JPH0270587A - 自動２輪車のヘルメット収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、ヘルメットその他を格納するために設備さ
れる自動２輪車のベルメツ１〜収納装置に関する。

（従来の技術） 自８２輪車のライダにとってヘルメットの使用は欠かせ
ないため、その九行に便利なヘルメット収納装置を：Ｑ
　１２ｆｆすることが望まれている。この要求に応える
ため、車体中央部に搭載されたエンジンユニットの上方
にヘルメット収納ボックスを配置した自動２輪車がある
。この部位はもともと燃料タンクが配置されるが、その
燃料タンクはシート下などに移される。

しかし、このような構成をとると、ヘルメット収納ボッ
クスには、燃料などの液体を収容するのと異なり、形状
に自由度がなくヘルメットと同じような大きさを要し、
特に上下寸法が大きくなるので、被着したボックスカバ
ーまでの地上高が高くなり、ライディングポジションに
ＩＩが生じる。

従ってエンジンユニツ！・のシリンダヘッド頂部までの
高さが比較的低い■型エンジン、水平対向型エンジンあ
るいは直立型でも２サイクルエンジンを搭載したものに
は、このような配置を適用しやすいが、シリンダヘッド
の大きい直立型の４サイクルエンジンには不向きである
という問題がある。

同時に、収納ボックス底面がシリンダヘッドの上に被さ
る形になるので、高温を発するシリンダヘッドの輻射熱
により、ボックスが高温になりやすく、収納されたヘル
メットその他が熱くなり、必要時にヘルメットの着用が
できなくなる場合や、熱害を受けやすい物の収納を避け
なくてはならない場合がある。

（発明が解決しようとする課題） このように、車体中央部に直立型エンジンを搭載した自
！ｌＪ２輪車では、高さや熱害の関係上エンジンユニッ
ト上方にヘルメット収納ボックスを配置しにくい、とい
う問題があるのに鑑み、この発明は、ボックスカバー頂
面までの地上高を低く抑えて、ライディングポジション
を適正にすると共にエンジンからの輻射熱を遮断し、か
つこの部位のスペースを有効利用できるようにした自動
２輪車のヘルメット収納装置を提供することを目的とす
る。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的に沿って、この発明の自動２輪車のヘルメッ
ト収納装置は、車体中央部にシリンダ直立型のエンジン
ユニットが搭載された自動２輪車において、エンジンユ
ニットの上方、ヘッドパイプとシートとの間の後部りに
開閉自在なカバーを被せたヘルメット収納ボックスが配
置され、その底面がシリンダ後部より後方に延びる吸気
系の上方に沿い、シリンダヘッド後端の後方位置で前面
部へ立上がるように形成されると共に、上記ヘルメット
収納ボックスの前方に、底面がシリンダヘッドの上方に
重なる別置側の収納ボックスが連設されたことを特徴と
する構成をとる。

（作用） このように構成されたものであって、ヘルメット自体は
球形に近い形なので、これを収納するヘルメット収納ボ
ックスの前後長を短く設定でき、ヘッドパイプとシート
との間を長くすることなく、シリンダヘッド後方のスペ
ース内にボックス底面を収めることができる。

キャブレタを含めた吸気系はシリンダヘッドより低位置
にあり、従ってヘルメット収納ボックスを低く構えてボ
ックスカバー頂面を低く抑えることができるので、ライ
ディングポジションに影響を与えないで済む。

同時にヘルメット収納ボックスの底面がシリンダヘッド
の上に重ならないし、前方に連設した収納ボックスの底
面が、輻射熱の直射を防ぐので、収納されたヘルメット
その他に熱害が生ずることがない。

さらにヘッドパイプとヘルメット収納ボックスとの間の
スペースを有効利用することができる。

（実施例） 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。

第１図において、ハンドル３により操舵される前輪１と
、エンジンユニット４により駆動される後輪２が前後を
支え、エンジンユニット４は車体中央部に搭載される。

エンジンユニット４を懸架するフレーム５は、ヘッドパ
イプロより後方へ延びるメインチューブ７とその前端部
から下方へ垂れて後方へ導かれるダウンチューブ８とメ
インチューブ７、ダウンチューブ８の後端を接続するセ
ンターチューブ９によりほぼ逆台形に形成され、エンジ
ンユニット４はその中に納められる。

エンジンユニット４はシリンダ直立型の４サイクルエン
ジンで、そのシリンダ１０はダウンチューブ８後方に沿
って配置される。シリンダ１０には後方のエアクリーナ
ケース１１からキャブレタ１２を経て吸気通路１３が後
面に導入され、前面から４出された排気通路１４はダウ
ンチューブ８に沿って下方から後方へ導かれている。

上記吸気通路１３の上方には、ヘルメット１６を収納す
るヘルメット収納ボックス１７が配置される。ヘルメッ
ト収納ボックス１７はヘルメット１６が収納できる容積
を有し、かつ前後方向の長さは必要以上に大きくならな
い寸法に設定されている。そしてその底面１８がシリン
ダヘッド１５の後端より後方で前記吸気通＆′８１３の
上方に置かれる。すなわち、底面１８はシリンダヘッド
１５後端より後方位置で上方へ立上って前面１９に連る
ように形成される。

ヘルメット収納ボックス１７の前面１９の前方には、別
個の収納ボックス２０が連設され、メインフレーム７の
１部７ａに固定される。収納ボックス２０の底面２１は
シリンダヘッド１５の上方に位置する。そしてヘルメッ
ト収納ボックス１７と収納ボックス２０の開放上面には
、後端部をヒンジ２２で軸支されたボックスカバー２３
が開閉自在に被覆される。２４はこのボックスカバー２
３を閉じたときのロック６３１１である。

収納ボックス２０の内面には、°第２図に示すように、
リブ状突起２５が多数突設され、バッテリ２６を収めた
バッテリホルダ２７が支持される。

２８は収納ボックス２０内面に貼付したクツション祠、
２９はバッテリ２６をｎ着するバンドを示す。

なＪ３、上記収納ボックス２０の底面２１は、ヘルメッ
ト収納ボックス底面１８の６１″Ｊ端部に接続され、前
面１９の下部との間の隙間を拡大しながら前方へ導かれ
ている。シリンダヘッド１５から放射された輻綱熱が底
面２１で１断されてヘルメット収納ボックス１７を加熱
しないようになっている。

メインチューブ７の後端部には、サポートチコー７３０
で支えられた左右２本のシートレール３１が接続され、
ヘルメット収納ボックス１７に連るシート３２が載置さ
れる。ヘルメット収納ボックス１７の１！２部も、この
シートレール３１にブラケッ１−３３を介して固定され
る。

さらに左右のシートレール３１の間に挾まれて、シート
３２の下方に燃料タンク３４が配置される。

燃ｆｌタンク３４の後端部３４ａはシート３２の後方ま
で延び、注入口３５が設けられると共に、その上方にピ
リオンシート３６が開閉自在にＩｉ！設される。

３７はヘッドパイプロ前方からエンジンユニット４の両
サイドを覆うカウリング、３８はシート３２、ピリオン
シート３６の下方両サイドを覆うボディカバーである。

以上のように構成されたので、ヘルメット収納ボックス
１７は、その底面１８をシリンダヘッド１５より低く横
えることができ、ボックスカバ−２３頂面までの地上高
が低く抑えられ、これに続くシート３２に跨るライダの
ライディングポジションを良好に保つことができる。

またヘルメット収納ボックス１７底面１８がシリンダヘ
ッド１５上に重ならないので、シリンダヘッド１５から
の輻射熱の直射を受けにくく、さらに収納ボックス２０
の底面２１が輻射熱を遮る働きをするので、ヘルメット
その他ボックス内に収納した物に熱害が及ぶようなこと
がない。

〔発明の効果〕

以上の通り、この発明に係る自動２輪車のヘルメット収
納装置は、エンジンユニットの上方、シリンダヘッド後
端より後方位置にヘルメット収納ボックスを配置すると
共に、その前方のシリンダヘッド上方に別個の収納ボッ
クスを連設したもので、ヘルメット収納ボックスを低く
配置することができ、ライダのライディングポジション
を適正にすると共に、シリンダヘッドから放射される輻
射熱の直射を避け、収納したヘルメッ１−その他の熱害
を防ぐ効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例になるヘルメット収納装置を
嘉えた自動２輪車の側面図、第２図は第１図のヘルメッ
ト収納ボックスのｆｉｌを示Ｊｌｌｉ断側面図、第３図
は第２図Ａ−Ａ矢視断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体中央部にシリンダ直立型のエンジンユニットが搭載
   された自動２輪車において、エンジンユニットの上方、
   ヘッドパイプとシートとの間の後寄りに開閉自在なカバ
   ーを被せたヘルメット収納ボックスが配置され、その底
   面がシリンダ後部より後方に延びる吸気系の上方に沿い
   、シリンダヘッド後端の後方位置で前面部へ立上がるよ
   うに形成されると共に、上記ヘルメット収納ボックスの
   前方に、底面がシリンダヘッドの上方に重なる別区劃の
   収納ボックスが連設されたことを特徴とする自動２輪車
   のヘルメット収納装置。