JP2016130760A - ズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でズームカム環の全長を短くして小型化が図れるズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器を提供する【解決手段】ズーム及びフォーカスで光軸方向に移動するフォーカスレンズ枠と、回転によりフォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させるフォーカスカム環と、回転によりフォーカスカム環に回転力を伝えるキー部材と、フォーカスカム環と共に光軸方向に移動するズームレンズ枠と、フォーカスカム環に設けられる第1の回転伝達部と、第1の回転伝達部と係合し、キー部材に設けられる第2の回転伝達部と、を有し、フォーカスに際し、キー部材の回転によりフォーカスカム環を回転させ、ズームに際し、ズームレンズ枠をフォーカスカム環と共に光軸方向に移動させるとき、第1、第2の回転伝達部の光軸方向の相対位置変化によってフォーカスカム環を回転させる。【選択図】図7

Description

本発明は、ズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器に関するものである。
光学機器としてのデジタルカメラやビデオカメラ等に用いられるズームレンズ鏡筒は、ズームに際し、ズームリング(ズームカム環)の回転操作等により複数のレンズ群を移動させる機構を備えている。
そして、いわゆるリアフォーカスレンズやインナーフォーカスレンズと呼ばれるズームレンズ鏡筒においては、ズームに際し、結像位置を維持するために、ズームカム環の回転駆動と共に、フォーカスカム環を適切に駆動することを要する。特許文献1では、ズームカム環の回転駆動と共に、フォーカスカム環を適切に駆動するために、フォーカスカム環を、フォーカスキーの他に、ズームカム環にも係合させている。
特開2009−151232号公報
しかしながら、上記従来技術では、ズームカム環として、ズームレンズ群を保持するズームレンズ枠に係合するカム環の他に、フォーカスカム環に係合するカム溝を形成する必要がある。そのため、ズームカム環に移動群(ズームレンズ群、フォーカスカム環)の数に比例する数のカム溝が必要になる。移動群が多くなればなる程、カム溝を形成するためのスペースがズームカム環に必要となる。そして、その結果、ズームカム環の長さが長くなり、ズームレンズ鏡筒が光軸方向に大型化してしまうという課題があった。
本発明の目的は、簡単な構成でズームカム環の全長を短くして小型化が図れるズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るズームレンズ鏡筒は、ズーム及びフォーカスで光軸方向に移動するフォーカスレンズ枠と、回転により前記フォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させるフォーカスカム環と、回転により前記フォーカスカム環に回転力を伝えるキー部材と、前記フォーカスカム環と共に光軸方向に移動するズームレンズ枠と、を有するズームレンズ鏡筒であって、前記フォーカスカム環に設けられる第1の回転伝達部と、第1の回転伝達部と係合し、前記キー部材に設けられる第2の回転伝達部と、を有し、フォーカスに際し、前記キー部材の回転により前記フォーカスカム環を回転させて前記フォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させ、ズームに際し、前記ズームレンズ枠を前記フォーカスカム環と共に光軸方向に移動させるとき、前記第1、第2の回転伝達部の光軸方向の相対位置変化によって前記フォーカスカム環を回転させて前記フォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させることを特徴とする。
また、本発明に係る光学機器は、上記ズームレンズ鏡筒を有することを特徴とする。
(作用)
ズームレンズ枠がフォーカスカム環と共に光軸方向に移動することで、フォーカスカム環をフォーカスキーのみに係合させる。特に、ズームレンズ枠の移動軌跡とフォーカスカム環の移動軌跡が似ている場合に有効となる。
本発明によれば、簡単な構成でズームカム環の全長を短くして小型化が図れるズームレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のワイド状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のテレ状態を示す断面図である。 図1のズームレンズ鏡筒を異なる断面で切断した断面図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の直進筒の形状を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の回転リングとフォーカスキーを示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のフォーカスカム環を説明する要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の2群鏡筒の移動を説明する要部投影図でワイド無限状態を表した図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の2群鏡筒の移動を説明する要部投影図でワイド至近状態を表した図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の2群鏡筒の移動を説明する要部投影図でテレ無限状態を表した図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の2群鏡筒の移動を説明する要部投影図でテレ至近状態を表した図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のズームに際しての各レンズ群の移動量を説明する線図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の第2群と第3群の移動量差を示す線図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のズームに際してのフォーカスカム環の回転角を示す線図である。 本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のワイドとテレにおけるフォーカスカム溝の使用範囲を示す線図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(ズームレンズ鏡筒)
以下、図1乃至図14を参照して、本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒について説明する。
(ズームレンズ鏡筒)
本実施形態においては、図1に示すように、静止画および動画撮影を行うズームレンズにおけるレンズ群として物体側より順に第1群L1、第2群L2、第3群L3を備える。そして、図11に示すように、フォーカスに際し、第2群L2が光軸方向に移動する。また、図11に示すように、ズームに際し、第1群L1、第2群L2、第3群L3がそれぞれ異なる移動量で光軸方向に移動する(図1は、本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒のワイド状態を示す一方、図2はテレ状態を示す)。
(ズームレンズ鏡筒の作用)
本実施形態においては、後に詳述するように、フォーカスに際し、キー部材の回転によりフォーカスカム環を回転させてフォーカスレンズ枠(第2群L2を保持)を光軸方向に移動させる。また、ズームに際し、ズームレンズ枠をフォーカスカム環と共に光軸方向に移動させるとき、後に詳述するように、第1、第2の回転伝達部の光軸方向の相対位置変化によってフォーカスカム環を回転させフォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させる。
(ズームレンズ鏡筒の具体的構成)
図1で、1は固定筒を示しており、像側である後端1aはカメラ本体と結合するためのマウント部材(不図示)や、外装部材を固定するために使用される。2はズーミング(ズームに際しての操作)を行うためのズームカム環を示し、内周が固定筒1に嵌合し、定位置回転可能に保持されている。なお、図1で、14は電磁絞りユニットを示し、公知の技術によるもので図示しない駆動回路と電気的に接続されているものである。
1)第1群L1に関して
図1で、3は直進筒を示し、物体側である先端に1群鏡筒4をコロ4aによって保持している。1群鏡筒4には、レンズ群として第1群L1が押え環4b等によって固定されている。直進筒3は固定筒1の外周に移動自在に嵌合し、さらに周方向に3つのキー部材を有し(不図示)、固定筒1の外周に設けた直進溝に係合することで、光軸方向に直進移動自在に保持されている。そして、直進筒3の内周には、図4に示すように有底の1群カム3aを有し、ズームカム環2の先端外周に設けたコロ2aが係合している。
これによって、ズームカム環2の回転により、直進筒3は1群カム3aの軌跡に従い、Uターンするように直進移動を行う。1群鏡筒4は、コロ4aが直進筒3のリフトを持ったカム溝3bによって光軸方向に位置調整され固定されているが、直進筒3と一体的に移動するものである。
2)第2群L2、第3群L3に関して
図1で、5はレンズ群として第2群L2を保持した2群鏡筒(フォーカスレンズ枠)を示す。また、6はレンズ群として第3群L3を保持した3群鏡筒を示す。7はズームレンズ枠としての3群ベース枠を示し、3群鏡筒6を複数のコロ6a、6b(図7)によって保持している。コロ6a、6bは、それぞれ3群ベース枠7に対して、3群鏡筒6を偏心、倒れ調整して固定するためのものであるが、周知の技術であり説明は省略する。
ズームレンズ枠としての3群ベース枠7は、外周にコロ7aを3か所等分で保持しており、コロ7aは固定筒1の直進溝とズームカム環2の3群カムに係合している。従って、ズームに際してズームカム環2を回転することによって、3群鏡筒6は3群ベース枠7と一体的に光軸方向へ直進移動する。
ここで、3群ベース枠7の外周には、フォーカスカム環8が回転自在に嵌合している。すなわち、フォーカスカム環8は、3群ベース枠7の前端(物体側)にビス固定された押え板9によって、3群ベース枠7に対して、定位置回転のみ自在に保持されている。
フォーカスカム環8にはフォーカスカム溝8a(図6)が3箇所周方向に等分で設けられており、2群鏡筒5に設けた3つのコロ3a(図3)が係合している。コロ3aは、3群ベース枠7に設けた直進溝7bにも係合しており、2群鏡筒5は、フォーカスカム環8の回転によって、光軸方向に直進駆動されるものである。これにより、フォーカスに際し、2群鏡筒5が単独で光軸方向に移動することによってフォーカス調整が行われる。
3)フォーカス(フォーカシング)
図1で、10は回転リングを示し、固定筒1の内周に径嵌合部10aで嵌合し、バヨネット部10bが、固定筒1のバヨネット溝1bに係合することで、定位置回転自在に保持されている。回転リング10には、フォーカスカム環8に回転力を伝えるキー部材としてのフォーカスキー11がビス11aによって取り付けられている。
そして、フォーカスカム環8には、第1の回転伝達部としてコロ8b(カムフォロアとして機能)が取り付けられる。一方、フォーカスキー11の内周には、第2の回転伝達部としての光軸に平行でないカム溝11bが設けられており、コロ8bとカム溝11bが係合している。これらにより、回転リング10を回転させると、フォーカスキー11を介してフォーカスカム環8が同じ角度回転することになる(図5、図6)。
一方、回転リング10には、調整板12(図5)がビス12a(図7)にて取り付けられており、調整板12の溝部12b(図7)には、図示しないフォーカスモータの回転部に取り付けられた駆動板13(図7)が係合している。フォーカスに際し、駆動板13は、フォーカスモータまたはマニュアルフォーカスリングの駆動力を伝達し、回転リング10を回転させ、フォーカスキー11を介してフォーカスカム環8(2群鏡筒5と結合)を回転させる。これにより、第2群L2が光軸方向に移動することでフォーカス調整を行うことができる。
4)ズーム(ズーミング)
次に、本実施形態に係わるズーム駆動機構に関して説明する。図11は、本実施形態に係るズームレンズの駆動軌跡を表した線図である。図中、ワイドからテレにズーミングするに従って、各群が図のように移動する。図中、左側が物体側である。2群(第2群L2)はズームおよびフォーカスで移動するレンズ群であり、至近での位置を点線で示している。各ズームポジションで、無限から至近までに移動する量は同じである。
ズーミングにおいて、2群(第2群L2)と3群(第3群L3)の移動量の差は僅かであり、図12はワイドからテレに移動するにあたって2群(第2群L2)と3群(第3群L3)との移動量の差(移動量差)を表した図である。3群(第3群L3)の動きを直線とした場合には、2群(第2群L2)の動きも直線となる。ワイド端での差分(移動量差)をゼロとすると、差分(移動量差は3群の移動量に比例しているのが分かる。つまり、本実施形態では、ズーミングにおいて、2群(第2群L2)、3群(第3群L3)の移動量が比例して変化するように設計されている。
そこで、本実施形態においては、ズーミングでの2群(第2群L2)の動きを3群(第3群L3)の移動量に比例するように、フォーカスカム環8をズーム変化に比例して回転させることによって実現している。すなわち、図13はフォーカスカム環8のズーミングによる回転角を示している。3群の移動量を直線とした場合には、フォーカスカム環8の回転角も直線で表わされる。このような構成をとるとき、フォーカスキー11のカム溝は製造が容易な直線となる。
このように、3群(第3群L3)がズーミングによって光軸方向に移動すると、それに従って、2群(第2群L2)も同時に光軸方向に移動するが、フォーカスキー11に設けたカム溝11bの傾きによってフォーカスカム環8が回転させられる。そして、フォーカスカム環8におけるフォーカスカム8aの使用位置が変化することで、2群鏡筒5が、3群鏡筒6に対して光軸方向に移動する。
図14は、フォーカスカム環8におけるフォーカスカム8aの使用位置を示した図で、フォーカスカム8aは回転によって図中左右方向に移動するものである。各ズームポジションにおいて、フォーカス調整で無限から至近までの移動量(カム溝の使用角度)は同じであるが、カム溝の使用範囲を変えることによって、ズーミングでの3群との差分を移動させている。
なお、本実施形態では、連結板12(図5、図7)は回転リング10に対して、ビス穴を長穴にすることによって、角度方向に調整して取り付けられるようになっている。これによって、部品の製造誤差によって生じる無限ピント位置の調整を行うことができる。
図7乃至図10は、各ズームポジションでの無限、または至近状態を示した図である。図7はワイド無限状態、図8はワイド至近状態、図9はテレ無限状態、図10はテレ至近状態である。ズーミングによって、フォーカスキー11のカム溝11bとフォーカスカム環8のコロ8bとの使用点が光軸方向に相対的に変化することが分かる。
また、同じズームポジションではフォーカスキー11のカム溝11bとフォーカスカム環8のコロ8bの位置は変わらないため、回転リング12とフォーカスカム環8は一体的に回転しているのが分かる。また、各ズームポジションでの無限から至近でのフォーカスカム溝8aの使用範囲が変化することが分かる。
(本実施形態の効果)
以上説明してきたように、本実施形態によれば、フォーカス群のズーム駆動のためのカムを必要としないため、ズームカム環2の全長を短くでき、ズームレンズ全体の小型化が可能となる。また、フォーカス群を他のズーム群と一体的に駆動し、他の群との差分を、他のズーム群と一体で移動するフォーカスカム環8を回転させることで実現させている。このため、新たに単独で駆動するフォーカスカム環を追加する必要が無く、省スペースかつコンパクトなレンズ鏡筒を実現できる。
すなわち、ズーミングによる2群と3群の動きの差分を、2群を駆動するフォーカスカム環8を回転させることにより補償している。ズームカム環2に2群用と3群用のカム溝を設けるより、光軸方向のスペースを必要としないためにズームレンズの小型化が実現できる。また、ズームカム環の回転駆動と共に、フォーカスカム環を駆動する場合に比べて構造が簡単になり、フォーカス群を回転繰出しではなく直進駆動できるため、絞りやその他の部品配置に自由度があるという効果がある。
また、ズーミングによる2群、3群の移動量の差が小さい光学系の場合に効果が大きいが、ガタや撓みによって生じる傾きや偏心の方向が2群と3群が同方向にずれた方が光学的に有利な場合にも、本実施形態の効果がある。また、本実施形態では、移動群のカム溝を少なくできるため、ズームカム環2に別の移動群のカム溝を配置することも可能になる(例えば、絞りを移動させることも可能になる)。
また、本実施形態によれば、フォーカスカム環の伝達部はカムフォロアとカム溝で構成することで、構造が簡単で安定した性能を出すことができる。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、ズーミングによる3群(第3群L3)に対する2群(第2群L2)の動きが比例関係、すなわち、3群(第3群L3)の動きを直線カムで動かした場合には、2群(第2群L2)の動きも直線になるような光学設計であった。しかし、比例関係にない、すなわち2群(第2群L2)または3群(第3群L3)が非直線カムで動かす必要がある場合には、フォーカスキー11のカム溝11bを非直線にしても良い。
また、焦点調節のための駆動量がワイドとテレで異なる場合には、フォーカスカム環8に設けたフォーカスカム8aを非直線にすることも考えられる。さらに、フォーカスキー11を型で成型できるように、フォーカスキー11のカム溝11bをテーパ状にすることも可能である。その場合、カムフォロア(コロ8b)側もテーパ状にすれば良い。
(変形例2)
また、上述した実施形態では、フォーカスキー11にカム溝11b、フォーカスカム環8にコロ8bを設けて回転力伝達構造としている。これは、従来より加工実績があり、がたつきをコロの径を変えることで調整可能なため、この構成がより安定した性能を維持できるからである。しかし、本発明はこの構成に限られることはなく、フォーカスキー11を端面カムにし、フォーカスカム環8側にはそれに係合する凹部または凸部を設けて、常に端面カムに接するように付勢構造を設けても良い。
(変形例3)
また、上述した実施形態では、静止画および動画撮影を行うズームレンズに関して説明したが、プロジェクタ等の投射レンズや複写機等の結像光学系などズームおよびフォーカス調整のあるズームレンズ鏡筒、光学機器において同様な効果が得られる。
5・・2群鏡筒(フォーカスレンズ枠)、7・・3群ベース鏡筒(ズームレンズ枠)、8・・フォーカスカム環、8b・・コロ(第1の回転伝達部)、11・・フォーカスキー(キー部材)、11b・・カム溝(第2の回転伝達部)

Claims (8)

  1. ズーム及びフォーカスで光軸方向に移動するフォーカスレンズ枠と、
    回転により前記フォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させるフォーカスカム環と、
    回転により前記フォーカスカム環に回転力を伝えるキー部材と、
    前記フォーカスカム環と共に光軸方向に移動するズームレンズ枠と、
    を有するズームレンズ鏡筒であって、
    前記フォーカスカム環に設けられる第1の回転伝達部と、
    第1の回転伝達部と係合し、前記キー部材に設けられる第2の回転伝達部と、
    を有し、
    フォーカスに際し、前記キー部材の回転により前記フォーカスカム環を回転させて前記フォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させ、
    ズームに際し、前記ズームレンズ枠を前記フォーカスカム環と共に光軸方向に移動させるとき、前記第1、第2の回転伝達部の光軸方向の相対位置変化によって前記フォーカスカム環を回転させて前記フォーカスレンズ枠を光軸方向に移動させることを特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 前記第1の回転伝達部はカムフォロアであり、前記第2の回転伝達部は光軸に平行でないカム溝であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ鏡筒。
  3. レンズ群として、物体側より順に第1群、第2群、第3群を備え、
    フォーカスに際し、光軸方向に移動する前記第2群を前記フォーカスレンズ枠は保持し、
    ズームに際し、光軸方向に移動する前記第1群、前記第2群および前記第3群を回転により作用させるズームカム環を有することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ鏡筒。
  4. ズームに際し、前記第2群の移動量を前記第3群の移動量に比例させ、
    前記第2群、前記第3群の移動量の差を前記フォーカスカム環の回転により補償することを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ鏡筒。
  5. 前記第3群を保持する第3レンズ枠と、
    回転により前記第3レンズ枠および前記ズームレンズ枠を光軸方向に移動させるズームカム環と、
    を有することを特徴とする請求項3または4に記載のズームレンズ鏡筒。
  6. 前記フォーカスカム環は、3箇所のフォーカスカム溝を備え、
    前記第2群を保持する第2レンズ枠が、前記フォーカスカム溝に係合する3箇所のコロを有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ鏡筒。
  7. 前記フォーカスカム環は、前記ズームレンズ枠の外周に回転自在に嵌合されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ鏡筒。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
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