JP2016114553A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースサイズの異なる複数種類の時計を低コストで構成でき、かつ、ムーブメントの配置位置精度を向上できる時計を提供すること。【解決手段】時計1は、突出部111を有する外装ケース2と、裏蓋4と、文字板受けリング70と、文字板15と、ダイヤルリング16と、文字板受けリング70の外周側に配置される中枠75とを備える。中枠75は、外装ケース2の内周面に当接する中枠側当接部762と、突出部111に当接する表面側当接部761と、時計の厚さ方向に弾性変形可能に形成されて裏蓋4に当接する中枠バネ部と、中枠75の内周面から突出する支持部79とを備える。文字板受けリング70は、中枠75の内周面に当接するリング側当接部74と、文字板15の裏面に当接するリング表面側当接部712と、時計1の厚さ方向に弾性変形可能に形成されて中枠75の支持部79に当接するリングバネ部72とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、時計に関する。
腕時計では、コストの削減と、デザインのバリエーション増加を両立するため、基本となる共通のムーブメントを、中枠を用いて様々なサイズ、デザインの時計ケース内に組み込むことで、大きさやデザインの異なる複数種類の時計を構成することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1では、中枠(支持部材)の平面方向の位置決めは、中枠の外周面の複数箇所に形成された凸部を外装ケースの内周面に当接することで行われている。
一方、中枠の時計の厚さ方向(高さ方向)の位置決めは、中枠で支持される受リング(文字板受け部材)を介して文字板の周縁部の表面を外装ケースに押しつけることで行われている。すなわち、外装ケースおよび裏蓋間には、時計表面側から、文字板、受リング、中枠が順次配置され、裏蓋の押し上げ突起で中枠を時計表面側に押しつけることで位置決めがなされている。
特開2001−13268号公報
このような特許文献1では、中枠の表面は直接ケースに当接しておらず、押し上げられた中枠の高さ方向の位置決めは、受リングを介して文字板がケースに当接することで行われている。このため、文字板、受リング、中枠の寸法精度に誤差があると、中枠や受リングの高さ方向の位置は、前記誤差の累積値に影響される。したがって、受リングに保持されるムーブメントの高さ位置にばらつきが生じるおそれがある。
本発明の目的は、ケースサイズの異なる複数種類の時計を低コストで構成でき、かつ、ムーブメントの配置位置精度を向上できる時計を提供することにある。
本発明の時計は、ムーブメントを収納し、かつ、内周面に突出する突出部を有するケースと、前記ケースに取り付けられる裏蓋と、前記ムーブメントに取り付けられた文字板受けリングと、前記文字板受けリングの表面側に配置される文字板と、前記文字板の表面に当接して位置を規制する規制部と、前記文字板受けリングの外周側に配置される中枠と、を備えた時計であって、前記中枠は、前記ケースの内周面に当接して平面方向の位置決めを行う中枠側当接部と、前記ケースの突出部に当接して前記中枠の時計表面方向の位置決めを行う表面側当接部と、前記時計の厚さ方向に弾性変形可能に形成されて前記裏蓋に当接する中枠バネ部と、前記中枠の内周面から突出する支持部とを備え、前記文字板受けリングは、前記中枠の内周面に当接して平面方向の位置決めを行うリング側当接部と、前記文字板の裏面に当接するリング表面側当接部と、前記時計の厚さ方向に弾性変形可能に形成されて前記中枠の支持部に当接するリングバネ部とを備えることを特徴とする。
本発明では、ケース内に文字板、ムーブメント、文字板受けリング、中枠を収納し、裏蓋を取り付けることで時計を組み立てる。この際、中枠の中枠バネ部に裏蓋が当接し、中枠バネ部が弾性変形することで、中枠は時計表面側に押し上げられ、中枠の表面側当接部がケースの突出部に当接する。すなわち、中枠は、ケースおよび裏蓋間に挟まれ、かつ、中枠バネ部の弾性変形によるばね力で時計表面側に押しつけられる。このため、中枠の高さ位置は、中枠の表面側当接部がケースの突出部に当接する位置に精度よく設定される。
また、ケースに直接当接されて高さ方向に位置決めされた中枠に、リングバネ部が当接し、リングバネ部が弾性変形することで、文字板受けリングは時計表面側に押し上げられ、リング表面側当接部が文字板の裏面に当接する。すなわち、文字板受けリングは、文字板および中枠間に挟まれ、かつ、リングバネ部の弾性変形によるばね力で時計表面側に押しつけられる。ここで、文字板は、その表面が規制部、例えばケースの胴やベゼル、あるいはダイヤルリングに当接することで、高さ方向の位置がケースを基準に精度良く設定されている。したがって、文字板受けリングの高さ位置も、リング表面側当接部が文字板に当接する位置に精度よく設定される。これにより、文字板受けリングに保持されるムーブメントの高さ位置も精度よく設定できる。
さらに、ムーブメントの平面位置は、文字板受けリングのリング側当接部が中枠の内周面に当接し、中枠の中枠側当接部がケースの内周面に当接することで設定されるので、精度よく設定できる。
したがって、ムーブメントの高さ方向(時計厚さ方向)と平面方向の配置位置精度を向上できる。さらに、ケースサイズが変更された場合には、中枠側当接部の突出寸法が異なる中枠に変更すれば、文字板受けリングや、ムーブメントは共通のものが利用できる。したがって、ケースサイズの異なる複数種類の時計を構成する際に、ムーブメントや文字板受けリングなどを共通化できて部品種類を削減でき、低コストで構成できる。
本発明の時計において、前記リングバネ部は、前記文字板受けリングの周方向に沿って複数設けられていることが好ましい。
リングバネ部が複数設けられていれば、文字板受けリング全体を安定して文字板側に付勢することができる。
本発明の時計において、前記リングバネ部は、2本の柱部と、前記柱部間に掛け渡された梁部とを備え、前記柱部の内周面には、前記ムーブメントを保持するフック部が形成され、前記梁部の底面には、前記中枠の支持部に当接する押し上げ用突起が形成されていることが好ましい。
リングバネ部の主要構造を、2本の柱部と、柱部間に掛け渡された梁部とで構成すれば、例えば、梁部を片持ち支持する場合に比べてバネ力を大きくできる。また、梁部の底面に押し上げ用突起が形成されていれば、梁部の撓み量を大きくでき、リングバネ部をシンプルな形状で構成できて、バネ力も大きくできる。
さらに、柱部にフック部が形成されていれば、ムーブメントを押し込む際に柱部が撓んで容易に取り付けることができる。
本発明の時計において、前記中枠バネ部は、前記中枠の周方向に沿って複数設けられていることが好ましい。
中枠バネ部が複数設けられていれば、中枠全体を安定してケースの突出部側に付勢することができる。
本発明の時計において、前記中枠バネ部は、2本の柱部と、前記柱部間に掛け渡された梁部とを備え、前記梁部の底面には、前記裏蓋に当接する押し上げ用突起が形成されていることが好ましい。
中枠バネ部の主要構造を、2本の柱部と、柱部間に掛け渡された梁部とで構成すれば、例えば、梁部を片持ち支持する場合に比べてバネ力を大きくできる。また、梁部の底面に押し上げ用突起が形成されていれば、梁部の撓み量を大きくでき、中枠バネ部をシンプルな形状で構成できて、バネ力も大きくできる。
本発明の実施形態の時計を示す正面図。 図1のII−II線に沿った概略断面図。 前記時計の要部の分解斜視図。 前記時計の文字板受けリングおよび中枠を示す分解斜視図。 前記時計の文字板受けリングおよび中枠を示す分解斜視図。 前記時計の要部を示す拡大断面図。
以下、本発明の実施形態に係る時計(腕時計)1を図1〜5に基づいて説明する。なお、図2は図1のII−II線に沿った断面図であり、左半分は時計の6時位置から指針軸までの断面であり、右半分は指針軸から3時位置までの断面である。また、各部品において、時計1の表面(カバーガラス5側)の面を表面または上面、裏蓋4側の面を裏面または底面、下面と表現することがある。
時計1は、後述するムーブメント等を収容する外装ケース2を備える。外装ケース2は、ケース本体3と、裏蓋4とを備える。ケース本体3は、円筒状の胴11と、胴11の表面側に設けられたベゼル12とを備える。
胴11には、リューズ30が設けられている。また、胴11の内周面には、図2、図3に示すように、内周面の周方向に沿って連続する略円環状の突出部111が形成されている。
ベゼル12は、リング状に形成されている。そして、ベゼル12と胴11とは、互いの対向面に形成された凹凸による嵌め合わせ構造あるいは両面粘着テープや接着剤等の手段により接続されている。なお、ベゼル12は、胴11に対して回転可能に取り付けられていてもよい。
ベゼル12の内側には、ベゼル12によって保持されたカバーガラス5が取り付けられている。さらに、ベゼル12の内周面には、内周面の周方向に沿って連続する略円環状の突出部121が形成されている。
ケース本体3の裏面側には、ケース本体3の裏面側の開口を塞ぐ円板状の裏蓋4が設けられている。裏蓋4は、ケース本体3の胴11にねじ込まれて取り付けられている。
胴11、ベゼル12、裏蓋4には、BS(真鍮)、SUS(ステンレス鋼)、チタン合金などの金属材料が利用される。
[時計の内部構造]
次に、時計1の外装ケース2に内蔵される内部構造について説明する。
図2、図3に示すように、外装ケース2内には、ムーブメント6と、文字板15と、前記文字板15の外周縁に沿って配置されたダイヤルリング16と、文字板受けリング70と、中枠75とが収納されている。
ムーブメント6は、前記文字板受けリング70の内周に取り付けられている。また、文字板15は文字板受けリング70の表面に当接され、ムーブメント6の時計表面側(カバーガラス5側)に取り付けられている。
[ムーブメント]
ムーブメント6は、従来から時計に用いられているものが利用できる。本実施形態では、回転錘68の回転によって発電する発電機と、この発電機の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるモーターとを備えたムーブメントである。
なお、ムーブメント6としては、ボタン型の一次電池でステップモーターを駆動する一般的なクオーツ時計用のムーブメントでもよいし、ゼンマイを駆動源として発電する発電機と、この発電機の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるモーターとを備えたムーブメントでもよい。さらに、ムーブメント6としては、ゼンマイの駆動力で輪列を回転し、調速機構で調速する機械式時計用のムーブメントでもよい。
本実施形態のムーブメント6は、ステップモーターおよび輪列を介して、図1に示す時針61、分針62、秒針63を駆動する。さらに、ムーブメント6は、ステップモーターおよび輪列を介して日車65を駆動する。なお、日車65の表面側には日車押さえ66が配置されている。なお、各指針や日車のレイアウトや数、種類などは図1に示すものに限定されない。
また、ムーブメント6には巻真31が配置され、巻真31の端部にはリューズ30が取り付けられている。
[文字板受けリング]
文字板受けリング70は、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂で形成され、図4、図5に示すように、円環状に形成された上面部71と、上面部71から中枠75側に延長されたリングバネ部72と、上面部71から中枠75側に延長されて前記リングバネ部72間に配置された側壁部73とを備えている。
上面部71には、3つの凹部711が形成され、各凹部711間には表面側つまり文字板15側に突出するリング表面側当接部712が形成されている。
凹部711は文字板15をムーブメント6の地板から外す際に用いられる文字板外し溝である。リング表面側当接部712は、文字板15の裏面に当接し、文字板15を受ける部分である。
リングバネ部72は、上面部71の円周方向に4つ形成されている。このうち、2つのリングバネ部72A、72Bは、2つの凹部711と同じ位置に形成されている。リングバネ部72Aは、平面位置が文字板15の約2時位置に形成され、リングバネ部72Bは、平面位置が文字板15の約7時位置に形成されている。
また、他の2つのリングバネ部72C、72Dのうち、リングバネ部72Dは、平面位置が文字板15の12時位置に形成され、リングバネ部72Cは、上面部71の円周方向の位置がリングバネ部72Bとリングバネ部72Dとの中間位置(文字板15の約9時位置)に形成されている。
各リングバネ部72(72A〜72D)は、上面部71から連続する2本の柱部721と、これらの柱部721間に掛け渡された梁部722とを備えて構成されている。梁部722の中間位置の底面には押し上げ用突起723が形成されている。そして、梁部722の表面側は空間とされているので、前記押し上げ用突起723に上面部71に向かう力が加わると、梁部722は上面部71側に撓み、そのばね力で文字板受けリング70を文字板15側に付勢する。
柱部721の内周面には、ムーブメント6を保持するためのフック部724が形成されている。
リングバネ部72および側壁部73の底面(下面)には、後述する中枠75の支持部79に当接して文字板受けリング70の高さ方向の「がたつき」を防止するガタ防止突起725、735が形成されている。
リングバネ部72に設けられるガタ防止突起725は、梁部722の下面において2つ形成され、その間に押し上げ用突起723が形成されている。
側壁部73に設けられるガタ防止突起735は、側壁部73の下面における円周方向のほぼ中間位置に形成されている。
文字板受けリング70の外周面には、中枠75の内周面に当接して平面方向の位置決めを行うリング側当接部74が形成されている。リング側当接部74は、リングバネ部72および側壁部73の外周面における下端部から突出して形成されている。
なお、本実施形態では、リング側当接部74の外周面において、ガタ防止突起725、735に対応する位置には、中枠75に対する文字板受けリング70の平面方向のがたつきを防止するガタ防止突起741が形成されている。
[中枠]
中枠75は、文字板受けリング70と同様に、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂で形成され、図4,5に示すように、円環状に形成された本体部76と、本体部76の内周縁から裏蓋4側に延長された中枠バネ部77と、本体部76から裏蓋4側に延長されて前記中枠バネ部77間に配置された側壁部78とを備えている。
本体部76の上面は、前記胴11の突出部111に当接する表面側当接部761として機能する。また、本体部76の外周面は、前記胴11の内周面に当接して平面方向の位置決めを行う中枠側当接部762として機能する。
中枠バネ部77は、本体部76の円周方向に4つ形成されている。4つの中枠バネ部77は、本体部76の円周方向の位置が、文字板15の12時、3時、6時、9時のそれぞれ中間位置に形成されている。
各中枠バネ部77は、本体部76から連続する2本の柱部771と、これらの柱部771間に掛け渡された梁部772とを備えて構成されている。
梁部772の底面には、押し上げ用突起773が形成されている。押し上げ用突起773は、梁部772の中間位置に形成されている。そして、梁部772の表面側は空間とされているので、前記押し上げ用突起773が裏蓋4に当接して本体部76に向かう方向の力が加わると、梁部772は本体部76側に撓み、そのばね力で中枠75を文字板受けリング70側に付勢する。
側壁部78の底面には、裏蓋4に当接して中枠75の時計厚さ方向の「がたつき」を防止するガタ防止突起785が形成されている。
中枠75の内周面には、支持部79が突出されている。支持部79は、中枠バネ部77および側壁部78の内周面に沿って連続して形成されたリング状の突出部である。この支持部79の上面には、前記文字板受けリング70が載置される。
[文字板]
文字板15は、ステンレスなどの金属材やプラスチックなどの板材で形成されており、底面から突設された足をムーブメント6の地板に圧入することでムーブメント6の表面側に取り付けられる。この際、文字板15の裏面が前記文字板受けリング70に当接することで、ムーブメント6に対する文字板15の高さ位置が規定される。これにより、文字板15およびムーブメント6の地板間に所定の空間が形成され、この空間に日車65や日車押さえ66が配置される。
文字板15の外周縁には、ダイヤルリング16が配置される。ダイヤルリング16の上面はベゼル12の突出部121の下面に当接している。このため、本実施形態では、ダイヤルリング16によって、文字板15の表面に当接して文字板15の高さ方向の位置を規制する規制部が構成されている。
[中枠の平面方向の位置決め構造]
このような構成の時計1においては、ケース本体3内に、ダイヤルリング16、文字板15、文字板受けリング70、中枠75、ムーブメント6を配置する。この際、図6にも示すように、中枠75の中枠側当接部762は、胴11の内周面に当接する。これにより、中枠75は平面方向に位置決めされる。
[中枠の高さ方向の位置決め構造]
裏蓋4を胴11にねじ込むと、中枠75は本体部76の表面側当接部761が胴11の突出部111の下面に当接し、中枠バネ部77の梁部772の押し上げ用突起773が裏蓋4で押されて梁部772が撓む。この梁部772の撓み量は、図6における寸法H1である。
そして、梁部772が撓むことによりバネ力が発生し、そのバネ力の反力で中枠75は時計1の表面側に付勢され、表面側当接部761が突出部111に当接する位置で位置決めされる。すなわち、中枠75は、胴11の突出部111および裏蓋4間で挟持される。
これにより、中枠75はケース本体3に対して高さ方向(時計厚さ方向)に位置決めされ、中枠75の支持部79もケース本体3に対して高さ方向(時計厚さ方向)に位置決めされる。
[文字板受けリングおよびムーブメントの平面方向の位置決め構造]
文字板受けリング70のリング側当接部74は、中枠75の内周面に当接する。これにより、文字板受けリング70は、平面方向に位置決めされる。したがって、外装ケース2の胴11の内周面を基準に、中枠75および文字板受けリング70が位置決めされ、文字板受けリング70で支持されるムーブメント6も、平面方向に位置決めされる。
[文字板受けリングおよびムーブメントの高さ方向の位置決め構造]
文字板受けリング70のリング表面側当接部712は、文字板15に当接する。文字板15はダイヤルリング16がベゼル12の突出部121に当接することで、ケース本体3に対して高さ方向に位置決めされている。
さらに、文字板受けリング70の梁部722の押し上げ用突起723が、中枠75の支持部79で押されて梁部722が撓む。梁部722が撓むことによりバネ力が発生し、そのバネ力の反力で文字板受けリング70は時計1の表面側に付勢され、リング表面側当接部712が文字板15に当接する位置で位置決めされる。すなわち、文字板受けリング70は、文字板15および中枠75の支持部79間で挟持される。
これにより、文字板受けリング70はケース本体3に対して高さ方向(時計厚さ方向)に位置決めされ、文字板受けリング70で支持されるムーブメント6もケース本体3に対して高さ方向(時計厚さ方向)に位置決めされる。
[本実施形態の作用効果]
中枠75をケース本体3に対して高さ方向および平面方向に位置決めでき、この中枠75を基準に文字板受けリング70を高さ方向および平面方向に位置決めできるので、文字板受けリング70に支持されるムーブメント6を、ケース本体3に対して高さ方向および平面方向に精度よく位置決めすることができる。
また、時計1の外装ケース2のサイズが変更された場合は、中枠側当接部762の突出寸法が異なる中枠75に変更すれば、文字板受けリング70やムーブメント6は共通のものが利用できる。したがって、ケースサイズの異なる複数種類の時計1を構成する際に、ムーブメント6や文字板受けリング70などを共通化できて部品種類を削減でき、低コストで構成できる。
文字板受けリング70と中枠75とを比較すると、文字板受けリング70は、ムーブメント6との係合用のフック部724や、リングバネ部72、文字板15を外すための凹部711等が形成されるため、中枠75に比べて複雑な形状となる。この形状が複雑な文字板受けリング70を共通部品化し、文字板受けリング70に比べて形状が簡単であり製造コストも低くできる中枠75をサイズ毎に用意するため、文字板受けリング70をサイズ毎に製造する場合に比べて製造コストを低減できる。
文字板受けリング70は、リングバネ部72が複数、具体的には4つ設けられているので、文字板受けリング70は傾くことなく安定して文字板15側に付勢できる。
同様に、中枠75は、中枠バネ部77が複数、具体的に4つ設けられているので、中枠75も傾くことなく安定して突出部111側に付勢できる。
リングバネ部72や中枠バネ部77は、柱部721、771と、梁部722、772とを備えて構成しているので、シンプルな形状で、かつバネ力を大きくできる。
さらに、梁部722、772の底面に、押し上げ用突起723、773を形成したので、梁部722、772の撓み量を大きくできる。
さらに、リングバネ部72の柱部721にフック部724を形成し、このフック部724でムーブメント6を保持しているので、ムーブメント6を容易に取り付けることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、リングバネ部72や中枠バネ部77の数は前記実施形態に限定されない。特に、3つ以上設けられていれば、リングバネ部72や中枠バネ部77を安定して付勢できる点で好ましい。
さらに、リングバネ部72や中枠バネ部77の構成は前記実施形態に限定されず、裏蓋4や支持部79に当接した際に撓んでバネ力を発生できるものであればよい。
文字板15の高さ方向の位置を規制する規制部は、ダイヤルリング16に限らない。例えば、文字板15を直接、ベゼル12や胴11に当接させた場合には、その当接部が規制部となる。
1…時計、2…外装ケース、3…ケース本体、4…裏蓋、6…ムーブメント、11…胴、12…ベゼル、15…文字板、16…ダイヤルリング、30…リューズ、70…文字板受けリング、71…上面部、712…リング表面側当接部、72…リングバネ部、721…柱部、722…梁部、723…押し上げ用突起、724…フック部、73…側壁部、74…リング側当接部、76…本体部、761…表面側当接部、762…中枠側当接部、77…中枠バネ部、771…柱部、772…梁部、773…押し上げ用突起、78…側壁部、79…支持部。

Claims (5)

  1. ムーブメントを収納し、かつ、内周面に突出する突出部を有するケースと、
    前記ケースに取り付けられる裏蓋と、
    前記ムーブメントに取り付けられた文字板受けリングと、
    前記文字板受けリングの表面側に配置される文字板と、
    前記文字板の表面に当接して位置を規制する規制部と、
    前記文字板受けリングの外周側に配置される中枠と、を備えた時計であって、
    前記中枠は、
    前記ケースの内周面に当接して平面方向の位置決めを行う中枠側当接部と、
    前記ケースの突出部に当接して前記中枠の時計表面方向の位置決めを行う表面側当接部と、
    前記時計の厚さ方向に弾性変形可能に形成されて前記裏蓋に当接する中枠バネ部と、
    前記中枠の内周面から突出する支持部とを備え、
    前記文字板受けリングは、
    前記中枠の内周面に当接して平面方向の位置決めを行うリング側当接部と、
    前記文字板の裏面に当接するリング表面側当接部と、
    前記時計の厚さ方向に弾性変形可能に形成されて前記中枠の支持部に当接するリングバネ部とを備える
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記リングバネ部は、前記文字板受けリングの周方向に沿って複数設けられている
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の時計において、
    前記リングバネ部は、2本の柱部と、前記柱部間に掛け渡された梁部とを備え、
    前記柱部の内周面には、前記ムーブメントを保持するフック部が形成され、
    前記梁部の底面には、前記中枠の支持部に当接する押し上げ用突起が形成されている
    ことを特徴とする時計。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計において、
    前記中枠バネ部は、前記中枠の周方向に沿って複数設けられている
    ことを特徴とする時計。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の時計において、
    前記中枠バネ部は、2本の柱部と、前記柱部間に掛け渡された梁部とを備え、
    前記梁部の底面には、前記裏蓋に当接する押し上げ用突起が形成されている
    ことを特徴とする時計。
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