JPH0599583A - 曲げラジエータのシユラウド取付構造 - Google Patents

曲げラジエータのシユラウド取付構造

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JPH0599583A
JPH0599583A JP28924391A JP28924391A JPH0599583A JP H0599583 A JPH0599583 A JP H0599583A JP 28924391 A JP28924391 A JP 28924391A JP 28924391 A JP28924391 A JP 28924391A JP H0599583 A JPH0599583 A JP H0599583A
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Hisao Hagiwara
久雄 萩原
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Toyo Radiator Co Ltd
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Toyo Radiator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空炉により各部品を一体的にろう付け固定
したアルミニウム製ラジエータであって、そのろう付け
の後に外力を加えて円弧状にラジエータコア部分を湾曲
するものに関し、シュラウド取付用ブラケットを真空炉
におけるろう付けの際に一体的に固定し、そのボス部が
邪魔になることなく、コアを孤状に変形できるようにす
ること。 【構成】 断面L字状に形成された一対のブラケット
を、上下一対の端板の長手方向の端部外面に夫々接触
し、炉内で一体的に両者間をろう付け固定する。次い
で、平板状のラジエータコアに外力を加えてコアの長手
方向中央部のみの横断面が孤状に湾曲するように塑性変
形する。次に、導風用シュラウドの筒状部外周の互いに
180度離間した位置に、短脚の断面門形状に突設され
た一対の取付ステーを設け、その取付ステーの中心部の
みを一対のブラケットに締結固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてアルミニウム製
の自動二輪車用曲げラジエータにかかり、特にそのラジ
エータコアに対向して取付られるシュラウド取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車用ラジエータとして、熱交換
器コアの平面を湾曲させることにより、コア幅を小さく
し且つ、放熱面積を大きくしたものが存在する。このよ
うな自動二輪車用ラジエータの背面には図9及び図10
に示すような導風用シュラウド6がブラケット5を介し
て取付られる。この自動二輪車用曲げラジエータは一般
に次のようにして製造する。先ず左右に離間して一対の
チューブプレート1を配置すると共に、多数の偏平チュ
ーブの両端部をチューブプレート1に貫通する。そし
て、各チューブ間にコルゲートフィンを配置すると共
に、チューブの並列方向の上下両端に一対の端板4を配
置させる。そして、チューブプレート1の周縁にタンク
8の裾部を嵌着し、適宜な治具によりこれらの組み立て
部品を一体的に締結固定する。
【0003】なお、これらの部品はアルミニウム材から
なり、接触する各部品のいずれか一方の表面には、予め
ろう材が被覆されている。このような組み立て体を高温
の真空炉内に挿入し、ろう材を溶融させ、次いでそれを
固化することにより、各部品間を一体的にろう付け固定
する。このようにして平板状のコアを形成し、次いでコ
アに外力を加えてその平面が湾曲するように塑性変形す
る。次いで、図8に示す如くブラケット5をティグ溶接
により端板4に溶接固定する。そして、このブラケット
5と、図9及び図10の如くシュラウド6の外周に突設
した舌片17とを締結固定する。この舌片17は互いに12
0度離れた位置に3ケ所固定されており、その内2ケ所
の舌片17がブラケット5に固定され、他の一つがタンク
8に締結固定される。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】ところが、このような
曲げコアにおけるシュラウド取付構造は、ブラケット5
固定のために溶接作業を必要とする。このブラケット5
を他の構成部品のろう付けと同時に行うと、そのブラケ
ットの存在によりコア曲げを行うことができないからで
ある。即ち、ブラケットが邪魔となり、塑性変形のため
の金型と衝突したり、ブラケットの存在により曲げ部分
に剛性が生じ、コアが異常な変形を起こすためである。
又、このような三点支持のシュラウド取付構造は、その
取付及び取り外しが面倒であり、メンテナンス性に欠け
る欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は以上の
問題点を解決するため、次の構成をとる。即ち、本発明
の曲げラジエータのシュラウド取付構造は、互いに離間
した一対のチューブプレート1と、夫々の両端がそのチ
ューブプレート1に貫通されて並列した多数の偏平チュ
ーブ2と各偏平チューブ2,2間に介装されたコルゲー
トフィン3と、前記並列方向の最両側端に配置された一
対の端板4とを具備する。そして、断面L状に形成され
た一対のブラケット5の一方の平面が夫々の端板4の長
手方向端部の外面に接触する。そして、互いに接触する
少なくとも一方のラジエータの各構成部品には予めろう
材が被覆されたものが用いられ、それらが炉内で一体的
にろう付けされて平板状のラジエータコアが形成され
る。次いで、そのラジエータコアに外力を加えてコアの
長手方向中央部のみの横断面が弧状に湾曲するように塑
性変形する。そして、シュラウド6の筒状部外周の互い
に180度離間した位置に、短脚の断面門形に突設され
た一対の取付ステー18を有し、そのステー18の夫々の中
心部のみが、前記一対のブラケット5に締結固定された
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】従って、本発明のシュラウド取付構造によれ
ば、コア曲げの邪魔にならない位置にブラケット5が配
置されて他のラジエータ部品と同時にそれらが炉内で一
体的にろう付け固定される。そして、そのブラケット5
にシュラウド外周の一対の門形取付ステーが夫々固定さ
れる構造からなり、耐震性を有し、且つ締結具が少な
く、取付性のよい構造となる。
【0007】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例につき
説明する。図1は本発明のシュラウド取付構造の平面図
であり、図2はその正面図、図3は図2のIII ─III 矢
視断面略図である。さらに、図4及び図5は本取付構造
の対象となる曲げラジエータの製造方法を順に示す。こ
の曲げラジエータ自体の主要部は従来の曲げラジエータ
の製造方法と同一である。即ち、図1及び図2に示す如
く、左右に離間して一対のチューブプレート1が配置さ
れ、それらの間に多数の偏平チューブ2が並列されると
共に、各偏平チューブ2間にコルゲートフィン3が配置
される。そして、偏平チューブ2の両端部がチューブプ
レート1に貫通する。さらに、並列された偏平チューブ
2群の上下両端には一対の端板4が位置される。そし
て、チューブプレート1の周縁にタンク8の開口縁が嵌
着される。なお、これらの構成部品はアルミニウム又は
その合金材からなり、互いに接触する各部品の少なくと
も一方の外表面にはろう材が予め被覆されている。又、
偏平チューブ及び端板4は図4に示す如くその軸線が直
線状のものが用いられる。そして、一対の端板4の外面
にブラケット5が配置される。この端板4とブラケット
5とは予め適宜なカシメ手段により仮止め固定されるこ
とが好ましい。
【0008】このようにして組み立てられたコアの外周
面を適宜な治具で締結固定し、それらを一体として高温
の真空炉内に挿入する。そして、部品表面のろう材を溶
融させ、次いでそれを固化することにより各部品間を一
体的にろう付け固定する。このとき、端板4とブラケッ
ト5とは同時にろう付け固定される。この状態を示す平
面図が図4である。このラジエータコアの前面は平坦に
形成されている。そこで、次にこのコア中央部のみが図
5の如く湾曲するように、そのコアの中央部に図示しな
い弧状ガイド面を当接すると共に、コア両端部に外力を
加える。そして、図5の如くラジエータコアを塑性変形
させる。このコアのブラケット5は、図1〜図3に示す
如く断面L字状に形成され、その一方の平面が端板4の
端部平面にろう付け固定されている。次に、このブラケ
ット5の立ち上がり面にはボルト孔が穿設され、このボ
ルト孔と、シュラウド6のステー18のボルト孔とが整合
され、ボルト9及びナット10を介して互いに締結固定さ
れる。このステー18は、シュラウド6内面に接合された
足の短い門形形状を有し、その上面に立ち上げ面20が曲
折形成されている。そして、立ち上げ面20の中央部上端
にボルト孔が穿設されている。
【0009】このようなステー18は、シュラウド6外周
に180度互いに異なった位置に一対配置されている。
そこで、夫々のステー18をブラケット5に締結固定す
る。このシュラウド6の端部にはモータ支持片15が重心
側に折り曲げ形成され、その端部にファンモータ7が固
定される。このファンモータ7の軸には図示しないファ
ンのボス部が固定されるものである。このようにしてな
るシュラウド6の外周は夫々互いに離間した一対の脚部
19が端部に固定されているため、その一対の脚部19を介
して熱交換器の振動その他に伴う外力がシュラウド全体
に分散され、ステー18とシュラウド6との付け根に亀裂
を生じさせる虞れがない。次に、ラジエータコアの清掃
その他のためにシュラウド6を取り外すには、一対のボ
ルト9を取り除けば足りる。次に、図6及び図7は本発
明の他の実施例であり、この実施例が前記実施例と異な
る点はステー18の上面にブラケット5先端が突設し、夫
々のボルト孔を整合させ、ボルト9により両者が締結固
定されている。従ってこのボルト9の軸線はシュラウド
の放射方向に一致する。
【0010】
【発明の効果】本発明の曲げラジエータにおけるシュラ
ウド取付構造は、コア曲げを行う、湾曲部分から外れた
位置に予めブラケットが取付られるものであり、コアの
塑性変形の際にブラケットが邪魔をすることなく、コア
を円滑に弧状に湾曲することが可能となる。従って、ブ
ラケットが熱交換器コアと共に一体的にろう付け固定さ
れるため量産性がよい。そして、一対の端板に一体的に
ろう付け固定された一対のブラケットに、シュラウドの
筒状部外周の門形に突設された取付ステーの中心が締結
固定されるものであため、シュラウド各部に外力が分散
し、耐震性のあるシュラウド取付構造となる。それと共
に、シュラウドの取付及び取り外しが容易となりメンテ
ナンス性がよい。しかも、この一対の取付用ステーは、
断面門形状に突設されて、両脚部間に空隙が生じるた
め、ラジエータコアを流通した空気流の流通を阻害する
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシュラウド取付構造の平面図。
【図2】同シュラウド取付構造の正面図。
【図3】図2のIII ─III 矢視断面略図。
【図4】本取付構造の対象となる曲げラジエータの第1
製造工程を示す。
【図5】同曲げラジエータの第2製造工程を示す。
【図6】本シュラウド取付構造の他の実施例の要部正面
図。
【図7】同構造の側面図。
【図8】従来型シュラウド取付のためのブラケットの平
面図。
【図9】同従来型取付構造の平面図。
【図10】同従来型取付構造の正面図。
【符号の説明】
1 チューブプレート 2 偏平チューブ 3 コルゲートフィン 4 端板 5 ブラケット 6 シュラウド 7 ファンモータ 8 タンク 9 ボルト 10 ナット 12 溶接部 13 入口パイプ 14 出口パイプ 15 モータ支持片 16 コア 17 舌片 18 ステー 19 脚部 20 立ち上げ面 21 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離間した一対のチューブプレート
    (1)と、夫々の両端部がそのチューブプレート(1)
    に貫通されて並列した多数の偏平チューブ(2)と、各
    偏平チューブ(2)(2)間に介装されたコルゲートフ
    ィン(3)と、前記並列方向の両最側端に配置された一
    対の端板(4)(4)と、断面L字状に形成され、その
    一方の平面が夫々の前記端板(4)の長手方向端部の外
    面に接触した一対のブラケット(5)(5)と、を具備
    し、互いに接触する少なくとも一方の前記各部品には予
    めろう材が被覆されたものが用いられ、炉内で一体的に
    ろう付け固定されて、平板状のラジエータコアが形成さ
    れ、次いでそのラジエータコアに外力が加えられて、そ
    のコアの長手方向中央部のみの横断面が弧状に湾曲する
    ように塑性変形され、導風用シュラウド(6)の筒状部
    外周の互いに180度離間した位置に短脚の断面門形状
    に突設された一対の取付ステー(18)の夫々の中心部の
    みを、前記一対のブラケット(5)に締結固定したこと
    を特徴とする曲げラジエータのシュラウド取付構造。
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