JP2016130538A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外筒部材の耐久性が向上された、防振装置を提供する。
【解決手段】この発明の防振装置1は、平板状部材を円筒状に巻いてなる外筒部材9と、外筒部材の内周側に配置され、外筒部材に弾性部材14を介して連結されるとともに、振動発生部及び振動受け部のうちいずれか一方に連結される、内側取付部材11と、外筒部材を振動発生部及び振動受け部のうち他方に連結するロッド部30と、を備え、外筒部材は、平板状部材における外筒部材の周方向両側の端面どうしが対向する、合わせ部60を有しており、合わせ部のうちの少なくとも一部には、接合が施された接合部61が形成されており、ロッド部は、合わせ部に重ならないように外筒部材の外周面に連結されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば自動車等に用いられる防振装置に関するものである。
従来の防振装置として、平板材に巻き加工を施して巻回することで巻きパイプとして形成された円筒状の外筒部材(第1円筒部材)と、外筒部材に連結されるロッド部(ブラケット部材)と、外筒部材に圧入保持される第1防振部材と、を備え、平板材における外筒部材の周方向両端の端面どうしが対向する、外筒部材の合わせ部(つなぎ部)が、外筒部材の軸線方向に沿って延在しており、ロッド部の、外筒部材に連結される端面(突き当て部)を、外筒部材の周方向に沿うように指向させた状態で、合わせ部に重なるように外筒部材の外周面に溶接させたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2005-299898号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防振装置では、ロッド部の軸線方向での荷重入力に対して、外筒部材の合わせ部近傍に応力が集中することとなるが、合わせ部に沿う溶接部の長さが十分に確保されていないことから、外筒部材の合わせ部近傍での耐久性について、改善の余地があった。
この発明は、上述した課題を解決するためのものであり、外筒部材の耐久性が向上された、防振装置を提供することを目的とするものである。
この発明の防振装置は、平板状部材を円筒状に巻いてなる外筒部材と、前記外筒部材の内周側に配置され、前記外筒部材に弾性部材を介して連結されるとともに、振動発生部及び振動受け部のうちいずれか一方に連結される、内側取付部材と、前記外筒部材を振動発生部及び振動受け部のうち他方に連結するロッド部と、を備え、前記外筒部材は、前記平板状部材における前記外筒部材の周方向両側の端面どうしが対向する、合わせ部を有しており、前記合わせ部のうちの少なくとも一部には、接合が施された接合部が形成されており、前記ロッド部は、前記合わせ部に重ならないように前記外筒部材の外周面に連結されていることを特徴とする。
この発明の防振装置によれば、外筒部材の耐久性を向上できる。
この発明の防振装置において、前記合わせ部は、前記外筒部材と前記ロッド部の中心軸線とが交差する位置から前記外筒部材の周方向に沿って35〜65°離れた、前記外筒部材の周方向の角度範囲内にあると、好適である。
この構成によれば、外筒部材の耐久性をさらに向上できる。
この発明の防振装置において、前記合わせ部を前記外筒部材の外周側から観たときに、前記合わせ部のうち前記接合部が形成された部分は、少なくとも一部で、前記外筒部材の軸線方向と交差する方向に延在していると、好適である。この構成によれば、外筒部材の耐久性をさらに向上できる。
この発明によれば、外筒部材の耐久性が向上された、防振装置を提供できる。
この発明の防振装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の防振装置のブラケットを示す斜視図である。 図1の防振装置のブラケットを示す平面図である。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係る防振装置の実施形態を例示説明する。
図1及び図2は、この発明の防振装置の一実施形態を示している。本実施形態の防振装置1は、車両用のトルクロッドとして構成されており、図1に示すように、第1ブッシュ31と、第2ブッシュ32と、第1ブッシュ31及び第2ブッシュ32どうしを連結するロッド部30と、を備えている。
第1ブッシュ31は、第1外筒部材9(外筒部材)と、第1外筒部材9の内周面に圧入された中間筒部材10と、第1外筒部材9及び中間筒部材10よりも内周側に配置される第1内側取付部材11(内側取付部材)と、中間筒部材10の内周面と第1内側取付部材11の外周面とに加硫接着等により固定された本体弾性体14と、を備えている。
本例では、第1内側取付部材11を、本体弾性体14及び中間筒部材10を介して第1外筒部材9に連結しているが、中間筒部材10を省略して、本体弾性体14を、第1外筒部材9の内周面と第1内側取付部材11の外周面とに加硫接着等により固定することで、第1内側取付部材11を、本体弾性体14のみを介して第1外筒部材9に連結してもよい。
第1内側取付部材11は、本例では円筒状に形成されているが、その他、任意の外周面形状をもつ筒状に形成されてもよいし、あるいは、任意の外周面形状をもって中実に形成されてもよい。
第2ブッシュ32は、本例では、第1ブッシュ31よりも小径である。第2ブッシュ32は、円筒状の第2外筒部材22と、第2外筒部材22の内周側に配置され、第2外筒部材22に弾性部材24を介して連結される、円筒状の第2内側取付部材21と、を備えている。なお、第2ブッシュ32も、第1ブッシュ31と同様に、第2外筒部材22と弾性部材24との間に第2中間筒部材を備えてもよい。
第1外筒部材9、ロッド部30、及び第2外筒部材22は、互いに溶接により固定されており、ブラケット40を構成している。
第1内側取付部材11は、振動発生部(エンジン等)及び振動受け部(車体等)のうち一方に連結される。一方、第1外筒部材9は、ロッド部30、第2外筒部材22、及び第2内側取付部材21等を介して、振動発生部及び振動受け部のうち他方に連結される。
なお、本例において、ロッド部30は、第1ブッシュ31(より具体的には、第1外筒部材9の外周面)に連結された端部とは反対側の端部が、第2ブッシュ32に連結されているが、ロッド部30の、第1ブッシュ31に連結された端部とは反対側の端部は、第2ブッシュ32以外の、振動発生部及び振動受け部のうち他方に連結された、任意のものに連結されてもよい。
ロッド部30は、例えば車両の前後方向等、車両の任意の方向に延在させてよい。
なお、以下では、説明の便宜上、第1外筒部材9の中心軸線C1に沿う方向(以下、「第1外筒部材9の軸線方向」ともいう。)をZ軸方向とし、ロッド部30の中心軸線C2に沿う方向(以下、「ロッド部30の軸線方向」ともいう。)をX軸方向とし、Z軸方向及びY軸方向の両方に垂直な方向をY軸方向とする。
図1の例では、第1外筒部材9の軸線方向(Z軸方向)と、第2外筒部材22の軸線方向とが、互いに垂直であるが、両者は互いに対して任意の方向を向いてよい。
図1の例において、第1ブッシュ31は、第1内側取付部材11を(中間筒部材10を介して)第1外筒部材9に接続する、図の例ではY軸方向両側に一対の、本体弾性体14に加えて、(中間筒部材10を介して)第1外筒部材9に固定された、図の例ではX軸方向両側の、ストッパ弾性体15、16を、さらに備えている。ストッパ弾性体15、16は、それぞれ空洞部17、18を介して、第1外筒部材9の径方向に、第1内側取付部材11と対向する。なお、本例において、一対の本体弾性体14どうしは、互いに一体的に連結されている。
図1の例では、本体弾性体14とストッパ弾性体15、16とが、中間筒部材10に固着された薄い弾性体部分を介して繋がって形成されているが、両者は互いに独立して変形可能であり、本体弾性体14の防振機能は、ストッパ弾性体15、16に影響されない。
ただし、本体弾性体14は、第1内側取付部材11を、中間筒部材10を介して、あるいは中間筒部材10を介さずに、第1外筒部材9に連結するものである限り、上述のような構成以外の任意の構成を有することができる。
本例において、ロッド部30は、円筒状に形成されており、これにより、例えば中実に構成される場合に比べて、コストを下げることができる。ただし、ロッド部30は、円筒状以外にも、任意の外周面形状をもつ筒状に形成されてもよいし、あるいは、任意の外周面形状をもって中実に形成されてもよい。
本実施形態において、第1外筒部材9は、鋼板等の平板状部材をロール成形により円筒状に巻いて形成されており、平板状部材における第1外筒部材9の周方向両側の端面どうしが対向(図の例では当接)する、合わせ部60を有している。合わせ部60は、第1外筒部材9における、第1外筒部材9の軸線方向の全長にわたって延在している。
なお、「平板状部材における第1外筒部材9の周方向両側の端面」とは、平板状部材において、ロール成形により互いに対向(又は当接)されることとなる一対の端面を指しているにすぎず、これら一対の端面どうしが互いに対向する方向(合わせ部60の延在方向にほぼ直交する方向)は、任意の方向でよい。
図2の例では、合わせ部60が、その全長にわたって、第1外筒部材9の軸線方向に沿って延在している。ただし、合わせ部60を第1外筒部材9の外周側から観たときに、合わせ部60は、任意の方向へ延在してよく、また、本例のようにまっすぐ直線状に延在する場合以外にも、湾曲しながら延在したり、1箇所以上で屈曲しながら延在してもよい。
本実施形態では、合わせ部60のうち少なくとも一部(図2の例では合わせ部60における、合わせ部60の延在方向の中間部分のみ)に、その第1外筒部材9の外周面側で、溶接が施された接合部61が形成されており、また、ロッド部30の軸線方向一方側の端面が、合わせ部60に重ならないように、第1外筒部材9の外周面に連結されている。より具体的に、図2の例では、合わせ部60に形成された接合部61が、第1外筒部材9の軸線方向に沿って延在しており、接合部61の延在方向の両端が、それぞれ、第1外筒部材9の軸線方向のそれぞれ対応する端に至る手前に位置している。
ただし、合わせ部60のうち、全部又は任意の一部分に、接合部61を形成してよい。
図2の例では、ロッド部30の、第1外筒部材9側の端部の外周面にもまた溶接が施された接合部62が形成され、当該外周面が、その全周にわたって、第1外筒部材9の外周面と、当該接合部62により、接合されている。
また、図2の例では、第2外筒部材22が、鋼板等の平板状部材をロール成形により略円筒状に巻いて形成されており、合わせ部63を有している。第2外筒部材22の合わせ部63は、その全長にわたって、第2外筒部材22の軸線方向(Y軸方向)に沿って延在している。ロッド部30の第2外筒部材22側の端面は、第2外筒部材22の合わせ部63に重ならないように、第2外筒部材22の外周面に連結されている。そして、第2外筒部材22の合わせ部63のうち、合わせ部60の延在方向の中間部分のみが、接合部64により接合されている。また、ロッド部30の、第2外筒部材22側の端部の外周面が、その全周にわたって、第2外筒部材22の外周面と、接合部65により接合されている。
防振装置1を製造する際には、例えば、まず、平板状部材を略円筒状に巻いて第1外筒部材9を形成し、第1外筒部材9の合わせ部60のうちの少なくとも一部に、溶接が施された接合部61を形成する。また、ロッド部30の軸線方向一方側の端面を第1外筒部材9の外周面に重ねて、ロッド部30の、第1外筒部材9側の端部の外周面を、第1外筒部材9の外周面と、溶接により接合して接合部62を形成する。一方、第2外筒部材22側についても、同様にして、平板状部材を略円筒状に巻いて第2外筒部材22を形成し、第2外筒部材22の合わせ部63のうちの少なくとも一部に、溶接が施された接合部64を形成する。また、ロッド部30の軸線方向他方側の端面を第2外筒部材22の外周面に連結して、ブラケット40を得る。その後、第1外筒部材9の内周面に、第1内側取付部材11と中間筒部材10とを本体弾性体14により連結したものを圧入し、第1ブッシュ31を得る。また、同様にして、第2外筒部材22の内周面に、第2内側取付部材21及び第2弾性部材24を圧入して、第2ブッシュ32を得て、防振装置1を得る。
ただし、防振装置1をその他の方法により製造してもよい。
仮に、ロッド部30を合わせ部60に重なるように第1外筒部材9の外周面に連結させる場合、合わせ部60のうちロッド部30の端面と重なる部分に接合部61を形成しようとすると、ロッド部30の第1外筒部材9への連結強度を充分に得ることができず、好ましくない。また、合わせ部60のうちロッド部30よりもロッド部30の内周側にある部分に接合部61を形成しようとすると、その分、溶接の手間及び時間が増えるため、好ましくない。よって、この場合、溶接の強度や溶接のし易さを考慮すると、合わせ部60のうちロッド部30の外周面よりも外側に延在する部分のみに、接合部61が形成されることが好ましいが、一方、それでは接合部61の延在長さを十分に確保することができない。
これに対し、本実施形態によれば、ロッド部30が、合わせ部60に重ならないように第1外筒部材9の外周面に連結されているので、例えばロッド部30を合わせ部60に重なるように第1外筒部材9の外周面に連結させた場合に比べて、合わせ部60に形成される接合部61の延在長さをより長く確保することができる。これにより、合わせ部60の接合強度を向上できるとともに、ロッド部30の軸線方向の荷重入力に対する、合わせ部60近傍やロッド30の第1外筒部材9側の端部近傍での、応力の集中を抑制できる。このようにして、本実施形態によれば、第1外筒部材9の耐久性を向上できる。また、第1外筒部材9の耐久性を向上できることにより、第1外筒部材9やロッド部30の板厚や材質の変更による、防振装置の軽量化及び低コスト化も可能になる。
本実施形態による上記の効果を確認するために、図2の例のブラケット40と、比較例のブラケット(図示せず)とについて、解析により性能を評価した。比較例のブラケットは、合わせ部60を、その全長にわたって、第1外筒部材9の軸線方向に沿って延在させるとともに、ロッド部30を合わせ部60に重なるように第1外筒部材9の外周面に連結させ、合わせ部60のうち、ロッド部30の外周面よりも外側に延在している部分のみに、その第1外筒部材9の外周面側で、接合部61を形成した点のみ、図2の例のブラケット40と異なるものとした。そして、図2の例及び比較例の各ブラケットに、それぞれ、同じ大きさの荷重をロッド部30の軸線方向に入力し、そのときにロッド30の第1外筒部材9側の端部近傍に生じた応力を比較した。その結果、図2の例のブラケット40の、ロッド30の第1外筒部材9側の端部近傍に生じた応力は、比較例のブラケットの、ロッド30の第1外筒部材9側の端部近傍に生じた応力の0.50倍であった。また、図2の例のブラケット40の合わせ部60のほうが、比較例のブラケットの合わせ部60よりも、接合部61の延在長さがより長いので、より高い合わせ部60の接合強度を得ることができた。これにより、図2の例のブラケット40のほうが、比較例のブラケットよりも、より高い第1外筒部材9の耐久性を得ることができた。
なお、図3に示すように、第1外筒部材9の合わせ部60は、第1外筒部材9とロッド部30の中心軸線C2とが交差する位置P1、P2から第1外筒部材9の周方向に沿って35〜65°離れた、第1外筒部材9の周方向の角度範囲A1、A2内にあることが、好ましい。より具体的に、第1外筒部材9の合わせ部60は、第1外筒部材9の中心軸線C1に対してロッド部30側で、第1外筒部材9とロッド部30の中心軸線C2とが交差する第1位置P1から、第1外筒部材9の周方向に沿い、該周方向両側に向かってそれぞれ35°離れた周方向位置から65°離れた周方向位置までにわたる、第1外筒部材9の周方向に沿う一対の第1角度範囲A1と、第1外筒部材9の中心軸線C1に対してロッド部30とは反対側で、第1外筒部材9とロッド部30の中心軸線C2とが交差する第2位置P2から、第1外筒部材9の周方向に沿い、該周方向両側に向かってそれぞれ35°離れた周方向位置から65°離れた周方向位置までにわたる、第1外筒部材9の周方向に沿う一対の第2角度範囲A2との、計4つの角度範囲のうち、いずれか1つの角度範囲内に収まっていることが、好ましい。なお、「第1外筒部材9の周方向の角度範囲A1、A2」とは、第1外筒部材9の中心軸線C1を中心とする円周に沿う角度範囲を指す。
ロッド部30の軸線方向での荷重の入力に対しては、第1外筒部材9のうち、ロッド部30の中心軸線C2と交差する位置P1、P2の近傍部分と、その交差位置P1、P2から第1外筒部材9の周方向に沿い、該周方向両側に向かってそれぞれ90°離れた周方向位置P3、P4の近傍部分との、計4つの周方向部分に、応力が特に集中する。合わせ部60を、応力が比較的集中しにくい第1角度範囲A1又は第2角度範囲A2内に配置することにより、ロッド部30の軸線方向での荷重入力に対して合わせ部60の近傍に生じる応力を、さらに抑制できる。これにより、第1外筒部材9の耐久性を向上できる。
上記のことを確認するために、図2の例のブラケット40と同様の構成をそれぞれ有するとともに、第1外筒部材9における合わせ部60の周方向位置のみが互いに異なる、複数のブラケットについて、解析により性能を評価した。具体的には、各ブラケットに、それぞれ、同じ大きさの荷重をロッド30の軸線方向に入力し、そのときに合わせ部60近傍に生じた応力を比較した。その結果を、次の表1に示す。表1において、「角度」とは、第1外筒部材9の中心軸線C1に対してロッド部30側で、第1外筒部材9とロッド部30の中心軸線C2とが交差する第1位置P1から、合わせ部60の位置までの、第1外筒部材9の周方向に沿う角度を指す。表1の「応力」は、上記「角度」が50°である場合の応力値を1.0としたときの、他の角度における応力値を、相対的な指数値で表した。
Figure 2016130538
表1の結果から、第1外筒部材9の中心軸線C1に対してロッド部30側で、第1外筒部材9とロッド部30の中心軸線C2とが交差する第1位置P1から、合わせ部60の位置までの、第1外筒部材9の周方向に沿う角度が、35〜65°である場合は、ロッド部30の軸線方向の荷重入力に対する応力を好適に抑制でき、特に該角度が50°である場合は、該応力を大きく抑制できることが判った。
なお、本実施形態の防振装置1は、上述したものに限られず、様々な変形例も可能である。
例えば、合わせ部60を第1外筒部材9の外周側から観たときに、合わせ部60のうち接合部61の形成された部分は、少なくとも一部で、第1外筒部材9の軸線方向と交差する方向に延在していてもよい。この場合、例えば図2の例のように、合わせ部60のうち接合部61の形成された部分が、その全部にわたって、第1外筒部材9の軸線方向に沿って延在している場合に比べて、合わせ部60に形成される接合部61の延在長さをより長く確保することができる。これにより、第1外筒部材9の耐久性をさらに向上できる。
なお、第1外筒部材9の合わせ部60及び接合部61と同様の構成を、第2外筒部材22に適用してもよく、その場合、ロッド部30の軸線方向での荷重入力に対する、第2外筒部材22の耐久性の向上も可能となる。
また、接合部61、62、64、65は、溶接以外の接合が施されることにより形成されてもよい。
1:防振装置、 9:第1外筒部材(外筒部材)、 10:中間筒部材、 11:第1内側取付部材(内側取付部材)、 14:本体弾性体(弾性部材)、 15、16:ストッパ弾性体、 17、18:空洞部、 21:第2内側取付部材、 22:第2外筒部材、 24:第2弾性部材、 30:ロッド部、 31:第1ブッシュ、 32:第2ブッシュ、 40:ブラケット、 60、63:合わせ部、 61、62、64、65:接合部

Claims (3)

  1. 平板状部材を円筒状に巻いてなる外筒部材と、
    前記外筒部材の内周側に配置され、前記外筒部材に弾性部材を介して連結されるとともに、振動発生部及び振動受け部のうちいずれか一方に連結される、内側取付部材と、
    前記外筒部材を振動発生部及び振動受け部のうち他方に連結するロッド部と、
    を備え、
    前記外筒部材は、前記平板状部材における前記外筒部材の周方向両側の端面どうしが対向する、合わせ部を有しており、
    前記合わせ部のうちの少なくとも一部には、接合が施された接合部が形成されており、
    前記ロッド部は、前記合わせ部に重ならないように前記外筒部材の外周面に連結されていることを特徴とする、防振装置。
  2. 前記合わせ部は、前記外筒部材と前記ロッド部の中心軸線とが交差する位置から前記外筒部材の周方向に沿って35〜65°離れた、前記外筒部材の周方向の角度範囲内にある、請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記合わせ部を前記外筒部材の外周側から観たときに、前記合わせ部のうち前記接合部が形成された部分は、少なくとも一部で、前記外筒部材の軸線方向と交差する方向に延在している、請求項1又は2に記載の防振装置。
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