JP2020034106A - ピン部品の取付接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピン部品の取付接合構造において、疲労強度を向上させることである。【解決手段】ピン部品の取付接合構造30において、ピン部品18は、軸方向の中間部分に鍔部34を有し、鍔部34よりも先端側におねじ部36を有する。ピン部品18の取付対象部材には、ピン部品18の鍔部34を受け止める窪み部40、及び、窪み部40に連接するめねじ穴部42が設けられる。そして、ピン部品の取付接合構造30は、取付対象部材の窪み部40でピン部品18の鍔部34が受け止められてピン部品18のおねじ部36が取付対象部材のめねじ穴部42に噛み合っており、且つ、ピン部品18の鍔部34の外周面と取付対象部材の窪み部40との接触箇所が溶接接合された状態である。【選択図】図2

Description

本開示は、ピン部品の取付接合構造に関する。
多数の部材や部品が組み合わされて形成される車両構造においては、車両の走行中の負荷等に耐えるように、溶接等の接合技術が用いられる。例えば、特許文献1には、車両の幅方向に延びるラジエータサポートと、車両の前後方向に延びるエプロン及びフェンダパネルとをフェンダブラケットを介して接合するようにしたフロントボデー構造が述べられている。ラジエータサポートとエプロンとは溶接接合されている。
ここでは、フェンダブラケットの基端側と先端側にそれぞれ車両の前後方向に沿うフランジを設け、基端側のフランジをエプロンの外側面に重ね合わせて溶接固定し、先端側のフランジをフェンダパネルの裏面側に溶接固定する。ラジエータサポートとエプロンとフェンダブラケットの本体部分は三枚溶接で接合する。これによって車両の悪路走行等に伴うラジエータサポートとフェンダブラケットの相対変位に伴う応力がフェンダブラケットの基端側フランジの溶接面に対して耐性の高いせん断方向に作用し、悪路走行等における疲労強度を高めることができると述べている。
特開2005−88723号公報
板金部品の間の接合構造において、疲労強度を向上させるには、ブラケット部材等の強度補強部材を用いることができる。これに対し、ピン部品が軸方向に対し直角方向の成分を有する荷重を受ける場合には、ピン部品の取付接合構造について疲労強度を向上させる手段として、ブラケット等の強度補強部材を用いることが難しい。そこで、疲労強度を向上可能とするピン部品の取付接合構造が要望される。
本開示に係るピン部品の取付接合構造は、ピン部品が取付対象部材に取付けられて接合されたピン部品の取付接合構造であって、ピン部品は、軸方向の中間部分に鍔部を有し、鍔部よりも先端側におねじ部を有し、取付対象部材には、ピン部品の鍔部を受け止める窪み部、及び、窪み部に連接するめねじ穴部が設けられており、取付対象部材の窪み部でピン部品の鍔部が受け止められてピン部品のおねじ部が取付対象部材のめねじ穴部に噛み合っており、且つ、ピン部品の鍔部の外周面と取付対象部材の窪み部との接触箇所が溶接接合された状態である。
上記構成によれば、ピン部品と取付対象部材とは、ねじ構造による接合と共に、溶接による接合によって一体化される。これによって、ピン部品を取付対象部材に対し溶接のみで接合される場合、ねじ構造のみによって接合される場合に比べ、ピン部品の取付接合構造の疲労強度が向上する。
上記構成のピン部品の取付接合構造によれば、疲労強度が向上する。
実施の形態におけるピン部品の取付接合構造が用いられる車両構造の例を示す図である。 図1におけるピン部品の取付接合構造の断面図である。 図2におけるピン部品の取付接合構造を形成する手順を示す図である。 実施の形態におけるピン部品の取付接合構造の作用効果について、比較例を用いて示す図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下において、車両前部構造のロアアームに用いられるピン部品の取付接合構造を述べるが、これは説明のための例示である。車両構造において、ピン部品が軸方向に対し直角方向の成分を有する荷重を受ける場合のピン部品の取付接合構造であれば、本開示の内容が同様に適用できる。
以下に述べる形状、材質等は、説明のための例示であって、ピン部品の取付接合構造の仕様等により、適宜変更が可能である。また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、車両前部構造の左車輪側のロアアーム10に用いられるピン部品の取付接合構造30を示す図である。以下では、特に断らない限り、「ピン部品の取付接合構造30」を、取付接合構造30と呼ぶ。
図1(a)はロアアーム10を下方側から見た平面図であり、(b)は側面図である。図1に、車両前後方向、車両上下方向、車両幅方向を示す。車両前後方向については、FRと示す方向が車両前方側の方向で、反対方向が車両後方側の方向である。車両幅方向については、車両の右側、左側に関わらず、車室内側の方向をINと示し、車両外側の方向をOUTと示す。車両上下方向については、UPと示す方向が路面に対して上方側の方向であり、反対方向が路面側の方向である。
車両前部構造におけるロアアーム10とは、車体側のサスペンションタワーに車輪支持部材を連結するために用いられるサスペンションアーム部品である。ロアアーム10は、平面図で略A字形状を有し、車両のOUT側に配置される略A字の頂部には、車輪支持部材に連結されるボールジョイント12が設けられ、車両のIN側に配置される略A字の2つの脚部の先端には、車体連結部14,16が設けられる。頂部と脚部との中間に配置されるピン部品18には、ショックアブソーバ20が連結される。
ショックアブソーバ20は、図示しないスプリングと共にサスペンション装置を形成し、ショックアブソーバ20の図示しないロッドの上端部はサスペンションタワーに連結され、下端部は、ピン部品18に連結される。車両の悪路走行等では、車輪のタイヤ及びホイールが路面からの振動を受け、ホイールに接続される車輪支持部材を振動させる。ショックアブソーバ20は、その減衰力で車輪支持部材の振動を抑制するが、その際に、ピン部品18は、軸方向に直角方向の成分を有する荷重を受ける。軸方向に直角方向の成分を有する荷重を、ラジアル荷重、あるいは軸直角荷重と呼ぶと、ピン部品18は、車両の悪路走行の状態等の振動によって軸直角荷重を繰り返し受ける。
図2は、図1における取付接合構造30の断面図である。ピン部品18の取付対象部材であるロアアーム10は、関係する部分のみを図示した。ピン部品18は、軸直角荷重を受ける軸本体部32、軸方向の中間部分において軸本体部32よりも大径である鍔部34、及び、鍔部34よりも先端側におねじ部36を有する。ロアアーム10には、ピン部品18の鍔部34を受け止める窪み部40、及び、窪み部40に連接するめねじ穴部42が設けられる。
取付接合構造30は、ロアアーム10の窪み部40でピン部品18の鍔部34が受け止められて、ピン部品18のおねじ部36がロアアーム10のめねじ穴部42に噛み合っている。さらに、ピン部品18の鍔部34の外周面とロアアーム10の窪み部40との接触箇所が溶接接合された状態である。したがって、取付接合構造30は、おねじ部36とめねじ穴部42とが噛み合っているねじ構造接合部50と、ピン部品18の鍔部34とロアアーム10の窪み部40との接触箇所における溶接接合部52の二種類の接合部を有する複合接合構造である。
図3は、図2の取付接合構造30を形成する手順を示す図である。図3(a)は、ピン部品18を製作し、ロアアーム10に窪み40とめねじ穴部42を加工する手順である。
ピン部品18は、軸本体部32と、大径の鍔部34と、おねじ部36を1つの材料から作り出す。例えば、鍔部34の大径を有する棒材を用いて、鍔部34の幅部分の両側を軸本体部32の直径に加工し、鍔部34よりも先端側についてさらにおねじ加工を行う。これに代えて、転造方法を用いてピン部品18を得ることもできる。ピン部品18は、軸直角荷重を繰り返し受ける部品であるので、靭性に富む金属材料が用いられる。かかる金属材料としては、焼き入れ焼き戻し等の靭性付与処理を行った鋼材を用いることができる。
ロアアーム10の窪み部40の内径は、ピン部品18の鍔部34の外径と同じかやや大きめに加工する。めねじ穴部42は、ピン部品18のおねじ部36に噛み合うねじ仕様で、窪み部40の底部から測って、ピン部品18のおねじ部36の全長よりも深いねじ深さに加工する。
図3(b)は、ロアアーム10にピン部品18を取り付ける工程である。ここでは、ロアアーム10のめねじ穴部42に、ピン部品18のおねじ部36を合わせ、図に示す回転矢印のようにピン部品18をロアアーム10に対して回転させて、めねじ穴部42におねじ部36を噛み合わせる。ピン部品18の鍔部34が、ロアアーム10の窪み部40の底面に突き当たると、噛み合わせはそこで止まり、ロアアーム10にピン部品18が取り付けられた状態となり、ねじ構造接合部50が形成される。鍔部34の外周面と窪み部40の開口縁部との境界線は、ピン部品18とロアアーム10との接触線38となる。
図3(c)は、(b)の状態において、接触線38の一周に沿って、溶接を行う工程である。溶接により、接触線38に沿った接触箇所が溶接され溶接接合部52となる。このようにして、ねじ構造接合部50と溶接接合部52の二種類の接合部を有する複合接合構造であるピン部品の取付接合構造30が形成される。
図4は、ピン部品の取付接合構造30の作用効果について、比較例を用いて示す図である。図4(a),(b),(c)は、ピン部品の取付接合構造について3つの例のそれぞれの断面図である。(a)は、図2、図3で述べた取付接合構造30の断面図で、ねじ構造接合部50と溶接接合部52の二種類の接合部を有する。(b)の取付接合構造60は、ねじ構造接合部50のみを有し、溶接接合部52を有しない。(c)取付接合構造62は、溶接接合部52のみを有し、ねじ構造接合部50を有しない。
図4(d)は、対応する箇所の寸法を同じとして、同じ材質のテストピースを(a),(b),(c)のそれぞれについて制作し、それぞれの軸本体部32に同じ大きさの負荷モーメントを印加する疲労テストを行い、疲労強度を相対値で比較した結果である。(c)の溶接接合部52のみの場合は、(a)と比較して疲労強度が高くない。また、鍔部34より先端部はロアアーム10の穴部に挿入して溶接されるので、挿入の位置が安定していないと接合が容易ではない。(b)のねじ構造接合部50のみの場合は、挿入に比べると位置が安定して接合が容易であるが、(a)と比較して疲労強度が高くない。これは、ねじ構造接合部50のみの場合に、ねじ底で断面係数が小さく、かつ、ねじ形状の応力集中係数が高いため、疲労強度が低くなるものと考えられる。(b)のねじ構造接合部50に加え、溶接接合部52を追加することで、ねじ構造接合部50だけでなく、溶接接合部52でも負荷荷重を分担できる。したがって、図4(d)に示すように、ねじ構造接合部50のみの取付接合構造60、溶接接合部52のみの取付接合構造62のいずれよりも、取付接合構造30の疲労強度は向上する。
10 ロアアーム(取付対象部材)、12 ボールジョイント、14,16 車体連結部、18 ピン部品、20 ショックアブソーバ、30,60,62 (ピン部品の)取付接合構造、32 軸本体部、34 鍔部、36 おねじ部、38 接触線、40 窪み部、42 めねじ穴部、50 ねじ構造接合部、52 溶接接合部。

Claims (1)

  1. ピン部品が取付対象部材に取付けられて接合されたピン部品の取付接合構造であって、
    前記ピン部品は、軸方向の中間部分に鍔部を有し、前記鍔部よりも先端側におねじ部を有し、
    前記取付対象部材には、前記ピン部品の前記鍔部を受け止める窪み部、及び、前記窪み部に連接するめねじ穴部が設けられており、
    前記取付対象部材の前記窪み部で前記ピン部品の前記鍔部が受け止められて前記ピン部品の前記おねじ部が前記取付対象部材の前記めねじ穴部に噛み合っており、且つ、前記ピン部品の前記鍔部の外周面と前記取付対象部材の前記窪み部との接触箇所が溶接接合された状態である、ピン部品の取付接合構造。
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