JP2016122790A - 多層配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線構造体の小型化及び設計自由度の向上を図るとともに、副ビア導体の接続信頼性を高めることができる多層配線板を提供する。【解決手段】多層配線板1は、主配線板20と該主配線板20に搭載される配線構造体と10を備える。配線構造体10は、副絶縁層100,102,104と副導体層101、103,110とを交互に積層して構成されている。副ビア導体107,108は、副絶縁層102,104に設けられたビアホール111,112に充填され、円錐台状に形成されている。副ビア導体107,108の径が3〜10μm、且つ、副導体層103,110の厚さとビアホール111,112の深さとの和に対する副ビア導体107,108の径の比が1.5以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品を実装するための多層配線板に関する。
従来、このような分野の技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。この公報に記載された多層配線板は、主配線板と、該主配線板の内部に埋設される配線構造体とを備えている。配線構造体は、副絶縁層と副導電層とを交互に積層して構成されている。副絶縁層の内部には、副導電層と電気的に接続する副ビア導体が複数形成されている。
特開2013−214578号公報
上述の多層配線板では、配線構造体の小型化の実現及び設計自由度の向上を図るため、複数の副ビア導体を直線状に積み重ねてなるスタックビアの構造が望まれている。しかしながら、スタックビアの構造を採用した場合には、副ビア導体の底部に応力集中が生じやすい。このため、応力集中に起因する副ビア導体のクラックが発生しやすく、副ビア導体の接続信頼性に影響しかねないと考えられる。また、副ビア導体の形成時に、促進剤の過剰等の原因でビアホールの内部にめっきが十分に充填されず、副ビア導体の上に形成される副導体層の表面の中央が窪む現象(いわゆるリセス)が発生する場合がある。このリセスの発生によって平坦な副絶縁層と副導体層の積層状態を確保し難く、副ビア導体の接続信頼性に影響を及ぼす可能性があると推察される。
本発明は、配線構造体の小型化及び設計自由度の向上を図るとともに、副ビア導体の接続信頼性を高めることができる多層配線板を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の多層配線板は、主配線板と、該主配線板に搭載される配線構造体とを備える多層配線板であって、前記配線構造体は、絶縁材料からなる副絶縁層と、前記副絶縁層の上に形成される副導体層と、前記副絶縁層に設けられたビアホールに充填され、円柱状または円錐台状に形成される複数の副ビア導体と、を有し、前記副ビア導体の径が3〜10μm、且つ、前記副導体層の厚さと前記ビアホールの深さとの和に対する前記副ビア導体の径の比が1.5以下であり、前記副ビア導体が円柱状に形成された場合、前記副ビア導体の径がその直径であり、前記副ビア導体が円錐台状に形成された場合、前記副ビア導体の径がその最も幅狭な部分の直径である。
本発明の実施形態によれば、配線構造体の小型化及び設計自由度の向上を図るとともに、副ビア導体の接続信頼性を高めることができる。
第1実施形態に係る多層配線板を示す部分断面図である。 図1の配線構造体を示す拡大断面図である。 図2の第1副ビア導体を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係る多層配線板の配線構造体を示す部分断面図である。 図4の第1副ビア導体を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係る多層配線板を示す部分断面図である。 図6の配線構造体を示す拡大断面図である。 第4実施形態に係る多層配線板を示す部分断面図である。 図8の配線構造体を示す拡大断面図である。 第5実施形態に係る多層配線板の配線構造体を示す部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る多層配線板の実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態に係る多層配線板1は、主配線板20と主配線板20に搭載される配線構造体10とを備えている。主配線板20は、その真中に配置されたコア基板200を挟んで、コア基板200の主面F1及びF2の上にそれぞれ主絶縁層と主導体層とを交互に積層してなるビルドアップ多層積層配線板である。主配線板20は、配線構造体10の埋設部分を除いて、コア基板200の中心軸Lを挟んで同じ工程により同様の機能を有する層を順次積層することで形成されている。従って、以下の説明においては、片側(コア基板200の主面F1側)のみを用いて説明する。また、本実施形態において、主導体層及び後述の副導体層は、電気回路を構成する配線層であり、その配置位置によってパッドと配線パターン等を含む場合もあれば、電子部品を実装するための実装パッドのみを含む場合もある。
コア基板200の上には、無電解めっき層201a及び電解めっき層201bを有する第1主導体層201が形成されている。第1主導体層201は、その上に形成された第1主絶縁層202によって覆われている。第1主絶縁層202は、例えば熱硬化性エポキシ樹脂により形成されている。
第1主絶縁層202の上には、更に、第2主導体層203、第2主導体層203を覆う第2主絶縁層204、第3主導体層205、第3主導体層205を覆う第3主絶縁層206、第4主導体層207、第4主導体層207を覆う第4主絶縁層208が、この順番で積層されている。第2主導体層203、第3主導体層205及び第4主導体層207は、第1主導体層201と同様に無電解めっき層及び電解めっき層から構成されている。一方、第2主絶縁層204、第3主絶縁層206及び第4主絶縁層208は、第1主絶縁層202と同様に熱硬化性エポキシ樹脂により形成されている。
第1主絶縁層202の内部には第1主ビア導体210、第2主絶縁層204の内部には第2主ビア導体211、第3主絶縁層206の内部には第3主ビア導体212が、それぞれ複数形成されている。これらの主ビア導体210,211,212は、それぞれ円錐台状に形成されている。そして、第1主導体層201及び第2主導体層203はその間に配置された第1主ビア導体210、第2主導体層203及び第3主導体層205はその間に配置された第2主ビア導体211、第3主導体層205及び第4主導体層207はその間に配置された第3主ビア導体212によって、それぞれ電気的に接続されている。なお、コア基板200の主面F1に形成された第1主導体層201は、コア基板200の内部に設けられたスルーホール導体209を介して、反対側の主面F2に形成された第1主導体層201と電気的に接続されている。
主面F1側の主配線板20の内部には、配線構造体10が埋設されている。配線構造体10は、主配線板20の第3主導体層205の上に配置され、第4主導体層207及び第3主ビア導体212と並設されている。配線構造体10は、第4主導体層207とともに、多層配線板1の最外層である主配線板20の第4主絶縁層208により覆われ、配線構造体10の内部に封止されている。
第4主絶縁層208の上表面208aには、隣接するMPU(Micro-Processing Unit)2及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)3を実装するための第1主実装パッド213、第2主実装パッド214、第3主実装パッド215及び第4主実装パッド216がそれぞれ複数形成されている。これらの第1主実装パッド213、第2主実装パッド214、第3主実装パッド215及び第4主実装パッド216の上表面は、同一平面に位置している。
具体的には、上表面208aにおける配線構造体10に対応する位置(すなわち、配線構造体10の直上位置)には、MPU2を実装するための第1主実装パッド213と、DRAM3を実装するための第2主実装パッド214がそれぞれ複数形成されている。これらの第1主実装パッド213及び第2主実装パッド214は、所定の間隔を開けて配列されている。そして、第1主実装パッド213は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第4主ビア導体217を介して、その下方に配置された配線構造体10と電気的に接続されている。一方、第2主実装パッド214は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第5主ビア導体218を介して、その下方に配置された配線構造体10と電気的に接続されている。
第1主実装パッド213及び第2主実装パッド214を挟んで第4主絶縁層208の上表面208aの一方側(図1では、第1主実装パッド213及び第2主実装パッド214の左側)には、複数の第3主実装パッド215が形成されている。これらの第3主実装パッド215は、第1主実装パッド213と同様にMPU2を実装するためのパッドであるが、その配線幅が第1主実装パッド213よりも広い。言い換えれば、第1主実装パッド213は、第3主実装パッド215より狭い配線幅で形成されている。そして、第3主実装パッド215は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第6主ビア導体219を介して、第4主導体層207と電気的接続されている。図1に示すように、第3主実装パッド215及び第1主実装パッド213は、半田バンプ4を介してそれぞれMPU2と電気的に接続されている。
また、第1主実装パッド213及び第2主実装パッド214を挟んで第4主絶縁層208の上表面208aの他方側(図1では、第1主実装パッド213及び第2主実装パッド214の右側)には、複数の第4主実装パッド216が形成されている。これらの第4主実装パッド216は、第2主実装パッド214と同様にDRAM3を実装するためのパッドであるが、その配線幅が第2主実装パッド214よりも広い。言い換えれば、第2主実装パッド214は、第4主実装パッド216より狭い配線幅で形成されている。第4主実装パッド216は、第4主絶縁層208の内部に設けられた第7主ビア導体220を介して、第4主導体層207と電気的接続されている。そして、第4主実装パッド216及び第2主実装パッド214は、半田バンプ4を介してそれぞれDRAM3と電気的に接続されている。
図2に示すように、配線構造体10は、断面矩形を呈し、三次元的には直方体に形成されている。この配線構造体10は、その底部に配置された接着層109を介して、主配線板20の第3主導体層205に固定されている。接着層109の上には、第1副絶縁層100が形成されている。更に、第1副絶縁層100の上には、第1副導体層101、第2副絶縁層102、第2副導体層103及び第3副絶縁層104がこの順番で積層されている。
第1副絶縁層100、第2副絶縁層102及び第3副絶縁層104は、絶縁材料からなる絶縁層であり、例えば感光性樹脂によって形成されている。そして、感光性樹脂を用いた場合、感光性樹脂の熱膨張率が60ppm以下、弾性率が2.5GPa以上、吸水率が1wt%以下であることが好ましい。さらに、熱膨張率が30ppm以下、弾性率が8GPa以上、低損失誘電正接が0.03以下の感光性樹脂が望ましい。このようにすれば、副絶縁層に小径のビアホール及び狭い配線幅の副導体層を容易に形成することができるとともに、クラックを抑制する効果をもたらし、さらに電気特性の向上を図ることができる。第1副導体層101及び第2副導体層103は、シード層と銅めっき層とから構成され、主配線板20の主導体層201,203,205,207よりも狭い配線幅で形成されている。
第3副絶縁層104の上には、複数の第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106を含む第3副導体層110が形成されている。具体的には、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106は、第3副絶縁層104の上表面104aにそれぞれ形成されている。第1副導電パッド105は、第1主実装パッド213の下方に位置し、第1主実装パッド213と同じ配線幅で配列されている。第1副導電パッド105は、第4主ビア導体217を介して第1主実装パッド213と電気的に接続されている。一方、第2副導電パッド106は、第2主実装パッド214の下方に位置し、第2主実装パッド214と同じ配線幅で配列されている。第2副導電パッド106は、第5主ビア導体218を介して第2主実装パッド214と電気的に接続されている。なお、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106は、第1副導体層101と第2副導体層103と同様に、シード層と銅めっき層とから構成されている。
第2副絶縁層102の内部には、第1副ビア導体107が複数形成されている。第1副ビア導体107は、例えば第2副絶縁層102に設けられたビアホール111内に銅を充填することにより構成される。これらの第1副ビア導体107は、円錐台状に形成され、第1副導体層101と第2副導体層103とを電気的に接続する。また、第3副絶縁層104の内部には、第2副ビア導体108が複数形成されている。第2副ビア導体108は、例えば第3副絶縁層104に設けられたビアホール112内に銅を充填することにより構成される。これらの第2副ビア導体108は、円錐台状に形成され、第1副導電パッド105及び第2副導体層103、又は第2副導電パッド106及び第2副導体層103を電気的に接続する。
第1副ビア導体107及び第2副ビア導体108は、コア基板200に向かって直径が小さくなっている。従って、第1副ビア導体107及び第2副ビア導体108は、ビアホール111,112の開口部に位置する部分が最も幅広で、ビアホール111,112の底部に位置する部分が最も幅狭である。
また、複数の第1副ビア導体107及び第2副ビア導体108のうち、その一部が副絶縁層と副導体層との積層方向に沿って直線状に積み重ねてスタックビアを形成し、一部が積層方向に沿って位置をずらして積み重ねてオフセットビアを形成している。具体的には、図2に示す複数の第1副ビア導体107及び第2副ビア導体108のうち、両側に位置する第1副ビア導体107及び第2副ビア導体108は、副絶縁層と副導体層との積層方向に沿って直線状に積み重ねられている。一方、内側に位置する第1副ビア導体107及び第2副ビア導体108は、積層方向に沿って位置をずらして積み重ねられている。
本実施形態において、第1副ビア導体107の直径が3〜10μm、且つ、第2副導体層103の厚さとビアホール111の深さとの和に対する第1副ビア導体107の径の比が1.5以下である。ここでは、第1副ビア導体107の径は第1副ビア導体107の最も幅狭な部分の直径、第2副導体層103の厚さは第2副導体層103の上表面から第2副絶縁層102の上表面までの距離、ビアホール111の深さは第2副絶縁層102の上表面からビアホール111底面までの距離である。なお、第1副ビア導体107は、第2副絶縁層102の上表面より下方に配置され、ビアホール111内に充填される部分である。第2副導体層103は、第1副ビア導体107の上方に配置され、第1副ビア導体107を覆い被せる蓋状の部分である。
そして、図3に示すように第2副導体層103の厚さをt、ビアホール111の深さをh、第1副ビア導体107の径をdとしたときに、第1副ビア導体107は、3μm≦d≦10μm、且つ、d/(t+h)≦1.5の関係を満たす。同様に、第2副ビア導体108の直径が3〜10μm、且つ、第3副導体層110の厚さとビアホール112の深さとの和に対する第2副ビア導体108の径の比が1.5以下である。
以上の構成を有する多層配線板1では、副ビア導体(第1副ビア導体107、第2副ビア導体108)の径が3〜10μmであるので、副ビア導体107,108の底部にかかる応力を低減することができ、応力を緩和する効果をもたらす。このため、応力集中に起因する副ビア導体107,108のクラックの発生を抑制することができ、副ビア導体107,108により構成されるスタックビアを採用しても、これらの副ビア導体の接続信頼性を高めることができる。また、スタックビアの構造を用いることが可能になるため、オフセットビアの構造を採用する場合と比べて配線構造体10の小型化を容易に実現できるとともに、配線構造体10の設計自由度の向上を図ることができる。
加えて、副導体層(第2副導体層103、第3副導体層110)の厚さとビアホール111,112の深さとの和に対する副ビア導体107,108の径の比が1.5以下であるので、副ビア導体107,108を形成する際にリセスの発生を確実に防止することができる。その結果、平坦な副絶縁層102,104と副導体層103,110の積層状態を確保することができ、副ビア導体107,108の接続信頼性を向上することができる。更に、リセスの発生を防止できるので、スタックビア構造を更に採用しやすくなる。その結果、配線構造体10の小型化及び設計自由度の向上を図るとともに、副ビア導体107,108の接続信頼性を高めることができる。
<第2実施形態>
以下、図4及び図5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板5は、配線構造体11の第1副ビア導体114及び第2副ビア導体115が円柱状に形成される点において第1実施形態と異なるが、その他の構造は第1実施形態と同様である。
具体的には、第1副ビア導体114は、第2副絶縁層102に設けられたビアホール116の内部に充填され、円柱状に形成されている。第2副ビア導体115は、第3副絶縁層104に設けられたビアホール117の内部に充填され、円柱状に形成されている。第1副ビア導体114の直径が3〜10μm、且つ、第2副導体層103の厚さとビアホール116の深さとの和に対する第1副ビア導体114の径の比が1.5以下である。ここでは、第1副ビア導体114の径はその直径、第2副導体層103の厚さは第2副導体層103の上表面から第2副絶縁層102の上表面までの距離、ビアホール116の深さは第2副絶縁層102の上表面からビアホール116底面までの距離である。
従って、図5に示すように第2副導体層103の厚さをt、ビアホール116の深さをh、第1副ビア導体114の径をdとしたときに、第1副ビア導体114は、3μm≦d≦10μm、且つ、d/(t+h)≦1.5の関係を満たす。同様に、第2副ビア導体115の直径が3〜10μm、且つ、第3副導体層110の厚さとビアホール117の深さとの和に対する第2副ビア導体115の径の比が1.5以下である。以上の構成を有する多層配線板5は、第1実施形態と同様な作用効果を得られる。
<第3実施形態>
以下、図6及び図7を参照して本発明の第3実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板6は、配線構造体10が主配線板21の内部に埋設されずに外部に露出する点において第1実施形態と異なるが、その他の構造は第1実施形態と同様である。
具体的には、配線構造体10は、主配線板21の第3主絶縁層206部に設けられた凹部222内に配置され、接着層109を介して第3主導体層205に固定されている(図7参照)。配線構造体10は、主絶縁層に覆われておらず、外部に露出している。第3副絶縁層104の上表面104aは、主配線板21の第3主絶縁層206の上表面206aと同一平面に位置している。
第3副絶縁層104の上表面104aに形成された第1副導電パッド105は、外部に露出してMPU2を実装するための実装パッド、第2副導電パッド106は、外部に露出してDRAM3を実装するための実装パッドをそれぞれ構成する。そして、MPU2とDRAM3とが実装される際に、第1副導電パッド105は半田バンプ4を介して直接にMPU2の電極と電気的に接続され、第2副導電パッド106は半田バンプ4を介して直接にDRAM3の電極と電気的に接続される。
配線構造体10を挟んで第3主絶縁層206の上表面206aの一方側(図6では、左側)には、MPU2を実装するための第3主実装パッド215が複数形成されている。一方、配線構造体10を挟んで第3主絶縁層206の上表面206aの他方側(図6では、右側)には、DRAM3を実装するための第4主実装パッド216が複数形成されている。第3主実装パッド215は第3主絶縁層206の内部に設けられた第6主ビア導体219を介し、第4主実装パッド216は第3主絶縁層206の内部に設けられた第7主ビア導体220を介し、第3主導体層205とそれぞれ電気的接続されている。なお、第3主実装パッド215、第4主実装パッド216、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106の上表面は、同一平面に位置している。以上の構成を有する多層配線板6は、第1実施形態と同様な作用効果を得られる。
<第4実施形態>
以下、図8及び図9を参照して本発明の第4実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板8は、配線構造体10が主配線板22の内部に埋設されずに外部に露出する点において第1実施形態と異なるが、その他の構造は第1実施形態と同様である。
具体的には、配線構造体10は、接着層109を介して主配線板22の第3主絶縁層206の上表面206aに固定されている(図9参照)。配線構造体10は、主絶縁層に覆われておらず、主配線板22の最外層である第3主絶縁層206より外部に突出している。第3副絶縁層104の上表面104aに形成された第1副導電パッド105は、外部に露出してMPU2を実装するための実装パッド、第2副導電パッド106は、外部に露出してDRAM3を実装するための実装パッドをそれぞれ構成する。そして、MPU2とDRAM3とが実装される際に、第1副導電パッド105は半田バンプ7を介して直接にMPU2の電極と電気的に接続され、第2副導電パッド106は半田バンプ7を介して直接にDRAM3の電極と電気的に接続される。
配線構造体10を挟んで第3主絶縁層206の上表面206aの一方側(図8では、左側)にはMPU2を実装するための第3主実装パッド215、他方側(図8では、右側)にはDRAM3を実装するための第4主実装パッド216が、それぞれ複数形成されている。第3主実装パッド215は第3主絶縁層206の内部に設けられた第6主ビア導体219を介し、第4主実装パッド216は第3主絶縁層206の内部に設けられた第7主ビア導体220を介し、第3主導体層205とそれぞれ電気的接続されている。なお、第3主実装パッド215及び第4主実装パッド216の上表面は、同一平面に位置している。
図8に示すように、配線構造体10は主配線板22より外部に突出するため、第1副導電パッド105及び第2副導電パッド106は、第3主実装パッド215及び第4主実装パッド216と比べて位置が高い。従って、MPU2及びDRAM3が実装され場合には、MPU2及びDRAM3が第3主絶縁層206の上表面206aと平行するように、配線構造体10側の半田バンプ7と主配線板22側の半田バンプ4との高さ(厚み)を調整する必要がある。以上の構成を有する多層配線板8は、第1実施形態と同様な作用効果を得られる。
<第5実施形態>
以下、図10を参照して本発明の第5実施形態を説明する。この実施形態に係る多層配線板9は、放熱部材113を備える点において上述の第1実施形態と異なるが、その他の構造等は第1実施形態と同様である。
具体的には、配線構造体10の接着層109が形成される側には、放熱部材113が設けられている。この放熱部材113は、接着層109及び第1副絶縁層100の間に配置され、例えば銅めっきにより形成された金属めっき層であり、その厚さは10〜80μmであることが好ましい。なお、放熱部材113は、上述した銅めっき層のほか、その他の金属メッキ層、金属板又はナノカーボン材料によって形成されてもよい。
本実施形態に係る多層配線板9は、上述した第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、配線構造体10に放熱部材113が設けられるため、放熱部材113を介してMPU2及びDRAM3の作動時に発生した熱を効率良く周囲に放出することができ、熱応力の発生を抑制する効果を奏する。これによって、熱応力による応力集中の発生を防止し、応力集中に起因する副ビア導体107,108のクラックの発生を確実に抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、上述の実施形態において、配線構造体の副絶縁層は感光性樹脂、主配線板の主絶縁層は熱硬化性エポキシ樹脂によってそれぞれ形成されたが、副絶縁層と主絶縁層とは同じ又は同等な熱膨張率を有する材料によって形成されてもよい。このように同じ又は同等な熱膨張率を有する材料を用いることで、材料の熱膨張率の違いによる熱応力の発生を防止することができ、クラックの発生を確実に抑制する効果を奏する。
1,5,6,8,9 多層配線板
10,11 配線構造体
20,21,22 主配線板
100 第1副絶縁層
101 第1副導体層
102 第2副絶縁層
103 第2副導体層
104 第3副絶縁層
105 第1副導電パッド
106 第2副導電パッド
107,114 第1副ビア導体
108,115 第2副ビア導体
109 接着層
110 第3副導体層
111,112,116,117 ビアホール
113 放熱部材
200 コア基板
201 第1主導体層
202 第1主絶縁層
203 第2主導体層
204 第2主絶縁層
205 第3主導体層
206 第3主絶縁層
207 第4主導体層
208 第4主絶縁層
210 第1主ビア導体
211 第2主ビア導体
212 第3主ビア導体
213 第1主実装パッド
214 第2主実装パッド
215 第3主実装パッド
216 第4主実装パッド
217 第4主ビア導体
218 第5主ビア導体
219 第6主ビア導体
220 第7主ビア導体
222 凹部

Claims (11)

  1. 主配線板と、該主配線板に搭載される配線構造体とを備える多層配線板であって、
    前記配線構造体は、
    絶縁材料からなる副絶縁層と、
    前記副絶縁層の上に形成される副導体層と、
    前記副絶縁層に設けられたビアホールに充填され、円柱状または円錐台状に形成される複数の副ビア導体と、を有し、
    前記副ビア導体の径が3〜10μm、且つ、前記副導体層の厚さと前記ビアホールの深さとの和に対する前記副ビア導体の径の比が1.5以下であり、
    前記副ビア導体が円柱状に形成された場合、前記副ビア導体の径がその直径であり、
    前記副ビア導体が円錐台状に形成された場合、前記副ビア導体の径がその最も幅狭な部分の直径である。
  2. 請求項1に記載の多層配線板において、
    前記配線構造体は、前記副絶縁層と前記副導体層とを交互に積層して構成され、
    前記複数の副ビア導体のうち、少なくとも一部の前記副ビア導体は、前記副絶縁層と前記副導体層との積層方向に沿って直線状に積み重ねられている。
  3. 請求項1又は2に記載の多層配線板において、
    前記配線構造体は、前記主配線板の内部に埋設されている。
  4. 請求項1又は2に記載の多層配線板において、
    前記配線構造体は、外部に露出するように前記主配線板に搭載されている。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の多層配線板において、
    前記主配線板は、主絶縁層と主導体層とを交互に積層して構成され、
    前記副絶縁層は、前記主絶縁層と同じ又は同等な熱膨張率を有する材料によって形成されている。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の多層配線板において、
    前記副絶縁層は、熱膨張率が60ppm以下、弾性率が2.5GPa以上、吸水率が1wt%以下の感光性樹脂により形成されている。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の多層配線板において、
    前記配線構造体には、前記主配線板に固定するための接着層が形成されている。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の多層配線板において、
    前記配線構造体は更に放熱部材を有する。
  9. 請求項8に記載の多層配線板において、
    前記放熱部材は、前記接着層が形成される側に設けられている。
  10. 請求項8又は9に記載の多層配線板において、
    前記放熱部材は、金属板、金属めっき層又はナノカーボン材料によって形成されている。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項に記載の多層配線板において、
    前記放熱部材の厚さは10〜80μmである。
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