JP2017181081A - 文字板ユニット、ムーブメントユニットおよび時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】時計の組み立てを簡略化し、かつ、文字板を強固に固定できる文字板ユニット、ムーブメントユニットおよび時計を提供する。【解決手段】文字板ユニット10は、積層された複数の板材によって構成された文字板20と、文字板20の裏面側に配置され、文字板20を支持する文字板受け部材30と、を備え、文字板20における最表層の板材60には、裏面から突出する突出ピン61が設けられ、文字板20における最表層以外の板材50には、貫通孔51、52が形成され、突出ピン61は、貫通孔51、52を挿通し、文字板受け部材30に固定されている。【選択図】図3
Description
本発明は、文字板ユニット、ムーブメントユニットおよび時計に関する。
従来、積層された複数の板材によって構成された積層文字板を備える時計が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の時計では、3層の板材によって文字板が構成され、表面層の板材が、裏面から突出した連結脚を備え、当該連結脚が、中間層の板材を貫通し、裏面層の板材に結合している。また、裏面層の板材は、裏面から突出した固定脚を備え、当該固定脚は、ムーブメントに固定されている。
特許文献1の時計では、3層の板材によって文字板が構成され、表面層の板材が、裏面から突出した連結脚を備え、当該連結脚が、中間層の板材を貫通し、裏面層の板材に結合している。また、裏面層の板材は、裏面から突出した固定脚を備え、当該固定脚は、ムーブメントに固定されている。
しかしながら、特許文献1の時計では、時計を組み立てる際、3層の板材を互いに連結する工程と、3層の板材から構成される文字板をムーブメントに固定する工程とが必要であるため、時計の組み立てにかかる工程数が多いという問題がある。
本発明の目的は、時計の組み立てを簡略化し、かつ、文字板を強固に固定できる文字板ユニット、ムーブメントユニットおよび時計を提供することにある。
本発明の文字板ユニットは、積層された複数の板材によって構成された文字板と、前記文字板の裏面側に配置され、前記文字板を支持する文字板受け部材と、を備え、前記文字板における最表層の板材には、裏面から突出する突出ピンが設けられ、前記文字板における最表層以外の板材には、貫通孔が形成され、前記突出ピンは、前記貫通孔を挿通し、前記文字板受け部材に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、最表層の板材に設けられた突出ピンが文字板受け部材に固定されるため、最表層の板材は、文字板受け部材に固定される。また、最表層以外の板材は、最表層の板材と文字板受け部材とで挟持され、かつ、貫通孔に挿通された突出ピンによって、平面方向の移動が規制されることで、文字板受け部材に固定される。これにより、文字板を文字板受け部材に強固に固定できる。
また、突出ピンを文字板受け部材に固定させる工程のみで、複数の板材を固定できるため、例えば、複数の板材を互いに連結する工程と、連結された複数の板材をムーブメントなどに固定する工程とを行うことで、複数の板材を固定する場合と比べて、時計の組み立てを簡略化できる。
また、突出ピンは、文字板と文字板受け部材との間に配置されるカレンダー車や太陽電池などの部品と干渉しないように外周縁近傍に位置していることが好ましい。このため、文字板のサイズが変われば、突出ピンの位置も変わる。したがって、例えば、突出ピンが、ムーブメントが備える地板に固定されている場合は、文字板のサイズが異なる場合、ムーブメントの構成を変更する必要がある。これに対して、本発明によれば、突出ピンは、文字板受け部材に固定されているため、文字板のサイズが異なる場合であっても、文字板受け部材のサイズや文字板受け部材における突出ピンが固定される位置を変更すればよく、ムーブメントの構成は変更しなくてよい。
また、突出ピンを文字板受け部材に固定させる工程のみで、複数の板材を固定できるため、例えば、複数の板材を互いに連結する工程と、連結された複数の板材をムーブメントなどに固定する工程とを行うことで、複数の板材を固定する場合と比べて、時計の組み立てを簡略化できる。
また、突出ピンは、文字板と文字板受け部材との間に配置されるカレンダー車や太陽電池などの部品と干渉しないように外周縁近傍に位置していることが好ましい。このため、文字板のサイズが変われば、突出ピンの位置も変わる。したがって、例えば、突出ピンが、ムーブメントが備える地板に固定されている場合は、文字板のサイズが異なる場合、ムーブメントの構成を変更する必要がある。これに対して、本発明によれば、突出ピンは、文字板受け部材に固定されているため、文字板のサイズが異なる場合であっても、文字板受け部材のサイズや文字板受け部材における突出ピンが固定される位置を変更すればよく、ムーブメントの構成は変更しなくてよい。
本発明の文字板ユニットにおいて、前記最表層の板材と、前記最表層以外の板材の少なくとも1つとは、互いに異なる材料で形成されていることが好ましい。
本発明によれば、例えば、最表層の板材は、外観を向上させるため、金属で形成し、最表層以外の板材は、加工が金属よりも容易なプラスチックで形成することができる。このように、本発明によれば、外観や加工のし易さや機能などに応じて、各板材の材料を自由に選択できるため、すべての板材が同じ材料で形成されている場合と比べて、設計の自由度を向上できる。
本発明によれば、例えば、最表層の板材は、外観を向上させるため、金属で形成し、最表層以外の板材は、加工が金属よりも容易なプラスチックで形成することができる。このように、本発明によれば、外観や加工のし易さや機能などに応じて、各板材の材料を自由に選択できるため、すべての板材が同じ材料で形成されている場合と比べて、設計の自由度を向上できる。
本発明の文字板ユニットにおいて、前記文字板および前記文字板受け部材の間に配置された太陽電池を備え、前記太陽電池の外周縁は、前記太陽電池を厚み方向から見た平面視において、前記突出ピンの内側に位置していることが好ましい。
本発明によれば、太陽電池に突出ピンを挿通させる貫通孔を形成することなく、突出ピンを文字板受け部材に固定させることができるため、別途、太陽電池に孔開け加工を行う必要がない。
本発明によれば、太陽電池に突出ピンを挿通させる貫通孔を形成することなく、突出ピンを文字板受け部材に固定させることができるため、別途、太陽電池に孔開け加工を行う必要がない。
本発明のムーブメントユニットは、上記文字板ユニットと、前記文字板受け部材に取り付けられるムーブメントと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、文字板のサイズが異なる場合であっても、文字板受け部材のサイズや文字板受け部材における突出ピンが固定される位置を変更すればよく、ムーブメントの構成は変更しなくてよい。
本発明によれば、文字板のサイズが異なる場合であっても、文字板受け部材のサイズや文字板受け部材における突出ピンが固定される位置を変更すればよく、ムーブメントの構成は変更しなくてよい。
本発明の時計は、上記ムーブメントユニットを備えることを特徴とする。
本発明によれば、文字板のサイズが異なる場合であっても、文字板受け部材のサイズや文字板受け部材における突出ピンが固定される位置を変更すればよく、ムーブメントの構成は変更しなくてよいため、文字板のサイズが異なる時計を容易に製造できる。
本発明によれば、文字板のサイズが異なる場合であっても、文字板受け部材のサイズや文字板受け部材における突出ピンが固定される位置を変更すればよく、ムーブメントの構成は変更しなくてよいため、文字板のサイズが異なる時計を容易に製造できる。
本発明の時計において、前記文字板ユニットの前記最表層の板材の表面側に設けられたダイヤルリングを備えることが好ましい。
本発明によれば、最表層の板材の時計表面側への移動が、ダイヤルリングによって規制できるため、突出ピンが文字板受け部材から外れることを抑制でき、文字板を文字板受け部材に強固に固定できる。
本発明によれば、最表層の板材の時計表面側への移動が、ダイヤルリングによって規制できるため、突出ピンが文字板受け部材から外れることを抑制でき、文字板を文字板受け部材に強固に固定できる。
以下、本発明の実施形態に係る時計(腕時計)1を図面に基づいて説明する。
図1は、時計1の正面図である。図2は、時計1の断面図であり、左半分は、時計1の6時位置から平面中心までの断面であり、右半分は、平面中心から3時位置までの断面である。
図1、図2に示すように、時計1は、後述するムーブメント11等を収容する外装ケース2を備える。外装ケース2は、円筒状のケース本体3と、裏蓋4とを備える。
図1は、時計1の正面図である。図2は、時計1の断面図であり、左半分は、時計1の6時位置から平面中心までの断面であり、右半分は、平面中心から3時位置までの断面である。
図1、図2に示すように、時計1は、後述するムーブメント11等を収容する外装ケース2を備える。外装ケース2は、円筒状のケース本体3と、裏蓋4とを備える。
ケース本体3には、ボタン5,6およびリューズ7が設けられている。
また、ケース本体3の表面側には、ケース本体3の表面側の開口を塞ぐ円板状のカバーガラス8が設けられている。
また、ケース本体3の裏面側には、ケース本体3の裏面側の開口を塞ぐ円板状の裏蓋4が設けられている。裏蓋4は、ケース本体3にねじ込まれて取り付けられている。
ケース本体3および裏蓋4には、BS(真鍮)、SUS(ステンレス鋼)、チタン合金などの金属材料が利用される。
また、ケース本体3の表面側には、ケース本体3の表面側の開口を塞ぐ円板状のカバーガラス8が設けられている。
また、ケース本体3の裏面側には、ケース本体3の裏面側の開口を塞ぐ円板状の裏蓋4が設けられている。裏蓋4は、ケース本体3にねじ込まれて取り付けられている。
ケース本体3および裏蓋4には、BS(真鍮)、SUS(ステンレス鋼)、チタン合金などの金属材料が利用される。
[時計の内部構造]
次に、時計1の外装ケース2に内蔵される内部構造について説明する。
図2に示すように、外装ケース2内には、ムーブメント11と、太陽電池40と、文字板20と、文字板受けリング30とが収納されている。
ムーブメント11は、文字板受けリング30の内周に取り付けられている。また、太陽電池40および文字板20は文字板受けリング30の表面に当接され、ムーブメント11の時計表面側(カバーガラス8側)に配置されている。
次に、時計1の外装ケース2に内蔵される内部構造について説明する。
図2に示すように、外装ケース2内には、ムーブメント11と、太陽電池40と、文字板20と、文字板受けリング30とが収納されている。
ムーブメント11は、文字板受けリング30の内周に取り付けられている。また、太陽電池40および文字板20は文字板受けリング30の表面に当接され、ムーブメント11の時計表面側(カバーガラス8側)に配置されている。
[ムーブメント]
ムーブメント11には、従来から時計に用いられているものが利用できる。本実施形態では、ムーブメント11に、太陽電池40の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるステップモーターと、ステップモーターによって駆動される輪列とを備えたムーブメントが利用される。
ムーブメント11は、ステップモーターおよび輪列を介して、図1に示す時針21、分針22、秒針23、クロノグラフ秒針24、クロノグラフ分針25、日車26を駆動する。なお、時針21、分針22、秒針23は、文字板20の平面中心に指針軸が位置し、クロノグラフ秒針24は、文字板20の平面中心に対して6時方向にずれた位置に指針軸が位置し、クロノグラフ分針25は、文字板20の平面中心に対して9時方向にずれた位置に指針軸が位置している。
また、ムーブメント11には巻真14が取り付けられ、巻真14の端部にはリューズ7が取り付けられている。
ムーブメント11には、従来から時計に用いられているものが利用できる。本実施形態では、ムーブメント11に、太陽電池40の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるステップモーターと、ステップモーターによって駆動される輪列とを備えたムーブメントが利用される。
ムーブメント11は、ステップモーターおよび輪列を介して、図1に示す時針21、分針22、秒針23、クロノグラフ秒針24、クロノグラフ分針25、日車26を駆動する。なお、時針21、分針22、秒針23は、文字板20の平面中心に指針軸が位置し、クロノグラフ秒針24は、文字板20の平面中心に対して6時方向にずれた位置に指針軸が位置し、クロノグラフ分針25は、文字板20の平面中心に対して9時方向にずれた位置に指針軸が位置している。
また、ムーブメント11には巻真14が取り付けられ、巻真14の端部にはリューズ7が取り付けられている。
[文字板受けリング]
図3は、文字板20と文字板受けリング30と太陽電池40とから構成される文字板ユニット10を、カバーガラス8側から見た分解斜視図である。図4は、文字板ユニット10を、裏蓋4側から見た分解斜視図である。図5は、太陽電池40が取り付けられた文字板受けリング30を示す斜視図である。
文字板20を支持する文字板受け部材としての文字板受けリング30は、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂で形成され、図3、図4に示すように、円環状に形成されている。
図5に示すように、文字板受けリング30の表面には、太陽電池40を位置決めする4つの突起部31,32,33,34が形成されている。
また、文字板受けリング30には、表面から突出した4つの突出部35,36,37,38が形成されている。
突出部35〜38は、時計1を厚み方向から見た平面視において、文字板受けリング30の中心に対して、略等しい角度間隔で配置されている。
図3は、文字板20と文字板受けリング30と太陽電池40とから構成される文字板ユニット10を、カバーガラス8側から見た分解斜視図である。図4は、文字板ユニット10を、裏蓋4側から見た分解斜視図である。図5は、太陽電池40が取り付けられた文字板受けリング30を示す斜視図である。
文字板20を支持する文字板受け部材としての文字板受けリング30は、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂で形成され、図3、図4に示すように、円環状に形成されている。
図5に示すように、文字板受けリング30の表面には、太陽電池40を位置決めする4つの突起部31,32,33,34が形成されている。
また、文字板受けリング30には、表面から突出した4つの突出部35,36,37,38が形成されている。
突出部35〜38は、時計1を厚み方向から見た平面視において、文字板受けリング30の中心に対して、略等しい角度間隔で配置されている。
突出部35および突出部36は、文字板受けリング30の平面中心に対して、略点対称となる位置に形成されている。
突出部35には、後述する第2板材60が備える突出ピン61が圧入される固定孔351が形成されている。また、突出部35の表面には、固定孔351の外側に、後述する第1板材50を位置決めする突起部352が形成されている。また、突出部35には、内側に延出し、太陽電池40を位置決めする延出部353が形成されている。
突出部36には、突出部35と同様に、第2板材60が備える突出ピン62が圧入される固定孔361が形成され、突出部36の表面には、固定孔361の外側に、第1板材50を位置決めする突起部362が形成されている。
突出部35には、後述する第2板材60が備える突出ピン61が圧入される固定孔351が形成されている。また、突出部35の表面には、固定孔351の外側に、後述する第1板材50を位置決めする突起部352が形成されている。また、突出部35には、内側に延出し、太陽電池40を位置決めする延出部353が形成されている。
突出部36には、突出部35と同様に、第2板材60が備える突出ピン62が圧入される固定孔361が形成され、突出部36の表面には、固定孔361の外側に、第1板材50を位置決めする突起部362が形成されている。
突出部37および突出部38は、文字板受けリング30の平面中心に対して、略点対称となる位置に形成されている。
突出部37には、表面側の端部から内側に延出し、太陽電池40の表面側に位置する爪部371が形成されている。爪部371は、太陽電池40のカバーガラス8側への移動を規制する。また、突出部37の外周側の表面には、第1板材50を位置決めする突起部372が形成されている。
突出部38には、突出部37と同様に、表面側の端部から内側に延出し、太陽電池40の表面側に位置する爪部381が形成されている。また、突出部38の外周側の表面には、第1板材50を位置決めする突起部382が形成されている。
なお、文字板受けリング30の内周側には、図4に示すように、ムーブメント11が備える地板と係合する係合爪391,392が形成されている。この係合爪391,392によって、ムーブメント11は文字板受けリング30に取り付けられる。ここで、文字板ユニット10と、文字板ユニット10に取り付けられたムーブメント11とは、本発明のムーブメントユニットを構成する。
突出部37には、表面側の端部から内側に延出し、太陽電池40の表面側に位置する爪部371が形成されている。爪部371は、太陽電池40のカバーガラス8側への移動を規制する。また、突出部37の外周側の表面には、第1板材50を位置決めする突起部372が形成されている。
突出部38には、突出部37と同様に、表面側の端部から内側に延出し、太陽電池40の表面側に位置する爪部381が形成されている。また、突出部38の外周側の表面には、第1板材50を位置決めする突起部382が形成されている。
なお、文字板受けリング30の内周側には、図4に示すように、ムーブメント11が備える地板と係合する係合爪391,392が形成されている。この係合爪391,392によって、ムーブメント11は文字板受けリング30に取り付けられる。ここで、文字板ユニット10と、文字板ユニット10に取り付けられたムーブメント11とは、本発明のムーブメントユニットを構成する。
[太陽電池]
太陽電池40は、図5に示すように、円板状に形成され、外側に延出した4つの延出部41,42,43,44を備えている。延出部41〜44は、前記平面視において、文字板受けリング30の内周側の端部と重なっている。延出部41〜44の裏面は、文字板受けリング30の表面に当接している。ここで、太陽電池40の外周縁は、前記平面視において、突出部35〜38の内側に位置している。また、太陽電池40の表面は、突出部35〜38の表面よりも、文字板20から離れる方向に位置している。
また、太陽電池40の外周には、前記平面視において外周側に開口し、文字板受けリング30に形成された突起部31〜34、延出部353と係合する凹部45,46,47,48,49が形成されている。
また、太陽電池40には、時針21、分針22、秒針23の指針軸が挿通する孔401と、クロノグラフ秒針24の指針軸が挿通する孔402と、クロノグラフ分針25の指針軸が挿通する孔403と、日車26に表記された数字を視認させる孔404とが形成されている。
また、文字板受けリング30の爪部371,381は、太陽電池40の表面側に位置している。これにより、太陽電池40の文字板20側への移動が規制されている。
なお、太陽電池40には、カバーガラス8から入射した光が、後述する第2板材60の開口部602,603、および、透光性を有する第1板材50を介して照射される。
太陽電池40は、図5に示すように、円板状に形成され、外側に延出した4つの延出部41,42,43,44を備えている。延出部41〜44は、前記平面視において、文字板受けリング30の内周側の端部と重なっている。延出部41〜44の裏面は、文字板受けリング30の表面に当接している。ここで、太陽電池40の外周縁は、前記平面視において、突出部35〜38の内側に位置している。また、太陽電池40の表面は、突出部35〜38の表面よりも、文字板20から離れる方向に位置している。
また、太陽電池40の外周には、前記平面視において外周側に開口し、文字板受けリング30に形成された突起部31〜34、延出部353と係合する凹部45,46,47,48,49が形成されている。
また、太陽電池40には、時針21、分針22、秒針23の指針軸が挿通する孔401と、クロノグラフ秒針24の指針軸が挿通する孔402と、クロノグラフ分針25の指針軸が挿通する孔403と、日車26に表記された数字を視認させる孔404とが形成されている。
また、文字板受けリング30の爪部371,381は、太陽電池40の表面側に位置している。これにより、太陽電池40の文字板20側への移動が規制されている。
なお、太陽電池40には、カバーガラス8から入射した光が、後述する第2板材60の開口部602,603、および、透光性を有する第1板材50を介して照射される。
[文字板]
図3、図4に示すように、文字板20は、積層された第1板材50および第2板材60によって構成されている。第1板材50は、第2板材60の裏面側に配置されている。文字板20が積層された板材50,60によって構成されることで、文字板20に立体感を出すことができ、デザイン性を向上できる。
図3、図4に示すように、文字板20は、積層された第1板材50および第2板材60によって構成されている。第1板材50は、第2板材60の裏面側に配置されている。文字板20が積層された板材50,60によって構成されることで、文字板20に立体感を出すことができ、デザイン性を向上できる。
[第1板材]
第1板材50は、透光性を有するプラスチックを材料とし、円板状に形成されている。第1板材50は、文字板受けリング30と略同じサイズで形成され、裏面が文字板受けリング30の突出部35〜38の表面に当接している。これにより、ムーブメント11に対する文字板20の高さ位置が規定される。また、文字板20とムーブメント11の地板との間に所定の空間が形成され、この空間に太陽電池40や日車26などが配置される。
第1板材50の外周側には、第2板材60に設けられた突出ピン61,62が挿通する2つの貫通孔51,52が形成されている。
また、第1板材50の外周側には、文字板受けリング30の突起部352,362,372,382と係合する4つの係合溝53,54,55,56が形成されている。
また、第1板材50には、時針21、分針22、秒針23の指針軸が挿通する孔501と、クロノグラフ秒針24の指針軸が挿通する孔502と、クロノグラフ分針25の指針軸が挿通する孔503と、日車26に表記された数字を視認させる孔504とが形成されている。
第1板材50は、透光性を有するプラスチックを材料とし、円板状に形成されている。第1板材50は、文字板受けリング30と略同じサイズで形成され、裏面が文字板受けリング30の突出部35〜38の表面に当接している。これにより、ムーブメント11に対する文字板20の高さ位置が規定される。また、文字板20とムーブメント11の地板との間に所定の空間が形成され、この空間に太陽電池40や日車26などが配置される。
第1板材50の外周側には、第2板材60に設けられた突出ピン61,62が挿通する2つの貫通孔51,52が形成されている。
また、第1板材50の外周側には、文字板受けリング30の突起部352,362,372,382と係合する4つの係合溝53,54,55,56が形成されている。
また、第1板材50には、時針21、分針22、秒針23の指針軸が挿通する孔501と、クロノグラフ秒針24の指針軸が挿通する孔502と、クロノグラフ分針25の指針軸が挿通する孔503と、日車26に表記された数字を視認させる孔504とが形成されている。
[第2板材]
文字板20の最表層である第2板材60は、真鍮などの金属を材料とし、円板状に形成されている。第2板材60は、第1板材50と同じサイズか、第1板材50よりも若干大きいサイズで形成され、裏面が第1板材50の表面に当接している。
第2板材60の外周側には、裏面から突出した円柱状の2つの突出ピン61,62が設けられている。突出ピン61,62は、溶接やろう付けなどによって、円板状の本体部に接合されている。
突出ピン61,62は、第2板材60の平面中心に対して、略点対称となる位置に形成されている。
また、突出ピン61,62は、前記平面視において、第2板材60の表面側に形成された加飾部材であるインデックス27(図1参照)とは重ならない位置に形成されていることが好ましい。すなわち、インデックス27が取り付けられる第2板材60の表面には、図示しない凹部が形成されているため、第2板材60における前記平面視でインデックス27と重なっている部分は、他の部分と比べて薄く形成されており、強度が低い。このため、突出ピン61,62は、前記平面視においてインデックス27とは重ならない位置に形成されていることが好ましい。
突出ピン61は、第1板材50の貫通孔51を挿通し、文字板受けリング30の固定孔351に圧入され、固定されている。突出ピン62は、第1板材50の貫通孔52を挿通し、文字板受けリング30の固定孔361に圧入され、固定されている。
文字板20の最表層である第2板材60は、真鍮などの金属を材料とし、円板状に形成されている。第2板材60は、第1板材50と同じサイズか、第1板材50よりも若干大きいサイズで形成され、裏面が第1板材50の表面に当接している。
第2板材60の外周側には、裏面から突出した円柱状の2つの突出ピン61,62が設けられている。突出ピン61,62は、溶接やろう付けなどによって、円板状の本体部に接合されている。
突出ピン61,62は、第2板材60の平面中心に対して、略点対称となる位置に形成されている。
また、突出ピン61,62は、前記平面視において、第2板材60の表面側に形成された加飾部材であるインデックス27(図1参照)とは重ならない位置に形成されていることが好ましい。すなわち、インデックス27が取り付けられる第2板材60の表面には、図示しない凹部が形成されているため、第2板材60における前記平面視でインデックス27と重なっている部分は、他の部分と比べて薄く形成されており、強度が低い。このため、突出ピン61,62は、前記平面視においてインデックス27とは重ならない位置に形成されていることが好ましい。
突出ピン61は、第1板材50の貫通孔51を挿通し、文字板受けリング30の固定孔351に圧入され、固定されている。突出ピン62は、第1板材50の貫通孔52を挿通し、文字板受けリング30の固定孔361に圧入され、固定されている。
また、第2板材60には、クロノグラフ秒針24が配置される平面形状が円形の開口部602と、クロノグラフ分針25が配置される平面形状が円形の開口部603とが形成されている。すなわち、クロノグラフ秒針24およびクロノグラフ分針25は、第2板材60の表面側に配置される時針21、分針22、秒針23に対して、第1板材50に近い方向に位置している。
また、第2板材60には、時針21、分針22、秒針23の指針軸が挿通する孔601と、日車26に表記された数字を視認させる孔604とが形成されている。
また、第2板材60の表面は、ケース本体3の内周側に突出した突出部3A(図2参照)の裏面に当接している。これにより、第2板材60のカバーガラス8側への移動は規制されている。これにより、突出ピン61,62が文字板受けリング30から外れることを抑制でき、文字板20を文字板受けリング30に強固に固定できる。
また、第2板材60には、時針21、分針22、秒針23の指針軸が挿通する孔601と、日車26に表記された数字を視認させる孔604とが形成されている。
また、第2板材60の表面は、ケース本体3の内周側に突出した突出部3A(図2参照)の裏面に当接している。これにより、第2板材60のカバーガラス8側への移動は規制されている。これにより、突出ピン61,62が文字板受けリング30から外れることを抑制でき、文字板20を文字板受けリング30に強固に固定できる。
図6は、第2板材60の突出ピン61と、文字板受けリング30の固定孔351との固定部分を示す断面図である。なお、図示は省略するが、突出ピン62と固定孔361との固定部分も同様の断面構造である。
時計1では、突出ピン61,62が、第1板材50の貫通孔51,52を挿通し、文字板受けリング30の固定孔351,361に圧入され、固定されることで、第2板材60は、文字板受けリング30に固定される。
また、第1板材50は、第2板材60と文字板受けリング30とで挟持され、かつ、貫通孔51,52に挿通された突出ピン61,62によって、平面方向の移動が規制されることで、文字板受けリング30に固定される。なお、第1板材50の熱膨張を許容できるように、貫通孔51,52の内径は、突出ピン61,62の直径よりも大きい。
時計1では、突出ピン61,62が、第1板材50の貫通孔51,52を挿通し、文字板受けリング30の固定孔351,361に圧入され、固定されることで、第2板材60は、文字板受けリング30に固定される。
また、第1板材50は、第2板材60と文字板受けリング30とで挟持され、かつ、貫通孔51,52に挿通された突出ピン61,62によって、平面方向の移動が規制されることで、文字板受けリング30に固定される。なお、第1板材50の熱膨張を許容できるように、貫通孔51,52の内径は、突出ピン61,62の直径よりも大きい。
[突出ピンおよび固定孔の固定構造]
固定孔351は、突出ピン61が圧入される前は、図7に示すように、前記平面視において、文字板受けリング30の平面中心に向かうR方向に長い長孔で構成されている。
この長穴の幅寸法DSは、突出ピン61の直径よりも小さい。この寸法の差分が締め代となり、突出ピン61が固定孔351に圧入されることで、突出ピン61が文字板受けリング30に固定される。
また、この長穴の長さ寸法DL(R方向の寸法)は、突出ピン61の直径よりも大きい。このため、突出ピン61の位置が、R方向またはR方向とは反対方向に多少ずれていても、固定孔351に突出ピン61を圧入できる。
なお、図示は省略するが、突出ピン62および固定孔361の固定構造も同様である。
固定孔351は、突出ピン61が圧入される前は、図7に示すように、前記平面視において、文字板受けリング30の平面中心に向かうR方向に長い長孔で構成されている。
この長穴の幅寸法DSは、突出ピン61の直径よりも小さい。この寸法の差分が締め代となり、突出ピン61が固定孔351に圧入されることで、突出ピン61が文字板受けリング30に固定される。
また、この長穴の長さ寸法DL(R方向の寸法)は、突出ピン61の直径よりも大きい。このため、突出ピン61の位置が、R方向またはR方向とは反対方向に多少ずれていても、固定孔351に突出ピン61を圧入できる。
なお、図示は省略するが、突出ピン62および固定孔361の固定構造も同様である。
[実施形態の作用効果]
時計1によれば、上記固定構造により、文字板20を構成する第1板材50および第2板材60を文字板受けリング30に強固に固定できる。
また、突出ピン61,62を文字板受けリング30に固定させる工程のみで、各板材50,60を固定できるため、例えば、板材50,60を互いに連結する工程と、連結された2枚の板材をムーブメント11などに固定する工程とを行うことで、各板材50,60を固定する場合と比べて、時計1の組み立てを簡略化できる。
時計1によれば、上記固定構造により、文字板20を構成する第1板材50および第2板材60を文字板受けリング30に強固に固定できる。
また、突出ピン61,62を文字板受けリング30に固定させる工程のみで、各板材50,60を固定できるため、例えば、板材50,60を互いに連結する工程と、連結された2枚の板材をムーブメント11などに固定する工程とを行うことで、各板材50,60を固定する場合と比べて、時計1の組み立てを簡略化できる。
突出ピン61,62は、日車26や太陽電池40などの部品と干渉しないように外周縁近傍に位置している。このため、文字板20のサイズが変われば、突出ピン61,62の位置も変わる。したがって、例えば、突出ピン61,62が、ムーブメント11が備える地板に固定されている場合は、文字板20のサイズが異なる場合、ムーブメント11の構成を変更する必要がある。これに対して、時計1によれば、突出ピン61,62は、文字板受けリング30に固定されているため、文字板20のサイズが異なる場合であっても、文字板受けリング30のサイズや固定孔351,361の位置を変更すればよく、ムーブメント11の構成は変更しなくてよい。これにより、文字板20のサイズが異なる時計1を容易に製造できる。
太陽電池40の外周縁は、前記平面視において、突出ピン61,62の内側に位置しているため、太陽電池40に突出ピン61,62を挿通させる貫通孔を形成することなく、突出ピン61,62を文字板受けリング30に固定させることができる。このため、別途、太陽電池40に孔開け加工を行う必要がない。
第1板材50および第2板材60を、接着剤や粘着剤を用いて互いに接合させなくても文字板受けリング30に固定できる。このため、第1板材50と第2板材60とで熱膨張係数が異なっていても、熱が与えられた際に互いを引っ張り合うことがないため、文字板20の反りを抑制できる。
突出ピン61,62は、文字板受けリング30に固定されるため、ムーブメント11が備える地板に固定される場合と比べて、突出ピン61,62の長さを短くでき、突出ピン61,62を折れにくくすることができる。
文字板受けリング30において、固定孔351,361は、第1板材50の裏面が当接している突出部35,36に形成されている。これによれば、突出ピン61,62を固定孔351,361に圧入する際、突出部35,36が度決めとして機能するため、突出ピン61,62の圧入を適切に行うことができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
前記実施形態では、文字板20は、2枚の板材50,60で構成されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、3枚以上の板材で構成されていてもよい。この場合、最表層の板材の裏面に、文字板受けリング30の固定孔351,361に圧入される突出ピンが設けられる。さらに、最表層以外の板材、すなわち、最表層の板材よりも文字板受けリング30側の板材に、それぞれ、突出ピンが挿通する貫通孔が形成される。
ここで、文字板が3枚の板材で構成されている例を、図8に示す。
この例では、第2板材60Aの表面側に、第3板材70が設けられている。
第3板材70は、金属を材料とし、円環状に形成されている。第3板材70は、第1板材50および第2板材60Aよりも若干大きいサイズで形成されている。また、第3板材70の裏面には、文字板受けリング30の固定孔351,361に圧入される突出ピン71,72が設けられる。
第2板材60Aは、プラスチックなどで形成され、外周側には、突出ピン71,72が挿通される貫通孔63,64が形成されている。その他の構成は、実施形態の第2板材60と同様である。
この例においても、突出ピン71,72が、第2板材60Aの貫通孔63,64、および、第1板材50の貫通孔51,52を貫通し、固定孔351,361に圧入されることで、各板材70,60A,50は、文字板受けリング30に固定される。
この例では、第2板材60Aの表面側に、第3板材70が設けられている。
第3板材70は、金属を材料とし、円環状に形成されている。第3板材70は、第1板材50および第2板材60Aよりも若干大きいサイズで形成されている。また、第3板材70の裏面には、文字板受けリング30の固定孔351,361に圧入される突出ピン71,72が設けられる。
第2板材60Aは、プラスチックなどで形成され、外周側には、突出ピン71,72が挿通される貫通孔63,64が形成されている。その他の構成は、実施形態の第2板材60と同様である。
この例においても、突出ピン71,72が、第2板材60Aの貫通孔63,64、および、第1板材50の貫通孔51,52を貫通し、固定孔351,361に圧入されることで、各板材70,60A,50は、文字板受けリング30に固定される。
前記実施形態および前記他の実施形態では、最表層の板材は金属で形成され、最表層以外の板材はプラスチックで形成されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、各板材を、他の材料で形成してもよい。
例えば、最表層の板材を、プラスチックで形成してもよい。ただし、金属で形成した方が、突出ピン61,62を折れにくくできるため好ましい。また、例えば、時計が太陽電池を備えていない場合は、最表層以外の板材を、金属などの透光性を有していない材料で形成してもよい。また、当該最表層以外の板材に、カーボンシートを用いてもよい。
ただし、最表層の板材と、最表層以外の板材の少なくとも1つとは、互いに異なる材料で形成されていることが好ましい。これによれば、前記実施形態のように、最表層の板材は、外観を向上させるため、金属で形成し、最表層以外の板材は、加工が金属よりも容易なプラスチックで形成することができる。このように、外観や加工のし易さや機能などに応じて、各板材の材料を自由に選択できるため、すべての板材が同じ材料で形成されている場合と比べて、設計の自由度を向上できる。
例えば、最表層の板材を、プラスチックで形成してもよい。ただし、金属で形成した方が、突出ピン61,62を折れにくくできるため好ましい。また、例えば、時計が太陽電池を備えていない場合は、最表層以外の板材を、金属などの透光性を有していない材料で形成してもよい。また、当該最表層以外の板材に、カーボンシートを用いてもよい。
ただし、最表層の板材と、最表層以外の板材の少なくとも1つとは、互いに異なる材料で形成されていることが好ましい。これによれば、前記実施形態のように、最表層の板材は、外観を向上させるため、金属で形成し、最表層以外の板材は、加工が金属よりも容易なプラスチックで形成することができる。このように、外観や加工のし易さや機能などに応じて、各板材の材料を自由に選択できるため、すべての板材が同じ材料で形成されている場合と比べて、設計の自由度を向上できる。
前記実施形態の時計1は、ダイヤルリングを備えていないが、例えば、図9に示すように、時計は、文字板20の表面側に、文字板20の外周縁に沿って配置された円環状のダイヤルリング13を備えていてもよい。
この場合、ダイヤルリング13の表面は、ケース本体3の内周側に突出した突出部3Aの裏面に当接する。そして、第2板材60の表面は、ダイヤルリング13の裏面に当接する。これにより、第2板材60のカバーガラス8側への移動は規制される。これにより、突出ピン61,62が文字板受けリング30から外れることを抑制でき、文字板20を文字板受けリング30に強固に固定できる。
また、ダイヤルリング13には、裏面から突出した突出部131が形成され、突出部131により、第2板材60の、ケース本体3に近づく方向への移動が規制されている。
この場合、ダイヤルリング13の表面は、ケース本体3の内周側に突出した突出部3Aの裏面に当接する。そして、第2板材60の表面は、ダイヤルリング13の裏面に当接する。これにより、第2板材60のカバーガラス8側への移動は規制される。これにより、突出ピン61,62が文字板受けリング30から外れることを抑制でき、文字板20を文字板受けリング30に強固に固定できる。
また、ダイヤルリング13には、裏面から突出した突出部131が形成され、突出部131により、第2板材60の、ケース本体3に近づく方向への移動が規制されている。
前記実施形態では、第2板材60には、2本の突出ピン61,62が設けられているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、1本、または、3本以上の突出ピンが設けられていてもよい。ただし、第2板材60を文字板受けリング30に確実に固定するには、突出ピンの数は2本以上であることが好ましい。
前記実施形態では、突出ピン61,62は、圧入によって文字板受けリング30に固定されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、接着剤などによって文字板受けリング30に固定されていてもよい。
前記実施形態では、時計1は、発電部として太陽電池40を備えているが、本発明はこれに限定されない。例えば、発電部として、回転錘の回転によって発電する発電機を備えていてもよい。
また、前記実施形態では、ムーブメント11は、発電部が発電した電力を充電する二次電池を備えているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、ボタン型の一次電池を備えていてもよい。この場合は、発電部は備える必要がない。
また、ムーブメント11は、電力を使わない、ゼンマイの駆動力で輪列を回転し、調速機構で調速する機械式時計用のムーブメントでもよい。
また、前記実施形態では、ムーブメント11は、発電部が発電した電力を充電する二次電池を備えているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、ボタン型の一次電池を備えていてもよい。この場合は、発電部は備える必要がない。
また、ムーブメント11は、電力を使わない、ゼンマイの駆動力で輪列を回転し、調速機構で調速する機械式時計用のムーブメントでもよい。
1…時計、10…文字板ユニット、11…ムーブメント、13…ダイヤルリング、20…文字板、30…文字板受けリング(文字板受け部材)、35〜38…突出部、40…太陽電池、50…第1板材、51,52,63,64…貫通孔、53〜56…係合溝、60,60A…第2板材、61,62,71,72…突出ピン、70…第3板材、351,361…固定孔、352,362,372,382…突起部、401〜404,501〜504,601,604…孔、602,603…開口部。
Claims (6)
- 積層された複数の板材によって構成された文字板と、
前記文字板の裏面側に配置され、前記文字板を支持する文字板受け部材と、を備え、
前記文字板における最表層の板材には、裏面から突出する突出ピンが設けられ、
前記文字板における最表層以外の板材には、貫通孔が形成され、
前記突出ピンは、前記貫通孔を挿通し、前記文字板受け部材に固定されている
ことを特徴とする文字板ユニット。 - 請求項1に記載の文字板ユニットにおいて、
前記最表層の板材と、前記最表層以外の板材の少なくとも1つとは、互いに異なる材料で形成されている
ことを特徴とする文字板ユニット。 - 請求項1または請求項2に記載の文字板ユニットにおいて、
前記文字板および前記文字板受け部材の間に配置された太陽電池を備え、
前記太陽電池の外周縁は、前記太陽電池を厚み方向から見た平面視において、前記突出ピンの内側に位置している
ことを特徴とする文字板ユニット。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の文字板ユニットと、
前記文字板受け部材に取り付けられるムーブメントと、を備える
ことを特徴とするムーブメントユニット。 - 請求項4に記載のムーブメントユニットを備える
ことを特徴とする時計。 - 請求項5に記載の時計において、
前記文字板ユニットの前記最表層の板材の表面側に設けられたダイヤルリングを備える
ことを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016063741A JP2017181081A (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 文字板ユニット、ムーブメントユニットおよび時計 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018128443A (ja) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | セイコーインスツル株式会社 | 時計 |
US10824115B2 (en) | 2017-02-06 | 2020-11-03 | Seiko Instruments Inc. | Timepiece |
JP2021021716A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | カシオ計算機株式会社 | 文字板、モジュール、および時計 |
-
2016
- 2016-03-28 JP JP2016063741A patent/JP2017181081A/ja active Pending
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US10824115B2 (en) | 2017-02-06 | 2020-11-03 | Seiko Instruments Inc. | Timepiece |
JP2021021716A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | カシオ計算機株式会社 | 文字板、モジュール、および時計 |
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