JP2016129977A - 帳票 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱によって消色する筆記具によって記入した場合であっても、これを改竄した場合にはその痕跡が残り、こうして改竄を防止することができる帳票を提供すること。【解決手段】帳票の記入欄に微細パターン状に感圧自己発色層12を設ける。筆記具の如何を問わず、この記入欄に文字等を筆記した場合には、筆記部分の感圧自己発色層が微細パターン状に発色する。そして、この発色部分は、熱を加えても消色せず、その発色状態のまま残るから、筆記と消色の双方の痕跡が残るため、改竄を防止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は記入欄を有する帳票に関し、記入した文字等の改竄を防止する改竄防止機能を有するものである。本発明の帳票は、例えば熱によって消色する筆記具によって記入した場合であっても、これを消色して再度記入した場合にはその改竄の痕跡が残り、こうして改竄を防止することが可能となる。
従来より、各種筆記具によって記入欄に記入した文字を修正するため、これら文字を消去するインキ消しが知られている。このインキ消しは、一般に酸化剤を主成分として含有するもので、この酸化剤によって前記文字を無色に変化させるものである。一方、このようなインキ消しは、領収書、請求書、小切手等の改竄にも利用されるおそれがある。そこで、このような改竄を防止するため、特許文献1には、酸化剤を含むインキ消しによって発色する発色性インキで印刷する技術が記載されている。この技術によれば、前記記入欄に発色性インキを印刷しているので、この発色性インキ層の上に一旦文字等を記入した後、前記インキ消しでこれら文字を消去すると、この消去と同時に発色性インキ層が発色する。このため、文字等を消去した履歴が明確に表示されるのである。
一方、このようなインキ消しを利用することなく、例えば摩擦熱を加えることにより消去できる筆記具が、近年市販されている(特許文献2参照)。この筆記具は、電子供与性染料と電子受容性化合物とを主成分とするもので、熱を加えることにより、電子供与性染料と電子受容性化合物とが反応して無色に変化する。このため、この筆記具で筆記した文字等をこすると、その摩擦熱によって文字が消去できるのである。
このような筆記具で帳票の記入欄に文字等を筆記した場合には、この帳票の記入欄に発色性インキ層が設けられていたとしても、その改竄を防止することができない。すなわち、筆記された文字等を消去するためには酸化剤を含有するインキ消しを使用する必要がなく、こするだけで文字等を消去できるので、発色性インキ層を発色させることなく改竄が可能となるのである。
特公平07−13213号公報 特許第4575789号公報
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、熱によって消色する筆記具によって記入した場合であっても、これを改竄した場合にはその痕跡が残り、こうして改竄を防止することができる帳票を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、紙基材上に記入欄を有する帳票において、その記入欄に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられて成ることを特徴とする帳票である。
また、請求項2に記載の発明は、紙基材上に記入欄を有する帳票において、その記入欄に酸化剤で発色する発色性インキ層が設けられ、この発色性インキ層の上に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられて成ることを特徴とする帳票である。
次に、請求項3に記載の発明は、紙基材上に記入欄を有する帳票において、その記入欄に、脱色剤で変色又は消色する変色性インキ層が設けられ、この変色性インキ層の上に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられて成ることを特徴とする帳票である。
また、請求項4に記載の発明は、前記感圧自己発色層が、発色染料と、この発色染料を発色させる顕色剤を封入したマイクロカプセルとを含有するインキで印刷されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帳票である。
本発明によれば、記入欄に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられているため、筆記具の如何を問わず、この記入欄に文字等を筆記した場合には、筆記部分の感圧自己発色層が微細パターン状に発色する。そして、この発色部分は、熱を加えても消色せず、その発色状態のまま残るから、筆記と消色の双方の痕跡が残るのである。
図1は本発明の実施形態を示し、図1(a)は帳票の平面図、図1(b)は要部断面図である。 図2は本発明の実施形態を示し、筆記した領収金額を摩擦熱で消した状態の平面図である。 図3は本発明の実施形態を示し、筆記した領収金額をインキ消しで消した状態の平面図である。 図4は本発明の別の実施形態を示し、筆記した領収金額を脱色剤で消した状態の平面図である。
本発明は紙基材と感圧自己発色層とを必須の構成要素とする帳票である。このほか、紙基材と感圧自己発色層との間に、酸化剤で発色する発色性インキ層や脱色剤で変色又は消色する変色性インキ層が設けられていてもよい。図1は、紙基材と感圧自己発色層との間に前記発色性インキ層を設けた帳票の例を示すもので、図1(a)は帳票の平面図、図1(b)は要部断面図である。以下、この例に基づいて本発明を説明する。
本発明の帳票は記入欄を有する帳票である。このような帳票としては、領収書、請求書、小切手等を例示することができる。図1(a)は領収書の例であり、その表面に領収書であることを示す印刷絵柄の他に、領収金額を筆記する記入欄、摘要(領収の目的)や領収者を記入する記入欄が設けられている。なお、その他の帳票であっても、それぞれの帳票に応じて印刷絵柄や記入欄が設けられている必要がある。
領収金額を筆記する記入欄は、図1(b)のような断面構造を有している。すなわち、紙基材11の上に、記入欄の全面に渡って、前記発色性インキ層13が設けられている。そして、この発色性インキ層13の上に、ストライプ状に感圧自己発色層12が設けられている。感圧自己発色層12はストライプ状でなくてもよいが、微細パターン状に設けられている必要がある。例えば彩文状である。そして、このため、この微細パターン状感圧自己発色層12の間の位置で、前記発色性インキ層13が領収書の表面に露出している。
感圧自己発色層12は圧力によって発色する層である。このため、この記入欄に領収金額を筆記すると、筆記具の種類を問わず、筆記された部分の微細パターン状感圧自己発色層12が発色する。例えば熱によって消色する筆記具によって記入した場合には、この領収金額を消去した後にも、微細パターン状自己発色層12の発色状態が維持される。
このような自己発色層12は、発色染料とマイクロカプセルとを含有するインキで印刷して形成することができる。マイクロカプセルには前記発色染料を発色させる顕色剤が封入されており、筆記具で筆記したときの筆圧によってマイクロカプセルが破壊され、発色染料と顕色剤とが反応して発色する。図2はこの状態を示す平面図で、図中、12xは摩擦熱により領収金額を消したとき、自己発色層12が発色した痕跡を示している。
このような発色染料としては、例えば、ロイコ染料を使用することができる。また、顕色剤としてはフェノール化合物又はシリカゲルが使用できる。
次に、発色性インキ層13はインキ消しに含まれる酸化剤で発色するものである。この発色性インキ層13を前記自己発色層12の間の位置で露出させることにより、記入欄に筆記した領収金額をインキ消しで消した場合、この発色性インキ層13を発色させてその痕跡を残すことができる。図3はこの状態を示す平面図で、図中、13xは領収金額を消して発色した痕跡を示している。このような発色性インキ層13は、例えばジフェニルグアニジンとグルコースとを含有するインキを印刷することによって形成することができる。
次に、発色性インキ層13に代えて、脱色剤で変色又は消色する変色性インキ層14を設けてもよい。脱色剤は一般に塩基性還元剤又は酸性酸化剤を主成分とするものである。そこで、記入欄の全面に渡って変色性インキ層14を設け、この変色性インキ層14の上に微細パターン状に感圧自己発色層12を設けると、感圧自己発色層12の間の位置で、前記変色性インキ層14が領収書の表面に露出する。その断面構造は、発色性インキ層13の代わりに変色性インキ層14を有することを除き、図2と同様である。
このように変色性インキ層14を設けた場合には、記入欄に筆記した領収金額をインキ消しで消した場合、この変色性インキ層14を変色又は消色させてその痕跡を残すことができる。図4はこの状態を示す平面図で、図中、14xは領収金額を消して変色又は消色した痕跡を示している。このような変色性インキ層14は、脱色剤に含まれる塩基性化合物又は酸性化合物によって変色又は消色する色素を含有するインキで印刷して形成することができる。塩基性化合物によって変色又は消色する色素としては、例えば、C.I.ディスパースレッド4、C.I.アシドグリーン41などを例示することができる。また、酸性化合物によって変色又は消色する色素としては、例えば、C.I.ソルベントイエロー1、C.I.ディスパースレッド1などを使用することができる。
坪量81.4g/mの上質紙を紙基材11とし、ウェットオフセット法にて、その金額記入欄の全面に変色性インキ層14を印刷した。次に、この変色性インキ層14の上に、ドライオフセット法により、微細なストライプ状に感圧自己発色層12を印刷した。このとき、ストライプ状感圧自己発色層12の間から変色性インキ層14を観察することができた。そして、通常の印刷インキを使用して、摘要(領収の目的)や領収者を記入する記入欄などを印刷して領収書を製造した。
この領収書の領収金額を筆記する記入欄について、熱によって消去することのできるペンにて領収金額を記入した後、このペンに付属のラバーで領収金額を擦ったところ、領収金額が消去されると同時に、感圧自己発色層12が発色して、その痕跡が明確であった(図2参照)。
次に、この領収金額を筆記する記入欄について、染料タイプのボールペンで領収金額を記入した後、脱色剤を適用したところ、変色性インキ層14が消えて、その痕跡が明確であった(図4参照)。
11:紙基材
12:感圧自己発色層
13:発色性インキ層
14:変色性インキ層

Claims (4)

  1. 紙基材上に記入欄を有する帳票において、その記入欄に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられて成ることを特徴とする帳票。
  2. 紙基材上に記入欄を有する帳票において、その記入欄に酸化剤で発色する発色性インキ層が設けられ、この発色性インキ層の上に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられて成ることを特徴とする帳票。
  3. 紙基材上に記入欄を有する帳票において、その記入欄に、脱色剤で変色又は消色する変色性インキ層が設けられ、この変色性インキ層の上に微細パターン状に感圧自己発色層が設けられて成ることを特徴とする帳票。
  4. 前記感圧自己発色層が、発色染料と、この発色染料を発色させる顕色剤を封入したマイクロカプセルとを含有するインキで印刷されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帳票。
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