JP2016132781A - 還元反応用電極及びそれを用いた反応デバイス - Google Patents

還元反応用電極及びそれを用いた反応デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】水中における生成物選択性の低い二酸化炭素還元触媒の選択性を向上させる。【解決手段】炭素化合物を還元する還元反応用電極10であって、炭素化合物を還元する金属層22と、最表面に触媒である金属層22を覆う炭素層24と、を備え、炭素層24が水を含む液に直接触れる状態において電気エネルギーを利用して炭素化合物を還元する還元反応用電極10とする。【選択図】図1

Description

本発明は、炭素化合物を還元する還元反応用電極及びそれを用いた反応デバイスに関する。
半導体を光吸収体、金属錯体(ポリマー膜を含む)を二酸化炭素還元触媒として、半導体から金属錯体へ励起電子が移動することによって反応が進行する二酸化炭素還元デバイス、及び水を酸化する半導体触媒と組み合わせることで水を電子源とした二酸化炭素還元反応を起こす光化学反応デバイスに関する発明が開示されている(特許文献1〜4)。
また、GaNを光吸収体及び金属電極を二酸化炭素還元触媒として用いて、二酸化炭素を光還元する技術が開示されている(特許文献5〜11)。また、金属電極又は金属化合物電極を用いて、水中において二酸化炭素を電気化学的に還元する技術が開示されている(特許文献12及び13)。また、金属を用いた水中での二酸化炭素の電気化学的な還元に関する報告もある(非特許文献1)。
さらに、三接合型アモルファスシリコン積層膜(3−Si)を光吸収体、金属触媒を二酸化炭素還元電極として用いた二酸化炭素還元反応に関する技術が開示されている(特許文献14及び15)。当該技術では、イオン交換膜を用いた二室セル中での二酸化炭素の還元反応が行われ、反応によって一酸化炭素が生成する。二酸化炭素の光還元反応における太陽光変換効率は1.8%である。
特開2010−64066号公報 特開2011−82144号公報 特開2011−94194号公報 国際公開第12/091045号パンフレット 特開2011−140719号公報 特開2013−129883号公報 特開2013−147676号公報 国際公開第11/067873号パンフレット 国際公開第11/132375号パンフレット 国際公開第11/135782号パンフレット 国際公開第11/135783号パンフレット 特開平5−57131号公報 国際公開第12/040503号パンフレット 特開2014−101550号公報 特開2014−101551号公報
Hori ら, 電気化学 1990
ところで、金属を助触媒又は触媒として用いた場合、二酸化炭素の電気化学的な反応では、十分な過電圧がない場合は、副反応の水素が優先的に生成され、選択性が低いという問題がある。この問題は、半導体を光吸収体として用いた光還元反応においても同様である。
本発明の1つの態様は、炭素化合物を還元する還元反応用電極であって、炭素化合物を還元する触媒と、最表面に前記触媒を覆う炭素層と、を備え、前記炭素層が水を含む液に直接触れる状態において電気エネルギーを利用して炭素化合物を還元することを特徴とする還元反応用電極である。
ここで、前記炭素層は、カーボン繊維、カーボンペーパー、カーボンナノチューブ、グラフェン及びグラファイトの少なくとも1つを含むことが好適である。
また、前記触媒は、金属触媒、金属酸化物、錯体触媒及び半導体触媒の少なくとも1つを含むことが好適である。
また、前記触媒において、錯体触媒においては、炭素層に重合又は付随した状態も好適である。
また、本発明の別の態様は、炭素化合物を還元する還元反応用電極を、光吸収体として半導体を組み合わせることで、光電気化学的に駆動することを特徴とする反応デバイスである。
ここで、前記炭素層は、カーボン繊維、カーボンペーパー、カーボンナノチューブ、グラフェン及びグラファイトの少なくとも1つを含むことが好適である。
また、前記炭素化合物は、二酸化炭素であることが好適である。
また、前記触媒は、金属触媒、金属酸化物、錯体触媒及び半導体触媒の少なくとも1つを含むことが好適である。
また、前記光吸収体は、半導体であり、三接合型アモルファスシリコン積層膜を含むことが好適である。
また、前記反応デバイスに0.8V以下の電圧を印加した状態において、光エネルギーを利用して炭素化合物を還元することが好適である。
また、前記触媒において、錯体触媒においては、炭素層に重合又は付随した状態も好適である。
本発明によれば、水を酸化して酸素を発生させる酸化反応用触媒及び水を酸化して酸素を発生させる酸化反応用電極を組み合わせることで光エネルギーを利用して水から抽出された電子で選択的に炭素化合物を還元することもできる。
本発明によれば、太陽電池と本発明電極を組み合わせることで光エネルギーを利用して選択的に炭素化合物を還元することもできる。
本発明の実施の形態における反応デバイスの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における反応デバイス用の還元反応用電極の構成を示す図である。 比較例における反応デバイスの構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるルテニウム錯体の例を示す図である。 本発明の実施の形態における還元反応用電極の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
[還元反応用電極]
図5には、実施形態に関わる炭素化合物を還元する還元反応用電極の構成を示している。
このようなシステムにおいて、還元反応用電極10に電圧が印加されると、生じた電子を基材16の還元触媒反応に利用される。図5では、二酸化炭素が一酸化炭素に還元される態様が示されている。
金属層22は、特に限定されるものではないが、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、カドミウム(Cd)、スズ(Sn)を含むことが好適である。
炭素層24は、炭素を含むものであればよく、例えば、カーボン繊維、カーボンペーパー、カーボンナノチューブ、グラフェン及びグラファイトの少なくとも1つを含むことが好適である。また、炭素層24は、ルテニウム錯体[Ru{4,4’−di(1−H−1−pyrrolypropyl carbonate)−2,2’−bipyridine}(CO)(MeCN)Cl]等の触媒と化学重合した構造体としてもよい。
還元反応用電極10における炭素層24は、基材16又は金属層22が溶液に対して直接接する程度の膜厚とすることが好適である。すなわち、炭素層24の疎水性により、基材16又は金属層22に対して無極性の炭素化合物(例えば、二酸化炭素)に近づきやすく、極性分子である水やプロトンが近づきにくい状態とすることが好適である。
このように、本実施形態によれば、電気エネルギーを利用して、炭素化合物により有用な炭素化合物に変換することができる。また、電気エネルギーを新たに生成される炭素化合物に貯蔵することができる。
[反応デバイス]
反応デバイスは、還元反応用電極10と半導体を組み合わせた光電極又は太陽電池を用いて、光電気化学的及び光化学的な反応デバイスを含む。例えば、図2のような還元反応用電極10、参照極11及び酸化反応用電極12を炭素化合物が溶解された水中に浸漬し、還元反応用電極10と参照極11との間に適切なバイアス電圧を印加した状態、又は還元反応用電極10に光を照射した状態、又はそれらを同時に満たした状態において機能する。これによって、上述したように、基材16における還元触媒反応によって、水中の炭素化合物が還元される。例えば、炭素化合物が二酸化炭素(CO)である場合、還元反応によりギ酸(HCOOH)が生成される。なお、基材16を選択し、適正な環境で触媒反応を生起することで、ギ酸に限らず、アルコールなどの有用な有機物を二酸化炭素から合成することが可能となる。また、酸化反応用電極12において、水が酸素ガスに酸化される。
還元反応用電極10には、基材16の触媒が電子eのやり取りができる状態で設けられる。本実施の形態では、基材16として三接合型アモルファスシリコン(3jn−a−Si)積層膜20やガラス上の銀粒子等が用いられる。図1では、基材16として三接合型アモルファスシリコン積層膜20を用いた例を示している。ただし、これに限定されるものではなく、基材16は、炭素化合物を還元することができる触媒であればよく、例えば、金属、金属酸化物、錯体、半導体等からなる触媒であってもよい。
このようなシステムにおいて、還元反応用電極10に光が照射されると、ここで光励起電子eが発生し、この光励起電子eが基材16の還元触媒反応に利用される。図1の例では、二酸化炭素(CO)がギ酸(HCOOH)に還元される態様が示されている。
一方、酸化反応用電極12では、水(HO)を酸素((1/2)O)あるいは過酸化水素などに酸化する反応が生じ、ここで生じた電子eが還元反応用電極10に移動し、還元反応用電極10の内部において光励起電子の対として発生したホールと結合する。
このように、本実施形態では、光照射により還元反応用電極10内部で生じた光励起電子eが、二酸化炭素の還元作用を呈する基材16の反応サイトに移動することにより二酸化炭素の還元反応が行われる。そして、ここで生じた電子が還元反応用電極10において生じたホールと効率的に結合する。また、バイアス電源14を配置して、バイアス電圧を還元反応用電極10と参照極11との間に印加することで、上記反応をより効率的に進めることができる。
還元反応用電極10は、図2に示すように、三接合型アモルファスシリコン(3jn−a−Si)積層膜20と、金属層22と、炭素を含む炭素層24と、を組み合わせた光電極とすることができる。
三接合型アモルファスシリコン積層膜20は、金属基板30、金属反射層31、透明導電膜32、第1アモルファスシリコンゲルマニウム(a−SiGe)積層体33、第2アモルファスシリコンゲルマニウム(a−SiGe)積層体34、アモルファスシリコン(a−Si)積層体35、透明導電膜36を含んで構成される。
金属基板30は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の基材となる部材であり、例えば、ステンレススチール等が適用される。金属反射層31は、透明導電膜36側から入射される光を反射させて、第1a−SiGe積層体33、第2a−SiGe積層体34、a−Si積層体35に再度入射させるための層である。金属反射層31は、例えば、銀薄膜等を適用することができる。透明導電膜32は、第1a−SiGe積層体33、第2a−SiGe積層体34、a−Si積層体35を積層するための種層である。透明導電膜32は、酸化亜鉛(ZnO)、インジウム含有酸化スズ(ITO)等を用いることができる。第1a−SiGe積層体33は、第1の光起電力体であり、n型のアモルファスシリコン層(n1:a−Si)33a、i型のアモルファスシリコンゲルマニウム層(i1:a−SiGe)33b、p型の微結晶シリコン層(p1:nc−Si)33cを積層してなる。i型のアモルファスシリコンゲルマニウム層(i1:a−SiGe)は、例えば、バンドギャップが1.4eV程度であってもよい。第2a−SiGe積層体34は、第2の光起電力体であり、n型のアモルファスシリコン層(n2:a−Si)34a、i型のアモルファスシリコンゲルマニウム層(i2:a−SiGe)34b、p型の微結晶シリコン層(p2:nc−Si)34cを積層してなる。i型のアモルファスシリコンゲルマニウム層(i2:a−SiGe)は、例えば、バンドギャップが1.6eV程度であってもよい。a−Si積層体35は、第3の光起電力体であり、n型のアモルファスシリコン層(n3:a−Si)35a、i型のアモルファスシリコン層(i3:a−Si)35b、p型の微結晶シリコン層(p3:nc−Si)35cを積層してなる。i型のアモルファスシリコン層(i3:a−Si)は、例えば、バンドギャップが1.8eV程度であってもよい。透明導電膜36は、還元反応用電極10の光入射側となる電極層である。透明導電膜36は、インジウム含有酸化スズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)等を用いることができる。
三接合型アモルファスシリコン積層膜20は、金属基板30上に上記の各層をスパッタリング法、化学気相成長法等により形成することができる。これらの三接合型アモルファスシリコン積層膜20の形成方法は既存の方法を適用することができる。また、市販の三接合型アモルファスシリコン積層膜20を用いてもよい。
また、触媒は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20に限定されるものではなく、金属触媒、金属酸化物触媒、錯体触媒及び半導体触媒の少なくとも1つを含むものであればよい。例えば、銀(Ag)粒子等としてもよい。
さらに、還元反応用電極10は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の透明導電膜36側に金属層22と炭素層24との積層体を備える。ここで、炭素層24は、還元反応用電極10の最表面、すなわち炭素層24が水を含む液に直接触れる状態において電気エネルギー又は光エネルギーを利用して炭素化合物を還元できる状態とすることが好適である。
炭素層24は、基材16(三接合型アモルファスシリコン積層膜20等の触媒)又は金属層22が溶液に対して直接接することがない程度の膜厚とすることが好適である。すなわち、炭素層24の疎水性により、三接合型アモルファスシリコン積層膜20又は金属層22に対して無極性の炭素化合物(例えば、二酸化炭素)に近づきやすく、極性分子である水やプロトンが近づきにくい状態とすることが好適である。
なお、炭素層24の膜厚については、少なくとも0.19mm以上0.66mm以下の範囲において本発明の効果に影響がないことを確認している。
このように、本実施形態によれば、電気エネルギー又は光エネルギーを利用して、炭素化合物をより有用な炭素化合物に変換することができる。また、電気エネルギー又は光エネルギーを新たに生成される炭素化合物に貯蔵することができる。
特に、水を電子供与剤として二酸化炭素を還元できるため、系全体のコストを低減できる利点が生じる。また、二酸化炭素の還元作用を呈する錯体触媒を用いることで、高い反応生成物選択性で炭素化合物を合成できる。
さらに、炭素層24の疎水性により、三接合型アモルファスシリコン積層膜20又は金属層22に対して無極性の炭素化合物(例えば、二酸化炭素)に近づきやすく、極性分子である水やプロトンが近づきにくい状態とすることができる。これによって、特に、低い印加電圧下において、副反応である水素の還元を抑制することができ、炭素化合物の還元反応をより進行し易くし、炭素化合物の還元効率を向上させることができる。
[測定システム]
光電気化学測定には電気化学アナライザー(ALS610)を使用し、三電極方式で測定を行った。三電極方式では、容器にはパイレックス(登録商標)セルを用い、セル内に電解液を満たして、電解液中に作用極として還元反応用電極10、参照極11及び対極として酸化反応用電極12を配置した。参照極11にはAg/AgClを適用し、酸化反応用電極12には白金電極を適用した。
光源にはXeランプ(朝日分光、HAL−303)を用い、カットフィルターを用いて422nm以上の光を照射した。光電気化学測定に伴う生成物の評価には、イオンクロマトグラフ(DIONEX、ICS−2000オートサンプラーAS付)及びガスクロマトグラフ(島津GC−2014)を使用した。
「実施例1」
還元反応用電極10(作用極)には、図1に示すように、市販の三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面に金属層22として銀(Ag)粒子(約1μm径)を担持した上にさらに炭素層24としてカーボンクロス(CC)を固定した光電極(3jn−a−Si/Ag/CC)を用いた。還元反応用電極10は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の透明導電膜36(ITO)側に銅テープ及び銅線を接続し、透明導電膜36側をガラス基板に貼り付け、周囲をシリコンゴムで封止した。参照極11にはAg/AgClを適用し、酸化反応用電極12には白金電極を適用した。
電解液には、0.1Mのリン酸バッファ水溶液(KHPO+KHPO)を用い、水溶液中に二酸化炭素(CO)ガスを流通させた。光源にはXeランプを用い、光強度を約1SUN(100mW/cm)に調整し、還元反応用電極10に直接光を照射した。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を3時間行った。
「比較例1」
実施例1の構成において、炭素層24としてカーボンクロス(CC)を適用せず、同様の実験を行った。
「実施例2」
還元反応用電極10(作用極)には、市販の三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面に金属層22として銀(Ag)を担持させた炭素層24であるカーボンクロス(CC)を組み合わせた光電極(3jn−a−Si/Ag/CC)を用いた。カーボンクロス(CC)の厚みは0.33mmとした。炭素層24であるカーボンクロス(CC)は、スパッタリング法を用いて、1nmの銀(Ag)を片面だけに担持させ、三接合型アモルファスシリコン積層膜20に金属層22の担持表面を向けて配置した。還元反応用電極10は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の透明導電膜36(ITO)側に銅テープ及び銅線を接続し、透明導電膜36側をガラス基板に貼り付け、周囲をシリコンゴムで封止した。参照極11にはAg/AgClを適用し、酸化反応用電極12には白金電極を適用した。
電解液には、0.1Mのリン酸バッファ水溶液(KHPO+KHPO)を用い、水溶液中に二酸化炭素(CO)ガスを流通させた。光源にはXeランプを用い、光強度を約1SUN(100mW/cm)に調整し、還元反応用電極10に直接光を照射した。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「比較例2」
実施例2の構成において、図3に示すように、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の金属層22の担持表面を溶液側に向けて配置した光電極(3jn−a−Si/CC/Ag)として、同様の実験を行った。
「実施例3」
実施例2の実験条件において、銀(Ag)の代わりに金(Au)を1nm担持し、金属層22の担持表面を三接合型アモルファスシリコン積層膜20側に向け、炭素層24を電解液側に向けた光電極(3jn−a−Si/Au/CC)を用いた。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「比較例3」
実施例3の構成において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の金属層22の担持表面を溶液側に向けて配置した光電極(3jn−a−Si/CC/Au)として、同様の実験を行った。
「実施例4」
実施例2の実験条件において、銀(Ag)の代わりに銅(Cu)を1nm担持し、金属層22の担持表面を三接合型アモルファスシリコン積層膜20側に向け、炭素層24を電解液側に向けた光電極(3jn−a−Si/Cu/CC)を用いた。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「比較例4」
実施例4の構成において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の金属層22の担持表面を溶液側に向けて配置した光電極(3jn−a−Si/CC/Cu)として、同様の実験を行った。
「実施例5」
実施例2の実験条件において、銀(Ag)の担持量を10nmに変更し、金属層22の担持表面を三接合型アモルファスシリコン積層膜20側に向け、炭素層24を電解液側に向けた光電極(3jn−a−Si/Ag/CC)を用いた。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「比較例5」
実施例5の構成において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の金属層22の担持表面を溶液側に向けて配置した光電極(3jn−a−Si/CC/Ag)として、同様の実験を行った。
「実施例6」
実施例2の実験条件において、銀(Ag)の代わりに金(Au)を10nm担持し、金属層22の担持表面を三接合型アモルファスシリコン積層膜20側に向け、炭素層24を電解液側に向けた光電極(3jn−a−Si/Au/CC)を用いた。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「比較例6」
実施例6の構成において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の金属層22の担持表面を溶液側に向けて配置した光電極(3jn−a−Si/CC/Au)として、同様の実験を行った。
「実施例7」
実施例2の実験条件において、銀(Ag)の代わりに銅(Cu)を10nm担持し、金属層22の担持表面を三接合型アモルファスシリコン積層膜20側に向け、炭素層24を電解液側に向けた光電極(3jn−a−Si/Cu/CC)を用いた。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「比較例7」
実施例7の構成において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の金属層22の担持表面を溶液側に向けて配置した光電極(3jn−a−Si/CC/Cu)として、同様の実験を行った。
「結果」
表1には、実施例1〜7、比較例1〜7の実験の結果をまとめて示す。
Figure 2016132781
実施例1では、金属層22の銀(Ag)の上に炭素層24としてカーボンクロス(CC)が存在し、金属層22が電解液と直接接することができない状態となっている。この場合、副反応である水素の還元を抑制することができ、二酸化炭素(CO)の還元反応が選択的に進行することが確認された。また、実施例2〜4においても同様であった。
一方、比較例1では、同じ金属層22がカーボンクロス(CC)を介さずに電解液と直接接する状態となっており、この場合には、二酸化炭素(CO)の還元反応がほとんど進行せず、水素の発生が主に観測された。また、比較例2〜4においても同様であった。
これらの結果から、炭素層24であるカーボンクロス(CC)が有する疎水性が極性分子である水やプロトン(オキソ酸)が金属層22に存在することを阻害しており、一方、無極性分子の二酸化炭素(CO)が金属層22に局在するようになり、二酸化炭素(CO)の還元性能が向上したことを示唆している。
また、金属層22をカーボンクロス(CC)で覆うだけではなく、カーボンクロス(CC)の表面に金属層22を直接担持しても同じ特性を示す。比較例が示すように、金属層22が溶液に直接触れるような状態に比べて、炭素層24で金属層22を覆うことによって一酸化炭素(CO)の生成量及び選択性が向上した。また、炭素層24に担持される金属層22の量は、1nm以上10nm以下の範囲においても同様の効果を発揮し、金属層22の担持量に拠らず本願発明の効果が発揮されることが判明した。
「実施例8」
実施例1の実験条件において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の厚みを0.33mmから、カーボンクロス(CC)を2枚貼り合わせて2倍の0.66mmに変更し、金属層22の担持表面を三接合型アモルファスシリコン積層膜20側に向け、炭素層24を電解液側に向けた光電極(3jn−a−Si/Ag/CC)を用いた。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を行った。
「実施例9」
実施例8の実験条件において、炭素層24であるカーボンクロス(CC)をカーボンペーパーに変更し、その厚みを0.19mmにして同様の実験を行った。
「結果」
表2には、実施例8及び9並びに比較例1の実験の結果をまとめて示す。
Figure 2016132781
実施例8及び9では、比較例1に比べて、その触媒活性が向上した。また、炭素層24が、カーボンクロス(CC)であるか、カーボンペーパーであるかに拠らず触媒活性は向上した。すなわち、炭素層24は、その構造に影響されることなく触媒活性を向上させることができた。
ま、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の膜厚は、0.19mm以上0.66mm以下において同様の効果を発揮し、炭素層24であるカーボンクロス(CC)の膜厚に拠らず本願発明の効果を得ることができた。
「実施例10」
還元反応用電極10(作用極)には、市販の三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面に、図4に示すルテニウム錯体[Ru{4,4’−di(1−H−1−pyrrolypropyl carbonate)−2,2’−bipyridine}(CO)(MeCN)Cl]等の触媒と化学重合した炭素層24であるカーボンクロス(CC)を固定した光電極(3jn−a−Si/CC/Ruポリマー)を用いた。還元反応用電極10は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の透明導電膜36(ITO)側に銅テープ及び銅線を接続し、透明導電膜36側をガラス基板に貼り付け、周囲をシリコンゴムで封止した。ルテニウム錯体を化学重合させたカーボンクロス(CC)は、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面に銀(Ag)ペーストを用いて貼り付けた。参照極11にはAg/AgClを適用し、酸化反応用電極12には白金電極を適用した。
電解液には、0.1Mのリン酸バッファ水溶液(KHPO+KHPO)を用い、水溶液中に二酸化炭素(CO)ガスを流通させた。光源にはXeランプを用い、光強度を約1SUN(100mW/cm)に調整し、還元反応用電極10に直接光を照射した。実験は、印加電圧が+0.8Vの状態で、光を照射しながら電流−時間測定を3時間行った。
「比較例8」
実施例10の実験条件において、炭素層24としてカーボンクロス(CC)を用いずに、同様の実験を行った。
「比較例9」
実施例10の実験条件において、ルテニウム錯体触媒を用いずに、同様の実験を行った。
「結果」
表3には、実施例10並びに比較例8及び9の実験の結果をまとめて示す。
Figure 2016132781
実施例10では、ギ酸(HCOOH)生成のファラデー効率は94%に達し、高い二酸化炭素(CO)還元選択性を示した。実施例10では、二酸化炭素の還元触媒であるルテニウム錯体はカーボンクロス(CC)上に存在しており、疎水性のカーボンクロス(CC)により三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面への水やプロトンの接触が抑制されたこと、カーボンクロス(CC)に二酸化炭素(CO)が優先的に吸着してルテニウム錯体と二酸化炭素(CO)の接触効率が向上したことが高い二酸化炭素(CO)還元選択性を示した原因と推察される。
一方、比較例8では、同じ錯体触媒を三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面に直接修飾させた構成であり、二酸化炭素(CO)の還元反応はほとんど進行せず、水素の発生が主に観測された。これは、三接合型アモルファスシリコン積層膜20の金属(SUS)面に水やプロトンが接触することにより水素生成反応が進行したためと推察される。また、比較例9では、カーボンクロス(CC)が存在してもルテニウム錯体が存在しない構成であり、二酸化炭素(CO)の還元反応はほとんど進行しなかった。
以上の結果から、錯体触媒を用いた場合においても炭素層24を設けることにより二酸化炭素(CO)の還元効率及び選択性を向上させることができるといえる。
「実施例11」
還元反応用電極10(作用極)には、図5に示すように、市販のガラス40の上に銀(Ag)粒子(約1μm径)を担持し、その上にさらに炭素層24としてカーボンクロス(CC)を載せ、4方をシリコーン42で封止した光電極を用いた。銅線の接点には、銀(Ag)ペースト44を用いて、カーボンクロス(CC)及び銀(Ag)に電圧が掛るようにした。参照極11にはAg/AgClを適用し、酸化反応用電極12には白金電極を適用した。
電解液には、0.1Mのリン酸バッファ水溶液(KHPO+KHPO)を用い、水溶液中に二酸化炭素(CO)ガスを流通させた。実験は、印加電圧が−1.2Vの状態で、光を照射することなく電流−時間測定を1時間行った。
「比較例10」
実施例11の実験条件において、炭素層24としてカーボンクロス(CC)を用いず、銀(Ag)粒子のみを用いて、同様の実験を行った。
「比較例11」
実施例11の実験条件において、銀(Ag)粒子を用いず、同様の実験を行った。
「結果」
表4には、実施例11並びに比較例10及び11の実験の結果をまとめて示す。
Figure 2016132781
実施例11では、金属触媒である銀(Ag)の上に炭素層24であるカーボンクロス(CC)が存在しており、金属触媒が溶液に直接接触できない状態となっている。このような構成の場合、バイアス電圧を印加することによって電気化学的に二酸化炭素(CO)の還元反応が進行した。
一方、比較例10では、同じ金属触媒である銀(Ag)を用いても、炭素層24であるカーボンクロス(CC)が存在しておらず、二酸化炭素(CO)の還元反応がほとんど進行せず、水素の発生が主に観測された。また、比較例11では、金属触媒である銀(Ag)がないので、炭素層24であるカーボンクロス(CC)だけでは反応が進行しなかった。
以上の結果から、金属触媒を用いた場合においても炭素層24を設けることにより二酸化炭素(CO)の還元効率及び選択性を向上させることができるといえる。
10 還元反応用電極、11 参照極、12 酸化反応用電極、14 バイアス電源、16 基材、20 三接合型アモルファスシリコン積層膜、22 金属層、24 炭素層、30 金属基板、31 金属反射層、32 透明導電膜、33 第1アモルファスシリコンゲルマニウム積層体、34 第2アモルファスシリコンゲルマニウム積層体、35 アモルファスシリコン積層体、36 透明導電膜、40 ガラス、42 シリコーン、44 銀ペースト。

Claims (10)

  1. 炭素化合物を還元する還元反応用電極であって、
    炭素化合物を還元する触媒と、最表面に前記触媒を覆う炭素層と、を備え、前記炭素層が水を含む液に直接触れる状態において電気エネルギーを利用して炭素化合物を還元することを特徴とする還元反応用電極。
  2. 請求項1に記載の還元反応用電極であって、
    前記炭素層は、カーボン繊維、カーボンペーパー、カーボンナノチューブ、グラフェン及びグラファイトの少なくとも1つを含むことを特徴とする還元反応用電極。
  3. 請求項1又は2に記載の還元反応用電極であって、
    前記触媒は、金属触媒、金属酸化物及び半導体触媒の少なくとも1つを含むことを特徴とする還元反応用電極。
  4. 請求項1又は2に記載の還元反応用電極であって、
    前記触媒は、錯体触媒を含むことを特徴とする還元反応用電極。
  5. 請求項3又は4に記載の還元反応用電極であって、
    前記触媒は、半導体と電子のやりとりができる状態で接合されていることを特徴とする還元反応用電極。
  6. 請求項5に記載の還元反応用電極であって、
    前記半導体は、シリコンを含むことを特徴とする還元反応用電極。
  7. 請求項6に記載の還元反応用電極であって、
    前記半導体は、シリコン積層体を含むことを特徴とする還元反応用電極。
  8. 請求項4に記載の還元反応用電極であって、
    前記触媒は、金属錯体が重合していることを特徴とする還元反応用電極。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の還元反応用電極反応であって、
    前記炭素化合物は、二酸化炭素であることを特徴とする還元反応用電極。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の還元反応用電極と、
    水を酸化して酸素を発生する酸化反応用電極と、
    を含み、これらを電気化学的に接続して構成され、
    前記炭素層が水を含む液に直接触れる状態において電気エネルギー又は電気エネルギー及び光エネルギーの両方を利用して炭素化合物を還元することを特徴とする反応デバイス。
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