圧した冷却水の一部をオイルクーラー61へ供給する第二給水ホース62と、オイルクーラー61で加熱された冷却水を第二戻ホース57へ案内する第三戻ホース63と、を備えている。
第二戻ホース57の中央部には、第三戻ホース63を繋げる分岐管65が設けられている。
ラジエータ53は、シリンダブロック41およびシリンダヘッド42の正面に配置されている。ラジエータ53とシリンダブロック41およびシリンダヘッド42との隙間には、排気管48が挟まれて配置されている。
図5は、本実施形態に係る冷却装置のラジエータの平面図である。
図6は、本実施形態に係る冷却装置のラジエータの背面図である。
図7は、本実施形態に係る冷却装置のラジエータの左側面図である。
図8は、本実施形態に係る冷却装置のラジエータの右側面図である。
図2から4に加えて図5から図8に示すように、本実施形態に係る冷却装置51のラジエータ53は、背面側へ凸に湾曲するラジエータコア71と、ラジエータコア71の背面に配置されてラジエータコア71の端部側に偏倚し、かつラジエータコア71の端部側よりも中央部側でラジエータコア71との隙間が広いファン72と、ファン72を支持するファンステイ73と、ファンステイ73に一体成形されてラジエータコア71の中央部とファン72との隙間を覆うシュラウド75と、を備えている。
また、ラジエータ53は横長の矩形状であり、ラジエータコア71の一方の側部、ここでは右側部に設けられる導入タンク76と、ラジエータコア71の他方の側部、ここでは左側部に設けられる導出タンク77と、を備えている。なお、導入タンク76および導出タンク77の配置は、エンジン11側のホース(第一戻ホース56および第二戻ホース57)の経路によっては反対に配置されていても良い。
さらに、ラジエータ53は、ファン72を回転させる電動機78と、ファンステイ73に一体成形されて電動機を覆う遮熱板79と、を備えている。
ラジエータコア71は、ラジエータ53の大部分を占める横長の矩形状であり、縦断面形状が直線状である一方、横断面形状は背面側へ弓形に湾曲している。ラジエータコア71の湾曲形状は、全幅において実質的に一様な曲率であっても良いし、不均一な曲率であっても良い。また、ラジエータコア71の湾曲形状は、左右それぞれの端部に直線状の部分を有する一方、中央部において湾曲する態様であっても良い。ラジエータコア71は、中央部を背面側へ凸、ひいては正面側へ凹に湾曲することで、前輪5が車体側へより近接することを許容して自動二輪車1のホイールベースの短縮化に寄与している。
また、ラジエータコア71は、上下方向に並んで左右に延びる複数のチューブ(図示省略)と、隣り合うチューブの間に設けられる複数のフィンと、を備えている。ラジエータコア71は、チューブ内を一方向に流れる冷却水がラジエータコア71を正面側から背面側へ通過する空気と熱交換することで冷却水を冷やしている。
ラジエータコア71の上下両端面には、板状の上板81および下板82が設けられている。上板81の左右それぞれの端部には、車体フレーム2への取付フランジ83が左右一対に設けられている。上板81の中央部には、シュラウド75を固定するブラケット85が設けられている。下板82の中央部には、エンジン11のクランクケース43に固定されて前方へ突出する支持ブラケット86への取付フランジ87が設けられている。
導入タンク76は、エンジン11のシリンダヘッド42から排出される比較的に高温の冷却水をラジエータコア71へ導く。導入タンク76の背面には、第一戻ホース56に接続される冷却水入口88が設けられている。
導出タンク77は、ラジエータコア71を通過して比較的に低温になる冷却水を集めてエンジン11へ送り出す。導出タンク77の背面には、第二戻ホース57に接続される冷却水出口89が設けられている。
ファン72は軸流式であり、ラジエータコア71の背面に近接して設けられている。ファン72は、停車時や低速走行時など走行風が弱いときには電動機78によって駆動されてラジエータコア71から熱風を強制的に吸い出す。
また、ファン72は、ラジエータコア71のいずれか一方の端部、本実施形態においては右側の端部、つまり導入タンク76側に寄せて配置され、かつ、ラジエータコア71とファン72との隙間がラジエータコア71の端部側よりもラジエータコア71の中央部側で大きく開く態様で配置されている。ファン72は、エンジン11に接続される排気管48との干渉を避けるために、ラジエータコア71の上端部にも寄せて配置されている。換言すると、ファン72はラジエータコア71の背面、右上部の角部に寄せて配置されている。なお、導入タンク76がラジエータコア71の左側に設けられる場合には、ファン72も左上部の角部に寄せて配置することが好ましい。
ファン72は、ラジエータコア71のいずれか一方の端部(ここでは右端部)から中央部に到達する程度に大きい直径を有し、従来の冷却装置の小型ファンに比べて大判で、より大量の空気を流動させることができる。
電動機78は、ファン72の背面側に、ファン72に対して同心状に配置されている。電動機78は薄型であり、ラジエータコア71の背面からエンジン11側への突出寸法を抑えつつ、ファン72に十分な駆動力を発生させる。
ファンステイ73は、電動機78を介してファン72を支えている。ファンステイ73は電動機78が固定される環状の基部91と、基部91から延びる複数の脚部92と、を備えている。ファンステイ73は樹脂製であり、基部91と脚部92とは一体成型されている。
基部91は電動機78と実質的に同径の外径を有している。基部91には、電動機78がネジ止めされている。
脚部92は3方向へ延びており、そのうち2つ(脚部92a、92b)はラジエータコア71の側方に設けられている導入タンク76の上部および下部にそれぞれ到達してネジ固定され、残る一つ(脚部92c)はラジエータコア71のブラケット85に到達してネジ固定されている。なお、ファン72がラジエータコア71の左端部に設けられている場合には、2つの脚部92a、92bは、導出タンク77に固定される。
ファンステイ73とシュラウド75との間には脚部92cの他に、補強脚92dが設けられている。補強脚92dは、脚部92cと協働してファンステイ73とシュラウド75との連結を強固にする。
シュラウド75は、ファンステイ73とともに一体成形されている。シュラウド75は、ファンステイ73を介してラジエータコア71に固定されている。
シュラウド75は、ファン72よりもラジエータコア71の中央部側に配置されている。
シュラウド75は、ラジエータコア71の中央を越えてファン72の側方、ここでは左側方へ矩形に拡がっている。また、シュラウド75は、ファン72に沿ってファン72の半径よりも大きく拡がっている。
シュラウド75は、ファン72の左側方に隣接し、ファン72の外径に沿う辺縁部95を有している。辺縁部95は、シュラウド75の背面壁96の縁であって、シュラウド75内の空間をファン72へ接続している。
また、シュラウド75は、ラジエータコア71の上端面に沿う第一仕切壁97を有している。第一仕切壁97は、シュラウド75の天面であり、ファン72の外径の接線方向へ拡がっている。
さらに、シュラウド75は、第一仕切壁97に対向して配置される第二仕切壁98を有している。第二仕切壁98は、シュラウド75の底面であり、第一仕切壁97に対して平行に配置され、かつファン72の中心部よりもラジエータコア71の下端側に偏倚されている。
さらにまた、シュラウド75は、ファン72から最も遠方に配置される第三仕切壁99を有している。第三仕切壁99は、ラジエータコア71の上下方向に延びて背面壁96、第一仕切壁97および第二仕切壁98に連接している。
第一仕切壁97、第二仕切壁98および第三仕切壁99は、ラジエータコア71の背面に沿うシュラウド75の辺縁を画定してファン72とラジエータコア71の中央部との隙間を塞いでいる。
一体成形されるファンステイ73およびシュラウド75は、ファン72の下流側を遮ることなく開放している。
遮熱板79は、電動機78の後方に隙間を隔てて設けられ、エンジン11および排気管48からの熱を遮っている。
このように構成された本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファンステイ73に一体成形されてラジエータコア71の中央部とファン72との隙間を覆うシュラウド75を備えることによって、ラジエータコア71で熱せられた空気をラジエータコア71の正面側から背面側へ吸い出す一方で、ラジエータコア71とファン72との隙間を通じてファン72へ吸い込まれる空気を抑制して、ファン72の駆動によるラジエータコア71の冷却、ひいては冷却水の冷却をより効率化できる。
また、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファンステイ73に一体成形されてラジエータコア71の中央部とファン72との隙間を覆うシュラウド75を備えることによって、より大径のファン72を採用可能にして、少ないファン数(例えば1つ)による効率的な冷却と、部品点数削減によるコスト低減に寄与できる。
さらに、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファンステイ73に一体成形されてラジエータコア71の中央部とファン72との隙間を覆うシュラウド75を備えることによって、ファン72の下流側へ空気を流通させやすく、従来の冷却装置のようにシュラウドで自動二輪車1の走行風の流通を妨げることなく、ファン72不作動時におけるラジエータ53の冷却効率を高く保つこともできる。
さらにまた、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファン72よりもラジエータコア71の中央部側に配置されるシュラウド75を備えているため、ラジエータコア71とファン72との隙間をラジエータコア71の中央部側に集中させて、ラジエータコア71の面積に比べて十分に小さいシュラウド75によって隙間部分を確実に塞ぐことができる。
また、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファン72の外径に沿う辺縁部95を有するシュラウドを備えることによって、ラジエータコア71の背面側の空気がファン72へ吸い込まれることを防いで、冷却効率を高めることができる。
さらに、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ラジエータコア71の背面に沿う仕切壁(第一仕切壁97、第二仕切壁98および第三仕切壁99)を有するため、簡易な構造でラジエータコア71の背面側の空気がファン72へ吸い込まれることを防いで、冷却効率を高めることができる。
さらにまた、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファン72の半径よりも大きく拡がっているシュラウド75を備えているため、自動二輪車1の低速時にはファン72の外径よりも広い範囲でラジエータコア71の正面側から背面側へ空気を流通させて冷却効率を高めることができる。
また、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファンステイ73に一体成形されて電動機78を覆う遮熱板79を備えているため、電動機78をエンジン11および排気管48の熱から保護して電動機78の損傷を防いで冷却性能の低下を回避できる。
さらに、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51は、ファンステイ73に一体成形されて電動機78を覆う遮熱板79を備えているため、電動機78をエンジン11および排気管48により近づける、つまりレイアウトの自由度を高めてホイールベースの短縮化に寄与できる。
したがって、本実施形態に係るエンジン11の冷却装置51によれば、大型のファン72を用いて消費電力、重量、および費用を低減できる。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
5 前輪
6 ステアリング機構
7 後輪
8 スイングアーム
11 エンジン
12 燃料タンク
13 シート
15 車体カバー
15a フロントカバー
15b サイドカバー
15c リアカバー
21 メインフレーム
22 リヤフレーム
23 ヘッドパイプ
25 センターフレーム
26a、26b、26c 懸架ブラケット
27 ピボット部
28 シートレール
29 サイドフレーム
31 アッパーブラケット
32 アンダーブラケット
33 フロントフォーク
36 ハンドル
37 リアクッションユニット
38 リンク機構
41 シリンダブロック
42 シリンダヘッド
43 クランクケース
45 クランクシャフト
46 オイルフィルタ
48 排気管
51 冷却装置
52 ウォータポンプ
53 ラジエータ
55 給水ホース
56 第一戻ホース
57 第二戻ホース
61 オイルクーラー
62 第二給水ホース
63 第三戻ホース
65 分岐管
71 ラジエータコア
72 ファン
73 ファンステイ
75 シュラウド
76 導入タンク
77 導出タンク
78 電動機
79 遮熱板
81 上板
82 下板
83 取付フランジ
85 ブラケット
86 支持ブラケット
87 取付フランジ
88 冷却水入口
89 冷却水出口
91 基部
92、92a、92b、92c 脚部
92d 補強脚
95 辺縁部
96 背面壁
97 第一仕切壁
98 第二仕切壁
99 第三仕切壁

Claims (6)

  1. 背面側へ凸に湾曲するラジエータコアと、
    前記ラジエータコアの背面に配置されて前記ラジエータコアの端部側に偏倚し、かつ前記ラジエータコアの端部側よりも中央部側で前記ラジエータコアとの隙間が広いファンと、
    前記ファンを支持するファンステイと、
    前記ファンステイに一体成形されて前記ラジエータコアの中央部と前記ファンとの隙間を覆うシュラウドと、を備えるエンジンの冷却装置。
  2. 前記シュラウドは、前記ファンよりも前記ラジエータコアの中央部側に配置されている請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  3. 前記シュラウドは、前記ファンの外径に沿う辺縁部を有する請求項1または2に記載のエンジンの冷却装置。
  4. 前記シュラウドは、前記ラジエータコアの背面に沿う仕切壁を有する請求項1から3のいずれか1項に記載のエンジンの冷却装置。
  5. 前記シュラウドは、前記ファンに沿って前記ファンの半径よりも大きく拡がっている請求項1から4のいずれか1項に記載のエンジンの冷却装置。
  6. 前記ファンを回転させる電動機と、
    前記ファンステイに一体成形されて前記電動機を覆う遮熱板と、を備える請求項1から5のいずれか1項に記載のエンジンの冷却装置。
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