JP5790036B2 - 時計 - Google Patents

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Description

本発明は、時計に関する。
従来から、ムーブメント、太陽電池および文字板を有し、これらがこの順に重ねて配置された時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の時計は、太陽電池が光を受光することにより、太陽電池で電力が生成され、その電力をムーブメントに供給して、指針が文字板上を回転駆動するよう構成されている。
この特許文献1に記載の時計では、ムーブメントを裏蓋に対し固定する第1の固定用部材と、第1の固定用部材で固定されたムーブメントに対し太陽電池を固定する第2の固定用部材とが配置されている。このように特許文献1に記載の時計では、固定機能を有する2つの固定部材を用いているため、その分、部品点数が多くなり、当該時計を組み立てて製造する際の手間がかかるという問題があった。
特開2001−13268号公報
本発明の目的は、部品点数が少なく、組み立てや製造が容易な時計を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の時計は、少なくとも1本の指針を有し、該指針を回転駆動するムーブメントと、
前記指針が指し示す文字、記号、図形および目盛りのうち少なくとも1つが付された光透過性を有する文字板と、
前記ムーブメント上に重ねて設置され、光を受光することにより電力を生成し、該電力を前記ムーブメントに供給する太陽電池と、
前記文字板、前記太陽電池および前記ムーブメントを位置決め固定するリング状の枠体とを有し、
前記枠体は、前記枠体の前記ムーブメントに対向する側の面には、前記太陽電池を位置決め固定する太陽電池固定部と、前記太陽電池固定部と異なる位置、前記ムーブメントを位置決め固定するムーブメント固定部と、前記枠体の前記ムーブメントに対向する側とは反対側の面には、前記文字板を位置決め固定する文字板固定部とを有することを特徴とする。
これにより、部品点数が少なく、組み立てや製造が容易な時計となる。
本発明の時計では、前記太陽電池固定部は、前記枠体の内周部に該枠体の中心に向かって突出形成され、前記枠体の中心を介して対向配置された、前記太陽電池の裏面に係合する少なくとも一対の小片を有することが好ましい。
これにより、太陽電池を確実に固定することができ、よって、例えば振動等によって太陽電池が枠体から不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
本発明の時計では、前記太陽電池固定部は、前記各小片と異なる位置に当該時計の裏面側に向かって突出形成され、前記太陽電池の縁部に係合する少なくとも1本の係合ピンを有することが好ましい。
これにより、前記一対の小片と相まって、太陽電池をより確実に固定することができ、よって、例えば振動等によって太陽電池が枠体から不本意に離脱するのをより確実に防止することができる。
本発明の時計では、前記係合ピンは、前記枠体の中心を介して一対対向配置され、前記太陽電池を前記枠体に対して位置決めをする機能を有することが好ましい。
これにより、太陽電池を確実に固定することができ、よって、例えば振動等によって太陽電池が枠体から不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
本発明の時計では、前記枠体は、その前記太陽電池側の部分に、深さが段階的に変化した段差部を有し、
前記段差部で囲まれた部分に前記太陽電池および前記ムーブメントが配されることが好ましい。
これにより、太陽電池、ムーブメントが枠体の内部に収納されることとなり、これらの部材を枠体で保護することができる。
本発明の時計では、前記太陽電池固定部は、前記段差部から前記枠体の中心に向かって突出し、該枠体の周方向に沿って複数配置された突部を有することが好ましい。
これにより、太陽電池の枠体に対する位置が確実に規制され、太陽電池と枠体とを組み立てる際の作業性が向上する。
本発明の時計では、前記ムーブメント固定部は、当該時計の裏面側に向かって突出形成され、前記枠体の中心を介して対向配置された、前記ムーブメントの縁部に係合する少なくとも一対の係合片を有することが好ましい。
これにより、ムーブメントを確実に固定することができ、よって、例えば振動等によってムーブメントが枠体から不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
本発明の時計では、前記文字板と前記太陽電池とは離間して配置されることが好ましい。
これにより、文字板と太陽電池とが接触して使用中に摩耗し、これら部材のうちの少なくとも一方が損傷するのを防止することができる。
本発明の時計では、前記ムーブメントをその裏面側から覆う裏蓋をさらに備え、
前記枠体は、その前記太陽電池側の部分に、前記裏蓋と当接する当接部を有することが好ましい。
これにより、枠体が当接部を介して裏蓋で押し上げられ、よって、枠体の時計内でのガタツキを防止することができる。
本発明によれば、部品点数が少なく、組み立てや製造が容易な時計を提供することができる。
本発明の時計を腕時計に適用した場合の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す腕時計の主な構成部品の分解斜視図である。 図1に示す腕時計でのムーブメントの地板、太陽電池および枠体の分解斜視図である。 図1に示す腕時計での太陽電池および枠体を裏側から見た平面図である。 図1に示す腕時計でのムーブメント、太陽電池および枠体を裏側から見た平面図である。 図1に示す腕時計でのムーブメント、太陽電池および枠体を裏側から見た斜視図である。 図1に示す腕時計での枠体を表側から見た斜視図である。 図1に示す腕時計での枠体を裏側から見た斜視図である。 図1に示す腕時計での枠体の側面図である。 図7中のA−A線断面図である。 図7中のB−B線断面図である。 図8中のC−C線断面図である。
以下、本発明の時計を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の時計を腕時計に適用した場合の実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す腕時計の主な構成部品の分解斜視図、図3は、図1に示す腕時計でのムーブメントの地板、太陽電池および枠体の分解斜視図、図4は、図1に示す腕時計での太陽電池および枠体を裏側から見た平面図、図5は、図1に示す腕時計でのムーブメント、太陽電池および枠体を裏側から見た平面図、図6は、図1に示す腕時計でのムーブメント、太陽電池および枠体を裏側から見た斜視図、図7は、図1に示す腕時計での枠体を表側から見た斜視図、図8は、図1に示す腕時計での枠体を裏側から見た斜視図、図9は、図1に示す腕時計での枠体の側面図、図10は、図7中のA−A線断面図、図11は、図7中のB−B線断面図、図12は、図8中のC−C線断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図3、図6〜図11中の上側を「上」、「上方」または「表側」、下側を「下」、「下方」または「裏側」と言う。
図1に示す腕時計(以下、単に「時計」という)1は、外装部(ケース)2と、外装部2の内部に収納され、時針、分針および秒針をそれぞれ構成する3本の時計用針(指針)31を有するムーブメント3と、時計1を腕に装着する際に用いられるバンド4とを備えている。
図2に示すように、外装部2は、胴部23と、ガラス板(カバーガラス)21と、ガラス板21を保持するベゼル22と、胴部23の裏側に設置される裏蓋25とを有している。なお、図2では、時計用針31が省略されている。
胴部23には、巻真パイプ(図示せず)が嵌入され、この巻真パイプに、りゅうず24が回転可能に設けられている。りゅうず24を回転させることにより、そのトルクがムーブメント3に伝わる。これにより、各時計用針31が回転駆動し、よって、表示する時刻を調整することができる。
ガラス板21は、透明性を有し、例えばサファイヤガラス、ソーダガラス、結晶性ガラス、石英ガラス、鉛ガラス、カリウムガラス、ホウ珪酸ガラス、プラスチック等で構成されている。このガラス板21は、無色透明のものであってもよいし、有色透明のものであってもよい。
ベゼル22は、リング状をなす部材であり、その内周部でガラス板21を支持することができる。
裏蓋25は、ムーブメント3をその裏面側から覆うことができ、円板状の底板251と、底板251の縁部付近から上方に向かって突出した側壁252とで構成されている。側壁252は、底板251の縁部に沿ってリング状をなし、胴部23に嵌合することができる。
図2に示すように、ムーブメント3は、扁平な形状をなし、平面視で全体として丸みを帯びた(丸型)ものである。ムーブメント3は、後述する枠体7を介して外装部2に対し固定されている。
このムーブメント3は、上方に向かって突出した軸部33を有している。この軸部33は、各時計用針31を回転可能に支持するものである。また、ムーブメント3には、軸部33を介して、各時計用針31を回転駆動するための、歯車等で構成された駆動機構(図示せず)が内蔵されている。そして、この駆動機構は、後述する太陽電池5で得られた電力によって作動することができる。これにより、各時計用針31がそれぞれ回転して、当該時計用針31で現在の時刻を確認することができる。
そして、ムーブメント3は、前記駆動機構を構成する歯車を軸支する地板36を有している。この地板36は、枠体7で固定される。
また、図2に示すように、外装部2には、ムーブメント3の他に、太陽電池5、文字板6、枠体7も収納されている。ムーブメント3、太陽電池5、文字板6、枠体7を組み立てるには、まず、枠体7に太陽電池5を固定する、次に、この枠体7をムーブメント3に固定する。次に、枠体7に文字板6を固定する。そして、この組立状態のものが外装部2に収納される。
小判状(板状)をなす太陽電池5は、ムーブメント3上側に重ねて設置されている。太陽電池5は、導電体で構成された、いわゆる導通バネ(図示せず)を介して、ムーブメント3と電気的に接続されている。そして、太陽電池5は、光を受光することにより電力を生成し、電力をムーブメント3に供給することができる。太陽電池5としては、例えば、p型半導体とn型半導体とを重ね合わせて接合したものを用いることができる。p型半導体とは、高純度のシリコン半導体にホウ素等のような3価の元素を極微量混入させたものであり、n型半導体とは、高純度のシリコン半導体にヒ素等のような5価の元素を極微量混入させたものである。このような構成の太陽電池5に光が照射されると、光電効果によりシリコン内部に電子および正孔が発生する。また、p型半導体とn型半導体との境界部にあたるpn接合部では、発生した電子および正孔のうち、プラスの電荷をもった正孔はp型半導体側へ、マイナスの電荷をもった電子はn型半導体側へ分離・誘導される。これにより、各半導体がそれぞれプラスとマイナスとに帯電して、電位差が生じ、よって、電力をムーブメント3に供給することができる。なお、pn接合部付近は、空乏層となる。
また、太陽電池5の中心部には、ムーブメント3の軸部33が挿通する挿通孔52が形成されている(図2参照)。
図4に示すように、太陽電池5の縁部には、太陽電池5の挿通孔52を介して対向する位置に、一対の太陽電池側突部51a、51bが外側に向かって形成されている。太陽電池側突部51a、51bは、それぞれ、枠体7に固定される(位置決めも含む)部分である。なお、太陽電池側突部51aと太陽電池側突部51bとは、互いの距離ができる限り大となるように配置される、すなわち、できる限り太陽電池5の長手方向に沿って配置されるのが好ましい。このような配置により、太陽電池5が安定して固定されることなり、よって、時計1を使用している最中に、例えば振動等によって太陽電池5が枠体7から不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
さらに、太陽電池5の縁部には、太陽電池側突部51a、51bと異なる位置に、挿通孔52側に向かって窪んだ、すなわち、欠損した太陽電池側凹部(欠損部)54a、54bが一対形成されている。太陽電池側凹部54a、54bも、太陽電池側突部51a、51bと同様に、枠体7に固定される部分である。太陽電池側凹部54a、54bは、それぞれ、平面視で丸みを帯びた形状をなし、特に、一部が円弧状をなすのが好ましい。また、太陽電池側凹部54aと太陽電池側凹部54bとは、太陽電池5の幅方向で、挿通孔52を介して対向する位置に配置されている。
図2に示すように、太陽電池5の上側(表側)には、円盤状をなす文字板6が枠体7を介して重ねて設置されている。文字板6には、例えば1から12までの数字が付されており、各数字が時計用針31で指される。これにより、時刻を確実に確認することできる。なお、文字板6には、数字等の文字の他、記号、図形、目盛りも付されていてもよい。
また、文字板6のほとんどの部分は、光透過性を有して、すなわち、透明となっており、その構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種ガラス材料、各種プラスチック材料が挙げられる。軽量、加工の容易性等の観点からプラスチック材料が好ましく、中でも、ポリカーボネートが好ましい。時計1では、文字板6を透過した光が太陽電池5に到達して、これにより、前述したように電力が生じる。
さらに、文字板6は、光を拡散する機能を有するのが好ましい。これにより、文字板6の裏側にある太陽電池5が文字板6を介して視認されるのを防止または抑制することができる。一般的に腕時計では、太陽電池を外部からできる限り視認されないようにするのが好ましいため、時計1のように太陽電池5に対する視認性が抑制された場合、時計1の審美性が向上する。なお、文字板6に光拡散機能を担持させる方法としては、特に限定されず、例えば、文字板6の表側の面63および裏側の面64のうちの少なくとも一方に、拡散剤を含む拡散層を形成する方法、偏光フィルムを設置する方法、プリズムとして機能する微小な凹凸を多数形成する方法等が挙げられる。
図2に示すように、文字板6の中心部には、ムーブメント3の軸部33が挿通する挿通孔62が形成されている。
また、文字板6の縁部には、挿通孔62側に向かって窪んだ、すなわち、欠損した一対の文字板側凹部65a、65bと、一対の文字板側凹部65c、65dとが形成されている。文字板側凹部65a〜65dは、枠体7に固定や位置決めがなされる部分となる。
文字板側凹部65a〜65dは、文字板6の周方向に沿って間隔をおいて(等間隔に)配置されている。なお、文字板側凹部65aと文字板側凹部65bとが挿通孔62を介して対向しており、文字板側凹部65cと文字板側凹部65dとが挿通孔62を介して対向している。
そして、文字板側凹部65aと文字板側凹部65bとは、互いに大きさが同じであり文字板側凹部65cと文字板側凹部65dとは、互いに大きさが同じであるが、文字板側凹部65a、65bと文字板側凹部65c、65dとは、互いに大きさが異なっている。換言すれば、文字板側凹部65aと文字板側凹部65bとは、平面視での形状が四角形状をなしており、これに対し、字板側凹部65cと文字板側凹部65dとは、平面視で円弧状(「U」字状)をなす。
図2に示すように、時計1では、ムーブメント3、太陽電池5および文字板6が、中央部が開口した開口部76を有する円環状(リング状)の枠体7によって一括して支持、固定されている。この枠体7は、太陽電池5と文字板6との間に重ねて配される。枠体7の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウムやステンレス鋼等のような各種金属材料、ポリエチレン、ポリプロピレン等のような各種プラスチック材料が挙げられる。
枠体7は、文字板6を固定する文字板固定部71と、太陽電池5を固定する太陽電池固定部72と、ムーブメント3を固定するムーブメント固定部73とを有している。
文字板固定部71は、枠体7の表側の部分に設けられている。図7に示すように、この文字板固定部71は、枠体7の表側の面(上面)74から突出した一対のピン711a、711bと、一対のピン711c、711dとで構成されている。
ピン711a〜711dは、枠体7の周方向に沿って間隔をおいて(等間隔に)配置されている。なお、ピン711aとピン711bとが枠体7の中心を介して対向しており、ピン711cとピン711dとが枠体7の中心を介して対向している。
ピン711c、711dは、それぞれ、円柱状をなし、その外径が文字板6の文字板側凹部65c、65dの幅と同じかまたは若干小さいものである。そして、ピン711cが文字板側凹部65cに挿入され、ピン711dが文字板側凹部65dに挿入される。これにより、枠体7に対し文字板6の面方向の位置決めが行なわれる。このように、ピン711c、711dは、それぞれ、位置決め用ピンとして機能する。
また、ピン711a、711bは、それぞれ、ほぼ四角柱をなし、その最大幅が文字板6の文字板側凹部65a、65bの幅と同じかまたは若干大きいものである。そして、ピン711aが文字板側凹部65aに挿入され、ピン711bが文字板側凹部65bに挿入される。これにより、文字板6の前記位置決め状態を維持して固定することができる。このように、ピン711a、711bは、それぞれ、固定用ピンとして機能する。
このようなピン711a〜711dが形成されていることにより、枠体7に文字板6を載置した際、枠体7に対する文字板6の位置決めと固定とをほぼ同時に行うことができる。
図3、図6、図8に示すように、枠体7の裏側の部分は、凹没しており、その深さが段階的に変化している。これにより、段差部75が形成される。そして、この段差部75で囲まれた部分に太陽電池5とムーブメント3とを配置することができる(図6参照)。これにより、太陽電池5、ムーブメント3の全体が枠体7の内部に収納されることとなり、これらの部材を枠体7で保護することができる。なお、段差部75の内側に配された太陽電池5は、その表側の面が開口部76から露出し、光を受光することができる。
そして、段差部75内では、太陽電池固定部72により太陽電池5が固定され、ムーブメント固定部73によりムーブメント3が固定される。
図4に示すように、太陽電池固定部72は、一対の小片721a、721bと、2本の係合ピン722a、722bと、複数(図4に示す構成では5つ)の突部723とで構成されている。なお、小片は、本実施形態では一対配置されているが、これに限定されず、例えば、複数対配置されていてもよい。また、係合ピンは、本実施形態では2本配置されているが、これに限定されず、例えば、1本または3本以上配置されていてもよい。また、突部は、本実施形態では4つ配置されているが、これに限定されず、例えば、3つまたは5つ以上配置されていてもよい。
一方、ムーブメント固定部73は、一対の係合片731a、731bと、一対の小片733a、733bとで構成されている。なお、係合片は、本実施形態では一対配置されているが、これに限定されず、例えば、複数対配置されていてもよい。また、小片は、本実施形態では一対配置されているが、これに限定されず、例えば、複数対配置されていてもよい。
図4に示すように、小片721a、721bは、それぞれ、枠体7の内周部、すなわち、段差部75に当該枠体7の中心に向かって突出して形成されている。また、小片721a、721bは、枠体7の中心を介して対向して配置されている。そして、図4、図10に示すように、小片721aは、太陽電池5の裏側の面55の太陽電池側突部51aの部分に係合することができ、小片721bは、太陽電池5の裏側の面55の太陽電池側突部51bの部分に係合することができる。
係合ピン722a、722bは、それぞれ、小片721a、721bと異なる位置に、時計1の裏側に向かって突出形成されている。また、係合ピン722a、722bは、枠体7の中心を介して対向して配置されている。そして、図4に示すように、係合ピン722aは、その外周部が太陽電池5の縁部にある太陽電池側凹部54aに係合することができ、係合ピン722bは、その外周部が太陽電池5の縁部にある太陽電池側凹部54bに係合することができる。
また、係合ピン722a、722bは、互いに太陽電池5をその中心に向かって押圧し合うこととなり、これにより、当該太陽電池5の枠体7に対する位置決めがなされる。このように、係合ピン722aと係合ピン722bとは、固定用ピンとしての機能と、位置決め用ピンとしての機能とを有するものとなっている。
複数の突部723も、それぞれ、小片721a、721bと同様に、枠体7の内周部に当該枠体7の中心に向かって突出して形成されている。各突部723は、それぞれ、小片721a、721bよりも小さいものである。また、各突部723は、枠体7の周方向に沿って間隔をおいて配置されている。そして、各突部723は、それぞれ、その頂部が太陽電池5の縁部に係合することができる。
以上のような構成の太陽電池固定部72では、太陽電池5をその周方向に沿って均一に確実に押さえ付けることができる。また、太陽電池固定部72は、形状(構成が異なる)3種類の部分(小片721a、721b、係合ピン722a、722b、突部723)で太陽電池5を固定している。これら2つの相乗効果により、例えば振動等によって太陽電池5が枠体7から不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
なお、太陽電池固定部72に固定された太陽電池5は、文字板6と離間して配置されることとなる(図2参照)。例えば熱により太陽電池5に反り(変形)が生じた場合、太陽電池5と文字板6とが離間していれば、変形した太陽電池5が文字板6に触れるのが防止される。これにより、時計1の使用中に太陽電池5と文字板6とが摩耗して損傷してしまうのを確実に防止することができる。
図8に示すように、ムーブメント固定部73は、太陽電池固定部72と異なる位置に設けられている。このムーブメント固定部73は、一対の係合片731a、731bを有している。係合片731a、731bは、時計1の裏側に向かって突出形成されている。また、係合片731a、731bは、枠体7の中心を介して対向配置されている。
係合片731a、731bは、それぞれ、内側に向かって爪732が形成されている。そして、図5、図6、図11に示すように、係合片731a、731bの爪732は、それぞれ、ムーブメント3の縁部にある凹部で構成された係合部35に係合することができる。これにより、ムーブメント3を確実に支持、固定することができる。
なお、図4に示すように、係合片731aは、太陽電池5に対しその長手方向に沿って係合ピン722aと隣接している。一方、係合片731bは、係合ピン722bと隣接している。
また、図5、図6、図8に示すように、ムーブメント固定部73は、一対の係合片731a、731bと異なる位置に、一対の小片733a、733bを有している。小片733a、733bは、枠体7の内側に向かって突出形成されている。また、小片733a、733bは、枠体7の中心を介して対向配置されている。
そして、図12に示すように、小片733a、733bは、それぞれ、ムーブメント3の縁部にある凹部で構成された係合部37に係合することができる。これにより、ムーブメント3を、係合片731a、731bとともに、確実に支持、固定することができる。
このように時計1では、文字板固定部71、太陽電池固定部72、ムーブメント固定部73を有する1つの枠体7で、ムーブメント3、太陽電池5および文字板6を一括して固定することができる。これにより、例えば従来の腕時計のように複数の部材でムーブメント、太陽電池および文字板を固定する構成に比べて、時計1の部品点数を削減することができる。また、時計1の組み立てや製造も容易となる。さらに、前記一括固定されて、モジュール化(ユニット化)されたものは、1つの時計用部品として扱われ、よって、時計1の量産に好適である。
図9に示すように、枠体7は、その裏側の面(下面)77に、裏蓋25の側壁252と当接する複数の当接部78を有している。各当接部78は、裏側の面77から突出した突部で構成されており、枠体7の周方向に沿って間隔をおいて配置されている。時計1では、枠体7は、各当接部78を介して裏蓋25で押し上げられる。これにより、枠体7が外装部2の胴部23の一部に突き当てられることとなり、よって、外装部2内での枠体7のガタツキを防止することができる。
以上、本発明の時計を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、時計を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、枠体の平面視での形状は、丸型、四角型の他、オーバル型であってもよい。
1……腕時計(時計) 2……外装部(ケース) 21……カバーガラス 22……ベゼル 23……胴部 24……りゅうず 25……裏蓋 251……底板 252……側壁 3……ムーブメント 31……時計用針(指針) 33……軸部 35……係合部 36……地板(上カバー) 37……係合部 4……バンド 5……太陽電池 51a、51b……太陽電池側突部 52……挿通孔 54a、54b……太陽電池側凹部(欠損部) 55……裏側の面 6……文字板 62……挿通孔 63……表側の面 64……裏側の面 65a、65b、65c、65d……文字板側凹部 7……枠体 71……文字板固定部 711a、711b、711c、711d……ピン 72……太陽電池固定部 721a、721b……小片 722a、722b……係合ピン 723……突部 73……ムーブメント固定部 731a、731b……係合片 732……爪 733a、733b……小片 74……表側の面(上面) 75……段差部 76……開口部 77……裏側の面(下面) 78……当接部

Claims (9)

  1. 少なくとも1本の指針を有し、該指針を回転駆動するムーブメントと、
    前記指針が指し示す文字、記号、図形および目盛りのうち少なくとも1つが付された光透過性を有する文字板と、
    前記ムーブメント上に重ねて設置され、光を受光することにより電力を生成し、該電力を前記ムーブメントに供給する太陽電池と、
    前記文字板、前記太陽電池および前記ムーブメントを位置決め固定するリング状の枠体とを有し、
    前記枠体は、前記枠体の前記ムーブメントに対向する側の面には、前記太陽電池を位置決め固定する太陽電池固定部と、前記太陽電池固定部と異なる位置、前記ムーブメントを位置決め固定するムーブメント固定部と、前記枠体の前記ムーブメントに対向する側とは反対側の面には、前記文字板を位置決め固定する文字板固定部とを有することを特徴とする時計。
  2. 前記太陽電池固定部は、前記枠体の内周部に該枠体の中心に向かって突出形成され、前記枠体の中心を介して対向配置された、前記太陽電池の裏面に係合する少なくとも一対の小片を有する請求項1に記載の時計。
  3. 前記太陽電池固定部は、前記各小片と異なる位置に当該時計の裏面側に向かって突出形成され、前記太陽電池の縁部に係合する少なくとも1本の係合ピンを有する請求項2に記載の時計。
  4. 前記係合ピンは、前記枠体の中心を介して一対対向配置され、前記太陽電池を前記枠体に対して位置決めをする機能を有する請求項3に記載の時計。
  5. 前記枠体は、その前記太陽電池側の部分に、深さが段階的に変化した段差部を有し、
    前記段差部で囲まれた部分に前記太陽電池および前記ムーブメントが配される請求項1ないし4のいずれかに記載の時計。
  6. 前記太陽電池固定部は、前記段差部から前記枠体の中心に向かって突出し、該枠体の周方向に沿って複数配置された突部を有する請求項5に記載の時計。
  7. 前記ムーブメント固定部は、当該時計の裏面側に向かって突出形成され、前記枠体の中心を介して対向配置された、前記ムーブメントの縁部に係合する少なくとも一対の係合片を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の時計。
  8. 前記文字板と前記太陽電池とは離間して配置される請求項1ないし7のいずれかに記載の時計。
  9. 前記ムーブメントをその裏面側から覆う裏蓋をさらに備え、
    前記枠体は、その前記太陽電池側の部分に、前記裏蓋と当接する当接部を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の時計。
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