JP5003373B2 - 時計 - Google Patents

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    • G04B37/11Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits of the back cover of pocket or wrist watches

Description

本発明は、時計に関する。詳しくは胴、ガラス縁、裏蓋等の外装部品、および時計体の固定構造に関する。
従来の時計、特に防水性能が高い時計では、図10に示すように、ガラス縁94が胴92の上端縁に環状の樹脂製パッキンPKを介装した状態で圧入されていることが一般的である。ガラス縁に用いられる樹脂製パッキンは、ゴム製パッキンに比べて硬く、防水部材として使用されるだけでなく、胴にガラス縁を固定する固定部材としても使用されている。また、防水時計に用いられる裏蓋の固定構造としては、図10に示すように、外周縁にねじが刻設されスクリューとされた裏蓋95が胴92の下端縁にねじ込まれる構造が知られている。なお、裏蓋がねじで胴に固定される場合もある(特許文献1)。
一方、時計体(ムーブメント)91は、時計体91の外周部における二箇所程度を胴92の内周部に形成された固定部や円筒状の枠体(スペーサ)96にねじで固定することによって胴92に固定されていた。
特開2000−205222号公報
ガラス縁に樹脂製パッキンが用いられる構造では、ガラス縁を時計の厚み方向に厚くすることでガラス縁と胴との間の樹脂製パッキンの所定の抜き力が確保されるため、所定の固定強度を確保する必要上、ガラス縁および胴が時計厚み方向に厚くなる。
また、裏蓋がスクリュー構造の場合、裏蓋および胴にねじを刻設する以上、裏蓋や胴に所定の肉厚、所定の厚み(時計厚み方向の寸法)が必要となるため、裏蓋や胴が厚く、大型とならざるを得ない。
ここで、従来におけるガラス縁、時計体、および裏蓋の固定構造では、ガラス縁の全周、時計体の全周、裏蓋の全周が固定に必要となるため、これらの固定構造を納まりよく配置できず、固定強度上必要となる厚みや径以上に、胴に無駄な肉が生じるという問題があった。すなわち、樹脂製パッキンによる固定、裏蓋のスクリュー止め、時計体のねじ止めのそれぞれに時計の外周部のスペースが必要であり、ガラス縁を固定する樹脂製パッキンの位置を避けて時計体の固定部を配置し、時計体の固定部を避けて裏蓋の固定部を配置することなどによって、胴が大径化してしまう。
このように、ガラス縁、裏蓋、時計体のそれぞれが違う固定手段を採ることにより、ガラス縁、裏蓋、胴のそれぞれが厚くなり、時計の大型化や重量増加を招いていた。なお、ガラス縁、裏蓋、時計体の固定手段が別々に設計されることが問題であり、裏蓋がねじで固定される構造(特許文献1)においてもやはり、ある程度時計が大型化するのは仕方なかった。
そこで、本発明の目的は、胴、ガラス縁、裏蓋、および時計体に係る固定構造に関し、スペースの効率化を図り、胴やガラス縁、裏蓋の細肉化を実現することにある。
本発明の時計は、時計体と、前記時計体を収容する略筒状の胴と、風防ガラスの周縁部を保持し、前記胴に固定されるガラス縁と、前記胴における前記ガラス縁が設けられる側とは反対側に固定される裏蓋と、を備え、前記胴は、前記時計体をねじによって固定する複数の時計体固定部と、前記ガラス縁をねじによって固定する複数の縁固定部と、前記裏蓋をねじによって固定する複数の裏蓋固定部とを有し、前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部のそれぞれに設けられる前記ねじは、前記胴の軸線方向に略沿っており、前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部はそれぞれ、前記胴の周方向の異なる位置で且つ、前記時計体における前記胴に対向する外周部の形状に略相似形の固定基準位置に配置されていることを特徴とする。
この発明では、ガラス縁、裏蓋、および時計体(ムーブメント)のそれぞれの胴への固定手段がすべてねじ止め構造とされている。ねじ止め構造は、パッキンの圧入やスクリュー裏蓋とは違って局所的に設けられる固定手段であり、固定のためにガラス縁の全周や裏蓋の全周、時計体の全周を必要としないので、各縁固定部、各裏蓋固定部、および各時計体固定部のそれぞれの胴の周方向における位置を互いにずらしてこれらの固定部を時計体外周部にほぼ沿った固定基準位置に配置することが可能となる。これにより、各固定部をいずれも時計体の外周部に近接した位置に配置可能となって、スペース効率が向上するので、これらの固定部を含んで構成される胴や、胴に固定されるガラス縁、裏蓋のそれぞれを細肉にできる。これにより、時計体の大きさに対して胴やガラス縁、裏蓋が無駄に大径化しない。
なお、時計体固定部、縁固定部、および裏蓋固定部のそれぞれに共通のねじを使用することが可能である。すなわち、時計体、ガラス縁、および裏蓋のそれぞれの固定手段をすべて同じねじ止めの構成とすることによって製造が容易となり、また修理用部品の管理も容易となる。
また、ねじ止めにより、ねじを固定する部分以外の肉は不要となるため、ガラス縁、時計体、および裏蓋の全周を使う固定構造に比べてガラス縁や胴、裏蓋を軽量化できる。ここで、ねじで固定する部分以外の胴の肉を削ることなどで胴に使用する材料を節減できるので、特に金無垢材料などを使用する高級品においてコストダウンの効果が大きい。
さらに、従来のガラス縁の固定構造の場合、ガラス縁を取り外す際に治具によってキズをつけやすかったが、各時計体固定部、各裏蓋固定部、および各縁固定部のそれぞれが互いに胴の周方向の異なる位置に配置されることによって縁固定部に固定されたねじを裏蓋側から外せるため、キズをつけずにガラス縁を取り外すことが可能となる。
なお、時計体固定部、縁固定部、および裏蓋固定部は、例えば、胴の内壁から突出する凸部として形成される。
本発明において、前記ガラス縁と前記胴との間、および前記裏蓋と前記胴との間のそれぞれには、前記胴の周方向に沿った環状の弾性部材が介装されていることが好ましい。
この発明では、ガラス縁と胴との接合部に関し、ガラス縁と胴との固定をねじに、ガラス縁と胴との防水をゴムパッキンなどの弾性部材に、それぞれ分担させている。また、裏蓋と胴との接合部に関し、裏蓋と胴との固定をねじに、裏蓋と胴との防水をゴムパッキンなどの弾性部材に、それぞれ分担させている。これにより、従来の防水時計において厚肉に形成されていたガラス縁や裏蓋を薄肉にできる。
すなわち、この発明によれば、ガラス縁、裏蓋、時計体の固定手段がすべてねじ止めとされ、併せて、防水手段および固定手段がねじと弾性部材とに按分されることにより、防水性を有する時計におけるスペース効率を大幅に向上させることができる。
本発明において、前記胴および前記時計体は、平面視略円形状であり、前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部はそれぞれ、前記時計体の平面中心から同一半径内の位置に配置されていることが好ましい。
この発明によれば、各縁固定部、各裏蓋固定部、および各時計体固定部のそれぞれが時計体の外周部に沿った略円形の固定基準位置に配置されるので、胴、ガラス縁、および裏蓋のそれぞれを細肉にできる。
本発明において、前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部のうち前記胴の周方向で隣合う少なくとも2つは、互いに連設されていることが好ましい。
この発明によれば、各時計体固定部、各縁固定部、および各裏蓋固定部のそれぞれを別々に形成する場合よりも、胴の内周部の加工を簡単にできる。
なお、加工上、各時計体固定部、各裏蓋固定部、および各縁固定部のうち時計の厚み方向において同じ位置あるいは近接した位置に設けられているもの同士を連設することが好ましい。
本発明では、前記時計体が前記胴に収容されている状態において、前記胴には、または前記胴の内側には、前記縁固定部に設けられる前記ねじの軸線方向に沿った部分を含む空隙が形成されていることが好ましい。
この発明によれば、前記空隙を介して縁固定部にねじを挿入したり、縁固定部に固定されたねじを外したりすることが可能である。これにより、時計体が胴に組みつけられた状態のままでガラス縁を胴から取り外すことができるので、時計の組立後に文字板を交換したりすることが容易となる。
本発明において、前記胴は、前記時計体固定部、前記縁固定部、および前記裏蓋固定部を含む胴本体と、前記胴本体の前記時計体に対向する側に設けられる耐磁部材とを有し、前記耐磁部材は、前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部が配置されている部分を除く前記時計体と前記胴本体との間の空間をほぼ埋めるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、胴本体の周方向に点在する各時計体固定部、各縁固定部、および各裏蓋固定部が設けられる部分を除いて、耐磁部材が時計体と胴本体との間の空間を埋めるように設けられるため、従来の耐磁板と比べて耐磁部材の体積を大きくできる。これによって耐磁性能を向上させることができる。従来の耐磁板は単純な筒形とされていたが、本発明のように胴本体の内側に耐磁部材および時計体が殆ど隙間無く配置された緻密な作りにより、高級感が感じられるようになる。本発明における耐磁部材は、時計体における輪列の受けや地板に倣った形状に形成することができ、この耐磁部材の複雑な形状は時計の趣味性の向上に貢献する。
本発明において、前記胴と前記ガラス縁との間に介装される前記弾性部材の径と、前記胴と前記裏蓋との間に介装される前記弾性部材の径とは、同一であることが好ましい。
従来構成では、ガラス縁に用いる弾性部材の径と裏蓋に用いる弾性部材の径とを同じにするのは難しかったが、前述のように、ガラス縁、胴、裏蓋、時計体の固定構造に関してスペース効率が向上し、縁固定部と裏蓋固定部とが同一半径内に設けられるため、ガラス縁と裏蓋とに同じ径の弾性部材を使用可能となる。本発明ではガラス縁の固定と防水とをねじと弾性部材とに按分しているため、ガラス縁に用いる弾性部材に樹脂製ではなくゴム製の弾性部材を使用できる。つまり、ガラス縁に用いる弾性部材と裏蓋に用いる弾性部材とに同種のゴム製の弾性部材を使用できるので、消耗品である弾性部材(パッキン)の部品管理などが容易となる。
本発明において、前記裏蓋は、環状の裏蓋リングと、この裏蓋リングの内周部に設けられる裏側ガラスとを含んで構成され、前記裏蓋リングは、前記裏蓋固定部を隠す位置に設けられていることが好ましい。
前述のように時計体、ガラス縁、および裏蓋の固定構造に関するスペース効率が高く、裏蓋固定部を隠す裏蓋リングの幅を細くできるため、裏蓋においてガラスが設けられる領域を拡大できる。これにより、裏蓋の大部分において、裏側ガラスを通して輪列やレバー等の精密部品が視認可能となるので、時計の外観意匠性を向上させることができる。
本発明において、前記ガラス縁および前記裏蓋の少なくとも一方は、前記胴の軸線方向に沿って突出し、前記胴の一部と当該胴の周方向に係合する係合部を有することが好ましい。
この発明によれば、係合部によってねじの固定力が補強されるので、落下衝撃などの際にガラス縁と胴との間や裏蓋と胴との間に生じるせん断力によってねじが破断することを防止できる。すなわち、ガラス縁と胴、裏蓋と胴とをより確実に固定でき、耐衝撃性を高くできる。これにより、ねじのサイズを小さくすることが可能となる。
なお、耐衝撃性をより高めるために、複数の係合部がガラス縁や裏蓋の周方向に分散して設けられることが好ましい。
本発明において、前記胴には、前記各時計体固定部および前記各縁固定部の少なくともいずれかに設けられる前記ねじの軸線方向に沿った部分を含む空隙が形成され、前記係合部は、前記胴における前記空隙の周縁部に係合することが好ましい。
この発明によれば、縁固定部や時計体固定部にねじを挿通するための空隙が係合部との係合部分を兼ねているため、係合部との係合部分を胴に別途形成することを不要にできる。これにより、胴の内周部の加工が複雑となることなく、耐衝撃性を高くできる。
本発明の時計は、時計体と、略筒状の胴部および蓋部を有して前記時計体を収容するケースと、風防ガラスの周縁部を保持し、前記胴部に固定されるガラス縁と、を備え、前記胴部は、前記時計体をねじによって固定する複数の時計体固定部と、前記ガラス縁をねじによって固定する複数の縁固定部とを有し、前記各時計体固定部および前記各縁固定部のそれぞれに設けられる前記ねじは、前記胴部の軸線方向に略沿っており、前記各時計体固定部および前記各縁固定部はそれぞれ、前記ケースの周方向の異なる位置で且つ、前記時計体における前記胴部に対向する外周部の形状に略相似形の固定基準位置に配置されていることを特徴とする。
本発明におけるケースは、胴と裏蓋とが一体のワンピースタイプとされている。本発明によれば、前述した発明と同様に、各時計体固定部および各縁固定部のそれぞれが時計体外周部に沿った固定位置基準線上に配置され、スペース効率が向上するので、前述と同様の効果を奏する。
以上の本発明によれば、胴、ガラス縁、裏蓋、および時計体に係る固定構造に関し、スペースの効率化が図られ、これによって胴やガラス縁、裏蓋の細肉化を実現できる。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
〔1.全体構成〕
図1および図2は、本実施形態に係る時計の縦断面図であり、図3は、本実施形態の時計の分解斜視図である。なお、図1における垂線の左側は12時方向の断面を示し、右側は3時方向の断面を示す。
本実施形態の時計は、図示しないゼンマイなどの駆動源や駆動輪列、調速機構、ステップモータなどを有する時計体(ムーブメント)1と、時計体1を収容する略筒状の胴2と、風防ガラス3と、風防ガラス3の周縁部を保持する環状のガラス縁4と、胴2の風防ガラス3が設けられる側とは反対側に設けられる裏蓋5とを備えている。裏蓋5は、環状の裏蓋リング51と、裏蓋リング51の内周部に設けられる裏側ガラス52とを有している。
なお、本実施形態の時計は、ゼンマイの駆動力により指針を駆動するとともに、ゼンマイの駆動力により発電した電力を電子回路に供給して調速を行う電子制御式機械時計とされているが、時計体の駆動方式は限定されない。本実施形態の時計は電子時計や機械時計であってもよい。
なお、図1および図2に示すように、時計体1には文字板6、指針7、巻真8が設けられている。また、2Aは、時計バンドが取り付けられるカンである。
時計体1は5つのねじF1(図2、図3)によって胴2に固定され、ガラス縁4は6つのねじF4(図2、図3)によって胴2に固定され、裏蓋5は5つのねじF5(図1、図3)によって胴2に固定されている。これらのねじF1、F4、およびF5はそれぞれ、胴2の軸線方向に沿って設けられている。ねじF5の軸周りにはOリング514が設けられている。
〔2.胴の構成〕
図4は、胴2の平面概略図である。胴2は、略筒状の胴本体21と、胴本体21の時計体1に対向する側に設けられる耐磁部材22とを有している。耐磁部材22により、外部磁界による歯車等の磁化やステップモータ等の誤動作が防止される。
〔2−1.胴本体の構成〕
図5は、胴本体21を風防ガラス側から見た平面図である。胴本体21は、三次元の切削・研磨加工により形成され、時計体1を固定する5つの時計体固定部211と、ガラス縁4を固定する6つの縁固定部214と、裏蓋5を固定する5つの裏蓋固定部215とを有している。胴本体21の材料は特に限定されないが、本実施形態の胴本体21には金無垢材料が使用されている。
各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215はそれぞれ、胴本体21の内周壁210における周方向の異なる位置に突設されている。
ここで、時計体1には、各種の輪列やレバー、輪列受け、地板、押さえ板、ステップモータ等が設けられており、時計体1の外周部の形状は時計の平面方向においても厚み方向においても多数の凹凸がある複雑な形状をしている。但し、時計体1の各種の構成部品はまとまり良く配置されており、時計体1の殆どの構成部品が収まる位置1A(図5の一点鎖線)を時計体1の概略の外周部1Aとみなせる。
胴本体21における各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215はそれぞれ、時計体1の概略の外周部1Aの形状に略相似形となる円形状の固定基準位置Xに配置されている。本実施形態の時計体1および胴本体21は平面視円形状のため、各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215は、時計体1の平面中心Oから同一半径R内に配置されている。
なお、各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215は、巻真パイプ9に重ならない位置に設けられている。
各縁固定部214は、胴本体21におけるガラス縁4に近接する位置に設けられている。これらの縁固定部214は、断面C字状の孔214Aを有しており、この孔214AにはねじF4(図2、図3)が挿入される。
各時計体固定部211および各裏蓋固定部215は胴本体21における裏蓋5に近接する位置に設けられている。これらの時計体固定部211および裏蓋固定部215は、胴本体21の軸線方向における同じ位置(同じ高さ位置)に設けられており、胴本体21の周方向で隣合う時計体固定部211と裏蓋固定部215とは互いに連設されている。
時計体固定部211は、断面C字状の孔211Aを有しており、この孔211AにはねじF1(図2、図3)が挿入される。また、裏蓋固定部215は、ねじ孔215Aを有しており、このねじ孔215AにはねじF5(図1、図3)がねじ込まれる。
〔2−2.耐磁部材の構成〕
耐磁部材22は、図4に簡略に図示したが、実際は、時計体1における各種の輪列やレバー、輪列受け、地板、押さえ板等の形状に倣って、時計の平面方向にも縦断面方向にも複雑な形状をしている。この耐磁部材22も、胴本体21と同様に三次元の切削・研磨加工により形成されている。
耐磁部材22は、各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215が胴本体21の周方向に点在している部分を除く胴本体21の内周壁210と時計体1との間の空間をほぼ埋めるように形成されている。但し、耐磁部材22には、時計体1と胴本体21との間への組み込みを可能とするための空隙が形成されている。
耐磁部材22における各時計体固定部211にそれぞれ対向する部分には、空隙SP1が形成されており、耐磁部材22における各縁固定部214にそれぞれ対向する部分には、空隙SP4が形成されている。これらの空隙SP1,SP4はそれぞれ、胴本体21の軸線方向に沿った部分を含んでいる。空隙SP1,SP4は、耐磁部材22を時計の厚み方向に貫通している。
また、耐磁部材22の外周部におけるガラス縁4に対向する部分には、図示を省略するが6つの縁固定部214の間に分散して3つの凹部が形成されている。
〔3.時計体の固定構造〕
時計体1における時計体固定部211の孔211A(図5)に対向する部分には、ねじ孔11(図2)が形成されている。時計体固定部211の孔211Aに挿入されたねじF1(図2、図3)がこの時計体1のねじ孔11に螺合されることにより、時計体1および耐磁部材22が胴本体21に固定される。このねじF1は、耐磁部材22(図4)の空隙SP1を介して孔211Aおよびねじ孔11に挿入される。
〔4.ガラス縁の固定構造〕
図6は、ガラス縁4を裏側から見た斜視図である。図7は、胴本体21およびガラス縁4を裏蓋側から見た平面図である。図6における4Aは、風防ガラス3(図3)の周縁部が挿入される溝である。
図6に示すように、ガラス縁4の裏面部4Bには、環状の弾性部材としてのゴム製パッキンPK1(図1、図2)が配置される溝41が形成され、この溝41よりもガラス縁4の内周側には、6つのねじ孔42と、3つの係合部としての突起43とが形成されている。
各ねじ孔42はそれぞれ、図7のように縁固定部214に対応している。裏蓋側から各縁固定部214の孔214AにそれぞれねじF4(図1、図3)を挿入してねじ孔42に螺合することによってガラス縁4が胴本体21に固定される。このねじF4は、耐磁部材22(図4)の空隙SP4を介して縁固定部214の孔214Aおよびガラス縁4のねじ孔42に設けられる。
各突起43はそれぞれ、耐磁部材22に形成された凹部(図示せず)に嵌合している。なお、本実施形態に限らず、時計体固定部211に挿入されるねじF1の軸線方向に沿った空隙SP1(図4)のガラス縁4側の周縁部にガラス縁4の突起43が嵌合されていてもよい。
〔5.裏蓋の固定構造〕
図8は、胴本体21および裏蓋リング51を風防ガラス側から見た斜視図である。図8における51Aは、裏側ガラス52(図3)の周縁部が挿入される溝である。
裏蓋リング51は、裏蓋固定部215および時計体固定部211を隠す位置に設けられている。
この裏蓋リング51の上面部51Bには、環状の弾性部材としてのゴム製パッキンPK2(図1、図2)が配置される溝511が形成され、溝511よりも裏蓋リング51の内周側には、5つの孔512と、3つの突起513とが形成されている。
なお、前述したガラス縁4に設けられるパッキンPK1(図1、図2)とパッキンPK2(図1、図2)とは、同じ径のものが使用されている。
各孔512はそれぞれ、図8のように裏蓋固定部215に対応している。裏蓋リング51の上面部51Bとは反対側から各孔512にそれぞれねじF5(図1、図3)を挿入し、ねじ孔215Aに螺合することによって、裏蓋リング51が胴本体21に固定される。ねじF5と孔512との間にはOリング514が介装され、これによって孔512が防水されている。
各突起513はそれぞれ、耐磁部材22(図4)における空隙SP1の裏蓋リング51側の周縁部に嵌合している。なお、本実施形態に限らず、縁固定部214に挿入されるねじF4の軸線方向に沿った空隙SP4の裏蓋リング51側の周縁部に裏蓋リング51の突起513が嵌合されていてもよい。
〔6.時計の組立〕
以上のような構成の時計の組立について図1〜図3等を参照して説明する。
まず、胴本体21の内側に、胴本体21の上端部(風防ガラス3が設けられる側)から時計体1を胴本体21との間に耐磁部材22を介在させた状態で収容する。この状態において、裏蓋5側から耐磁部材22の空隙SP1を介してねじF1(図2)を挿入し、5つのねじF1で時計体固定部211と時計体1とを固定する。これにより、胴本体21、耐磁部材22、および時計体1が一体に組みつけられる。
次に、ガラス縁4を胴本体21の上端部にパッキンPK1を介装した状態で載せ、ガラス縁4の突起43(図2、図6)を耐磁部材22の凹部(図示せず)に嵌めてガラス縁4を胴本体21に対して位置決めする。なお、ガラス縁4と風防ガラス3とはパッキンを介装して予め組み付けておく。胴本体21にガラス縁4が位置決めされた状態において、裏蓋5側から耐磁部材22の空隙SP4を介してねじF4(図2)を挿入し、6つのねじF4で縁固定部214とガラス縁4とを固定する。
次いで、裏蓋リング51を胴本体21の下端部にパッキンPK2を介装した状態で配置し、裏蓋リング51の突起513(図8)を耐磁部材22の空隙SP1の周縁部に嵌めて裏蓋リング51を胴本体21に対して位置決めする。なお、裏蓋リング51と裏側ガラス52とはパッキンを介装して予め組み付けておく。このように胴本体21に裏蓋リング51が位置決めされた状態において、裏蓋リング51の孔512にねじF5(図1)を挿入し、6つのねじF4で裏蓋固定部215と裏蓋リング51とを固定する。以上で、時計体1、胴2、風防ガラス3、ガラス縁4、および裏蓋5が一体に組み立てられる。なお、ガラス縁4と胴本体21との間はパッキンPK1によって防水され、裏蓋リング51と胴本体21との間はパッキンPK2によって防水される。
〔7.本実施形態による効果〕
本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)ガラス縁4、裏蓋5、および時計体1のそれぞれの胴2への固定手段がすべてねじ止め構造とされ、固定のためにガラス縁4の全周や裏蓋5の全周、時計体1の全周が必要とならないので、各縁固定部214、各裏蓋固定部215、および各時計体固定部211のそれぞれを時計体1の外周部1Aにほぼ沿った固定基準位置Xに配置することが可能となる。これにより、各固定部211,214,215をいずれも時計体1の同一半径R内に配置可能となってスペース効率が向上するので、これらの固定部211,214,215を含んで構成される胴本体21や、胴本体21に固定されるガラス縁4、裏蓋リング51のそれぞれを細肉にできる。
(2)また、ねじ止めにより、ねじを固定する部分以外の肉は不要となるため、ガラス縁4、時計体1、および裏蓋5の全周を使う固定構造に比べてガラス縁4や胴2、裏蓋5を軽量化でき、携帯に適する程良い重みの時計を提供できる。
また、本実施形態の胴本体21は金無垢材料のため、胴本体21の細肉化により、材料コストを低減できる。
(3)各時計体固定部211、各裏蓋固定部215、および各縁固定部214のそれぞれが互いに胴本体21の周方向の異なる位置に配置され、耐磁部材22には空隙SP4が形成されているため、縁固定部214に固定されたねじF4を空隙SP4を介して裏蓋5側から外すことが可能となる。つまり、従来行っていたガラス縁のこじ開けを行わないため、胴本体21からキズをつけずにガラス縁4を取り外すことが可能となる。
(4)ガラス縁4と胴本体21との接合部に関し、ガラス縁4と胴本体21との固定をねじF4に、ガラス縁4と胴本体21との防水をパッキンPK1にそれぞれ分担させている。また、裏蓋リング51と胴本体21との接合部に関し、裏蓋リング51と胴本体21との固定をねじF5に、裏蓋リング51と胴本体21との防水をパッキンPK2にそれぞれ分担させている。このように、防水手段および固定手段がねじと弾性部材とに按分されることにより、防水性を有する時計におけるスペース効率が大幅に向上し、従来の防水時計において厚肉に形成されていたガラス縁や裏蓋を薄肉にできる。
(5)各時計体固定部211および各裏蓋固定部215のうち胴本体21の周方向で隣合う少なくとも2つが連設されていることにより、それぞれを別々に形成する場合よりも、胴本体21の内周部の加工を簡単にできる。
(6)胴本体21と時計体1との間に設けられる耐磁部材22に空隙SP4が形成されているため、この空隙SP4を介して縁固定部214にねじF4を挿入したり、縁固定部214に固定されたねじF4を外したりすることが可能である。本実施形態では、時計体1、耐磁部材22、および胴本体21が一体に組みつけられた状態のままガラス縁4を胴本体21から取り外すことができるので、時計の組立後に文字板6を交換したりすることが容易となる。
(7)胴本体21の周方向に点在する各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215が設けられる部分を除く時計体1と胴本体21との間の空間を埋めるように耐磁部材22が設けられるため、従来の筒状の耐磁板と比べて耐磁部材22の体積を大きくできる。これによって耐磁性能を向上させることができるうえ、胴本体21の内側に耐磁部材22および時計体1が殆ど隙間無く配置された緻密な作りにより、高級感が感じられるようになる。耐磁部材22の複雑な形状は時計の趣味性の向上に貢献する。
(8)胴本体21とガラス縁4との間のパッキンPK1と、胴本体21と裏蓋リング51との間のパッキンPK2とに同一の径のものが使用されているため、消耗品であるパッキンPK1,PK2の部品管理などが容易となる。
(9)前述のように時計体1、ガラス縁4、および裏蓋5の固定構造に関するスペース効率が高く、裏蓋リング51の幅を細くできるため、裏蓋5において裏側ガラス52が設けられる領域を拡大できる。これにより、裏蓋5の大部分において、裏側ガラス52を通して時計体1の輪列やレバー等の精密部品が視認可能となるので、時計の外観意匠性を向上させることができる。
(10)ガラス縁4にそれぞれ設けられた突起43が耐磁部材22の凹部と胴本体21の周方向に係合し、裏蓋リング51の突起513が耐磁部材22の空隙SP1の周縁部と胴本体21の周方向に係合することにより、ねじF4,F5による固定力が補強される。このため、落下衝撃などの際にガラス縁4と胴本体21との間や裏蓋リング51と胴本体21との間に生じるせん断力によってねじF4,F5が破断することを防止できる。これにより、ねじF4,F5のサイズを小さくすることが可能となる。
なお、突起43および突起513は、胴本体21の周方向に分散してそれぞれ3つずつ設けられているため、どの方向からの衝撃にも対応できる。
なお、時計体固定部211にねじF1を挿通するための空隙SP1の周縁部が突起513との係合部分を兼ねているため、胴本体21の内周部の加工が複雑となることなく、耐衝撃性を高くできる。
ここで、本実施形態(図5参照)との比較例として、図9に従来構成を示す。この図9の構成では、胴92の上端部に図示しないガラス縁が樹脂製パッキン97によって固定される。また、図示しない時計体は2つのねじ98によって胴92に固定され、図示しない裏蓋は4つのねじ99によって胴92に固定されている。なお、胴92と時計体との間には、円筒状の耐磁板が設けられる。なお、図9の胴92に収容される時計体の径と、本実施形態(図5)における時計体1の径とは同一である。
この図9のような従来例では、ガラス縁と胴92との固定構造、時計体と胴92との固定構造、および裏蓋と胴92との固定構造がそれぞれ別々に設計されているため、ガラス縁、胴92、および裏蓋が本実施形態の構成(図5)と比べて厚肉かつ大径となる。また、ガラス縁に設けられるパッキン97の径と裏蓋に設けられるパッキン101の径とは相違している。これは、時計が厚くならないように、ガラス縁の固定部(パッキン97)と、時計体の固定部(ねじ98)と、裏蓋の固定部(ねじ99)とがそれぞれ平面的にずらした位置に配置されているためである。
すなわち、本実施形態では、図5のように時計体固定部211、縁固定部214、および裏蓋固定部215が同一半径R内に配置されているため、従来構成に比較して大幅に細肉化でき、時計の大きさが時計体1の径に対して無駄に大径化しない。また、従来構成では難しかったが、ガラス縁4に用いるパッキンPK1と裏蓋5に用いるパッキンPK2との径とを同一にすることができる。
〔本発明の変形例〕
なお、本発明は前記実施形態には限定されず、各種の変形が可能である。時計体および胴の形状は、前記実施形態のように平面視円形状のものに限らず、四角形、多角形、トノー型、楕円形などの各種の形状であってよい。時計体がどのような形状であっても、時計体を収容する胴の形状は時計体の外周部の形状に対して略相似形に決められることが多い。このため、時計体の外周部の形状に対して略相似形の固定基準位置に時計体固定部、縁固定部、および裏蓋固定部が配置されることにより、前記実施形態と略同様の効果が得られる。
なお、前記実施形態では、各時計体固定部211、各縁固定部214、および各裏蓋固定部215はそれぞれ、固定基準位置X(図5)よりも胴本体21の内周側に突出するように形成されており、これらの固定部それぞれの略全体が固定基準位置Xの内側に収まるように、すなわち同一半径R内に配置されていたが、これには限定されない。各時計体固定部、各縁固定部、および各裏蓋固定部がそれぞれ固定基準位置上に配置されていれば、固定基準位置の内周側や外周側に各固定部が突出していても、各固定部の形成領域が時計体の半径方向において重なり合う分、スペース効率向上に寄与できる、つまり、前記実施形態と略同様の効果が得られる。
また、前記実施形態では、時計体1が胴2に風防ガラス3側から収容されていたが、これに限らず、時計体が胴に裏蓋側から収容される構成であってもよい。この構成では、胴の上端部側に時計体固定部および縁固定部が設けられ、胴の下端部側に裏蓋固定部が設けられているとよい。
さらに、各縁固定部、各時計体固定部、および各裏蓋固定部がいずれも、胴における同一高さの位置に設けられていてもよい。前記実施形態における縁固定部214が時計体固定部211および裏蓋固定部215と同一高さに設けられる場合、ねじF4(図2)よりも長いねじを使用してガラス縁4と縁固定部214とを固定すればよい。
そして、前記実施形態では、裏蓋リング51におけるパッキンPK2よりも内周側の部分にねじF5(図1)が設けられていたが、裏蓋固定部に挿入されるねじはパッキンPK2の外周側に設けられていてもよい。このようにすれば、裏蓋固定部に挿入されるねじの軸周りにOリングを設けなくてもよい。
なお、本発明において、耐磁部材は必須構成ではない。前記実施形態において耐磁部材22が設けられていない場合は、胴本体21の内側(胴本体の内周壁と時計体との間)に形成される空隙を介してねじが挿入される。
前記実施形態の時計は胴および裏蓋を別体で備えていたが、胴と裏蓋とが一体化されたケースを備える時計においても、時計体、ガラス縁、およびケースの固定に関し、各時計体固定部および各縁固定部がそれぞれケースの周方向の異なる位置で且つ、時計体の外周部の形状に略相似形の固定基準位置に配置されることにより、前記実施形態と同様の効果を奏する。
以上、本発明を実施するための最良の構成について具体的に説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形および改良を加えることができるものである。
上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る時計の縦断面図。 前記時計の縦断面図。 前記時計が備える時計体、胴、ガラス縁、裏蓋などの分解斜視図。 胴本体および耐磁部材を風防ガラス側から見た平面図。 胴本体を風防ガラス側から見た平面図。 ガラス縁の裏側を示す斜視図。 ガラス縁および胴本体を裏蓋側から示す平面図。 胴および裏蓋を示す斜視図。 前記実施形態との比較例として従来の構成を示す図。 従来例として時計の縦断面を示す図。
符号の説明
1A・・・概略の外周部、1・・・時計体、2・・・胴、3・・・風防ガラス、4・・・ガラス縁、5・・・裏蓋、21・・・胴本体、22・・・耐磁部材、43・・・突起(係合部)、51・・・裏蓋リング、52・・・裏側ガラス、211・・・時計体固定部、214・・・縁固定部、215・・・裏蓋固定部、513・・・突起(係合部)、F1・・・ねじ、F4・・・ねじ、F5・・・ねじ、PK1・・・パッキン(弾性部材)、PK2・・・パッキン(弾性部材)、O・・・平面中心、R・・・半径、SP1・・・空隙、SP4・・・空隙、X・・・固定基準位置。

Claims (11)

  1. 時計体と、
    前記時計体を収容する略筒状の胴と、
    風防ガラスの周縁部を保持し、前記胴に固定されるガラス縁と、
    前記胴における前記ガラス縁が設けられる側とは反対側に固定される裏蓋と、を備え、
    前記胴は、前記時計体をねじによって固定する複数の時計体固定部と、前記ガラス縁をねじによって固定する複数の縁固定部と、前記裏蓋をねじによって固定する複数の裏蓋固定部とを有し、
    前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部のそれぞれに設けられる前記ねじは、前記胴の軸線方向に略沿っており、
    前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部はそれぞれ、前記胴の周方向の異なる位置で且つ、前記時計体における前記胴に対向する外周部の形状に略相似形の固定基準位置に配置されている
    ことを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計において、
    前記ガラス縁と前記胴との間、および前記裏蓋と前記胴との間のそれぞれには、前記胴の周方向に沿った環状の弾性部材が介装されている
    ことを特徴とする時計。
  3. 請求項1または2に記載の時計において、
    前記胴および前記時計体は、平面視略円形状であり、
    前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部はそれぞれ、前記時計体の平面中心から同一半径内の位置に配置されている
    ことを特徴とする時計。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の時計において、
    前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部のうち前記胴の周方向で隣合う少なくとも2つは、互いに連設されている
    ことを特徴とする時計。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の時計において、
    前記時計体が前記胴に収容されている状態において、前記胴には、または前記胴の内側には、前記縁固定部に設けられる前記ねじの軸線方向に沿った部分を含む空隙が形成されている
    ことを特徴とする時計。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の時計において、
    前記胴は、前記時計体固定部、前記縁固定部、および前記裏蓋固定部を含む胴本体と、前記胴本体の前記時計体に対向する側に設けられる耐磁部材とを有し、
    前記耐磁部材は、前記各時計体固定部、前記各縁固定部、および前記各裏蓋固定部が配置されている部分を除く前記時計体と前記胴本体との間の空間をほぼ埋めるように形成されている
    ことを特徴とする時計。
  7. 請求項2から6のいずれかに記載の時計において、
    前記胴と前記ガラス縁との間に介装される前記弾性部材の径と、前記胴と前記裏蓋との間に介装される前記弾性部材の径とは、同一である
    ことを特徴とする時計。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の時計において、
    前記裏蓋は、環状の裏蓋リングと、この裏蓋リングの内周部に設けられる裏側ガラスとを含んで構成され、
    前記裏蓋リングは、前記裏蓋固定部を隠す位置に設けられている
    ことを特徴とする時計。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の時計において、
    前記ガラス縁および前記裏蓋の少なくとも一方は、前記胴の軸線方向に沿って突出し、前記胴の一部と当該胴の周方向に係合する係合部を有する
    ことを特徴とする時計。
  10. 請求項9に記載の時計において、
    前記胴には、前記各時計体固定部および前記各縁固定部の少なくともいずれかに設けられる前記ねじの軸線方向に沿った部分を含む空隙が形成され、
    前記係合部は、前記胴における前記空隙の周縁部に係合する
    ことを特徴とする時計。
  11. 時計体と、
    略筒状の胴部および蓋部を有して前記時計体を収容するケースと、
    風防ガラスの周縁部を保持し、前記胴部に固定されるガラス縁と、を備え、
    前記胴部は、前記時計体をねじによって固定する複数の時計体固定部と、前記ガラス縁をねじによって固定する複数の縁固定部とを有し、
    前記各時計体固定部および前記各縁固定部のそれぞれに設けられる前記ねじは、前記胴部の軸線方向に略沿っており、
    前記各時計体固定部および前記各縁固定部はそれぞれ、前記ケースの周方向の異なる位置で且つ、前記時計体における前記胴部に対向する外周部の形状に略相似形の固定基準位置に配置されている
    ことを特徴とする時計。
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