JP2016135654A - 鞍乗り型車両の収納部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両の収納部構造において、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上できるようにする。
【解決手段】ヘッドパイプと、ヘッドパイプより後方に延びるメインフレームと、メインフレームの近傍で上方に開放して配置される収納ボックスと、上方に開放する収納ボックスの開口部を開閉自在に覆うボックスリッド52とを備えた鞍乗り型車両の収納部構造において、ボックスリッド52をロックするボックス側ロック機構を操作するキーシリンダー107が、ハンドルホルダ25の後方且つ収納ボックスの前方に配置され、ボックスリッド52は、キーシリンダー107の側方に位置する腕部140を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両の収納部構造に関する。
従来技術として、ヘッドパイプより後方に延びる左右一対のメインフレームと、左右のメインフレームの間で上方に開放して配置される収納ボックスと、収納ボックスの開口部を開閉自在に覆うボックスリッドとを備え、ボックスリッドの開閉を操作するキーシリンダーが、閉じた状態のボックスリッドの前端よりも前方に配置された鞍乗り型車両の収納部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−197011号公報
しかし、上記従来の鞍乗り型車両の収納部構造では、キーシリンダーが車両の前側の位置となりキーシリンダーの操作性が良いが、ボックスリッドの前端は乗員の体側に近くなり過ぎるため、ボックスリッドの開閉がし難くなる。鞍乗り型車両では部品の配置スペースが限られているため、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両の収納部構造において、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)より後方に延びるメインフレーム(15)と、前記メインフレーム(15)の近傍で上方に開放して配置される収納ボックス(51)と、上方に開放する前記収納ボックス(51)の開口部(51a)を開閉自在に覆うボックスリッド(52)とを備えた鞍乗り型車両の収納部構造において、前記ボックスリッド(52)をロックするボックス側ロック機構(102)を操作するキーシリンダー(107)が、ハンドルホルダ(25)の後方且つ前記収納ボックス(51)の前方に配置され、前記ボックスリッド(52)は、前記キーシリンダー(107)の側方に位置する腕部(140)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、鞍乗り型車両は、ボックスリッドをロックするボックス側ロック機構を操作するキーシリンダーが、ハンドルホルダの後方且つ収納ボックスの前方に配置され、ボックスリッドは、キーシリンダーの側方に位置する腕部を備える。これにより、乗員は、ハンドルホルダの後方且つ収納ボックスの前方に位置することで乗員に対して近過ぎない位置にあるキーシリンダーを操作でき、キーシリンダーを容易に操作できるとともに、キーシリンダーの側方に設けられて同じく乗員に対して近過ぎない位置にあるボックスリッドの腕部を掴むようにしてボックスリッドを容易に開閉操作できる。このため、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上できる。
また、本発明は、前記ボックスリッド(52)は、下側ボックスリッド(115)と、当該下側ボックスリッド(115)を上方から覆う上側ボックスリッド(116)とを備え、前記腕部(140)は、前記上側ボックスリッド(116)に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ボックスリッドは、下側ボックスリッドと、下側ボックスリッドを上方から覆う上側ボックスリッドとを備え、腕部は、上側ボックスリッドに設けられるため、上側ボックスリッドの形状の設定の自由度が高くなり、腕部を容易に設けることができる。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)及び前記下側ボックスリッド(115)の少なくとも一方に凹部(135,125)が設けられることで、バッグ取付孔(136)が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、上側ボックスリッド及び下側ボックスリッドの少なくとも一方に凹部が設けられることで、バッグ取付孔が形成されるため、バッグを取り付けるための専用の部品等を設けることなく、ボックスリッドに容易にバッグを取り付けることができる。
さらに、本発明は、前記バッグ取付孔(136)は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気を流すように形成されることを特徴とする。
本発明によれば、バッグ取付孔は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気を流すように形成されるため、上側ボックスリッドを備えてボックスリッドの高さが高くなる構成であっても、走行風を効率良く後方に流すことができ、走行性能を確保できる。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)は、左右一対で後方に延びる後側延出部(134)を備えて平面視で略H字形状に形成され、前記バッグ取付孔(136)は、左右一対の前記後側延出部(134)側に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、バッグ取付孔は、平面視で略H字形状の上側ボックスリッドの左右一対の後側延出部側に設けられる。これにより、H字形状の後部で左右一対に設けられる後側延出部によって、車幅方向の外側寄りの位置でバッグを支持でき、バッグを強固に支持できるとともに、上側ボックスリッドを軽量に構成できる。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記バッグ取付孔(136)は前記屈曲部(132)の後方に設けられ、前記腕部(140)は前記屈曲部(132)の前方に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、上側ボックスリッドには、上側ボックスリッドを前後に屈曲させる屈曲部が設けられ、バッグ取付孔は屈曲部の後方に設けられ、腕部は屈曲部の前方に設けられる。このため、バッグの非装着時の外観性を屈曲部によって向上できるとともに、バッグの装着時には、バッグの容量を大きく確保できる。また、バッグと腕部との距離を確保でき、バックが邪魔になり難いため、腕部の操作性が良い。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記上側ボックスリッド(116)は、当該屈曲部(132)の前方且つ前記キーシリンダー(107)の後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部(131)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上側ボックスリッドは、屈曲部の前方且つキーシリンダーの後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部を備える。このため、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部にスマートフォン等を配置することができる。
本発明に係る鞍乗り型車両の収納部構造では、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上できる。
また、上側ボックスリッドに腕部を容易に設けることができる。
また、ボックスリッドに容易にバッグを取り付けることができる。
さらに、上側ボックスリッドを備えてボックスリッドの高さが高くなる構成であっても、走行風を効率良く後方に流すことができ、走行性能を確保できる。
また、後側延出部によって、車幅方向の外側寄りの位置でバッグを支持でき、バッグを強固に支持できるとともに、上側ボックスリッドを軽量に構成できる。
また、バッグの非装着時の外観性を屈曲部によって向上できるとともに、バッグの装着時には、バッグの容量を大きく確保できる。また、バッグを設けても腕部の操作性が良い。
また、上側ボックスリッドの平坦部にスマートフォン等を配置することができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の前部の右側面図である。 車体カバーの大部分を取り外した状態の自動二輪車の上部の左側面図である。 ボックスリッドの周辺部を上方から見た平面図である。 図4のV−V断面図である。 上側ボックスリッドを取り外した状態においてボックスリッドの周辺部を上方から見た平面図である。 上側ボックスリッドの平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク11,11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の下部から後下がりに延出する左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の前端部から後ろ下方に延びる左右一対のダウンフレーム16,16と、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17,17と、ピボットフレーム17,17の上端から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18と、ピボットフレーム17,17の上部から後上がりに延びてシートフレーム18,18の後部に接続される左右一対のサブフレーム19,19とを備える。
各メインフレーム15は、ヘッドパイプ14の下部から比較的緩い傾斜で後ろ下がりに延びるメインフレーム本体部15aと、ヘッドパイプ14の上部とメインフレーム本体部15aの中間部とを連結する補強フレーム部15bとを備える。また、車体フレームFは、メインフレーム本体部15a,15aの中間部とダウンフレーム16,16とを連結する左右一対の連結フレーム20,20を備える。
ヘッドパイプ14にはステアリングシャフト(不図示)が回動自在に軸支され、ステアリングシャフトの下端部及び上端部には、車幅方向に延びるボトムブリッジ22及びトップブリッジ23が固定される。フロントフォーク11,11は、ボトムブリッジ22及びトップブリッジ23に支持され、前輪2は、フロントフォーク11,11の下端に設けられる前輪車軸24に軸支される。トップブリッジ23は、上面から上方に延びるハンドルホルダ25を備え、車幅方向に延びる操舵用のハンドル26は、ハンドルホルダ25に支持される。ハンドル26には、ナックルガード27,27が取り付けられる。
スイングアーム12は、左右のピボットフレーム17,17を連結するピボット軸28に前端部を軸支され、ピボット軸28を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸29に軸支される。
スイングアーム12と車体フレームFとの間には、リアサスペンション(不図示)が設けられる。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸30を支持するクランクケース31と、クランクケース31の前部の前部から前上方に延びるシリンダ部32とを備える。
エンジン10は、シリンダ部32のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には部品の配置スペースが確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に設けられるチェーン36によって後輪3に伝達される。
エンジン10の排気管37は、シリンダ部32のシリンダヘッドから下方に引き出され、エンジン10の下方を通って後方へ延び、マフラー(不図示)に接続される。
エンジン10に供給される空気を浄化するエアクリーナーボックス38は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。エアクリーナーボックス38を通過した空気は、スロットルボディ(不図示)で流量を調整されてシリンダ部32のシリンダヘッドに流れる。バッテリ39は、エアクリーナーボックス38とメインフレーム本体部15a,15aとの間に配置される。エンジン10のラジエータ40は、ヘッドパイプ14の下方でシリンダ部32の前方に配置される。
シート13は、運転者用の前側シート41と、前側シート41よりも一段高い同乗者用の後側シート42とを備える。前側シート41は、ピボットフレーム17,17及びシートフレーム18,18の前部の上方に配置され、後側シート42は、シートフレーム18,18の上方に配置される。後側シート42の左右の側方には、後側シート42に着座した同乗者が把持するグリップ43,43がそれぞれ設けられる。
燃料タンク45は、前側シート41及び後側シート42とシートフレーム18,18との間に配置される。
ピボットフレーム17,17の外側方には、ステップホルダ46,46が左右一対で設けられ、運転者用のステップ47,47は、各ステップホルダ46の前部に固定される。同乗者用のタンデムステップ48,48は、各ステップホルダ46の後部に固定される。
メインスタンド49は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。
メインフレーム15,15の後部の上方において前側シート41とヘッドパイプ14との間には、収納部50が設けられる。収納部50は、上面が開口した収納ボックス51と、収納ボックス51の上面の開口を開閉自在に塞ぐボックスリッド52とを備える。
収納部50は、フルフェイス型のヘルメットを1個収納可能な容量を備える。エアクリーナーボックス38及びバッテリ39は、収納ボックス51とヘッドパイプ14との間に配置される。
自動二輪車1は、車体を覆う樹脂製の車体カバー53を備える。車体カバー53は、ヘッドパイプ14の前方に位置するフロントカウル54と、ヘッドパイプ14及びメインフレーム15,15の前部を側方から覆う左右一対のサイドカバー55,55と、サイドカバー55,55と前側シート41との間に配置されて収納ボックス51の上部を側方から覆う左右一対のボックスサイドカバー56,56と、メインフレーム15,15の上方で収納ボックス51の下部及び前側シート41の下方の部分を覆う左右一対のミドルカバー57,57と、後側シート42の下方でシートフレーム18,18及びサブフレーム19,19を覆うリアカウル58と、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー59と、フロントカウル54の下方からくちばし状に前下がりに突出するくちばし状カウル70とを備える。くちばし状カウル70は、上下方向及び車幅方向において、前端側ほど先細るように形成されている。ボックスサイドカバー56,56は、運転者(乗員)がニーグリップする部分でもある。
ヘッドライト60は、フロントカウル54の車幅方向の中央部に一体的に設けられる。くちばし状カウル70は、ヘッドライト60よりも前方に突出する。
フロントカウル54の上部には、ウインドスクリーン61が取り付けられる。フロントフェンダ62はフロントフォーク11,11に固定される。
リアフェンダ63は、後輪3の上方に設けられ、燃料タンク45を下方から覆う。リアフェンダ63の後端部の上方においてリアカウル58の後端部には、テールランプ64が設けられる。リアフェンダ63の後端には、ライセンスプレートホルダー65が固定される。
フロントウインカ66,66は、フロントカウル54に固定され、リアウインカ67,67は、リアフェンダ63に固定される。バックミラー68,68は、ハンドル26に固定される。速度等を表示するメーター69は、ウインドスクリーン61の後方でフロントカウル54の上方に設けられる。
図2は、自動二輪車1の前部の右側面図である。ここで、サイドカバー55,55は左右で略対称に構成されているため、ここでは、右側のサイドカバー55について説明する。
サイドカバー55は、車体フレームF側に取り付けられる板状のベースサイドカバー(不図示)と、このベースサイドカバーの外側面に取り付けられるアウターサイドカバー72とを備える。
アウターサイドカバー72は、フロントカウル54の後縁部に連続して設けられる上側アウターサイドカバー73と、上側アウターサイドカバー73に連続して下方に延びる下側アウターサイドカバー74とを備える。
上側アウターサイドカバー73は、上下よりも前後に細長い板状に形成されている。上側アウターサイドカバー73は、フロントカウル54の後縁部に沿うように後上がりに延びる前側上縁73aと、フロントカウル54の後端近傍で屈曲して後下がりに延びる後側上縁73bと、前側上縁73a及び後側上縁73bに沿うように後方に延びる下縁73cとを備える。上側アウターサイドカバー73の前端73dは、フロントカウル54の前端部とくちばし状カウル70の後端部の上面との間に位置する。上側アウターサイドカバー73の後端は、ボックスリッド52の前後の中間部の近傍に位置する。
上側アウターサイドカバー73は、側面視では、前部がヘッドパイプ14(図1)の前方に位置し、後部がヘッドパイプ14の上部に重なる。
下側アウターサイドカバー74は、上側アウターサイドカバー73の下縁73cに連続して下方に延び、図1に示すように、ヘッドパイプ14、メインフレーム15,15の前部、エアクリーナーボックス38及びバッテリ39を覆う。下側アウターサイドカバー74の下縁74aは、メインフレーム本体部15aに沿って後下がりに延び、下側アウターサイドカバー74の後縁74bは、ボックスサイドカバー56及びミドルカバー57の前縁に連続する。
図3は、車体カバー53の大部分を取り外した状態の自動二輪車1の上部の左側面図である。
収納ボックス51は、ボックスリッド52の後端部に連結されるヒンジ機構100を上部の後端部に備える。ボックスリッド52は、下方に突出するロック部材101を前端部に備える。ボックスリッド52は、収納ボックス51の前方に設けられたボックス側ロック機構102にロック部材101が係合してロックされることで、閉じた状態に維持される。ボックスリッド52は、ヒンジ機構100を中心に後方に回動されることで開かれ、これにより、収納ボックス51の上面の開口部51aが上方に露出する。
ボックス側ロック機構102は、収納ボックス51の前側上部から上方に膨出した膨出部51bに取り付けられる。
後側シート42は、後端部に設けられるシート側ヒンジ機構103を介して車体フレームFの後端部に連結される。後側シート42は、下方に突出するロック部材104を前端部に備える。後側シート42は、前側シート41の後方に設けられたシート側ロック機構105にロック部材104が係合してロックされることで、閉じた状態に維持される。後側シート42は、シート側ヒンジ機構103を中心に後方に回動されることで開かれ、これにより、燃料タンク45の給油口(不図示)が上方に露出する。
自動二輪車1は、ボックス側ロック機構102及びシート側ロック機構105を操作してロック状態を解除(アンロック)するアンロック機構106を備える。アンロック機構106は、差し込まれるキー(不図示)によって回動操作されるキーシリンダー107と、キーシリンダー107とボックス側ロック機構102とを接続するボックスリッド用ケーブル(不図示)と、キーシリンダー107とシート側ロック機構105とを接続するシート用ケーブル108とを備える。
キーシリンダー107の回動の中立位置では、上記キーを抜き差し可能であるとともに、ボックス側ロック機構102及びシート側ロック機構105はロックされている。
上記キーによってキーシリンダー107が中立位置から一方に回動操作されると、上記ボックスリッド用ケーブルのみが作動して、ボックス側ロック機構102がアンロックされ、ボックスリッド52を開くことができるようになる。
上記キーによってキーシリンダー107が中立位置から他方に回動操作されると、シート用ケーブル108のみが作動して、シート側ロック機構105がアンロックされ、後側シート42を開くことができるようになる。
上記キーは、例えば、自動二輪車1の主電源のオン・オフを操作するメインキーが用いられるが、メインキーとは別のキーであっても良い。
閉じられた状態のボックスリッド52の前端とハンドルホルダ25との間には、キーシリンダー107を支持するキーシリンダステー109が設けられる。
閉じられた状態のボックスリッド52の前端とハンドルホルダ25との間には、キーシリンダステー109及びエアクリーナーボックス38を上方から覆うフロントトップカバー110が設けられる。キーシリンダステー109はフロントトップカバー110に支持される。
図4は、ボックスリッド52の周辺部を上方から見た平面図である。
フロントトップカバー110は、車幅方向の中央に上面開口110a(図4)を有し、キーシリンダー107のキー差込口は、上面開口110aから上方に露出する。
キーシリンダー107は、前後方向においてハンドルホルダ25とボックスリッド52の前縁との間に配置されている。この位置は、運転者が把持するハンドル26の左右端のグリップ部26a,26aと前後方向で略同一の位置であり、前側シート41に着座した運転者が無理な体勢をとらずに手を伸ばし易い位置である。このため、運転者は容易にキーシリンダー107を操作できる。
フロントトップカバー110の車幅方向外側には、フロントトップカバー110と左右の上側アウターサイドカバー73,73との間を覆うフロントトップサイドカバー111が設けられる。
上記メインキーが差し込まれるメインキーシリンダー112は、トップブリッジ23の前方に配置される。
図5は、図4のV−V断面図である。
図4及び図5に示すように、ボックスリッド52は、収納ボックス51の開口部51aを覆う下側ボックスリッド115と、下側ボックスリッド115を上方から覆う板状の上側ボックスリッド116とを備える。
下側ボックスリッド115は、収納ボックス51の上縁部に当接して開口部51aを直接的に覆うリッドベース117と、リッドベース117の上面に取り付けられるリッドカバー118とを備える。ヒンジ機構100は、リッドベース117の後端部に取り付けられる。
図6は、上側ボックスリッド116を取り外した状態においてボックスリッド52の周辺部を上方から見た平面図である。
図4〜図6に示すように、リッドベース117は、収納ボックス51の開口部51aの上縁部に沿うように上方へ延びる枠状の周壁部117aと、周壁部117aの上面を塞ぐ上壁部117bと、周壁部117aの上下の中間部から車幅方向の外側へ延びる支持壁部117c,117cとを備える。リッドベース117の内側の空間も収納空間として使用される。
リッドベース117の上壁部117bは、リッドカバー118の前縁118d及び収納ボックス51の開口部51aの前縁51cよりも前方に延出する前方延出部119(図6)を備え、前方延出部119の前縁119aは、フロントトップカバー110の上部後縁に連続している。ロック部材101(図3)は、前方延出部119の下面に設けられる。
リッドカバー118は、前後方向の断面視では上方に凸となる湾曲形状を有し、車幅方向の中央部から車幅方向の外側に行くほど高さが低くなるように形成されている。
リッドカバー118は、リッドベース117の上壁部117bを覆う上面カバー部118aと、上面カバー部118aの左右の側縁から屈曲して下方に延びる段部118b,118bと、段部118b,118bの下縁で屈曲して車幅方向外側へ延びる側方カバー部118c,118cとを備える。
側方カバー部118c,118cはリッドベース117の支持壁部117c,117cに支持される。側方カバー部118c,118cの外側縁は、ボックスサイドカバー56,56の上縁に連続する。
リッドカバー118の上面カバー部118aは、上側ボックスリッド116が取り付けられる部分である。
上面カバー部118aは上方に膨出する凸条部120を車幅方向の中央部に備える。凸条部120は、上面カバー部118aの後部から前部まで延びる。
上面カバー部118aの上面において凸条部120の左右の側方には、上側ボックスリッド116が固定されるリッド固定部が複数設けられている。詳細には、リッド固定部は、凸条部120の前部の左右に設けられる一対の前側リッド固定部121a,121aと、凸条部120の前後の中間部の左右に設けられる一対の中間リッド固定部121b,121bと、凸条部120の後部の左右に設けられる一対の後側リッド固定部121c,121cとを備える。
前側リッド固定部121a,121a、中間リッド固定部121b,121b、及び、後側リッド固定部121c,121cには、上側ボックスリッド116の下面に締結されるボルト122(符号は1箇所のみ図示)がその裏面側からそれぞれ挿通される。このため、ボルト122が外側から視認されず、外観性が良い。
凸条部120の側部において、前側リッド固定部121aと中間リッド固定部121bとの間の位置、及び、中間リッド固定部121bと後側リッド固定部121cとの間の位置には、凸条部120の側部を車幅方向の内側に窪ませた側部凹部123がそれぞれ形成されている。
また、上面カバー部118aの上面には、各側部凹部123の前端及び後端に連続して段部118bの近傍まで車幅方向の外側に延びる複数のリブ124が形成されている。
側部凹部123及び側部凹部123に連続する一対のリブ124,124によって、上面カバー部118aの上面には、側面視において下方に窪んで見える下側凹部125が4箇所に形成される。各下側凹部125(凹部)は、平面視では、下側凹部125の車幅方向の外端を基端とし車幅方向の内側且つ後方に指向するように傾斜して配置されている。
図7は、上側ボックスリッド116の平面図である。
図2及び図4〜図7を参照し、上側ボックスリッド116は、車幅方向に間隔を空けて左右一対で前後方向に延びる前後延出部130,130と、車幅方向中央の位置で前後延出部130,130を車幅方向に繋ぐ中央接続部131(平坦部)とを備える。前後延出部130,130及び中央接続部131は、樹脂成型によって一体に形成される。
上側ボックスリッド116は、上側ボックスリッド116を前後に屈曲させる屈曲部132,132を、前後の略中央の位置に備える。屈曲部132,132の曲げ線は車幅方向に延びる。上側ボックスリッド116は、リッドカバー118の上面の形状に沿うように屈曲部132,132で屈曲することで、側面視において上方に凸となるように形成されている。
前後延出部130,130は、図5の後方からの断面視では、上方に凸となるように湾曲する樋状に形成されている。前後延出部130,130は、左右の屈曲部132,132を境にして、前方に延びる前側延出部133,133と、後方に延びる後側延出部134,134とを備える。上側ボックスリッド116は、図2の側面視では、屈曲部132が頂点部となっており、前側延出部133,133は屈曲部132,132から前下がりに前方に延び、後側延出部134,134は屈曲部132,132から後下がりに後方に延びる。
中央接続部131は、前側延出部133,133の内側縁を車幅方向に繋ぐ略矩形の平坦な板状に形成されている。中央接続部131は、キーシリンダー107の後方で略水平に設けられており、中央接続部131の上面には、物品、例えば、板状のスマートフォンP(図4)等の機器を載置することができる。
前側延出部133,133は、中央接続部131の前縁131aよりも前方に延びる左右一対の腕部140,140を備える。腕部140,140は、前端側ほど幅が狭くなる先細り形状に形成される。
上側ボックスリッド116は、前後延出部130,130が前後の中央部で中央接続部131によって繋がれ、腕部140,140が前方に突出するとともに後側延出部134,134が後方に突出することで、平面視で略H字形状に形成されている。
後側延出部134,134は、平面視でリッドカバー118の各下側凹部125に上方から重なる位置に、上側凹部135(凹部)をそれぞれ備える。すなわち、上側凹部135は各下側凹部125の位置に対応する4箇所に形成される。上側凹部135は、上側ボックスリッド116を側面視で見た場合に、後側延出部134,134の下縁の一部を上方に切り欠くようにして形成されており、各後側延出部134を車幅方向に貫通する。各上側凹部135は、平面視では、上側凹部135の車幅方向の外端135aを基端とし車幅方向の内側且つ後方に指向するように傾斜して配置されている。つまり、各上側凹部135の車幅方向の内端135bは外端135aよりも後方に位置している。
上側ボックスリッド116は、後側延出部134,134がリッドカバー118の凸条部120の左右側方にそれぞれ位置するように配置され、ボルト122(図6)によって固定される。後側延出部134,134は、リッドカバー118の各側部凹部123の車幅方向外側に位置している。このため、各側部凹部123は上方に露出する。
上側ボックスリッド116がリッドカバー118に取り付けられると、上側凹部135と下側凹部125とが合わさることで、各後側延出部134,134の下方の部分を車幅方向に貫通するバッグ取付孔136が複数形成される。本実施の形態では、バッグ取付孔136は、各後側延出部134の前後に一対で計4箇所に形成される。バッグ取付孔136は、車幅方向の外端を基端とし車幅方向の内側且つ後方に指向するように傾斜して設けられている。
また、上側ボックスリッド116が取り付けられると、リッドベース117の前方延出部119(図6)は、上側ボックスリッド116の前部によって上方から覆われる。
図4に示すように、ボックスリッド52が閉じられた状態では、上側ボックスリッド116の中央接続部131の前縁131aは、フロントトップカバー110の上部後縁に連続し、腕部140,140は、キーシリンダー107の左右にそれぞれ位置する。
詳細には、腕部140,140は、前後方向においてキーシリンダー107と略同一の位置に位置し、車幅方向では、キーシリンダー107の外側方に位置する。すなわち、腕部140,140は、キーシリンダー107を左右から囲うように配置される。
ボックスリッド52が閉じられた状態では、腕部140,140は、フロントトップサイドカバー111(図6)の上部を覆う。
前側シート41の運転者は、キーシリンダー107を手動で操作してボックス側ロック機構102をアンロックした後、そのまま手を側方にずらし、腕部140,140の少なくともいずれかを把持し、腕部140を掴んでボックスリッド52を後方に回動させることで、ボックスリッド52を容易に且つ迅速に開けることができる。キーシリンダー107は、運転者が手を伸ばし易い位置であり、キーシリンダー107の側方も同様に運転者が手を伸ばし易い位置であるため、運転者は容易に腕部140,140を把持してボックスリッド52の開閉を操作できる。
また、ボックスリッド52は、ボックス側ロック機構102がアンロックされると、ボックスリッド52或いはボックス側ロック機構102等に設けられたばね(不図示)の付勢力によってわずかに開方向に移動する。このため、運転者は容易に腕部140,140を把持できる。
図5に示すように、ボックスリッド52には、物品を収納可能なバッグ145を取り付け可能である。バッグ145は箱状のバッグ本体146と、バッグ本体146をボックスリッド52に接続する接続部材147とを備える。ここでは、接続部材147は、バッグ本体146の下部の前部及び後部に左右一対でそれぞれ設けられる紐である。この紐は例えばバックルによって互いに接続されるが、接続部材147の接続形態は特に限定されるものではない。
バッグ145は、上側ボックスリッド116の後部に配置され、後側延出部134,134に接続される。詳細には、各接続部材147は、各バッグ取付孔136を車幅方向に通されて、後側延出部134,134に縛り付けるようにして接続される。
本実施の形態では、車幅方向に互いに離れた左右一対の後側延出部134,134に各接続部材147が接続されるため、バッグ145の接続位置の間隔を大きく取ることができ、バッグ145を強固に接続できる。
また、左右の後側延出部134,134の間は空間になっているため、上側ボックスリッド116を軽量に形成できる。また、上側ボックスリッド116を軽量に形成した構成であってもバッグ145を強固に接続できる。
また、後側延出部134,134は後下がりであるため、運転者の邪魔にならないように高さが大きなバッグ145を取付けることができ、バッグ145を大容量化できる。また、バッグ145が邪魔になり難いため、バッグ145を取り付けた状態であっても腕部140,140を把持して容易にボックスリッド52の開閉を操作できる。
ボックスリッド52の周辺を流れる前方からの走行風W(図6)の一部は、各バッグ取付孔136の車幅方向の外端からバッグ取付孔136内に侵入し、各バッグ取付孔136の車幅方向の内端から凸条部120の上方側に排出される。すなわち、各バッグ取付孔136は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気(風)を流すように形成されている。このため、上側ボックスリッド116を設けることでボックスリッド52の高さが大きくなった構成であっても走行風Wを効率良く後方に流すことができ、自動二輪車1の走行性能を確保できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14より後方に延びるメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の近傍で上方に開放して配置される収納ボックス51と、上方に開放する収納ボックス51の開口部51aを開閉自在に覆うボックスリッド52とを備え、ボックスリッド52をロックするボックス側ロック機構102を操作するキーシリンダー107が、ハンドルホルダ25の後方且つ収納ボックス51の前方に配置され、ボックスリッド52は、キーシリンダー107の側方に位置する腕部140,140を備える。これにより、運転者は、ハンドルホルダ25の後方且つ収納ボックス51の前方に位置することで乗員に対して近過ぎない位置にあるキーシリンダー107を操作でき、キーシリンダー107を容易に操作できるとともに、キーシリンダー107の側方に設けられて同じく運転者に対して近過ぎない位置にあるボックスリッド52の腕部140,140を掴むようにしてボックスリッド52を容易に開閉操作できる。このため、簡単な構造でキーシリンダー107の操作性及びボックスリッド52の開閉の操作性を向上できる。
またボックスリッド52は、下側ボックスリッド115と、下側ボックスリッド115を上方から覆う上側ボックスリッド116とを備え、腕部140,140は、上側ボックスリッド116に設けられるため、上側ボックスリッド116の形状の設定の自由度が高くなり、腕部140,140を容易に設けることができる。
また、上側ボックスリッド116及び下側ボックスリッド115に上側凹部135及び下側凹部125がそれぞれ設けられることで、バッグ取付孔136が形成されるため、バッグ145を取り付けるための専用の部品等を設けることなく、ボックスリッド52に容易にバッグ145を取り付けることができる。
さらに、バッグ取付孔136は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気(走行風)を流すように形成されるため、上側ボックスリッド116を備えてボックスリッド52の高さが高くなる構成であっても、走行風Wを効率良く後方に流すことができ、走行性能を確保できる。
また、上側ボックスリッド116は、左右一対で後方に延びる後側延出部134,134を備えて平面視で略H字形状に形成され、バッグ取付孔136は、左右一対の後側延出部134,134側に設けられる。これにより、H字形状の後部で左右一対に設けられる後側延出部134,134によって、車幅方向の外側寄りの位置でバッグ145を支持でき、バッグ145を強固に支持できるとともに、上側ボックスリッド116を軽量に構成できる。
また、上側ボックスリッド116には、上側ボックスリッド116を前後に屈曲させる屈曲部132,132が設けられ、バッグ取付孔136は屈曲部132,132の後方に設けられ、腕部140,140は屈曲部132,132の前方に設けられる。このため、バッグ145の非装着時の外観性を屈曲部132,132によって向上できるとともに、バッグ145の装着時には、バッグ145の容量を大きく確保できる。また、バッグ145と腕部140,140との距離を確保でき、バッグ145が邪魔になり難いため、腕部140,140の操作性が良い。
また、上側ボックスリッド116には、上側ボックスリッド116を前後に屈曲させる屈曲部132,132が設けられ、上側ボックスリッド116は、屈曲部132,132の前方且つキーシリンダー107の後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる中央接続部131を備える。このため、車幅方向の中央で略平坦に設けられる中央接続部131にスマートフォンP等を配置することができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、上側ボックスリッド116及び下側ボックスリッド115に上側凹部135及び下側凹部125がそれぞれ設けられることで、バッグ取付孔136が形成されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。バッグ取付孔は、上側ボックスリッド116及び下側ボックスリッド115の少なくとも一方に凹部が設けられて形成されれば良い。
また、上記実施の形態では、腕部140,140は、キーシリンダー107を左右から囲うように一対で配置されるものとして説明したが、これに限らず、腕部140は、左右のいずれか一方のみが設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、収納部50は、メインフレーム15,15の後部の上方に設けられるものとして説明したが、これに限らず、左右のメインフレーム15,15の間や、一本で設けられるメインフレームの上方に設けられても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車を例に挙げて説明したが、鞍乗り型車両は例えば3輪以上の車輪を備える車両であっても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
14 ヘッドパイプ
15 メインフレーム
25 ハンドルホルダ
51 収納ボックス
51a 開口部
52 ボックスリッド
102 ボックス側ロック機構
107 キーシリンダー
115 下側ボックスリッド
116 上側ボックスリッド
125 下側凹部(凹部)
131 中央接続部(平坦部)
132,132 屈曲部
134,134 後側延出部
135 上側凹部(凹部)
136 バッグ取付孔
140 腕部

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)より後方に延びるメインフレーム(15)と、前記メインフレーム(15)の近傍で上方に開放して配置される収納ボックス(51)と、上方に開放する前記収納ボックス(51)の開口部(51a)を開閉自在に覆うボックスリッド(52)とを備えた鞍乗り型車両の収納部構造において、
    前記ボックスリッド(52)をロックするボックス側ロック機構(102)を操作するキーシリンダー(107)が、ハンドルホルダ(25)の後方且つ前記収納ボックス(51)の前方に配置され、
    前記ボックスリッド(52)は、前記キーシリンダー(107)の側方に位置する腕部(140)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両の収納部構造。
  2. 前記ボックスリッド(52)は、下側ボックスリッド(115)と、当該下側ボックスリッド(115)を上方から覆う上側ボックスリッド(116)とを備え、前記腕部(140)は、前記上側ボックスリッド(116)に設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
  3. 前記上側ボックスリッド(116)及び前記下側ボックスリッド(115)の少なくとも一方に凹部(135,125)が設けられることで、バッグ取付孔(136)が形成されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
  4. 前記バッグ取付孔(136)は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気を流すように形成されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
  5. 前記上側ボックスリッド(116)は、左右一対で後方に延びる後側延出部(134)を備えて平面視で略H字形状に形成され、前記バッグ取付孔(136)は、左右一対の前記後側延出部(134)側に設けられることを特徴とする請求項3または4に記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
  6. 前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記バッグ取付孔(136)は前記屈曲部(132)の後方に設けられ、前記腕部(140)は前記屈曲部(132)の前方に設けられることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
  7. 前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記上側ボックスリッド(116)は、当該屈曲部(132)の前方且つ前記キーシリンダー(107)の後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部(131)を備えることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
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