JP2016135654A - 鞍乗り型車両の収納部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッドパイプと、ヘッドパイプより後方に延びるメインフレームと、メインフレームの近傍で上方に開放して配置される収納ボックスと、上方に開放する収納ボックスの開口部を開閉自在に覆うボックスリッド52とを備えた鞍乗り型車両の収納部構造において、ボックスリッド52をロックするボックス側ロック機構を操作するキーシリンダー107が、ハンドルホルダ25の後方且つ収納ボックスの前方に配置され、ボックスリッド52は、キーシリンダー107の側方に位置する腕部140を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両の収納部構造において、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上できるようにすることを目的とする。
本発明によれば、鞍乗り型車両は、ボックスリッドをロックするボックス側ロック機構を操作するキーシリンダーが、ハンドルホルダの後方且つ収納ボックスの前方に配置され、ボックスリッドは、キーシリンダーの側方に位置する腕部を備える。これにより、乗員は、ハンドルホルダの後方且つ収納ボックスの前方に位置することで乗員に対して近過ぎない位置にあるキーシリンダーを操作でき、キーシリンダーを容易に操作できるとともに、キーシリンダーの側方に設けられて同じく乗員に対して近過ぎない位置にあるボックスリッドの腕部を掴むようにしてボックスリッドを容易に開閉操作できる。このため、簡単な構造でキーシリンダーの操作性及びボックスリッドの開閉の操作性を向上できる。
本発明によれば、ボックスリッドは、下側ボックスリッドと、下側ボックスリッドを上方から覆う上側ボックスリッドとを備え、腕部は、上側ボックスリッドに設けられるため、上側ボックスリッドの形状の設定の自由度が高くなり、腕部を容易に設けることができる。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)及び前記下側ボックスリッド(115)の少なくとも一方に凹部(135,125)が設けられることで、バッグ取付孔(136)が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、上側ボックスリッド及び下側ボックスリッドの少なくとも一方に凹部が設けられることで、バッグ取付孔が形成されるため、バッグを取り付けるための専用の部品等を設けることなく、ボックスリッドに容易にバッグを取り付けることができる。
本発明によれば、バッグ取付孔は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気を流すように形成されるため、上側ボックスリッドを備えてボックスリッドの高さが高くなる構成であっても、走行風を効率良く後方に流すことができ、走行性能を確保できる。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)は、左右一対で後方に延びる後側延出部(134)を備えて平面視で略H字形状に形成され、前記バッグ取付孔(136)は、左右一対の前記後側延出部(134)側に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、バッグ取付孔は、平面視で略H字形状の上側ボックスリッドの左右一対の後側延出部側に設けられる。これにより、H字形状の後部で左右一対に設けられる後側延出部によって、車幅方向の外側寄りの位置でバッグを支持でき、バッグを強固に支持できるとともに、上側ボックスリッドを軽量に構成できる。
本発明によれば、上側ボックスリッドには、上側ボックスリッドを前後に屈曲させる屈曲部が設けられ、バッグ取付孔は屈曲部の後方に設けられ、腕部は屈曲部の前方に設けられる。このため、バッグの非装着時の外観性を屈曲部によって向上できるとともに、バッグの装着時には、バッグの容量を大きく確保できる。また、バッグと腕部との距離を確保でき、バックが邪魔になり難いため、腕部の操作性が良い。
また、本発明は、前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記上側ボックスリッド(116)は、当該屈曲部(132)の前方且つ前記キーシリンダー(107)の後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部(131)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、上側ボックスリッドは、屈曲部の前方且つキーシリンダーの後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部を備える。このため、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部にスマートフォン等を配置することができる。
また、上側ボックスリッドに腕部を容易に設けることができる。
また、ボックスリッドに容易にバッグを取り付けることができる。
さらに、上側ボックスリッドを備えてボックスリッドの高さが高くなる構成であっても、走行風を効率良く後方に流すことができ、走行性能を確保できる。
また、後側延出部によって、車幅方向の外側寄りの位置でバッグを支持でき、バッグを強固に支持できるとともに、上側ボックスリッドを軽量に構成できる。
また、バッグの非装着時の外観性を屈曲部によって向上できるとともに、バッグの装着時には、バッグの容量を大きく確保できる。また、バッグを設けても腕部の操作性が良い。
また、上側ボックスリッドの平坦部にスマートフォン等を配置することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク11,11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
各メインフレーム15は、ヘッドパイプ14の下部から比較的緩い傾斜で後ろ下がりに延びるメインフレーム本体部15aと、ヘッドパイプ14の上部とメインフレーム本体部15aの中間部とを連結する補強フレーム部15bとを備える。また、車体フレームFは、メインフレーム本体部15a,15aの中間部とダウンフレーム16,16とを連結する左右一対の連結フレーム20,20を備える。
スイングアーム12は、左右のピボットフレーム17,17を連結するピボット軸28に前端部を軸支され、ピボット軸28を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸29に軸支される。
スイングアーム12と車体フレームFとの間には、リアサスペンション(不図示)が設けられる。
エンジン10は、シリンダ部32のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には部品の配置スペースが確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に設けられるチェーン36によって後輪3に伝達される。
エンジン10に供給される空気を浄化するエアクリーナーボックス38は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。エアクリーナーボックス38を通過した空気は、スロットルボディ(不図示)で流量を調整されてシリンダ部32のシリンダヘッドに流れる。バッテリ39は、エアクリーナーボックス38とメインフレーム本体部15a,15aとの間に配置される。エンジン10のラジエータ40は、ヘッドパイプ14の下方でシリンダ部32の前方に配置される。
燃料タンク45は、前側シート41及び後側シート42とシートフレーム18,18との間に配置される。
ピボットフレーム17,17の外側方には、ステップホルダ46,46が左右一対で設けられ、運転者用のステップ47,47は、各ステップホルダ46の前部に固定される。同乗者用のタンデムステップ48,48は、各ステップホルダ46の後部に固定される。
メインスタンド49は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。
収納部50は、フルフェイス型のヘルメットを1個収納可能な容量を備える。エアクリーナーボックス38及びバッテリ39は、収納ボックス51とヘッドパイプ14との間に配置される。
フロントカウル54の上部には、ウインドスクリーン61が取り付けられる。フロントフェンダ62はフロントフォーク11,11に固定される。
リアフェンダ63は、後輪3の上方に設けられ、燃料タンク45を下方から覆う。リアフェンダ63の後端部の上方においてリアカウル58の後端部には、テールランプ64が設けられる。リアフェンダ63の後端には、ライセンスプレートホルダー65が固定される。
フロントウインカ66,66は、フロントカウル54に固定され、リアウインカ67,67は、リアフェンダ63に固定される。バックミラー68,68は、ハンドル26に固定される。速度等を表示するメーター69は、ウインドスクリーン61の後方でフロントカウル54の上方に設けられる。
サイドカバー55は、車体フレームF側に取り付けられる板状のベースサイドカバー(不図示)と、このベースサイドカバーの外側面に取り付けられるアウターサイドカバー72とを備える。
アウターサイドカバー72は、フロントカウル54の後縁部に連続して設けられる上側アウターサイドカバー73と、上側アウターサイドカバー73に連続して下方に延びる下側アウターサイドカバー74とを備える。
下側アウターサイドカバー74は、上側アウターサイドカバー73の下縁73cに連続して下方に延び、図1に示すように、ヘッドパイプ14、メインフレーム15,15の前部、エアクリーナーボックス38及びバッテリ39を覆う。下側アウターサイドカバー74の下縁74aは、メインフレーム本体部15aに沿って後下がりに延び、下側アウターサイドカバー74の後縁74bは、ボックスサイドカバー56及びミドルカバー57の前縁に連続する。
収納ボックス51は、ボックスリッド52の後端部に連結されるヒンジ機構100を上部の後端部に備える。ボックスリッド52は、下方に突出するロック部材101を前端部に備える。ボックスリッド52は、収納ボックス51の前方に設けられたボックス側ロック機構102にロック部材101が係合してロックされることで、閉じた状態に維持される。ボックスリッド52は、ヒンジ機構100を中心に後方に回動されることで開かれ、これにより、収納ボックス51の上面の開口部51aが上方に露出する。
ボックス側ロック機構102は、収納ボックス51の前側上部から上方に膨出した膨出部51bに取り付けられる。
上記キーによってキーシリンダー107が中立位置から一方に回動操作されると、上記ボックスリッド用ケーブルのみが作動して、ボックス側ロック機構102がアンロックされ、ボックスリッド52を開くことができるようになる。
上記キーによってキーシリンダー107が中立位置から他方に回動操作されると、シート用ケーブル108のみが作動して、シート側ロック機構105がアンロックされ、後側シート42を開くことができるようになる。
上記キーは、例えば、自動二輪車1の主電源のオン・オフを操作するメインキーが用いられるが、メインキーとは別のキーであっても良い。
閉じられた状態のボックスリッド52の前端とハンドルホルダ25との間には、キーシリンダステー109及びエアクリーナーボックス38を上方から覆うフロントトップカバー110が設けられる。キーシリンダステー109はフロントトップカバー110に支持される。
フロントトップカバー110は、車幅方向の中央に上面開口110a(図4)を有し、キーシリンダー107のキー差込口は、上面開口110aから上方に露出する。
キーシリンダー107は、前後方向においてハンドルホルダ25とボックスリッド52の前縁との間に配置されている。この位置は、運転者が把持するハンドル26の左右端のグリップ部26a,26aと前後方向で略同一の位置であり、前側シート41に着座した運転者が無理な体勢をとらずに手を伸ばし易い位置である。このため、運転者は容易にキーシリンダー107を操作できる。
フロントトップカバー110の車幅方向外側には、フロントトップカバー110と左右の上側アウターサイドカバー73,73との間を覆うフロントトップサイドカバー111が設けられる。
上記メインキーが差し込まれるメインキーシリンダー112は、トップブリッジ23の前方に配置される。
図4及び図5に示すように、ボックスリッド52は、収納ボックス51の開口部51aを覆う下側ボックスリッド115と、下側ボックスリッド115を上方から覆う板状の上側ボックスリッド116とを備える。
下側ボックスリッド115は、収納ボックス51の上縁部に当接して開口部51aを直接的に覆うリッドベース117と、リッドベース117の上面に取り付けられるリッドカバー118とを備える。ヒンジ機構100は、リッドベース117の後端部に取り付けられる。
図4〜図6に示すように、リッドベース117は、収納ボックス51の開口部51aの上縁部に沿うように上方へ延びる枠状の周壁部117aと、周壁部117aの上面を塞ぐ上壁部117bと、周壁部117aの上下の中間部から車幅方向の外側へ延びる支持壁部117c,117cとを備える。リッドベース117の内側の空間も収納空間として使用される。
リッドベース117の上壁部117bは、リッドカバー118の前縁118d及び収納ボックス51の開口部51aの前縁51cよりも前方に延出する前方延出部119(図6)を備え、前方延出部119の前縁119aは、フロントトップカバー110の上部後縁に連続している。ロック部材101(図3)は、前方延出部119の下面に設けられる。
リッドカバー118は、リッドベース117の上壁部117bを覆う上面カバー部118aと、上面カバー部118aの左右の側縁から屈曲して下方に延びる段部118b,118bと、段部118b,118bの下縁で屈曲して車幅方向外側へ延びる側方カバー部118c,118cとを備える。
側方カバー部118c,118cはリッドベース117の支持壁部117c,117cに支持される。側方カバー部118c,118cの外側縁は、ボックスサイドカバー56,56の上縁に連続する。
上面カバー部118aは上方に膨出する凸条部120を車幅方向の中央部に備える。凸条部120は、上面カバー部118aの後部から前部まで延びる。
上面カバー部118aの上面において凸条部120の左右の側方には、上側ボックスリッド116が固定されるリッド固定部が複数設けられている。詳細には、リッド固定部は、凸条部120の前部の左右に設けられる一対の前側リッド固定部121a,121aと、凸条部120の前後の中間部の左右に設けられる一対の中間リッド固定部121b,121bと、凸条部120の後部の左右に設けられる一対の後側リッド固定部121c,121cとを備える。
前側リッド固定部121a,121a、中間リッド固定部121b,121b、及び、後側リッド固定部121c,121cには、上側ボックスリッド116の下面に締結されるボルト122(符号は1箇所のみ図示)がその裏面側からそれぞれ挿通される。このため、ボルト122が外側から視認されず、外観性が良い。
また、上面カバー部118aの上面には、各側部凹部123の前端及び後端に連続して段部118bの近傍まで車幅方向の外側に延びる複数のリブ124が形成されている。
側部凹部123及び側部凹部123に連続する一対のリブ124,124によって、上面カバー部118aの上面には、側面視において下方に窪んで見える下側凹部125が4箇所に形成される。各下側凹部125(凹部)は、平面視では、下側凹部125の車幅方向の外端を基端とし車幅方向の内側且つ後方に指向するように傾斜して配置されている。
図2及び図4〜図7を参照し、上側ボックスリッド116は、車幅方向に間隔を空けて左右一対で前後方向に延びる前後延出部130,130と、車幅方向中央の位置で前後延出部130,130を車幅方向に繋ぐ中央接続部131(平坦部)とを備える。前後延出部130,130及び中央接続部131は、樹脂成型によって一体に形成される。
上側ボックスリッド116は、上側ボックスリッド116を前後に屈曲させる屈曲部132,132を、前後の略中央の位置に備える。屈曲部132,132の曲げ線は車幅方向に延びる。上側ボックスリッド116は、リッドカバー118の上面の形状に沿うように屈曲部132,132で屈曲することで、側面視において上方に凸となるように形成されている。
前側延出部133,133は、中央接続部131の前縁131aよりも前方に延びる左右一対の腕部140,140を備える。腕部140,140は、前端側ほど幅が狭くなる先細り形状に形成される。
上側ボックスリッド116は、前後延出部130,130が前後の中央部で中央接続部131によって繋がれ、腕部140,140が前方に突出するとともに後側延出部134,134が後方に突出することで、平面視で略H字形状に形成されている。
上側ボックスリッド116がリッドカバー118に取り付けられると、上側凹部135と下側凹部125とが合わさることで、各後側延出部134,134の下方の部分を車幅方向に貫通するバッグ取付孔136が複数形成される。本実施の形態では、バッグ取付孔136は、各後側延出部134の前後に一対で計4箇所に形成される。バッグ取付孔136は、車幅方向の外端を基端とし車幅方向の内側且つ後方に指向するように傾斜して設けられている。
また、上側ボックスリッド116が取り付けられると、リッドベース117の前方延出部119(図6)は、上側ボックスリッド116の前部によって上方から覆われる。
詳細には、腕部140,140は、前後方向においてキーシリンダー107と略同一の位置に位置し、車幅方向では、キーシリンダー107の外側方に位置する。すなわち、腕部140,140は、キーシリンダー107を左右から囲うように配置される。
ボックスリッド52が閉じられた状態では、腕部140,140は、フロントトップサイドカバー111(図6)の上部を覆う。
また、ボックスリッド52は、ボックス側ロック機構102がアンロックされると、ボックスリッド52或いはボックス側ロック機構102等に設けられたばね(不図示)の付勢力によってわずかに開方向に移動する。このため、運転者は容易に腕部140,140を把持できる。
バッグ145は、上側ボックスリッド116の後部に配置され、後側延出部134,134に接続される。詳細には、各接続部材147は、各バッグ取付孔136を車幅方向に通されて、後側延出部134,134に縛り付けるようにして接続される。
また、左右の後側延出部134,134の間は空間になっているため、上側ボックスリッド116を軽量に形成できる。また、上側ボックスリッド116を軽量に形成した構成であってもバッグ145を強固に接続できる。
また、後側延出部134,134は後下がりであるため、運転者の邪魔にならないように高さが大きなバッグ145を取付けることができ、バッグ145を大容量化できる。また、バッグ145が邪魔になり難いため、バッグ145を取り付けた状態であっても腕部140,140を把持して容易にボックスリッド52の開閉を操作できる。
また、上側ボックスリッド116及び下側ボックスリッド115に上側凹部135及び下側凹部125がそれぞれ設けられることで、バッグ取付孔136が形成されるため、バッグ145を取り付けるための専用の部品等を設けることなく、ボックスリッド52に容易にバッグ145を取り付けることができる。
また、上側ボックスリッド116は、左右一対で後方に延びる後側延出部134,134を備えて平面視で略H字形状に形成され、バッグ取付孔136は、左右一対の後側延出部134,134側に設けられる。これにより、H字形状の後部で左右一対に設けられる後側延出部134,134によって、車幅方向の外側寄りの位置でバッグ145を支持でき、バッグ145を強固に支持できるとともに、上側ボックスリッド116を軽量に構成できる。
また、上側ボックスリッド116には、上側ボックスリッド116を前後に屈曲させる屈曲部132,132が設けられ、上側ボックスリッド116は、屈曲部132,132の前方且つキーシリンダー107の後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる中央接続部131を備える。このため、車幅方向の中央で略平坦に設けられる中央接続部131にスマートフォンP等を配置することができる。
上記実施の形態では、上側ボックスリッド116及び下側ボックスリッド115に上側凹部135及び下側凹部125がそれぞれ設けられることで、バッグ取付孔136が形成されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。バッグ取付孔は、上側ボックスリッド116及び下側ボックスリッド115の少なくとも一方に凹部が設けられて形成されれば良い。
また、上記実施の形態では、腕部140,140は、キーシリンダー107を左右から囲うように一対で配置されるものとして説明したが、これに限らず、腕部140は、左右のいずれか一方のみが設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、収納部50は、メインフレーム15,15の後部の上方に設けられるものとして説明したが、これに限らず、左右のメインフレーム15,15の間や、一本で設けられるメインフレームの上方に設けられても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車を例に挙げて説明したが、鞍乗り型車両は例えば3輪以上の車輪を備える車両であっても良い。
14 ヘッドパイプ
15 メインフレーム
25 ハンドルホルダ
51 収納ボックス
51a 開口部
52 ボックスリッド
102 ボックス側ロック機構
107 キーシリンダー
115 下側ボックスリッド
116 上側ボックスリッド
125 下側凹部(凹部)
131 中央接続部(平坦部)
132,132 屈曲部
134,134 後側延出部
135 上側凹部(凹部)
136 バッグ取付孔
140 腕部
Claims (7)
- ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)より後方に延びるメインフレーム(15)と、前記メインフレーム(15)の近傍で上方に開放して配置される収納ボックス(51)と、上方に開放する前記収納ボックス(51)の開口部(51a)を開閉自在に覆うボックスリッド(52)とを備えた鞍乗り型車両の収納部構造において、
前記ボックスリッド(52)をロックするボックス側ロック機構(102)を操作するキーシリンダー(107)が、ハンドルホルダ(25)の後方且つ前記収納ボックス(51)の前方に配置され、
前記ボックスリッド(52)は、前記キーシリンダー(107)の側方に位置する腕部(140)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両の収納部構造。 - 前記ボックスリッド(52)は、下側ボックスリッド(115)と、当該下側ボックスリッド(115)を上方から覆う上側ボックスリッド(116)とを備え、前記腕部(140)は、前記上側ボックスリッド(116)に設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記上側ボックスリッド(116)及び前記下側ボックスリッド(115)の少なくとも一方に凹部(135,125)が設けられることで、バッグ取付孔(136)が形成されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記バッグ取付孔(136)は、車幅方向外側から車幅方向内側且つ後方に空気を流すように形成されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記上側ボックスリッド(116)は、左右一対で後方に延びる後側延出部(134)を備えて平面視で略H字形状に形成され、前記バッグ取付孔(136)は、左右一対の前記後側延出部(134)側に設けられることを特徴とする請求項3または4に記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記バッグ取付孔(136)は前記屈曲部(132)の後方に設けられ、前記腕部(140)は前記屈曲部(132)の前方に設けられることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記上側ボックスリッド(116)には、当該上側ボックスリッド(116)を前後に屈曲させる屈曲部(132)が設けられ、前記上側ボックスリッド(116)は、当該屈曲部(132)の前方且つ前記キーシリンダー(107)の後方の位置で、車幅方向の中央で略平坦に設けられる平坦部(131)を備えることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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