JP2016138468A - 内燃機関の気流制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマアクチュエータを有効に機能させることができる内燃機関の気流制御装置を提供する。【解決手段】吸気通路に設けられ、吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するプラズマアクチュエータ20と、プラズマアクチュエータ又はその上流位置に向けて燃料を噴射するように吸気通路に設けられたポート噴射用燃料噴射弁19と、プラズマアクチュエータ及び前記ポート噴射用燃料噴射弁を制御するための制御ユニット100とを備える。制御ユニットは、吸気弁7の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、ポート噴射用燃料噴射弁19による燃料噴射作動とプラズマアクチュエータ20の作動とを行わせるのに加え、吸気弁7の開弁の後にプラズマアクチュエータ20を作動させるように構成されている。さらに、プラズマアクチュエータの表面に水が付着しているか否かを判定する判定手段を備え、水付着と判定された場合に限り、ポート噴射作動とプラズマアクチュエータ作動とを行わせる。【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の気流制御装置に係り、特に、吸気通路に設けられ気流の向きや強さを制御するプラズマアクチュエータを備える内燃機関の気流制御装置に関する。
車両用の内燃機関等において、バルブ等の可動部を設けることなく、気体通路内の流れを制御可能とするために、気体通路内にプラズマアクチュエータを設け、その電気的作用によって気体通路内の気体の流れを制御するようにしたものが知られている(特許文献1、2参照)。
ここで用いられているプラズマアクチュエータとは、気体通路内に露出して配置される表面電極と、この表面電極に対して誘電体を挟んで配置される裏面電極とを有し、これらの表面電極と裏面電極との間に交流電圧を印加することにより生ずる誘電体のバリア放電によって、表面電極から裏面電極に向かう気流を発生させて、気体通路内の気体の流れを制御するものである。
特開2012−17035号公報 特開2011−142025号公報
ところで、かかるプラズマアクチュエータにおいては、その表面に誘電率の高い物質である水等が付着すると、この付着領域においては所望のイオン流(プラズマ)が発生せず、気流を誘起するアクチュエータとして期待通りには機能しなくなるという問題がある。このことは特に、内燃機関の吸気が高い湿度を有する場合や、機関運転条件などに起因して吸気中に凝縮水が発生するような場合に、これらの凝縮水の水滴がプラズマアクチュエータの表面に付着すると、この付着箇所には気流が誘起されずプラズマアクチュエータによる所望の気流を発生させることができなくなることを意味する。
そこで本発明は上記事情に鑑みて創案され、その目的は、プラズマアクチュエータを有効に機能させることができる内燃機関の気流制御装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の内燃機関の気流制御装置の一形態は、吸気通路に設けられ、作動されることで気流を誘起するプラズマアクチュエータと、前記プラズマアクチュエータ又はその上流位置に向けて燃料を噴射するように吸気通路に設けられたポート噴射用燃料噴射弁と、前記プラズマアクチュエータ及び前記ポート噴射用燃料噴射弁を制御するための制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、前記ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動と、前記吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するように前記プラズマアクチュエータの作動とを行わせるのに加え、前記吸気弁の開弁の後に前記プラズマアクチュエータを作動させるように構成されている。
上記目的を達成する本発明の内燃機関の気流制御装置の他の形態は、吸気通路に設けられ、作動されることで気流を誘起するプラズマアクチュエータと、前記プラズマアクチュエータ又はその上流位置に向けて燃料を噴射するように吸気通路に設けられたポート噴射用燃料噴射弁と、筒内に直接に燃料を噴射するように設けられた筒内噴射用燃料噴射弁と、前記プラズマアクチュエータ及び前記両燃料噴射弁を制御するための制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、前記ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動と、前記吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するように前記プラズマアクチュエータの作動とを行わせるのに加え、前記吸気弁の開弁後の開弁期間中に前記プラズマアクチュエータを作動させると共に前記筒内噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動を行わせるように構成されている。
上記一及び他の形態によれば、吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、吸気通路に設けられたプラズマアクチュエータ又はその上流位置に向けてポート噴射用燃料噴射弁から燃料が噴射作動され、当該プラズマアクチュエータが作動される。そして、前記吸気弁の開弁の後に前記プラズマアクチュエータが作動される。したがって、当該プラズマアクチュエータの表面に水が付着していた場合でも、この吸気弁の閉弁期間におけるポート噴射用燃料噴射弁からの燃料噴射作動とプラズマアクチュエータの作動とによって、付着水が除去される。この結果、前記吸気弁の開弁後における前記プラズマアクチュエータの作動時には、気流を誘起するアクチュエータとして十分に機能させることができる。
上記両形態の内燃機関の気流制御装置は、プラズマアクチュエータの表面に水が付着しているか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記制御ユニットは、当該判定手段により水が付着していると判定された場合に限り、前記吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、前記ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動と、前記吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するように前記プラズマアクチュエータの作動とを同時に行わせるように構成されていてもよい。
この形態によれば、判定手段によりプラズマアクチュエータの表面に水が付着していると判定された場合に限り、吸気弁の閉弁期間での、ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動とプラズマアクチュエータの作動とが行われる。したがって、水は付着していないと判定される場合には、プラズマアクチュエータは作動されないので、電力の無用な消費を節約することができる。
なお、前記判定手段は、前記吸気通路内の吸気の湿度を計測するべく設けられた湿度センサの計測値に基づいて判定してもよい。さらに、前記判定手段は、外気の湿度及び温度、EGRガスのEGRクーラ出口での温度及びEGR率、及び吸気マニフォールド内の吸気の温度を用いて、後述のプラズマアクチュエータの表面への水の付着を推定する手段による推定結果に基づいて判定してもよい。
本発明によれば、プラズマアクチュエータを有効に機能させることができる内燃機関の気流制御装置を提供することができる。
ポート噴射用燃料噴射弁のみを備える内燃機関に本発明を適用した第1実施形態の構成を示す概略断面図である。 本発明に用いられるプラズマアクチュエータの一例を示す断面図である。 (A)プラズマアクチュエータに水が付着した状態を示すポート部の概略断面図、及び(B)そのプラズマアクチュエータ部の拡大断面図である。 (A)プラズマアクチュエータに付着した水と燃料を移動させるために、プラズマアクチュエータが作動している時の様子を示すポート部の概略断面図、及び(B)そのプラズマアクチュエータ部の拡大断面図である。 プラズマアクチュエータが作動すると共に吸気弁が開いている時の様子を示すポート部の概略断面図である。 本発明の第1実施形態の制御の内容を示すタイムチャートである。 ポート噴射用燃料噴射弁及び筒内噴射用燃料噴射弁を備える内燃機関に本発明を適用した第2の実施形態の構成を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態の制御の内容を示すタイムチャートである。 排気ガス還流装置(EGR装置)を備える内燃機関に本発明を適用した第3の実施形態の構成を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態の制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に用いるプラズマアクチュエータの一変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明を吸気通路(ポート)内に向けて燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁のみを備える内燃機関(エンジン)に適用した第1の実施形態の構成を概略的に示す。内燃機関1は車両に搭載され、多気筒(1気筒のみ図示)の火花点火式内燃機関(ガソリンエンジン)として構成されている。但しエンジンの種類、気筒数、シリンダ配置形式(直列、V型、水平対向等)、着火方式等は特に限定されず、例えばエンジンは圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)であってもよい。車両の種類、用途等も特に限定されず、例えば車両はエンジン1を唯一の動力源とする通常の車両であってもよいし、エンジン1と電気モータとの2つの動力源を備えるハイブリッド車両であってもよい。本実施形態においては、車両およびエンジンを制御するように構成された制御ユニットとしての電子制御ユニット(以下ECUと称す)100が設けられる。
エンジン1のシリンダブロック2に形成されたシリンダ2a内にはピストン3が往復動可能に収容され、ピストン3はコンロッド4を介してクランクシャフト(図示せず)に連結されている。エンジン1のシリンダヘッド5には、吸気通路の一部をなす吸気ポート6と、排気通路の一部をなす排気ポート8とがそれぞれ画成されている。吸気ポート6の出口6Bが吸気弁7により、排気ポート8の入口が排気弁9により、それぞれ開閉される。吸気弁7および排気弁9は、吸気バルブスプリング12および排気バルブスプリング13によってそれぞれ常時閉弁方向に付勢されると共に、吸気カムシャフト10および排気カムシャフト11によってそれぞれ開弁方向に駆動される。カムシャフト10,11は動力伝達機構を介してクランクシャフトに連結される。シリンダヘッド5の頂部には、シリンダ2a内の燃焼室14に存在する混合気に点火するための点火プラグ15が取り付けられている。なお、吸気弁7および排気弁9の少なくとも一方の開弁特性を変更するための可変バルブ機構(例えば可変バルブタイミング機構)が設けられてもよい。
吸気ポート6の上流側には、吸気通路の一部をなす吸気マニフォールドもしくは枝管(図示せず)が接続される。この枝管の上流側には吸気集合室であるサージタンク(図示せず)が接続され、これも吸気通路の一部をなす。「吸気通路」とは、吸気が流れる通路を総称した用語である。同様に「排気通路」とは、排気が流れる通路を総称した用語である。
当該吸気通路の一部をなす吸気ポート6の出口6B近傍の内壁面6Aには、後で詳述するように、吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するプラズマアクチュエータ20が設けられている。一方、吸気ポート6に燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁19が、プラズマアクチュエータ20ないしはその少なくともやや上流位置に向けて燃料を噴射するべく、シリンダヘッド5に取り付けられている。
点火プラグ15およびポート噴射用燃料噴射弁19はECU100に電気的に接続され、ECU100によって制御される。本第1の実施形態では、エンジン1のクランク角を検出するためのクランク角センサ41と、エンジン1の吸気の湿度を検出するために吸気マニフォールド又は吸気ポート6に配置された湿度センサ42とがECU100に電気的に接続されている。
特に本実施形態では、プラズマアクチュエータ20に電気的エネルギを供給するための電源31を含む電源装置30が設けられている。この電源装置30もECU100に電気的に接続されている。ECU100は、電源装置30を制御することにより、電源装置30からプラズマアクチュエータ20に供給される電気的エネルギの大きさを変化させたり、プラズマアクチュエータ20の作動を切替える。
ここで、本実施形態のプラズマアクチュエータ20について説明する。なおプラズマアクチュエータ自体は公知であるので、ここではその基本的構成及び作動原理等を概略説明するに留める。
図2に示すように、プラズマアクチュエータ20は、表面電極21および裏面電極22からなる一対の電極と、これら一対の電極の間に配置された薄板状の誘電体23とを含んで構成されている。裏面電極22は表面電極21に対し両電極の対向側エッジ間に隙間が形成されるように図示の矢印D方向にオフセットされて整列されている。この矢印Dの方向は、本実施形態では吸気通路の下流側である。
いま仮に、表面電極21と裏面電極22との間に電気的エネルギ、具体的には高圧で高周波数の交流電圧が電源31から印加されると、表面電極21の裏面電極22への対向側エッジ付近で且つ誘電体23の表面付近にプラズマが発生する。このプラズマに起因して、表面電極21側から裏面電極22側に向かう方向に空気を流す駆動力(ブローイング力)が発生し、誘電体23の表面上に矢印Dで示されるような気流が誘起される。この気流は、誘電体23の表面から極近い(1〜2mm程度)領域で発生する。かかる気流を便宜上、「アクチュエータ気流」と称す。
なお、このような気流が発生する原理については諸説があるが、一説によれば、例えば表面電極21が正の電位を有するとき、誘電体23の表面付近で空気の絶縁破壊が起こり、これにより電離が生じ、弱電離プラズマが発生する。電子は移動度が高いためごく短時間で表面電極21に移動する。すると正のイオンが過剰になり、印加した電界によって静電力が発生する。イオンが受けた静電力は、衝突によって中性粒子に伝達される。これを連続流体の視点から見ると、その空間に体積力(ブローイング力)が発生することとなる。表面電極21が負の電位を持つ場合も同じ向きにブローイング力が発生するが、これには酸素の負イオンが大きな役割を果たしているとの説がある。
プラズマアクチュエータ20は、表面電極21が設置される表面部が、気流の発生が望まれるガス通路内、すなわち吸気ポート6内に臨むよう設置される。他方、プラズマアクチュエータ20の裏面部は気流を発生させる必要が無く、むしろ吸気ポート内壁面6Aへの付着面をなすので、裏面電極22を電気的に絶縁するため、裏面電極22は誘電体23の裏面23B上に形成された絶縁層25内に埋設されている。絶縁層25もプラズマアクチュエータ20の一部である。なお誘電体23は、樹脂系やセラミック系の絶縁性材料で形成されているため、裏面電極22を誘電体23の中に埋設してもよい。
電源装置30は、ECU100からの指令信号に基づき出力電圧を変化させる。電源31から出力される交流電圧は、例えば1〜10kV程度の高電圧であり、1〜10kHz程度の周波数を有する。なお交流電圧の代わりに直流パルス電圧を出力させてもよい。電源31から出力される電圧値を変化させることにより、すなわちプラズマアクチュエータ20に印加する電圧の大きさを変化させることにより、プラズマアクチュエータ20が発生する駆動力の大きさ、ひいては気流の強度を変化させることができる。より高い値の電圧を印加するほど、プラズマアクチュエータ20が発生する気流の強度は大きくなる。なお気流強度を変化させるため、電圧の大きさに加えもしくはその代わりに、電圧の周波数を変化させることも考えられるが、ここでは便宜上電圧の大きさのみを変化させるものとする。
プラズマアクチュエータの厚さTは非常に薄く、数μm〜数百μmのオーダーである(図中の電極等は誇張して描かれている)。従ってプラズマアクチュエータを吸気ポート6の内壁面6A上に設置した場合でも、プラズマアクチュエータは吸気の流れを実質的に妨げない。
なお、プラズマアクチュエータ20は、燃焼室14内に発生される所望のスワール流又はタンブル流を機関の運転状態に応じて適切に強化するようなアクチュエータ気流を生じさせるために、吸気ポート6の内壁面6Aの適切な位置に配置されるものである。従ってプラズマアクチュエータ20も、強化対象の流れに対応させて吸気ポート6の内壁面6Aの周方向位置の一部(図1参照)に単数又は流れ方向に沿って複数個設けるか、あるいは全周に亘って設けてもよい。
さて、内燃機関においては、吸気の相対湿度や運転条件などに起因して、吸気中に凝縮水が発生することがある。例えば、過給エンジンにおいて、吸気の温度が25℃で、相対湿度が80%の場合、過給圧150kPaでの露点は35℃となるので、容易に凝縮水が発生することがある。これらの凝縮水がプラズマアクチュエータ20の表面に付着すると、水は誘電率が高く、その水滴が付着した部分にはプラズマ(イオン流)が発生しないので、プラズマアクチュエータ20はまだら状態での動作しかできずに効率が低下し、所望のアクチュエータ気流を生じさせることができないという問題がある。
このことは特に、内燃機関が排気ガス還流装置(EGR装置と称す)を備えて吸気中にEGRガスが含まれる場合に顕著である。EGR装置を備える場合には、吸気の湿度がさらに高くなり易く、上述の過給圧よりも低い圧力条件でも凝縮水が発生するからである。
しかし、本実施形態によればこの問題を解決可能である。すなわち、図6に示すように、本実施形態においてECU100は、吸気弁7の開弁の前の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間において、燃料噴射弁19による燃料噴射作動とプラズマアクチュエータ20の作動とを同時に行わせ、そして、吸気弁7の開弁後に、再度、プラズマアクチュエータ20が作動されるように制御するからである。
今、プラズマアクチュエータ20の表面に、図3に示されるように、多数の水滴Wdが付着している場合につき説明する。かかる状態でプラズマアクチュエータ20を作動させても、所望のアクチュエータ気流を生じさせることができないことは上述のとおりである。しかし、本実施形態においては、吸気弁7の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、燃料噴射弁19によってプラズマアクチュエータ20又はその上流位置に向けて燃料が噴射されると共に、プラズマアクチュエータ20が作動される。プラズマアクチュエータ20の表面上に直接に噴射された燃料、又はプラズマアクチュエータ20の上流位置に噴射され吸気通路6の内壁面6Aの傾斜によりプラズマアクチュエータ20の表面上に流下してきた燃料は、例えば図4に示されるように、多数の水滴Wdの間、又は隣に燃料滴Fdとして存することになる。
そこで、プラズマアクチュエータ20が作動されると、燃料滴Fdは低誘電率物質であるから、プラズマアクチュエータ20の作動によりイオン流が発生し、このイオン流に誘起されて燃料滴Fdが矢印Dのアクチュエータ気流方向に移動する。この燃料滴Fdの移動は、吸気通路6の内壁面6Aの傾斜と相俟って、水滴Wdを吸気通路6の下流側に移動させる。従って、プラズマアクチュエータ20の作動を所定期間継続させると、全ての水滴Wdがプラズマアクチュエータ20から押し出される。換言すると、プラズマアクチュエータ20の表面から水滴Wdが除去される。なお、この除去された水及び未気化の燃料は、図4(A)に示されるように、吸気ポート6の出口6Bと吸気弁7のヘッド裏面との間の凹部60に溜まり、吸気弁7の開弁時に筒内に流入される。
ここで、図6を参照して、エンジンがポート噴射用燃料噴射弁のみを備える実施形態におけるいくつかの制御例(1)乃至(3)の具体的内容を説明する。
ECU100は、制御例(1)乃至(3)のいずれの場合も、クランク角センサ41によって検出されたクランク角が所定の噴射開始時期(t1)になったとき、ポート噴射用燃料噴射弁である燃料噴射弁19に噴射指令信号を送信し、燃料噴射弁19による燃料噴射を開始させる。これと同時に、ECU100は、電源31から高周波の交流電圧を印加させてプラズマアクチュエータ20の作動を開始させる。これにより上述したような、プラズマアクチュエータ20の表面からの水滴Wdの除去作用が開始され、ECU100はこの状態を、時期(t3)までの所定の期間継続する。
燃料噴射弁19による燃料噴射の停止に関しては、制御例(1)では、プラズマアクチュエータ20の作動停止時期(t3)より前の時期(t2)で燃料噴射が終了される。また、制御例(2)では、プラズマアクチュエータ20の作動停止時期(t3)より後であるが、吸気弁7の開弁開始時期(t5)よりも前の時期(t4)で燃料噴射が終了される。さらに、制御例(3)では、吸気弁7の開弁開始(t5)後も燃料噴射が継続して実行され、吸気弁7の閉弁より前の時期(t6)で終了される。なお、制御例(1)では、時期(t1)から時期(t2)にかけて実行される燃料噴射(以下、予備噴射と称す)に加えて、吸気弁7の開弁開始時期(t5)から所定時期(t7)までに所定量の燃料噴射(以下、本噴射と称す)が実行される。この本噴射は、エンジンの運転条件に応じて要求される出力トルクを得るために設定された燃料噴射量を、予備噴射と共に満たすために行われる。
上述の制御例(2)では、吸気弁7の閉弁中の時期(t1)から時期(t4)にかけて、吸気弁7の開きに同期しない所謂非同期噴射により、上述の予備噴射と残りの本噴射とが連続して実行されている例、及び制御例(3)では、時期(t1)から時期(t6)にかけて、上記非同期噴射と吸気弁7の開弁後の所謂同期噴射による予備噴射と残りの本噴射とが連続して実行されている例を説明したが、これらは必ずしも連続させる必要はない。すなわち、上述の時期(t1)から時期(t2)にかけて実行される予備噴射と残りの本噴射との間には、多少の時間的遅延があってもよい。
そして、ECU100は、制御例(1)では燃料噴射停止時期(t2)、制御例(2)では燃料噴射停止時期(t4)、及び制御例(3)では燃料噴射開始時期(t1)から、それぞれ、所定の遅れ時間(t5‐t2)、(t5‐t4)及び(t5-t1)が経過した開弁開始時期(t5)において、吸気弁7の開弁指令信号とプラズマアクチュエータ20の作動開始指令信号とを発して、吸気弁7を開弁させると共にプラズマアクチュエータ20を作動させる。なお、これらの信号は必ずしも厳密に同時に発される必要はない。そして、時期(t5)から所定の期間経過した時期(t8)に吸気弁7の閉弁指令信号とプラズマアクチュエータ20の作動停止指令信号が発される。
ここで、上述のポート噴射用燃料噴射弁19からの予備噴射とプラズマアクチュエータ20の作動とは、プラズマアクチュエータ20の表面に水が付着している(水付着状態)と判定された場合に限って行われるように制御されるのが好ましい。この場合、水付着状態か否かの判定は、例えば吸気通路に設けられた湿度センサ42によって検出された吸気の湿度に基づき、ECU100によって実行することができる。具体的には、ECU100は、湿度センサ42によって検出された吸気の湿度が所定湿度(例えば、80%)以上であることをもって、水の凝縮が生じ易く、これによりプラズマアクチュエータ20が水付着状態であると判定することができる。なお、本発明で使用可能な湿度センサとしては、神栄テクノロジー(株)(日本国、神戸市)から販売されている、RHU-450,C15-M53Rなどを例示することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を、図7を参照して説明する。この第2の実施形態は、上述のポート噴射用燃料噴射弁19に加えて筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用燃料噴射弁26を備える、所謂デュアルインジェクション方式の内燃機関に本発明を適用したものである。ハードウエア上は、筒内噴射用燃料噴射弁26が追加されるのみで、プラズマアクチュエータ20の構成及び配置は第1実施形態と同様であるので、第1の実施形態と同一部品ないしは同様の機能部品については、図1で用いた符号と同じ符号を用いて重複説明を避ける。
ここで、図8を参照して、本発明の第2の実施形態であるデュアルインジェクション方式の内燃機関における制御例を説明する。
ECU100は、クランク角センサ41によって検出されたクランク角が所定の噴射開始時期(t1)になったとき、ポート噴射用燃料噴射弁19に噴射指令信号を送信し、燃料噴射を開始させる。これと同時に、ECU100は、電源31から高周波の交流電圧をプラズマアクチュエータ20に印加させてそれの作動を開始させる。これにより、プラズマアクチュエータ20の表面からの水滴Wdの除去作用が開始され、ECU100はこの状態を、時期(t3)までの所定の期間継続する。ポート噴射用燃料噴射弁19による燃料噴射の停止に関しては、図8の制御例では、プラズマアクチュエータ20の作動停止時期(t3)より前の時期(t2)で燃料噴射が終了される。換言すると、ポート噴射用燃料噴射弁19からは、時期(t1)から時期(t2)にかけて実行される、上記第1の実施形態の制御例(1)と同じ、予備噴射と称される燃料噴射が行われる。
そして、ECU100は、プラズマアクチュエータ20の作動停止時期(t3)より後の所定期間経過した開弁開始時期(t4)において、吸気弁7の開弁指令信号とプラズマアクチュエータ20の作動開始指令信号とを発して、吸気弁7を開弁させると共にプラズマアクチュエータ20を作動させる。なお、これらの信号は必ずしも厳密に同時に発される必要はない。そして、クランク角センサ41によって検出されたクランク角が所定の筒内噴射開始時期(t5)になったとき、筒内噴射用燃料噴射弁26に筒内噴射指令信号を送信し、燃料噴射を開始させる。さらに、ECU100は、所定量の燃料噴射(上述の本噴射)が達成された時期(t6)に燃料噴射を停止させる。この本噴射は、上述のように、エンジンの運転条件に応じて要求される出力トルクを得るために設定された燃料噴射量を、予備噴射と共に満たすために行われ、図8の制御例では、プラズマアクチュエータ20の時期(t4)から時期(t7)までの作動期間中、及び吸気弁7の時期(t4)から時期(t8)までの開弁期間中に行われる。なお、図8の制御例では、プラズマアクチュエータ20の作動停止指令信号が時期(t7)に、そして、吸気弁7の閉弁指令信号がこの後の時期(t8)に発されているが、これらは同時であってもよい。
なお、この第2実施形態においても、上述の第1実施形態のように、吸気通路に設けられた湿度センサ42によって検出された吸気の湿度に基づいて、プラズマアクチュエータ20の表面が水付着状態か否かの判定を行い、プラズマアクチュエータ20の表面に水が付着している(水付着状態)と判定された場合に限って、ポート噴射用燃料噴射弁19からの予備噴射とプラズマアクチュエータ20の作動とが行われるように制御されてもよい。さらに、プラズマアクチュエータ20は、時期(t3)において作動が停止され、上記の第1実施形態では開弁開始と同じ時期(t5)において作動が再開始(図6参照)され、第2実施形態では開弁開始と同じ時期(t4)において作動が再開始(図8参照)されるようにした。しかしながら、プラズマアクチュエータ20は途中で作動を停止させることなく、連続して作動させるようにしてもよい。
[第3実施形態]
さらに、本発明の第3実施形態を、図9を参照して説明する。この第3実施形態はEGR装置を備える内燃機関に本発明を適用したものであり、プラズマアクチュエータ表面への水の付着を推定する手段を備えている。図9において、エンジン50は吸気マニフォールド50I及び排気マニフォールド50Eを有している。この吸気マニフォールド50Iに対し吸気通路51が連通されている。吸気通路51には、その上流側から順に、エアクリーナ52、エアフローメータ54、ターボチャージャ56のコンプレッサ56C,インタークーラ58、電制スロットルボディ60及びサージタンク(不図示)が配置されている。また、排気マニフォールド50Eに対し排気通路61が連通されている。排気通路61には、その上流側から順に、ターボチャージャ56のタービン56T,三元触媒62及び排気マフラ(不図示)が配置されている。さらに、三元触媒62の下流の排気通路61からEGR通路63が分岐され、ターボチャージャ56のコンプレッサ56Cの上流で吸気通路51に合流されている。EGR通路63には、その上流側から順にEGRクーラ64、EGR制御弁66が配置されている。
そして、本第3実施形態においては、プラズマアクチュエータ表面への水の付着を推定する手段の構成要素として、外気の相対湿度A(%)を計測するための湿度センサ70がエアクリーナ52又はその下流の吸気通路51に、同じく外気の温度Ta(℃)を計測するための(第1の)温度センサ72がエアフローメータ54に、吸気マニフォールド50I内の吸気温度Tin(℃)を計測するための(第2の)温度センサ74が吸気マニフォールド50Iに、さらに、EGRクーラ64出口より下流のEGRガスの温度Tegr(℃)を計測するための(第3の)温度センサ76がEGR通路63に配置されている。これらの、湿度センサ70及び第1乃至第3の温度センサ72,74,76はECU100に電気的に接続され、ECU100には、以下に説明する制御手順の機能を実行することによるプラズマアクチュエータ表面への水付着推定手段が構成されている。
ここで、第3実施形態におけるプラズマアクチュエータ表面への水付着推定手段に関する制御手順の一例を図10のフローチャートを参照して説明する。
所定の周期で実行される制御がスタートすると、ECU100は、ステップS101において、湿度センサ70及び第1乃至第3の温度センサ72,74,76からの出力信号から、外気湿度A(%)、外気の温度Ta(℃)、吸気マニフォールド50I内の吸気温度Tin(℃)、及びEGRクーラ64出口より下流のEGRガス温度Tegr(℃)を読み込む。同時に、エンジン50に吸入される吸気量に対するEGRガス量を百分率で表すEGR率Regr(%)を読み込む。但し、このEGR率Regr(%)は、エンジン50の運転状態を表すエンジン速度とエンジン負荷とに対応させて予め実験により求められ、ECU100の制御マップに保管されているデータから、エンジン50の現在の運転状態に応じて読み込まれる。
次に、ステップS102において、エンジン50に吸入される吸気のうち、エアクリーナ52を介して導入される外気が含有している水蒸気量と、これに合流されるEGRガスが含有している水蒸気量との和が、吸入ポート6の直前の吸気マニフォールド50Iにおいて、その吸気が温度Tin(℃)のときに含有可能な飽和水蒸気量と比較され、この飽和水蒸気量を超えるか否かの判定が行われる。具体的に説明すると、外気の温度がTa(℃)で湿度がA(%)であるとすると、この温度Taでの飽和水蒸気量はG(Ta)(g/m3)であり、外気が含有している水蒸気量は、G(Ta)×A/100(g/m3)である。そして、EGR率がRegr(%)であるとすると、エンジン50に吸入される吸気のうち外気が含有している水蒸気量は、G(Ta)×A/100×(100-Regr)/100(g/m3)であり、温度Tegr(℃)のEGRガスが含有している水蒸気量は、G(Tegr)×Regr/100(g/m3)である。そして、吸気マニフォールド50Iの温度Tin(℃)において、その吸気の飽和水蒸気量は、G(Tin)(g/m3)であるので、これらを比較することによって、判定が行われる。上記の水蒸気量の和が吸気マニフォールド50Iにおいて吸気が含有可能な飽和水蒸気量を超える場合には、その超えた分の水蒸気は吸気中に保持されにくくなって凝結し、その下流のプラズマアクチュエータ20の表面を含む吸気ポート6の内壁面6Aに水滴となって付着する蓋然性が高くなる。
そこで、ステップS102においては、
(式1)G(Ta)×A/100×(100-Regr)/100+G(Tegr)×Regr/100>G(Tin)?
を用いての上記判定が行われる。上記の水蒸気量の和が吸気マニフォールド50Iにおいて含有可能な飽和水蒸気量を超えている、換言すると、肯定(YES)の場合には、プラズマアクチュエータ20の表面へ水が付着していると推定され、ステップS103に進む。そこで、ポート噴射用燃料噴射弁19からの予備燃料噴射が行われると共に、プラズマアクチュエータ20の水除去作動が行われる。このステップS103におけるプラズマアクチュエータ20の水除去作動の後は、ステップS104に進み、吸気弁7の開弁に併せて、プラズマアクチュエータ20の気流誘起作動が行われる。
一方、ステップS102においての判定で、上記の水蒸気量の和が吸気マニフォールド50Iにおいて含有可能な飽和水蒸気量を超えない、否定(NO)の場合には、ステップS103に進むことなくステップS104に進み、吸気弁7の開弁に併せて、プラズマアクチュエータ20の気流誘起作動のみが行われる。
なお、上述の水付着推定手段は、プラズマアクチュエータ20の表面へ水が付着しているか否かを推定するものであったが、(式1)を変形して、上記の水蒸気量の和が吸気マニフォールド50Iにおいて吸気が含有可能な飽和水蒸気量を超える量を求めて、水付着量Xoを推定するようにしてもよい。この変形実施形態では、水付着量Xoの大きさに応じて、上述のステップS103で実行されるプラズマアクチュエータ20の水除去作動のために電源装置30からプラズマアクチュエータ20に供給される電気的エネルギの大きさが変化される。例えば、水付着量Xoが大きくなるのに比例して、電源装置30から供給される電圧を上昇させて、プラズマアクチュエータ20による水除去のための駆動力を増大させてもよい。これにより、大量の水付着量Xoであっても短期間に除去することが可能となる。
[第4実施形態]
さらに、本発明の第4実施形態を、図11を参照して説明する。この第4実施形態は、燃焼室内に発生される所望のスワール流又はタンブル流をさらに適正に強化するために、吸気弁が開弁された後のプラズマアクチュエータの作動を制御する形態に関するものであり、上述したプラズマアクチュエータ20の変形例を用いている。図2に示したプラズマアクチュエータ20は、表面電極21および裏面電極22からなる一対の電極のみを備え、吸気通路の下流側である矢印Dの方向にのみアクチュエータ気流を生じさせるものであった。しかし、ここに説明する変形例200は、複数の電極対を含み、吸気通路の下流側である矢印Dの方向にアクチュエータ気流を生じさせる第1のプラズマアクチュエータ20Dと、吸気通路の上流側である矢印Uの方向にアクチュエータ気流を生じさせる第2のプラズマアクチュエータ20Uとが複合して一体に構成されている。
より詳しくは、第1のプラズマアクチュエータ20Dは、表面電極21および第1の裏面電極22Dからなる一対の電極と、これら一対の電極の間に配置された薄板状の誘電体23とを含む第1の電極ユニット24Dを複数有して構成される。第2のプラズマアクチュエータ20Uは、同様に、表面電極21および第1の裏面電極22Uからなる一対の電極と、これら一対の電極の間に配置された薄板状の誘電体23とを含む第2の電極ユニット24Uを複数有して構成されている。表面電極21および誘電体23は、第1および第2のプラズマアクチュエータ20D,20Uに共通である。
第1の裏面電極22Dは表面電極21に対し図示のD方向にオフセットして整列され、両電極の対向側エッジ間に隙間が形成されている。そして第1の電極ユニット24Dが、D方向に所定ピッチPで等間隔に複数整列されている。一方、第2の裏面電極22Uは表面電極21に対し図示のU方向にオフセットして整列され、両電極の対向側エッジ間に隙間が形成されている。そして第2の電極ユニット24Uも、U方向に所定ピッチPで等間隔に複数整列されている。さらに、第1及び第2の裏面電極22D、22Uは、それぞれ、誘電体23の裏面に設けられた絶縁層25内に埋設されている。
さらに、電源装置30は、第1及び第2のプラズマアクチュエータ20D,20Uに交流電圧を印加するための共通の電源31と、第1及び第2のプラズマアクチュエータ20D,20Uと電源31との間に介設された切替スイッチ32とを備えている。ここで複数の表面電極21は、共通の配線26によって互いに接続されると共に、電源31に接続されている。複数の第1の裏面電極22Dも第1の配線28Dによって互いに接続され、複数の第2の裏面電極22Uも第2の配線28Uによって互いに接続されている。そして、第1及び第2の配線28D、28Uは、切替スイッチ32を介して電源31に接続されている。
切替スイッチ32は、第1スイッチ32Aと第2スイッチ32Bを有している。第1スイッチ32Aは可動接点33と2つの固定接点34,35を有し、第2スイッチ32Bは可動接点36と1つの固定接点37を有する。可動接点33は電源31に接続され、固定接点34は第2の配線28Uを介して複数の第1の裏面電極22Dに接続される。固定接点37は第1の配線28Dを介して複数の第2の裏面電極22Bに接続され、固定接点35は可動接点36に接続されている。
この第4実施形態においては、ECU100からの指令信号に基づいて切替スイッチ32が切り替えられ、これにより第1及び第2のプラズマアクチュエータ20D,20Uの作動が切り替えられ、第1及び第2のアクチュエータ気流の発生状態が切り替えられる。すなわち、可動接点33が固定接点34に接続されたとき(図示の状態)、第2のプラズマアクチュエータ20Uのみが作動状態(オン)とされ、U方向のアクチュエータ気流が発生される。可動接点33が固定接点35に接続され、且つ可動接点36が固定接点37に接続されたときは、第1のプラズマアクチュエータ20Dのみが作動状態とされ、矢印D方向のアクチュエータ気流が発生する。可動接点33が固定接点35に接続され、且つ可動接点36が固定接点37から離されたとき、いずれのプラズマアクチュエータも非作動状態とされ、すなわちオフとされる。なお、切替スイッチ32の構成は任意であり、機械的接点を有するものでもよいし、電気的なスイッチング回路により構成されているものでもよい。
上述の第4実施形態においては、本発明が適用される機関に求められる燃焼室内のタンブル流などの気流の形態に対応させて、吸気ポート6の内壁面6Aの周方向位置に第1及び第2のプラズマアクチュエータ20D,20Uを含む変形例200が適宜配置され得る。例えば、図1に示される内壁面6Aの周方向位置にこの変形例200を一個のみ配置したり、これに加えて直径方向に対向する内壁面6Aに変形例200を対に配置するようにしてもよい。このように、変形例200を一個のみ配置した場合には、機関の運転条件などに応じて、燃焼室に発生されるタンブル流などを強化するのに適したアクチュエータ気流を生じさせるべく、切替スイッチ32が制御されてもよい。さらに、対の関係で配置された変形例200に関しては、一方には、第1のプラズマアクチュエータ20Dとして用いて,吸気ポート6の下流側の矢印D方向に向かうアクチュエータ気流を、他方には、第2のプラズマアクチュエータ20Uとして用いて,吸気ポート6の上流側の矢印U方向に向かうアクチュエータ気流を生じさせるようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれることはいうまでもない。
1、50 内燃機関(エンジン)
6 吸気ポート
6A 内壁面
7 吸気弁
19 ポート噴射用燃料噴射弁
20 プラズマアクチュエータ
21 表面電極
22 裏面電極
23 誘電体
26 筒内噴射用燃料噴射弁
31 電源
100 電子制御ユニット(ECU)

Claims (5)

  1. 吸気通路に設けられ、作動されることで気流を誘起するプラズマアクチュエータと、
    前記プラズマアクチュエータ又はその上流位置に向けて燃料を噴射するように吸気通路に設けられたポート噴射用燃料噴射弁と、
    前記プラズマアクチュエータ及び前記ポート噴射用燃料噴射弁を制御するための制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、前記ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動と、前記吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するように前記プラズマアクチュエータの作動とを行わせるのに加え、前記吸気弁の開弁の後に前記プラズマアクチュエータを作動させるように構成されていることを特徴とする内燃機関の気流制御装置。
  2. 吸気通路に設けられ、作動されることで気流を誘起するプラズマアクチュエータと、
    前記プラズマアクチュエータ又はその上流位置に向けて燃料を噴射するように吸気通路に設けられたポート噴射用燃料噴射弁と、
    筒内に直接に燃料を噴射するように設けられた筒内噴射用燃料噴射弁と、
    前記プラズマアクチュエータ及び前記両燃料噴射弁を制御するための制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、前記吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、前記ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動と、前記吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するように前記プラズマアクチュエータの作動とを行わせるのに加え、前記吸気弁の開弁後の開弁期間中に前記プラズマアクチュエータを作動させると共に前記筒内噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動を行わせるように構成されていることを特徴とする内燃機関の気流制御装置。
  3. 前記プラズマアクチュエータの表面に水が付着しているか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記制御ユニットは、当該判定手段により水が付着していると判定された場合に限り、前記吸気弁の閉弁期間のうちの少なくとも一部の期間に、前記ポート噴射用燃料噴射弁による燃料噴射作動と、前記吸気通路の下流側に向かう方向の気流を誘起するように前記プラズマアクチュエータの作動とを行わせるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の気流制御装置。
  4. 前記判定手段は、前記吸気通路内の吸気の湿度を計測するべく設けられた湿度センサの計測値に基づいて判定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の気流制御装置。
  5. 前記判定手段は、外気の湿度及び温度、EGRガスのEGRクーラ出口での温度及びEGR率、及び吸気マニフォールド内の吸気の温度を用いて、前記プラズマアクチュエータ表面への水の付着を推定する手段の推定結果に基づいて判定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の気流制御装置。
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