JP2016127901A - 光断層撮像装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

光断層撮像装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】断層画像の取得範囲の画角を変更するために画角変更用の光学部材が挿入された場合でも、被検査物に対するフォーカス調整を可能とし、被検査物にフォーカスが合った明瞭な断層画像を取得すること。
【解決手段】光断層撮像装置において、光学系は測定光を被検査物にフォーカシングするフォーカスレンズを含み、断層画像の取得範囲の画角を変更するために走査手段と被検査物との間に画角変更用の光学部材が挿入された際には、挿入に伴うフォーカスレンズのフォーカス位置の変化を補償する手段を配する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検査物の断層画像を撮る光断層撮像装置、その制御方法、及び当該制御方法を実行するプログラムに関する。
光干渉断層撮像法(Optical Coherence Tomography、以下OCTという)を用いて、被検査物の断層画像を撮る光断層撮像装置(以下、OCT装置という)が開発されている。OCT装置では、低コヒーレント光である測定光を物体上に照射し、物体からの散乱・反射光を、参照光と干渉させることで干渉光を得ている。そして、該干渉光のスペクトルの周波数成分を分析することによって、高解像度の物体の断層画像を得ている。ここで、OCT装置は、被検眼の眼底の断層画像等を得て当該被検眼の診察を行う眼底検査に好適に用いられる。
眼疾患は、眼底の病変部を早期に発見し、病変部が眼底の広範囲にまで進行することを遅らせる治療を早期に開始することが重要である。特に、病変部が黄班にまで進行すると、視覚に甚大な影響を与えるため、病変部が黄班から十分離れた位置にあっても、その病変部を発見したいという要求がある。この要求に答えるため、眼底検査に用いられるOCT装置の広画角化が期待されている。
特許文献1には、眼底撮像用のOCT装置に前眼部撮像用のアダプターを装着させ、撮影画角を変更する場合には前眼部撮像用アダプターに換えて広角レンズアダプターを装着する構成が開示されている。更に、当該構成にあっては、前眼部撮像用のアダプターの装着の有無を判定し、その結果をモニタに表示させている。
特開2011−147609号公報
上述のような眼底検査に用いられるOCT装置は、被検眼の視度に応じてフォーカス調整を行っているのが一般的である。検査に使用する光を被検眼の眼底部に合焦させることで、画像が明るくなるように、装置内部のフォーカス調整機構を動かしフォーカス調整を行っている。一方で、上述した広角レンズアダプターを使用すると、所定の位置と異なる位置にフォーカス調整を行う必要があるが、フォーカス位置の変化量によっては被検眼のフォーカス調整範囲(フォーカスレンズの可動範囲)を逸脱してしまう。そのため最適なフォーカス位置への調整ができなくなるか、或いはフォーカス調整自体が困難になってしまう。また、OCT装置において、より狭い眼底範囲での断層像を高分解能に取得するために光学系の狭画角化も求められており、同様の課題が生じる。
上述した課題に対して、本発明の目的の一つは、断層画像の取得範囲の画角を変更するために画角変更用の光学部材が挿入された場合でも、被検査物に対するフォーカス調整を可能にし、被検査物にフォーカスが合った明瞭な断層画像を取得することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る光断層撮像装置は、
光源と、
前記光源から出射された光を測定光と参照光とに分割する光分割器と、
前記測定光を被検査物で走査する走査手段と、
前記走査手段を介して前記測定光を前記被検査物に照射する光学系と、
前記被検査物からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を受光する検出器と、
前記検出器の出力信号を処理して、前記被検査物の断層画像を取得する演算処理部と、を備えた光断層撮像装置において、
前記光学系は前記測定光を前記被検査物にフォーカシングするフォーカスレンズを含み、
前記断層画像の取得範囲の画角を変更するために前記走査手段と前記被検査物との間に画角変更用の光学部材が挿入された際には、前記挿入に伴う前記フォーカスレンズのフォーカス位置の変化を補償する手段を有する。
本発明によれば、断層画像の取得範囲の画角を変更するために画角変更用の光学部材が挿入された場合でも、被検査物に対するフォーカス調整を可能とし、被検査物にフォーカスが合った明瞭な断層画像を取得することができる。
実施例1に係るOCT装置における光学系に含まれる諸構成を模式的に示す図である。 実施例1に係るOCT装置において、測定光によって被検眼をx方向にスキャンしている様子を示した図である。 実施例1に係るOCT装置におけるモニタに表示された前眼画像、眼底二次元像、及びBスキャン像を例示した図である。 アダプターレンズの挿脱による測定光の光路の違いを示した説明図である。 眼底における測定光の入射角による光路長の違いを示した説明図である。 実施例2に係るOCT装置における光学系に含まれる諸構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に関わる本発明を限定するものではなく、また、本実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施例1:アダプターレンズ挿入による合焦位置変化を別のレンズ挿入により補償]
(装置の概略構成)
本実施例における光断層撮像装置の概略構成について図1を用いて説明する。
図1は、実施例1に係る光断層撮像装置における光学系の概略構成を示す模式図である。同図に示すように、該光学系は光学ヘッド900と分光器180を有する。光学ヘッド900は、被検眼100の前眼画像、眼底の二次元像及び断層画像を撮像するための測定光学系として構成される。分光器180は、後述するマイケルソン干渉計等を構成する。また、当該光学系には、上述したアダプターレンズ105が挿脱可能に付加される。
(光学ヘッド部と分光器の光学系)
本実施例の測定光学系及び分光器の構成について図1を用いて説明する。
まず、光学ヘッド900部の内部について説明する。光学ヘッド900の内部には光路分離手段として、第1ダイクロイックミラー102、第2ダイクロイックミラー103、及び第3ダイクロイックミラー104が配置される。被検眼100に対向して対物レンズ101−1が設置され、被検眼100からの反射光の光軸上に第1ダイクロイックミラー102が配置される。第1ダイクロイックミラー102の反射光の光軸上には、第2ダイクロイックミラー103が配置される。すなわち、第2ダイクロイックミラーの透過光の光軸がOCT光学系の測定光路L1に、反射光の光軸が眼底観察光路と固視灯光路L2となるよう波長帯域ごとに分岐される。また、第1ダイクロイックミラー102の透過光の光軸が前眼観察光路L3となるように、波長帯域ごとに分岐される。第3ダイクロイックミラー104は、後述するように、眼底観察光路と固視灯光路L2を更に波長帯ごとに分岐する際に用いられる。
眼底観察光路と固視灯光路L2は、後述する走査手段であるXスキャナ、Yスキャナを持ち、被検眼100の眼底上にて照明光をスキャンすることによって該眼底の二次元像を得るための構成を有している。ここで、走査手段は、被検眼100の前眼部と共役な位置に配置され、測定光を眼底で走査することが好ましい。このとき、前眼部における測定光のケラレを低減することができる。また、第3ダイクロイックミラー104によって眼底観察用の光源114に至る光路と固視灯119に至る光路とに波長帯域ごとに分岐される。眼底観察光路と固視灯光路L2においては、第二のダイクロイックミラー103から順に、レンズ101−2、Xスキャナ117−1、Yスキャナ117−2、挿脱可能レンズ111、合焦レンズ112、光路分離部材118、レンズ113−1、及び第3のダイクロイックミラー104が配置される。
光源114は780nmの波長の光を発生する。合焦レンズ112は、固視灯119、眼底観察用のシングルディテクター116及び光源114の合焦調整のため不図示のモータによって光軸方向(図中矢印方向)に駆動される。固視灯119は、被検眼100を任意の方向に固視を促すために用いられ、例えば可視域の波長を発光するレーザーもしくはLED(Light Emitting Diode)で構成される。また、Xスキャナ117−1及びYスキャナ117−2は、光源114から発せられた照明光を被検眼100の眼底上で走査するために用いられる走査手段である。レンズ101−2は、Xスキャナ117−1、Yスキャナ117−2の中心位置付近を焦点位置として配置されている。Xスキャナ117−1は、照明光をx方向に高速スキャンするために、ポリゴンミラーによって構成されている。その他、Xスキャナ117−1は共振型のミラーで構成されていても良い。なお、Xスキャナ117−2と、後述するピンホール115、光源114、固視灯119の間の光路は紙面内において構成されているが、実際は紙面垂直方向に構成されている。紙面垂直方向に大きくなる場合は、不図示のミラーによって光路を折り曲げた構成でも良い。
光路分離部材118の反射光の光路上には、レンズ113−2、ピンホール115及びシングルディテクター116が配置される。ピンホール115は、眼底と略共役位置に配置され、眼底上と共役位置に置かれたピンホール115とで共焦点光学系を構成している。眼底上を走査した光源114からの照明光は、眼底にて散乱・反射される。その散乱・反射された光をピンホール115にて必要な光のみを透過させ、シングルディテクター116で受光する。シングルディテクター116はAPD(アバランシェフォトダイオード)で構成される。光路分離部材118は、穴あきミラーや、中空のミラーが蒸着されたプリズムであり、光源114による照明光と、眼底からの戻り光とを分離する。
前眼部観察光路L3上には、第1のダイクロイックミラーより順に、レンズ141、及び前眼観察用のCCD142が配置される。このCCD142は不図示の前眼観察用照明光の波長、具体的には970nm付近に感度を持つものである。
測定光路L1は前述の通りOCT光学系を成しており、被検眼100の眼底の断層画像を撮像するためのものである。より具体的には断層画像を形成するための干渉信号を得るものである。
測定光路L1には、第2のダイクロイックミラー103より順に、レンズ101−3、ミラー121、OCTXスキャナ122−1、OCTYスキャナ122−2、OCT合焦レンズ123、OCT挿脱可能レンズ127、レンズ124及びファイバー端126が配置される。これら構成は、後述するOCTの測定光を被検眼に照射する光学系の一部を構成する。測定光走査手段であるOCTXスキャナ122−1、及びOCTYスキャナ122−2は、測定光を被検眼100の眼底上で走査するために配置されている。
ファイバー端126は、測定光を測定光路に入射させ、本実施例では測定光の光源となる。該ファイバー端126は、本実施例において被検眼100の眼底部と光学的な共役関係にある。OCT合焦レンズ123は測定光の眼底に対する合焦調整をするために不図示のモータによって光軸方向(図中矢印方向)に駆動される。該合焦レンズ123は、測定光を被検眼100にフォーカシングするフォーカスレンズを構成する。合焦調整は、ファイバー端である測定光源126から出射する光を眼底上に結像するように行われる。なお、Xスキャナ122−1及び、Yスキャナ122−2の間の光路は紙面内において構成されているが、実際は紙面垂直方向に構成されている。
次に、光源130からファイバー端126に至る光路、参照光学系、及び分光器の構成について説明する。光源130から射出された光は、光ファイバー125−1を通り光カプラー125に至る。シングルモードの光ファイバー125−1〜4は光カプラー125に接続されている。光カプラー125に至った光はここで測定光と参照光と二分割され、測定光が光ファイバー125−2を介して測定光路L1に、参照光が光ファイバー125−3を介して参照光学系に導かれる。光カプラー125は、光源130から射出された光を測定光と参照光とに分割する光分割器を構成する。光ファイバー125−2の射出端部は前述したファイバー端部126に対応する。測定光は前述のOCT光学系光路を通じ、観察対象である被検眼100の眼底に照射され、網膜による反射や散乱により同じ光路を通じて光カプラー125に到達する。
参照光学系では、光ファイバー125−3の射出端部より順に、レンズ151、挿脱可能分散補償ガラス154、分散補償ガラス152、及びミラー153が配置されている。これら構成は、後述する分光器180を含めて、マイケルソン干渉計を構成している。分光器180は、被検眼100からの戻り光と参照光との干渉光を受光する検出器を構成する。
光ファイバー125−3の射出端より射出された参照光は、レンズ151及び分散補償ガラス152を介してミラー153に到達し反射される。分散補償ガラス152は、測定光と参照光の分散を合わせるために光路中に挿入されている。ミラー153により反射された参照光は、同じ光路を戻り光カプラー125に到達する。挿脱可能分散補償ガラス154は、光路中に出し入れ可能な分散補償ガラスである。後述するアダプターレンズ105の未挿入時には、挿脱可能分散補償ガラス154は光路中から外され、逆にアダプターレンズ105の挿入時には、該挿脱可能分散補償ガラス154は光路中に配置される。
光カプラー125によって、被検眼100より戻った戻り光である測定光とミラー153から反射された参照光とは合波され干渉光となる。ここで、戻り光の光路長と参照光の光路長とが略同一となったときに干渉を生じる。ミラー153は、ミラー制御系173により制御される不図示のモータおよび駆動機構によって、光軸方向に調整可能に保持される。これにより、該ミラー153は、被検眼100によって変わる戻り光の光路長に対して参照光の光路長を合わせることが可能となる。干渉光は光ファイバー125−4を介して分光器180に導かれる。
分光器180はレンズ181、183、回折格子182、及びラインセンサ184から構成される。光ファイバー125−4から出射された干渉光はレンズ181を介して略平行光となった後、回折格子182で分光され、レンズ183によってラインセンサ184に結像される。検出器であるラインセンサ184によって取得された干渉信号における輝度分布に関する情報は演算処理部174に出力信号として出力され、該演算処理部174において断層画像として構築、取得される。即ち、演算処理部174は、分光器180からの出力信号を処理して、被検眼100の眼底の断層画像を取得する演算処理部を構成する。
次に、光源130の周辺について説明する。光源130は代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmである。ここで、バンド幅は、得られる断層画像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよい。中心波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適する。また、中心波長は得られる断層画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から、本実施例では中心波長を855nmとした。
なお、本実施例では干渉計としてマイケルソン干渉計を用いたが、マッハツェンダー干渉計を用いてもよい。測定光と参照光との光量差に応じて光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉計を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉計を用いることが望ましい。
以上述べた光学ヘッド900におけるスキャナ等の動作、固視灯119の点灯制御、画像の撮像、OCT光学系より取得した強度情報に基づく画像の構成等の操作は制御部170によって制御、実行される。また、挿脱可能レンズ111、OCT挿脱可能レンズ127、挿脱可能分散補償ガラス153、及び後述するアダプターレンズ105の光路に対する挿脱は、挿脱制御系171により不図示の駆動機構を介して制御される。制御の詳細については後述する。合焦レンズ112及びOCT合焦レンズ123の合焦のための光軸に沿った移動、及びその移動範囲の制御等については移動制御系172により実行される。また、ミラー153の中心位置の移動は、ミラー制御系173により実行される。
(アダプターレンズ)
本実施例では、広角撮影時において挿脱可能なアダプターレンズ105を対物レンズ101−1と被検眼100との間に挿入することとしている。該アダプターレンズ105は、断層画像の取得範囲の画角を変更するために、走査手段であるXスキャナ122−1と被検眼100との間に挿入される画角変更用の光学部材を構成する。即ち、本実施例では構成の容易さ等により、該アダプターレンズ105を被検眼100近傍に挿入することとしているが、測定光路L1上の上述した位置に挿入する態様とすることが可能である。また、アダプターレンズ105の光路への挿入については、手動等により取付けてこれを制御部170にて検知して各制御系に対応する制御を実行させる態様とすることが可能である。また、該挿入操作を行う手段を配して、制御部170が受けた画角拡大の指示に応じて、当該手段にこれを実行させることとしてもよい。アダプターレンズ105を挿入することにより、被検眼100の眼底部の広い領域を観察することが可能となる。
なお、アダプターレンズ105は、後述する理由から凸レンズであることが望ましい。また、被検眼100の瞳位置に収束する光の角度を変えるため、瞳への収束を考えるとメニスカスレンズであることが望ましい。またアダプターレンズ105は、装置に備え付けられたものであっても、また被検者が装着する眼鏡型のものでも良い。眼鏡型の物は、上記の理由からプラスのディオプターを補正するレンズであることが望ましい。
アダプターレンズ105の挿脱によって、光学系の焦点位置が変化するため、OCT光学系の測定光路L1では前述したOCT挿脱可能レンズ127を備え、焦点位置の補正を行う。アダプターレンズ105の未挿入時にはOCT挿脱可能レンズ127は光路中から外され、逆にアダプターレンズ105の挿入時にはOCT挿脱可能レンズ127は光路中に配置される。アダプターレンズ105の挿脱に応じたOCT挿脱可能レンズ127の光路に対する挿脱は、挿脱制御系171により制御される。
同様に眼底観察光路と固視灯光路L2に対しても、前述した挿脱可能レンズ111が当該光路に対して挿脱可能に配置される。アダプターレンズ105の未挿入時には挿脱可能レンズ111は光路中から外され、逆にアダプターレンズ105の挿入時には挿脱可能レンズ111は光路中に配置される。アダプターレンズ105の挿脱に応じた挿脱可能レンズ111の光路に対する挿脱も、同様に挿脱制御系171により制御される。また、合焦OCTレンズ123及び合焦レンズ112を用いた合焦調整は、被検眼のディオプターに応じてそれぞれの位置を変えることで行う。これら合焦レンズのディオプターに応じた光軸上の移動は、移動制御系172によって制御される。
しかし、OCT挿脱可能レンズ127及び挿脱可能レンズ111の光路への挿脱により、測定光源126と被検眼100の眼底との倍率関係、固視灯119と被検眼100の眼底との倍率関係、ピンホール115と被検眼100の倍率関係、及び光源114と被検眼100の倍率関係が変化する。このために、本実施例では、移動制御系172によってこれらOCT合焦レンズ123及び合焦レンズ112の光路上での移動を制御する際にその移動量を変えている。
なお、例えば、これら合焦レンズの移動を制御する移動制御系172において、挿脱可能レンズの光路上の有無のそれぞれの場合に応じて該移動量に関する2つのテーブルを持つこととしても良い。この場合、それぞれの場合に応じてテーブルを選択しても良く、また検者が合焦する位置を自由に選択しても良い。
ここで、参照光学系に配置される分散補償ガラス152及び挿脱可能分散補償ガラス154を配する場合、当該ガラスを参照光が通過する際の群速度GDを考慮することを要する。群速度GDは下記の式により表わされる。
GD=dng/dλ=−λ×dn/dλ (数式1)
ただし、ng=n−λ×dn/dλで、λは光源130の中心波長であり、dng/dλは群屈折率ngの波長微分、dn/dλは屈折率nの波長の2階微分であり、dn/dλは屈折率の波長微分を示す。
即ち、光学素子の群速度GDを求め、光学素子の光軸方向の厚さLとの積(GD×L)が、測定光路と参照光路で同じ値となるように構成することで、両光路の分散補償を行っている。本実施例では、アダプターレンズ105とOCT挿脱可能レンズ127を測定光路L1に挿入した際に、アダプターレンズ105とOCT挿脱可能レンズ127とGD×Lの合計に相当するガラスを、分散補償手段として参照光路に挿入する。本実施例では該分散補償手段は、挿脱可能分散補償ガラス154により構成される。該分散補償手段の参照光の光路中への挿入により、アダプターレンズ105の挿入により光学系に発生する光の分散を相殺し、滲みのない明瞭な断層画像を得ることが可能となる。
なお、ここでは装置内部の光学素子で群速度の補正を行う方法を示したが、一方で、分散補償は計算パラメータによっても行うことができる。挿脱可能分散補償ガラス154の挿脱ではなく、計算パラメータ値の変更によって実施しても良い。分散補償の計算は下記の式で実施される。
d(k)=βk (数式2)
ただし、kは波数でありk=1/λで表わされる。βは分散補償のパラメータであり、βをパラメータとして変化させることで、測定光路と参照光路の分散の違いを補正することが可能である。即ち、アダプターレンズ105とOCT挿脱可能レンズ127との挿脱による分散の変化を、パラメータβを用いて補正することも可能である。その際には、挿脱可能分散補償ガラス154は不要である。即ち、本態様では、分光器180の出力信号の補正パラメータである分散補償のパラメータβを変えることによって、アダプターレンズ105の光学系への挿入により発生する光の分散の影響を低減する。当該補正は演算処理部174により行われ、当該演算処理部174は、検出器の出力信号を補正する手段を構成する。
また、アダプターレンズ105の挿入により、光学ヘッド900と被検眼100との距離が変わるために、測定光路と参照光路の光路長が変わる。そのため、本実施例では、アダプターレンズ105の挿脱に応じて、ミラー制御系173によりミラー153の光軸方向における中心位置を変える機構を備えている。
前述したようにOCT装置において、測定光路と参照光路において、光学部材の光路長と波長分散の関係を略一致させておくことが好ましい。しかしながら広角レンズアダプターを使用した場合には、その関係性が崩れてしまい断層画像がうまく表示できない、もしくは滲んだ画像が得られる可能性が有る。本実施例の如く、分散を補償する挿脱可能分散補償ガラス154の挿脱をアダプターレンズ105の挿脱に応じて実行することによって滲みの無い明瞭な断層画像が得られる。
(断層画像の撮像方法)
本実施例に係る光断層撮像装置を用いた断層画像の撮像方法について説明する。光断層撮像装置は、OCTXスキャナ122−1、OCTYスキャナ122−2を制御することで、被検眼100の眼底における所望部位の断層画像を撮像することができる。
図2は、被検眼100に測定光201を照射し、眼底202をx方向にスキャンを行っている様子を示している。眼底202におけるx方向の撮像範囲から所定の撮像本数の情報をラインセンサ184で撮像する。x方向のある位置で得られるラインセンサ184上の輝度分布の信号に対して、演算処理部174では波数変換、分散補償の計算、フーリエ変換(FFT)を行う。このFFTで得られた線状の輝度分布をモニタに示すために濃度あるいはカラー情報に変換したものをAスキャン画像と呼ぶ。この複数のAスキャン画像を並べた2次元の画像をBスキャン画像と呼ぶ。1つのBスキャン画像を構築するための複数のAスキャン画像を撮像した後、y方向のスキャン位置を移動させて再びx方向のスキャンを行うことにより、複数のBスキャン画像を得る。Bスキャン画像は輝度調整等の処理が更に演算処理部174で行われ、画面上に表示される。
複数のBスキャン画像、あるいは複数のBスキャン画像から構築した3次元断層画像をモニタに表示することで検者が被検眼の診断に用いることができる。
図3は、制御部170に接続されるモニタ200に表示された前眼画像210、眼底2次元像211および断層画像であるBスキャン像212である。前眼画像210は、CCD142の出力から演算処理部174により処理され表示された画像である。眼底2次元像211はシングルディテクター116の出力から演算処理部174により処理され表示された画像である。また、Bスキャン像212はラインセンサ184の出力から前述の処理をされ構築され、表示されたものである。
図4は、アダプターレンズ105未挿入時の光路図と、アダプターレンズ105を光路への挿入時の光路図とを比較のために上下に配置して示す図である。両者を比較すると、アダプターレンズ105の挿脱により、眼底202のスキャン範囲を変えることができる。即ち、アダプターレンズ105挿入時には、未挿入時と比較して眼底202のスキャン範囲を広くすることができる。
ここで、対物レンズ101−1の焦点距離をf1、アダプターレンズ105の焦点距離をf2、両者のレンズの主点間距離をeとすると、レンズ101−1とアダプターレンズ105の合成焦点距離Fは以下の式で表わされる。
1/F=1/f1+1/f2−e×1/f1×1/f2(数式3)
例えば、f1=45mm、f2=30mmの凸レンズで、主点間距離を15mmとすると、F=22.5mmとなる。これにより対物レンズ101−1のみを使用しているときと比較して、OCTXスキャナ122−1及びOCTYスキャナ122−2に対する角倍率を大きくすることができる。従って、被検眼100に対して、より広い画角θを走査し、画像を取得することが可能となる。
また図中の光軸上の点203は眼底共役位置を示している。アダプターレンズ105は凸レンズで構成されるため、アダプターレンズ105の挿入時には眼底共役位置203が対物レンズ101−1に近づくことになる。そのため、この眼底共役位置203に合わせるように、挿脱可能レンズ127で焦点位置の補正を行う。本実施例では、挿脱可能レンズ127から焦点位置を遠ざける方向であるため、該挿脱可能レンズ127は凹レンズで構成される。
次に、被検眼100の位置に着目すると、アダプターレンズ105の挿脱により、位置(作動距離)を変化させる必要がある。ここで、作動距離とは、好適な画像が得られる際の被検眼100と光学ヘッド900との距離に対応する。この作動距離になるように、光学ヘッド900と被検眼100のアライメントを行う。アダプターレンズ105の挿入により、作動距離が短くなるため、アダプターレンズ105の挿脱に応じて、ミラー制御部174によって参照光路中のミラー153の光軸上の中心位置を変える機構を備える。
また、アダプターレンズの挿入により広い画角を走査することで、断層画像の両端部に近い位置では歪が大きくなるという課題も発生する。
図5に被検眼100の眼底における入射角の違いに起因する光路長の相違の要因を示す。入射角が中心付近では網膜層に対して略直角となるが、撮像した断層画像の周辺部においては入射角が直角から離れるために、網膜厚の補正が必要になってくる。これはより広い画角を走査するほど顕著となる。実際の網膜厚をtとし、網膜中の光線の入射方向の光路長をd、眼底への入射角をαとすると、
t=d×cos(α) (数式4)
となる。光路長dは、実際に断層画像から得られる値である。
入射角αは実際被検眼内部の入射角であるために実測することはできないため、以下の方法で算出する。ここで装置の光学系のパラメータ(屈折率、曲率、厚さ)、及びアダプターレンズ105のパラメータ(屈折率、曲率、厚さ)はあらかじめ把握されている。これらに加え、あらかじめ計測された被検眼100の角膜、水晶体等の形状データ等の光学特性を用いて光線追跡を行うことで、入射角αを算出することが可能である。さらに、装置の光学系のパラメータおよびアダプターレンズのパラメータについても、OCTXスキャナ122−1、OCTYスキャナ122−2の振り角と入射角αとの関係を予め求めておくことが好ましい。この場合、基準となる模型眼を用いてこれら値を実測しておき、制御部170に含まれる不図示のメモリ等にこれらを記憶させておくとよい。その後、あらかじめ計測された被検眼100の角膜、水晶体等の形状データを用いて、入射角αの算出を行うことも可能である。なお、これら操作は、アダプターレンズ105の光学特性と被検眼100の角膜の光学特性とに基づいて断層画像の歪を補正する補正手段として機能する演算処理部174におけるモジュールにより実行される。
一般的に、広画角で画像を取得することにより、画像の両端部に近い位置で歪が大きくなるという課題がある。しかし、このような入射角αの算出とこれに基づく網膜厚の算出及び画像補正を行うことによって、画像表示領域の全般において歪の無い画像が得られることとなる。
[実施例2:合焦レンズの駆動領域の中心位置を移動]
次に、実施例2における光断層撮像装置(OCT装置)について、図6を用いて説明する。
(装置の概略構成)
本実施例における光断層撮像装置の概略構成は、実施例1に示したものと略同じであるため、同一の構成に関しては同じ参照番号を付記しここでの説明を省略する。
(光学ヘッド部と分光器の光学系)
実施例1との違いについて説明する。実施例1においては、アダプターレンズ105の挿脱による光学系の焦点位置変化を、OCT挿脱可能レンズ127と挿脱可能レンズ111との挿脱によって実施した例を示した。本実施例2においては、図4の眼底共役位置203に焦点位置を合わせる操作を、OCT合焦レンズ123と合焦レンズ112との駆動領域の中心位置等をシフトさせることで実施する。
本実施例では合焦レンズ112及びOCT合焦レンズ123は、駆動領域の中心位置を移動する不図示の駆動中心変化機構を備える。なお、該駆動中心変化機構は移動制御系172により制御されるものであって、機構的或いは制御的な構成として構築することが可能である。これら構成は、合焦レンズの可動範囲の可動中心の位置をオフセットさせるものであって、前述したようにこのオフセット量はアダプターレンズ105のディオプターに応じて算出され、設定されることが好ましい。また、可動範囲は維持されても良く、該ディオプター等に応じて延長或いは短縮されても良い。
即ち、アダプターレンズ105が未挿入時には、合焦レンズ112及びOCT合焦レンズ123は元の中心位置に配置され、該中心位置を基準とする駆動範囲で移動されて所定の被検眼ディオプターの補正を行う。一方、アダプターレンズ105の挿入時には、合焦レンズ112及びOCT合焦レンズ123はその中心位置を移動し、移動した中心位置を中心とする駆動範囲で移動されて所定の被検眼ディオプターの補正を行う。これは、アダプターレンズ105の挿入により、図4に示す眼底共役位置203が移動するためであり、眼底共役位置の移動に応じて、合焦レンズ112及びOCT合焦レンズ123を移動する。測定光源126と被検眼100の倍率が変わることは実施例1と同じであるため、移動量が変化することも同様である。なお、この移動量或いは駆動範囲についても、上述した移動制御系172によって制限されることが好ましい。
その他、アダプターレンズ105のGD×Lに相当するガラスを、挿脱可能分散補償ガラス154として参照光路に挿入する。それにより、滲みのない明瞭な断層画像を得ることが可能となる。
[その他の実施例]
アダプターレンズ105の挿脱による光学系の焦点位置変化を、実施例1においてはOCT挿脱可能レンズ127及び挿脱可能レンズ111の光路への挿脱によって補正している。また、実施例2においてはOCT合焦レンズ123と合焦レンズ112の駆動範囲の中心位置をシフトさせることで補正している。ただし、本発明は特にこれら実施例に示した形態に限定されるものではなく、これら2つの形態の組み合わせでも実施可能である。より具体的には、OCT挿脱可能レンズ127及び挿脱可能レンズ111の光路への挿脱によって補正し、かつOCT合焦レンズ123と合焦レンズ112との駆動範囲の中心位置をシフトさせることを行っても良い。この組み合わせの形態の実施例においては、アダプターレンズ105とOCT挿脱可能レンズ127との分散補償を行う必要があるため、それに相当する挿脱可能分散補償ガラス154を参照光学系に挿脱可能とする。この挿脱可能分散ガラス154の特性の決定については実施例1の場合の様式と同様である。
この実施例は、特にアダプターレンズ105が眼鏡型の光学部材である際に有用である。該眼鏡型レンズの場合には、被験者が装着するレンズの焦点距離もしくはディオプター値が分からないことが課題となる。従って、この場合には、焦点が合う位置を探す必要がある。焦点が合う位置を探す際に、OCT挿脱可能レンズ127及び挿脱可能レンズ111の光路への挿入によって大きな焦点位置変化を大まかに補正する。その後の焦点位置の詳細な探索には、OCT合焦レンズ123と合焦レンズ112との合焦位置のシフトで調整を行うことが可能である。シフトでの調整は、検者が手動で断層画像と眼底2次元像が明るくなるように調整しても良いし、装置が自動で調整を行っても良い。
なお、アダプターレンズ105以外にも、眼鏡を用いる場合でも適用可能であり、また、アダプターレンズ105に対応し得る構成はこれに限定されない。コンタクトレンズ、画角変更のために測定光路に挿入可能なその他の光学部材等、OCT装置における走査手段と被検眼との間に挿脱可能であって画角変更が可能であれば、当該挿入レンズとして適用可能である。また、広画角化するための光学部材の挿入だけでなく、狭画角化するための光学部材の挿入においても適用可能である。
その他、実施例1と実施例2ともにスペクトル幅を持つ光源を、分光器によって検出するSD−OCT(Spectral Domain OCT)の例を示したが、これに限定されるものではない。分光器部をシングルディテクターで構成したTD−OCT(Time Domain OCT)、光源を波長掃引光源し、差動検知のディテクタで構成されるSS−OCT(Swept Source OCT)において本発明は適用可能である。即ち、これら装置においても、測定光路と参照光路を実施例1、実施例2の構成とすることで、同様の効果を得ることが可能となる。ただし、差動検知を行うSS−OCTにおける参照光路は、入射光と射出光を異なる経路にて構成する必要がある。そのために、分散補償ガラス154の厚さには、この点を考慮した厚さを挿入する必要がある。
以上述べたように、アダプターレンズ105の光路への挿入に応じて、フォーカシングレンズ123等によるフォーカス位置が変化する。上述した実施例では、フォーカス位置の変化を相殺する光学部材として挿脱可能レンズの光学系への挿入、或いはフォーカスレンズの可動範囲における可動中心のフォーカス位置の変化に応じたオフセットを行うことによって、このフォーカス位置変化に対応している。従って、これら構成は、アダプターレンズ105の光路への挿入に伴うフォーカス位置の変化を補償する効果を呈するものであって、同様の効果を提供可能な他の態様を含め、補償する手段として把握されることが好ましい。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。例えば、上記の実施例では、被測定物が眼の場合について述べているが、眼以外の皮膚や臓器等の被測定物に本発明を適用することも可能である。この場合、本発明は眼科装置以外の、例えば内視鏡等の医療機器としての態様を有する。従って、本発明は眼科装置に例示される光断層撮像装置として把握され、被検眼は被検査物の一態様として把握されることが望ましい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (13)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を測定光と参照光とに分割する光分割器と、
    前記測定光を被検査物で走査する走査手段と、
    前記走査手段を介して前記測定光を前記被検査物に照射する光学系と、
    前記被検査物からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を受光する検出器と、
    前記検出器の出力信号を処理して、前記被検査物の断層画像を取得する演算処理部と、を備えた光断層撮像装置において、
    前記光学系は前記測定光を前記被検査物にフォーカシングするフォーカスレンズを含み、
    前記断層画像の取得範囲の画角を変更するために前記走査手段と前記被検査物との間に画角変更用の光学部材が挿入された際には、前記挿入に伴う前記フォーカスレンズのフォーカス位置の変化を補償する手段を有することを特徴とする光断層撮像装置。
  2. 前記補償する手段は、前記フォーカスレンズの可動範囲における可動中心を前記フォーカス位置の変化に対応してオフセットさせる手段を有することを特徴とする請求項1に記載の光断層撮像装置。
  3. 前記オフセットさせる手段は、前記挿入される前記画角変更用の光学部材のディオプターに応じてオフセット量を設定することを特徴とする請求項2に記載の光断層撮像装置。
  4. 前記補償する手段は、前記フォーカス位置の変化を相殺するために前記光学系に挿入される挿脱可能な光学部材を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  5. 前記画角変更用の光学部材の挿入により前記光学系に発生する光の分散を相殺するために前記参照光の光路中に挿入される分散補償手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  6. 前記画角変更用の光学部材の挿入により前記光学系に発生する光の分散の影響を低減するように前記検出器の出力信号を補正する手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  7. 前記画角変更用の光学部材は、被検者に装着される眼鏡型の光学部材であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  8. 前記補償する手段は、前記フォーカスレンズの可動範囲における可動中心を前記フォーカス位置の変化に対応してオフセットさせる際に、前記装着された眼鏡型レンズに応じて前記オフセットのオフセット量を算出し、前記フォーカスレンズの可動範囲の可動中心を前記算出されたオフセット量だけオフセットさせることを特徴とする請求項7に記載の光断層撮像装置。
  9. 前記光学系に対して、前記画角変更用の光学部材を挿脱する手段を有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  10. 前記被検査物は、被検眼であり、
    前記画角変更用の光学部材の光学特性と前記被検眼の角膜の光学特性とに基づいて、前記断層画像の歪を補正する補正手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  11. 前記被検査物は、被検眼であり、
    前記走査手段は、前記被検眼の前眼部と共役な位置に配置され、前記測定光を前記被検眼の眼底で走査することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の光断層撮像装置。
  12. 光源と、前記光源から出射された光を測定光と参照光とに分割する光分割器と、前記測定光を被検査物で走査する走査手段と、前記走査手段を介して前記測定光を前記被検査物に照射する光学系と、前記被検査物からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を受光する検出器と、前記検出器の出力信号を処理して、前記被検査物の断層画像を取得する演算処理部と、を備えた光断層撮像装置の制御方法において、
    前記光学系は前記測定光を前記被検査物にフォーカシングするフォーカスレンズを含み、
    前記断層画像の取得範囲の画角を変更するために前記走査手段と前記被検査物との間に画角変更用の光学部材が挿入された際には、前記挿入に伴う前記フォーカスレンズのフォーカス位置の変化を補償する工程を有することを特徴とする光断層撮像装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の光断層撮像装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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