JP6863218B2 - サスペンションアームの溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サスペンションアームの溶接方法に関する。
下記特許文献1には、サスペンションアームに関する発明が開示されている。このサスペンションアームでは、中空構造のサスペンションアームの上板部材と下板部材とを接合する溶接部がサスペンションアームの下面よりも上方に配置されている。このため、チッピングに起因する溶接部周辺の傷の発生を抑制することができ、その結果、溶接部における錆の発生を抑制することができる。
ところで、下記特許文献1に記載された先行技術では、上板部材の周壁部と下板部材の周壁部とが溶接されているが、これらはそれぞれ湾曲部を備えており、上板部材の周壁部と下板部材の周壁部とを一度の溶接で接合することは困難である。
したがって、上板部材の周壁部と下板部材の周壁部との溶接は、作業効率等を鑑みて、これらの延在方向に沿って分割された複数箇所において、これらの延在方向一方側から順に行われることとなる。
特開平6−143953号公報
しかしながら、隣接する箇所で溶接が行われる場合、後に溶接される箇所の溶接時において、この箇所には溶接による熱ひずみが発生するものの、この熱ひずみは先に溶接された箇所によって拘束されるため、先に溶接された箇所に残留応力が生じることが考えられる。つまり、上板部材の湾曲部と下板部材の湾曲部とが溶接されてサスペンションアームに湾曲部が構成された状態において、上板部材及び下板部材におけるこの湾曲部と隣接する部位同士が溶接されると、この湾曲部に残留応力が生じることが考えられる。
また、サスペンションアームの湾曲部は、サスペンションアームが路面側からの入力を受けたときに応力が集中しやすい箇所であるため、この湾曲部に残留応力が生じていると、サスペンションアームの疲労強度を確保することが困難となることが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、湾曲部を備えているサスペンションアームであってもサスペンションアームの疲労強度を確保することができるサスペンションアームの溶接方法を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るサスペンションアームの溶接方法は、サスペンションアームの上部を構成するアームアッパの周壁部の一部を構成し、第1の方向に延びる板状の第1上側延在部と、当該第1上側延在部の板厚方向から見て当該第1の方向と交差する方向に延びる板状の第2上側延在部と、当該第1上側延在部と当該第2上側延在部とを繋ぐと共に当該第1上側延在部の延長線と当該第2上側延在部の延長線との交点に向かって凸となって湾曲する板状の上側湾曲部と、を備えた第1縦壁部と、前記サスペンションアームの下部を構成するアームロアの周壁部の一部を構成し、前記第1の方向に延びる板状の第1下側延在部と、当該第1下側延在部の板厚方向から見て当該第1の方向と交差する方向に延びる板状の第2下側延在部と、当該第1下側延在部と当該第2下側延在部とを繋ぐと共に当該第1下側延在部の延長線と当該第2下側延在部の延長線との交点に向かって凸となって湾曲する板状の下側湾曲部と、を備えた第2縦壁部と、を溶接するときに、前記第1上側延在部と前記第1下側延在部との溶接及び前記第2上側延在部と前記第2下側延在部との溶接よりも後に上側湾曲部と下側湾曲部との溶接を行っている。
請求項1に記載の本発明によれば、サスペンションアームの上部を構成するアームアッパの周壁部の一部を構成する第1縦壁部と、当該サスペンションアームの下部を構成するアームロアの周壁部の一部を構成する第2縦壁部とが溶接されて当該サスペンションアームの周壁部の一部が構成される。
また、第1縦壁部は、それぞれ板状とされた第1上側延在部、第2上側延在部及び当該第1上側延在部と当該第2上側延在部とを繋ぐ上側湾曲部を備えている。そして、第1上側延在部は、第1の方向に延びており、第2上側延在部は、第1上側延在部の板厚方向から見て第1の方向と交差する方向に延びており、上側湾曲部は、第1上側延在部の延長線と第2上側延在部の延長線との交点に向かって凸となって湾曲している。
一方、第2縦壁部は、それぞれ板状とされた第1下側延在部、第2下側延在部及び当該第1下側延在部と当該第2下側延在部とを繋ぐ下側湾曲部を備えている。そして、第1下側延在部は、第1上側延在部と同様に第1の方向に延びており、第2下側延在部は、第1下側延在部の板厚方向から見て第1の方向と交差する方向に延びており、下側湾曲部は、第1下側延在部の延長線と第2下側延在部の延長線との交点に向かって凸となって湾曲している。
ところで、上述したように、第1縦壁部は、上側湾曲部を備えていると共に、第2縦壁部は下側湾曲部を備えており、第1縦壁部と第2縦壁部とを一度の溶接で接合することは困難である。
また、第1縦壁部と第2縦壁部との溶接は、作業効率を鑑みれば、これらの延在方向に沿って分割された複数箇所において、これらの延在方向一方側から順に行われることが好ましい。しかしながら、上側湾曲部と下側湾曲部とが溶接されてサスペンションアームに湾曲部が構成された後に、第1縦壁部及び第2縦壁部における当該湾曲部と隣接する部位同士が溶接されると、当該湾曲部に残留応力が生じることが考えられる。
また、サスペンションアームの湾曲部は、サスペンションアームが路面側からの入力を受けたときに応力が集中しやすい箇所であるため、当該湾曲部に残留応力が生じていると、サスペンションアームの疲労強度を確保することが困難となることが考えられる。
ここで、本発明では、第1縦壁部と第2縦壁部とを溶接するときに、第1上側延在部と第1下側延在部との溶接及び第2上側延在部と第2下側延在部との溶接よりも後に上側湾曲部と下側湾曲部との溶接を行っている。このため、サスペンションアームの湾曲部に残留応力が生じることを抑制し、サスペンションアームにおける残留応力の発生箇所の位置と路面側からの入力による応力の集中箇所の位置とをずらすことができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るサスペンションアームの溶接方法は、湾曲部を備えているサスペンションアームであってもサスペンションアームの疲労強度を確保することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係るサスペンションアームの構成を示す平面図である。 本実施形態に係るサスペンションアームの周壁部の構成を示す断面図(図1の2−2線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係るサスペンションアームの全体構成を示す斜視図(図1の3方向矢視図)である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るサスペンションアームの溶接方法並びに当該溶接方法で製造されたサスペンションアームの実施形態の一例について説明する。
まず、これらの図を用いてマクファーソンストラット式のフロントサスペンション10の一部を構成するサスペンションアームとしての「サスペンションロアアーム12」の構成について説明する。なお、本実施形態では、フロントサスペンション10が左右対称の構成とされているため、以下では、図示しない車体の車両前方右側の部分に取り付けられたサスペンションロアアーム12を例として挙げて、サスペンションロアアーム12の構成について説明していくこととする。また、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
サスペンションロアアーム12は、図1に示されるように、平面視において、その車両幅方向外側の端部12Aからその車両幅方向内側の端部12Bにかけて複数個所で屈曲しつつ車両後方内側に延在しており、全体では略L字状に構成されている。このサスペンションロアアーム12は、鋼製とされており、その主な部分を構成するアーム本体部14と、連結ブラケット16と、連結部材18とを含んで構成されている。
連結ブラケット16は、サスペンションロアアーム12の端部12Aにボルト20及びナット22によって3箇所で固定されていると共に、図示しないボールジョイントが取り付けられる貫通部24が設けられている。そして、連結ブラケット16は、貫通部24に取り付けられた図示しないボールジョイントを介して同じく図示しないフロントステアリングナックルに連結されている。
連結部材18は、サスペンションロアアーム12の中央部における車両前方側に配置されており、アーム本体部14に溶接によって接合されている。この連結部材18は、車両前後方向を長手方向とされた筒状とされていると共に、その内側には図示しないブッシュが配置されており、当該連結部材18は、当該ブッシュを介して車体側に連結されている。
アーム本体部14は、図3にも示されるように、サスペンションロアアーム12の上部(車両上方側の部分)を構成する「アームアッパ26」と、当該サスペンションロアアーム12の下部(車両下方側の部分)を構成する「アームロア28」とを含んで構成されている。
アームアッパ26は、その車両上方側の部分を構成する上壁部26Aと、その周壁部における車両前方側の部分を構成する前側縦壁部26Bと、その周壁部における車両後方側の部分を構成する第1縦壁部としての「後側縦壁部26C」とを含んで構成されており、その延在方向から見た断面形状が車両下方側に開放されたU字状とされている(連結部材18が設けられている部分は除く)。
上壁部26Aは、板厚方向を車両上下方向とされた板状とされており、前側縦壁部26Bは、当該上壁部26Aの車両前方側の周縁部に沿って当該周縁部から車両下方側に延出された板状とされている。なお、前側縦壁部26Bは、連結部材18の車両前方側の部分と当該連結部材18の車両後方側の部分とに分割されている。
一方、後側縦壁部26Cは、上壁部26Aの車両後方側の周縁部に沿って当該周縁部から車両下方側に延出された板状とされている。この後側縦壁部26Cは、車両幅方向外側からこの順に配置された第1上側延在部としての「延在部26C1」、上側湾曲部としての「湾曲部26C2」、第2上側延在部としての「延在部26C3」、湾曲部26C4及び延在部26C5を含んで構成されている。
延在部26C1は、図1に示されるように、平面視において、第1の方向(車両幅方向)に直線的に延びており、延在部26C3は、平面視において車両前方外側から車両後方内側に直線的に延びている。つまり、延在部26C3は、延在部26C1の板厚方向と直交する方向から見て第1の方向と交差する方向に延びている。そして、延在部26C3の車両後方側の周縁部からは、湾曲部26C4が車両幅方向内側に凸となって湾曲して延びると共に、当該湾曲部26C4の車両後方側の周縁部からは、延在部26C5が車両後方側に延びている。
一方、湾曲部26C2は、延在部26C1と延在部26C3とを繋ぐと共に、平面視において延在部26C1の延長線と延在部26C3の延長線との交点Pに向かって凸となって湾曲している。
図1及び図3に示されるように、アームロア28は、その車両下方側の部分を構成する下壁部28Aと、その周壁部における車両前方側の部分を構成する前側縦壁部28Bと、その周壁部における車両後方側の部分を構成する第2縦壁部としての「後側縦壁部28C」とを含んで構成されており、その延在方向から見た断面形状が車両上方側に開放されたU字状とされている(連結部材18が設けられている部分は除く)。
下壁部28Aは、板厚方向を車両上下方向とされた板状とされており、前側縦壁部28Bは、当該下壁部28Aの車両前方側の周縁部に沿って当該周縁部から車両上方側に延出された板状とされている。なお、下壁部28A及びアームアッパ26の上壁部26Aには、サスペンションロアアーム12の端部12B側に車両上下方向に貫通された貫通部30が形成されている。そして、貫通部30の内側には図示しないブッシュが配置されており、サスペンションロアアーム12の端部12Bは、当該ブッシュを介して車体側に連結されている。
また、前側縦壁部28Bは、前側縦壁部26Bと同様に、連結部材18の車両前方側の部分と当該連結部材18の車両後方側の部分とに分割されている。そして、前側縦壁部28Bの車両前方側の部分は、平面視において前側縦壁部26Bの車両前方側の部分における車両後方側の面に沿って配置されている。一方、前側縦壁部28Bの車両後方側の部分は、平面視において前側縦壁部26Bの車両後方側の部分における車両幅方向内側の面に沿って配置されている。
一方、後側縦壁部28Cは、下壁部28Aの車両後方側の周縁部に沿って当該周縁部から車両上方側に延出された板状とされている。この後側縦壁部28Cは、車両幅方向外側からこの順に配置された第1下側延在部としての「延在部28C1」、下側湾曲部としての「湾曲部28C2」、第2下側延在部としての「延在部28C3」、湾曲部28C4及び延在部28C5を含んで構成されている。
詳しくは、平面視において、延在部28C1は、延在部26C1の車両前方側の面に沿って配置されており、湾曲部28C2は、湾曲部26C2の車両前方側の面に沿って配置されており、延在部28C3は、延在部26C3の車両前方側の面に沿って配置されている。なお、平面視において延在部28C1の延長線と延在部28C3の延長線との交点は、図示はしていないが交点P側に位置している。そして、湾曲部28C2は、延在部28C1と延在部28C3とを繋ぐと共に、平面視において延在部28C1の延長線と延在部28C3の延長線との交点に向かって凸となって湾曲している。
また、平面視において、湾曲部28C4は、湾曲部26C4の車両幅方向内側の面に沿って配置されており、延在部28C5は、延在部26C5の車両幅方向内側の面に沿って配置されている。
そして、上記のように構成されたアームアッパ26とアームロア28とは、前側縦壁部26Bと前側縦壁部28Bとが図示しない隅肉溶接による溶接部で溶接(接合)されると共に、後側縦壁部26Cと後側縦壁部28Cとが隅肉溶接による溶接部32で溶接されることで一体とされている。
ここで、本実施形態では、溶接部32に本実施形態に係るサスペンションアームの溶接方法が適用されている。以下、本実施形態に係るサスペンションアームの溶接方法について説明する。
図1及び図3に示されるように、溶接部32は、溶接部32A、32B、32Cに分割されており、後側縦壁部26Cと後側縦壁部28Cとの溶接は3回に分けて行われている。
詳しくは、最初に延在部26C1と延在部28C1とが溶接部32Aで溶接される。次いで延在部26C3と延在部28C3とが、湾曲部26C4と湾曲部28C4とが、延在部26C5と延在部28C5とが、それぞれ溶接部32Bで溶接される。そして、最後に湾曲部26C2と湾曲部28C2とが溶接部32Cで溶接されるようになっている。
なお、溶接部32Aで溶接される領域Aと溶接部32Cで溶接される領域Bとは、一部が重なっており、図2に示されるように、溶接部32Aと溶接部32Cとは、その境界部において重なった状態となっている。また、溶接部32Bで溶接される領域Cもその一部が領域Bと重なっており、図示はしていないが、溶接部32Bも溶接部32Cとの境界部において、溶接部32Cと重なった状態となっている。さらに、溶接部32Aによる溶接と溶接部32Bによる溶接との順番は入れ替えてもよい。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、サスペンションロアアーム12の上部を構成するアームアッパ26の周壁部の一部を構成する後側縦壁部26Cと、サスペンションロアアーム12の下部を構成するアームロア28の周壁部の一部を構成する後側縦壁部28Cとが溶接されてサスペンションロアアーム12の周壁部の一部が構成される。
また、後側縦壁部26Cは、それぞれ板状とされた延在部26C1、延在部26C3及び延在部26C1と延在部26C3とを繋ぐ湾曲部26C2を備えている。そして、延在部26C1は、第1の方向に延びており、延在部26C3は、延在部26C1の板厚方向と直交する方向から見て第1の方向と交差する方向に延びており、湾曲部26C2は、延在部26C1の延長線と延在部26C3の延長線との交点Pに向かって凸となって湾曲している。
一方、後側縦壁部28Cは、それぞれ板状とされた延在部28C1、延在部28C3及び延在部28C1と延在部28C3とを繋ぐ湾曲部28C2を備えている。そして、延在部28C1は、延在部26C1と同様に第1の方向に延びており、延在部28C3は、延在部28C1の板厚方向と直交する方向から見て第1の方向と交差する方向に延びており、湾曲部28C2は、延在部28C1部の延長線と延在部28C3の延長線との交点に向かって凸となって湾曲している。
ところで、上述したように、後側縦壁部26Cは、湾曲部26C2を備えていると共に、後側縦壁部28Cは湾曲部28C2を備えており、後側縦壁部26Cと後側縦壁部28Cとを一度の溶接で接合することは困難である。
また、後側縦壁部26Cと後側縦壁部28Cとの溶接は、作業効率を鑑みれば、これらの延在方向に沿って分割された複数箇所において、これらの延在方向一方側から順に行われることが好ましい。しかしながら、湾曲部26C2と湾曲部28C2とが溶接されてサスペンションロアアーム12に湾曲部が構成された後に、後側縦壁部26C及び後側縦壁部28Cにおける当該湾曲部と隣接する部位同士が溶接されると、当該湾曲部に残留応力が生じることが考えられる。
また、サスペンションロアアーム12の湾曲部は、サスペンションロアアーム12が路面側からの入力を受けたときに応力が集中しやすい箇所であるため、当該湾曲部に残留応力が生じていると、サスペンションロアアーム12の疲労強度を確保することが困難となることが考えられる。
ここで、本実施形態では、後側縦壁部26Cと後側縦壁部28Cとを溶接するときに、延在部26C1と延在部28C1との溶接及び延在部26C3と延在部28C3との溶接よりも後に湾曲部26C2と湾曲部28C2との溶接を行っている。このため、サスペンションロアアーム12の湾曲部に残留応力が生じることを抑制し、サスペンションロアアーム12における残留応力の発生箇所の位置と路面側からの入力による応力の集中箇所の位置とをずらすことができる。したがって、本実施形態では、湾曲部を備えているサスペンションロアアーム12であってもサスペンションロアアーム12の疲労強度を確保することができる。
12 サスペンションロアアーム(サスペンションアーム)
26 アームアッパ
26C 後側縦壁部(第1縦壁部)
26C1 延在部(第1上側延在部)
26C2 湾曲部(上側湾曲部)
26C3 延在部(第2上側延在部)
28 アームロア
28C 後側縦壁部(第2縦壁部)
28C1 延在部(第1下側延在部)
28C2 湾曲部(下側湾曲部)
28C3 延在部(第2下側延在部)

Claims (1)

  1. サスペンションアームの上部を構成するアームアッパの周壁部の一部を構成し、第1の方向に延びる板状の第1上側延在部と、当該第1上側延在部の板厚方向から見て当該第1の方向と交差する方向に延びる板状の第2上側延在部と、当該第1上側延在部と当該第2上側延在部とを繋ぐと共に当該第1上側延在部の延長線と当該第2上側延在部の延長線との交点に向かって凸となって湾曲する板状の上側湾曲部と、を備えた第1縦壁部と、
    前記サスペンションアームの下部を構成するアームロアの周壁部の一部を構成し、前記第1の方向に延びる板状の第1下側延在部と、当該第1下側延在部の板厚方向から見て当該第1の方向と交差する方向に延びる板状の第2下側延在部と、当該第1下側延在部と当該第2下側延在部とを繋ぐと共に当該第1下側延在部の延長線と当該第2下側延在部の延長線との交点に向かって凸となって湾曲する板状の下側湾曲部と、を備えた第2縦壁部と、
    を溶接するときに、
    前記第1上側延在部と前記第1下側延在部との溶接及び前記第2上側延在部と前記第2下側延在部との溶接よりも後に上側湾曲部と下側湾曲部との溶接を行う、
    サスペンションアームの溶接方法。
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